山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

安全走行の事

事シリーズ第7弾は安全走行の話です。

(どうでもいいですが今回の事シリーズからカギカッコと漢数字をやめました(笑))

 

 

主にロングライドをする上での話です。

私が安全に対して特に意識するようになったのは去年の6月の頭からです。

初600kmブルベ2週間前にて落車してしまったことをきっかけに、安全走行について深く考えるようになりました。(もちろん今までも安全走行について考えてましたが今回ほど深くは考えていなかった)

落車したときの話はこれ↓

 

ロングライドの際、出先でトラブルが起こり、走行不能に陥る一番の要因は何だと思いますか?

整備不良によるメカトラもあると思いますが、私は落車が走行不能となる一番の要因だと思っています。

 

遠くまで走った出先で落車し、万が一走行不能となってしまった場合のリスクを考えてみます。

 

まず、帰るための手段ですが、輪行袋があれば駅までなんとか歩いたりして帰ることができます。

持っていなければ、タクシーを呼んだり、au損保の保険にあるような自転車ロードサービスを使ったり、或いは家族に迎えに来てもらったり…色々な方法があると思います。

帰宅はとりあえずこれでOKそうですが、次に壊れた自転車の修理について考えてみます。

落車によってホイールが歪んだり、フレームが折れたり、STIがもげたり…壊れた内容にもよりますが、修理費はほぼ間違いなく出てくるかと思います。

最後に(本当は最後にしちゃあいけないけども)身体の治療の事も考えなくてはいけません。

打撲、擦り傷で済めば自然治癒で事足りる場合もありますが、当たりどころが悪くて後遺症が残ったり、最悪自転車に乗れなくなる事も考えられます・・・・。

そうすると不自由な身体となり、治療費もかさみ、何も良いことがありません。

 

とまあ落車すると色々良くない事が起きると想定されますが、帰宅方法・修理面・治療面に共通して言えるのは、とにかく余計な出費がかさむことです。

それにプラスして自転車が壊れたことによる精神的ダメージ、ケガを負う事による身体的ダメージが加わるため、落車というのは本当に何も良いことがありません。

 

私が安全に対して深く考えるキッカケとなった昨年6月の落車の際は、幸いにも身体は打撲と擦り傷で済み、バイクの方も走行不能の状態とはならなかったため、難を逃れました…が、上に書いたように万が一走行不能な状態に陥っていたら・・・そして、大きなケガを負っていたらと思うと・・・ゾッとしてきて、これからはもっと安全に走るよう心がけねばならないと思うようになりました。

 

 

 

ここまで落車ダメ。ゼッタイ。という話を書いてきましたが、ここからは逆に落車を防ぐにはどうすればいいかを考えていきます。

といっても、私が個人的にいつも意識してる事について書くだけになりますが…。

 

そもそも落車はどういう時に起こるか?(※ここでは車に追突される等、不可抗力的な部分は省略します)

私は下記の3つがあると思っています。

 

①前方の路面の状態をたまたま見落とし、不意の衝撃が加わり手が滑ってバランスを崩して落車する。

②下りカーブで速度を出しすぎて制御不能になり転倒する。

③雨の日、カーブを曲がる際に滑って転倒する。

 

①は前方不注意によるものです。

個人的には最もこれが起こりやすく、危険な部分だと思っています。

前方の路面に気をつけて走るって、いやほんと当たり前のような話ですが…不注意によるヒヤリハットって結構あるんですよね。

例えば景色を見ていたり、誰かと話をしていたり、サイコンを見ていたり、別の何かに気を取られていたり…

そういった前方の路面の状態を見ていないタイミングでだいたいのヒヤリハットが起きているように今までの経験から感じます。

なので、私は安全をさらに意識するようになってからは路面の状態に常に注意し続けて走るようにしています。

どれだけ長い距離を走る場面であっても、これだけは必ず守るようにしてます。じゃないと、300kmも400kmも安全には走れません。。。

 

②は下りで速度を出しすぎて危険という、よくあるパターンのやつです。

こちらの対策は簡単で、下りにおいて常にブレーキし続け、速度を殺しまくって下ればだいたい大丈夫です。

最近は具体的な速度をキープして下るとさらに安全に下れるような気もしてます。

例を上げると、30km/h以上は出さないように常にブレーキしながら下るとか、神坂峠のような急勾配で急カーブが連続するヤバイ場所ではずっと下ハンブレーキでゆっくり、ゆっくり下ればどんなダウンヒルも安全に下ることができると思います。

③も同じような話ですが、雨天でのライドではバイクを傾けて曲がると簡単にスリップするため、バイクをなるべく傾けず真っ直ぐ曲がる(?)事を常に意識すれば大丈夫と思います。

 

私は①・②・③を常に意識し、大雨の超山岳400kmをノー落車で無事完走できたという実績もあるため、ほぼ間違いなく通用する落車対策だと個人的に思っています(^_^;)

↓その時のお話

 

 

 

初SRを取得し、行動範囲が広がったことで、今まで以上に無事帰ってくることが重要になってきているように感じるため、今後も上記のポイントは欠かさず意識し、ロングライドを楽しんでいきたいと思います。

 

もう一度言いますが、前方の路面の状態は常に見続けることが大事だと思います!!

(あと山岳コースによくある路面に掘られた縦溝、通称二輪殺しのグルービング工法にも十分気をつけましょう…^^;)

 

おしまい。