4/29㈮
ついにこの日を迎えた。
徳島1000kmGFの日。
朝は普通に5:30?くらいに起床。
朝ごはんを軽く食べてホテルを7:00に出発。
大会期間中はレンタカーをコインパーキングに停めておく予定。
事前に調べると和光コインパーキングというところが良さげなので(大会終わって帰ってくるまでで3700円)そこへ車を停める。
……その前に、セブンイレブンに寄って補給食の大量購入。
10:00スタートだが、走り出して昼過ぎまでは暴風雨の予定なので、途中でいちいち止まってコンビニ補給しないほうがよく、さらにいうと夕方には雨が止む予報となっていることから一気に130kmくらい走り通す作戦でいくことにする。
そういうわけでセブンイレブンで補給食購入と時間がくるまでの間ひたすら補給をしてエネルギーを蓄える。
8:10くらいになったら出発し、コインパーキングへ駐車。
バイクを組み立てたり・・・
雨対策を行います。
幸いにもまだ雨は降ってこない模様。
雨雲レーダーによるとこのあたりは9:30くらいから降り出すことになりそうだ。
そしてどんどん雨風が強烈になっていくという予報。
ピークは13〜14時くらいの時間帯。
海岸線に出て、大雨と暴風の向かい風をもろにくらう予定だが、マジで走り切れるんだろうか・・・
まぁ、とりあえず最初のそれさえクリアすればあとは雨は降らない予報なんだし、とりあえず最初だけなんとか頑張って乗り越えることにしよう。
準備を済ませてコインパーキングを出発。
すぐに受付会場の武士の情けに到着する。(8:57)
あれっ、誰もいない・・・??
まだ早すぎただけだろうか。
トイレとか済ませて待っていると、車からバイクとかを降ろしている方がいらっしゃる。
この方は・・・今大会主催者のかたやまさん!!
ツイッターではやり取りをしていましたが、実際にお会いするのは初めてですのでご挨拶させていただきました。今回はよろしくお願いします!!
話を聞くと今回は全て制限時間を設けない通過チェックにするとのこと。
最初のチェックの室戸岬までが暴風のため、強行して落車とかしてもらわれると困るからという考えだそうです。
待ってると続々と参加者が集まってきました。
昨日の夜、最後の晩餐を楽しんだチーム20代のメンバーも集まってきて、話をしたりします。
また、ツイッターで知り合い今回初めてお会いするFETさんとも挨拶させていただきました。
今回はよろしくお願いします!
9:10くらいになって受付が開始され、参加申込書を提出しブルベカードを受け取りました。
青色のカードだ!
青はマイカラーなので、個人的にちょっとやる気が上がった(笑)
9:30を過ぎたあたりでブリーフィング。
実は今回、徳島1000kmGF(グランフォンド)に加え、徳島1000km四国漫遊というもう一つの1000kmも同時開催されています。(あちらは10:30スタート)
主催は同じくオダックス近畿のかたやまさんで、グランフォンドが南側から走るのに対し、四国漫遊では北側から四国を走るコースになっているそうです。(ただし完全な海沿いではない)
そして、グランフォンドと四国漫遊で四国の左端付近にて一部コースが被ってます。
つまりどういうことかというと、2日目の夕方、運が良ければ四国漫遊の参加者とすれ違うかもしれない!!…のです。
というかむしろすれ違うことを想定してこのコース設計にしたそうなので、ぜひとも四国漫遊の人とすれ違って元気をもらいたいなぁ・・・・。
また、今回の参加者は何人くらいかというと、グランフォンドで出走17人(エントリーは19人)、四国漫遊はおよそ30人くらい?とのこと。
どちらもコースが普通じゃない1000kmだから(GFは特にそう)参加者人数もかなり少ないです。
そして、最強難易度であるがゆえに当然各地から猛者が集まってきております(笑)
例えば元プロロードレーサー三船さんであったり、少し前に日本縦断ギネス記録を更新した不眠王の落合さんだったり・・・
ヤバ過ぎる方々しかいないのですが、本当に自分も完走できるんでしょうか(^_^;)
まあ、今までの経験からしてまっっっっっっっっっっったく心配してませんけどね😆👍
そんなわけで9:50くらいになり車検を済ませ、
いざ徳島1000kmGF
スタート!!!!!
最初は市街地を抜け、125km地点にある室戸岬を目指してひたすら南下する。
当然さきほど書いたようにコンビニには一切止まらず、130km地点くらいにあるローソンまで一気に走り通す予定。
ブリーフィングのタイミングあたりから雨が強くなってきていたので、既に大雨の状態。
風はそんなに強くはないが、これからどんどん強くなっていくことだろう・・・。
大雨の中、サイコンのナビ画面を見ながらどんどん進んでいく。
私が先頭でスタートしていたが、いつの間にか三船さんが先頭のトレインになる。
そしてペースが普通に早い。
なんか全然力が出せなくてついていけない。
いつものスロースタートが発動してしまっているせいなのか、ホントに踏めない。
早々にサヨナラして一人走行。
キツかったー・・・。
今回はラストに凶悪な山岳コースが待ち構えているから、全体的に抑えて走りたいんだけども・・・
まあとりあえずちぎられたからには楽なマイペースで進んでいく。
マイペースで走っていると後ろからチーム20代の一人、霊夢さんが追いついてきた。
なお、残りのチーム20代の方々(カモシカさん、じーにょさん)は三船さんトレインで生き残っている模様。ガンバッテ・・・!
霊夢さんはタイムを稼ぐため、序盤から踏んでいく作戦らしい。
自分も早く距離を消化したい気持ちはあるので、せっかくですし一緒に走っていくことに。
先頭交代しながら、2人でどんどん進んでいく。
次第に雨と風が強くなってきた。
まだ○時なの!?とか思うのが嫌なので、時計は一切見ていないからスタートから何時間経ったのか分からない。
ついでに距離もサイコン表示から消しているので、あと何kmとかここまで何km走ったかとかは一切分からない。(※表示してないだけであって、画面を切り替えれば見れます)
サイコンの画面に表示されているのは、ナビのルートと現在のパワーと心拍数のみ。
それ以外の情報は一切要りません(笑)
これも精神的に楽に走るための作戦です。毎度距離を見て走ってると大して走ってないとか感じられてしまうのが嫌なもので。
今回みたいに距離がクソ長いブルベだと余計にそう感じます(^_^;)
強風と大雨の中を走り続けるが、さっきからクソ暑い。いや、スタートしてからずっとあっつい🤮
そりゃあ20/10℃くらいの予報の日に0℃対応の真冬ジャージなんか着込んで、そこへさらにレインウェアをフル装備ですからね(笑)
こうなることは分かっていたけど、やはりなかなかの灼熱地獄で辛いです・・・。
しかしこれも夜寒くないというメリットを得るためであったり、ラストの超山岳区間を寒くない状態で走るために自分で選んだことですから、素直に暑さに耐え忍びます。
耐え忍ぶっていっても、やはり大量に汗をかいて、大量に水分を持ってかれてしまう・・・
ボトルの水も早々に底をついてしまい、ずーっと水無しの状態で走り続けている。
補給食を食べて紛らわすも、ソーセージやパンなどではなかなか水分は取れません・・・。(むしろ持ってかれる?)
ヤバい・・・水が欲しい・・・・でも止まりたくない・・・
そんな状態がずーっと続いてました。
いいことをひらめきました。
雨を飲めばいいんだ!!
空気の汚い都市部の雨じゃないんだし、ここらへんの雨なら天然水みたいなもんだから大丈夫なんじゃないか?しらんけど。
猫が水を飲むようにして、ペロペロと正面からの雨を飲み込んでみます。
・・・
一度に飲める水の量が少なすぎてあまり効果はなかった・・・。
うーん、うーん、喉が渇きすぎてヤバい・・・・
もう限界だ!!!!
右手にあった自販機に立ち寄り、600mlアクエリアスを一気飲みしてボトルへいろはすの水をMAXまで補給します。
こうして再出発!
霊夢さんは先に行っているのでここからは一人旅。
相変わらずの大雨。
そこへ強風が相まってまさに横殴りの雨の中を走り続ける。
ずっと走ると海岸線に出た。
もうおそらく13〜14時くらいのピークか??
風も半端なく強くなってきた。
っていうか、強すぎる!
真正面からくる風が強すぎて、ハンドルが左右に煽られてしまう!!!
インナーロー(34t*32t)にしてひたすらバランスをとりながら一桁台くらいの速度で突き進む。
っていうかスタートしてからずっとなんか踏みにくい・・・。
もう一台の愛車、デローザのポジションを出すために最近CAAD12も色々いじってしまっているせいで、現状乗りやすいポジションになっていない。(去年の岡山1200では一番力が出て快適に乗れる最高のポジションだったのだが、いじってしまったせいでそれがどっかへいっちゃった…)
このまま踏みにくく力が出ないポジションで走るのは嫌なので海岸線のちょっと木があるところでサドル高と前後位置の調整を行うことにした。
もちろん暴風の中行っているので、気を抜くとバイクが倒されて自分も倒れそうになるため倒されないよう全神経を集中させて作業にかかる。
作業をしていると、後ろから来たランドヌールの方に「大丈夫ですか?」と声をかけられました。
ポジション調整してるだけなので大丈夫です、とすぐに返答し、そのランドヌールの方は先へ行ってしまわれたが、声の主は・・・まさかの日本縦断ギネス記録保持者の落合さんでした(^_^;)
スタート前の会場にも居たので、姿を見てすぐに分かりました。
ちょびっと元気をもらってポジション調整を終え、自分もすぐさまリスタート!!
ポジション調整(具体的にはサドルをやや上げ、前に出した)したおかげで力が入れやすく乗りやすくなったぞ!!
今までがハンドルとサドルが遠すぎたんだよなぁ…
よし、ここから巻き返して行くぞーー!!!
さきほど声をかけてもらった落合さんはそこまで早いペースでは走っていない様子。
その証拠に、自分なんかの実力でも少しずつ距離を詰めて行くことができた。
がしかし!!
とんでもなく強烈な向かい風が襲いかかる!!!!
正面に落合さんが見えるのに、今にも止まりそうなのがわかる。
というか、前を走っている人がいると、今から強烈な向かい風が吹いてくるというのが分かるのでまあまあ助かりました(笑)
いや全然笑ってる場合じゃない!!!
風が強すぎて進めない!!!!!
さっきも書いたようにインナーローにしてギリギリ前に進むことのできるレベルの向かい風だ。ド平坦にもかかわらず、である。
しかもあまりにも強すぎてハンドルがマジで右へ左へと煽られてしまい、何度も落車しそうになる。
本気でヤバい時はすぐにクリートを外し、その場で留まったりもした。
しかし強い向かい風が吹くたびに毎回そんなことしていては一向に進むことができない!!
少し先に見える落合さんはクリートなんか外さずに強烈な向かい風の時でも強く踏んで真っ直ぐ進んでいるではないか!!!
よし!!!俺だって!!!!!!
うおおおおおお!!!!!
ヒュインヒュインと(脳内で)効果音を立ててスーパーサイヤ人に変身し、強烈すぎる向かい風に真正面から挑む!!!!
ド平坦でギヤをインナーローにして、超全力で踏み込む!!!!
ぬうおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!
気を抜くと一瞬でハンドルを持ってかれるので、絶対に押し負けない心を持って正面から向かい風にぶつかっていく!!!!
そんな感じで走っていると、道の脇に少し木のある区間に入り、強烈な向かい風は一時的に大人しくなった。(14:35)
そのまま走っていると、落合さんに追いつき「先程は声をかけていただきありがとうございました」と、とりあえずお礼を言いました。
そして「日本縦断ギネス記録更新など、いつもチャレンジ見てます!」と、こっそりファンであることも告げました(笑)
軽く会話をして、ペース的に今は私のほうが早いと判断したのか、先へどうぞと言われたためとりあえず前に出て先へ行くことにしました。
しかし私もあまりエネルギーが残っておらず、足はかなり疲弊してしまっているのですぐにペースが落ちてしまい、落合さんは先へ行かれました。
その後は小さな港のような道に出て、さきほどの悪夢のような爆風区間が再び始まる・・・・
うおおおおおおおおおお!?!?
さっきの時点でも有り得ないくらい強烈だったというのに、ここからはさらに風の威力が増してきていて、ド平坦インナーロー全力踏み込みだというのに進むことすらできなくなってきた!!!!
あまりにも向かい風が強すぎてスーパーサイヤ人も解除されてしまい、さらには本気で身の危険を感じたため、咄嗟にクリートを外してその場に留まり耐え忍ぶことしかできなくなってしまった!!!!!
仕方なくその場で足をついて前後全力フルブレーキング!!!!!
そうでもしないと強すぎる暴風で自転車ごと吹っ飛ばされてしまう!!!!!!
とりあえず強烈な風が止んだ一瞬の隙をついて再び乗車するが、すぐにまた強烈なのが何度もやってくる!!!
うわああああああああああああ!!!!!!!
強烈なのが来るたびに大声で絶叫してしまう!!!!
こんなのどうしようもできねえよ!!!!!!!
とにかく倒れないよう前後全力フルブレーキングで耐えるしかないなんて・・!!🤮
幸いにも道の先にある水たまりを見ればなんとなく強烈なやつが来るかどうかは予想できたので、予備動作無しで突然やって来る突風よりかはまだマシでした。
直線の先にいる他の参加者も(よく見たら霊夢さん?)、強すぎる向かい風のせいで乗車して進むことすらままならないようだった。
有り得ないほどの暴風・・・こんな強い風は自転車人生で初めて体感したぞ・・・・
20〜30分ほど耐え続けていると、ピークを過ぎたのか少しずつ風が収まってきて、さらには雨も少しずつ止み始め、空に晴れ間も出始めてきました。(15:53)
かなり前から水が尽き、また喉カラカラの状態でずーーーっと走っていたので一旦自販機休憩。
再びアクエリアスを一気飲みしていろはすの水をボトルにぶち込む。
ついでにせっかく止まったのでレインウェア、レインパンツ、シューズカバーを取ることに。
もう雨雲レーダーを見ても雨は降らない様子だしね。
さらについでに土砂降りで一気に洗い流されたチェーンオイルも予備のを使って注油しておく。
こうして身軽になった状態で再スタート!!
いいぞいいぞ!希望の光(日差し)が見えてきたー!
そんな感じでPC1 室戸岬到着!!(15:58)
主催のかたやまさんも居て、軽くお話しました。
ここまで125kmを6時間ペースで走ってる訳だから、ペースが遅いわけじゃないんですよね・・・。
それなのに半分以上(半分くらい?)の方はもう既に先へ行っているという。
いやぁ、大会のレベルの高さがうかがい知れますなあ(^_^;)
持ってたバウムクーヘンを頬張ってさっさと再スタート!!
ようやく完全に晴れてきて、モチベーションも上がってきました!(16:02)
普通に絶景でちょっと感動しました・・・
ちょっと行ったところの130km?地点付近にあるローソンで一旦休憩。
私は・・・まだ生きてるぞーーッッッッ!!!
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年4月29日
暴風雨の中を特攻、もうほんとに風が頭おかしすぎて!!
風速15?17?メートルくらいのピークの向かい風のときはもはや平坦をインナーローにしても進めない、というか危なくて乗車ができない!
止まって全力ブレーキでなんとか耐えれるレベルでした(笑) pic.twitter.com/jKnIwo4w41
ここまでノーコンビニで来たことで栄養が枯渇し足が疲れ切ってしまっているのでフルーツ類をバクバク食べて復活を試みます。
あとどうでもいいけど、トイレで小便をしたらものすごく濃いオレンジ色をしたおしっこが出ました(笑)(^_^;)
体の水分がなくなった状態でひたすら走り続けていたので、おしっこの色もヤバい色してますね🤣
ローソンで休んでいたらさきほど室戸岬にもいた参加者の方がやってきました。
風がヤバかっただとか、どこからの参加だとか、色々お話しました。
ツイッターフォローしてもいいですかという話になり、ツイッター名を聞くと実はツイッターで見たことがある方で、動画投稿もされているsudouさん(ツイッター名)という方でした(笑)(^_^;)
そしてあちらもIさんの名前で動画投稿やってる…と伝えたら、なんだか知ってるような反応で、一気に距離が縮まりました(笑)
こういう出来事は何回遭遇しても嬉しいもんですねー…😂✌️
補給を終えてローソンを出発。
6時間ぶりの、というか本日初の休憩ということもあり、足が一気に回復。
異常なくらい足が軽くなったのと、ここにきてようやくスロースタートのリミッターが外れてペダリングが噛み合ってきたので、ここから爆走して遅れを取り戻していきます!
途中で5、6人くらいは追い抜いたかなぁ。
その中には序盤一緒に走っていた霊夢さんもいました。
とにかくマジ爆走です。
最初の三船さんトレインにいたはずのFETさんにも追いつきました。
せっかくですので声をかけて一緒に行くことにしました。(19:11)
後ろにFETさん。
高知市の海沿いの区間を走りますが、序盤のときとは打って変わって常に追い風が背中を押してくれます。
信号が少ないこともあり、追い風ド平坦でらくらく爆走してタイムをゴリゴリに稼いでいきます。(19:55)
さっきのコンビニから59kmほど走り、予定していたコンビニに着いたので一旦休憩します。(20:19)
(なぜかここクソテンション高かったのでこんなツイートになってしまった(笑))徳島1000、210km10時間ペースで快調に爆走中!!!
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年4月29日
ここから620km地点まで(明日の夕方18:00くらい?まで)ぶっ通しで走りますーー🤩🤩🤘🤘
まだ夜は始まったばかり😆✌️ pic.twitter.com/UztorTyA90
FETさんは先に行かれるとのことで、またどっかで会いましょー!ファイトでーす!
補給を終えて再スタート。
このコンビニから30kmくらい行ったところに七子峠が待ち構えている。
標高差は確か200mちょいで、勾配はどんなもんか未知数。たぶんキツイと思ってるけど・・・
いくつものトンネルを抜け、峠が始まる。
案外普通にクリアしました。(23:04)
ナナコ pic.twitter.com/JUqrPH3MB4
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年4月29日
峠を超えたあと少し進んでコンビニ休憩。
さっきのコンビニから55km走ってます。
基本的にコンビニ休憩は50〜70kmの間隔で計画しています。
当然しばらくコンビニのない区間も出てくるので、それらも考慮してここで休憩するのがベストかなあと判断し、事前に計画を立ててきてます。
ちなみにここのコンビニを過ぎたら次は87km先の四万十市までコンビニがないので、それなりにがっつり補給していきます。
補給してたらチーム20代の一人、じーにょさんと遭遇。
途中自販機の前でじーにょさんらしき人を見かけたが、確証がなかったので通り過ぎてしまっていたのだが、やっぱりじーにょさんだったらしい(笑)
なんか今回はやたらとパンク運が悪いとかで・・・お疲れ様です😢
トイレ(大)とかして補給を終えたら再スタート。
ずーっと暗闇の道を単独で走行。
途中で微妙に眠くなったりもしたが、なんとか補給食を食べながら走ったりして眠らずに走行。でも夕方の時と比べたら眠気で少しペースは落ちていたかも・・・。
ずっと走ってフォトコントロールの通過チェック① 江川崎郵便局に到着。(4/30 2:44)
さらに先の道へと進んでいく。
進むと細い道に入った。
微妙に下ってるし、砂利とかがまあまあ散乱しているので慎重に下る。
が、ここでも眠気が襲ってくる・・・・
時間帯も早朝3:00過ぎなので、一番眠くなる辛い時間帯だ。
眠気が来るたびに補給食を口に入れて咀嚼し、眠気を振り払いながら走る。
しかし得意のグミを噛んでいても眠気が振り払えないほど眠くなってきてしまった・・・
うーん、途中で仮眠しようかなー・・・でも途中で寝たくないしなー・・・
そんな感じで走っていると、後方から黄色みのかかった明るい灯火がさしてきた。
最初は車かと思っていたが、振り返って見てみても走行音がしないのでランドヌールの光であるとすぐに分かった。
左端に寄ってゆっくり走っているとやはりランドヌールの方が、しかも3人の集団でやってきた。
そのうちの一人の方から声をかけられました。
???「君大丈夫?ふらついてたよ、もしあれなら仮眠取ったほうがいいよ!」
私「ありがとうございます!声かけてもらったおかげで目が覚めたので大丈夫です!」
そんなやり取りをしたあと、そのランドヌールの方と3人の集団は先へ行ってしまった。
誰もいないよりかは誰かが前にいたほうが目標になるしペースも上がるので、とりあえずそのまま少し距離を空けつつ付いていくことにしました。
距離を空けて付いていっていると、先程の声をかけて下さったランドヌールの方が私のことを気にして下がってきて下さいました。
眠い時は独り言でもいいから喋り続けるといいだとか、何か食べたりするといいだとか色々お話ししていただけました。
???「オレ眠い時はいつもチョコビスケット食ってるもん。食べる?」
私「ありがとうございます!でも私も補給食持ってるので、大丈夫です!」
京都弁?で喋るそのランドヌールの方は、明らかに大ベテランの雰囲気をかもし出していた。(写真の左の方です!)
「君ブルベは何回目?」「どこから参加してるの?」
去年の岡山1200の話だったり、住んでるとこの話だったり・・・同じランドヌールの仲間が眠気を取り除くため、こうして会話をしてくれて助けてくれている。
おかげでめちゃくちゃ助かりました・・!!
私「PBPも出てるんですか?」
???「3回出てるよ!」
私「何時間くらいでゴールしてるんですか?」
???「ベストタイムが43時間かな!」
私「はっやいですねー!(ん…?早いなんてもんじゃないし、PBPを43時間ゴールなんて日本人で一人しかいないはずなんだが…?)」
???「40時間台で走ると睡眠時間のことを考えなくていいから楽だよ!」
私「!?!?」
バイクも赤いエディメルクスだし、なんで今の今まで気がつかなかったんだ・・・
このランドヌールの正体は・・・
三船さん!!!!
まさか三船さんに眠気で辛くなってるところを助けてもらうことになるとは・・・
以前、三船さんがPBP(いつの年かは不明)かLELへチャレンジした時の記事を読んだことがあって、そこに「眠い時はとにかく喋れ!独り言でもいいから喋り続けろ!誰かがいるなら誰かと喋れ!」と外国人参加者から諭されたというような内容の記事が書いてあったのをよく覚えています。
今回の出来事はそれと全く同じ事のように思えてしまって、心のなかで割と本気で感動してました😂👍
色々話していると、三船さんらはここよりちょっと手前にあった道の駅?か何かで、2時間くらい仮眠を取っていたらしい。
それであとから追いついてきたというわけだったんですねー(^_^;)
そんな感じで走っていると、四万十市に突入。
ようやく87kmの区間を消化して次の予定していたコンビニに到着です。(4:48)
(※ツイートの16時間40分は誤りで、正しくは18時間40分となります(^_^;))夜通し走って360km、16時間40分のペース!かなり余裕。
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年4月29日
寝てないので、今日限界が来たら寝ます(笑)😅 pic.twitter.com/sHKvUsSgIQ
コンビニ弁当のロースカツ丼をがっついて一気に体力回復を図る。
三船さんらもここのコンビニで補給をしていましたが、先に出発していかれました。
お気をつけて!
私も補給を終え、再スタートです!(5:11)
ここは四万十川です。
そこからさらに南下し、足摺岬を目指して走ります。
途中山道に入りましたが、ここらでまた眠くなってきてしまいました・・・。
しょうがないのでそろそろ仮眠するかなーと思い、走ってたらちょうど屋根があって椅子もあるいい感じのバス停を発見!
バスが来る時間もまだまだ先だし(現在5:58 最初のバスは7:40到着予定)数十分仮眠していこ・・・・
椅子に座って目を閉じ・・・・
眠りにつく・・・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
カラスがうるさくて眠れない😅
とそんな時、チーム20代の一人、霊夢さんが目の前を通過!
ちょうどいいし、ついていくかなー!
ということで5:58から6:01までの3分間、目を閉じて精神統一することができました(^_^;) (※寝れてない)
すぐに追いついて、昨日ぶりに再会するので軽く会話します。
そのまま走っていると、海沿いに出ました。(6:14)
朝日が海面に映っててきれい!!!
途中で400km突破。大体21時間ちょいのペースかな?悪くはないと思われる。
海の近くで落ち葉などが散乱している林道を通り、PC2の足摺岬へ到着!!(7:18)
ここから海沿いとか国道を通って、北西へ進みます。
68km走ったので予定してたコンビニ休憩。
霊夢さんは先へ行ったので、単独で出発。
ひたすら走ります。
そしてまた眠くなってきちゃった・・・
一睡もせず走り続けているとちゃんと補給しててもこうやって定期的に眠くなってきて、ペースガタ落ちしちゃうんですよね・・・
なんとか改善したいものですが、いかんせん睡眠耐性が低く、仮眠する以外に対処方法が思いつかない・・・。
仕方ないのでまた仮眠を試みます。
・・・・
けどなぜかやっぱり寝れない(^_^;)
てか寝ようとすると「その寝てる時間を使って先へ進んでブルベを有利に進めることができるじゃろう!?なぜそれをしない!!」と謎のお告げが仮眠を邪魔してくる(笑)😂
まあ確かにそうなんだけどさーー!!!!
もーしょうがないなー!!!!!
なんだかよくわからん怒りが芽生えてきてなぜか眠気も吹っ飛び、そのまま再スタート(^_^;)
いいねー水平線がめちゃきれい。
このあたりから足がなんかすっごい重たく全く踏めなくなってきたので道の駅で休憩・・・
あとトイレ小に行ったら大ももよおしてきたので用を済ませる。
トイレから出たら、再び第二波が来たりして道の駅のトイレからなかなか出れなくなりタイムロス・・・
さらに一度大をすると小が頻尿になる呪いにかかるので、頻繁にトイレに寄らざるを得なくなってしまいまたもやタイムロス・・・
度重なるタイムロスでこの辺はマジでメンタルゴミになってました。
もうブルベはこれで最後にしよ・・・この辛い時間がいつも嫌なんだよ・・・
そんなことをずっと頭の中で思ってました(^_^;)
とりあえず今回初となる炭酸飲料を投下したことでそこそこ踏めるようになり、なんとか60km走って次のコンビニへと到着。
たくさん補給したら出発します。
次は高茂岬を目指して走ります。
高茂岬への入口は一本道となっており、コース的にもここを往復する形となっているので既に高茂岬をクリアした参加者が何人か坂の先から下ってくる。
その中で今日の早朝(深夜)に助けられた三船さんともすれ違いました。
いいねえ・・・すれ違いはホント元気出る。
私も頑張らねば!!って気持ちになる。
なかなかの坂を登っていきます。
めちゃめちゃ海がきれい。
さっきのコンビニ補給でかなり回復し、足が軽いのでペースを上げてゴリゴリに登っていく。
グネグネで10%くらいあるすごい峠道も出てきましたが、かなり元気だったのでスイスイと登坂。
先行していた霊夢さんにも急勾配の坂で追いつき、一緒に登っていく。
どんどん進んでいき・・・・
通過チェック②の高茂岬に到着ーー!!!!(14:09)
さいっこー!!!
かたやまさんもここで何人通過したか確認しておりました。
私らはちょうど10人目くらい・・・ちょうど半分を超えたぐらい?
そして相変わらずウェアを見て暑くない!?のツッコミをいただく(笑)
まぁちょっと暑いけど……ここらへんの風というか空気はなぜか少し冷たいから、気温の割には案外快適に走れてますよ〜👍😆
少なくとも初日よりかは灼熱ではありません🤣
どら焼きを口に入れて霊夢さんと一緒に再スタートします。
帰りも海岸近くの道によくありがちな激坂が多くあり、かなり苦しめられました(^_^;)
でも景色はすごくいい!
高茂岬までの往復ルートがようやく終了し、先の道へと進みます。
霊夢さんによると、ここらで四国漫遊の参加者とすれ違うかも?という情報をいただきました。
すれ違えるといいなー……と思ってたらすぐに四国漫遊の参加者とすれ違いました!!!!
うおおおー!!
テンション上がるぅーー!!⤴⤴
それもたった一人だけではなく、続々と対向車線から四国漫遊のランドヌールの方々がやってきます。
ちょうどこれからたくさん来るところだったのかな?
マジですれ違うたびに元気出ます。
みんな頑張って走ってんだから、私も頑張らないわけにはいかんよな!!!!!
そんな気持ちになって、闘志がみなぎる!!
その後もしばらく走り、前回のコンビニから55km走って次のコンビニへ到着。(16:02)
休憩!
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年4月30日
542kmまで一睡もせずなんとかこれました!
あと80kmでようやくお宿だ〜😄 pic.twitter.com/1mkIyxVgUl
総距離も542kmを突破。
ここまで一切寝ずに走ってきたが、あと80km走れば宇和島市に入り、宿に着く・・・・!
ただ、今が16時だからホテルに着くのはだいたい20〜21時くらいになるかな〜…。
霊夢さんは早くホテルについときたいとのことなので、先に出発されました。
私はここでお得意のカップラーメンシーフードビッグを投入!
ホテルまではまだあと76kmあり、そこまでノンストップで走破予定ですからここで一気にパワーチャージしていきます。
補給を終えて再スタート。
小さな半島の道を進んでいきますが、無駄に激坂ばっかでキツイです。
でも全然登っていけないことはないので普通に登りをこなしていく。
そして再び眠くなってきた・・・。
うーん・・・また仮眠しようかな・・・。(って言って毎回寝れてないけど(^_^;))
とりあえず道の脇に停まってみるも、ここも四国漫遊のルートと被っているようで、道の反対側から四国漫遊のランドヌールたちが続々とやってくる。
それを見ると、「四国漫遊の人たちが頑張ってるんだから、私もまだまだ頑張らねば!!」という気持ちになってしまう。
こうして忘れていた熱い気持ちを思い出し、眠気をなんとか振り払って結局またしても寝ずに再スタート!(いつになったら寝れるんだ(笑))
キツいアップダウンをこなして進んでいくとようやく通過チェック③の船越運河バス停に到着!!(17:31)
半島の先端についたので反対側の道を通って国道56へと戻ります。
国道56に戻り、またひたすら北上。
海沿いの道を走って次の通過チェックのだんだん茶屋を目指す。
暗くなってきました・・・。(19:14)
補給食を思っていたより消費してしまい、、、というかカップラーメンシーフードビッグが大してカロリー持たなかった(20km程度走ったらカロリー尽きてきた)せいで補給食の消費が激しく、ホテルまでカロリーが持つか若干不安になる・・・。
まあ考えていても仕方がないのでとりあえず省エネでなるべく最速で道を走ることを心がける。
っていうか夕方くらいからずっと感じていたんだけども・・・・・・
足の裏がメチャクチャ痛い!!😭
前日の雨で靴の中が浸水(汗か雨かは不明)してて、濡れた状態のままずっと走ってもんだから足の裏がふやけて裂けていて、激痛を伴っている・・・😭
靴底への力のかけ方でなんとか耐えれはするが、これはあんまりよくない痛み方な気がするので、ホントになるべく早くホテルについて回復させなければ・・・・
港町みたいなとこを走って、真っ暗になった海沿いを走ってついに通過チェック④のだんだん茶屋に到着!(19:39)
ここでちょうど600kmも突破!
やっと600・・・元気がありましぇん・・・
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年4月30日
33時間50分かな?ここまで一切寝てないから妥当なタイム。 pic.twitter.com/K2yBS9q2zx
32時間くらいで600km行けるかなと思っていたけど、眠気やトイレによるタイムロスのせいでそこまで早いタイムで走ることはできませんでした……。
それでも大幅に遅れているわけでもなく、睡眠時間はかなり確保できているのでこのままのペースでホテルへと向かいます!
ホテルまであと20km!!!
時間にすればあと1時間くらいか!!
頑張るぞ!!
というわけで出発。
半島の道だから無駄に激坂になってて辛い…。
登れないことはないんだけども。
その後も想定外の登りとかをこなして、宇和島市の市街地へ到着!!
PC3になっているローソン宇和島中沢町店でのレシートも予定通り入手し(20:50)
予約していた宇和島リージェントホテルにも無事21時?くらいにたどり着き、620kmを35時間くらいかけて走破することができました!!
直前のコンビニで買っておいた夜ご飯をホテルで食べ、風呂に入って23:00には就寝。
明日は5:00に目覚ましをセットして、6:00には出発の予定かなー。
そうすれば6時間も寝れる!
制限は明後日の13:00までなわけだし、6:00スタートで31時間以内に380kmをこなせばいいわけだから、絶対余裕で走り切れるだろう!!!(※登りは8000mくらいあるけどね😅)
むしろ7:00スタートでも余裕で間に合うくらい!!楽勝楽勝!!
そんな感じで安心しきって眠りについたのでした・・・・・
当日編2/2に続く!!↑は重大なネタバレ(笑)