山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。ハードな山岳ロングライドが大好きです。2019年からブルベを始め、SR認定達成。

手組ホイール 斑鳩2号【改】爆誕

前回記事にした300kmブルベの中で、手組ホイール・斑鳩2号のリア側反フリー側のスポーク1本が完全に緩んでしまうというメカトラブルに見舞われました。

一応走行可能だったのでそのままの状態で300kmを走りきったものの、またニップルを締めたとしても同じようなことになりかねないため、何か手を打つ必要がありました。

スポークプレップもしくは弱いロックタイトといった緩み防止剤を塗る方法もありましたが(むしろそれが本来の形ではあるのですが)、色々考えた結果、ニップルをアルミから真鍮にすることにしました。f:id:ikarugasan:20190423205028j:imageレッドのアルミニップルからシルバーのブラスニップルに変わっています。

 

手組を設計した当初は外周部を軽量化でき、なおかつなめることさえ気をつけていれば十分なテンションをかけられるということで一般的によく使われるブラスニップルではなくアルミニップルを選んでいました。

しかし、手組を何回か組んでいると、毎回思うことがありました。

それは、アルミニップルだとかけられるテンションに限界がある、ということ。

一応念の為に伝えておきますが、私はパークツールの三面で支持するニップルレンチを使っており、この工具を使ってでの話をしています。

パークのニップルレンチでアルミニップルを締めると、ある一定のテンション(具体的な数値でいうと110kgf付近)まで上がりきったら、それ以上は大体回せなくなるのです。

いや、正確に言うとこれよりさらに回そうとすると必ずと言っていいほどグニョリという嫌な感触とともにニップルをなめてしまうのです(^_^;)

斑鳩1号の時はまあまあ大丈夫でしたが、斑鳩2号を組んだときにはそれが顕著に表れていました。

斑鳩2号はそれに加えてなぜかテンションが低い状態(リアでフリー側110kgf、反フリー側50〜55kgf?くらい)でセンターが出ており、テンションが低いけどこれ以上は上げられないし、センターも出てるからこれで様子を見ようということでこの状態で今まで乗ってきたのですが、さすがにこれではテンションが低かったのか、路面からの振動等で少しずつ緩んできて、最終的に今回の事象に至ってしまったのだと思われます。

 

対策として、アルミと比べてかけられるテンション最大値が高いブラスニップルに交換することにしました。

理由はそもそも高いテンション値に上げておけば、振動で緩むことも前ほどはなくなるだろうという考えからです。(もう一つの理由としてはブラスニップルなら家に大量にあったのですぐに交換可能だったから(^_^;))

これでももしニップルが緩むようなことがあれば、スポークプレップもしくはロックタイトの導入を検討してみようと思います。

 

ちなみにブラスニップル化によるデメリットとしては重量増(アルミニップル10個で約4g、ブラスニップル10個で約10g。リアホイールはニップル24個なので約12gの増)になりますが、わずか数グラムだけの話であり、本当に微々たるものなので効果の違いはほとんど感じられないと思っています。

そもそも元が前後1280gの超軽量ホイールであり、それが12g増えて1292gになったとしても痛くもかゆくもありません(^o^;)

そんなデメリットよりかは、スポークが緩むことがなくなるであろうブラスニップル化を選ぶべきだと判断したというのも理由の一つにあります。

 

というわけでブルベの翌日に交換作業開始。

ニップルをすべて緩め、1本1本アルミニップルからブラスニップルに交換し、再びテンションをかけて振れを取ってセンターを出していきます。

初めてブラスニップルを取り扱いましたが、スゴイです。全然なめません。

アルミニップルでの壁だった110kgfを余裕で超えました。

最終的にはフリー側140kgf・反フリー側65kgfで組み立てを完了しました。

アルミニップルと比べて信じられないくらいテンションをかけることができ、驚きです。

手で握ってみると、その感触は数値通りガッチガチでした。(フリー側で)

 

この生まれ変わった斑鳩2号ホイールで4月15日㈪に雨沢TTへ行ってみたのですが、タイムはなんと自己ベストから2番目に早い18:00!!

お昼に用事があったので一旦家に帰り、昼食をとってから夕方再び雨沢TTをしに行ったのですが、ここでまさかの自己ベスト更新!!

前回のベストタイムから6秒縮めて17:43となりました!

ホイールの感触としては、アルミニップルの時よりも明らかに反応性が良くなっています。

分かりやすい表現をすると、どんな坂でも常に追い風が吹いてる感じ(笑)

もしくは常にギヤが前より1段階上がって速度が増してる感じ。

それくらい反応性が良くなりました。

というか、今までがスポークテンション低すぎたのかもしれません。

正直、斑鳩2号を組んだ当初は1号に比べて確かに軽いんだけども反応性の面でなんとなくパッとしない感覚がありました。

その原因も、スポークテンションの低下だったことが判明したため、これで思う存分使い倒すことができそうです!

反応性が強化された反面、乗り心地は悪化し路面からの衝撃によるダイレクト感もパワーアップしてしまいました(^_^;)

これはどうしても仕方のないことなので、妥協するしかありません。まあ、ずっと乗っていれば気にならなくなることでしょう…多分。

 

ちなみに今回の雨沢TT、何気に初の手組ホイールによるタイム更新となりました。(さらにいうと、バロックギヤ卒業後初のタイム更新でもある。)

前回ベストタイムを出した時のパーツ構成はホイールにレーシング3、インナーチェーンリングにバロックギヤを使っていました。

今まではこれらのパーツの力を借りてタイムを出せていたのですが、今回はそれらに一切頼ることなくベストタイムを更新。

正真正銘、バロックギヤを卒業した瞬間でした。

そして、手組ホイールでも完組ホイールに勝てるということを証明した瞬間でもありました。

これら2つの要素が、個人的に一番嬉しかったです。

 

その後も後日池田山や二ノ瀬峠へ行き、余裕で自己ベストをバンバン叩き出すなど、生まれ変わった斑鳩2号ホイールの快進撃が止まりませんでした。

これはもう新たな銘を打つしかないと思いました。

その名も・・・

斑鳩2号【改】

 

…おわり。