山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

【登山編】蓼科山へ!!

8/11㈭(山の日)は初登山ということで蓼科山へ行ってきましたーー!!!f:id:ikarugasan:20220817122025j:image

GTBCの方や登山の達人さっくーさんにおすすめの場所がないか聞いていたところ、蓼科山が良いとのことだったのでここへ行くことしました。

行きたい山の条件としては、絶景・難易度的に初心者にもおすすめ・標高がなるべく高くてできれば山頂が岩肌になってる山で聞いていたところ、蓼科山がすべての条件に当てはまっていたので、ここに決めました。

蓼科山ビーナスライン白樺湖方面に走ると、目の前にポツンと巨大な独立峰の蓼科山が現れ、前々からすごい気になっていた山ではあったので行けることになってちょうどよかったです。

↓こんなふうに見えます。(正面のデカイ山が蓼科山)f:id:ikarugasan:20220818123507j:imagef:id:ikarugasan:20220818123738j:image白樺湖蓼科山とメイシーノさん。2017年10月にメイシーノさんのお車を借りて秋にビーナスラインへ遊びに行ったライド、すげー懐かしいっす!

当時書いた記事のリンクも一応貼っておきます。

 

蓼科山を登るルートはいくつかあるようですが、今回は大河原峠駐車場から登ることとしました。

↓大河原峠。写真は2021年9月に自走で群馬の車坂峠往復をした際に通った時のものです。f:id:ikarugasan:20220818123005j:image

 

今回は初めての登山だったので色々さっくーさんに聞いていたところ、同行をしてくれることとなったのでさっくーさんと2人で行く事になりました。

ホントはシオさんも同行予定でしたが急遽予定が入ってしまい同行できず…残念🥺

 

当方そもそも初心者ですので登山靴を持っておらず、さっくーさんによると岩山登るなら登山靴必須とのことだったため、急遽日進のモンベルへ行って買ってきました。f:id:ikarugasan:20220819122350j:imageついでにザックも購入。日帰りレベルでしか登山するつもりはなく、そもそも大量の荷物を背負うのは自転車と同じで嫌いであるため、そこまで大容量のものは買いませんでした。

普通の靴との違いは、靴底がかなり厚くなっていることで足裏が痛くなりにくいという点、そして靴底が滑りにくい材質でできているため、グリップが効いて踏ん張ることができるという特徴があるみたいです。(全然知らんかった。)

買った登山靴はマウンテンクルーザーで(400か600かは忘れた(笑))値段は19000円くらいだった気がする。

登山靴を履く際は厚い専用の靴下も必須なので、それも合わせて買いました(2000円くらい)

 

もちろん試着をして、自分に合ったサイズの靴を選びます。

手順としては、まず自分の足のサイズを測り(両足とも26でした)、それの1プラスしたサイズの靴が良いとのことなので、27サイズの靴を探しました。

試しに履いたら横がきつかったので、ワイドサイズのものを選び、店内にある模擬岩場で登り降りの感触を何度も確かめて痛みが出なさそうなことを確認して靴を買いました。

 

 

今回の移動手段は車で、さっくーさんに乗せてもらいました。

2:30起床し、3:00に家の近くのコンビニまで来ていただき、出発!!

高速道路で移動して諏訪インターで降り、コンビニで食料・飲料水を調達してR152の大門峠から蓼科スカイラインを通って大河原峠へ。

6:39には大河原峠に到着しました。(事前の計画では7:00着でした)f:id:ikarugasan:20220818144213j:imagef:id:ikarugasan:20220818124551j:imagef:id:ikarugasan:20220819123425j:imagef:id:ikarugasan:20220819123455j:image

天候は現時点でやや曇り。

しかし9〜10時に降水確率0%の雲一つない快晴となる予報なので、これからの天候回復に期待。

…っていうかここの大河原峠自体2093mあって、標高がかなり高いことからあたり一面真っ白になっていることが多いのですが、今日は小諸市とかの山のふもとの景色がくっきりと見渡せるので、条件としてはかなり良い気がします。

 

そして大量の駐車車両(^_^;)f:id:ikarugasan:20220819123958j:image

今回そもそも駐車スペースがあるかどうかが一番不安だったのですが、6:39到着でなんとかギリギリ停めることができるレベルでした。

車中泊していたり地元の方だとすぐに来れるので、駐車に関してはそっちのほうが有利そうです。

まあそもそも、今日は山の日で天気も快晴の予報なので、これ以上ないほど登山客で賑わいそうな日ではあるのですが(笑)

 

あと言ってませんでしたが、蓼科山は標高2530mであり、標高2093mの大河原峠から約450mほど登る予定です。

水平距離としては約3km。(ストラバログから)

これを約2時間ほどかけて山頂まで歩く予定です。

 

靴を履き替えて、準備ができたらいよいよ初登山スタート!!(7:04)f:id:ikarugasan:20220819124955j:image

登山道入口に登山計画書が入れられる小箱があり、さっくーさんに続いて私も登山計画書の記入を行いました。(登山計画書・・・名前だけなら聞いたことはあるが、実物を見るのは初めてだ…。…などというありがちなセリフを言ってみたかったり言ってみたくなかったり…)

なお、書類投函後は特にその登山計画書の回収とかは無いそうです。

 

最初はこんな感じの道を行く。f:id:ikarugasan:20220822122329j:imagef:id:ikarugasan:20220822122303j:imagef:id:ikarugasan:20220822122422j:imagef:id:ikarugasan:20220824124004j:image

竹笠を被られている方は今回の案内役さっくーさん。

なぜ竹笠を使用しているのか聞いたところ、いろいろ試してきてこれが一番通気性や防水性が良いとのこと。

いいなあ・・・他の人と被らなかったり、和風の外観がすごい好きです。自分も憧れます…いつか買うかも。(数年後には三度笠にマントを身に着けて登山しているかもしれない。)

 

今回初登山ということで、ペース配分についてもかなりの不安要素でした。

ロードのヒルクライムと同じで、最初とばしすぎるとあとでいっぱいいっぱいになってしまい、大幅にペースが落ちてしまう。

それが登山となると、途中で動けなくなってしまった場合に遭難の危険があるため、公道を走る自転車と違って登山においてはペース配分に関して何十倍も気をつけなくてはならない。

なので、さっくーさんに事前についていけなかったらすみませんとか、めっちゃゆっくり行きたいですとか、あらかじめペースを抑えて登りたいと伝えておきました。

 

また、初登山にあたり色々な登山知識を教えていただきました。

正しい登山ルートであることを示す「赤いテープ」の存在であったり、歩幅が大きいと一歩一歩の負担が大きく疲れやすくなるため、狭い歩幅で歩くと良い、など。

 

ここだけの話、後者について教えてもらった瞬間、例えで「ケイデンスと同じですよ!」とさっくーさんに教えてもらい、めっちゃわかりやすい例えだったので「めっちゃわかりやすいですね!」と言おうとしたら、なぜか「めっちゃわかりづらいですね!」と元気に誤返答してしまった…言いたいと思ってることと実際に口にする言葉が違ってしまう謎現象がまさかこんなところで発動してしまうとは(笑)申し訳なかったです🤣

 

また、登山はロードと違って常に会話しながら歩いていけるのでそこも特徴だと教えていただきました。

会話しながらだと相手の体調も分かるしね!

(個人的にはロードでもたまにやる会話走法(喋るのに夢中になってたらいつの間にかコースを走り終えてたってやつ)と同じで、すぐに距離を消化できるのが強いと思った。しかもロードだと風切り音で大体聞こえないとき多いし、走りながら会話はそれなりにリスクがありますからね…)

 

どんどん行きます。f:id:ikarugasan:20220822123603j:imagef:id:ikarugasan:20220822123538j:imagef:id:ikarugasan:20220824124032j:image

途中でお腹が空いてきたので、ロードと同様歩きながら補給していきます。

 

補給食・エネルギー管理については、過酷なブルベ(主に1000km・1200km)を何度も制覇してきた経験から、総合的な運動時間さえ分かればどれくらいの補給食を持てばよいかなんとなく分かっています。

今回は行きで2時間、頂上で1時間、帰りで2時間の計5時間運動すると想定。

自転車ほどカロリーをゴリゴリに消費するスポーツは他にないため、燃費は自転車よりも登山の方が良くなることも考慮。(=その分自転車における同じ運動時間で比較した場合登山のほうが少ない補給食で足りる)

ロードでは8時間かけて140kmノーコンビニほぼノンストップで走り切ったりもしているので、その時と同じくらい補給食は持てば大丈夫と今回は判断しました。

水は合計3Lを用意。(いろはすシャインマスカット味500ml、自宅からボトルに入れてきた水道水500ml、アルプス安曇野の天然水2L)

さっくーさんがバーナーを持参してきてくださるとのことだったので、頂上で食べる用のシーフードヌードルビッグのためのお湯も上記3Lに含まれます。

 

喋りながら進んでいく。f:id:ikarugasan:20220823124851j:image

複数人で登山する場合は副リーダーが先頭で初心者は真ん中、一番うしろがリーダーというフォーメーションをとるようです。

今回で行けば、私が初心者なのでさっくーさん先頭が理想的なのかもしれません…が、前と後ろを時々交代して色々今回は試しました。

後ろだと、前の人のペースにあわせる必要があるので、これは性格的なところもあるけれど個人的には先頭でマイペースに進んだほうが楽でした🙃(好きなタイミングで止まれて好きなタイミングでペースを変化させられて・・・ってもう完全にソロの考え方だこれロードでもソロがメインなので🤯)

 

たまたま(?)全く同じボトル!f:id:ikarugasan:20220823124925j:image

ロード用ボトルを登山にも使うところが、自転車乗り感があってすごくよいです(飲みやすさなど考えることは同じということで。)

たまに開けたりしました!f:id:ikarugasan:20220823125056j:image

一部ちょっと道がぐちゃぐちゃになってるとこもありました(全体でもここだけでした)f:id:ikarugasan:20220824122630j:image

歩いていると前方左手にデカい山がポツンと出てきました。(8:15)f:id:ikarugasan:20220824122725j:image

なんの山だ???

しかしさっくーさんが、あれもしかして今から登る蓼科山じゃないですか?と。

調べたら・・・確かに方向的にもそうっぽい!!!

しかもよーーーく見ると上の方の斜面にて、カラフルで小さなものがうごめいているのが見える。まさかあそこ登るのか・・・🤯f:id:ikarugasan:20220824122931j:image天気も予想通りどんどん良くなってきて、目的地も見えてきてますますテンションも上がってきました!!

木々のすきまから見えた、八ヶ岳連峰!f:id:ikarugasan:20220824123122j:imageこの時点でかなりすごいので、頂上からの景色はもうとんでもなくやばそうです。

 

さらに進んでいくと、いよいよさっき見えた部分が正面に出てきました。f:id:ikarugasan:20220824123234j:imagef:id:ikarugasan:20220824123413j:image

勾配もかなりキツく、本格的な登りのようです。

見ると小さくてカラフルな人たちが山の斜面をゆっくり登ってってるのが見えます。

 

その手前に蓼科山荘という休憩エリア的な場所がありました。f:id:ikarugasan:20220824123432j:image

みんなここで休んでいるようです。

まだまだ余裕なので、特に休憩せずそのまま進みます。

 

ここからは本格的な登り!!!

さっきまでと打って変わって、急な斜面をよじ登っていかないといけないようです。

勾配のキツイ斜面は見上げると迫力があるので、何度も驚かされてしまいます(^_^;)

 

四肢を使って、進みやすいルートを見極めながら登っていきます。f:id:ikarugasan:20220824124644j:imagef:id:ikarugasan:20220824124728j:image

ふと後ろを振り返ると、とんでもない絶景が!!!!f:id:ikarugasan:20220824123546j:imageすんげえええええ!?!?!?

ちなみに足元はこんなふうになっており・・・(※帰りに撮影した写真です)f:id:ikarugasan:20220824123734j:image高所恐怖症なのでめちゃくちゃ怖いっす!!!!!🤯🤯🤯🤯

これは帰り怖すぎて下れないかも!!!!!f:id:ikarugasan:20220824125000j:image(むしろ楽しんでるようにしか見えないとか言っちゃダメ🥺)

 

いやいやいやいやいや!!!!

怖すぎでしょ!!!!!f:id:ikarugasan:20220824125116j:image

すぐ左手がこんな景色になってるとこを歩くだなんて、やっばい!!!!(怖いという意味で)f:id:ikarugasan:20220824125136j:imageというか怖さと絶景による興奮が入り混じってよくわからない感情!!

でもとにかく最高ということだけは分かる!!!

 

ある程度草木に囲まれた道になると、そこまで怖くなくなって普通に冷静に歩けるようになりました。

 

そんな感じで進んでいったら・・・f:id:ikarugasan:20220824125335j:image

蓼科山山頂ついたーーーー!!!!!!(9:00)f:id:ikarugasan:20220824125412j:imagef:id:ikarugasan:20220824125459j:image

看板を通り過ぎて、さらに奥へと進みます。f:id:ikarugasan:20220824125522j:image完全に岩肌です。

さっくーさん。f:id:ikarugasan:20220824125646j:image

うっほーーー!!!!!!!!f:id:ikarugasan:20220824125726j:imagef:id:ikarugasan:20220824125742j:imagef:id:ikarugasan:20220824125842j:imagef:id:ikarugasan:20220825122646j:imagef:id:ikarugasan:20220825122716j:image

景色がマジでヤバすぎる!!!!!!!!f:id:ikarugasan:20220825122833j:imagef:id:ikarugasan:20220825122946j:image八ヶ岳連峰方面がとにかく絶景!!

サイコーーー!!!f:id:ikarugasan:20220825123114j:image

蓼科山はちょうど台形の形をしており、山頂は小学校のグランドくらいの広さの岩場が広がってました。f:id:ikarugasan:20220825123324j:image

さっそく一周しながら実質360°の大パノラマの景色を楽しんでいきます!!

!!!!!!!

ビーナスラインが見える!!!f:id:ikarugasan:20220825123559j:image

白樺湖とかがあって、その先に霧ヶ峰があり、さらにその奥の高い位置に美ヶ原高原が見えるーーー!!!!!f:id:ikarugasan:20220825123748j:image

本当にすごすぎる景色だ!!!!f:id:ikarugasan:20220825123830j:image

上田とかがある方。どこもすごい景色・・・f:id:ikarugasan:20220825123913j:imagef:id:ikarugasan:20220825124140j:image

一周したので、真ん中の風がしのげそうな岩場でご飯にします。

あ、あまり書いてませんでしたがかなりの強風です(^_^;)

しかし気温がすごくちょうど良くて、常に強風を浴び続けていても大丈夫です!・・・が、さすがにずっと浴び続けると冷えました(笑)

風を浴びてないと本当に適温で快適なのですが。

 

中央に蓼科神社がありましたので、お参りもしていきます。f:id:ikarugasan:20220825124342j:image

岩場を移動中。f:id:ikarugasan:20220825124452j:image

良さげなとこがあったので、ここでさっくーさんが持ってきていただいた道具を使ってお湯を沸かして麺を食べます!!f:id:ikarugasan:20220825124434j:image

いただきまっす!!(10:19)f:id:ikarugasan:20220825124611j:image

ここまで運動し続けて大量に汗をかき、体内の塩分量が減っているのでシーフードヌードルが死ぬほど美味しくなります。

頂上で食べると美味しい理論も、個人的には上記によるものと個人的に推測してます(笑)

(ブルベでも深夜のきつい時間帯に食べると最高に美味しくなりますしね)

汁まですべて食べ尽くし、また絶景を楽しむ。f:id:ikarugasan:20220825125041j:image

ここまでで一回も小便をしてないので、蓼科山荘ヒュッテ(さっきの看板のとこにあった山荘)で有料トイレ(200円)をお借りして用を足しました。(山頂の有料トイレ・・・初めて使いました!トイレの窓からの景色も無駄に絶景でした!!)

 

その後、まだまだ景色が見足りなかったのでもう一度山頂を一周することにしました✌️

 

あぁ〜〜・・・・何回見ても最高過ぎる!f:id:ikarugasan:20220826122506j:imagef:id:ikarugasan:20220826122611j:image

ちなみにふもとをよく見るとスズラン峠の道が見えたり、麦草峠へとつながっているであろう道も見えて最高!f:id:ikarugasan:20220826122651j:image
何度もこっちの方面を撮ってますが、こちらは甲府方面。f:id:ikarugasan:20220826122814j:image富士山も位置的には見える気がするけど、雲が多すぎて見えない。

 

山頂の中でも最も高そうな位置にあるであろう岩の上から撮った写真。f:id:ikarugasan:20220826123002j:image

ほんと岩が最高なんですよね!!!f:id:ikarugasan:20220826123104j:imagef:id:ikarugasan:20220826123134j:image岩を求めてきて良かったー。

マンガみたいにころころ転げ落ちそうだ。f:id:ikarugasan:20220826123244j:imagef:id:ikarugasan:20220826123404j:imagef:id:ikarugasan:20220826123344j:image

左手にビーナスラインとか白樺湖が見える!!f:id:ikarugasan:20220826123532j:imagef:id:ikarugasan:20220826123610j:image

こうして2周目を終了し、山頂ヒュッテ付近でずっと待ってて下さったさっくーさんに合流。すみません…ありがとうございました!!!

 

さて、まだまだ名残惜しいですが山頂ともお別れしてそろそろ下ることにします。

ちなみに、山頂でも絶景を満喫しすぎて予定よりも1時間半も遅れてしまっている(笑)

といっても16時帰宅というかなり余裕を持った段取りでスケジュールを組んでいたので、まだまだ余裕であることには変わりありません✌️✌️✌️

 

さあ下りスタート!!

 

こっっっわ!!!!!🤯🤯🤯f:id:ikarugasan:20220826123733j:image

絶景を目の前にして、この岩場を下るのはヤバい!!!!🤯🤯🤯🤯f:id:ikarugasan:20220826124045j:imagef:id:ikarugasan:20220826124133j:image

こことか怖すぎるうううう!!!🤯🤯🤯🤯🤯🤯f:id:ikarugasan:20220826124313j:imagef:id:ikarugasan:20220826124225j:imagef:id:ikarugasan:20220826124355j:image

急斜面で、普通に危ないし、角度が急でマジで怖い🥺

高所恐怖症を全開にしながら、四肢を使ってゆっくりと下っていきました。

怖すぎて二足歩行できないから、ほとんど両手を使って体を下ろしていく動作で下っていったなぁ。f:id:ikarugasan:20220826124526j:image

あとペースが登りのときよりも早く、けっこう消耗した。

 

行きのときは止まらなかった蓼科山荘ですが、帰りはトイレと休憩のために立ち寄っていきました。

思ったより水の消費が激しく、もう残りわずかしかない。

食料はまだまだ無駄にあるのに、3Lの水では全然足りなそうということがわかった。(ロードではいつも自販機で継ぎ足し補給してたから、フルで持ってく感覚があまりなかったかもしれない)

 

最後まで取っておいたブドウ糖inゼリーも補給し、休憩を終えて再スタート!

ホントに快晴!!(12:11)f:id:ikarugasan:20220826124649j:image

でもやっぱり昼からは予報通り雲が出てきました。f:id:ikarugasan:20220826125003j:imagef:id:ikarugasan:20220826125031j:image

帰り道もところどころ止まりながらどんどん進んでいく。f:id:ikarugasan:20220826125058j:imagef:id:ikarugasan:20220826125141j:imagef:id:ikarugasan:20220826125207j:image

 

(うしろ)f:id:ikarugasan:20220826125233j:image

序盤にあった急斜面区間f:id:ikarugasan:20220826125335j:image

どれくらい急かというとこれくらい急。(真横を撮った写真)f:id:ikarugasan:20220826125413j:image

この辺から尿意がやばく、あと少しでゴールということもあり少々ペースを上げて下りました!!!

ゴール前最後の追い込みみたいな感じになっていましたが、これいつも乗ってるロードの時と何ら変わりない気がするんだが??

 

というわけでゴール!!!(13:16)f:id:ikarugasan:20220826125619j:image

 

ダッシュで公衆トイレに行って用を済ませ、無事登山終了です。

 

ゴール後は大門峠を下ったR152の途中にある音無しの湯でサッパリしたあと、高速で帰路につきました。

名古屋に戻ったら定番のうま屋で締めて本日はおしまい!!

お疲れさまでした!!!

 

 

 

初登山完走の感想ですが…

やはり昔から大の山好きなので、サイコーに楽しめました!!

もっともっと絶景を見るためにいろんな山に行きたくもなりました。

次の目標は……御嶽山かなー!!

昔からポツンと家から見えてた独立峰だし、標高3000mはまだ未経験だし!

晴れたら行きたいですが、ずっと天気悪いのでなかなかいけずにおります。。。

 

機会があれば、ぜひとも行こうと思います!(今年だめなら来年に。)

 

 

 

そんなわけで、こんな感じに登山編もこれから不定期で更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。

おしまい!

岡山1000を終えて

長い長いブログ閲覧ありがとうございました。

岡山1000を終えて振り返りです。(ついでに徳島1000GFもあわせて振り返る)

 

まず岡山1000を完走した感想は・・・

山岳コースの割には景色のいいとこが少なく・・・さらにはキツい坂ばかりなので修行感が強かった(笑)

でもその分日本有数の難コースを時間内完走できたときの喜びは当然大きかったです。

 

景色の良いところは大体深夜に通過する山ばかりなので、絶景を求めて参加するならSR600(600km・10000m以上登る特殊なブルベ)に出たほうがいいと思いました。

 

そして今回、お腹(と肛門)のトラブルはR-1を飲むことで完全に解決できましたが、睡眠のトラブルについては全く解決してません・・・むしろ悪化してるような気がする。

色々試してきて感じたのは、自分はとにかく仮眠が苦手。

寝ようとしても、脂肪が無い体のせいで骨が当たり、ずっと同じ姿勢でいるとすぐに体が痛くなって寝付けなくなる。

また、警戒心も元々強いせいで周囲が気になってしまい、極限状態じゃないと眠りにつくことがほとんどできないようです。

 

今回も仮眠失敗によるタイムロスがかなり痛く、うまく寝れていればあと1〜2時間は早くゴールできていたような気もします。

仮眠に失敗すると無駄に時間を消費するだけでなく、睡眠時間がとれていない分体への負担はどんどん倍増していきます・・・(それで足の回復も遅くなり、踏めない状態が長く続いたというのもおそらくある)

 

なので今後はやっぱり今まで通りホテルを確保してブルベに挑戦していきたいです。

今回みたいに宿のないコースの場合は・・・その時はその時でなんとかします(^_^;)

 

 

 

タイヤの空気のトラブルも、ホントに運がなかった。

結局スタート前にパンクしただけで、1000km走って一度もパンクしなかった。

原因はたぶんだけどチューブの噛み合わせがたまたま悪かった・・・とかなんだろうなぁ……たぶん。

ちなみにあのときスタート前にパンクしてなかったら、結構ヤバい事になってたので、あそこでのパンクはある意味助かりました。

なぜかというと、あそこでパンクしていなかったら携帯ポンプがぶっ壊れていたことに気づけなかったから。

気づかないまま出走していて、もし道中でパンクしていたら空気を入れる手段が完全に絶たれ、もうその時点で詰みます☠

なので今回はあそこでのパンクはある意味助かったのかなーと。(そもそもあんなところでパンクしてくれなくてもいいんだが。。。)

 

 

 

そして、身を捨ててまでして今回完走を果たしたわけですが・・・・あ、身というのは腕と手のことです。

その代償は本当に大きく、2ヶ月経った現在(8/16)においても腕は少し痛く(上腕三頭筋あたりに慢性的な疲労)、右手の薬指と小指がしびれて違和感が残ったままとなっています。

上記の痛みは既に4/29の徳島1000GFの時点で痛みが出てたので、およそ3ヶ月ずっと痛みが残っていると言ったほうが正しそうです。

また、岡山1000を終えたあとは特に上記とは別で手のひらが打撲したように痛く、ハンドルへまともに手を添えることができませんでした。

手のひらというのはこのへん。(※両手ともです)f:id:ikarugasan:20220816124222j:image

色々調べると手根管症候群が症状的に近いかもしれない・・・

神経がむくんで圧迫されうんたらかんたら・・・

 

神経痛にはビタミンB12とか摂るといいそうなので、アリナミンEXプラスを7/1あたりから服用し始めました。

その効果は1週間?10日間くらいで出始め、岡山1000を終えて1ヶ月後くらいからようやく手のひらの痛みはなくなって普通に乗れるようになりました。

普通にといっても、100km以上は腕が痛くなるので無理ですけど・・・(正確にはいくら痛くても乗れるけどその分どんどん治るのが遅くなるので乗りたくない)

なので岡山以降は100kmを超えるライドを一度もしていません。最高で90kmといった感じ。

 

ここまで痛くなることは当然覚悟して岡山1000走ったので、別に後悔とかはしていません。

そもそも治るには次の冬くらいまではかかるだろうなぁと思っていましたので!

ですから今シーズンはもう終了したと言っても過言ではありません。

なのでせめて冬には治って来シーズンを迎えたい・・・と考えているのだけれど・・・ほんとに冬には治ってくれるかどうかも若干怪しい・・・(いや治るか治らないかなんてまだ現時点では不明ですけどね)

 

 

 

自転車のシーズンは終了したものの、やはり体は動かしていたい。

指や腕に負担がかからずに体を動かせるスポーツはなにかないか・・・そこでひらめいたのが登山だったわけです。

登山自体前からやってみたかったし・・・というかそもそも山自体小さい頃からかなり好きだし、自転車で走れるコースからでは見れない景色を登山で見たい!と思うようになり登山を始めることにしました。

ちなみに肝心な登山経験はというと、春日井少年自然の家のとこから登れる弥勒山を小学校の頃登ったくらい。(それも学校帰りで自転車で行って登ってました🙃)

あとは18?19?くらいに鳳来寺山を登ったくらい。

 

 

 

まあそんなこんなで、自転車に乗るための筋肉が治るまでの間は、登山でもして穏やかに過ごしていようかなーと考えております。

 

それでは、次回から始まる登山編に続きます。

おわり。

BRM602 岡山1000km中国山地【当日編3/3】

当日編2/3からの続きで今回で完結となります。f:id:ikarugasan:20220729121433j:image

今回は↓の左上から右下のゴールまでです。f:id:ikarugasan:20220729121712j:image

ローソン・ポプラ川本因原店でポプ弁をガッツリ食べて、食べてる途中にじーにょさんが追いつき、私が先に補給を終えてコンビニ出発!

 

ポプ弁は大量のご飯に唐揚げという組み合わせだったので、かなり足が復活しそうな気がします!

こんな感じのところを、それなりのペースで走る。(6/4 11:50)f:id:ikarugasan:20220729122242j:image

もうすぐ登ることになる三瓶山が見えてきた!!(12:21)f:id:ikarugasan:20220729122418j:image

標高は最大でも700mちょいの山ですが、コースプロフィール的には一気に登る感じになってて、ここまで大して見ることのできなかった絶景に期待がかかります!

 

青看板も出てきてテンション上がってきた!f:id:ikarugasan:20220729122735j:image

ということで登りがスタート!f:id:ikarugasan:20220729122812j:imagef:id:ikarugasan:20220729122836j:image

やはりポプ弁を食べたおかげなのか、足は悪くない模様!!

それなりに力を入れて踏むことができています!!

 

悪くないペースで登っていると・・・・途中で後ろからじーにょさんが追いついてきたーーー!!!

うおーーーテンション上がるぅーー!!(13:02)f:id:ikarugasan:20220729123232j:image

登ってたらさらに後ろから二人組に追いつかれ、ブルベですか?と聞かれました。

1000kmの途中で今700km超えたあたりです!みたいな感じで返答をして、いい感じに驚かれてました。(でもブルベならそれくらい当たり前ですよね!的なリアクションで、そこまで驚いているようには見えなかった(笑))

 

喋りながら楽しく三瓶山をヒルクライム!!f:id:ikarugasan:20220729123508j:image

でもちょっと水が足りなくなってきてて・・・ちょっとキツイかな・・・(^_^;)

そんな状態とはお構いなしに、絶景が目の前に飛び込んでくる!!

うおーー!!すげーー!!三瓶高原だーー!!(13:16)f:id:ikarugasan:20220729123645j:imagef:id:ikarugasan:20220803121610j:image

めっちゃ絶景!!

テンション上がる!!!

木陰の中は涼しげで、最高過ぎぃ!!!f:id:ikarugasan:20220803121732j:image

こうして通過チェック4、ドッグカフェの看板到着!!(13:38)f:id:ikarugasan:20220803121817j:image

せっかくここまで登ったもんだから何か食べたいね?

そんな話になり、時間にも余裕はあるってことで何か食べられそうなところを探します。

ソフトクリームとかあったらいいなぁ・・・

と、探していたら発見!!f:id:ikarugasan:20220803122200j:image

パフェと三瓶バーガーをいただきました!!!

くっそ暑かったので、冷たいパフェが食べられてサイコーです!!!!

ハンバーガーも、めちゃくちゃ美味いです!!!

今大会、始まってからずっとつらい状況が続いていたので、こういう楽しい時間があるとすごく嬉しい♪♪思い出にもなるしね!!

 

大満足したら2人で出発!

途中にあった絶景。f:id:ikarugasan:20220803122558j:imagef:id:ikarugasan:20220803122710j:image

絶景は絶景でも、止まって見てくほどではないかな・・・(^_^;)って言ったら共感してもらえた(笑)

 

三瓶山景色いいとこあったら写真撮ろう!という話になり、いい場所見つけて撮れたのがコチラ・・・f:id:ikarugasan:20220803122812j:image逆光で撮影失敗(笑)でもこれはこれで思い出の一枚になったってことで✌️

 

こうして三瓶山を下り、アップダウンの道へと進んでいきました。

 

この辺から、私の胃の調子があまりよくなく・・・

というか三瓶バーガーを食べ終えたあとすぐに下ってまたすぐに登りが始まったもんだから、消化不良と胃もたれを起こしてしまいました(-_-;)

しかしこの程度で引き離されまいと、なんとかじーにょさんについていきますが・・・

無理!!

胃もたれしてるとそもそも体に力を入れることができなくなるため、大幅に失速!!

こうしてじーにょさんとさようならし、ここから単独で走ることとなりました。

とにかくゆっくりの速度で坂を登り、名もなき峠の頂上で家から持参してきた胃薬を服用。(今大会3回目)f:id:ikarugasan:20220803123419j:image

そのままアップダウンの道を進んでいきます。

 

単独になると、やたらと意識がとびそうになりました。

眠気はないのに、急に意識がなくなってビックリすることが何度もあった。

完全に睡眠不足だやばい・・・

でも一応今夜はおろちの道の駅で仮眠する予定なので、この睡眠不足も無事解消されるはず!!(盛大な死亡フラグ✌️)

 

なんとか16:55、782km地点にあるPC7のファミリーマート雲南木次店へ到着。

着いたらじーにょさんがまだいらっしゃいました。f:id:ikarugasan:20220803125227j:image

ここがクローズの設けられている最後のPCです。(クローズは20:01まで)

とりあえずここまで来たらあとは翌日の15:00までにゴールできればいいので、ようやく時間内完走が見えてきたという感じです!

 

当然じーにょさんが先に出発していかれました。f:id:ikarugasan:20220805124933j:imageそしてこれ以降、じーにょさんと会うことは(今大会では)二度とありませんでした……✋

 

補給を終えて自分も17:36に再スタート!!f:id:ikarugasan:20220805125339j:image残りは220kmほど!!

 

ゴールまでもうちょっとのところまで来たんだ!あと少し頑張ろう!

 

 

 

しかし困難はまだまだ続く………

 

 

 

コンビニを出発して走り出す。

次のコンビニは68km先のファミマ(通貨チェックでもなんでもない)だが、ここから17km走ったところに道の駅おろちの里があり、今回はそこで仮眠を予定している。

なのでとりあえずそこまで走ることを目標に頑張ることにする。

 

・・・が・・・

 

ここからやたらと急勾配の道が連続し、12%前後の厳しい道が常に襲いかかってくる・・・(-_-;)

こんなの聞いてないよ〜・・・🤮

足も回復しておらず、全然踏めない状態でなんとか応戦するが、もうとにかくキツイ・・・・

 

ボロッボロになりながら、本当にやっとの状態で登っていき、ついにさくらおろち湖まで来ました!!(18:49)f:id:ikarugasan:20220809123236j:image

ここまで来れば、仮眠を予定している「道の駅おろちの里」はすぐそこだ!!

 

ということでおろちの里に到着!!(18:57)f:id:ikarugasan:20220809123300j:image

よし!!

寝よう!!

 

さあどこで寝ようかな??

外だとすごい数のツバメが飛来していてチュンチュンうるさいなぁ・・・

室内にも座るところがあって、そこでも寝ることはできそうだ!でもトイレなどで人が入ってきたときに開く自動ドアが気になって眠れなさそうだなぁ・・・

 

色々悩んだものの、結局外のベンチで寝っ転がって寝ることに!

さあ寝よう!

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・

 

あーー・・・・寝れねえ・・・

たまに虫が顔に来るし、眠気という眠気が特に来てなくて全然寝付けない。

 

時間だけがどんどん過ぎていく・・・

ああもったいない!!!

 

・・・しょうがない!!

もうこのまま行くことにしよう!!!

ここでこのまま待機していても、寝れずに時間だけがどんどん過ぎていくだけだ!!

 

そういうわけで足をマッサージしてもみほぐし、少しでも足を復活させつつ、持ってた補給食も食べて休んで消費した分のエネルギーもチャージしたら出発!

 

ツイート見てるとここで休んでる間にもじーにょさんはどんどん先へ進んでってる・・・

自分もここで立ち止まってるわけにはいかない・・!!

 

こうして道の駅おろちの里を出発し、おろちループまでの登りが始まる。

ここからは岡山1200でも走ったことのある道。

頂上のおろちループまで勾配のきつい坂はなく、割と速度を乗せたまま登り切ることができます。

 

しかし・・・・・・・・・・・

 

登りが始まると同時に、強烈な睡魔がやってきてしまいました。

必死に登ろうとすればするほど、睡魔が襲ってきて意識を何度も失いそうになる。

車道を走っていてかなりの危険を感じたため、どこかで仮眠することを決める・・・・

 

強い眠気に耐えながら、超低速で走行し仮眠できそうなところを必死に探すが・・・

 

ない・・・

ない・・・・

 

お!あった!

 

右手にバス停があったので、ちょっと止まって寝ることにします!

 

・・・・・

 

・・・・・・・

 

またしても寝れない!!

寝れそうになる瞬間(目をつぶってると意識が遠のきそうになる感じのアレ)は来るのだが、姿勢が悪くそれ以上寝ることができない!!

姿勢が悪いというのは、力を抜くと倒れそうになったりバランスを崩したりしそうになるという意味で・・・

要はバス停が狭いせいで安定した姿勢になることができず、寝ることができないのです(-_-;)

 

こんな寝れない状態でずっとここにいたってしょうがない!

またしても仕方がないという理由で寝ずに先へ進むことへ!

 

もうどうしようもなくなってきたので、ここで眠気対策の骨伝導イヤホンを使用することに!

ゲームミュージックでテンションを少しでも上げ、眠気を振り払いながら走ります。

 

しかし足が全然復活しておらず、踏めない状態が続いていることと眠気が常にあるせいで、おろちループを登れる気が全くしません。

心が折れまくってダラダラと低速で走っていると左手にファミリーマートが!

 

ここで休んで、一旦仕切り直そう!!

このままでは精神も体も持ちそうにない!

ということで予定外のファミリーマート出雲横田店へ立ち寄ることに!(21:32)f:id:ikarugasan:20220809125258j:image

何食べたかは忘れてしまったが、軽く補給を済ませて気持ちをリセットさせたら再スタート!

 

だが・・・・・

 

そもそもが睡眠不足なので、小休憩したからといって急に走れるようになるはずもなく・・・・・

またしても強い睡魔に襲われる・・・・

 

ダメだ・・・・・

超低速でしか進むことができない・・・・

骨伝導イヤホンの音楽も、こんな状態となってしまってはもはや子守唄にしか聴こえない・・・

このままでは・・・・・・

・・・・・・・

 

なんとかしてどこかで休まねば・・・

 

意識がほぼない状態で走っていると、前方に建物が!

その右手には東屋がある!(↓ここ)f:id:ikarugasan:20220814124902j:image

もう限界だ!!

ここで寝よう!!

 

本能の赴くままに、東屋にて座った状態で仮眠。

心も体も完全にノックアウトしていたので一瞬で眠りにつくことができた。

 

Zzzzzz・・・・・・・

 

・・・・・ん・・・・

 

ハッ!!!!

いま何時だ!?!?

 

23時・・・!!

当初の計画では次のコンビニに23時到着予定だったのに、今この時点でこの時間はまずい…!(※今いるおろちループは21時台くらいに通過の予定だった)

 

2時間くらい遅れているだろうか・・・・

もともと69時間での完走の予定だったので、2時間遅れの場合71時間くらいでの完走になるか・・・?

一応まだ時間内完走は大丈夫と思われるが、あまり時間に余裕がない!

ここまでで合計およそ3時間くらいしか寝てないわけだし、次睡魔に襲われたら大幅に失速することは間違いないだろうから、かなりヤバい!

さらにこの先で不測の事態が起きて、さらなるタイムロスにつながる可能性だって十分にあり得る。

 

とりあえず、20分くらいはここで寝ることができた。

そしてゴールまで、もうあまり時間に余裕はない。

ならば!!

寝ずにゴールまで走りきってやる!!

もうここからは絶対に寝ないぞ!!!!

 

20分の仮眠により冷静な判断力を取り戻し・・・

いざゴールに向けて!!!

行くぞーーー!!!!!!

 

おろちループ自体勾配は大したことないので、本来であればあっさりとクリアできる峠道なのだが、睡眠不足による睡魔のせいで盛大に時間がかかってしまった。

先を急げ!!!(23:20)f:id:ikarugasan:20220809125328j:image

そしておろちループクリアー!!

頂上は意外にも16℃くらいあって全然寒くなかった。(昨年の岡山1200では7℃?6℃?くらいしかなくて、かなり冷え込む場所のイメージが植え付けられていたがそういうわけでもないようだ(^_^;))

 

さあダッシュで下るぞ!!!

といっても向かい風ダウンヒルだったので全然早く進めないのだが😂

 

長い長ーーーい下りを経て、昨日通った道に合流!!(23:48)f:id:ikarugasan:20220809125349j:image

眠気が来ないようチョコ入りのお菓子を食べながら緩い勾配の坂を下ります。

 

ようやく補給予定だったセブンイレブン庄原西城店に到着!(6/5 0:07)f:id:ikarugasan:20220814121116j:image
ここまでの記録。f:id:ikarugasan:20220814121139j:image

よし!ここで必殺のシーフードヌードルビッグを食べることにしよう!!!

なぜなら、この先かなりの山岳区間となっており少しでも塩分等摂取して足を復活させる必要があるからだ。

塩分を大量に摂取できるラーメンはたまにしか食べないので、食べたときの効果は絶大!!!

なのでいつも今回のように真夜中のキツくて辛い場面でしか食べないようにしています。

 

補給して水を飲もうとしたら、たまたま誤嚥してしまい、深夜の誰もいないコンビニの駐車場で盛大にむせてしまった・・・

ホントにここで死ぬんじゃないかってくらいむせていましたがなんとか大丈夫でした(^_^;)

 

そして、ここで最後の戦いに挑むための決意のツイートを行う。

ここまでかなり険しい道のりを走ってきたんだ。

もう、絶対に諦めない!!!!

必ず時間内にゴールしてやるんだ!!!

 

そうして固い決意のもとスタート!!

ここからは帝釈峡のモニュメント(フォトチェック)、吹屋郵便局(フォトチェック)、やまびこ市場(フォトチェック)、道の駅かようの看板(フォトチェック)という、4つのフォトチェックを通過して15:00までにゴールできれば時間内完走達成となる。

今いるコンビニから90km先にあるコンビニが最後の補給地点を予定しているので、フォトチェックを通過しながらまずはそこを目指すことにしよう!

 

さっそく登りが始まる。

予想通りカップヌードルのおかげで足が一気に回復し、軽やかに登っていけるようになっている!!

毎回この瞬間は余裕も生まれてくるのでテンションが上がります。(※最初だけ)

 

事前に調べていた時の記憶だと、帝釈峡まではかなり激坂がありそうな予感。

グネグネしてるし、細い県道だし・・・どう見てもやばい道って感じでした。

 

しばらく登り坂を進んでいくと、突然下り始めたりしました。

定期的にグーグルマップを開いて今いる位置とルートを確認し、コースミスしてないかだけ最新の注意をはらってルート通り進む。

 

もうすぐ帝釈峡かな・・・!!

と思ってたところで・・・

激坂出現!!!f:id:ikarugasan:20220814121738j:image

うおおおおおお!!!!

15%くらいあるようだが・・・

こんなところで負けてたまるかああああ!!!!

普段は激坂が来てもシッティングで大体済ませますが、今回だけはもう余裕がなかったので珍しくダンシングで一気に登りました。

(あと上のスクリーンショット・・・ちょうど激坂が出てきたところで神石高原町という看板があったため、場所の特定が簡単にできました。という裏話。)

 

そして・・・・・

 

871km地点、通過チェック5 龍のモニュメントに到着!!!(2:27)f:id:ikarugasan:20220814121220j:imagef:id:ikarugasan:20220814121201j:image

このへんは頭おかしすぎるコースとキチガイじみた瞬間斜度で結構テンション高かったので眠気はそんなにありませんでした。

 

補給食を口に入れてさあ出発。

 

しかし・・・

足がまたしても動かなくなってきた・・・

踏めない・・・力が入らない・・・・

この先の吹屋ふるさと村も登りがかなりあるから、今ここで足を回復させておかないと・・・

 

眠気もまたやってきてやばい・・・

意識がっ・・・・・・・

 

結局また気絶寸前となってしまい、たまたま出てきたコンビニ(ローソン庄原東城町店)にて予定外のコンビニ休憩をすることに。

というか、まずはもう寝かせてほしい(限界)

そういうわけで駐車場の隅にあぐらをかいて座り、仮眠。

 

また限界だったので一瞬で眠りにつく。

数十分後、自然と目が覚める。

 

今は・・・3:30か・・・・・

もうすぐ夜が明けるな・・・・・・

足が限界・・・

ならもう一度ここで休んでリセットさせるしかないようだ・・・・

 

足を回復させるには今まで食べてないものを(摂取してない栄養素を)食べるのが一番。

ここでは、ブルベ中は基本食べることのないナポリタンスパゲティを食べることにしました。(4:12)f:id:ikarugasan:20220814121805j:image

うーーん!!うまい!!!

 

さらに、足をもみほぐして筋肉をマッサージ。

まだまだ鬼のように出てくる山・峠・坂を登るためには、足を復活させないとどうしようもない!

 

こうして準備が整い、4:20頃……出発だ!!!

 

夜も青くなってきて、夜明けを迎える。

走っていると、更に明るくなってきた。(4:37)f:id:ikarugasan:20220814121840j:image

岡山県突入!!(4:43)f:id:ikarugasan:20220814121900j:imageこの場合突入というより帰ってきたと言ったほうが正しいな。f:id:ikarugasan:20220814121923j:image

 

よくある田舎道を進んでいく。

ある程度まで走ると、また・・・眠くなってきやがった・・・くそ・・・・

なんとか眠気をごまかすために、ツイッターでも見て気分転換する。

 

うおおおお!?!?

じーにょさんがもうゴールしてるーーー!!!🤯

64時間台でのゴール、このコースでこのタイムってめっちゃ早いじゃーーん!!

自分が眠気に襲われて先に進めなくなってる間にもしっかりと走り続けていたのだから、当たり前か・・・

しかし私も負けてられないな!!

自分もあと少しでゴールなんだ・・・あと少し頑張らなきゃ!!!

 

ちょっといい刺激をもらえたが、また足が動かなくなってきており、気分は上々!……とは言えない状態。

辛い・・・

走ってると何故か眠くなるし・・・止まってると大丈夫なのに・・・

 

途中自販機でアクエリアススパークリングを発見したので飲む。

じーにょさんに教えてもらった足が復活する飲み物。

これで吹屋ふるさと村の登りをこなしてやる!

 

一年前、岡山1200でも登った吹屋ふるさと村まで続く峠道を登り・・・・(アクエリアススパークリングの効果で足が少し復活し、まぁまぁ踏めた)

きたーーー!!!(6:37)f:id:ikarugasan:20220814121950j:imagef:id:ikarugasan:20220814122019j:imagef:id:ikarugasan:20220814122043j:image

ということで915km地点 通過チェック6 吹屋郵便局到着!(6:38)f:id:ikarugasan:20220814141734j:image

止まらずにガンガン行きます!!

 

お次はやまびこ市場。

どんなところなんだろう・・・初めていく行く道で、どんなコースになっているのか全く知りません。

 

・・・・・・・

 

なんか・・・勾配キツくない・・・??

 

ずっと10%が続いてるんだけど・・・

しかも終わったと思っても、10%の下りから再び10%の坂が何度も何度も出てくる。

 

吹屋ふるさと村を下るタイミングで魚肉ソーセージを食べていたことで、足はそれなりに回復していて出力を出すことはでき、苦しいながらもなんとか登ることはできそうだ。

 

お??f:id:ikarugasan:20220814122129j:image

人形だーーっ!!f:id:ikarugasan:20220814122152j:imagef:id:ikarugasan:20220814122211j:image

徳島のかかしの里を思い出す。あと、恵那の上矢作にもある人形とかも印象深い。

 

そんなこんなで930km地点 通過チェック7 やまびこ市場についたーー!!(7:29)f:id:ikarugasan:20220814122245j:image

よし!あとは下るだけかな??

・・・と思っていた時期が私にもありましたorzf:id:ikarugasan:20220814122303j:image

さっきからずーーーーっと10%の登りと下りしかない。

頭おかしくなりそう。

しかも、最後の10%はくっそ長いしなぜがずっと直線。

 

休むダンシングでシッティングで使う筋肉を回復させながら登るが、そもそも休むダンシングで使う筋肉もずっと10%の坂を登ってきたことでそろそろ限界が近い。

なお、休むダンシングにも種類があり、上腕三頭筋付近に体重を乗せる休むダンシング、大腿部に体重を乗せる休むダンシング、背筋(腰?)に体重を乗せる休むダンシングの3種類あるように思います。

この3つそれぞれ駆使して(というか使い分けて)シッティングの筋肉を休めているわけですが、この3つの筋肉も既に限界が近づいてきているわけです🥺

とりあえず背筋に体重を乗せてペダルを押すような休むダンシングが一番早くて一番長続きしそうだったので、ここは背筋にすべてを任せて登っていきました。(負担を一点集中で受けてるから休むダンシングをやめた途端腰というか背中が痛くなる😂)

 

ついに10%坂が終わった!!!

魚肉ソーセージを食べて、いざ下りへ!!

ずっと10%の長い下り。

なんなんだここは・・・勾配がほんと恐ろしいんだけど・・・

 

高梁市に突入し、予定していたローソン高梁木野山店へ到着!(8:13)f:id:ikarugasan:20220814122333j:image

ここへの到着は元々6:00を予定していました。

当初の計画よりちょうど2時間遅れという感じ。

そして、ゴールまではちょうど60km。

ゴールが近づいてくると、このまま行った場合の完走タイムが予想できるようになってくる。

ちなみにその予想でいくと、このままいけば12時頃にはゴールできそうだ。(山岳とド平坦が半分くらい含まれた60kmで、既に940km走った状態ということを考慮すると大体4時間くらいで走破できるという計算。)

12時でのゴールだと、完走タイムは72時間となる。

マージンは3時間もあり、時間内完走はもうほぼ確実といったところ。

よし・・・ならば・・・

72時間切りを狙おう!!

 

そう決め、得意のフルーツゼリーを食べて短時間補給を行い、スピードを重視してコンビニを出発!!

ちなみに眠気はもうありませんでした。太陽がここまで登ってきたら、大体睡魔はこなくなります。たぶんね。

 

高梁市の町中を少し走り、最後の山岳区間へ!!(8:58)f:id:ikarugasan:20220814122855j:image

ループ橋から町並みが見える。f:id:ikarugasan:20220814122927j:image

どんどん登っていきますが・・・・・

ここらへんは目を閉じて登ってました。

なんか意識はしっかり?してるのに、まぶたが勝手に閉じるんですよね。

でもまっすぐちゃんと走れるっていう。

でも眠いっていう。

不思議な区間でした(^_^;)

もしかしたら睡眠不足なのかもしれない。(自虐ネタ)

 

その後も登り多めのアップダウンをこなし、962km地点 通過チェック8 道の駅かようの看板に到着!!(9:45)f:id:ikarugasan:20220814122955j:image

止まらずにどんどん進みます。

 

その後、アップダウンを走っている最中、充電していたサイコンが勝手に自動電源オフのメッセージをなぜか繰り返し頻発させるという不具合が発生(-_-;)

毎回自動電源オフ?を15秒以内にNoをタッチしないと勝手に電源が切れるので、最高にストレスです🥺

 

もしかしたら充電用ケーブルの接触不良かも・・・

充電せずにゴールまでは・・・ぎりぎり持ちそうもないバッテリー残量・・

仕方ないので、もう一つの超短いケーブルを使ってサイコンを充電させておきます。

もちろん超短いケーブルなのでマウントには距離が届かないため、フレームバックの中にサイコンとモバイルバッテリーは入れたままにして、記録だけ取れるようにしておきました。

 

そんなトラブルを対処しつつ、左ケツの激痛に耐えながら進んでいく。

あまり書いてないけど、2日目に誕生した左坐骨のデキモノはずっと残っていて激痛を伴ってます。左だけ。

右の坐骨は余裕なのに、最悪です😂

 

山岳区間がようやく終わったようで(長かった・・・)、下りに入って1日目に通った道に出ました!!

 

ようやく道も平坦となり、ラストスパート区間に入ったようだ・・・!

よっしゃ!!!

ここからファイナルブースト発動だ!!!

余ったエネルギーをすべて推進力に変え、ゴールまで爆走する!!

追い風気味?のド平坦を高速巡航してどんどんタイムを稼いでいく。

このままいけば、なんとか72時間切りが達成できそうだ!!

 

堤防道路に来た。(11:17)f:id:ikarugasan:20220814123017j:image

最後まで、出し尽くす。(11:21)f:id:ikarugasan:20220814123057j:image

ホントに・・・戻ってきたんだ!!(11:27)f:id:ikarugasan:20220814123120j:image

お決まりの名もなき峠ルートで早島町の看板を3日ぶりに拝み・・・・(11:36)f:id:ikarugasan:20220814123147j:image

1003km地点のゴールPCとなっているファミリーマート早島南店に到着し、

岡山1000km中国山地ゴーーール!!!

ダッシュでバナナだけ買って、時間証明のレシートを入手。

レシートによると、11:44でのゴールとなりました。

ということはつまり、71時間44分での完走という事!!

残念ながら当初計画していた69時間はダメでしたが、急遽目標にしていた72時間切りは無事達成できました!

ゴール直後の記録。f:id:ikarugasan:20220814123215j:image20kmも余分に走ってます(笑)(正確には17km)

 

軽く外で休み、休憩を終えて駐車場へ行こうとしたところ、同じコンビニにいた女性サイクリストの方から声をかけられました。

 

「岡山1000kmですか?」

「あっそうです!」

 

えっえっ!?

話を聞くと、どうやらちょうど今から岡山1000kmをスタートするところだったようです!!

 

宿無しで今回走ったこととか、参加までの経緯とか、色々お話しました。

さらに色々話していると、一ヶ月の徳島1000kmGFにこの方も参加していたことが判明(^_^;)

よくよく思い返すと確かに1日目の夜、高知市?のコンビニでほんの少しだけ喋った記憶があるぞ・・・🤣

 

完走大変かと思いますが、頑張ってください!!

(後日聞いたところによると、無事この方も完走されたようです!!すごすぎ!!)

 

 

 

完走後は駐車場の車に戻ります。

つきました。(12:05)f:id:ikarugasan:20220814123251j:image

グローブとか、色々脱ぐ。(6/2〜6/5までのほぼ4日間、ほぼつけっぱなしだったという衝撃の事実(笑))f:id:ikarugasan:20220814123323j:image

そしてオーバードライブ状態でずっと走り続けた手。f:id:ikarugasan:20220814123357j:imagef:id:ikarugasan:20220814123413j:image

凄まじい激痛でホントにやばいことになってそうですが、意外にも皮膚の表面がちょっと赤いだけ。

しかし実際は神経の奥深くまでダメージがいっており・・・以下略

 

ここでログも保存。f:id:ikarugasan:20220814123442j:image走行中は不明だった累積標高は13578mでした。(過去最高記録更新)

走り終えた直後のチェーンの状態を記録として残しておきます。f:id:ikarugasan:20220814123525j:image

使用したチェーンは105新品、チェーンオイルはナスカルブで1020kmの間一度もオイルはさしてません。また、雨にも一度も降られていません。f:id:ikarugasan:20220814123546j:imagef:id:ikarugasan:20220814123604j:imagef:id:ikarugasan:20220814123623j:imagef:id:ikarugasan:20220814123643j:image意外とウェットな見た目をしていて、1000km持った……のか??(ちなみに岡山1200kmも一回もオイルさしてません)

実際は600kmくらいで一度はさしたほうが、駆動効率は落ちにくくなるのだと思われます。

 

そしてスタート前にふざけた事件を引き起こした元凶(笑)f:id:ikarugasan:20220814123716j:image

ずっと後部座席に放置したままでした。

 

ある程度片付けたら車の中でレシート、写真のプロパティを元に、ブルベカードへ時刻の記入を行います。f:id:ikarugasan:20220814123745j:image

できました。f:id:ikarugasan:20220814123802j:image

このブルベカードを事前に送られてきた送付用封筒へレシートとともに入れてポストへ投函します。

以上で完走後の手続きは終了です。

 

とれたログ↓f:id:ikarugasan:20220814123857j:imageやはり1000kmのログは迫力あって圧巻。

 

車に到着した瞬間雨が降り始めました。

宿へのチェックインは15:00からであり、今行っても待つだけなので車の中で少し仮眠します。

ちなみにここまでで全然眠くなかったです。

なので簡単に仮眠することはでき・・・・・・・ませ・・・・・んで・・・・・したZzzzzz・・・・・・・・・・

 

15時前くらい?に起きて、なんかすごい雨の中移動して、前日泊まったところと同じ宿へ。

4日ぶりに風呂へ入り、風呂のありがたみを感じてちょっと感動しました。

宿が提供してくれた夕食(海鮮料理)を食べ、即就寝。

 

 

 

6/6㈪

スッキリと目が覚める。睡眠時間に驚きながら。

相変わらず美味しいしボリューム満点の朝食!f:id:ikarugasan:20220814123925j:image

ホテルを出て、高速で帰宅する。

途中のパーキングで昼食。f:id:ikarugasan:20220814124013j:image

今の体だと、何食べてもうまい。

 

そして無事帰宅!

 

今回の完走率はこんな感じに。あわせて、過去の岡山1000の完走率も気になったので調べました。↓f:id:ikarugasan:20220814124135j:image

今回完走したのはじーにょさんと私とゴール地点で会った女性の方の3人のみ。

ツイッターで別日に出走された方とやり取りする機会もあったのですが、その方は運悪く悪天候に当たってしまい、DNFされたとのことでした。

 

 

 

後日、ブルベカードと購入したメダルが届きました。f:id:ikarugasan:20220814124216j:imageこれで1000kmメダルが3つに!!!

そしてそして、AJ岡山さんから最後にお礼のメッセージが・・・!f:id:ikarugasan:20220814124250j:image

ヤバい、メッチャ嬉しい……

グレイトのハンコ!f:id:ikarugasan:20220814124309j:image

 

 

こうして岡山1000km中国山地、そして超超長距離への挑戦は本当におしまい。

挑戦を今後もしないわけじゃないけども、ひとまずやりたいことはやり尽くしたので、もう大満足です。

 

ブログも、ここまでたくさん、ずーーっと読んでいただきありがとうございました。

突然ですが!

新章突入します!

 

「山を登りて戻り来よ」登山編

始まります!!f:id:ikarugasan:20220814165346j:imagef:id:ikarugasan:20220814165429j:image

BRM602 岡山1000km中国山地【当日編2/3】

前回からの続きです。f:id:ikarugasan:20220719162542j:image

 

今回はこの区間のお話です。f:id:ikarugasan:20220719162608j:image

 

330km地点のPC3 セブンイレブン南部町阿賀店(上にあるルートのスタート地点)へ5:52に到着し、先に出発したじーにょさんを追う形で自分もスタート。

 

さっそく走り出すが・・・・足が疲れてて力が出ない。

補給したものが消化吸収されれば大体足が復活して走れるようになるのだが・・・

初日力を使いすぎたせいなのか、なかなか復活せずペースが上がらない。

 

いつもより割と遅いペースでなんとか進んでいくが、結構足が厳しい・・・。

暑さのせいで(自分のウェアのせいでもあるが)水の消費も激しく、自販機での給水もそれなりの頻度で行いながら進んでいく。

 

ペースが上がらないとはいっても、なるべく止まらないないようにして走り続けることで、タイムロスはなるべく最小限に抑えて走りました。

 

ここらへんもしっかり予習済みのルートなので、どこらへんに峠があってどこらへんで補給すべきかというのは頭に入っていました。

そのおかげで途中で出てくる峠・山を登ってる最中にエネルギー切れになるということは防げました。

主に↓の上半分に書いてある三国山(愛知岐阜の事ではない)とか。f:id:ikarugasan:20220719164304j:image

 

三国山登坂中。(9:01)f:id:ikarugasan:20220719163049j:image

ずっと足が回復しない状況が続いており、かなり厳しいです。

ちょっといい景色が見れました。f:id:ikarugasan:20220719164546j:image

ここまでの記録。f:id:ikarugasan:20220719164657j:image

そして三国山クリア!(9:11)f:id:ikarugasan:20220719164718j:image

ゴールはトンネルになっていました。

トンネル内は涼しかった。

ここまでひたすら暑かった(自分のせい)ので、快適。

 

トンネル抜けたら下り始めました。

足をとにかく回復させるためにひたすらストレッチします。

っていうかさっきからもうずっとやってるけど全然足回復しない・・・辛い・・・。

 

下り終えてR314。f:id:ikarugasan:20220719164946j:image

暑い・・・・

水が足りない・・・

 

足も相変わらず厳しいまま。

数少ない自販機が出てきては、空になったボトル一本分の給水とアクエリアス一本一気飲みを繰り返す。

懸念していた手のひらの痛みも、予想通り既に限界を迎えていてずっと前から激痛。(たぶん200km走ったあたりから既に激痛だった)

 

もうすぐでDNFするかどうかの分岐点だ・・・

今走ってるのが↓のちょうど真ん中の部分。f:id:ikarugasan:20220720130411j:imageルート的には↑写真の左下に向かうことになるが、そうなるとスタート地点からはどんどん離れていくことになるため、もう後戻りはできなくなる。(正確にはできるけど大変になっていく)

 

ここで諦めればとりあえず激痛から開放され、最短でスタート地点に帰ることができる。

が、とりあえず今は走り続ける道を選ぶ。

痛くても走ることはできるし、準備編でも書いたように、今回は引くにも引けない理由があるから。

 

そんな感じでぼろぼろの状態のままなんとか426km地点・PC4のセブンイレブン庄原山内店へ到着。(11:33)f:id:ikarugasan:20220719172409j:image

当初の予定では14:00到着予定(69時間ゴールのプラン)なので一応2時間半くらいは予定より早い。

ここで本日最初の歯磨き。(記憶違いで大山下ったセブンで歯磨きしたと書いちゃったけど(すでに修正済み)…見ちゃった人いるかな?)

さすがに一度も歯を磨かずに1000km走ると絶対虫歯になったり悪い影響を及ぼしそうなので、24時間に1回、昼のタイミングで歯磨きすることにする。

まぁ、歯を磨いてもすぐに食べ物を口に入れることにはなるのだが。

 

補給して歯磨きを完了したら出発。

 

再び走り出すも、相変わらず厳しい状況。

足が踏めない状態に加えて、上15℃下10℃対応の春秋用ジャージを着て28℃の中走っていることにより暑さも厳しく(これは自分のせいだけど)、手のひらも既に限界を迎えていて激痛。上体を支える上腕三頭筋も限界来ていて激痛。

さらに初日は追い風だった風向きも、現在では向かい風へと変わってしまっており、なかなかスピードを乗せて走ることができない。

さらにさらにいうと初日から大臀筋をフルに使ったペダリングでゴリゴリ踏んできたせいなのか、左の坐骨部分に今まで無かったはずのデキモノが運悪く誕生してしまい、お尻の左半分だけが走ってる途中から激痛を伴っています。

 

要約すると、疲労で踏めない足・向かい風・暑さ・両手の手のひら激痛・両腕の上腕三頭筋付近激痛・お尻の左半分が激痛の状態でずーーーっとここまで走ってきており・・・

つまるところ、精神的にかなり参ってきているのです(^_^;)

なので普段はマイナスな事をつぶやかないツイッターにて、↓のような本音をぶちまけるツイートをしちゃいました。

普段こんなツイートしないけど、なんかもう限界という感情をどこかに解き放ちたかった。それくらい辛かった。

しかし、どれだけ辛くとも諦めることだけはしないと決めていたので、DNFという選択肢は全くありませんでした。

 

つらすぎて一旦止まって自販機休憩することにした。上のツイートをしたのもこの場所。f:id:ikarugasan:20220721193310j:image

ここまでの記録。f:id:ikarugasan:20220721203108j:image

ここでは辛い気分をリフレッシュさせるのと、なんとしてでも足を復活させるために今大会初となる炭酸飲料を投下しました。(500mlの炭酸グレープジュース)

過去の実績でも、炭酸飲料は足に溜まった乳酸を二酸化炭素が除去してくれる・・・のかは分からないが、飲んで何度も足が復活した実績があるので足がどうにもならない時には炭酸飲料を飲むようにしてます。

 

こうして再スタート。

 

どんどん進んでいくが・・・

DNFするかどうかの分岐点はとっくに通り過ぎているにもかかわらず、未だにこのまま先へ進むべきか悩んでいる自分がいました。

さっき書いた痛みもあるんだけれども、一番気がかりとなっているのは手のひらと上体を支える上腕三頭筋付近の痛み

これらの痛みは何度も書いているように既に限界を迎えており、走っているときはずっと痛い。

しかし痛みはありながらも実は走行に支障が出ることはなく、ぶっちゃけ痛いままでも「無」を発動する時と同じように半永久的に耐え続けることができてしまう

ただしそれをやるとどうなるかというと・・・

限界を迎えた部位を酷使し続けることにより、筋肉や神経に対して深刻なダメージを負う可能性がある。

要は後遺症みたいに、走り終わっても全然治らず、痛みがずっと続く可能性がありました。

 

ケツの痛みであれば、なぜか後遺症がなく数日で完治しますが、手のひらとこの腕の痛みとなると話が違うものだと個人的に思っています。

なぜかというと・・・

1ヶ月前に走った徳島1000GFで負った手のひらと上腕三頭筋付近の痛みが未だに治っていないから(-_-;)

 

今回はその痛みが治ってないまま出走してきており、さらにいえばまだ全体の半分の500kmに到達してないにもかかわらず痛みが限界を迎えており・・・

そんな状態で残り500km以上を、まともな睡眠も取らずに走り続けるということは・・・

例え時間内完走できたとしても、その後いつまで経っても完治しないような重い後遺症が残る可能性があったのです。

 

その事を危惧し、この先無理をしてでも本当に進むべきかどうか悩んでいました。

 

簡単に言えばこの岡山1000を走り終えたらロングライドを・・・・そもそもの自転車に乗る能力をすべて失ってしまうという事。

そうまでして岡山1000を完走するべきなのか?

本当に本当に、悩みながら走りました。

 

しかし、私の中にはやはり揺るがない答えがありました。

 

岡山1000は徳島1000GFと同じく、国内最強級の1000kmブルベ。

なんとしてでも一度は時間内完走を達成したい。

ここまで走ってきてDNFして、また似たようなコースを来年以降リベンジするのも、コースのキツさを知っていることもあって精神的に辛いものがある。

そして、ここで例えDNFしたとしても、どのみちスタート地点まで200km以上は自走して行かなければ帰ることはできない。(なお輪行袋は持ってきていない。理由は不退転の決意で出走してきているのと、コースがほとんど山奥ということもあり最寄り駅がなく持っていても意味がないということ、そして軽量化である。)

どうせDNFして200km走ることになるのであれば、残された500km以上の距離を走って完走を果たした方が絶対にいい。

200kmも500kmも、正直誤差の範囲。

 

以上の理由から・・・・

 

ここからはオーバードライブモード突入を許可する!!!

体がどうなろうと、決して諦めない!時間内完走だけは絶対に達成してみせる!!

不屈の闘志を燃やして戦うのだ!!!!!!

 

こうして踏ん切りが付き、当初の予定通り制限時間内でのゴールを決意しました。

いくら強い決意をしたところで、手と腕の痛みは変わらない。

もう痛みのことなんて「無」を発動させて諦めるしかないだろう。

それよりも、まずは足を回復させて踏めるようにならなければ・・・このままでは、どんどんタイムを失ってしまっている。

 

足を回復させるためには、大体バナナとか柑橘系のフルーツを食べたりクエン酸を摂取すれば回復するのだが、何度も連投すると効き目がなくなっていく。(これまでの経験より。)

なので今回のような1000km超えブルベ2日目以降では、だいたいいつも足が死んでいる。

2日目以降ペースが上げられないというのは、これまでずっと課題にしていたことでもあり、どうにかして解決できないものかと1000kmブルベへ挑戦するたびに、常に考えていました。

 

うーむ・・・同じものばかり食べているせいで、栄養素が偏っていることが原因なのか?

そうだとしたら、全然食べてないものを口にすれば、足が復活するんじゃないか??

そういえば、かなり初期の頃・・・ロードに乗り始めたばかりの頃は果汁グミを食べてよく足が復活していたなぁ・・・(当ブログ2015〜2016年頃の記事を参照ください)

そのことを思い出し・・・

もうこれにかけるしかない!!

 

ちょうどさっきのコンビニで補給食として果汁グミ(グレープ)を買っていたので、それを口にしてみた。

 

すると・・・

 

あら不思議!!!

 

さっきよりも足が軽くなり、本当に力が出るようになってきた!!

おかげでほんのわずかにペースを上げることができた。

やはり摂ってない栄養素を摂取すると、足が復活してもっとペースを上げられるようになるかもしれない!

(理論的にはほんとよく分からんですが…グミって米やパンと同じ炭水化物系なのでは…?同じ炭水化物でも含まれている栄養素には若干の違いがあるだろうから、そういうことなのかな…)

 

足が復活してちょっとでも踏めるようになると、さっきまでと打って変わって急に楽しくなるので、ちょっと元気が出てきました…!

 

島根県邑南町!(14:42)f:id:ikarugasan:20220721214317j:image

 

そのままそこそこの長さの坂を登ったり下ったりして・・・

495km地点のPC5 ローソン・ポプラ瑞穂店に到着。(17:05)

ここでさっき私が行った「心折れたツイート」に対するコメントを見たり、リプライ(返信)をしてみんなから元気をもらってました。

ツイッターを見ると気分が紛れるのか、ちょっとだけ元気になります。

 

また、お腹トラブル(大)対策で、今大会からコンビニで休憩の都度乳酸菌飲料のR-1を飲むようになりました。

↓コレf:id:ikarugasan:20220721221955j:image

元々はお腹のトラブル対策でコンビニ休憩の都度ピルクルを飲むようにしていたのですが、たまたまピルクルが売っておらず、なにか代用できるものがないか探していたところ、偶然見つけたのがこのR-1だったのですが・・・コレ、かなり良いです!!!

 

いつもなら、

偏った栄養素摂取により腸内環境悪化(悪玉菌増加)

その状態で屁をするとわずかに便を含んだ屁になるせいで肛門付近の皮膚が荒れる

ずっとサドルに座ったままの高温多湿な環境下で菌が増殖

皮膚荒れが悪化して肛門付近がいつも激痛になる

という、負のサイクルを1000km走るたびに繰り返していたのですが、今大会からR-1を飲むようになってからは毎回快便となり、肛門の皮膚が痛くならなくなりました。

また、普段は絶対に使わないトイレのウォシュレットも、今大会から使うようにしました。

大便のたびに肛門を洗浄すると紙で拭き取りきれない便も洗い流すことができ、肛門の皮膚が荒れることは無くなりました!

これによって今まで大きな課題だった「肛門のトラブル」が無事解決できました!

(岡山1200でも後半下痢が起こって大幅なタイムロスをしていた。果てには島から出れない…なんてことにもなっていたので、この課題解決はかなりデカい。大便だけに(汚い))

 

そんな感じで補給を終えて再スタート。

現在の記録。f:id:ikarugasan:20220721221326j:image500kmをようやく突破です。

 

広島県 北広島町到着。(17:42)f:id:ikarugasan:20220724095338j:image

 

少し進んでいくと、また登りが始まった。

ダム湖へと続く10%超えのキツい区間でしたが、補給したことによって(何食べたかは忘れてしまった😭)かなり足が回復しており、なかなかのペースで登っていけました!

どんどん登っていくと今大会ではかなり貴重な絶景が!!(18:44)f:id:ikarugasan:20220724094535j:imagef:id:ikarugasan:20220724094553j:image

ここまで異様に登りが多い割にはいい景色が全然見れておらず、心がすさん……じゃない、心に余裕がなくなってきていたのでこのタイミングで絶景が見られるのはかなりありがたいです。

 

その後、深い山の中にあるアップダウンの道をこなして進んでいく。

コースプロフィールでは確か次のコンビニまでほとんど下りだった記憶でしたが、案外細かなアップダウンがありました。

 

龍姫湖だそうです。(温井ダム) (19:36)f:id:ikarugasan:20220724100007j:imagef:id:ikarugasan:20220724100022j:image

日も沈んできて、ひたすら山の奥深くまで下っていく。

ほんのわずかな恐怖心・不安感がありましたが、引かれたコース通り進んでいけばゴールへとつながっているわけだから、そのまま進み続ければ元いた場所へと帰ってこれる。

ここで不安だから引き返すとか、そっちのほうがよろしくないのだ。

これまで走ってきたブルベのように、いまは自分を信じて進み続けるだけだ!

 

こうして通過チェック2の543km地点・セブンイレブン広島加計店に到着!(20:05)f:id:ikarugasan:20220724101045j:image長い下りを終えたところにありました。

ここまでの記録。f:id:ikarugasan:20220724101013j:image

この先10kmくらいいったところに「道の駅来夢とごうち」があり、今回はそこで仮眠する計画でいます。

理由はさらにその先へ行くと深入山という山に続く登りがあり、その山を越えたらすぐに長い下りが待っているため、寝落ち対策で事前にしっかりと睡眠をとっておく必要があったからです。

 

補給を終え仮眠する分の補給食も買ったら出発。

 

21時くらい?に道の駅とごうちへ到着し、トイレを済ませたら仮眠できそうな場所を探す。

公園のベンチみたいなところがあったので、そこで仰向けになって寝ることにしました。

足が疲労でバキバキの状態だったので、ついでに足のマッサージもしてから寝ました。

 

ではおやすなさい・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

 

 

1時間くらい?なんとか寝ることができました!

起床直後の感覚としては、まあ普通な感じ。

 

ということで仮眠を済ませたら再スタートします。f:id:ikarugasan:20220724102653j:image

再スタートしますが・・・・

走ってない時は大丈夫でも、中途半端に寝たせいなのか、走ってるとやたら眠気が襲ってきます・・・・

 

とにかく眠い・・・・眠いです。

うとうとしてしまって、眠くてまともに走れません。

これはダメな感じ・・・もっと睡眠時間が必要(当たり前)と感じたので、追加で仮眠するために、どこかで寝れそうな場所がないか睡魔に耐えながら必死に探します。

 

あった!!

右手に屋根付きバス停を発見しました!!(6/3 23:00頃)f:id:ikarugasan:20220724110324j:imagef:id:ikarugasan:20220724110343j:image

ここの椅子で落ちないように気をつけながら、寝っ転がって寝ることにします。

本能に従って、吸い込まれるように睡眠につきます・・・・

Zzzzzzz・・・・・・

 

1回意識が戻ってきたタイミングがありましたが、まだまだ本能に従って睡眠を続けることにします・・・

ZZZZZZzzzzzzzzzz・・・・・・

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・!!!!!

自然に眠りから覚めて、スッキリ爽快!!!

6/3㈮23:00頃(推定)から6/4㈯0:20頃(推定)まで寝たので、推定ではありますが1時間20分くらいは寝れました!

こうして0:21くらいにバス停を出発!!

ちなみに今回利用したバス停をグーグルストリートビューで見るとこんな感じ・・・f:id:ikarugasan:20220724111730j:image寝ている間、定期的に運送トラックが通過していて、通るたびに轟音と振動で毎回怖かったです(笑)

ストリートビューを見て納得しましたが、こんな道の真横にバス停があったら当然ですね・・・

 

ということで登りがスタート!

ここからはテンション高めだったので今大会2回目となる骨伝導イヤホンを使用!!!

さあいくぜーーー!!

 

寝ている間も体の中で代謝などが行われているせいか、起きたらかなり腹ペコになってました。

それと同時に、寝たことで胃の状態は最高レベルにまで回復しておりました!

なので登りにも関わらずつぶあんぱんをゴリゴリ食べていけました!!

 

そんな感じで音楽を聴きながらあんぱんを食いまくって登ってると、ゴールのトンネルが見えてきた!!(1:06)f:id:ikarugasan:20220724112314j:image

トンネルを越えて、下ったと思ったらまたすぐに登りが始まる。

深入山という山まで続く坂だ。当然ここも予習済み。

深入山ゴール!(1:47)f:id:ikarugasan:20220724114739j:image看板に深入山と書いてあります。暗闇でも読めるようにライトで照らして撮ったら逆に読めなくなってしまった・・・・。

 

ここからはようやく下り!!

得意の魚肉ソーセージを頬張って、下り始める!

・・・・が・・・・

 

なぜかまた短い登りが始まる!!

なんでなんだ!こんなの聞いてない!!

 

その短い登りもクリアし、今度こそ長い下りが始まる!!

・・・・・と思ったらまたしても短い登りが始まる!!

いやだからなんでなんだ!!ここは下りオンリーの道じゃなかったのか!!

 

その短い登りもクリアして、今度こそ今度こそ長い下りが始まった!!

・・・・・・と思いきや、またまた短い登りが出てくる!!

もういい加減にしてくれ!!(笑)

 

そんな感じで、全体としてみれば下っているものの、標高図には出てこない小さな登り坂にイライラさせられながら下っていきました。

それなりに寒さもあったので、下り始める前にウェアのチャックを完全に締めていたのだが、毎回それが不発に終わっていたのもストレスになった要因である(-_-;)

 

今度こそ、ようやく長い下りに入ったようで、真っ暗の中を動物に気をつけながらずーっと下っていきます。

 

しかし・・・・・下っていると心拍が下がるため、眠くなってきてしまいました。

だがこんな下りの途中で寝れる場所なんてあるわけがない!

体は冷えているし、場所があっても寝れるわけがない!

つまり今はまさにどうしても寝るわけにはいかない状況という事!!

こうなったら最後の手段であるアレを使わざるを得ない・・・!!

必殺!!!

ひとりごとターイム!!!

眠くなったら、ひたすら喋り続けるのです。

たったそれだけで、眠気を抑えて走ることが可能なのです。

 

喋る内容なんてものは正直なんでも良いのですが・・・個人的には、なるべく大きな声で遠くの人に話しかける感じで喋るといい気がするので、それを意識してます。

 

例えば・・・

「おーーい!!キミ元気〜〜〜???」

「今日の晩ごはんなーーにーー??」

「あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ・・・(絶え間なくずっと繰り返す)」

 

これを真夜中の山奥で、下りながら、大声で絶え間なく連続で喋り続けます。

はたから見たら本当頭おかしい感じしてますが、山奥ははたから見る人なんていないので大丈夫です。本人は至って真面目。

 

「絶え間なく連続で」という点が個人的には重要な気がします。

眠気を振り払えるのは「喋っている間だけ」なので、喋るのを止めるとまたすぐに睡魔がやってくるのです…(-_-;)

なのですぐにまた連続で喋る行為を再開します。

 

そんな感じで眠気と奮闘しながら下って、下りの途中にある「道の駅匹見峡」に到着。(2:42)f:id:ikarugasan:20220724120829j:image自販機があったので軽く休んでいきました。

ついでに生存報告ツイートも。

歌歌ってたとつぶやいたけど、実際にはひたすら喋ってた割合の方が圧倒的に多い。いやそんなのどっちでもいいか…(笑) 

 

ここの道の駅は下りの途中で眠くなった時に緊急で仮眠できるようにと、あらかじめ把握していた場所なのだが、今は仮眠するまでもないと判断し、そのまま先へ行くことにしました。

その後、再び下り始めて、次のコンビニを目指して寝ずにひたすら走り続ける!!

 

そろそろ通過チェックのローソン・ポプラが出てくるはずだが・・・・

一向に出てこないなぁ・・・

もう明らかに通り越した気がするんだが・・・(次に曲がるところっぽい道が出てきたので)

 

1回止まって場所を確認してみる。

すると、やはり通り越していた!

すぐのところだったので、Uターンして道を戻り、ようやく609km地点のローソン・ポプラ美都仙道店に到着!!(3:45)f:id:ikarugasan:20220724121548j:imagef:id:ikarugasan:20220724121605j:image

あれ・・・・

これもしかして営業してない!?!?!?

ここで補給するつもりだったから、これ以上補給食なんて持ってないぞ!!!

すぐさま他に補給できそうな場所(特にコンビニ)を探すが・・・f:id:ikarugasan:20220724124326j:image

周辺にコンビニが一切無い!!

こんな時間なんだから、当然ご飯が食べられるお店なんてやってるわけもない!🤣

 

あれ、これマジで詰んだのでは・・・?

一応もっと広範囲でコンビニを探してみたら、ルート通り行った先にローソン浜田三隅店(およそ21km行ったところ。24時間営業。)、そしてルートとは正反対へ行ったところにローソン益田土井町店(ここからおよそ10km下ったところ。24時間営業。)の2つが見つかった。

 

仮にこの先のルート通り行った先にあるコンビニへ向かったとしても、そこへはここから21kmくらいある。

聞いた話によると、ここからはかなりエグい坂があるとのことで、そもそもエネルギー低下中でなおかつ補給食を持ってない今の状態で激坂ありの21kmなんて走れるわけがない。

途中でエネルギーが尽きて、大変なことになるのは目に見えている。

 

予定してたコンビニが開店する6時まで待つ(現在時刻4時)という手もあるが・・・(そうすれば2時間仮眠を取ることもできるし!)

スタート時の空気のトラブルの際にも書いたように、待ってるだけというのは性に合わない!!

今できる事を全力でやるだけ!!

そういうわけだからルートとは正反対の方向へ10km行った先にあるローソン益田土井町店まで行くことにする!!

ということで益田市まで10km余分に下っていきます!

10km余分に走るということは帰ってくる分も合わせて往復合計20kmを余分に走るということ。

さらにいえば下りだったので戻ってくるにはまた登り返さないといけない。

現在4時のところから、往復20kmを走ってなおかつ補給で30分消費した場合、もとのルートに戻ってきた時にはおよそ1時間30分消費した5:30になると想定。

補給食を求めてあえて益田市のコンビニまで走ったほうが、6:00まで待ってるよりも30分〜1時間ほど早くコマを進めることができるだろうと、そう考えての決断となります。

 

道に迷いながらも、ローソン益田土井町店に着いた!!(4:29)f:id:ikarugasan:20220727122442j:image

かなり空腹がきていたので、ここでは焼きそば大盛りを平らげました。

 

そして補給を終えて再スタート!!

もとのルートへと戻るべく、坂を登っていく。

焦る気持ちを抑えて、確実に、なるべく早くを意識して登坂。

 

なんとかコースに復帰し、いよいよ噂ではかなりヤバいと聞いていた道へ進んでいく。

ちなみに情報源はじーにょさん。

自分より前を走っており1、2時間前に営業時間外のローソンで同じ目に遭ったんだそうな(^_^;)

(しかもちゃんとそのことをツイートで教えてくれていたのに・・・・ローソン着いてからそのツイートに気づいてしまった😇)

 

走っていくと、確かに10%ほどある急な坂しか出てこない。

しかもそれがひたすら登っては下っての繰り返し。

確かにこれはやばいかもしれない・・・。

 

しかし今は益田市まであえて寄り道をしたおかげでエネルギー全開の状態!!!

コンビニで食べた大盛り焼きそばの消化吸収が完了し、足もかなり軽くなっていて久しぶりに復活しているのだ!!!

今ならエネルギーに溢れているので、どんな急な坂が出てきてもへっちゃらだ!!!!

 

そんな感じで今大会久しぶりの復活によりテンション高めで進んでいく!!

ちょこっと霧が出てきてました。(6:31)f:id:ikarugasan:20220727123302j:imagef:id:ikarugasan:20220727124120j:image

ちなみにここ、過去にロードの全日本選手権大会が開催されたコースでもあるそうです。

その証拠に、道路にそう書いてありました。

なお、場所は西石見広域農道という道だそうです。

というか広域農道って時点で激坂アップダウンのオンパレードだろうなっていうのが名前から簡単に読み取れるんですけどね・・・(-_-;)

 

ここで、新たな発見がありました。

手のひらの痛みが、明らかに引いていたのです!!

前々からうすうす感じていたことなのですが、脂質を摂取すると体の表面の皮膚とかの修復が促進されるような気がしてました。

例えばファミチキとか食べて消化吸収されると、お尻の痛みが一時的に引いてた!?みたいなケースが過去に何回もあったのです。

それが今回、大盛り焼きそばというそれなりに脂質が入っている食べ物を食べたことで、手のひらの皮膚が一時的に治っていたのではないかという推測です。

 

脂質は消化に悪そうというイメージがありなるべく食べないようにする傾向がありましたが、体の機能のことを考えるとロングライドでは摂取した方が良いのかもしれません

(※脂質に限らず、摂りすぎは体に悪影響を及ぼすので、何事もバランスが大事かと思います。)

 

こうして手も足も一時的に復活し、ルンルン気分で進んでいきます。(6:59)f:id:ikarugasan:20220727125128j:image

 

ずーーーーっと走って途中でゾロ目になりました。f:id:ikarugasan:20220727125227j:image

 

かなり走ったところで、足が再び動かなくなってきた。

脂質を摂れば良い……!

ならば、さきほどコンビニで買った焼きそばパンを食べて再び復活を試みる!!

すると、やはり一時的に少し体が回復する模様!

でも摂取量が少なく、大して長続きはしなかった・・・。

 

その後、持っていたおにぎりやらパンでエネルギーを繋いでいくが、これらのものは食べてもエネルギー源になるだけで、足が復活するわけではない。

なので、再び足が回らないという厳しい状態にまたしても陥ってきてしまった・・・

 

厳しいながも、とりあえず進んでいく。(9:11)f:id:ikarugasan:20220727125722j:image

 

給水で自販機に立ち寄ります。(9:20)f:id:ikarugasan:20220728122937j:image

 

ずっと走って川沿いの道に出ました。(10:00)f:id:ikarugasan:20220728123048j:image

次のコンビニはもう少しだが・・・

足が全然回らない・・・・。

 

ペダリングとかの問題じゃない。

ペダリングはすべて噛み合っていても、そのペダルを回すために連動動作させて使っている筋肉がすべて疲労困憊で力が入らない。

強い人はみんなブルベ後半でもいいペースで走っているけど、この筋肉疲労を解決させなければ同じように早く走ることはできない。

 

辛い・・・

ずっと暑いし・・・・

 

今の状態で早く走るには、疲れた筋肉に負荷をかけ、無理に走るしか方法がない。

それをするとまた回復が遅くなってしまうが・・・何をしてもペースが上げられないなら、もうそれしか方法はない。

そう、これはしょうがないことなんだ・・・

 

こうして無理をして走り・・・・

 

なんとか699km地点のPC6 ローソン・ポプラ川本因原店に到着。(10:34)

こごでの記録。f:id:ikarugasan:20220728123747j:image

去年岡山1200でローソン・ポプラで食べることのできるポプ弁を食べ損ねてしまい、今回どこかで食べたいと思っていました。

なので今回、割と楽しみにしていたポプ弁をいただくことに!f:id:ikarugasan:20220728123827j:image無理をして走っていたがために、足はかなり疲労していたのでガッツリ食べられてちょうど良かったです。

 

ツイッターを見てると、じーにょさんはこの近くで今大会唯一のホテルを確保していたようで、さきほどホテルを出発したとのこと!

ということは、もうすぐ後ろからやってくるな??

 

そう思いながらポプ弁を食べていたら、やはりやってきました!!!お久しぶりのじーにょさんです!!f:id:ikarugasan:20220728124957j:image

補給時間の差で私が先に出発し、じーにょさんとお別れします。

まあどうせ追いつかれますけどね(^_^;)

 

 

 

今回はここまでです。

次回の3/3ではゴールまでの記事となります。f:id:ikarugasan:20220728124419j:image

死ぬほど更新遅いですが、お楽しみに!?f:id:ikarugasan:20220728124544j:image

BRM602 岡山1000km中国山地【当日編1/3】

6/2㈭〜6/5㈰にかけて走った岡山1000km当日編です。

長いので3回に分けて書いていきます。

全体のコースが↓これだとすると・・・f:id:ikarugasan:20220705123055j:image

1回目の今回は↓のここまで書きます。f:id:ikarugasan:20220705123139j:image

次回の2回目はここまで↓f:id:ikarugasan:20220705123201j:image

最終回の3回目はここまで書きます。f:id:ikarugasan:20220705123224j:image

 

 

 

ということで早速書いていきますが・・・

 

いきなり大大大大ピンチ!!!!

 

6/2㈭ 12:00にスタート地点のファミリーマート早島南店でレシートを入手して出走するが、スタート前に発生したパンクによって応急的に空気を入れた状態。

なので空気圧が4barあるかないかという、割と低い状態。

さらに致命的なのは持ってきていた携帯ポンプがぶっ壊れていて使い物にならないことが判明したため、今から急いでどこかのショップに行って携帯ポンプを入手しなければならない!!!!

こんな波乱のスタート、生まれて初めてだよ!!!🤬

 

幸いなことに、コースを6kmほど走った付近にルヴェロガニヨンというロードのショップがあることを知っていたので、そこに行けばいいだろうと考えていた。

なんでショップがあることを知っていたかというと、泊まったホテルのすぐ真横にロードバイクが展示してあるのを前日に発見していたからだ!

ちなみにここ↓f:id:ikarugasan:20220705124224j:image

さぁ急いでここへ向かうのだ!!!

 

いきなりかなりピンチな状態とはいえ、1000kmというウルトラ長い道のりなので、そこまでとばしはしないが、まぁまぁとばして走っていく。

 

そして曲がろうとしていた交差点を曲が・・・れず、うっかり通り過ぎてしまってすぐさま来た道を引き返す。

ようやく交差点まで戻ってきたところで、あとから数分差でスタートしていたじーにょさんにここで追いつかれる(笑)

いや追いつかれるなんてことは当然分かっていたさ・・・そして今大会においては、もうこれで二度と会うことはないだろうということも…😢(ここでいきなり大差が付くため、絶対追いつけないと思ってる)

 

さぁ急いでロードのショップへ!!!

 

って、あ・・・・・・・

 

そういえば・・・・・ここのショップ・・・・・

 

営業時間12:00〜13:00までの間は休みじゃねえかああああああああ!?!?!?!?!!(現在時刻12:20頃)

 

やばいやばい!!!!!

どうしよう!!!!!

13時まで待ってもいいが・・・・そうなると、待っている間タイムを大幅に失ってしまうことになる!!!

 

なるべくタイムロスは最小限に食い止めたい・・・

だったらやることは決まってる!!!!

 

他に当たれそうなショップを探すだけだ!!!!

 

そういうわけでグーグルマップにて急いでショップを探す!!

あった、すぐ近くにある!!

 

で、行ってみたのだが・・・明らかに営業していない雰囲気・・・というかグーグルマップのストリートビューでも明らかに古民家だったし、そもそもの営業すらしてなさそうなところだった……………

ヤバいいいいいいいい!!!!

だが諦めない!!

もう一度ショップを探すんだ!!!

最悪ショップがなかったとしても、13時から営業再開されるルヴェロガニヨンへ行けばいいだけの話なのだ!!!

 

そうして調べていると・・・・

あった!!!!

近くにイオンバイクがある!!!f:id:ikarugasan:20220707115732j:image距離も現在地から1.3kmのようだ!!!

 

よし!!!ダッシュでここへ迎え!!!!

急げ!!!急ぐんだ!!!

 

こうしてイオンバイク岡山庭瀬店へたどり着き、お店に入る!!

 

「携帯ポンプはどこにありますか!!!!」

「ここを真っ直ぐ行ったところに置いてありますよ。」

「ありがとうございます!!!!」

 

指示通り真っ直ぐいったら携帯ポンプが置いてあり、トピークの携帯ポンプを無事入手完了!!!

パッケージは不要だったため、本体のみ購入させていただきました。

予備チューブも残り一本だけだったため、ここで買っていくべきか迷ったが、修理パッチがまだ何個もあったことから買っていかないことにした。

そして携帯ポンプ購入ついでにフロアポンプもお借りして、エアーをいつも1000km走る時に入れてる7barまで充填完了!!!!

 

こうして無事パンクからの復旧が完了!!!

急いで1.3kmの道のりを戻り、岡山1000のコースにも正式に復帰完了!!

 

パンクのク○ヤロウがああああああああああああ!!!!!

こんな程度のことで諦めんぞ!!!!!!!!!

こうして反撃開始!!!(12:38)f:id:ikarugasan:20220707120855j:image

オレの力をなめるなよぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!!!

いきなり20分くらい失ってしまったが、早急に対処したことで13時まで待っているよりも早く復帰することかできた。

よし!!

ここから本気で走って20分の遅れなんざ取り戻してやる!!!!!!

 

こうしてTTモードスタート!!!!

長距離を早い時間で走破するには、なるべく速い速度を維持し、なるべく止まらずにひたすら走り続けるのみ。それに尽きる。

その言葉の通り、やや高い強度を常にキープし、とにかく走り続ける。

 

今回は元々最初のPCであるローソン千種黒土店までの124kmをノンストップで走り切るつもりできてます。なので当然補給食も走り切れるだけの分を大量に積んできている。

だからなるべく止まらずに走るという事は十分に可能!!

…まぁ、ボトルは一本しかないから途中で給水必至ですけどね😅

 

事前に曲がる箇所をストリートビューで予習してきた記憶とサイコンに入れたルートナビを頼りに、走行コースを間違えることなくスムーズに爆走。

上級魔法・ウインドブースター(訳:追い風)も発動しているので、いつもより速度が乗ってグングン進んでいける。

坂もお構いなしに高強度で爆走!!

序盤に出てくる10%坂など、今の自分の敵ではない!!!!

 

ひたすら爆走するが、さすがに春・秋用の温かい格好で27〜28℃の中走るのはかなり暑い。

いや、そんなことは当然分かってたけど、やはり暑いもんは暑い(笑)

なので喉もいつも以上に渇いて水が必要になってくる・・・・

ボトルの水もすぐになるので、その都度自販機で止まっては給水を繰り返しました。合計2回自販機で止まったかな…。

 

15:53、兵庫県佐用市突入!!f:id:ikarugasan:20220707123237j:image

なんかここらへん2021年の岡山1200で通ったことあるぞ。

っていうかここから先の蒜山高原から大山までの道のりは岡山1200の時と全く同じ。

一度走ったことあるコースは、なんとなくコースプロフィールが分かるので助かります。

 

ひたすら爆走し、走行距離も100kmを突破。f:id:ikarugasan:20220707124458j:image

あれ・・・?

まだ16:14・・・?

おかしいな、スタートしてすぐにおよそ20分もタイムを失ったというのに、たった4時間で100km走破したというのか・・・?

 

その後もやや高強度をキープし、喉の渇きに耐えながらずーーーっと走り続ける。f:id:ikarugasan:20220707124922j:imageお!ここも去年岡山1200で走った道!

この先にある自販機で休んだんだよなー、懐かしい。

そしてPCまではあと数km!!

 

PC1のローソンが見えてきたー!!f:id:ikarugasan:20220707125123j:image

 

そしてローソンとうちゃ・・・・

おおおおおおお!?!?!?(17:21)f:id:ikarugasan:20220707125218j:imageなんと、じーにょさんに追いついたーー!?!?!?

絶対追いつけるはずがないと思っていたじーにょさんにまさかの追いついてしまった🤣

さらに当初の計画ではここへの到着は18:00を予定しており、約20分無駄にしたにも関わらず40分も早く到着してしまった(笑)

ここまでの128km・1224mアップは5時間20分で走破、平均速度も25.7km/hでした。

いきなりつまづいたはずなのに、追い風と信号の少ないコースだったおかげで当初の計画よりもなぜか早く到着することができました…(^_^;)

 

店内にいたじーにょさんに声をかけると、じーにょさんも今ちょうど着いたところだったようで・・・まさか追いつけるとは思いもよらなかった…(笑)

じーにょさんが補給を終え、先に出発して行かれましたが、最速で補給を済ませてあとを追う形で出発!!

 

すぐに追いつき、じーにょさんとしばらく一緒にライド♪♪f:id:ikarugasan:20220709114400j:image

色々話しながら進んでいきます。

が、私の調子が無駄に良く、大臀筋を使ってゴリゴリにペースを上げて走っていきたかったため、先行する形でどんどん進んでいきました。(あれ、またしてもなぜか大臀筋が不思議な力によって太文字になってしまいました。なぜなんでしょう…)

音水湖です(18:41)f:id:ikarugasan:20220708123901j:image

この道は岡山1200でも走った道なのでなんとなくコースがわかります。

すぐに戸倉峠の登りが始まる。

戸倉峠の下りで魚肉ソーセージを消化吸収して足を回復させる予定なので、だいぶ登って峠のゴールが近づいてきたところで魚肉ソーセージを2、3本頬張ります。

 

そして戸倉峠ゴール!(19:18)f:id:ikarugasan:20220709115347j:image

そのままトンネルを越えて長いグネグネの峠道ダウンヒルへ。

 

このあたりから日没になりました。(19:42)f:id:ikarugasan:20220709115319j:image

ひたすら緩い下りを単独で走り続ける。

もちろんノンストップで。ひたすら走り続けてタイムを稼ぎまくります。

 

若干追い風気味?でかなりのペースで走り続けていられる。最高!

 

第2PCのある道の駅かわはらが見えた!f:id:ikarugasan:20220709115556j:image

ということでPC2 ファミリーマート道の駅かわはら店へ到着!(20:32)f:id:ikarugasan:20220709115828j:image

4km余分に走っているので200kmとなってますがここは196km地点。f:id:ikarugasan:20220709115915j:image

12時スタートだったわけだから、ここまでを大体8時間30分で走破したということになるのか……

早すぎてもはやスタート前の空気のトラブルなぞ無かったことのように思えてきます(^_^;)

 

補給食を買ったらすぐにじーにょさんも来ました!f:id:ikarugasan:20220709120535j:image

 

補給を終え、先に出発します。

お次はようやくお待ちかねの山岳区間!!

標高800mくらいある辰巳峠を超え、深夜に蒜山高原を通過して夜明けと同時に大山を登ります。

 

すぐに辰巳峠へと続く登り坂が始まる。

暗闇の峠道が20kmくらい?続き、先はかなり長いので無心で走り続けます。

登ってると道路にカニとかクモとか、なんだかたくさん生き物がいました……。(22:05)f:id:ikarugasan:20220714123311j:image

暇なのでツイートもする。

 

ここまで走ってきた疲れと、食べてすぐ出発したことによる胃への負担軽減のため、ペースを落として走行していたら、後ろの方からじーにょさんのライトが近づいて来るのが見えました。

辰巳峠終盤はグネグネの峠道になっていたので、上の方から下を見下ろすとライトを照らして近づいて来るライダーが見えるのです(^_^;)

 

そして10%のキツイ坂を登り続け、辰巳峠クリアーー!!(22:52)f:id:ikarugasan:20220714124613j:image

つぶあんぱんを頬張りつつ、すみやかに下る。

 

下って少し走ったところで、じーにょさんに再び追いつかれてまたしても一緒にライド!!

人形峠のトンネルへと続く道を進んでいく。

正直いうと足の疲れによってじーにょさんのペースについていくのは割としんどかったのだが、こんな程度の事では引き離されまいと、ついていくことにしました。(その方がペースも上げられて早く進められるしね)

 

ここらで超久しぶりに車が後ろから追い越していった。

車通るのめっちゃ久しぶりだったなー(笑)

そんな話題で2人で盛り上がります。

 

誰もいないトンネルを通過して長い下りに入って、R482の名もなき峠?が始まります。

 

ここから大山までは岡山1200で一年前に通ったことのある道なので、なんとなく道のイメージがありました。

ここも2人でひたすらダラダラ喋りながら、峠を登っていく。

 

最後の方はキツい記憶でしたが、予想通りきつかったです。

こうして名もなき峠をクリアし、岡山県に入りました。(6/3 0:08)f:id:ikarugasan:20220714124820j:image

 

すぐに下ってまたすぐに短い登り。

その登りもこなすと、ようやく急な下りへ。

そしてこの下りがクセモノで・・・

なぜか濃霧が立ち込めており、ライトで前を照らしても霧で道路状況を確認することができない(^_^;)

動物が不意に現れでもしたら大変なことになるので、速度を落として慎重に下ります。

 

下りきったら蒜山高原へ続く道へ出た。

ここで予定していたローソンについたので、私はここで休憩。

じーにょさんはこの先にあるセブンで休むとのことです(キューシート的にもそっちのコンビニに関する記載となっている)

 

ということでローソン蒜山下長田店。(0:24)f:id:ikarugasan:20220714125442j:imagef:id:ikarugasan:20220719132035j:imagef:id:ikarugasan:20220719132136j:image

写真では絶対伝わらないけど、めちゃめちゃ霧が濃いです・・・

確かこの辺のこの時間帯は湿度100%の予報だった気がするけど、やはり予報は当たっていた。

親子丼食べたかったけど無かったのでロースカツ丼食べる。f:id:ikarugasan:20220719132240j:image

それにしても・・・時間帯といい、蒜山高原にあるコンビニだからか、周囲に人っ子一人いない。

ごくまれに車が通過するかどうかというレベルで、辺りは静寂に包まれてます。

さぁブルベらしくなってきました・・・!!!

 

睡魔がいずれやってくるだろうから、どこかでなるべく仮眠した方がいいという考えでいたが、全然眠くないのでこのまま深夜の蒜山高原を突っ切って大山を登ることを決めた。

蒜山高原の緩い登りは変化があまりなくかなりヒマ。

変化がないと眠気もやってくるので、ここで家から持参してきた骨伝導イヤホンでゲームミュージックを聴きながら、テンション高めで走る!!!

 

鳥取県突入。(2:22)f:id:ikarugasan:20220719132444j:image

ここから大山の登り多めのアップダウンが続く。

すごい時間だけども、眠気もなく体は全然平気なのでいつも通り走っていきます。

また、ずっと一年前の岡山1200で走ったことのある道が続いていたのでそこまで不安はありませんでした。

 

アップダウンを走っていると、途中で自販機の近くで仮眠しているじーにょさんを発見。

軽く喋って、先へと進む。

 

時刻は3:30を過ぎ、うっすらとした眠気がやってくる。

下りで軽く意識が失いそうになるレベルだったので、こりゃやばいと思い、どこかで寝れるとこあったら寝たいなぁ〜と考えながら周辺を捜索しながら走る。

そしていい感じの東屋を発見!!

すぐさま椅子に寝っ転がって眠りにつこうと試みる!!

 

しかし・・・・

 

・・・・・

 

なかなか眠れない!!!

 

走るとちょっと眠いのに、いざ眠ろうとしてもなかなか寝付けません…………。

結局2〜3分くらい目をつぶっていただけになってしまった。

仕方ないので正面にうっすらと見える大山の写真を撮って出発しよう。(3:52)f:id:ikarugasan:20220719133338j:image笠雲がかかってました!すごい珍しい!!(画面を明るくすると見えるかも??)

 

ちょうど出発しようとしたタイミングで後ろからじーにょさんが追いついてきたので、一緒に走ることとしました(笑)

 

またちょっと話しながら走っていく。

 

そして牧場みるくの里まで続いていて直線10%が約2km続く大山最後の登りに差し掛かる!

ヒルクライムのペースが違ったので、私が先行する形で休むダンシングで休みながらどんどん登っていきます。

かなり登った!!!大山も目の前に!(4:33)f:id:ikarugasan:20220719151027j:image

そのまま真っ直ぐ進み、森の中に入ったら出てくる左の道へ曲がってダウンヒル開始!あーきつかったーー!!

絶景とともに牧場みるくの里が見えてきた。f:id:ikarugasan:20220719151735j:image

ということで311km地点の通過チェック1到着!(4:41)f:id:ikarugasan:20220719151628j:image

トイレ立ち寄りたかったけど、閉鎖されて入れなかった(T_T)

営業時間外ではさすがにダメだったか…

 

大山さよなら!f:id:ikarugasan:20220719152443j:image

 

得意の魚肉ソーセージを頬張って、長い下りに入ります。f:id:ikarugasan:20220719152423j:image

後ろ。f:id:ikarugasan:20220719152507j:image

 

夜が明けて世界が動き始める。

寝ずに朝を迎えると、いつも不思議な感じ。

 

そして相変わらず眠気がやってきて、ペースダウン・・・。

眠気に耐えながら走って、なんとか330km地点のPC3 セブンイレブン南部町阿賀店へ到着。(5:50)

到着予定は8:00だったから、まだまだ予定よりいい調子。

走ってると眠気がくるけど、こうして止まって休憩してると眠くないんだよなぁ……なんでなんだ。

 

補給してたらじーにょさんも追いつきました!f:id:ikarugasan:20220719152922j:image

補給時間の差でじーにょさんが先に出発。

お気をつけて!!✋

 

補給を終えたら自分も出発します。

 

 

 

今回はここまで。↓f:id:ikarugasan:20220719153128j:image

 

次回は↓の区間を走った記事となります。f:id:ikarugasan:20220719153546j:image

 

困難は続く・・・・
f:id:ikarugasan:20220719153643j:imagef:id:ikarugasan:20220719153732j:image

BRM602 岡山1000km中国山地【前日編】

6/2㈭〜6/5㈰にかけて走った岡山1000の前日編です。f:id:ikarugasan:20220622121515j:image

※前日編と言いつつも、スタートが6/2㈭の12:00のため、当日スタートするまでの話を書きます。

 

 

 

まずは大会前日の6/1㈬。

スタートは6/2㈭の12時からなので当日の朝に会場入りしても良かったのですが、それだとあんまり時間に余裕がなく(名古屋から岡山まで高速道路で4時間ほど)、余裕を持って会場入りしておきたかったので前日入りすると決めていました。

 

移動はレンタカー。借りる時間は6/1 10:30にしておいた。

そうなんです、大会前日の6/1㈬から大会翌日の6/6㈪まで、まるまる借りっぱなしです(笑)(当然その間はすべて休み!会社の休暇取得はやっぱりゴリ押しに尽きます。)

大会期間中は停めておくだけであり少しもったいない気もしますが、輪行は重い荷物持って移動するのが大変だし、何より移動中にハンガー曲がったりといったリスクが常につきまとうため、なるべく輪行したくないと考えています。

そんな中、レンタカーにすればずっと借りっぱなしなので少々高くつくものの、移動中に事故しない限りは100%安全に自転車を運べます。

なので今後も遠征ではレンタカー一択になりそうですね!(ちなみにマイカーは所有してません。)

(参考に…上記期間での料金はちょうど2万円でした。車種は乗用車タイプ(ヴィッツクラス)。ジャパレンで借りてます)

 

借りるまでの朝の時間は何をしていたかというと、チェーン清掃、ドライブトレイン清掃、ブレーキ駆動部注油、後輪タイヤ交換、ブレーキワイヤー交換(今回のみ)、シフトワイヤー交換をやってました。

(あれれー???なぜか後輪タイヤ交換だけ不思議な力によって太文字になってしまいました。一体なぜなんでしょうかね???)

 

時間が来て車を借りてきました!f:id:ikarugasan:20220622122907j:image

ツイッターでも行ってきまーすとつぶやく。こういうの楽しいですね!(笑)

 

道中は特に何事もなく(あったら大変)、昼飯も食べて16時くらいに岡山県早島町へ到着!!

 

 

 

実は今回岡山1000に挑むにあたって、かなりでかい不安要素を抱えたまま参加しております。

それは何かというと・・・一ヶ月前に走った徳島1000kmGFが強烈過ぎて、手のひらの痛みと上腕三頭筋周辺の痛み(慢性的な疲労みたいな)がまだ治っていない状態のまま出走してきています(^_^;)

手のひらは、具体的にはこのへん。f:id:ikarugasan:20220622124841j:image

ここが両手とも自転車に乗ると激痛になる。どちらかというと上の写真に写ってる左手のほうが重症だけども(笑)

 

【準備編】で前週の土曜日に220km・5000mアップを走ったと書きました。

この程度の距離であれば、普段の全快時なら痛みが出ることは一切無い(というか過去一度もない)のですが、今回は徳島1000kmGFでムリしすぎたことで負ったダメージがまだかなり残っており、そのせいで200km程度走っただけだというのに手のひら(両手)と上腕三頭筋周辺(両腕)が恐ろしいほど痛くなりました。

200kmの後半くらいからほんとにひどい激痛になった。例えるなら石鎚で手のひらを潰されたような鈍痛。

たった200kmでこれなら、1000km走り切るなんて絶対ムリだろ・・・

マジでそう思っていました。

 

指の痺れ(薬指と小指)も全然治ってないし、大会前は出走するかかなり悩みました。

真面目に「参加やめよっかなーツイート」をしちゃうほど、手のひら問題は深刻でした。

 

しかし今回は引くに引けない理由があります。

それは天気。

今回はかなり天候に恵まれており、最終日の謎の雨予報を除けばすべて晴れの予報でした。

1000kmは計4日間ほど走るのでほぼ間違いなくどこかで降られる可能性が高い。

しかし今回はほとんど晴れ予報。(しかも結果からいうと一滴も降られなかった)

全工程すべて晴れで走れる1000kmというのはなかなかないため、今回は本当に貴重なチャンスというわけなのです。。。

(とか言ってるけど、無駄に晴れ運がいいせいなのか過去に出た2020の中部1000、そして2021の岡山1200も全工程快晴ではあったのですが(^_^;) 徳島1000?え、あ、うん。)

そんなわけでせっかくの大チャンス…簡単に逃すわけにはいかなかったのです。

 

また、今回は徳島1000kmGFをチーム20代として一緒に走ったじーにょさんも出走予定と聞いているので、可能ならば出走しておきたかったというのもあります。

…しかも、6/2を基本とした前後2週間で出走日を選べるシステムだというのに……なぜこうなったし\(^o^)/f:id:ikarugasan:20220627123511j:image

AJ岡山ホームページに、各日程にスタートする参加者人数が掲載されていました。それが上のスクリーンショット

そしてなんと・・・6/2に出走するのは、まさかの私とじーにょさんの2人だけです(笑)

さらにそもそもの参加者人数も合計6人と、圧倒的に本当に少ない。

岡山1000は特に過酷だから毎年参加人数少ないとは聞いていたけど、まさかこれほどとは。

 

以上の理由から、出走を決意しました。

本当に走れないかどうかは、実際に走ってみないと分からないですしね!

走る前からムリと決めるのは、やはり性に合いません!

それに、どうしてもダメだった場合でも、今回のコースなら途中の真ん中の400km地点付近でDNFすれば帰ってくることもできます。f:id:ikarugasan:20220628121630j:image(番号はコースの回り方を示しています。)

退路がきちんと確保されていたのも、今回出走を後押しする決め手となりました。

…まぁ、DNFした場合でも自走で帰ってくる予定でいるので、結局のところ170kmくらいは走らないとダメなんですけどね(笑)

 

 

 

ちなみに手のひらと上腕三頭筋周辺が痛くなった原因は、ポジションにあると推測しています。

なぜなら中部1000、岡山1200では今回のような痛みは一切なかったのですから😂

ではなぜ痛みが出るようになったのかというと、2021年4月に岡山1200を走り終えたあと、ちょうど秋くらい(10月くらい)に「もしかしたらサドルもうちょっと上げたほうが走りやすいんじゃ?」という悪魔(自分)のささやきを聞いてしまい、岡山1200でせっかく完成されたはずのポジションをいじくってしまいました。(完成されたと書いてますがあくまで一つのゴールという意味であり、ポジションに完成はないと思ってます)

これがすべてのはじまり…と思ってます。

同じタイミングでデローザのポジションも試行錯誤していたこともあり、ひたすらあぁでもないこうでもない、とポジションをいじりまくる日々。

結果的に、最高に乗りやすかった岡山1200の時のポジションは完全にどこかへ消えてしまい、手への荷重が大きいダメなポジションになってたんだと思います。

また、これは今回の岡山1000を走り終えたあとに思ったのですが、当時は自然にできていた「段差を超える際にお尻と合わせて手も一瞬浮かす技術」がポジションをかえたことでできなくなっていることに気づき、今まで無意識にできていたこのテクニックはこんなにも手への負担軽減の効果があったのか…と思いました。

 

 

 

そんな手のひらが重症という問題を抱えたまま出走を決意した岡山1000ですが、出走するからにはなんとしてでも完走を果たしてやりたい!と思いました。

せめて走っている間だけでも、どうにか手のひらの負担軽減ができる方法はないか・・・調べていると・・・

パフをグローブに入れて走ると衝撃吸収効果があり、多少楽に走れるということを知りました!

(パフというのは化粧で使う道具の事…。今回調べるまでその名前と意味すら知りませんでした😅)

 

・・・ということで岡山についてからダイソーへ行って買ってきました!!f:id:ikarugasan:20220622123633j:imageこれで女子力高めて岡山1000走ろうと思います。嘘です。

4つ入りなので、2個を片手に入れて走ることにしよう。

当然スタートからゴールするまでの1000kmをこの状態で走る。

どんな感じになるかは、明日の午前のスタートまで暇な時間に試してみよう。ほとんどぶっつけ本番だけどね(^_^;)

 

 

 

パフを買ったら本日泊まる予定の宿へ。

着きました。

f:id:ikarugasan:20220627123042j:image

夕食・朝食付きで一泊で11000円くらいでした。

夕食は豪華な海鮮料理!!f:id:ikarugasan:20220627123154j:image

・・・なんか1000kmの前日は勝負飯ということで豪華な海鮮料理を食べるのが恒例行事になってきました(笑)

めちゃめちゃ美味しかったです。美味しくないわけがない。

 

その後は部屋に戻って21:00くらいに就寝。

翌朝、6:00くらいに起きて7:00からの朝食のため食堂へと向かいます。

いやぁ相変わらず最高の料理です。f:id:ikarugasan:20220627123926j:imageご飯もおかわり自由で、最・高でした!

 

食べ終えたら部屋に戻ってサイクルジャージに着替える。

スタートは12:00からだけど、それまでの間は軽く倉敷まで走ってパフのテストとかしたいと思ってます。

今のうちにプロテクトJ1とシャモアクリームを塗り込んでおき、8:00過ぎくらいにホテルをチェックアウト。

 

車は大会期間中どうしておくかというと、コインパーキングに停めておきます。

ここです。f:id:ikarugasan:20220627124754j:image昨年岡山1200の時、山田さんがここに停めていたのを参考にしました。

4日で1200円(1日300円)というかなりお得なコインパーキングです。

 

ということで上に書いたコインパーキングまで移動し、無事駐車エリアを確保。

現在時刻は9:00過ぎくらい。

それではこれから隣町の倉敷まで軽く走ってきます!!f:id:ikarugasan:20220627124921j:image

 

と、その前に思い出の地へ。

すぐ隣にある早島駅です。f:id:ikarugasan:20220627125031j:image

ここは岡山1200スタート地点だった場所。f:id:ikarugasan:20220627125101j:image

私にとってこういう場所は思い出の地として今後も永遠に記憶に刻まれていくのです…。

 

さて、倉敷へと向かいます。

片道7kmほどでつきます。f:id:ikarugasan:20220627125340j:image

パフをグローブに入れてみた感想。

グローブはパールイズミのメガパッドというかなりでかいクッションが入ったやつを使っており、その上にさらにパフのクッションが効いているので衝撃吸収が半端なく良いです。

ハンドルに添える部分がふわふわで痛みが出る気がしません。(実際は絶対痛み出るだろうけど・・・。せめて、痛みが出始めるタイミングを少しでも遅らせられたらいいなぁ。)

 

来ました来ました、こんな感じのところ。f:id:ikarugasan:20220627125420j:image

つきました!!(9:44)f:id:ikarugasan:20220627125705j:imagef:id:ikarugasan:20220628124117j:imagef:id:ikarugasan:20220628124059j:image

去年岡山1200の時も前日に倉敷へ訪れたんだけども、その時も修学旅行生がいたなぁ。もしかして毎日修学旅行に来てるのか??

↓去年の写真f:id:ikarugasan:20220628124408j:imagef:id:ikarugasan:20220628124837j:image

記念写真を撮ったら来た道を戻って早島町へと戻ります。

 

とりあえず手のひらの痛みだけがとにかく不安。

1000km走りきれるか、ほんとに不安だ〜・・・

 

そんなことを考えながら、一旦スタート地点となっているファミリーマート早島南店に寄って軽食を購入。

倉敷まで走った分のわずかな疲労を回復させておくためです。

 

ちなみに今回のスタートの仕方は「ファミリーマート早島南店で12:00〜12:30の間にレシートを入手して出走する」という形となっており、スタートからゴールまでは一切主催者と会うことはない出走方式となっています。(ブルベカードやらレシートやらもすべてゴール後に郵送するようです。ちなみにこれは今回が初の試みとのこと!)

 

現在時刻は10:30くらいで、スタートの12:00まではまだ時間がありヒマになりそうなので、それまでの間はコインパーキングに停めた車で待機することにします。

というわけで、車へと向かって走っていると・・・・

 

プシュー!!!!

 

あれっ?もしかしてパンク?

周期的に「ボッボッボッ」と違和感か襲いかかるこの感じ・・・

これは・・・まさか・・・

パンクしたー!!!

くっそーなんでこんなタイミングでパンク・・・

とりあえず修理するかー・・・

コインパーキングにある車まではあと400mくらいのとこだったので、どうせなら車のとこでパンク修理したほうがいいと思い、歩いて車まで向かいました。

 

なんとか10:40くらい?に車へとたどり着き、パンク修理を開始する。f:id:ikarugasan:20220629124518j:image

タイヤを外して原因を特定してみますが、特に何も見つかりません・・・

ただ、チューブの穴は携帯ポンプで空気を入れることで、どこに穴が空いているかは特定することができました。

しかし不思議なことに・・・その穴はチューブの外側ではなくホイール側(内側)に空いていたのです(^_^;)

さらに不思議なことに、穴はニップルホールのピンポイントの位置で空いており・・・

これはもしかしたら、ニップルホールを塞ぐ用途で使用していた手組パーツの「ベロプラグ」が悪さをしていたのかもしれません・・・(-_-;)

 

ベロプラグとは、この黄色のプラスチック?のニップルホールを塞ぐためのパーツ。リムテープと同じ役割を果たしてます。f:id:ikarugasan:20220629130012j:imageリムテープの代わりにコレを使うと、超軽量にホイールを組むことができるという恩恵があります。(リムテープ使うよりベロプラグ使う方が16gぐらい軽くできるんじゃなかったかな?)

 

手組をばらしたりする時はベロプラグを一旦外す必要があり、その際に若干ベロプラグの端が鋭利に尖ってしまう場合があります。

再びベロプラグを取り付ける際には尖った部分を平らにしたり、上の写真のようにテープで養生を行い、尖った部分がチューブに食い込まないよう工夫をしているのですが・・・今回のパンクはこれが原因の可能性が高い。

(いやそもそもこうなる可能性があることから、ベロプラグは再利用すること自体があまりよろしくないのですけどね(笑)あと、2018年から自分で組んだ手組を使ってきてますが、このような事象が起きたのは今回が初めてです…)

 

原因が上に書いた事象で合ってれば、ベロプラグの尖った部分を平らにしたり、何かしら対策を取れば再び使えるようになるはず。

そう思い、なるべく尖った部分を無くすよう試みました。

っていっても、元からそんな鋭利な部分無かったですけどね…

指で触っても、刺さるような部分はなく普通に平らでした。

 

こうしてパンクした原因に対する応急処置が完了。

予備チューブは2本持っていたが、いきなりチューブを消費するのはもったいない気がしたのでパッチを使ってチューブの穴を塞ぎ、チューブは再利用することにしました。

そしてチューブとタイヤをはめ込み、携帯ポンプで空気を入れてみますが・・・

 

プシュー!!!!

 

!?!?

・・・また同じところから空気が漏れている!!

 

さっきパッチで塞いだはずの部分から、エアーがガンガン漏れてしまいました。

おかしいと思い、タイヤとチューブを外して再び穴が空いた部分のベロプラグを確認してみるが・・・・・どう見てもチューブに食い込みそうな尖った部分はない。

ということはパッチ修理を失敗したのか・・・??

でもどう見ても気密は確保できているはずなんだけどなぁ……

 

・・・こうなってしまっては仕方がないので、予備チューブを消費してパンク修理することとします。

 

チューブ交換を完了し、タイヤもはめていざ携帯ポンプでエアー充填!!!

 

・・・・・・

 

シュー・・・・・・・・・・・・・

 

シュー・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

シュー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

よく見たら携帯ポンプから空気が漏れてて高圧まで入らねえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

やっやばい!!!!!

さっきのベロプラグ部分からのエアー漏れはチューブ交換したことによって解消されたが、今度は携帯ポンプから空気が漏れていて高圧まで空気を入れることができない!!!!というかさっきからもずっとポンプからエアーが漏れてた!!!!

 

遠征する時はフロアポンプをいつも持ってこないので、どこかでポンプを手に入れる、もしくは携帯ポンプを修理して空気が入れられるようにできなければ、空気を高圧まで入れることができず、岡山1000を出走することができない!!

仮に低圧の1bar?程度で出走したとしても、1000kmもエアーが持つわけがないし転がり抵抗も高すぎてまともに早く走れないし低圧なせいでパンクも圧倒的にしやすくなる。

まあつまり・・・どう考えてもこのままでは岡山1000km出走自体が危ういということだ…!!

 

ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!!!

 

時刻は11:00過ぎくらい。

スタートの12:00までは1時間を切っている。

しかも12手前にはスタート地点のファミリーマート早島南店には先に到着しておき、昼飯をガッツリ食べてから12時にレシートをゲットしてスタートする作戦でいた。

このままではその作戦も崩壊し・・・

最悪の場合DNS(DNF)となってしまう!!!

 

ちなみに携帯ポンプはこの部分からエアーが漏れていた。f:id:ikarugasan:20220702101130j:image(※帰宅後に撮影。)

軸の角度によってエアーが漏れたり止まったりしていたが、エアーを入れるためにポンプを激しく動かしているのでエアー漏れが止まる角度をキープにして空気を入れることもできるはずがなく、やはり携帯ポンプを修理するのも無理そうだ。

(なんとなくOリングが外れているせいで漏れてるようにも見える。買って家でテストした時は正常に使えたのだが、ずっとツールボトルに入れっぱなしだったり、長い間自転車の振動を食らい続けていたことでやはり壊れたんだろうか……)

 

まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・どうするか????

今から急いで車でショップへ行って携帯ポンプを買いに行くか・・・???

(幸いなことに、ロードのショップは早島駅からおよそ6.5kmほど行ったところにあるのです)

しかし、そうしたら確実にスタートに間に合わなくなる。

 

こんな時どうすればいいのか・・・最善策はどう考えても思いつかなかったが、とりあえずここは一旦ファミリーマート早島南店まで走り、12:00までにやってくるはずのじーにょさんの力を借りた方がいいかもしれないと考え、ファミリーマート早島南店へ向かうことにした。(携帯ポンプを借りて、とりあえず走れる空気圧まで充填する。)

ファミリーマート早島南店まではたったの1km。

それまで1barあるかどうかすら分からないくらいブヨブヨな低圧の空気圧で走る。

たった1kmくらいパンクせずいけるやろ・・・

 

ということでファミリーマート早島南店までゆっくり慎重に走る。

マジでタイヤがブヨブヨ…いつパンクしてもおかしくないような感じなので、おそるおそる走る。

 

そしてなんとかパンクせずにスタート地点のファミリーマート早島南店へたどり着くことができた!!(11:30頃)

じーにょさんはまだ来てない模様。

とりあえず当初の予定通りお昼ごはんを買って食べることにする。

何をしようにも、やはりエネルギーがないと始まりません。

 

待っていると、じーにょさんが登場ーー!!!!!f:id:ikarugasan:20220702103402j:image

徳島1000kmGFで一緒に走って以来、一ヶ月ぶりの再会でテンション上がります(笑)

 

そしてパンクの件を伝え、携帯ポンプをお借りしてなんとか4〜5bar?まで空気を充填することに成功!!

さっきのベロプラグの部分からは空気が漏れておらず、どうやらさっきのパンクの原因は解消された……と思われる。

だが、またいつ再発するか分からない恐怖に怯えながらこれから1000km走らなければいけないということでもある。ヤバイ・・・

でも、よくよく考えてみれば今まで何千kmとこのホイールを使ってきてこの事象が発生したことは過去一度もない。

さらにいえば、タイヤ交換してからまだ倉敷までのたった15kmしか走っていないことを考えると、もしかしたらチューブとの噛み合わせが悪く、たまたまベロプラグの鋭利な部分が刺さっていたと考えることもできなくはない。

 

なんにせよ、これでひとまず出走だけはできるレベルにまで復旧することができた!!!

あとは、どこかで携帯ポンプを入手するだけだ・・・

そうしないと、万が一道中でパンクしたら空気が入れる手段かなく(一応1bar満たない低圧までは入れられる)完全に詰んでしまう。

しかもコースの大半が人里離れた山奥ということもあり、空気の充填手段を持たずに走るだなんて自殺行為もいいとこだ。

 

よし・・・とりあえずこのまま12時にレシートを入手して出走することにしよう!!

↑出走直前でつぶやいたら、なんとかなったのかなってないのかどっちなんだ!とリンさんからツッコミをいただきましたがつまりそういうことです(笑)(^_^;)

 

スタートしたら、すぐにショップへ行って空気のさらなる充填と携帯ポンプ購入を急いで済ませ、ダッシュでコースへ復帰するしかない!!!!

くっそおおおおおお!!!

こんな事で岡山1000kmを諦めてたまるもんか!!!!!

絶対に諦めんぞ!!!!!!

 

続く!!!

BRM602 岡山1000km中国山地【準備編】

6/2㈭〜6/5㈰は今年2本目、合計4回目の1000km超えチャレンジとなる岡山1000km中国山地を走ってきましたーーー!!!!f:id:ikarugasan:20220610125132j:image

結果だけ先に報告しておきますと、71時間44分(制限75時間)で時間内完走達成しました!!!

これで2020の中部1000、2021の岡山1200、2022の徳島1000GFと今回の岡山1000の計4大会で1000km超えブルベチャレンジを達成したことになりました!!超超超嬉しい!!!

 

ということでまずは大会の概要から。

コースはこれ。f:id:ikarugasan:20220610125523j:image

ルートのURLはっときます。

https://ridewithgps.com/routes/38284553

実際に走った結果は、約1000kmの約14000mアップでした。(累積標高20000mとなってますがトンネルを無視して積算しているので20000mはウソです。)

 

一ヶ月前に走った徳島1000kmGFと比較してみます。f:id:ikarugasan:20220610125549j:imageこっちは実際走って約1000kmの約11500mアップくらいでした。

 

一言で表現すると、徳島が一点集中だとすれば今回の岡山は全体攻撃みたいな感じですね!(山岳が)

 

岡山1000の最大の特徴は言うまでもなく、とにかく山が多くてキツいです。

しかもわざとホテルの近くを(というか市街地を)通らない凶悪なコースになっていて、これが余計に難易度を底上げしている要因にもなっています。(かなり頑張って調べればホテルがないこともないみたいですが…基本は無いと思った方がイイと思います)

さらにいうと、普通にいけば深夜の時間帯に(しかも3日間毎日)かなりガチめな山岳区間を通ることとなるコース設計になっていて、どういう意図でこんなコースにしたんだ!?とコース設計者に真面目に問いただしたくなります(笑)

 

上記の理由が、国内屈指の難易度だと言われる所以だそうです。

これで時間内完走できたら、確かに「岡山1000時間内完走」というのが立派な称号?になるのも頷けます。

 

ただ幸いにも、コンビニは等間隔に配置されているので、補給に困ることはまずないとみていいかと思われます。

徳島GFみたいに山岳140km補給地点一切無し!みたいなクレイジー区間はありませんので。

・・・と思ってたら営業時間が決まってるコンビニが1箇所だけあってヤバい事になっ・・・たのはまた当日編にてお伝えしていきます(^_^;)

 

 

 

次は今回の天気を見ていきます。

6/2の12時から6/5の昼頃まで走るわけですが、基本的にはすべて晴れ!!f:id:ikarugasan:20220613125150j:image

ただ、サイトを閲覧する日によって6/5の天気が微妙に怪しかったりするので、最終日だけちょっと降るかも?と予想。f:id:ikarugasan:20220613125535j:image

愛用しているYahoo!天気予報では2日先までなら雨が降る時間帯とか各時間帯ごとの降水量を詳細に確認することができるので便利なのですが、それ以上先の天気は代表ひとつの予報しか見れません。

1000km超えブルベだと走り切るのに3〜4日かかるため、いつも1000km後半の天気は詳細を見ることなく代表の天気予報だけを頼りに挑んでます(^_^;)

 

 

 

お次は服装。

徳島1000GFの記事に書いたように、着替えは一切持っていかないスタイルなので、全工程の中で最も低い気温に対応できる服装でいけば問題ないと考えました。

(理由は極端に寒さに弱いから。寒いとマジで何もできる気がしなくなる…。逆に暑さに関しては汗を多くかくか少なくかくかだけの違いであり、正直暑さにはいくらでも耐えることができると思います!たぶん…)

 

今回の予報でいくと、一番暑そうな岡山県早島町で28℃/18℃くらい。

標高200mくらいある広島県庄原市で24℃/10℃くらい。

これだけ見れば、普通に夏用の服装でいけばいいと思われがちだが、今回は常に山岳区間を走るため、実際はこれより数℃は気温が下がると想定。

(といってもMAXが800mくらいであり、1000m超えの箇所が今回存在しないため、そこまで気温が下がることは無いと思われ。)

深夜早朝の最も冷える時間帯に最も標高の高い山を通過することを考えると、10℃を切る気温に対応できる服装でいくのが無難かな・・・。

そう考え、今回は6月上旬にもかかわらず春・秋用の上15℃対応・下10℃対応のジャージでいくことに!!f:id:ikarugasan:20220614123642j:image

これに涼しくなる方のアームカバー、長袖のモンベルのインナー(下の写真)を持っていって昼と夜で使い分けます。f:id:ikarugasan:20220614123539j:image

昼は28℃とかまで上がる予報なので、正直こんな格好したら絶対に暑いと思ってます。

いや、暑くなるなんてことは分かった上でこの装備を選んでます(^_^;)

これだけ寒さ対策にこだわる理由としては、寒さに弱いというのも当然ありますが、今回は深夜に外で仮眠することになっても寒くならないようにするということを意識してます。

眠くなっていざ仮眠しよう!となった際に寒いと寝れないですからね……

 

 

 

次はバイクの装備。

今回は、というか今回もこの装備で挑みました。f:id:ikarugasan:20220614124341j:image

サドルバッグの中身はモンベルのサイクルレインジャケットとさっき上に載せたモンベルの長袖インナーが入ってます。f:id:ikarugasan:20220614125216j:imageサドルとトップチューブの間には、ケーブル結束テープで固定したモンベルのサイクルレインニッカ(パンツのこと)が装備されてます。

さらにサドルバッグ自体にもケーブル結束テープを用いて防寒テムレスがくくりつけてあり(サドルバッグ下部に付いてます)、雨具は今回こうして持っていきます。

徳島1000GFで習得したケーブル結束テープを用いて積載力をアップさせるこの拡張術ですが、毎回つけ外しが割と面倒でタイムロスになるというデメリットがあったため、頻繁に取り出しを行う補給食はくくりつけず、たまに着替えを行う装備品をこうしてメインでくくりつける運用とすることにしました。

 

今回最終日だけ雨が降る予報だったので(しかも何時にどれくらいの降水量かも分からない)本当に保険の意味で雨具は持っていったのですが、フェンダーに関しては前だけ外して後ろだけの装備でいくことにしました。

フロントフェンダーは付けるとパラシュート効果で空力が悪くなるのと単純に重量増となるのでなるべく付けないようにしています。

逆に付けたことによる恩恵としては、前輪からの跳ね水を防止しシューズが浸水するのを遅らせることができる(防止できるとは言っていない)ものの、今回の予報からすると付けていくメリットはほぼないかな・・・ということで外しました。

リアフェンダーはつけてないと万が一水たまりとかになってる道を通らざるを得ない場合、跳ね水でお尻が濡れるのを防いでくれるので雨がほとんど降らない場合でも大体つけていくことが多いです。

完全に快晴が続いてたりする場合は当然つけていきませんけどね…。

 

そして今回はとにかく山しかないコースということで、いつもバイクは軽量特化させておりますが今回はそれ以上に軽量特化させて挑みました。

具体的にはホイールを普段履きしている斑鳩4号からデローザに普段履かせている斑鳩5号に履き替えていったり、ペダルをエントリーモデルのRS500からPD-9000に変更して挑みました。

ホイールはこっちの方が前後合わせた総重量で57g軽くできます。

おまけにそれはすべてリムの違いだけで軽くなっているので、ホイールを変えたことで漕ぎ出しが大幅に軽くなりました。

斑鳩4号のXR31Tリム重量500g→斑鳩5号のAR30WRのリム重量475gになったわけですが、たったこれだけで漕ぎ出しが軽くなっていると簡単に感じることができたため、斑鳩4号何気なく使ってたけど重かったんだなって…交換してから思いました。(リム以外のパーツはすべて4号・5号ともに同一です)

ペダルのPD-9000は昔買ってずっと中華に装備されていましたが使わないのももったいないということで、決戦用に今回だけ特別に付け替えました。本当に今回だけ特別に!

PD-RS500(エントリーモデル)ペアで315g→

PD-9000ペアで249gなので、66g軽量化。

ホイールと合わせれば123gも軽量化!これはでかい。

 

さらにさらに、今回はライトも試行錯誤を行いました。

これまで前照灯はVOLT1600一本とGVOLT70一本の2台体制でどのブルベも走破してきたわけですが、今回はこちらに見直しをかけました。

後述しますが、今回はホテルに一切泊まらずに走破する作戦でいます。

ということは途中で充電することができないため、最初に持っていく道具だけでバッテリー問題をすべて完結させなければなりません。(なので今回携帯充電器は持っていってません)

昼の12:00スタートということは3つの夜を完全に乗り越えられる分のランタイムが必要になります。

6月上旬は夏至が近いおかげで日照時間が長いという恩恵があり、ライトを必要とする日没の時間帯は19:00〜4:00の9時間。

単純にこれが3日分となるので、9×3=27時間分のランタイムが必要。

VOLT1600は主力のローモード200lmが15時間、GVOLT70は主力のミドルモード200lmが9.5時間。

合わせると24.5時間。

このままでは微妙に足りない。

モバイルバッテリーで補充するか、ライトを追加で用意すべきか考えました。

モバイルバッテリーは正直スマホとサイコンだけで使いたいので、モバイルバッテリーで補充する作戦は除外された。

となるとライトをもう一本追加する必要がありそうだ。

普通にいけば重量が軽く(100g)、ランタイムも優秀で値段も安い(5000円程度)GVOLT70をもう一本買って、VOLT1600一本とGVOLT70二本の3台体制にすれば、ランタイムも合計34時間となり、十分安心して挑めそうだ。

 

しかし・・・・本当にそんなにランタイムいるか?

っていうかこれでプラス100g(留め具を合わせればプラス118g)って・・・せっかくホイールとペダルで123gも軽量化できたのにまた重くなるのかよ・・・

ん、まてよ・・・

VOLT1600をわざわざ持っていかなくても、GVOLT70を二本買ってGVOLT70三台体制にすればよくね??

ランタイムもGVOLT70三本で合計28.5時間になるし・・・・・

しかも、重量面においてVOLT1600は一本で245gもある。

GVOLT70は一本100gのため、VOLT1600一本でGVOLT70二本分より重いことになる。

 

つまりこういうことだ。

VOLT1600×1 GVOLT70×2・・・・445g

VOLT1600×1 GVOLT70×1・・・・345g

GVOLT70×3・・・・・・・・・・・300g

 

衝撃の事実が判明・・・!

VOLT1600×1とGVOLT70×2よりも、GVOLT70×3の方が145g軽くできる。

さらにいうと、VOLT1600×1とGVOLT70×1よりもGVOLT70×3にした方が45g軽くできる。

最大出力でいえば当然VOLT1600に部があるが、GVOLT70でも十分明るく、余裕で夜を乗り切ることができるため、今までVOLT1600とGVOLT70の2台体制で走ってきたのがバカみたいだ・・・・

ランタイムも明るさもGVOLT70で十分であることを考えると、やっぱりVOLT1600を持っていくメリットが無いぞこれ・・・

 

・・・・そんなわけで買いました。

GVOLT70を追加で二本!!(^_^;)f:id:ikarugasan:20220618194207j:image

こうしてGVOLT70三本で今回走ることにしました。f:id:ikarugasan:20220618183000j:image少し見えづらいですが、ハンドル部に2個、フロントハブのライトアダプター部分に1個ついてます。f:id:ikarugasan:20220618183018j:image

GVOLT70は本来逆さ付けが正規の取り付け方法ですが、ハンドル右側でそれをやると付けれないこともないものの、ハンドルを曲げたときにアウターケーブルがライトを押してライト側に負担がかかってしまうので、ハンドル右側のGVOLT70だけ逆さ付けのところをさらに逆にして、上向き取り付けしています。

 

ランタイムがミドルモード200lmで9.5時間 と優秀、重量も留め具含めて118gしかない。それでいて値段も5000円程度と、マジでGVOLT70は壊れ性能のライトだと思います。。。(壊れ性能:ゲームバランスを壊しかねないほど優秀な性能を持った道具等の事。ゲーム用語なので、一応解説も載せておく(笑))

 

フレームバッグには、下の写真のものを入れていきました。f:id:ikarugasan:20220620213746j:image

箇条書きするとこうです。

・プロテクトJ1

・シャモアクリーム(携帯用)

・歯磨きセット

・モバイルバッテリー① 10000mAh

・モバイルバッテリー② 2500mAh

スマホ充電用USBケーブル(短い方)

・サイコン充電用USBケーブル(長い方)

一切宿に泊まらないので充電器は持っていかず、これだけのモバイルバッテリーですべて完結させます。といってもこれで充電するのはサイコンとスマホだけ。

ちなみにスマホは2760mAh、サイコンのガーミン510は800mAh(と思われる)。

結果的にはこれだけのモバイルバッテリーで足りました。

スマホは71時間44分の間で2回しか充電しなかったし、サイコンは3〜4回は充電したけどまだ少しモバイルバッテリーの容量残ってました。

歯磨きセットは正直荷物になりますが、さすがに3日間フルで一切歯を磨かないというのはなんだか虫歯になりそうだし衛生的によくなさそうなので24時間に1回歯を磨くことにしました。なので歯を磨いたのは2日目と3日目のみ。

 

 

 

バイクの装備については以上。

お次は今回の作戦を書きます。

今回の作戦は・・・これまでで最も分かりやすく単純です!!

題して、ゴールまで宿を取らず、眠くなったら寝て一気に走りきってしまおう作戦!!!

あ、正確にはコース上にそもそも宿がないので取ろうにも取りようがないのですが(^_^;)

また、前々から一度は宿無し1000kmを経験してみたかったこともあり、今回コース上に宿がないということであれば試すにはちょうどいい!!と思ってこの作戦にしました。

 

1000km先のゴールまでひたすら走るだけというこの脳筋走法ですが、眠気に弱い体質であることを考えると、途中の仮眠は必至であると考えました。

1日目の夜はだいたいなんとかゴリ押せますが、2日目以降の夜はまだ経験したことのない未知の領域なので、寝ずに2日目の夜を迎えるとどれくらい眠くなるのかが未知数でした。

(参考までに、これまでの最長不眠記録は一ヶ月前の徳島1000kmGFの39時間(走行時間だけでいえば35時間)です。当然途中で何度も眠気に襲われてますけどね……)

そのため、2日目の夜に仮眠場所をあらかじめ決めておき、そこでなるべく寝ておくことにしました。(予定ではそこで2時間くらい寝れたら最高)

2日目の夜となると、だいたい550km地点にある「道の駅 来夢とごうち」が良さげ。

ストリートビューで見るとなんとなく寝れそうな場所はありそうだし、ここを行ったすぐ先に800mクラスの山もある。

そんなわけで2日目の夜の仮眠場所はここで決定。

 

続いて3日目の夜も、眠くなること必至なので仮眠場所を決めておく。

調べるとちょうど800km地点にある「道の駅おろちの里」が良さそう。

岡山1200の時も2日目の夕方にTさんと一緒にここへ訪れたことがあるので、寝れる場所があることも知っている。

 

こうして仮眠場所をあらかじめ決めておいて、宿を一切取ることなく走り切る作戦でいくことにしました。

 

ちなみに途中にあるチェックポイントおよび補給地点は、事前に↓のスクリーンショットのようにすべてメモをしています。f:id:ikarugasan:20220619130849j:imagef:id:ikarugasan:20220619130901j:imagef:id:ikarugasan:20220619130914j:imagef:id:ikarugasan:20220619130924j:imagef:id:ikarugasan:20220619130935j:image

一応これで69時間での完走を想定。

 

あと、これはいつもやっていることですが、万が一サイコンのナビが使えなくなった場合に備えてグーグルマップ上に今回のコースで曲がる箇所すべてにピンを打ってます。f:id:ikarugasan:20220620123101j:image

ナビについては、徳島1000kmGFの時のように公開されている1000kmのルートをGPXデータでサイコンに入れ・・・ようとしたところ、サイコンがパンクして起動しなくなってしまったため、大体300kmくらいのルートに3分割し、新たに引き直したものをサイコンに入れました。f:id:ikarugasan:20220620123536j:imagef:id:ikarugasan:20220620123547j:imagef:id:ikarugasan:20220620123555j:image

徳島1000の時も公開されている1000kmのルートが使えなかった場合に備え、3分割したルートを引いてサイコンに入れていました。

ところが1000kmのルートがそのまま問題なくサイコンで使えたため、今回の岡山1000もいけるだろう・・・・と思っていましたが、全然いけませんでしたorz

データ容量的にも徳島1000のルートは8MBあり、それに対して岡山1000は6MB程度。

容量が少ないのなら、絶対いけるだろう・・・!と思っていたのですが案外そうでもなく、どうもポイント数が岡山のほうが多いらしく、ポイント数制限に引っかかったせいで岡山のルートは使えなかったものだと思われます。(あくまで推測ですが。)

確かに徳島は容量は多いものの曲がる箇所が圧倒的に少なく、非常にわかりやすいルートでした。

 

 

 

そして今回登りが大量にあり、まさしく登坂力が物を言うコースだったので大会5日前の土曜日の日に220km・5000mアップを走っておきました。f:id:ikarugasan:20220620124354j:image

家から自走で行ける範囲内で激坂を大量に盛り込むことで、なんとか200km・4900m稼ぐことができました。f:id:ikarugasan:20220620210843j:imageしかも1000km走るペースを意識してそれなりにタイムを重視した結果、12時間ジャストで走破!!

さらにはちょうどこの日は偶然にもAJ静岡さんが600kmブルベを開催しており、平谷峠にて代表の小松平さんと偶然遭遇!!f:id:ikarugasan:20220620211153j:image参加者の写真を撮るため待機していたとのことでした。f:id:ikarugasan:20220620211841j:image

何より嬉しかったのが、2019年の静岡600に参加してたことを覚えててくださったこと!!!

あのときゴール後、初600kmだったことを告げたり手組ホイールをアピールしていたことによってうまく印象付けられていたみたいです(笑)

その理由に「手組の人だー!」というように平谷峠で会った時言ってくださいましたからね😆

 

来週岡山1000に出ることとかブルベで夜中に参加者と会うとテンション上がる話だとか今日死ぬほど山を登ってる話だとか、20分くらい談笑しました。

中でも、ちょうど自分が平谷峠の絶景ポイントを登ってて、向こうは「反射ベスト着てないし朝のブリーフィングでいなかったよな…?でもブルベの装備だし…(前後フェンダーとフレームバッグ・サドルバッグ有り)」と思っていたようで、私も小松平さんを「こんなところでカメラを構えているもんだから、写真撮影をされてる人なのかな?でもよく見ると反射ベスト着てるしブルベ関係者…?いや、まさかなぁ。。。周りに自転車ないし…違うかな??」みたいなことを思ってて、通過際に声をかけられたもんだからいざ話してみるとまさかのAJ静岡の人だった!という展開がすごく面白かったです(笑)

(会った瞬間最初はブルベと聞いて名古屋600??とばかり思っていましたが静岡と言われてあぁ納得!でした!)

 

 

 

とりあえずそんな感じで岡山1000直前に山で走り込みを行い、コンディション的には万全な状態で今回挑みました。

バイクも軽量化に軽量化を重ね、いつも以上に軽くしてきている。

上には書かなかったけど、1000km走る時は毎回やっているチェーン交換とドライブトレイン清掃、タイヤの新品交換、シフトワイヤー新品交換、ブレーキ駆動部注油(今回だけブレーキワイヤーも交換)をやったことでバイクもほとんど新品の状態。最高の性能を放っている

 

そんな状態で挑んだ今回の岡山1000km・・・・・

いよいよ【前日編】が始まります。

 

つづく!!