山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

雨沢TT 18分切り達成!!

2/20㈬、仕事が早く終わったので帰ってからストラバ上では第104回目となる雨沢TTにチャレンジ。

そしてついに、念願の18分切りを果たしました!f:id:ikarugasan:20190220205019j:image

少し前に記事を書いた際の前回ベストタイム18:06から、一気に17秒も縮めて17:49となりました!

思い返してみると、初めて19分を切ったのが2016年5月5日。(ちなみに初めて20分を切ったのは2015年10月12日)

そこから2年と約9ヶ月という長い年月をかけ、18分切りを達成しました。

それはそれは険しい道のりで・・・ここまでたどり着くのに本当に時間がかかりました。

次の目標は自動的に17分切りになるわけですが・・・このペースだと達成するのに5年近くはかかりそうです(^o^;)

 

さて、忘れないうちに今回の雨沢TTを振り返っておきます。

 

足の状態としては、ほぼフレッシュな状態。疲れはなく、かといってなまってる感覚はなかった。

ちょうど土日にそれぞれ127km・2682mアップと155km・2581mアップのライドを2日連続でやっており、平日はその疲れがずっと溜まってました。(火曜までは足が少しだるい感じ、水曜にてようやく超回復が完了したと思います)

ちなみに平日は忙しくて毎日通勤の往復6kmしか走ってませんでした。

 

機材の状態としては、ホイールはレーシング3を使用。

タイヤは前後ともコンチネンタル ウルトラスポーツ2 23C。既に3000kmに達し、だいぶ平らになってきてる。

サドルは前回記事にも書いたファブリックのセル。355gの重いサドルですが、個人的にはサドルはヒルクライムのタイムにあまり影響しないように思います。(1時間級のヒルクライムだと話は別ですが…)

 

服装はこの日2月にしてはとんでもなく暖かくなった日(17℃/8℃)だったので今年初となる指切りグローブ&春秋用ジャージを着ました。

 

そしてTT中の状況ですが、今回は呼吸法をかなり意識して走りました。

自然にではなく、意識的に大きく息を吐いて大きく息を吸うアレです。

最近は呼吸法が体のパフォーマンスに大きく関わっていると考え、峠でアタックするたびに試しているのですが、今回も試してみてやはり間違いではなかったと実感しました。

高負荷で走ると自然に息が荒くなりますが、そこをあえて意識的に大きく息を吐き、大きく息を吸うことで一度に大量の酸素を効率よく取り込むことができ、全身の筋肉のパフォーマンス向上(出力や持久力アップ)につながります。(と思っています。)

どちらかというと吸うよりも吐く方を意識すべきと思います。息を吐く・息を吸うという動作は連動しており、大きく息を吐いた分だけ自然に大きく吸うことができるからです。(と思っています2回目)

ようはハァハァハァ…と小さな呼吸を小刻みにたくさんするよりも、ハーッ、ハーッ、ハーッ、と大きな呼吸を意識的に繰り返し行う方がパフォーマンスが上がるということです。(と信じています)

今回のTT中は最初から最後までそれを試してみて、踏んでも踏んでも疲れ(乳酸)が溜まりにくい感覚があり、今まで出せなかった高い出力を最後まで維持した状態で走り切ることができました!

 

あと、この呼吸法には心拍数を抑える効果もあると推測してます。

今回走った中でも感じたのですが、一度負荷をかけて上がってしまった心拍数が、大きな呼吸を行うことで負荷をかけ続けた状態であっても少しずつ心拍が下がっていき、落ち着いていく感覚があったのです。

出力一定のまま心拍が抑えられれば、より長い時間高負荷を維持できるようになり、結果的に全体的な出力が上がり、タイム短縮につながったのではと思っています。

 

さらにさらに、この呼吸法はスタート地点にたどり着く少し手前のところから実践してみました。

雨沢の場合、瀬戸しなのからスタート地点へ向かうことが多いと思いますが、今回私は瀬戸しなのを出たところから意識的に大きな呼吸を行いました。

理由はTTをする前から自分で呼吸をコントロールすることで、いざスタートしても自分の思い通りに呼吸が行えるようになると考えたからです。(TT開始直後、高負荷に呼吸(酸素供給)が追いつかずゼエゼエとなるのを防止するための措置です)

また、スタート地点にたどり着き、スタートのタイミングを待つのですが、スタート待ちの間って少し緊張して若干心拍数が上がりますよね。

今回スタート待ちの最中でも大きな呼吸を意識的に行ってみたところ、みるみるうちに心拍数が下がっていきました。

普段なら155bpmくらいでいつもドキドキしてるのですが、今回は一気に130bpmくらいにまで落ち着きました。一応胸に手を当てると心臓はバクバク動いてるのを感じられましたが、大きな呼吸を行うことで精神的にも落ち着くような感覚がありました。

とまあ、ダラダラと長く書いてしまいましたが(スミマセン)ようは深呼吸を意識的にしつつTTをすれば体のパフォーマンスが上がりタイムが良くなる(…かも?)というお話です。

 

文章ばっかで申し訳ないですが、最近クリート位置もいじくってました。

通勤車のSPDでたまたまクリート位置を全開で前へ出す機会があったのですが、それをやってペダリングしてみたところ、ものすごく回しやすい感覚がありました。

この通勤車の感覚をヒントに、メインシューズのSPD-SLの方もクリート位置を今までの最後尾からなるべく前の方へ出すようにしました。

最初は前に出すぎてるんじゃないか?とか、正しい位置はもう少し後ろなんじゃないか?とか思って、前後位置を頻繁に変えて色々試していました。

しかし、最終的にはこれが一番ペダリングしやすいと感じられた全開で前へ出した位置で落ち着きました。

全開で前へ出してからは、明らかに前よりもペダリングがしやすく、出力もなんとなく上がっているような感覚がありました。(ストラバのいろんなセグメントアタックでもベストタイムを量産しており、前よりも確実に早くなってるような気がしていました)

 

もちろん、軽量高剛性なスーパーバイクになったのもタイム更新に関わっていると思っています。

 

まあそんなわけで今回の18分切りのカギは

・呼吸法

クリート位置

ペダリング

・(機材)

 

この4つだったと思います!

機材がカッコなのは、機材はそもそも今の自分の実力の限界値を少しだけ伸ばしてくれるものだと個人的に思っているので、オマケ程度に考えています。

早い人は何に乗っても早いですからね。クロスバイクで雨沢を16分か17分くらい?で登る中学生を昔見たことがあるくらいだし……。

 

とりあえず、今回の感覚からしてまだあと数秒は縮められそうなので、壁が破壊された今、いけるところまでいこうと思います!

雨沢峠チャレンジは、まだまだ終わらない!!!

 

つづく。

 

(次回は新サドル ファブリックのセルのインプレ…かな?)

新サドル購入「Fabric Cell」

ブルベ用にお試しで新サドル買いました。

ファブリックのセルです。f:id:ikarugasan:20190214215451j:image

なんともポップでユニークなデザインのサドルですよね。f:id:ikarugasan:20190216075227j:image

ブルベ用サドル(RIDE4000用サドル)は、もともとこれとはまた違うメーカーのサドルを買うつもりでいたのですが、中華カーボンについているismのサドルに対してずっと前からケツ痛の不満を抱いており、こっちのサドルも変えたいと思っていました。

中華カーボン用のサドルについて、いいやつがないか色々調べていたところ、他のメーカーのサドルと比べて比較的手を出しやすい価格でなおかつ長距離に向いてそうなファブリックのサドルの存在を知り(名前だけなら以前からメイシーノさんが使っていたこともあり知っていました)、様々なラインナップがある中でインプレ記事とか見てるとなかなか良さそうな感じだったスクープというモデルを中華カーボン用に買うことにしました。

が、さらに見てるとセルというモデルもブルベに向いているような感じだったため、スクープと同価格帯で購入可能なセルをまずはお試しで買うことにしたのでした。(スクープはまだ買ってません)

一応、セルの感触が良ければスクープも買うつもりでいます。ちなみに価格はどちらも10000円をギリギリ切る値段。もともと買うつもりだったブルベ用サドルは27000円くらいしたので、こっちの方が遥かにお得です……。

 

ファブリックは2014年にイギリスで誕生した比較的新しめのメーカーです。

特徴として、どのモデルもシンプルに作られており、穴あきサドルがありません。(※一応尿道部分だけ凹んでいるラインというモデルはあります)

穴あきサドルに関して、今まで使っていたism ADAMO ROADは尿道圧迫がない分、荷重の支えが坐骨2点に集中し、その部分が痛くなりやすいというデメリットがありました。(↓参考写真)f:id:ikarugasan:20190216072633j:image

また、このサドルの普段座る部分の横幅が広いせいか、太ももの付け根の内側が擦れて300km程度乗ると毎回ヤバイ痛みに襲われていました。

そこで横幅がこれより狭く、尿道圧迫の可能性はあるものの荷重を全体で分散できる普通の形状をしたサドルを試してみたく、ファブリックのサドルを選んだというのもあります。

 

このセルというモデルの最大の特徴は、ランニングシューズでも用いられているエアスプリング技術が使われているという点にあります。

サドルの表面をよく見ると、六角形状のエアスプリングが入ってるのが分かります。f:id:ikarugasan:20190216073603j:imagef:id:ikarugasan:20190216073618j:image

少し見づらいですが、カバーイラストにもそれが描かれています。f:id:ikarugasan:20190216074119j:image

手で押してみると、いい感じの反発があります。ただ、柔らかすぎるということはなく、普段のペダリングには問題なさそうです。

以下、外観の写真です。

前。f:id:ikarugasan:20190216075734j:image

後ろ。f:id:ikarugasan:20190216075749j:image

裏。f:id:ikarugasan:20190216075813j:image

まさにシンプル・イズ・ベストって感じです。

その他仕様。 

・重量: 355 g
・幅: 155 mm
・長さ: 282 mm

長距離向きサドルなので、重量はやや重めです。しかし元々使っていたism ADAMO ROADも280gくらいあるので個人的にはあんまり気になりません。

中華カーボンに付けてみた。f:id:ikarugasan:20190216080427j:image

めっちゃ浮いてらっしゃるΣ(´∀`;)

それもそのはず、もともと黒青カラーのRIDE4000に付ける予定で買ったので、全体的にブラックカラーの中華カーボンに付けると明らかにサドルだけ浮いてしまってます(^o^;)

しかし、個人的にはこの奇抜な感じも悪くないとも思っており、しばらくの間は中華カーボンにセルを付けた状態で感触を確かめるつもりでいます。

 

今回はサドルの紹介だけで、インプレはまた次回以降の記事にします。(というか記事を書いてるこの時点ではまだほとんど乗ってません…)

では!

FULCLUM RACING3のフリーボディ交換

2/9㈯

天気があまり優れず、ちょー強い寒波がきてるせいで外はかなり低い気温。

こんな日はローラーに限るな〜♪と思い、愛車をローラー台にセットして回し始めようとしたその時、すぐに違和感を感じた。

 

「・・・・・・・・え??」

 

なんと、クランクが回らなかったのだ。それも一切動かない。

一応、逆回転はするが、正方向には全く動かず、びくともしない。

初めはドライブトレインのどこかに何か物がつっかえて動かなくなった?とか、プーリーからチェーンが落ちた?とか色々疑ったけどどこにも異常が見当たらない。

なのになぜか、クランクが回らず、ペダルを漕ぐことができなかった。

あとは異常があるとすれば・・・フリーだろうなぁ・・・・・。

車輪が回らないということは、フリーの爪で何か異常が起きている…??

とりあえず、ハブをバラせば何が原因なのかすぐわかることだろう!

 

 

・・・と、いうことで今回はフルクラム レーシング3のリアハブ分解・フリーボディ交換のお話になります!f:id:ikarugasan:20190209140635j:image

さっそくバイクを逆さまにして、リアホイールを取り外す。

リアホイールのハブを両手で持って空転させようとしても、なぜか全く回転しない。

あれ?普通回らないっけ?なんか明らかにおかしいような???

とりあえずクイックリリース、スプロケットを外し、5mm&5mmの六角レンチを両側から突っ込んでハブを分解する。

ちなみにリアの分解手順も基本的にフロントと同じです。以前記事にしたものがあるのでそちらもよければ参考にどうぞです。

シャフト引き抜け防止の部品を取り外したら、反対側からフリーボディがくっついてるシャフトをまるごと引き抜きます。

出てきました。f:id:ikarugasan:20190209141947j:image

爪は・・・3つとも異常無し。f:id:ikarugasan:20190209142019j:image

反対側も・・・特に異常は見当たらず。f:id:ikarugasan:20190209142112j:image

んー??

予想ではこのどれかが悪さしてると思ったんだが、どれも問題がなかった。

じゃあ何が悪いんだろう??

でも、シャフトが明らかに回っていないし・・・何かがおかしい。

残すは、フリーボディのみ。

もしかして、フリーボディに原因があるのか…?

よし、フリーボディも分解してみよう。

とりあえず一旦シャフトをハブに取り付け、その状態でフリーを取り外します。

フリーは5mmの六角レンチと17のスパナがあれば取り外せます。(写真はモンキーですが……)※逆ネジになっているので注意が必要です。f:id:ikarugasan:20190209142200j:image

あまり強く締め付けられていない箇所なので割とすんなり外せます。

17で外せる止め具とカラー(円筒形状の部品)を外したら、ようやくフリーボディのお出ましです。f:id:ikarugasan:20190209142723j:image

ん・・・何か、茶色い血が見えるんだけど、気のせいかな(-.-)f:id:ikarugasan:20190209142912j:image

フリーにはシールドベアリングが奥と手前に2つ入っているのですが、手前のシールドベアリングの動きがなんかおかしい。

というか、ベアリングなのに一切回転しない。

あー、これが原因だわ・・・(^o^;)

原因は分かったものの、修理はどうしよう。

シールドベアリングは圧入されているので専用工具(プーリー抜きとか)がないとベアリングの交換ができない。

ネットで調べるとフリーボディを新しく買ったほうが安いし手っ取り早いとか書いてあるものの、フルクラムのフリーボディ自体、普通に10,000円前後する。レーシング3を復活させるのに10,000円もあまり出したくないというのが正直な気持ち…(-.-)

うーん、どうしよう・・・

と、悩んでいたら閃いたっ!!!

レッドウインドのフリーボディを移植しよう!!

でもそうしたらレッドウインドを履くときにまた移植しないといけなくなり、面倒だ・・・

さてどうしたものか・・・と悩んでいたら再び閃いたっ!!!!

ずっと使っていないレーシングクアトロのフリーを移植すればいいんだっ!(^_-)

ということで、深い眠りから目覚めたレーシングクアトロは起こされるやいなや、レーシング3へフリーボディを移植されるのでした(^o^;)f:id:ikarugasan:20190209144103j:image

ちなみにレーシングクアトロはハブに使っているシールドベアリングが寿命を迎え、フロント・リア共にゴリゴリの状態となってしまい、ベアリング打ち替えをしない限り使用できない状態になっています。(これでフリーボディまで使えなくなるので、クアトロはもう完全にお役御免かな…(T_T))

左がクアトロに付いていたフリーで右がレーシング3のフリー。f:id:ikarugasan:20190209144125j:image

・・・なんか、ぱっと見、色が違うような?

手で持ってみても、なんかクアトロに付いていたフリーの方が軽いような??

これは、もしや・・・。

それぞれの重量を測ってみる。

 

レーシング3のフリー:110g

クアトロのフリー:65g

 

間違いない、クアトロに付いていたフリーは軽量なアルミフリーだ!(そんでもってレーシング3はまさかのスチール製でした)

まさかこんなところで45gの軽量化が果たせるとは。

そしてグレードの低いホイールに軽いフリーボディが付いていました(驚)が、そういうもんなんでしょうか??(そこらへんあまり詳しく知りません。)

一応、前後で1,598g→1,553gとなりました。なにげに嬉しいです。

ただし、アルミフリーはスチール製よりも軽い代わりにスプロケットが噛み込んでいくちょっと厄介な現象が起こるので一概に良くなったとも言えません。。。(え?プラズマ電解酸化処理?なにそれおいしいの?)

 

フリーボディ交換にさしあたり、清掃・グリスアップを行います。

まずはフリーの爪、スプリングをバラす。f:id:ikarugasan:20190209152647j:image

きれいに掃除しました。f:id:ikarugasan:20190209152759j:image

ここであまり詳しく知らないという方のためにも、フリーボディの仕組みをかんたんに解説します。

普段は3箇所に爪が付いており(今回は説明のために代表で1箇所)スプリングが付くことで下の写真みたいに常時爪が上を向いた状態になってます。f:id:ikarugasan:20190209153341j:image

ペダルを回すとドライブトレインを介して力が伝達され、フリーボディが回転して爪がハブのギザギザを押す方向に動きます。(つまり車輪を回転させ、自転車を進ませることができる。)f:id:ikarugasan:20190209153546j:image

足を止めたり、ペダルを逆回転させるとハブのギザギザが爪を下に押しながら通過します。

爪が下に押されるという状態が下の写真の状態です。f:id:ikarugasan:20190209154147j:image

爪が下に押されても、スプリングの力で爪は常に上を向くように動くため、ハブのギザギザを通過したあと爪はまた上を向いてもとの状態に戻ります。

この爪が上を向いた状態に戻った瞬間、ハブのギザギザに爪が当たる時に鳴るのが普段走ってて必ず耳にするラチェット音の正体ですね。

でもって、この爪を上に向かせるためのスプリング(正式名称:ポールスプリング)…ごくまれに折れることがあり、折れると3箇所の爪が上を向かなくなり、つまりハブのギザギザを押せなくなります。…まあつまり、走行不能になります。

Amaz○nで調べたら5本セットで約1,000円で売っていました。

予備で持っておくのもアリかもしれません。(それにしてもなぜ5本セット…??)

 

以上で解説終了です。

お次はグリスアップ。

グリスの量でラチェット音を調整できると聞いてますが、あまり試したことがなく、ラチェット音自体大きくても小さくてもどっちでもいいのでグリスは適量入れることにします(でもどちらかというと爆音派です(笑)後ろにいても自分の存在を気づかすことができるのがいいところです。)

グリスを適量入れたらグリスの粘り気を利用し、爪を付けます。f:id:ikarugasan:20190209160257j:image

そこに上からスプリングを取り付け、爪を自動的に立たせます。f:id:ikarugasan:20190209160833j:image

ちなみにスプリングは溝が切ってある通りにしか入らないので安心して奮闘してください(^o^;)

反対側にも薄くグリスを塗ります。f:id:ikarugasan:20190209160952j:image

ハブのギザギザ、シール部にもグリスを塗ります。f:id:ikarugasan:20190209161012j:image

グリスを塗ったらフリーを取り付け。付けるときはつまようじとかで爪を下に向かせながらやると入りやすかったです。

あとはそのまま逆の手順で取り付けしていき、最後に玉当たり調整したら完成。

ついでにスプロケットも掃除し、変速性能が大幅に回復しました。 

 

ということでクアトロの力を借り、無事レーシング3が復活しました。

クアトロは死んだけど、今も、これからも、レーシング3の中で永遠に生き続けます…!(笑)

 

おしまいf:id:ikarugasan:20190209183639j:image

雨沢TT自己ベスト更新!しかし17分台には届かず。

2/3㈰は雨沢TTをしまして、9ヶ月ぶりの自己ベスト更新を果たしました。f:id:ikarugasan:20190203202755j:image

タイムは前回(18:10)から4秒縮めて18:06。f:id:ikarugasan:20190203203110j:image

使用ホイールは前回記事にも書いた万能ホイール、レーシング3です。f:id:ikarugasan:20190203210329j:image

新車になってからようやく結果が出せました(^o^;)

中華カーボンに乗り換えてからかなりの頻度で雨沢TTに行っていましたが、あまり結果が出せずにもやもやしていました。

 

ここで自己ベスト更新に至るまでの小話をちょっとだけ、書こうと思います。

新車に変えた当初は確かにメチャ軽いし反応性も凄まじく良いのでアタックすれば簡単にタイム更新できるんじゃないか?!って思ってました。

が、実際に雨沢TTをしてみると、毎回毎回同じように感じる「何か」がありました。

その「何か」というのは、今の自分の実力では機材を変えただけでは劇的に早くなる・・・なんてことは絶対にない。そんな感覚があったのです。例えばTT中、さらにギヤを上げてスピードアップを図りたいんだけれど足が限界でこれ以上踏めない…そんな場面が多々ありました。

(本当はリンさんみたいに中華カーボンにかえたら一気に16分台に突入しちゃいました!みたいな感じなのを期待していたのですが、現実はそう甘くなく、そこまで素質がない私では同じことを再現できませんでした(T_T))

 

そこで私は考えました。

自己ベストを出すには、自己ベストを出したときと同じ状況をもう一度作り出せば良いのだと。

以前自己ベストを出したときは2018年5月某日。確かあの時はGW1000kmチャレンジ(9日間で1000km走るというもの)を終えた次の週だった。

1000kmチャレンジとまではいかなくとも、同じような状況を作るにはやはり距離をとにかく乗るのが一番だと思い、今年の目標でもある15000km以上走破も兼ねて1月に入ってからはとにかく距離を乗るようにしました。

ちなみに現時点(2/3)の走行距離は2,038km。このうち1月分は、1,806km。超寒い季節のはずなのに、月間走行距離において過去最高記録更新です…(笑)

 

機材面では、軽い手組ホイールではなく自己ベストを出したときと同じ完組ホイール、レッドウインドを履くのが良いと考えました。

しかし、前回記事にも書いたとおりレッドウインドだと9%くらいから少しキツくなってくるので万能ホイールのレーシング3を選択しました。

ちなみにレッドウインド、レーシング3どちらのホイールでも前回ベストタイムである18:10は出しています。(4回18:10を記録した内訳として、1〜3回目はレッドウインド、4回目はレーシング3です)

 

あとは、ペダリングの話。個人的にこれが峠のタイムに一番直結するものだと思ってます。

自己ベストを出したときのペダリングができれば良いんだけれど・・・意図的にそのペダリングをすることができない。

意図的にできないということは、自己ベストを出したときはたまたま調子が良かったからできていただけであり、まだ自分のテクニックとして身についていない状態である。

感覚だけの話になってしまうので、とりあえず自己ベストを出したときのペダリングのことは忘れ、最近気になっていたプロと自分のペダリングの違いについて自分なりに研究していた。

レース映像で見るプロのペダリングはとても理にかなった動きをしていて、ムダがない。

自分とは何が違うんだろう?近くて遠いプロ選手のやってるペダリングの存在。

全然話が変わるが、最近たまたまリンさんとライドする機会があった。

相変わらずの鬼強度で歓喜・・・ではなく、キツい苦しみを味わったわけだが(ぶっちゃけると歓喜はあながち間違ってないかもしれない(笑))、後ろからリンさんのペダリングを見ていると何か感じるものがあった。

そしてこれまた話が変わるが、過去に保存した動画一覧の中に2017年佐渡ロングライドでカズさん(山本和弘選手)のトレインに乗った際、後ろからペダリングの様子を撮影した動画があったのだが(たしかメイシーノさんが撮影していたやつだったと思う?)、その動画を見るとリンさんのペダリングと何か似ているものを感じた。

これはもしやと思い、「足首を脱力させて自然と足先が付いてくるように回すのが正しいのかも…?!」と自分の頭の中で正しいペダリングのイメージができあがったのでした。

早い人はみなムダのない似たような動きをしているので他人の技を盗むには最適ですね。

このペダリングを雨沢ベスト更新する前日(2/2㈯の話です)のライドで試してみた。

はじかみ林道TTをしたのですが、ここで自己ベストを大幅更新し、8:34というかなりの好タイムをマークすることができました。

そしてこの瞬間、そいえば昔雨沢で自己ベストを出した時もこれと同じペダリングだった!!!という確信を覚えました。

 

そしてようやく2/3㈰の雨沢TTの話に戻るのですが(長くてすみません)、この日は前日の疲れがあったものの、本当に正しいペダリングならばフレッシュではない状態だったとしても良いタイムが出せるはず・・と思い、半信半疑(正直ダメもとで)で雨沢TTに挑みました。

TT中は以前と比べてかなり踏んでいける感触があり、まだまだギヤが上げられる!って場面が何度もありました。

終盤の県境に入っても全然ペースが落ちず、むしろ一定ペースであればどんどん力が湧いてくる感触で、ラストは全力ゴールスプリントでフィニッシュしました。(道路脇には残雪があったのでもちろん安全にゴールしました(^o^;))

ガーミンのストップウォッチでは18:04で、18分切りは達成できなかったがベストタイム更新は間違いないなと確信した瞬間でした。(いつも雨沢峠の場合ストップウォッチとストラバのずれは1〜2秒程度で割と正確です)

 

 

こうして久しぶりとなる自己ベスト更新を果たしました。

自己ベストが出せると毎回すごく嬉しいですね。昔はポンポン出せていましたが今となっては年に1、2回あるかないかです(^o^;)

新たに習得した(というか思い出した?)ペダリングも、自分の頭の中で完全に理解したので、もう忘れることはないと思います(笑)

 

 

そして今回一番おさえておきたいポイントとしては、いくつもの悪条件の中で自己ベストを出せたという点。

環境面ではタイムが出にくいと言われている冬。しかも真冬の2月。(とはいえ暖冬だが…)

機材面ではタイヤはだいぶ消耗して割と平ら、チェーンもだいぶ伸びてきて反応性が少し落ちてる状態。さらにいうとオイルもちょっと乾き気味でした(^o^;)

身体面では前日に167kmを走っており、完全にフレッシュとは言えない状況下でした。もちろんライド後にケアとリカバリーは一切怠らずにやっていますが。。。

そんな中での自己ベストだったので、シーズンが始まってからはさらなるタイム更新の期待がかかります。

(そして前日に160km程度走っていても自己ベストは出せるということを証明してしまいました(汗))

 

夢の18分切りまであと一息というところまできました。

寒くて暖かい冬ですが(どっち?)まだまだこれからも乗り込んでシーズン本番に備えたいと思います。

 

とりあえず距離乗るのはとても大事な事ですね!!

おわりm(_ _)m

最近の気づき(2019年1月)

1月に入ってからとにかく距離を乗るようになりました。

その中で最近気づいたことをメモ程度に書き記します。

 

主に2つあります。

 

まず一つ目がハマイチ(前回記事参照)してたときにも感じた事なのですが、胃もたれしたあとゲップや屁(汚くてスミマセン…)をすると体内のガスが抜け、胃?がすっきりして胃もたれが少し回復する。

食べ物をたくさん食べ、消化とかで発生したガスが体内から抜けることによって胃が楽になるのです。

その道の人ではないので理論はよく分かりませんが、とにかく少しでも胃を楽にしたいときには効果的なのではと感じました。

 

二つ目は完組ホイールと手組ホイールの違いについて。

以前ちらっと斑鳩手組ホイールが剛性足りないんじゃないかという話を書きましたが、そのあと今までよく使っていたフルクラムのレッドウインド、レーシング3といった完組ホイールへ久しぶりに履き替え、しばらくの間走っていました。

↓中華カーボン レッドウインドバージョンf:id:ikarugasan:20190127202609j:image

↓中華カーボン レーシング3バージョンf:id:ikarugasan:20190127202818j:image

個人的にはレッドウインドもカッコイイですが、レーシング3の方が白ハブなのも相まってかなり好みの組み合わせです^,^

・・・あ、今回は見た目の話ではなくホイールの乗り味についての話です(笑)

ズバッと言いたいことを申し上げると・・・

乗れば乗るほど完組ホイールの良さが分かってきました(^o^;)

ええとつまり、何が言いたいかというと、手組ホイールも大変素晴らしいのですが、完組ホイールも全然負けておらず、むしろ完組ホイールの方が剛性が高いので反応性が良く、とても前へ進んでくれるので走っててスゴク楽しいです!(←本当に正直な感想です)

特にTT中など、高強度で走る場面においては完組ホイールの方が間違いなく早く走れるんじゃないかと思えるレベル。

雨沢TTも先日レッドウインドを履いた時、レーシング3を履いた時で両方とも手組では出せなかった18:30付近の個人的好タイムを叩き出せています。

もちろん、その日その日のコンディションもあり、一概に完組の方が強いとは言えないのですが(手組の時だけたまたまコンディションが悪かった可能性もなくはない)現状での乗り比べた感触では完組ホイールの方が強いような気がしています。

もちろん手組も乗り味としては全然悪くありません。

超軽量タイプのホイールなのでとにかく漕ぎ出しが軽やかで加速も良く、激坂があり得ないほどスイスイ登れてしまいます。

 

レッドウインド・レーシング3・斑鳩2号。こんな感じの棲み分けをしてこの3つのホイールを今後使い分けていけたらいいなと思っています。

レッドウインド:平坦特化型

(50mmディープリム+CULTベアリングのおかげでとにかくよく転がる。平坦と下りでは敵無し。坂も剛性がかなり高いので6%くらいまでならかなり早く登れる。しかし勾配がキツくなってくると登れないこともないが、他のホイールよりも不利になる。)

レーシング3:オールラウンド型

(前26mm、後30mmという絶妙なリムハイトのおかげで平坦・山どっちもいける。さすがにレッドウインドには届かないけれどよく転がる。空力も手組に比べたら全然良い。山ではまあまあ軽いリムとなかなかの縦剛性のおかげですごいキビキビ登っていける。9%以上の激坂も全然問題なし。平坦あり・激坂ありのコースで良いタイムを叩き出そうとするなら間違いなくこのホイールが最強。)

斑鳩2号:超山岳特化型

(リムハイト22mm。外周部の軽量化に徹底的にこだわっているのでとにかく漕ぎ出しが軽い。軽くなった代償として転がり性能はある程度犠牲になっている。平坦は早く走れないこともないが、他のホイールと比べたら辛いところがある。逆に山では無類の強さを発揮。このホイールで9%を超える坂を登ると幸せになれる。通称激坂キラー)

 

ホイールの乗り比べって正直すごく楽しいです。

乗り味の違いを感じられて、シーンによってホイールを使い分ける・・・そんなことを考えているだけですごいワクワクしてきます(笑)

そして手組ホイールだとそれが千差万別。

言ってみれば無限の可能性を秘めているようなものです(笑)

これからも手組ホイールは今後の自転車活動において欠かせない分野になりそうです。

もちろん完組ホイールも色々乗り比べて試したいところですが、値段がアレなのでそう簡単には手が出せない・・・ので手組で遊んでいるという意味もあります。

 

 

 

全然話が変わりますが、今年のグランフォンド東濃の開催日が決定しましたね!

その日付はいつなのかというと、5月12日㈰!

いやー、楽しみですねー^_^

 

・・・・・・何か大事なことを忘れていませんか?

 

そういえば、この日付付近で何か重要な大会があったような・・・・・??

 

デデーン!!!!!!
f:id:ikarugasan:20190127214331j:image狙っていた400kmブルベが前日に開催!!!

GF東濃、まさかのブルベの翌日開催でした。

日付が完全にかぶっていなかったのがせめてもの救いでしょうか。

しかしどうしましょう。ブルベとGF東濃、もし両立しようとすると400km走った翌日にそのままぶっ続けでわりとハードな東濃の130km近くある山岳コースを走ることになります。

ブルベは11日の6時スタート。制限時間27時間で、仮に24時間で完走できたとして12日の6時に瀬戸しなのからフラフラの状態でGF東濃スタート地点のテラスゲート土岐に向かわねばならない。

一応スタート時刻は9:00?からなので8:00くらいには到着して受付を済ませたいところ。

しかしこれは400kmを24時間で完走できた場合の話。

ブルベを制限時間ギリギリでゴールした場合はGF東濃には間に合わないことになります…。(しかも過去に400kmの経験はゼロ(^o^;))

これはさすがに危うすぎます。ブルベかGF東濃、どちらかを削らないといけません。

GF東濃は正直かなり出たいイベント。

それに対してブルベは遠方へ行けば400kmなんていくらでも開催してるんじゃないか?と思うのでここはブルベを削るべきような気もする。(400,600がこの時期どれくらい開催されてるかも今の時点であまり把握してないですけれど……)

とりあえず、今の段階ではまだどうするかは決めてませんが、GF東濃の受付開始日時となる3月1日 12:00までには決めておきたいところですね・・・。

 

そんなこんなで、おしまい!(笑)

往復自走ハマイチ

1/13㈰は初ハマイチ(浜名湖一周)をしてきました。f:id:ikarugasan:20190115140157j:image

もちろん自走です。

そしてその翌日の1/14㈪には木曽川堤防を走り、2日間で合計約430kmを走りました!

この2日間は寒波が過ぎ去って冬にしてはかなり暖かい日(名古屋で13℃/1℃くらい)となったため、せっかくなので思いっきり走ろうと思い立ったわけです。(あと、ブルベに備えて連日走り続ける耐性を少しでも高めるという目的もあります)

ちなみに今月はこれで既に1100kmを突破。この勢いでまだまだ距離を増やしていきます!

 

ってことで今回は久しぶりのライドのお話です\(^o^)/

 

自走ハマイチですが、ルートはこんな感じで行きました。f:id:ikarugasan:20190115140423j:image

比較的暖かいとのことなので、山を通ってもまあ大丈夫だろうと思い、豊田・岡崎・新城の山を超えて行きました(笑)(山岳コースを最近あまり走っておらず欲求不満だったのもあります)

 

ということでライドレポです。

 

朝は4:00起床の5:10家スタート。

年始に村積山へ行き、その時通ったルートが岡崎方面へ向かうにはなかなか便利な感じのルートだったので今回も同じルートで行きます。

夜明け前の景色はとてもきれい。f:id:ikarugasan:20190115141233j:imageですが冬の朝はいくら暖かい日とはいえくそ寒いです。

岡崎市内の電光掲示板には-3℃と表示されてました。

いつまでシューズカバー無しの冬ライド続けようかな・・・(笑)

 

というわけで第一補給地点のミニストップ細川町店へ到着。f:id:ikarugasan:20190115142358j:image

なかなか順調な走り出しです。f:id:ikarugasan:20190115142422j:image

ここでは海苔が巻いてあるおにぎり2つ(昆布とおかかだったかな?)を食べ、はちみつホットレモンで冷えた体を温め、背中にハリボー、5個入りつぶあんぱん、わかめおにぎり2個を突っ込んだら再スタートします。

次のコンビニがある新城市市街地までの約50kmの間は補給場所が全く無く、ノンストップで行く予定なので大量に補給食を積んでいきます。

 

そうそう、今回は久しぶりに手組からレッドウインドに履き替えて走っています。(正確には前日に走った雨沢峠の時からですが)

久しぶりにディープリムを履くととにかく転がりが良く、走ってて気持ちいいです。

特に平坦無風や緩い下りではその性能を発揮し凄まじい恩恵を得られます(^o^)b

 

R301です。ここも気持ち良かった。f:id:ikarugasan:20190115142957j:image

走っていると日が差さない寒い登り区間に突入。

58km地点くらいで血糖値が低下し始めたので、さっきのコンビニで買ったわかめおにぎりを1つ食べるが・・・厚手のグローブをしているにも関わらず寒すぎて手がかじかみ、力が入らず袋をなかなか開けられなかった(^o^;)

やっとのことで開封し、わかめおにぎりの補給完了。

引き続き登っていると、名も無き峠?R301の和田の交差点に差し掛かります。f:id:ikarugasan:20190115143657j:imageここを右に行くと本宮山スカイラインに行けます。

もちろん帰りはスカイラインを登って帰ります。

そのままR301を真っ直ぐ下っていくと・・・山々の美しい景色が目に飛び込んできました。(写真撮り忘れ、申し訳ない…)

ひと山越えると完全に別の土地が広がっているのでとても新鮮。全く知らない土地なのでなおさらです。

そしてこの瞬間がたまらなく好きです。ちなみに静岡に入るときにこれがもう一回あります(笑)

 

そのまま下りきって新城の市街地に入る。

ここでコンビニ休憩を予定していたが・・・背中の補給食はたっぷりあるし、まだまだ走れそうな感じだったのでコンビニはスルーし、タイム重視でノンストップで進むことにしました。

予報どおりかなりの快晴です♪f:id:ikarugasan:20190115144752j:image

浜名湖まで続いているR301を引き続き進みます。

愛知と静岡の境にある峠(ストラバを見ると宇利峠と言うそうです)を登る途中で再び血糖値が低下し始めたので2個目のわかめおにぎりも補給。ちなみに87km地点くらい。

距離も勾配も全然大したことなかったので一瞬で終了。ということで静岡県突入!f:id:ikarugasan:20190115145930j:image

そして再び絶景が広がります\(^o^)/f:id:ikarugasan:20190115150037j:image浜名湖がもう見えますね!!

そのまま峠を下り、街中を進んでハマイチスタート!f:id:ikarugasan:20190115150128j:image

ハマイチは通るルートにもよりますが大体一周60km程度の比較的優しいコースみたいです。

自走する分にはちょうど良さげな距離ですね!

やはりビワイチ同様、有名なコースなのでハマイチを開始してからかなりの数の同業者(自転車乗り)とすれ違います。

ルートラボにあったコースのナビ通りに走行していきますが、さすがにそろそろトイレの我慢の限界だったのでデイリーヤマザキ新居町駅前店で2回目のコンビニ休憩に入ります。f:id:ikarugasan:20190115150859j:image

6時間経過で120km突破。タイムの方も(個人的に)かなり順調です。f:id:ikarugasan:20190115150911j:image(というか補給食さえ積めば約80kmくらいノンストップで走れてしまう事に驚き(@_@;))

ういろう、バナナを食べ、ボトルに水をチャージし、塩デカおにぎりを背中に積んで出発。

次のコンビニはそれ以降コンビニが出てこなくなる関係で新城で再び立ち寄ると決めていたので、そんなに多くの補給食は積んでいきませんでした。

看板が出てくると、ここまで来たんだな感が出てきて少しテンションが上がります。f:id:ikarugasan:20190115153725j:image

ここだけはぜひとも立ち寄っていきたいという思いがあったので、弁天島某所まで行って記念写真を撮ってきました♪f:id:ikarugasan:20190115153827j:image

これで本日のノルマ達成です。あとは帰るだけ(^o^)

ナビに沿って北東エリアを走行しますが・・・ここらへんの道がわかりにくく、ナビ通り行こうとしたらコースミスが頻発しました。(ハマイチホームページに載っていたルートラボを使用してます(^o^;) 細い分岐とかが来ると軌跡ナビのガーミン130では分かりにくいので相性悪いのかも。)

一応道路の左端にはハマイチコースのペイントがあるので、それに沿って走れば普通に行けるのだと思いますが、いかんせん車道ではなく↓の道のような専用道路に入っていくもんだから、先読みができません(汗)f:id:ikarugasan:20190115154100j:imagef:id:ikarugasan:20190115161744j:image

最後の方は面倒くさくなってきたので、R362の一本道で走ってしまいました。(これでは完全に一周とは呼べなくなるかもですが…)

ということで最初にスタートした街中の交差点に戻ってきてハマイチ終了。f:id:ikarugasan:20190115162138j:image

R301で静岡と愛知の境にある宇利峠を越え、愛知県突入!(どうでもいいけど発音が大気圏突入みたい)f:id:ikarugasan:20190115162819j:image

峠を下って朝通った橋。f:id:ikarugasan:20190115163439j:imageちなみに正面に見えている山がおそらくこれから登ることになる本宮山。

再びこれから約50km以上コンビニがなくなるので、セブンイレブン新城杉山店でがっつり補給と補給食を買っていきます。f:id:ikarugasan:20190115163841j:imagef:id:ikarugasan:20190115164234j:image

コンビニ到着したのが14:05くらいで距離180kmを消化!順調です。f:id:ikarugasan:20190115164300j:image(写真は休憩後の再スタート時に撮ってます)

スタートしてから約9時間で180kmなのでかなりいいペースだと思います。

これならブルベ余裕ですね!(とか言っているといつものアイツがそろそろやってくる頃だ・・\(^o^)/)

 

補給したら再スタート。

最近は〇〇何kmっていう青い看板を見ても何も感じなくなった。f:id:ikarugasan:20190115183449j:image

耐性がついたのかはわからないけれど、気がついたらもう着いてたって感じなので、距離の数字を見ても「うわっ、まだこんなにあるのかよー…」とか思わなくなりました。無我の境地かな?

さあどんどん登ります。f:id:ikarugasan:20190115185919j:image

高いところまで来ました〜!f:id:ikarugasan:20190115201957j:image

登ってるとやっぱり例のアイツが近づいてくる。

はい、胃もたれきました〜(^o^;)

胃がただれているようなこの感じ。もう毎度のこと過ぎて慣れました。

何回もなってるので、対処法も分かってます。

心拍をとにかく落として、胃に負担がかからぬよう走るだけ。

…が、ここは10%を超えるキツイ区間(^^;f:id:ikarugasan:20190115202209j:image

34t*32tでかろうじて8km/hくらいの心拍140bpm(70%)付近で登れるが、ちょっとでも負荷を上げて心拍145bpm(73%)付近に達すると胃がグェーってなる・・・。ってかディープリム重い・・・。

とにかく抑えながら登ってると朝来た和田の交差点に到着。f:id:ikarugasan:20190115202412j:image

ここを左折し、本宮山スカイラインに突入します。

事前に地図を見てて、そんなに距離がなさそうなのであっという間に着くかなぁと思っていたのですがそれは大きな間違いで、ストラバ見たら約4kmの平均勾配7.3%…つまりほとんど9〜10%の激坂でした(笑)

まあ、登れないことは無いのでいつもの感じで登っていくことにします。

心拍を145bpm(73%)まで上げると胃がただれて気持ち悪くなるので、常に136bpm(68%)付近になるように負荷を調整しながら登る…けれども、勾配がキツイのでそうも言ってられない。

心拍が上がったり下がったり、気持ち悪くなったり回復したりをしばらく繰り返しながら登っているとようやくヒルクライム終了。f:id:ikarugasan:20190115203212j:image

これが軽い手組だったらどれだけ楽だったことか・・・あ、でも平坦や下りが遅くなるな。ディープリムと軽量ホイール、どちらも一長一短ですね。

頂上からちょっと下ると、絶景ポイント発見!!f:id:ikarugasan:20190115203702j:image

素晴らしい景色です。遠くには太陽の光が反射している太平洋が見えます。(ん…?よく見ると遠くに島が見えるので、もしかしたら渥美湾かもしれない。というか渥美湾だと思う。)f:id:ikarugasan:20190115203834j:imagef:id:ikarugasan:20190115204037j:imageこんな景色を突然見ることができるのも、ヒルクライムの醍醐味ですよねぇ。

ここから長い長い下りに入ります。

下りになると心拍が下がるので補給食を投下する大チャンス。

ハリボーを頬張ってから下り始める・・けど、今の季節のダウンヒルは何もしてないと強烈に冷えてしまうので下りでも足を回す。なので結局心拍が下がらず胃の負担も軽減されないっていう謎のシステム(^o^;)

下りの途中で走行距離200kmを突破。突破時点でのおおよその時刻は15:50くらい。なので10時間40分くらいかかった計算になる。

今回はわりかしペース早め(休憩なるべく短時間かつノンストップ走法)で走っていたのでまずまずのタイムでした。

本宮山スカイラインが終了。f:id:ikarugasan:20190115204637j:image

ここからは県道37で引き続き長い長いダウンヒルです。

急カーブと急勾配の多い激しめの峠道を終え(くらがり渓谷のすぐ近く、田原坂という場所らしい)

緩く下る長い道に出て、ここでもディープリムの恩恵を盛大に受けながら爆走。

しかし、いつまで走っても曲がるポイントに出なかったので精神的にきつかった。(胃もまだまだ回復してないのも辛かった)

しばらく走ってようやく第四補給地点の岡崎市内にあるどっかのセブンに到着。(どこだったか記憶にないです…)f:id:ikarugasan:20190115210919j:image

胃が弱った時にはバナナとプリンで確定!f:id:ikarugasan:20190115210953j:image

プリンに至っては今日初めて食べるので、とにかく美味しい!めっちゃ元気出る!

あと、チョコチップメロンスティックも買ってみた。

チョコは血糖値急上昇の原因になるので避けるようにしていたが、ピンチの時には意外といいかもしれない?と思いお試し気分で買いました。

結果的には、こちらも今日初めて食べるのでとても美味しい。甘いもの大好きなので、食べたらめちゃくちゃ元気が出ました!!

ライド後半の補給食としては、アリ…かもしれない。選択肢の一つとして。

さあ帰路につきます。

ここまできたら、朝来た村積山までのルートをそのまま帰るだけです。知ってる場所に帰ってくる安心感すごい。

途中で250km突破。通過タイムは13時間ちょうどくらい。f:id:ikarugasan:20190115211434j:image

豊田市内某所、光り輝いてる。f:id:ikarugasan:20190115211719j:image

・・・はいっ、てことでゴ〜ル。(だいぶはしょりました)f:id:ikarugasan:20190115211739j:image

お疲れさまでした。

この日走ってて気づいたけれど、日が出てない時間帯でも常時前を照らしてくれてるライトのおかげでサイコンのバックライトオフでも画面が普通に見れました。→サイコンのバッテリー延長につなげられるテクニック?かもしれません。

 

【記録】

走行距離・・・273.82
走行時間・・・12:04:45
平均速度・・・22.67
最高速度・・・61.67
平均ケイデンス・・・83
最大ケイデンス・・・252(毎回なぜか252か253のどっちかになる)
平均心拍・・・133
最大心拍・・・164
累積標高・・・3234

キツさレベル:4(強度的な基準で見たらブルベライド等では絶対に低負荷になるので必然的にキツさレベルは小さい数値しか出ないような気もする。。)

 

【振り返り】

ブルベの練習として、今回もたくさんの経験値を獲得することができた。

とにかく最速で長い距離をこなすには、極めて短時間でのストップ休憩、あとはとにかくひたすら走り続けるのが一番早い。と思われる。

これを実現するのに障碍となるのが、カロリーの問題。

だがそれも今回のライドでたくさんの補給食を積めばかなりの距離をノンストップで走り続けられるということを実感できた。

ぶっ続けで走ればコンビニストップ回数が減らせられ、結果的にタイム短縮にもつなげられる。ノンストップ走法はまさにいいことづくしだと思う。

胃の問題に関しては、今回はたまたまディープリムでついつい楽しくて序盤やや飛ばし気味だったがために胃もたれした…のだが、本来であればもっと心拍を落としてとにかく胃に負担がかからないよう走るので問題はないと思われる(^o^;)

本番に向けてまだまだ走り込もうと思います。

おわり。

(手組)斑鳩2号ホイール製作

12月の話になりますが、(私の中で)第2世代となる手組ホイール・斑鳩2号を作りました。f:id:ikarugasan:20190111202813j:image

↓組んでる最中。
f:id:ikarugasan:20190111203000j:imagef:id:ikarugasan:20190111203109j:imagef:id:ikarugasan:20190111203116j:imageテンションかかってないときの見た目フニャフニャなホイール、個人的に好きです(笑)

 

フロントしか作ってません。

リアももちろん作るつもりでしたが、TNI al22の24ホールがどこも在庫切れで入手不可だったのでフロントの20ホールだけ先に注文して組みました。

 

使用パーツと組み方はこんな感じ。

・リム TNI al22 20H

・ハブ NOVATEC A291SB-SL

・スポーク pillar PSR X-TRA 1420

ニップル DTアルミ

リムテープ ベロプラグ黃

・組み方 ヨンヨン組みイタリアン

 

斑鳩1号と何が変わったのかというと、スポークがエアロスポークになっています。

それ以外はすべて同じパーツを使い、同じ組み方をしました。

 

効果としては…

斑鳩1号の弱点だった空力性能の悪さを改善し、エアロ化とともにさらなる軽量化を果たした第2世代ホイール。

ちょっとメーカーの宣伝っぽく書いてみました(笑)

 

斑鳩1号ではプレーンスポーク(丸スポーク)を使っていたため、どうしても平坦巡航が苦手でした。(走れないわけではないが、伸びはない感じ)

そこで、エアロスポークを使って空力性能向上を図りました。

さらに、エアロスポーク化することで軽量化にもつながり、斑鳩1号が605gだったのに対し、斑鳩2号は560g45gもの軽量化に成功しました。(笑)

スポークのエアロ化はほかのエアロパーツと違い、エアロ化と軽量化を両立することができるのでかなりおすすめだと思います。(普通であればエアロ化と引き換えに重量増になりますからね…)

さらに今回使ったpillar PSR X-TRA 1420というエアロスポーク。

購入はメカニコで買いましたが、最強のエアロスポークで有名なSAPIM CX-RAYとほぼ同等の性能があるといわれ、スポークの折れもほとんどないといっていいほど優秀なスポークなんだそうです。

さらにさらに、これはpillarのスポークに限った話ではありませんが、エアロスポークだと組んだ際にスポークホルダーを使うことでスポークのねじれを完全に防ぐことかでき、組み終えたあとの走行時のテンション変化(ちょっとした横振れとか)が全く起きず、安定して組み上げることができるのです。

斑鳩1号ホイールのときはプレーンスポークだったのでラジペンで頑張って抑えながらニップルを回していた……にもかかわらず、組み終えて走行すると多少の横振れが出ていたため、この効果はかなりデカいと思います。(横振れの原因はねじれが戻ることによるテンション変化?だと思われ)

 

 

…と、ここまでエアロスポークのいいところをべた褒めしてきましたがもちろん欠点もあります。

それは言わずもがな、お値段ですね、はい(^o^;)

 

まずはこちらを見ていただきたい。

【DTチャンピオンシルバー(斑鳩1号に使ってる丸スポーク)】

1本約70円

20H+24H=44H(ホール数)

70×44=3080円

【pillar PSR X-TRA 1420(斑鳩2号に使ってるエアロスポーク)】

1本255円

20H+24H=44H(ホール数)

255×44=11220円

【SAPIM CX-RAY(すんごいエアロスポーク)】

1本380円

20H+24H=44H(ホール数)

380×44=16720円

 

同じホール数で組んだときにどれだけ金額に差が出るのか分かりやすく書いてみました。

エアロスポークは、とにかく高いです。

とはいえ、完組ホイールからすればまだまだ良心的(?)な価格なので、スポークだけで1万円を出せるか出せないかは本人の感覚次第になりますね〜(^o^;)

 

 

最後にフロント斑鳩2号、リア斑鳩1号を履いて600kmほど走ってみた感想を書きます。f:id:ikarugasan:20190111220226j:image

まず肝心の平坦巡航性能は、まあまあ良くなったような印象。

ただし、足を止めた時に長く転がっていく感覚はない。

驚いたのは、横剛性を出すためにタンジェント(クロス)で組んだのですがエアロスポークだからなのか斑鳩1号のプレーンスポークの時のような反発が全くなく、フニャフニャでした。

斑鳩1号のプレーンスポークの時だとダウンヒルのカーブの際やダンシングの際に高い横剛性によって反発感が得られ、ガチガチキビキビとした気持ちのいい反応性(印象)があったのですが、斑鳩2号のエアロスポークではそれが無い。

ダウンヒルのカーブもフニャフニャだし、ダンシングの時もフニャフニャ。走れないわけではないけれど、反発感が無い。

今までエアロスポークはラジアルでしか使ったことがなく、タンジェントにすれば横剛性が出て改善されるもんだとばかり思ってましたが、実際にはそうではなくエアロスポークで横剛性を出すのは難しい、ということが手組を作って乗ってみて初めて分かりました。(確かにスポークを手で持って曲げてみるとかなりしなっていたので、そんな気はしなくもなかったですが(笑))

これは大きな収穫だと思ったのと同時に、どうせ横剛性が出ないのならさらなる軽量化・エアロ化が可能なラジアルで組むべきだったなーと失敗したと感じたのでした。

まあ、せっかく高いエアロスポークで組んでいるのであえてラジアルにして組み直すなんてことはしませんが、次にエアロスポークで手組を作るときにはフロントはラジアルで組むことにしようと思います。

 

 

 

ここからは余談です。

確証はないけれど、なんとなくそんな気がする・・・というような、「もしかしたら話」になります。

 

今まで超軽量手組ホイールたちを作ってきました。

とくに外周部の軽量化には徹底的にこだわり、TNI al22というリムをメインに手組を作ってきたわけですが、なんとなく剛性が足りない・・・そんなような気がしてます。

先日の知多背骨ライドで一緒だった方との会話の中にも出てきたのですが、その人いわく「TNI al22は勾配が10%以上だと確実に有利になるが、それより低い勾配だと剛性があまりないがためにすぐ止まってしまうのであまり進まなくなる。逆にリム高のあるディープリムとかだと急勾配は厳しくなるが、それ以外の勾配ならal22より早く走れる」そんな話でした。

この話を聞いて、今まで手組で走ってきた経験からすると確かにその通りだなー・・・と感じる部分が何箇所かありました。

雨沢TTで18:10の自己ベストを出した時もディープリムのレッドウインドだったし、手組にしてからは理論上確実にタイムを更新できるはずだったにも関わらず、いまいち結果を出すことができなかった。(もちろんその時のコンディションの話もあるけれど)

そして、極めつけは雨沢TT中になんとな〜く感じていた「アレ?これあんま進んでないんじゃね?」感。

確かに軽い。すごい軽やかに山を登っていけるんだけども、、、なにかが足りない。一言で言えば、なんだかあまり進んでないような感覚。

いや、これが本当にリムが悪いせいなのか、はたまた自分のコンディションがたまたま良くなかっただけなのかははっきりとは分からない。

ただ、もしかしてそうなのかも…?みたいな可能性がある、そんなお話です。

こればかりはもっと乗り比べてみないと分かりません。

ということで、またしばらくはレッドウインドを履いて走ってみようかと思います。

 

寒くなり出してからは全盛期の頃と比べてめっきりパフォーマンスが落ち、峠でいいタイムが出なくなりました。

また暖かくなったら手組ホイールで峠へTTしに行き、本当に進まないホイールなのか?をジャッジしたいと思います。

まあ、進まないホイールだったとしても超軽量なので低速域で走る分には圧倒的に有利であり、斑鳩1号はブルベ用、斑鳩2号はキツい山岳ライド用というそもそもの目的で手組を作っているので、進まないホイールだったとしてもまったく困りませんけどね!

 

ということで手組が楽しくてやめられないお話でした。

おわり!!

(斑鳩3号はリム高をもっと上げて作ろうかなと妄想してます:D)