2日目からの続きです。
朝は(たしか)4:00に起床。
前日コンビニで買った朝ごはんを食べて走りながら食べる分を背中に入れて支度を済ませて出発!!(5:29)出発前に記念の写真を撮っておいた。
まだちょっと薄暗い中を走ります。
ここをまっすぐ行けば有賀峠。(5:44)うーん、まっすぐ行くか、どうしようかな・・・
今回はどういうルートで帰ろうか悩んでました。
諏訪から伊那方面へ行くにはおおまかに3つのルートがある。
②県道50号線からいく有賀峠
③県道14号線から行く平坦(やや下り基調)のルート
これまで何度も自走で諏訪まで走ってきたこともあり、上に記載した3つのルートはすべて走破済みなのだが、③だけ実は反対側からしか走ったことがなかったため、今回は③のルートで行くことにしました。
③を選んだ理由は他にもあり、直線距離で考えると名古屋へ帰るには③が最も遠回りとなり、①と②に比べてどれだけ時間がかかるのか気になっていたという理由もありました。
遠回りといえど、①と②はほぼ9%がずっと続く距離の短い激坂のため走り切るのに時間がかかるのに対し、③は下り基調の平坦であることから意外と早く帰れる可能性を秘めているのです。
このことから、今回は③で帰ることにしました。(あと最終日は楽して帰りたか・・・いややっぱなんでもないです)
諏訪湖に出ました。(5:50)
岡谷駅の近くを通って、県道14を南下します。
緩い下りでそれなりに風もあるのでめちゃくちゃ楽に早く走れます。
ということで一瞬で辰野町へ。(6:21)この平出という信号交差点は、②の有賀峠を下った場合でもここへ合流することになります。
ちなみに①の杖突峠を行った場合はもっと南に出ます。
ここから飯田まではどういうルートで行こうかまた悩みました。
いつもなら初日に来た道を戻りますが、それではいつもと同じでつまらない。
そういうわけで、行ったことのないルートで帰ることにしました。
行ったことのないルート・・・たくさんあるにはありますが、無難(?)な国道のルートは意外にもまだ走ったことがなかったため、今回はR153で帰ることにします。
辰野町付近は信号が少なく移動効率のよい県道19で追い風に乗って爆走。(6:29)
ずっと南下するとR361にぶつかるので、そのタイミングでR153に乗っかる。
そういうわけでR153スタート。(7:08)
さすがは国道、ほぼド平坦しか出てこない。(7:42)坂が出てきたとしても勾配がほとんどない。そして全て下り。
追い風も味方してくれていて、あり得ないくらい楽。
大して踏まなくてもスピードがぐんぐん乗ってくれる。
ヌルゲー過ぎてこんなに楽しちゃっていいのか?っていう罪悪感すら生まれてくるレベル。
景色きれい最高。
お腹が空いてきても背中に入れているおにぎり、ジェル、魚肉ソーセージを走りながら食べれば止まることなく半永久的に走り続けられる。
おかげで無駄なストップによる時間ロスが一切発生しない。
もう飯田市に入った…!早すぎない!?(8:38)
おにぎり、魚肉ソーセージはすべて食べ尽くしてしまったが、まだゼリーが残っている。
これを飲んで走りながら足を回復させつつエネルギーの続く限り走り続ける!!
これがピークスド変態と1200kmブルベをクリアするために身に着けた私なりのロングライドスキルじゃー!!!!
ゼリー摂取によるエネルギーも切れ、とうとう背中に積んでいた補給食も底をついてしまったのでローソン飯田バイパス店へ立ち寄り補給していきます。(9:03)
諏訪のホテルを5:30に出てここまでの83kmをノンストップで走破。
たったの3時間半でここまで帰ってこれるのか・・・。
これでR153を使うとマジで早いことが分かった。
早く帰りたい時などは、これからも活用することにしよう!\(^o^)/
しっかり補給をして補給食を背中に積んでいったら出発。
いい天気です。あと謎の城。(9:32)
ここも何回も通ったなぁ・・・。
でかい高架をくぐって寒原峠の登りが始まります。(10:11)ここを左に行くと清内路峠(南木曽とか馬籠峠とかある方)に行けます。
今回は行かないので車のスキを見て右のルートへ進行します。
さあ寒原峠の登りが始まりました。
登り切るまではだいたい40分くらいかかることでしょう・・・(-_-;)
そしてこんなに明るい時間帯にここを登るのは何年ぶりだろうか。(↓はうしろを向いた時の写真)いつもここは深夜0時くらいにしか通らないから、明るい景色が見えるとなんか新鮮です。(おかしい)
3連続のトンネルが出てきたりして、辛です……
3連続のトンネルが終わったらまた登坂車線が出てきて・・・
ようやく寒原峠クリアー!!(10:58)
ここを越えたら下りが始まりますが、すぐにまた治部坂峠の登りが始まります。
少しエネルギーも切れはじめていたので、下る前にブドウ糖ゼリーを補給して治部坂峠に備える。
短時間のダウンヒルを終えて再び登り。(11:17)
ある程度登るとゴールが近づいてきます。ここは寒原峠ほど長くはない印象。
そのまま登り続けて治部坂峠の頂上・・・・・・へは行かず、直前で左折し寄り道していきます(^_^;) (11:21)
実はここに「馬の背」という絶景を拝める場所があり、ずっと前から気になっていたのです。
今回はそこへ行きます。
セグメントもあるようなので、せっかくだから全力でTTしていく!!
スタート位置をあらかじめ確認しておき、セグメントがスタートするのと同時に開幕ダッシュし全力ヒルクライム開始!!
すごいグネグネのつづら折りが出てきます。
勾配は9〜10%ほど。
ブドウ糖を補給したおかげで寒原峠を登ってダメージを負っているはずなのに、めちゃくちゃ踏めていけます。
少し進むと、なんと工事により未舗装区間に(-_-;)
仕方なくそのまま進んでいきますが、カーブでは大量の砂利により滑ってコケそうになって大変危険です・・・。
なので安全に早く走れるよう丁寧に曲がっていきました。
ある程度行くと絶景もチラチラと見え始め、テンションが上がる。
そして疲れた体を酷使し全開で踏み続けてゴール!!
よし、この感じならいいタイムが出たんじゃないかな!?!?
(※しかしながら、帰ってからストラバを確認したところ、なんとうまくセグメントが記録できていませんでした…orz)
絶景を拝みに数十メートルくらい歩きます。(11:42)
うおおおおーーー!!!!!!テンション上がるーーーッ!!
平谷の交差点のとこもちょっとだけ見えます!
奥に行くと馬の背の看板と昼神方面が拝めます。
よし、こんなところにしてそろそろ下るかな??
馬の背登ったぞ!と記念にツイートもしといた。
馬の背TT!ランクインできたらいいなー pic.twitter.com/y66gC3Ihz8
— ikaruga@Iさんの中の人 (@ikaruga_1735853) 2021年9月25日
ツイッターでタイムラインを見てたら、知り合いのりゅうてんさんも今ちょうど同じタイミングで高嶺山にいるらしい。
高嶺山ってマジで目と鼻の先じゃん・・・っていうかよく見たら高嶺山の頂上の場所もこっから見えるし・・・・(さすがに人影は小さすぎて一切見えなかったが)
このあと馬の背を下って治部坂峠も下ったら、偶然遭遇したりして……?
いやまさか、そんな偶然あるわけないよな。はははー。
というわけで馬の背ダウンヒル。
未舗装になってるところも、超ゆっくり下って安全に進む。
さっきの治部坂峠の道まで戻って、再びちょっとだけ登って治部坂峠クリアー!!(12:10)
さあ下りだー!
せっかくなのでダウンヒル映像を撮るためにアクションカムを起動させて下り始める。
しばらく行くと高嶺山のスタート地点のとこに自転車乗りの人が何人かいる。
・・・・・・・・・あっあれは!!!
りゅうてんさんじゃないか!!!!!
(あと二人いたけど、この時誰かはわからなかった。)
向こうも私だということを分かっていたのか、お互い笑顔で手を振り合う(笑)
おほー……こんなところで遭遇するなんて、メッチャテンション上がりますなぁ!!
下ってたらりゅうてんさんが後ろから追い付いてきて、お久しぶりです、とご挨拶。
せっかくなので道の駅に立ち寄って軽くお喋りしていきます。(12:22)
残りのお二方は、ヤンコバさん(ブログを以前から読んでいただいている方で前にも何度かお会いしたことのあるお方)とあたさん(今回が初めまして!)でした。
自走で群馬県まで行ってちょうど今日帰ってきたとこだということを告げ、相変わらず嬉しい反応でした…ありがとうございます😂
しかし、嬉しい嬉しいハッピーイベントが始まったかと思いきや、急遽不幸のどん底へと叩き落される出来事が襲いかかる・・・・・
会話の流れでここまでの走行距離等を確認することになり、自分のサイコンで画面の表示を切り替えてみたところ・・・・・・・・
サイコンが死にました💀
表示切り替えボタンを押した瞬間、画面の表示が全て消え、一切の操作を受け付けなくなるという恐ろしい事象が発生。
ここまで530kmくらいのログを記録していたのだが、まさか消えてしまったというのか・・・・・・??
うわー・・・・・悲し過ぎる😢
ただ、この事象は今使っているブライトンのサイコンで以前より何度か発生している事象であり、その都度ログが消えたり消えなかったりで正直よく分からない。
どうしようもないなら、せめて「画面の表示は消えているものの実は裏で操作を受け付けているのではないか」という仮説を立て、最後のあがきということでログ保存ボタンだけは念の為先に押しておくことにした。
もしもその仮説が正しかった場合、ログの保存はできるということになるしね。
ちなみに本当に画面上だけで表示処理が行われているかどうか確認するため、今回試しにサイコンの画面をカメラで撮ってみました。
なぜカメラで撮るかというと、人間の目には何も写ってないように見えても、表示処理が行われている場合、カメラでその様子を確認することができるのです。
たぶん蛍光灯とかと同じ理論。(人間の目にはずっと点灯しているように見えても、実際は正弦波のように+と−が行き来している。つまりついたり消えたりが高速で繰り返されて点灯したままのように見えるという事。)
こちらの映像を見ていただければ、何が言いたいかわかるかと思います。↓
動画前半の映像ではチラチラと波打ってるように見えますが、実際に画面を生で見ると、プッツンと消えてて何も表示されていない状態になってます。まさに動画後半の映像の状態。
動画後半の映像は電源ボタンを長押ししたり色々試したあと夕方に撮ったものです。
この時点では、おそらく完全に電源が切れているものだと推測される。
しかし完全に電源が切れているならば、なぜなにも反応しない??
このままサイコンが一生起動しなかったらどうしよう………(-_-;)
しかも仮にログがうまく保存され、残っていたとしてもそれを取り出せる保証はどこにもない。
いつもならサイコンの画面上でデータ同期ボタンを押してストラバにログをアップしているが、今回はそれができない。
となると、サイコンをUSBでパソコンにつないで手動アップロードの方法をとることになるが、そもそもサイコンが死んでいるのにUSBでつないで認識されるかどうか・・・・・
割とマジでどうしようか真剣に悩みました。
いや、そういうのはとりあえず帰ってから考えよう・・・。
せっかくりゅうてんさんたちと奇跡の遭遇ができたんだし・・・・。
りゅうてんさんらと合流したあとは、元々は山岳ルートで(大馬渡峠ルート)帰る予定だったが、ホントにせっかく会えたもんだから帰りを一緒に走ることにしました。
らんらん〜矢作ダム〜矢作川〜戸越峠のルートで行くとのことだったため、とりあえずらんらんまで一緒に行くことに。
らんらんでまさかの一緒にランチ。一人だったら絶対こなかったな(笑)(13:37)
その後もダム湖沿いの道をいつもどおりやばい強度(この人たちはつよつよ過ぎるのでいつも一緒に走るとホントやばい目に遭う)で走り、小渡ファミへ。
連日の疲れと馬の背でTTしたことによるダメージ(これが一番深刻だった)で全然走れそうもなかったため、申し訳ないが小渡ファミで私だけ先に離脱することに…(-_-;)
すみません!また今度お願いします!m(_ _)m
ということで回復走ペースで一人で矢作川沿いと戸越峠を越えて行く。
カロリーも尽きていたので帰りがけにファミマ瀬戸大坪町店に立ち寄って休んでいたら、さっきのグループにいたヤンコバさんがファミマの横を通っていくのを見かけたため、咄嗟に声をかけてちょびっとお話させていただきました!
呼び止めてしまってすみません!再び楽しくお話することができて嬉しかったです!貴重なお時間ありがとうございます!
ちょっとお話したら走っていかれました。道中お気をつけて!(17:03)
そんなこんなでようやく私も帰宅。
さっそくサイコンをパソコンにつなぎ、ファイルが開けるか試してみる。
しかし・・・・・・・・・
思ったとおり、反応がない・・・・・・
😩😩・・・・・・😰😰・・・・・・・・・😭😭
ガチで凹みました。
せっかく三日間で合計600km近く走ったのに、ログが消えただなんて・・・・・・・・。
ショックが大きすぎて立ち直れそうもありません。
あまり希望はないけど、ダメ元でサイコンを復活させる方法がないか一応調べてみました。
そんな方法あるわけないよな・・・・・・・・
ん!?!?!?!?
「「↑キー」+「↓キー」+「OKキー」を同時にすることで再起動することができる」だとおぉぉぉぉ!?!?!?!?!?
まさか・・・・・これで本当に復活するのか・・・・!?!?
早速試してみたところ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
ついたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やったぁぁぁ!!!!!!
こうしてログをストラバに無事アップロードすることができました!!!!
530kmのログは本来3つに分かれていたものをFIT File Toolsというツールを使って一つのログに合体させています。(岡山1200kmのログも同じ方法で合体させています)
もう一つの86kmのログはサイコンが死んでからスマホのストラバアプリの方(GPS)で計測した分になります。
このログも一緒に合体させたかったのですが、どうもサイコンで記録したログとアプリでGPS計測したログは相性が悪いらしくひとつのログに合体させることはできないようです(もしかしたら自分だけ?情報求む。)
また、上に書いた通りブライトン rider450には再起動の隠しコマンドがあるようです。
「↑」と「↓」と「OK」を同時押し。そんなもん初耳だぞ・・・。
でもこれで今後同じようなトラブルに出くわしても対処できる。
ログが保存できていたこともわかったし、すぐに保存ボタンを押しとけばログ消失に怯える必要はなさそう。
色々あったけど(最終日はマジで精神的に応えた)最高の三日間でした。
やはり二泊三日の旅は最高に楽しい。
毎年この600km・10000mアップするライドはやっていこう。
そう胸に誓ったのであった。
おしまい。
・・・実は最終日、楽な方へコース変更しすぎて実際は9400m止まりだったのは秘密(笑)