5/3㈮6:00スタートでSR600四国山脈を走り、49時間27分で完走してきましたので、今回はそれについて記事にまとめます!!
なお、私がSR600を走るのは今回が初めてとなります。
ほんとは何年も前からSR600を走ってみたい!今年こそは走る!とか言いながら実行に移せてませんでしたが、ようやく今回走ることができました😂
【そもそもSR600とは】
通常のBRMブルベと違って、下記のルールが設けられた特殊なブルベのこと。
・距離600km、合計上昇高度が最低でも10000m以上ある厳しいコース設定。
・決められたスタート地点、コース、ゴール地点を通らなければならないが、出走日時は自分で決めることが可能。(さらに予定してた日が都合悪くなったとしても別日に延期可能。)
・いつでも出走可能な反面、道路の通行止め情報や冬季閉鎖道路などは各自で調べないといけない。
・通常のBRMブルベでは600kmは制限時間40時間だけどもSR600の場合は制限時間60時間もある(ランドヌール部門)。
・制限時間に間に合わなくても完走すれば認定をしてもらえる。(その場合ツーリスト部門になる)
ざっくりとこんな感じで、今回は当然制限時間60時間のランドヌール部門で申込み。
出走日はもともと4/28で申し込んでたのですが仕事が急遽入ってしまい走れなくなり、紆余曲折あって5/3出走にしました。
【SR600四国山脈を選んだ理由】
各地の団体によって全国におよそ18?のコース(2024/5/7時点)がありますが、その中でも今回選んだのはヤバイヤバイとよく聞くAJ岡山さんのSR600四国山脈です。
選んだ理由は数あるSR600のコースの中でも四国山脈は飛び抜けてヤバイと聞いていたのが決め手でした…😅
具体的には、たいていのSR600なら合計上昇高度が10000mをちょっと超えるくらいのコース設計だというのに、四国山脈の場合は14000mくらいあると聞いており、そんなこと聞いたらもう行くしかないでしょとなりました(笑)
あといつもながら補給ポイントがマジでなさすぎて、このサバイバル感がまたそそられるんですよねー…🤣
肝心のコースはこれ。
https://ridewithgps.com/routes/28783777
愛媛県西条市をスタート・ゴール地点として、四国山脈を走り尽くすゲキヤバコース!
胸が高鳴りますねー👍
【当日の走り方】
さすがにすんごいコースなので、事前にXでどこの宿に泊まったかとか、攻略のポイントとかを聞いてみました。
すると、、、
・400kmを超えてからが本番!
・絶対に宿で一泊はしてったほうがいい!
・補給ポイントまじで無いしコースも通行止めになりやすいところばかりだから道路情報はよく確認しておきたいところ!
こんな感じの情報が得られました。
制限時間は60時間もあるので、普通に行けば2泊すれば余裕で完走できると思います。めっちゃ寝れるし。
半分の300kmを走って、1泊だけでいくプランもあるようですが、2泊でいくか1泊でいくかは最後まで悩みました・・が、結局1泊でいくプランにしました。
300kmとなると、ちょうと高知県のさめうらの辺りになるわけですが、どこの宿もチェックインが22:00までになっており・・・
今回6:00スタートにしているので300kmの超山岳コースを16時間未満で走破しないと宿に入れないことが発覚・・・(スタート時間を早める選択肢もありましたが…その時はその選択肢の存在に全然気づきませんでした(笑))
さすがに16時間未満での走破は無謀なところがあるので、宿で泊まるのはやめました。
代わりに仮眠の練習をしたかったことから、さめうらの辺りにある公園で野宿することを考えました!
屋根付きベンチあり、公衆トイレありのそこそこ好環境な公園!
↓は正に今回利用させてもらった公園のベンチの写真(笑)
コース上付近にある補給ポイント(というかこコンビニ)についてはこんな感じ。
①約96km地点 道の駅みかわのヤマザキショップ
②約196km地点 ローソン仁淀川町大崎店
③約292km地点 ローソン土佐町田井店、その他ファミマ2件
④約502km地点 ローソン三好大歩危店
以上の4箇所となり、それ以外のコンビニは大きくコースを外れるなどしなければ寄ることができません!!
特に300km地点から500km地点までの200kmは正攻法でいけば途中の自販機やごはん屋などで継ぎ足して走るしか方法がなく、非常に厳しいコース設計になってることがよくわかります😂
自分の場合死ぬほど燃費が悪く、200kmとなるとさすがにカロリーが100000%持たないので、コースを外れてでもコンビニに寄る作戦でいくことにしました。
(なお140kmくらいなら死ぬほど補給食を買い込むことでノンストップでも走れますが、ただでさえこれ以上持てないレベルの補給食を持ってなんとか140kmを走れるという話ですので、200kmともなるとさすがにムリがアリ過ぎるんですよね😇)
コースから外れるポイントは約429km地点。
ここから片道約10km走ることで、ローソンつるぎ町半田店に立ち寄ることができるのです!!!!👏
寄り道するということは余分に距離・登りを稼ぐことにはなってしまいますが、それ以上に補給ポイントの確保を優先したかったので全く痛くも痒くもありません!!!(往復約20km・約200mアップの追加となりますが、、、まあ誤差の範囲でしょう!!!)
こうすることで、約100kmごとにコンビニ休憩することが実現できました!
ただし、まだこれにも不確定要素があり・・・約300km地点(さめうら周辺)にあるコンビニはすべて営業時間が6:00〜24:00へ変更となっているのです・・・!!
つまり、6:00スタートの今回の場合、300km超山岳コースを18時間未満で走破しなければコンビニ飯にありつけないという事態が発生するのです😂
最悪時間に間に合わなかったら場合でも、空腹のまま野宿して朝に補給するだけの話にはなるんですけど・・・そりゃあまあ十分に食べてから寝たほうが体力は回復するよねっていう。
で、今回の走行スケジュールとしては・・・・
5/3㈮6:00スタート
↓
5/3㈮23:00〜23:30頃着 300km地点 さめうらのローソン(17時間くらいで走破予定)
↓
0:00から4:30くらいまで公園で野宿して仮眠
↓
5/4㈯5:00くらいから行動開始して6:00営業開始となる306km地点のファミマ大豊町で朝飯
↓
寝ずに走り続けて5/5㈰の遅くとも6:00にはゴールして48時間での完走
こんな感じでいくことにしました。
前半の300kmはおそらく大丈夫ですが、後半の300kmはさらにコースがきつくなると聞いているのと、疲れでどこまでタイムを失うか未知数でした…
でもさすがに24時間もあれば300km(そこへさらにプラス20km)走れるんじゃないか?ってことで6:00ゴールと想定。
目標は50時間切りなので、せめて朝8:00までにはゴールしたいところですね・・・
あっ、なぜ50時間切りを目標にしているかというと、2017年にSR600のルール改定が行われ、制限時間50→60時間へと変更になったのです。
60時間もあれば十分余裕を持ってゴールできるだろうから、どうせ走るなら昔のルールの50時間で完走しておきたいなと考えた次第です。
が!!
どうやらワタクシ完全に勘違いをしていたらしく、昔の制限時間50というのはあくまで600km・10000mのコース基準での話であり、合計上昇高度が増えれば増えるほど制限時間に補正がかかってゆとりができるようになるそうです。
なので四国山脈は昔のルールでは57時間とかそんくらいあったらしく、昔は制限時間50だったというのは私が単に勘違いをしていただけだったみたいです💦
昨日のSR600の話
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2024年5月6日
昔のルールでは累積標高が多いコースほど制限時間に補正がかかるということをリプで指摘されるまでガチで知らず、みんな一律制限時間50時間だったと思ってました
だから過去に四国山脈を走った方々はみんなこのコースを46とか47時間でゴールしてるのか💦って思いながら走ってました🤣 https://t.co/BVkYodvawe
【装備について】
今回の予報気温はすべて晴れ、スタート・ゴール地点の西条市、つるぎ町、大豊町(それぞれ適当な代表地点)で10℃/25℃みたいな気温。
たぶん日中はそこそこ快適だけど夜が少し冷えそうな感じだったので、春秋ジャージ(上15℃・下10℃対応)でいきました。
グローブも指切りとフルフィンガーの2つを持参。
ウィンブレはもちろん持っていきますが、寒さ対策で温かいモンベルジオラインインナーも持っていきました。(結局ほとんど着ずに走れた✌️)
バイクのほうはこんな感じ!ホイールはいつも通り自分で組んだTE★GU★MI!
その他は見ての通りということで…(超省略)
天気がすべて晴れ予報なので、軽量化にもなるしリアフェンダーは外しても良いんじゃないかとも思いましたが、そう甘くはないのが四国山脈のやばいところ!
いくら雨が降らないからといって路面が濡れてないとも限りません。
なんせコースがガチの山奥で山岳地帯なのだから、山から湧き出た水が道に流れ込み、川になってるところもあるはずだろうと読んでリアだけつけていくことにしました。
(結果的にはこれは大正解でした…🤭)
バッテリー関係についてはアンカーの10000mh/Aを一つのみ。
あとはリアライト2本、ヘルメットライト1本、フロントライト2本(どちらもGVOLT70)を装着しています。
以上で準備編を終わりまして、次から当日編になります。
おたのしみに!?