山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

10000UPチャレンジDay参戦記【当日編(1日目)】

10/7㈯の10000UPチャレンジDay(1日目)のお話になります。

 

名古屋から沼田まで高速で6時間ほどかかるので、前日の10/6㈮は昼にはもう退社しちゃって帰宅。

チェーンの掃除と注油を済ませ、荷物も整えたら14:30過ぎくらいに名古屋を出発しました。

 

長いドライブを経て、21:00頃には1日目のスタート地点である群馬県沼田市の道の駅 川場田園プラザに到着。

うわ…到着時点で小雨が降ってる・・・

そして翌朝の気温も最低10℃ほど。

かなりの寒さに耐えて車中泊しないといけないなぁ…(さらにいうと2日目の最低気温は8℃しかない💦)

 

しかし寒くなるとわかっていたので、アルミシートをホムセンで事前に買ってみました。

これで寒くても対応できるはず!

目覚ましを2:50にセットして就寝します。

 

ということで1日目の朝がくる。

目覚ましで2:50に起床し、冷える中朝ごはんのコンビニ海苔おにぎり(昆布)を3個、どら焼きを1個食べて支度。

夜はアルミシートのおかげで凍えることなく眠れました。アルミシートのちからってすげー!

 

1日目は4:50に道の駅のすぐ近くにある川場村テニスコート横の無料駐車場に集合(と駐車)して荷物預かりが完了したら、またさっきの道の駅 川場田園プラザに戻ってスタートするスケジュールになってます。

荷物預かりのシステムは少し特殊で、サポートカー2台(先頭車と最後尾車)のどちらかに最大45Lサイズのリュックひとつを預けられます。

このサポートカーはコースの要所要所で停まってくれて、参加者が自由に荷物で荷物を出し入れしたり、万が一リタイアした時にも対応してくれる仕組みとなってます。なんて心強い。

なので補給食をリュックに入れておけば途中サポートカーのいるところでリュックから取り出して補充することもできたりと、戦略の幅が広がります。

なお今回エイドステーションは2箇所あり、お菓子類や水、プロテイン、コーラなどをもらえます。それ以外のコンビニ補給などは各自自由に行うというルール。

 

で、4:40頃にテニスコート横の駐車場に車を停めて、バイクを降ろして荷物預かりの受付に向かう。

↓駐車場の様子。(4:44)f:id:ikarugasan:20231017124348j:image駐車場の様子っていうかブリの様子だなこれ。

駐車場でなんやかんやしてたらじーにょさん登場!!

晴れ予報のはずなのに雨降ってるねーとか色々話しました。

そうなんです、いきなり小雨がずっと降ってるんです🥺路面も完全にウェットだし…

雨雲レーダー的には、微妙に薄い雨雲がコースの赤城山を超えたあたりで滞在している…

でもそこを走る頃にはもう雨雲は流れて無くなってるんじゃないかな??

しかしウェアが濡れると寒さでやばいことになると思い、レインウェアは天候状況に応じて持ってったほうがいいかも……とか考えて、最終的にレインウェアは持ってくことにしました。

っていうかいきなり小雨降ってるし、そもそも寒いからレインウェアは即着用していきました😅(※着用は上だけね)

 

荷物預かりは先頭車か最後尾車、どっちに預けるか悩みました…

いや走力的に先頭車は絶対無いのはわかってるんだけど、最後尾車だった場合予定してたところにサポートカーが来てないと困るしなぁ…(今大会参加者のレベルがどんなもんか分からず、最終走者の走力もどれほどになるかが全くの未知数だった)

まあでも自分の走力からしたらほぼ間違いなく後ろの方になるのはわかってるので、最後尾車のほうに荷物を預けることに!!

 

その後、川場田園プラザまで自走で移動。

路面ウェットなのがつらい・・・・

 

スタート地点の道の駅 川場田園プラザつきました!!!(5:15)f:id:ikarugasan:20231017124230j:image

スタートは5:30で、ゴールは17:30までです。(制限12時間)

ブリーフィングが始まり、主催者挨拶や今回スポンサーにもなっていてエイドで参加者のサポートを行う東京電力パワーグリッド高崎支社の方々の挨拶とかが行われました。

この大会、電力会社がスポンサーになってるのスゴイですよね……😲

 

そしてみんなでスタート前の集合写真を撮ります。f:id:ikarugasan:20231018122421j:image緑のレインウェア着てるので即分かります✌️

そしてかかげた右手に持ってるのは何かというと……リュックにしまい忘れた歯磨きセットなんですけど(笑)、遠目だと何持ってるか分からんのでバレんもんですな🤣

じーにょさんとツーショット✌️f:id:ikarugasan:20231115075016j:image

10月に開催されるTJO(ザ・ジャパニーズ・オデッセイ)に参加されるので、今回はその練習…みたいな感じだそうです。

ジャパニーズオデッセイは海外の人が主催する日本をほぼ縦断する大会で制限日数時間以内に2000km以上の山岳コースを走破するマジでヤバいイベントです。

じーにょさんはそんなヤバい大会の数少ない日本人参加者の一人なので、ホントに応援してるし超リスペクトしてます!!😆

(なおこの記事を投稿した現在、ジャパニーズオデッセイは終了し、数々のトラブルに見舞われながらも無事完走したとのことです!…まさに偉業です😂)

 

5:30が近づいてきて、いよいよ10000UPチャレンジDayの1日目がスタート!!

 

どうせ早い人に抜かれるしってことで割と後ろの方からスタートしました。

 

最初は下り貴重のコース。

ほぼ平坦なこともあり大集団で走行。

 

下りに差し掛かり、一列棒状な感じで下っていきますが・・・・ちょっとスピードが出ていて危険な香りがするぞ・・・・・

嫌な予感は的中し、下りコーナーを入ったところで・・・・・

 

おわああああああああああ!!!!!

 

目の前を走っていた方がコーナーを曲がりきれず、ガードレールに衝突!!😨

その衝撃でバイクが私の目の前に吹っ飛んできて、このまま行くとそのバイクに乗り上げてバランスを崩し、自分もガードレールに突っ込んでしまう!!!💦💦💦

やばいやばいやばいやばいーーー!!!!!!

考えてる時間なんてなかったので、即座に(というか反射的に)全力ブレーキングし、自分のバイクを半分滑らせながら車線をわずかにずらすことに成功…💦

こうして間一髪のところで落車を免れることができました…本当にギリギリだった…😨

心拍もたぶんいきなり170bpmくらいにまで急上昇してたと思います😂

 

あとから聞いた話では、その方はとりあえず大きな怪我等はなく無事だったようで、すぐ後ろを走っていた回収車に乗ってリタイアされたとのことでした。大怪我じゃなくてよかったです…😅

 

そんな恐怖体験のあとは、平坦路を少し走る。

暑かったので赤信号のタイミングで止まり、レインウェアを脱いでから先に行ったみんなを追いかける。

 

ようやく本日最初の坂が始まりました。

坂のところでなんとか前を走るみんなに追いつく。

が、普通にペースが早く、ついていくのでやっと。

周りの皆さんは喋りながら軽々と坂を登っているようで、いきなり明らかな実力差を感じました…😥

結局そのままちぎれて速攻で一人旅になりました。

 

じーにょさんが前を走ってるのが見えてたけど、なかなか追いつかない。f:id:ikarugasan:20231024121912j:image(↑は確か追いつきかけたシーン)

 

カメラマンさんが撮ってくれてました。f:id:ikarugasan:20231024121950j:image

6%か7%くらいの直線坂が続いており、前に4人くらいの集団がずっと見えているのに差が全く縮まらない💦

こっちはかなり踏んでいるのだが💦💦

 

勾配のきついところでちょっと差が縮まり、勾配が緩いところで若干差が広がり……みたいなのを繰り返して、なんとか4人くらいの集団に追いつけました💦f:id:ikarugasan:20231024122222j:image

4人の集団ではじーにょさん、篠さん、その他に2人の参加者が喋りながら楽しそうに走っていて、なんでみんな余裕そうに走れるんだろう???ってことしか頭にありませんでした…

だってついていくのでいっぱいいっぱいだったし……💦

 

最初の登りが終わって、ちょっとだけ平坦。f:id:ikarugasan:20231027122515j:imageまだギリギリついていけてる。

けどこのあとすぐに下り始め、また登りが始まる(しかも赤城山ヒルクライムなので結構長い)ので、あんぱんを走りながら補給して次の登りに備える。

 

下ってると、後ろから荷物を預けたハイエースがついてきていました。

「すごい……これがサポートカーかぁ……」という感情と、あわせて「多分ここが最後尾なんだろうなぁ…」という焦りの感情も生まれていました💦

最後尾で遅れすぎてみんなに迷惑かけたくないなーみたいな。

 

信号交差点にさしかかり、赤信号で止まってた4人の集団に下りの途中で追いつき、自分も集団で一緒に走る。

下りが終わって、わずかな平坦を走るも、すぐに次の登りがスタート!

 

いよいよ赤城山の長いヒルクライム

ようやくこの辺からスロースタートが解除されて調子が上がってきたので、登りに入ったタイミングで一番後ろから徐々に前に上がり、集団を単独で飛び出します!

 

じーにょさんがついてきてくれましたが、4〜5倍出ててオーバーペースになるからついていくのをやめとくとのこと💦

自分のペースでいくのが一番ですしね👍(自分もその理由で集団で走ることはせず、単独で走ることを選びました。これがキチと出るかキョウと出るかは誰もわからない……たぶんキョウになると思うけど💦)

 

じーにょさんとちょっと喋ってたけど、最初の登りでは、3.5倍くらい?しか出てなかったらしく、それについていくのがいっぱいいっぱいだった自分は、本当にスロースターターで最初が弱すぎるなぁ、、と、つくづく自分の特性にがっかりしました😥(じーにょさんも自分がスロースタートで最初が調子悪そうなの分かってたらしい(笑))

 

けっこう飛ばして赤城山を登りまくる。

さっきの集団は後方を見てももう見えない。

けど先に行った集団も全く見えない…😓

そりゃ追いつくなんて期待はしてないけども。

 

かなり登って、ピークが近づいてきました!!

長い直線があったので後ろが来てるか見てみると…遠くの方で何か動いているのが見えた😂

これは自分のペースが落ちてきてるか、後方の集団のペースが上がってるな???

見えた瞬間、いずれは追いつかれるだろうなぁ・・・と確信したのでした…💦

 

既に補給を終えて復路を走る先頭の方々とすれ違い(はやすぎー!)、ピークに到着!

寒すぎるのでウィンブレとテムレスを着用し、魚肉ソーセージも一本口に入れてから先に進む。

湖沿いにエイドがあるので、そこまではほぼ平坦。

 

湖沿いを走ってると、予想通り後ろから篠さん、じーにょさんたちの集団に追いつかれました。

 

一箇所道を間違えつつ(すみません…)、エイドに到着!f:id:ikarugasan:20231031121813j:imagef:id:ikarugasan:20231031121836j:image左のハイエースが最後尾用のサポートカーです。

エイドではスタート地点の道の駅近くで販売されてるお菓子が提供されてたので、せっかくなのでもらいました!f:id:ikarugasan:20231031121857j:image

でもかなり量があり一度にすべて食べ切るには時間がかかりそうでした😥

なので数個口に入れて、残りはサポートカーに積んであるリュックに入れ、あとで食べる作戦にしました✌️

 

エイドには先に到着してた参加者がたくさんいましたが、みんな素早くエイドを出発していった印象。

本当にみんなお菓子もらってったの…??ってくらい早くスタートしてたなぁ。自分が着くの遅かっただけなのかな😣

 

そんな感じで既に参加者がほとんど出発し、割とスッカラカンになった状態でエイドに取り残されました。

自分もいつもならピークスの時みたいに最速最短休憩で即座にエイドを出発してゴールを目指していましたが、こんなに手厚いおもてなしサポートがあるもんだから、すぐに出発するのは申し訳ない…あるいはもったいないという感情がありました💦

うーん、心をオニにしてさっさといつものように出発すべきなのか??

変な葛藤の感情を抱いたまま、とりあえず自分もエイドを出発することに。

 

……土地勘がなさすぎて、エイドからどっちの道に出ればいいか分からず、出発はかなりグダってしまいました(笑)

当方、すべてのコースが初見なんですよね…💦

なんとかナビのルートに乗り、湖沿いを一周するようにして走ります。

 

さっきのピークまで戻ってきて、赤城山ダウンヒル開始。

下りの途中、パンクで止まっている方がいました。

ということは、おそらく現時点で後ろから3番目の位置にいるのかな💦

(エイド出発時点では篠さんともう一人残っていたけど、赤城山のピークで篠さんが先に下っていかれたので!)

 

長いダウンヒルをこなし、片品村のほうへと進んでいく。

ダム湖の近くを走っていましたが、今大会では数少ない平坦基調なコースだったので、可能な限り早く走ることを意識。

 

途中、赤信号で停止中の篠さんに追いつきました。

そのまま軽く話をしながら進んでいくが、自分の足の回復がまだ追いついていないのか、はたまた単に実力不足なだけなのか、ついていくのがかなりシンドイ・・・💦

なので少しの区間だけ一緒に走ってあとはいとも簡単にちぎれてしまいました😣

さすがは篠さん、終始安定したペースで走っておられました👍

 

っていうかこの踏めない状態・・・赤城山で飛ばしすぎた反動かもしれない💦

最近仕事が忙しく練習不足だったので、足も回復しづらい状態になっている・・・

 

ということで単独走行。

途中コンビニ(道の駅手前にあるセブンイレブン片品須賀川店)に立ち寄る。

10000UPの参加者とそうでない方が何人かいました。

が、10000UPの参加者の方はすぐに出発していきました…。(やはりみんなはやい…)

 

自分もすみやかに補給したら出発。

次はR120を進んで標高1800m超えの金精峠という峠を目指して走る。

ここはさっきのコンビニをちょい進んだあたり(あるいはほぼ同じ地点)を起点として1000mアップくらいの峠だが、全長は約24kmもあり超長いヒルクライムポイント。

それもあってさっきのコンビニで補給を入れておいたのだが、ここは単に長いだけでなくかなり低気温になることが予想されてました。

なぜなら峠のピーク手前にある丸沼高原スキー場において、前日に積雪を記録したとかいう激ヤバツイートが流れていたからである😂

ツイートによると道路積雪はないと言ってるし、公式運営さんによる試走でも道路は問題なく通れると言っていたので、通行するだけなら普通に走れるんだろうけど……こんな情報があるくらいなら、100%寒くなることが容易に想像できます😂

 

金精峠に向けて進んでいくが・・・

なんか雲行きが怪しい😂😂😂😂😂😂f:id:ikarugasan:20231031121933j:imageすげー黒っぽいんですけど。なにこれ闇の力?

 

更に進んで行くと・・・・・

写真ではわかりにくいけど、正面に見える山が、、、なんと積雪しているではありませんか🤣f:id:ikarugasan:20231031121959j:imageいやいやまじかよ💦💦

 

ということで登りがスタート。

最初はダラダラと勾配が緩い。

なんてったって24kmで1000m登るわけだから、どう考えても序盤は勾配緩くて後半一気に上がるタイプのやつだ😂

 

半分くらい?登ったあたりから路面が完全にウェットに・・・・・

まだ雨は降ってないが、路面が濡れてるということはさっきまで降ってたってことだよな・・・・

雲もいまにも降り出しそうだし・・・

嫌な予感がする・・・・😓

 

ジェルで補給しつつめちゃめちゃ長い金精峠を登ってく。

ここはピストンルートなので登り終えて下ってくる参加者とたくさんすれ違いました。

かなり登ったあたりで篠さんやらじーにょさんたちともすれ違って、だいたいの差を認識😅

みんな早いしつええなあ・・・・😭

 

ジェルで補給を入れつつ登っていくが、事前に聞いてた通り半端なく長い・・・💦

勾配も9%以上がずっとキープでキツイ💦

 

ようやく登りが終わった!?のかは分からないが、勾配が緩んできた!f:id:ikarugasan:20231031122102j:image

湖も出てきたし、もうすぐゴールかな!?

しかし勾配の緩い道が地味に長く、全然峠のピークに着きませんでした…💦

 

それでも残ったエネルギーで可能な限り早く走り…とうとう終わりらしきトンネルが!f:id:ikarugasan:20231031122047j:image(トンネルまでの道路脇には昨日降ったと思わしき残雪がありました😨)

下りのトンネルを抜けたらようやく金精峠ゴール!!

すぐお隣の山は雪をかぶってらっしゃる💦f:id:ikarugasan:20231031122133j:imagef:id:ikarugasan:20231031122217j:image

そのまま反対側へ行くと栃木県の日光だそうです!!f:id:ikarugasan:20231031122155j:image今回はピストンなので来た道を戻ります。

 

急いでウィンブレを着て、停まっていたハイエースからすぐさま食料などを取り出して補給。さっきエイドでもらったお菓子もここで食べました✌️

 

出発しようとしたタイミングで後ろからファクターに乗った方が一人到着されました。(のちに聞いたらここでDNFされたとのことでした💦)

そして出発。

 

登りのトンネルをこなし、さっきの緩い坂を走る。

 

予想はしてたけど……

めっちゃ寒い🥶

 

あとから聞いた話だけども、5℃くらいしかないらしい。やばすぎねえか・・・

しかも路面が完全にウェットなことにより跳ね水が発生し、それが足に当たってスネ付近はずぶ濡れに…

幸いにも路面ウェットを予想してリアフェンダーはつけてきているのでおしりは跳ね水の被害に遭ってないが、それでもそもそもの気温が低い中でもダウンヒルで上半身も普通に寒い!

こんな状態で24kmの峠を下らないといけないなんて・・・・地獄過ぎる・・・・💦

 

緩いところを終えて本格的な下りに入る。

直前で魚肉ソーセージを補給し、しっかり回復も行っていく。

 

路面が完全にウェットな中のダウンヒルはもうとにかく最悪。

落ち葉?なども散乱していて、スリップの危険性もあることからカーブはゆっくり行かざるを得ない。

ただでさえ寒いのに、これは本当に厳しい💦

 

途中で参加者の一人とすれ違いました。たぶんだけど最後尾の方…??

もしそうだとしたら今いるのは後ろから2番目の位置かなぁー💦

 

かなり下って、ようやく路面もドライなところまで戻ってきた。

しかし寒さは相変わらず非常に厳しい!!

 

寒いときは自然に手が震えてハンドリングがブルブルなって不安定になることがあります。

対策として、下りながら深呼吸して深く息を吐くと寒くても自律神経が整う?ことにより、震えを一時的に止めることができます。

そうすることで多少の寒さなら手が震えないようハンドルを握ることができるのですが・・・・

今回の寒さはそれをやっても効果がないくらい寒い!!

そのせいで手がずっと震えて、安定して下ることができない💦

 

昔、峠のダウンヒルが寒すぎてまともに下れなかったからランで体を温めながら下ったという話を知り合いのブルベライダーから聞いたことがあるが、今回の地獄の寒さを体感してその気持ちがわかったような気がする🥶

 

寒すぎてこのままではやばいかも・・・・・

しかしこんなところで諦めてたまるか!!!

持ち前の気合と根性で!!!寒さに抗いて見せる!!!

 

こうして限界に近い状態になりながらも、なんとか峠を下りきることができました!

寒すぎなのとトイレにも行きたかったので、道の駅 尾瀬かたしなに一旦立ち寄って小休憩します。

 

あぁーー……ほんと地獄だった🥶

っていうか、さっきからずっと小雨が降っている。

小雨というか霧雨だなこれ・・・

 

ちょっと経ったら止むかな?と思い雨雲レーダーを見てみるも・・・・

あれ・・・・なんも映ってないジャン😂

ってことは雨雲レーダーに映らないタイプの小雨かぁ😥

 

雨が止んでから出発するという作戦はどうやら無意味のようだ。

なぜなら雨雲レーダーに映ってない以上いつ止むかも分からないし、止むまで待ってたらいつまで経っても先に進めないから😂

 

補給食はまだ背中に十分あるし、このまま滞在するつもりもなかったのでトイレ休憩だけ終えたら道の駅をすぐさま出発することに!!

 

とりあえず地獄の寒さは収まってくれたが、シトシトと降り注ぐ霧雨が行く手を阻む💦

おまけに相変わらず坂だらけのコース!!

 

だがしかし金精峠を下る前に魚肉ソーセージを食べていたので、足は回復していてまだまだ踏める状態!!!

なのでペースを上げてガンガン走っていきます。

 

ずっと小雨の中を走り続けます。

途中で道の駅?みたいなところに悟◯がいた🤔f:id:ikarugasan:20231031122236j:image

雨つらい……f:id:ikarugasan:20231031122251j:imageちなみに後半は雨降らないと思い、レインウェアはハイエースの荷物の中です😅

金精峠の時にレインウェア取り出せばよかったんじゃないのって思うかもしれないけど、まさか雨が降るなんて思っていなかったし💦(しかも雨雲レーダーに映らないタイプのタチの悪い雨だとは…)

 

走ってたら右手に東京電力パワーグリッドさんによるエイドステーションがありましたので、せっかくなので寄っていきました!!

ずっとシトシトと降り続ける小雨の中、エイドステーションを運営していただき頭が下がります😂

 

当然エイドには参加者はおらず、自分だけ…

提供されてる補給食も割と残っていたので、たくさん食べていきました。(特に巨峰をめちゃめちゃ食べました🍇🍇)

 

話を聞くとちょうど自分がスケジュール通りの通過だったそうです。

つまり自分より前にいるはずの9割以上の参加者は想定してたよりも圧倒的に早く、異常にレベルが高かったということになります💦

金精峠のサポートカーのスタッフからも、ちょうど自分くらいの位置が標準的と言われましたし💦

 

エイドで休んだら出発!!

雨の中まだまだ続く坂を登る。

かなり後ろの方に参加者がチラチラいるのが見えました。

 

坂(背嶺峠)が終わって下りに入るところで一旦止まり、補給食を口にいれる。

通常ならば時短のために走りながら補給するのだけれど、今日は雨で寒すぎなので、それをするやる気が起きない😅

だから毎回止まって補給してました。

 

止まってる間に後ろにいた参加者の方に抜かれる。

見たこと無いジャージだったので、知らない間にどうやら抜いていたみたいです。

 

食べ終えたら追いかけるようにして出発。

小雨が降る中、体が濡れて寒いまま下る。厳しい・・・💦

 

工事で片側交互通行の赤信号になってるとこがあり、そこで先程の方に追いついて軽く談笑。

その後先へと進むが、なんかさっきからカタカタ?と異音がしてる。

なんだなんだ・・・・・・・???と、サドル付近に手を当ててみると、いとも簡単にサドルが傾くではありませんか😲

 

そして次の瞬間!!!

 

ポロッ・・・・・

 

サドルが落下したーーー!!!😂

 

幸いめちゃ低速で走ってたので、すぐに路肩に寄って止まれました。危ない💦

どうも固定用ボルトが緩んでしまってた模様💦

 

サドルを取り付けて増し締めして、気を取り直してダウンヒル再開。

 

かなり下ったら雨が止んだ。

左手はとてもいい景色!f:id:ikarugasan:20231031122312j:image

ここから最後のヒルクライムポイント、川場スキー場があるので、それに備えてジェルを補給しておく。(しかも勾配がかなりキツイ(10〜11%が続く感じ)と事前に調べてありました)

そして登坂スタート。

 

ここはピストンルートなので、登り始めてすぐの段階で登りが終わって下ってくる人と何人もすれ違いました。

 

そこそこ登ると、なぜかまた小雨が降ってきました・・・

っていうか登る前からなんとなく気づいてたけど、山の上の方だけ白い雲に覆われてたから、そこに突入しちゃうと小雨がずっと降ってるってやつなのでは?って思いました😣

 

登れば登るほどまあまあの本降りに💦

予想してた通り勾配もかなりあってキツイ!

そしてどんどん濡れてくからさらに寒くなっていく🥶

 

なんとか川場スキー場の登りクリアー!

入り口のゲートがあったものの、ゲートが空いてたしどこまで登ればいいか分からなかったので念の為かなり無駄に建物の方まで登ってしまいました😖(最初はここにもサポートカーが来てるもんだと勝手に勘違いしてましたが、奥まで行っても全然いないし、もうゴールは目の前なんだから完走した参加者のために会場まで戻ってるのが普通だよなぁと冷静考えたらわかることでした🌀)

 

全身ずぶ濡れになってるから、あわよくばレインウェアをサポートカーから取り出してそれを着て下れればいいなぁと思ってたんだけど、サポートカーがいないならそれもムリなわけで💦

そのままウィンブレだけ着て早々に下ることにします💦

 

雨の中ずぶ濡れでダウンヒル……なんとか耐えれるレベルの寒さだけど相変わらず厳しい💦

 

登り口まで下ったところで、金精峠のときにもすれ違った最後尾と思わしき方とすれ違いました!!

(すれ違い際にめっちゃ応援しました🔥)

 

そのままずーーっと下り続け、1日目ゴール!!!

1日目のゴールはお疲れ様でしたー程度で、自由解散な感じになってました。

あと、抹茶味のプロテインがもらえました。(群馬グリフィンさんの小型ボトルももらえました✌️)

ボトルに入れてくれてたので、即飲み干し、会場にいたサポートカーからリュックを取り出して車へと急いで戻ります。

全身ずぶ濡れでダウンヒルして、そのまま会場入りしているので一切体が発熱しておらず、本気で寒いです🥶

会場ついてからもずっと全身が震え続けていました🥶

だから急いで車へと戻る🥶

 

こうして車に戻って1日目終了。

バイクを水で軽く洗い流し、明日のためにチェーンに注油しておきました。

 

ログはこんな感じ。f:id:ikarugasan:20231031122333j:image

雨だったせいか?意外にも5000mに達してない・・・・

これで10時間17分くらいでした。

 

1日目は久しぶりの山岳ロングでややトレーニング不足気味だったのと最初の赤城山でとばしすぎたせいでかなり足が削られてしまい、あんまりいいパフォーマンスで走れなかったな・・・

おまけに寒さも相まって、もうほんと久しぶりに地獄を味わいました。

周りは自分なんかよりも圧倒的に強い人だらけだったし、自分なんかがこんなところにいていいのか?的なプレッシャーも結構あったかも・・・💦

 

とりあえず・・・翌日の2日目は(今度こそ)天気良好みたいなので、楽しんでこようと思います!!!

 

つづく!!f:id:ikarugasan:20231114125811j:image