日が経つとマジで忘れそうなので忘れないうちに書き残しておきます(笑)
今回は岡山1200の振り返りです。
良かったこととか悪かったこととか適当に書いていきます。
【良かったこと】
《1200km走ってもケツはまぁまぁ大丈夫だった》
中部1000でもうコレ絶対ダメだと思って、乗り心地を改善するため去年12月にワイドリムの手組を作って25Cのタイヤを履かせ、7.3barくらいで出走しましたが本当にケツの痛みが改善されました。
最大の課題だったケツの痛みが、1200km走っても大丈夫だった(痛みが無かった訳ではない…)という実績があるというのは、これ以上ないほどに頼もしい話です(笑)
ちなみによく言われますけど、ケツは絶対に強くなってません。
今回はケツへのダメージを軽減させて成功している話です。
もし仮にケツが強くなっていたとしたら、中部1000の時点でケツが大丈夫なはずです。(中部1000を走るまでに何度もロングをこなしてきているため)
中部1000を終えてワイドリムの手組を作るまでの間もロング走った時はケツ痛かったしね。
《手のひらや足の裏の痛みも一切無かった》
皮膚保護クリーム、プロテクトJ1を毎日手のひらのハンドルに添える部分と変速・ブレーキ操作するときに当たる部分へ塗っていたおかげで、1200km走っても手のひらの痛みは一切ありませんでした。
段差の際にケツを浮かせるのと同時に手のひらも軽く浮かせてダメージ軽減を常に心がけていたので、それも効いていたのかもしれません。
足の裏は特にクリームとか塗ってませんでしたが、痛みは一切無しでした。
シューズをRC9ではなく履き慣れた古いシューズにしておいて良かった……(^_^;)
ちなみに親指の痺れとかも一切無し。
《膝の痛みも大丈夫だった》
中部1000の時はケツが痛すぎてそれをかばうようにペダリングしたせいで変なペダリングとなり、膝痛を発症していましたが今回はケツが大丈夫だったのでそれは起きませんでした。
ただし3日目の朝辺りから、ひたすら同じペダリング動作をし続けている事で無意識に変に力んだペダリングとなって、痛みが軽くジワジワと来る感じはありました。
しかし痛みが出ないペダリングは中部1000で発症した膝痛を克服した際に体得したため、足首を脱力させ正しい形のペダリングをすることでジワジワと来ていた痛みも自然と引いていき、最後まで痛みが出ることなく走り切ることができました。
中部1000で痛くなった時の経験がホント活きてると思います。
《眠気がほとんどなかった》
全行程、ほぼ眠気無しの状態で走れました。
唯一3日目の夜のしまなみ海道が眠かったですが、それ以外は日中・夜含めてほとんど眠くならなかったです。
これはホテルに毎日泊まり、1日目に3時間、2日目に3時間、3日目に2時間の仮眠時間を確保していたおかげなのだと個人的に思っています。
逆に日中眠くなって途中で仮眠していたら、ホテルを確保した意味が正直無いような気もします・・・(もちろん眠いまま走るのは危険なので眠い時は寝るのが一番だとは思っていますが…)
ホテルを取らずに走った場合は仮眠でつなぐこととなりますが、その仮眠をすべてホテルで代用してライド中は一切仮眠せず走るのがホテルを確保する場合の走り方だと私は思っているので、ホテル確保+ライド中の仮眠は今後もなるべく避けようと思います。時間効率も悪くなるし…。
《小型充電器を持参しバッテリー残量管理をしっかり行っていたおかげで一切バッテリー切れに困られる事は無かった》
中部1000では充電器を持っていかず、モバイルバッテリーだけで足りると軽く踏んでいたせいで、散々な目に遭いました。
その反省で今回は充電器を持っていき、ホテルで充電しつつ走ったことでバッテリー残量に困らされることはありませんでした。
最後までログも取れたし最終的には1200kmの軌跡も残せて大満足です。
ただこれホテルを確保しているからやれるワザなわけで、ホテル取らない場合は充電できる場所がコンビニくらいしかないからモバイルバッテリーに頼らざるを得ないんですよね。
今後はその事も考えて走れるようにしないと・・・と思ってます。
《常に抑えて走っていたおかげで内臓も足も精神的にも余裕を持って走れた》
今回は中部1000と違い、初心に戻って心拍75%以下くらいを目安に、手を抜いて・・・ではないですが、終始そんな負荷をかけずに走りました。
しかも下りでは一切踏まず、ほとんど位置エネルギーの力だけで下っていました。
さらに下っている最中は心拍を落として内臓を回復させつつ、ずっと足を伸ばしてストレッチを行うという徹底ぶり。
この走り方が一番体に負担がかからないと思うので、まさに1200kmを走破するための走り方で走っていた…と思います。
良かったことを簡単にまとめます。
常にペースを抑え、毎日ホテルで仮眠しながら走ったら体の負担が圧倒的に少なく、かなり楽に1200kmを走破することができました。
ほんと正直にいうと、中部1000の時より断然楽だった。
ケツも大丈夫だったし、1200km完走した直後の感想としては「まだまだ走り足りない!」というのが本音だった。
多分これが最も体の負担が少ない1200kmなんじゃないかと私は思う。(まだ1回しか走ってないからこんな事言うのもアレだけど…)
とりあえず総評すると、中部1000kmの反省を活かし、色々と大成功の1200kmでした。
【悪かったこと】
《お腹を丸めて(凹ませて)胃を折り曲げる姿勢でペダリングするのはロングに向かない事が分かった》
少し前の記事にも書きましたが、お腹を丸めて腹筋を使うと大臀筋がめちゃくちゃ使いやすくなり高出力を得られるのですが、その代償として胃が折れ曲がることによって内臓に負担がかかるようです。
結果として普通では胃もたれしないようなタイミングで胃もたれし、頻繁に胃薬に頼ることとなってしまいました。
最終的には胃薬を飲めば毎回復活していたので問題ないっちゃないのですが、なんでも高出力が良い…というわけでは無さそうです。今回身をもって(内臓をもって)知りました。
長距離には長距離向けのペダリングがあるのかなぁ、と。
これからもロングを重ねる中で正解を追求していきたいなぁと思います。
《内臓が弱すぎてトイレから出られなくなる問題》
これはもう・・・補給食を食べる量が人より多い時点でどうしようもない気がします。
ほんとトイレ問題、長距離が早い人ってどうしてるんだろ・・・やはり薬に頼って腸の機能を良くしていたりするんだろうか・・・。
いずれは自分もお腹のお薬に頼ることになるのかなー・・・(今の所その見通しは無し…)
《鼻の日焼けがヤバかった》
実は鼻の日焼けがかなりヤバく、4日目にして鼻にヒリヒリと痛みを感じる状況になっていました。
手足は完全にウェアで隠れおり、首の後ろもネックウォーマーで隠れているので日焼けする箇所と言えばまさに顔のみ。(あと指の先)
日焼け止めはいつも顔に塗ってないので、日焼けするのは覚悟していましたがまさか4日間晴れの中走ってここまでダメージを負うことになると思いませんでした…(^_^;)
弱すぎる内臓や便の問題は体質の影響もあるので割と重い課題ですが、それ以外ではホント大した問題が発生しませんでした。
ダメージがあったとすれば、鼻の日焼けとケツの皮膚が削られて痛かった事くらい。
それ以外の後遺症は本当に不思議なくらい起きなかった。(いつもは痛くなるうなじも大丈夫だったし上体を支える腕も大丈夫だった)
ホテルで休んだり、無理して走ったりしなかったおかげだったのかは分からないが、1200kmを3日と13時間で走破したというのにほんとなんでこんなに体への負担が無かったのかが不思議でしょうがない……。
ちなみに4/27㈫夕方にゴールし、4/28㈬に家へ帰宅、4/29㈭は一日中家で過ごしてその翌日の4/30㈮には体の筋肉がほとんど修復され超回復の状態となっていました。
なので4/30㈮は国見峠とか二ノ瀬峠とかを走る200kmちょいのロングを走ってきましたが、超回復のおかげで足がとにかく軽かったです!
今回の走り方ならば1200kmを走破して丸2日空けただけで体は完全回復するという貴重なデータ(実績)まで取ることができ、本当に良い経験となりました。
(この日の同行者さんからは「とても1200km走りきったばかりの人とは思えない走りだった」といった評価?をいただきましたありがとうございますm(_ _)m)
振り返りではないですが、2020.9に走った中部1000とのタイム比較をしてみます。
コースプロフィール的には中部1000の方が圧倒的に厳しいのですが、1000km走破時のタイムは中部1000の方が圧倒的に良いのです。
今回の岡山1200(1200km・約12000mアップ)では、1000km通過するのに約69時間かかっているのに対し、中部1000(1000km・約13000mアップ)では67時間24分で完走しているのです。
中部1000の時も毎日ホテルに泊まり、1日目3時間、2日目2時間の計5時間仮眠しており、今回の岡山1200とそう大差ありません。
しかも中部1000では初日にオーバーペースで走った事によるダメージや2日目補給不足により大幅なペースダウンがあったにも関わらず、なのです。
……ただ、中部1000では胃腸のトラブルでトイレから出られなくなる問題が起きなかったため、そこで大きな差がついていたのかもしれません(^_^;)
いずれにせよタイム的には中部1000、岡山1200どちらも余裕のゴールなので、今後はお腹のトラブルとどう向き合って完走タイムをさらに良くしていくか・制限時間内のゴールを安定させていくかが課題となりそうです。
次はホテルを取らずに仮眠でつなぐ走りをして完走を目指してみたいと思います。
1000km、1200kmブルベは走る距離と時間がとんでもなく長いため、非常に挑戦のしがいがあり、個人的にかなりお気に入りのスポーツとなりました。
1200kmブルベをクリアし、「超超長距離への挑戦」が終わりを迎えた今、今後は1000km・1200kmブルベをターゲットに活動していこうと思います。
↓これまで目標を掲げてきた経緯
もちろん200〜600も都合が合えば出ますけどね!
あとあと、こんなこと書くとアレかもしれませんが・・・・
今回の1200kmでは体の負担が少なく楽にゴールできたこともあり、終わってみれば正直いつもやってるようなライドだった感が否めず……ぶっちゃけると何か物足りない感がありました・・・
あっさりと終わってしまった1200km・・・1200km完走後の数日間は、中部1000kmほどの達成感を感じられなかったのはなぜだろう・・・
中部1000kmとの違いは何だったのだろう・・・
と、数日間割とマジで悩んでました(-_-;)
しかしそれも昨日の5/3㈪、趣味で定期的にやってる坂バカライドへ行ったら答えが見つかりました。
そう、坂が足りなかったのです!!!!
岡山1200には坂が足りなかった。
だから中部1000ほどの達成感を得ることができなかった。きっとそうに違いない。。。!
やはり坂がないとダメみたいです、私。
そういうわけで、次は国内最高難易度?で知られる岡山1000kmに挑戦したいと思います。
今回の岡山1200は例外でしたが、基本的にAJ岡山の開催するブルベは厳しい山岳コースの場合がほとんどで、ブルベ界では岡山のブルベ完走したってだけで称号になるらしいです。
厳しい山岳コースにする理由は、途中でリタイアする人を増やしたくない(?)から、あえてコースの難易度を高く設定して安易にエントリーさせないようにしている(?)んだそうです。(笑)
そういうわけで、今年の2021.9のシルバーウィークに岡山1000が開催される訳なのですが、コースプロフィールがいきなりハンパなかったです。
ざっとRWGで1000km・約20000mアップ!素晴らしい!!あぁ、この血がたぎるようなワクワク感・・・私はこういうのを待っていたんだ・・・🥰
RWGで約20000mアップなので、実際は16000mくらいになるはずです。
そうだとしても、中部1000の1000km・約13000mアップよりも圧倒的に破壊力があるのは一目瞭然。
と、ここまで絶対参加したいアピールをしてしまいましたが、結局は仕事の都合が合えば……の話なんですけどね(-_-;)
あとは、山岳専用ブルベ、SR600も絶対チャレンジしたい。
600kmで累積標高10000mを超える普通のBRMとは違う特殊なブルベ、それがSR600。
今年からコースが増えたり、色々変わってるみたいですがそもそも一度もSR600を走ったことが無いので、とりあえずどっかのSR600に出て完走を目指したいと思います。
今年の目標は岡山1000(追加注文だーッ!)とSR600の完走で決まりですな。
そんな訳でこれからも坂キt・・・坂バカブログをよろしくお願いしますm(_ _)m