突然ですが・・・
来年からはブルベをメインに活動していこうと考えています。
ブルベといえば、200kmを超える超長距離を制限時間以内に完走を目指す一種の競技です。
それぞれの走行距離に対して制限時間が設けられており、内訳は以下の通りです。
200km:13.5時間
300km:20時間
400km:27時間
600km:40時間
1000km:75時間
(Wikipediaより)
これらの制限時間はおよそ15km/h程度の平均速度で完走できるよう設定されてます。
この制限時間以内に完走できれば認定がもらえ、さらに同一年内に200km、300km、400km、600kmの認定を達成するとSR(シュペール・ランドヌール。もしくはスーパーランドナーとも)という特別な認定をもらうことができます。
とりあえず、来年はこのSR取得を目標に頑張りたいと思っています。
・・・ちなみに過去最長ライドの記録としては奈良往復リベンジをした時の353km。
実は未だに400kmすら走破したことがありません(^o^;)
こんなんでSR取得なんて達成できるのかと言われれば・・・正直分かりません。
できるかもしれませんし、できないかもしれません。
ただ、350km近く走った際、経過した時間を見てみると、残りの距離を消化しての400km達成は十分いけそうな感じがあります。
なので、残りの時間を仮眠だとか完走率を上げるための努力に当てればなんとか完走できるんじゃないかなあと個人的に思っています。
今年の夏場は300kmを超えるライドをすることが多かったのですが、それらのライドもすべては来年のブルベ挑戦に向けた現状確認という目的がありました。
結果を見てみても、おそらくこれならなんとかなるだろう、という思いがあったのでブルベ挑戦を決めました。
ちなみに6月までにSR取得すると、フランスで4年に1度開催されるブルベの頂点「PBP(パリ・ブレスト・パリ)」への参加資格が与えられます。
1200kmという途方も無い距離を80時間、84時間、90時間の3つのカテゴリーの中から選び、世界中のランドヌールたちが完走を目指す伝統あるサイクリングイベントだそうです。
前回大会は2015年大会なので、来年の2019年にはまたPBPが開催されます!
私はさすがにPBPは目標にできません(^o^;)
SR取得するだけでも大変なことなのに、更にその上のPBPへ挑戦だなんて、夢のまた夢です。
しかし、実際日本からも毎回100人以上PBPへ挑戦している方が見えるので、本当に尊敬します。
もちろん、元プロの三船さんの活躍にも目が離せません!(2011年大会から参戦し、2015年大会には日本人最速記録を達成する偉業を成し遂げてます!)
ここからはざっくりと超長距離へ挑戦するための課題とかを紹介してみようかと思います。(私個人の課題なので、万人に必ずしも当てはまるとは限らないのでよろしくですm(_ _)m)
そもそも一番の課題は胃の問題。
貧弱過ぎる私の体はすぐに胃もたれ・内臓疲労を引き起こし、ライド中よくピンチに陥ることがありました。
この問題は長らく超長距離練習を続けることによって、常に心拍70%(高くても75%)以下で走り続けることで解決することができました。
補給しながら走っていると胃にダメージが蓄積していき、いずれは胃も消化能力が低下し、口から食べたものを受け付けなくなる・・・なんてことになるのですが(そうなったら走行不可能。ゲームオーバーです。ただしコーラを飲んでほんの少しだけなら最後のあがきができる…と思われる)低い心拍で走れば胃へのダメージが最小限に抑えられ、ずーっと走り続けることかできるというわけなのです。
そしてニ番目の課題。
それはサドルだった。
これは本当に最近気づいたことです。今までも確かに痛いなーとは感じていましたが、まったく問題認識していませんでした。
今使用しているサドルは、ism ADAMO ROAD。
このサドルはもともとトライアスロン界で生まれたサドルをロードレース用に色々アレンジして販売されているサドル。
前乗りをするライダーにとっては相性が良く、自分も前乗りするのでこのサドルにしてからは痛みとおさらばしていました。・・・240kmくらいまでは。
もともと超長距離を走るようには作られておらず、確かに160kmくらいまでは快適なのだが、200km、220kmと距離が伸びていく度に痛みが増していき、240kmくらいにもなるとサドルと接する2点、つまり坐骨が激しく痛みだし、とてもじゃないけど座っていられなくなる。
11/23(金)に渥美半島の伊良湖岬まで往復自走255kmを走ってましたが、このライドでも240kmくらいから激しい痛みで座っていられなくなってました。(ほとんど平坦だったので山岳ライドよりもサドルに座っている時間が長く、負担がいつもより大きかったのもありました。)
超長距離を走る度に毎回痛みが出ているということは、サドルが240km以上走るのに向いていないことになる。
つまり・・・これを解決するには、超長距離用のサドルを新たに買う必要があるのだと思う。
現時点で思い浮かぶ解決方法はそれくらい・・・たぶん。
ちなみにシャモアクリームはいつもお尻に塗って乗っている。
色々調べてみると、革サドルが長い時間乗るのに適しているとかなんとか……。
よし、来年に向けてサドルは必ず用意しよう!…と決めたのでした。(どのサドルにするかはまだ決めてません。ざっと見るとセラアナトミカが良さそう。もしおすすめがあれば教えてほしいです!)
色々課題があるとは言ったものの、長い距離を走る上で少しでも完走率を高めるために、ストレスとなる要素を可能な限り取り除くことも非常に重要なんじゃないかなあと個人的に思ってます。
ストレスとなる要素とは何かって言ったら、たくさんあります。
寒さ、体の節々の痛み(お尻の痛み・腕の痛み・足裏の痛み等)、空腹(血糖値低下・ハンガーノック)、足の疲れ、尿意、眠気、内臓疲労(胃もたれ)、焦り(制限時間が迫っていたりする時の精神状態)などなど・・・
ずーっと走り続けているとどれもいずれは体に訪れる要素です。
これらをライド中に色々工夫して無くしていき、いかに快適にライドできるかが超長距離完走への近道だと私は思います。
寒さは事前の準備段階で防寒着を用意すればある程度解決できますね。
空腹関係もライド中、定期的にしっかり補給していればほとんど問題になりません。
足の疲れや内臓疲労に関しても、心拍を70%以下に抑え、マイペースでゆっくり走り続ければ大丈夫のはず。
眠気に関しては、仮眠を取るのが一番だと思われる。眠いと感じたら仮眠!
ただ、現時点でまだあまり仮眠経験がなく、仮眠練習を今後もっとしていかないと本番うまく仮眠できない気がする。(寝る場所とか…)そもそも仮眠に練習もくそもない気はするが(笑)
ここには書いてないけれど、同じ食べ物ばかり補給していると、その食べ物に耐性がつき、口の中に入れると食欲がなくなる(ザ・飽和って感じになる)謎の現象がたまに起こるんですけど、私だけなんでしょうか・・・??
この前夕方スタートして深夜にチタイチして走ったときにもそれが起こって、およそ180km地点で休憩中におにぎり食べようとした際、もうこれ食べたくない〜…(-.-)みたいな感じになるのです(^o^;)
いつも補給食は、
おにぎり→つぶあんぱん→ハリボー→フルーツゼリーとバナナ→おにぎり(以下ループ)
という流れで食べているのですが、距離が長いと2サイクル目、3サイクル目に突入し、食べ物に飽きてきてしまうんですよね・・。
これに関しては、補給食のバリエーションを増やすのが良いかな?と思い、最近はもっと色々なものを食べるようにしたりと改善する方法を模索中なのですが・・・なにか良い方法はないでしょうかね??(携帯型の歯ブラシを持っていって、200km毎に歯磨きする、なんてことも真面目に考えていました。まだ実践はしてませんが・・・)
あと、これも最近気づいたことなのですが・・・坂を登るだけで胃にダメージが蓄積することが分かりました。
特に高負荷で登るときが顕著なのですが、無意識に腹筋(体幹?)に力が入り、ちょうどその部分に胃があるせいか、登り終えたあと若干胃もたれ感があるときがありました。最近だとブログの記事にもした笠置山を登った時です。
ピークスのように一度のライドで5000m以上登った時も、ゆっくりマイペースで走っていたにも関わらず、胃がかなり疲労していた時がありました。(最近だとピークス ラウンド5 in 蓼科のとき。中止になって自己責任でコース完走を果たしたものの、その日の夕食が内臓疲労のせいで全然食べられなかった。)
山を登る時はどうしても体幹がペダリングに動員されるので、おそらくですけどしょうがないことだと思われます。そもそも体質的に疲労に敏感で、他の人と比べると内臓が貧弱過ぎるのも影響してるかもしれない。
解決するには体幹を使わないペダリングをすれば良くなるのかな??そもそも体幹が使えているから今の早さで山を登れているのであって、使わなくしたら早く登れなくなるような気もするけど・・・。
これはとりあえず様子見にすることにします。
とりあえず今の私のランドヌールレベルではこれくらいの知識しかありません。
とにかく練習あるのみ!だと思うので、もっと色々なことをライド中に試して、トライアンドエラーでレベルアップしていきたいと思います。
自分の走れる限界の距離って、色々準備したり走り方を工夫したりすることで伸ばしていけるようになるから、いまの自分の自転車趣味の中で一番楽しいチャレンジです(笑)
自分を鍛えて峠のタイムを更新するのも楽しいし悪くないですが、今ではもうめっきり伸びなくなってしまっているのでここらが自分の才能の限界なのかなーと勝手に思ってます。
誤解を招いてはいけないので念の為書いておきますが、早く走れるようになることに諦めたわけではありません(^o^;)
ただ、ある程度練習してグングン伸びていき、もう簡単には伸びないところまで到達してしまったので、自転車趣味のメインの活動内容を超長距離チャレンジにシフトした・・・・という感じです。
いつの日か、立派な旅人になれる日を夢見て…!
おわり。
(どうでもいいけどトライアンドエラーっていうのが実はエラーで、本当はトライアルアンドエラーが正しいみたいですね・・・最近調べて初めて知りました。)