9/6㈯にピークス熱海2が開催されます。
ってもうこの記事書いてる時点で来週の話になっちゃうんですけどね…(^_^;)
もちろん大会に向けたトレーニングはめっちゃしてます。ブログ記事には書いてないだけで…(ブログは1ヶ月間お休みいただいてました、すみません(-_-;))
今回はピークス熱海2ド変態増しコースに備えて準備記事を書きます。
具体的には完走のための作戦を立てます。
今年3月のブルベ、中部200では事前に立てた作戦がうまくいったことで、かなり良いタイムで完走することができたため、今回のピークスでも同じように作戦を立てて挑もうと考えた次第です。
作戦を立てる前に、このピークス熱海2開催までの経緯を少しだけメモ程度に残しておきます。振り返ると、色々あってなかなか面白いので…(笑)
そもそも初めて熱海で開催されたピークスは2017.4.23開催のThe PEAKS ROUND3 熱海です。
制限時間がまあまあ厳しめだったり、かなりミスコースしやすいルートになっていたりしたことが災い…したのかは分かりませんが、このピークス熱海では数年前から何度か開催されてきたピークスの中では異例となる、驚異の低完走率を叩き出してしまったのです。
↓公式サイトから借用。
ちなみに私もこの低完走率にしっかり貢献しております(笑)
…詳しくは過去の記事↓にて(^_^;)
この頃はまだ走りながら補給をする技術を取り入れ始めたばかりで、走りながら補給をほとんどぶっつけ本番でやってしまったところ、胃が完全にノックアウトし、全く走れなくなって制限時間に間に合わずリタイアとなってしまったのでした。(当然補給の経験値が無かった事から、自分の胃が他の人よりも貧弱で高負荷で走りながら補給すると簡単に胃が死んでしまうという事もこの時全く知りませんでした)
で、この低完走率の結果から、運営の方々がピークス熱海のリベンジを開催して、今度は制限時間も少し優しくして、みんなが完走できるようにしよう!と提案し(ざっくりいうとこんな感じだったはず…)、誕生したのが今回のピークス熱海2というわけです。
ただ、このピークス熱海2も過去に何度も延期になっており、ようやく開催できることになったのが来週の9/6㈯というわけです…。
経緯としては、2018年9月に初めてリベンジのピークス熱海2が開催……される予定だったが台風直撃により開催中止。
もちろんエントリーしてたのでエントリー費の約15000円がお空に飛んでいきました(T_T)
その後、今年2020.5.24に再びピークス熱海2が開催……される予定だったが今度はコロナ禍襲来により開催延期に。
開催延期の時点では同年9/6㈯に再度開催を目標に掲げていましたが、ついに来週・・・!
コロナ対策をした上でなんとか開催ができる見込みとなったのでした。
開催の経緯はこんな感じで、次は今回走るコースのおさらいをします。
一般コース・変態増しコースは172km・5154mアップですが、私がエントリーしてるド変態増しコースは180km・5468mアップとなってます。
ド変態増しは8km・314mアップが追加になっているだけでなく、制限時間もさらに短くなってます(一般は12時間、変態は10時間45分、ド変態は10時間)
まあ、簡単に言うとド変態増しで時間内完走するためには、180km・5468mアップを10時間以内に走らなければならないわけで・・・
とにかくマゾすぎる超高難易度となってます(^_^;)
時間内完走できるかと言われれば、正直微妙です…
完走できたとしても9時間50分とか、かなりギリギリになるんじゃないかと思ってます。
ただ、上にも書いたブルベ、中部200では205km・約3600mアップを8時間53分で完走しているため、この時の走りができればなんとか時間内完走はいけるかも…??とは思ってます。
しかも、今回のピークスでは中部200に乗っていたバイク(前後にフェンダーを付けたMERIDA RIDE4000)よりも大幅に軽く反応性もべらぼうに良い中華で挑む予定なので、中部200の時よりもさらに早く山を登れる見込みとなっています。
ではそろそろ作戦を立てていきます。
私だったらこうする!というのを書くだけなので、万人に当てはまったり、必ずしも参考になるかは分かりません…。
走り方は中部200の時と同じように心拍85%前後でとばせるだけとばしていく。
基本的には登りきったタイミングで補給食を食べ、心拍が落ちて最も消化効率が良くなる下りでガッツリ補給していきます。
こうする事で下りの間に次の登りに備えて足を回復&カロリーをチャージさせておきます。
自分の場合、ピークスの基本的な走り方はこれの繰り返しです。
バイクはおなじみ中華。ボトルはダブルではなくシングルでいく。中身は当然水一択。
熱海の天気はこれで、そこまで猛暑日にならないと思うので、ダブルボトルまでは必要ないんじゃないかと。(8/29時点での天気)雨も多分降らないのでありがたい。
軽量に特化させるのでサドルバッグもつけない。
でもアクションカムはつけていく。(笑)(その時点で軽量特化ではなくなるが…(^_^;))
ウェアは軽量でエアロなサンボルト製GTBCジャージ、あとはアームカバー・レッグカバーをつけていく。
事前に持ち込む補給食はアミノバイタル パーフェクトエネルギー×2、スーパーメダリスト9000×1、コンビニおにぎり×2。これらを背中のポケットに入れていく。
終始高強度となり、絶っっっっっっっ対に途中で胃もたれするので当然胃薬も持っていく。
次はコース面。
まず、そもそもド変態増しではノースルートスタートしか選べないので、当たり前ですがノースルートスタートという前提で書きます。
ド変態増しではスタートしていきなり追加コースが用意されています。
これは何かというと、私のトラウマでもある熱海峠を途中まで登り、笹尻交差点で一気に下ってふもとにある来宮駅裏でド変態増し専用チェックを受け、再び熱海峠を最初から登り返すというもの。(その後は自由に回れる)
しかもこのチェックには制限時間が設けられており、ド変態は7:30にスタートするのですが、7:50〜8:30の間にチェックが間に合わなければいきなり失格という、ちょっとビックリなシステムとなっているのです(^_^;)
要は8:30までに来宮駅裏にたどり着ければOKですが、そこまでのコースプロフィールとしては8km・約400mアップ。
そのうち熱海峠の途中までの登り、4km・約400mアップがこの中に含まれています。
ここの通過チェックは正直まだスタート直後ということもあって、何もなければまあ普通に通れると個人的に思います。
回る順番はこう。ファミリーマート函南平井店→山中城跡→スルガ銀行(大観山方面)です。
ド変態ではスタート→熱海峠の途中で下り→通過チェック後再び熱海峠登り返しとなりますが、まずはいきなり熱海峠をほぼ全開に近い負荷で登る。
速攻で終わらせ、下る直前でアミノバイタル パーフェクトエネルギー×1を早速使う。
スタートしてから熱海峠2本目のゴールまでは約14km・900mアップで、カロリーが途中で尽きることは無いだろうが、1本目のダメージを少しでも抑える+カロリーキープするためにガンガン補給食を使っていきます。
一応念の為書いておくと、ここで固形物を食べると下ってすぐに熱海峠2本目が始まるので、消化が絶対に間に合わず胃に食べ物が残ったまま登る羽目となるので固形物は絶対に食べない予定。
熱海峠2本目も全開で登って、2本目が終わったらそのままファミリーマート方面へ下るが、この時持参してきたコンビニおにぎり×2を約10kmの下りの間に食べ尽くす。早く下りきりそうならおにぎり×1だけでも良いと考えてる。
ファミリーマートに着いたら速攻でバナナ、みかんゼリー、オレンジジュース、水、5個入りつぶあんぱん(もしくはおにぎり×1)を買って最速で補給を済まし、最短で再スタート。
コンビニに目的のモノが無かった場合は別のフルーツゼリーやグミを選んで代用する。
ファミリーマートから箱根峠までは約20kmの約750mアップ。
この区間もまた高強度でかっとばしていく。
箱根峠にはエイドステーションがあり、そこまではなんとかカロリーが持ってくれると思っているが、持たなかった場合は途中でおにぎり(もしくはつぶあんぱん)を食べて箱根峠エイドまで頑張る。
エイドステーションに着いたらバナナを2個食べて、水の補充をする。
それだけやったらすみやかに山中城跡へ下る。
あ、ちなみにエイドステーションの補給食は3年前と変更がなければ確かこんな感じだったはず。ただし、今回はコロナ対策ルールが課せられており、補給食を勝手に取るのは禁止で、補給食はスタッフの方にすべて取ってもらわなければなりません。
また、乗車時以外はマスク等(ネックゲーターでもOK)の着用が義務付けられています。
毎回マスクをするのは無駄なので、私は自分のカペルミュールのカバーを首に巻いて走り、乗車時以外はこれを口元まで上げて対策する予定です。
話を戻して山中城跡まで一気に下ってチェックを済ませたらまた箱根峠まで登り返します。
ここは約6km・約350mアップで雨沢みたいな感じだと思われる。
ここも普通に高強度で登り、再び箱根峠エイドへ。
エイドでは次の大観山〜スルガ銀行までの長い区間に備えてたっぷり補給予定。
具体的にはバナナ1個(もしくはオレンジ2個)食べて水の補給をして、エイドにあるパン、おにぎりもしくはお菓子を積められるだけ背中に積んでいく。
当然、積めるだけ積んだ補給食はすべて大観山の18kmくらいある長いダウンヒルの最中にてすべて食らい尽くします(^_^;)
ちなみにここで胃薬を一つ使用しておく。
たくさん食べるし早めに胃薬を飲んでおくことで胃もたれしにくくなると思うので…。
そうして箱根峠エイド出発。
エイドからスルガ銀行までは25.5kmもある。
しかも大観山というただの一つの山ではなく、箱根峠から大観山までの間に微妙な登りが隠れている。
この登りは約5km・約250mアップくらいあって、エイドで食べたバナナ1個とこれまで蓄えていたカロリーでなんとか登っていけるんじゃないかと思ってる。
これを終えたらいよいよ超長い大観山ダウンヒル、ひたすら補給食を食べまくります。
で、満腹状態でステッカーチェックを受け、パワー全開で大観山を登る。多分テンション上がってて気分は大観山TTしてると思う。(笑)
こうして大観山を登り終え、約5km下って約2km・約100mアップを登ったら箱根峠エイド再び。
箱根峠エイドに着きさえすれば、あとはスタート地点のかんぽの宿まで下りだけなので(かんぽの宿手前に激坂はあるものの…)一気にカロリーチャージと足を回復させることができる。
なのでここで持参してきたスーパーメダリスト9000を飲んでアミノ酸を摂取し、足を復活させてサウスルートに挑む予定。
ちなみにエイドではバナナやオレンジを食えるだけ食って、パンやおにぎりを頬張った状態で出発予定。
正直持ってる補給食はこの15kmもの下りで全て消費するつもり。
15km下って激坂をちょっと登ったらかんぽの宿で通過チェック。
長い下りの間にチャージしておいたエネルギーを使って、ここからサウスルートスタート。
サウスルートは基本ノースのように長い峠や山は無いが、激坂が多く特にミスコースしやすいので事前にグーグルストリートビューですべての道を確認しておく。
サウスルートには亀石峠に関門時間(15:30)が設定されており、これに間に合わなければ失格となる。
逆に言えば、ここに間に合えば完走できるであろうペースということでもあるため、関門時間に間に合えば完走が現実的なものになってくると予想している。
そして、かんぽの宿からこの亀石峠までの間に出てくる大きな登りとしては、山伏峠(5km・約500mアップ)、亀石峠(3km・約200mアップ)がある。
また、かんぽの宿から亀石峠までの合計値としては22km・約1000mアップ。
例えばかんぽの宿に遅くても14:00に着いた場合、22km・約1000mアップを1時間30分以内に走れれば関門時間の15:30に間に合うことになるが、それだとまあまあギリギリになりそうな気がする……。でもいけないこともない気もする。多分。
だからノースルートの123km・3497mアップは遅くても6時間半以内の完走を目指すことにする。(7:30スタート→遅くても14:00ノースルート終了→15:30亀石峠…みたいな)
そんな感じでサウスルートスタート。
カロリーは多分山伏峠までは足りるだろうから、普通に高強度で登って山伏峠のエイド兼チェックへ。
エイドではノースと同じように水の補充、バナナ1個、オレンジ1個くらいを食べて出発。
次の亀石峠まではたった8km(しかもそのうち登りはたった3km)なので背中に補給食は積まなくてもいいかなと思ってる。亀石峠にもエイドあるし。
そのまま亀石峠。
亀石峠エイドでもお馴染みバナナやらオレンジやらを食べて足を回復させる。
その先にあるセブンイレブン伊東宇佐美店までは6.5kmの下りで、多分すぐ登り返しになると思うから固形物は食べない。(胃もたれ対策)
万が一の場合でも、まだアミノバイタル パーフェクトエネルギー×1が残ってるのでなんとかなる。
そうして亀石峠エイド出発、セブンイレブンに着いたらアクエリアス1本とグミくらいを買っていって速攻で出発。
下る時に食べてるので、多分みかんゼリーとかを食べる必要はないかなと思ってる。(逆に食べるとすぐ登りなので胃もたれになる)
セブンイレブンを出発したらまたフルパワーで亀石峠までの6.5km・約450mアップを登る。
エイドではまた同じくバナナ、オレンジを食べる。
速攻で補給したら背中には何も積まずにそのまま3km下り、山伏峠の5km・約300mアップを登って最後のエイド。
ここでも同じようにバナナ、オレンジを以下略。
エイドを出たら5km の下りを経て、海沿いの道を通って、ラスボスの15%坂を登る。
最後だし想像を絶するキツさになる事が予想されるが、もうゴールは目の前。
中部200の時と同じように、残された力をすべて開放し、全力全開のフルパワーで登りを終わらせる。
そしてゴーーール!
・・・・・の予定。
この作戦がうまくいくかは、当日の自分のコンディション次第。
最高のパフォーマンスが発揮できるよう、最後の週の平日も早く仕事を終わらせてトレーニングする予定です。
なお、中部200の時もそうだったように2日前に雨沢TTをして筋肉、心肺機能、胃袋にダメージを与えておくことで、当日超回復し、普段よりも疲れにくくなおかつ胃もたれしにくい体になる事が分かったので、今回も同じように直前で雨沢TTをやる予定です。
おそらく今まで出場した大会の中で最も難易度が高く、最も厳しい戦いになると思います。
重要なのは補給のタイミングと、下りで足を毎回回復させることだと思ってます。
ずっと登り続けると、当たり前ですが乳酸が溜まりすぎて踏めなくなり、全然登れなくなります。
結果肉体的にも精神的にもどんどんキツくなっていき、タイムロスにもつながり、全く良いことがありません。
完走のカギはどこで足を復活させるか・・・だと個人的には思います。
ピークスに出場される方々、みんなで完走目指して頑張りましょう。
・・・え?足を復活させる方法が分からない?バナナ食べると復活しますよ🍌