8/11㈭(山の日)は初登山ということで蓼科山へ行ってきましたーー!!!
GTBCの方や登山の達人さっくーさんにおすすめの場所がないか聞いていたところ、蓼科山が良いとのことだったのでここへ行くことしました。
行きたい山の条件としては、絶景・難易度的に初心者にもおすすめ・標高がなるべく高くてできれば山頂が岩肌になってる山で聞いていたところ、蓼科山がすべての条件に当てはまっていたので、ここに決めました。
蓼科山はビーナスラインを白樺湖方面に走ると、目の前にポツンと巨大な独立峰の蓼科山が現れ、前々からすごい気になっていた山ではあったので行けることになってちょうどよかったです。
↓こんなふうに見えます。(正面のデカイ山が蓼科山)↑白樺湖と蓼科山とメイシーノさん。2017年10月にメイシーノさんのお車を借りて秋にビーナスラインへ遊びに行ったライド、すげー懐かしいっす!
当時書いた記事のリンクも一応貼っておきます。
蓼科山を登るルートはいくつかあるようですが、今回は大河原峠駐車場から登ることとしました。
↓大河原峠。写真は2021年9月に自走で群馬の車坂峠往復をした際に通った時のものです。
今回は初めての登山だったので色々さっくーさんに聞いていたところ、同行をしてくれることとなったのでさっくーさんと2人で行く事になりました。
ホントはシオさんも同行予定でしたが急遽予定が入ってしまい同行できず…残念🥺
当方そもそも初心者ですので登山靴を持っておらず、さっくーさんによると岩山登るなら登山靴必須とのことだったため、急遽日進のモンベルへ行って買ってきました。ついでにザックも購入。日帰りレベルでしか登山するつもりはなく、そもそも大量の荷物を背負うのは自転車と同じで嫌いであるため、そこまで大容量のものは買いませんでした。
普通の靴との違いは、靴底がかなり厚くなっていることで足裏が痛くなりにくいという点、そして靴底が滑りにくい材質でできているため、グリップが効いて踏ん張ることができるという特徴があるみたいです。(全然知らんかった。)
買った登山靴はマウンテンクルーザーで(400か600かは忘れた(笑))値段は19000円くらいだった気がする。
登山靴を履く際は厚い専用の靴下も必須なので、それも合わせて買いました(2000円くらい)
もちろん試着をして、自分に合ったサイズの靴を選びます。
手順としては、まず自分の足のサイズを測り(両足とも26でした)、それの1プラスしたサイズの靴が良いとのことなので、27サイズの靴を探しました。
試しに履いたら横がきつかったので、ワイドサイズのものを選び、店内にある模擬岩場で登り降りの感触を何度も確かめて痛みが出なさそうなことを確認して靴を買いました。
今回の移動手段は車で、さっくーさんに乗せてもらいました。
2:30起床し、3:00に家の近くのコンビニまで来ていただき、出発!!
高速道路で移動して諏訪インターで降り、コンビニで食料・飲料水を調達してR152の大門峠から蓼科スカイラインを通って大河原峠へ。
6:39には大河原峠に到着しました。(事前の計画では7:00着でした)
天候は現時点でやや曇り。
しかし9〜10時に降水確率0%の雲一つない快晴となる予報なので、これからの天候回復に期待。
…っていうかここの大河原峠自体2093mあって、標高がかなり高いことからあたり一面真っ白になっていることが多いのですが、今日は小諸市とかの山のふもとの景色がくっきりと見渡せるので、条件としてはかなり良い気がします。
そして大量の駐車車両(^_^;)
今回そもそも駐車スペースがあるかどうかが一番不安だったのですが、6:39到着でなんとかギリギリ停めることができるレベルでした。
車中泊していたり地元の方だとすぐに来れるので、駐車に関してはそっちのほうが有利そうです。
まあそもそも、今日は山の日で天気も快晴の予報なので、これ以上ないほど登山客で賑わいそうな日ではあるのですが(笑)
あと言ってませんでしたが、蓼科山は標高2530mであり、標高2093mの大河原峠から約450mほど登る予定です。
水平距離としては約3km。(ストラバログから)
これを約2時間ほどかけて山頂まで歩く予定です。
靴を履き替えて、準備ができたらいよいよ初登山スタート!!(7:04)
登山道入口に登山計画書が入れられる小箱があり、さっくーさんに続いて私も登山計画書の記入を行いました。(登山計画書・・・名前だけなら聞いたことはあるが、実物を見るのは初めてだ…。…などというありがちなセリフを言ってみたかったり言ってみたくなかったり…)
なお、書類投函後は特にその登山計画書の回収とかは無いそうです。
最初はこんな感じの道を行く。
竹笠を被られている方は今回の案内役さっくーさん。
なぜ竹笠を使用しているのか聞いたところ、いろいろ試してきてこれが一番通気性や防水性が良いとのこと。
いいなあ・・・他の人と被らなかったり、和風の外観がすごい好きです。自分も憧れます…いつか買うかも。(数年後には三度笠にマントを身に着けて登山しているかもしれない。)
今回初登山ということで、ペース配分についてもかなりの不安要素でした。
ロードのヒルクライムと同じで、最初とばしすぎるとあとでいっぱいいっぱいになってしまい、大幅にペースが落ちてしまう。
それが登山となると、途中で動けなくなってしまった場合に遭難の危険があるため、公道を走る自転車と違って登山においてはペース配分に関して何十倍も気をつけなくてはならない。
なので、さっくーさんに事前についていけなかったらすみませんとか、めっちゃゆっくり行きたいですとか、あらかじめペースを抑えて登りたいと伝えておきました。
また、初登山にあたり色々な登山知識を教えていただきました。
正しい登山ルートであることを示す「赤いテープ」の存在であったり、歩幅が大きいと一歩一歩の負担が大きく疲れやすくなるため、狭い歩幅で歩くと良い、など。
ここだけの話、後者について教えてもらった瞬間、例えで「ケイデンスと同じですよ!」とさっくーさんに教えてもらい、めっちゃわかりやすい例えだったので「めっちゃわかりやすいですね!」と言おうとしたら、なぜか「めっちゃわかりづらいですね!」と元気に誤返答してしまった…言いたいと思ってることと実際に口にする言葉が違ってしまう謎現象がまさかこんなところで発動してしまうとは(笑)申し訳なかったです🤣
また、登山はロードと違って常に会話しながら歩いていけるのでそこも特徴だと教えていただきました。
会話しながらだと相手の体調も分かるしね!
(個人的にはロードでもたまにやる会話走法(喋るのに夢中になってたらいつの間にかコースを走り終えてたってやつ)と同じで、すぐに距離を消化できるのが強いと思った。しかもロードだと風切り音で大体聞こえないとき多いし、走りながら会話はそれなりにリスクがありますからね…)
どんどん行きます。
途中でお腹が空いてきたので、ロードと同様歩きながら補給していきます。
補給食・エネルギー管理については、過酷なブルベ(主に1000km・1200km)を何度も制覇してきた経験から、総合的な運動時間さえ分かればどれくらいの補給食を持てばよいかなんとなく分かっています。
今回は行きで2時間、頂上で1時間、帰りで2時間の計5時間運動すると想定。
自転車ほどカロリーをゴリゴリに消費するスポーツは他にないため、燃費は自転車よりも登山の方が良くなることも考慮。(=その分自転車における同じ運動時間で比較した場合登山のほうが少ない補給食で足りる)
ロードでは8時間かけて140kmノーコンビニほぼノンストップで走り切ったりもしているので、その時と同じくらい補給食は持てば大丈夫と今回は判断しました。
水は合計3Lを用意。(いろはすシャインマスカット味500ml、自宅からボトルに入れてきた水道水500ml、アルプス安曇野の天然水2L)
さっくーさんがバーナーを持参してきてくださるとのことだったので、頂上で食べる用のシーフードヌードルビッグのためのお湯も上記3Lに含まれます。
喋りながら進んでいく。
複数人で登山する場合は副リーダーが先頭で初心者は真ん中、一番うしろがリーダーというフォーメーションをとるようです。
今回で行けば、私が初心者なのでさっくーさん先頭が理想的なのかもしれません…が、前と後ろを時々交代して色々今回は試しました。
後ろだと、前の人のペースにあわせる必要があるので、これは性格的なところもあるけれど個人的には先頭でマイペースに進んだほうが楽でした🙃(好きなタイミングで止まれて好きなタイミングでペースを変化させられて・・・ってもう完全にソロの考え方だこれロードでもソロがメインなので🤯)
たまたま(?)全く同じボトル!
ロード用ボトルを登山にも使うところが、自転車乗り感があってすごくよいです(飲みやすさなど考えることは同じということで。)
たまに開けたりしました!
一部ちょっと道がぐちゃぐちゃになってるとこもありました(全体でもここだけでした)
歩いていると前方左手にデカい山がポツンと出てきました。(8:15)
なんの山だ???
しかしさっくーさんが、あれもしかして今から登る蓼科山じゃないですか?と。
調べたら・・・確かに方向的にもそうっぽい!!!
しかもよーーーく見ると上の方の斜面にて、カラフルで小さなものがうごめいているのが見える。まさかあそこ登るのか・・・🤯天気も予想通りどんどん良くなってきて、目的地も見えてきてますますテンションも上がってきました!!
木々のすきまから見えた、八ヶ岳連峰!この時点でかなりすごいので、頂上からの景色はもうとんでもなくやばそうです。
さらに進んでいくと、いよいよさっき見えた部分が正面に出てきました。
勾配もかなりキツく、本格的な登りのようです。
見ると小さくてカラフルな人たちが山の斜面をゆっくり登ってってるのが見えます。
その手前に蓼科山荘という休憩エリア的な場所がありました。
みんなここで休んでいるようです。
まだまだ余裕なので、特に休憩せずそのまま進みます。
ここからは本格的な登り!!!
さっきまでと打って変わって、急な斜面をよじ登っていかないといけないようです。
勾配のキツイ斜面は見上げると迫力があるので、何度も驚かされてしまいます(^_^;)
四肢を使って、進みやすいルートを見極めながら登っていきます。
ふと後ろを振り返ると、とんでもない絶景が!!!!すんげえええええ!?!?!?
ちなみに足元はこんなふうになっており・・・(※帰りに撮影した写真です)高所恐怖症なのでめちゃくちゃ怖いっす!!!!!🤯🤯🤯🤯
これは帰り怖すぎて下れないかも!!!!!(むしろ楽しんでるようにしか見えないとか言っちゃダメ🥺)
いやいやいやいやいや!!!!
怖すぎでしょ!!!!!
すぐ左手がこんな景色になってるとこを歩くだなんて、やっばい!!!!(怖いという意味で)というか怖さと絶景による興奮が入り混じってよくわからない感情!!
でもとにかく最高ということだけは分かる!!!
ある程度草木に囲まれた道になると、そこまで怖くなくなって普通に冷静に歩けるようになりました。
そんな感じで進んでいったら・・・
蓼科山山頂ついたーーーー!!!!!!(9:00)
看板を通り過ぎて、さらに奥へと進みます。完全に岩肌です。
さっくーさん。
うっほーーー!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年8月11日
蓼科山に初登山来てます😌 pic.twitter.com/eeTIbQliso
景色がマジでヤバすぎる!!!!!!!!八ヶ岳連峰方面がとにかく絶景!!
サイコーーー!!!
蓼科山はちょうど台形の形をしており、山頂は小学校のグランドくらいの広さの岩場が広がってました。
さっそく一周しながら実質360°の大パノラマの景色を楽しんでいきます!!
!!!!!!!
ビーナスラインが見える!!!
白樺湖とかがあって、その先に霧ヶ峰があり、さらにその奥の高い位置に美ヶ原高原が見えるーーー!!!!!
本当にすごすぎる景色だ!!!!
上田とかがある方。どこもすごい景色・・・
一周したので、真ん中の風がしのげそうな岩場でご飯にします。
あ、あまり書いてませんでしたがかなりの強風です(^_^;)
しかし気温がすごくちょうど良くて、常に強風を浴び続けていても大丈夫です!・・・が、さすがにずっと浴び続けると冷えました(笑)
風を浴びてないと本当に適温で快適なのですが。
中央に蓼科神社がありましたので、お参りもしていきます。
岩場を移動中。
良さげなとこがあったので、ここでさっくーさんが持ってきていただいた道具を使ってお湯を沸かして麺を食べます!!
いただきまっす!!(10:19)
ここまで運動し続けて大量に汗をかき、体内の塩分量が減っているのでシーフードヌードルが死ぬほど美味しくなります。
頂上で食べると美味しい理論も、個人的には上記によるものと個人的に推測してます(笑)
(ブルベでも深夜のきつい時間帯に食べると最高に美味しくなりますしね)
汁まですべて食べ尽くし、また絶景を楽しむ。
ここまでで一回も小便をしてないので、蓼科山荘ヒュッテ(さっきの看板のとこにあった山荘)で有料トイレ(200円)をお借りして用を足しました。(山頂の有料トイレ・・・初めて使いました!トイレの窓からの景色も無駄に絶景でした!!)
その後、まだまだ景色が見足りなかったのでもう一度山頂を一周することにしました✌️
蓼科山頂上一周2周目✌️ pic.twitter.com/jiOpp9eis6
— ikaruga@Iさんという名前で動画投稿者やってます (@ikaruga_1735853) 2022年8月11日
あぁ〜〜・・・・何回見ても最高過ぎる!
ちなみにふもとをよく見るとスズラン峠の道が見えたり、麦草峠へとつながっているであろう道も見えて最高!
何度もこっちの方面を撮ってますが、こちらは甲府方面。富士山も位置的には見える気がするけど、雲が多すぎて見えない。
山頂の中でも最も高そうな位置にあるであろう岩の上から撮った写真。
ほんと岩が最高なんですよね!!!岩を求めてきて良かったー。
マンガみたいにころころ転げ落ちそうだ。
こうして2周目を終了し、山頂ヒュッテ付近でずっと待ってて下さったさっくーさんに合流。すみません…ありがとうございました!!!
さて、まだまだ名残惜しいですが山頂ともお別れしてそろそろ下ることにします。
ちなみに、山頂でも絶景を満喫しすぎて予定よりも1時間半も遅れてしまっている(笑)
といっても16時帰宅というかなり余裕を持った段取りでスケジュールを組んでいたので、まだまだ余裕であることには変わりありません✌️✌️✌️
さあ下りスタート!!
こっっっわ!!!!!🤯🤯🤯
絶景を目の前にして、この岩場を下るのはヤバい!!!!🤯🤯🤯🤯
こことか怖すぎるうううう!!!🤯🤯🤯🤯🤯🤯
急斜面で、普通に危ないし、角度が急でマジで怖い🥺
高所恐怖症を全開にしながら、四肢を使ってゆっくりと下っていきました。
怖すぎて二足歩行できないから、ほとんど両手を使って体を下ろしていく動作で下っていったなぁ。
あとペースが登りのときよりも早く、けっこう消耗した。
行きのときは止まらなかった蓼科山荘ですが、帰りはトイレと休憩のために立ち寄っていきました。
思ったより水の消費が激しく、もう残りわずかしかない。
食料はまだまだ無駄にあるのに、3Lの水では全然足りなそうということがわかった。(ロードではいつも自販機で継ぎ足し補給してたから、フルで持ってく感覚があまりなかったかもしれない)
最後まで取っておいたブドウ糖inゼリーも補給し、休憩を終えて再スタート!
ホントに快晴!!(12:11)
でもやっぱり昼からは予報通り雲が出てきました。
帰り道もところどころ止まりながらどんどん進んでいく。
(うしろ)
序盤にあった急斜面区間。
どれくらい急かというとこれくらい急。(真横を撮った写真)
この辺から尿意がやばく、あと少しでゴールということもあり少々ペースを上げて下りました!!!
ゴール前最後の追い込みみたいな感じになっていましたが、これいつも乗ってるロードの時と何ら変わりない気がするんだが??
というわけでゴール!!!(13:16)
ダッシュで公衆トイレに行って用を済ませ、無事登山終了です。
ゴール後は大門峠を下ったR152の途中にある音無しの湯でサッパリしたあと、高速で帰路につきました。
名古屋に戻ったら定番のうま屋で締めて本日はおしまい!!
お疲れさまでした!!!
初登山完走の感想ですが…
やはり昔から大の山好きなので、サイコーに楽しめました!!
もっともっと絶景を見るためにいろんな山に行きたくもなりました。
次の目標は……御嶽山かなー!!
昔からポツンと家から見えてた独立峰だし、標高3000mはまだ未経験だし!
晴れたら行きたいですが、ずっと天気悪いのでなかなかいけずにおります。。。
機会があれば、ぜひとも行こうと思います!(今年だめなら来年に。)
そんなわけで、こんな感じに登山編もこれから不定期で更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。
おしまい!