9/23(土)はしたライド(勝手に命名)に行ってきました!
今回のライドは新パーツ、バロックギヤのデビュー戦となります。
そのため、前回の記事でも書いたように今回はバロックギヤのインプレッションも兼ねています。
・・・初導入にしては、少しおかしなライドとなってしまいましたが、このブログではよくある話なので特に気に留めることもないかと思います(;´^_^`)
さて、いつものように3:30に起床して5:00に家を出発。今回はかなり走るつもりなのでかなり早朝からのスタートです。
家を飛び出し、早速インナーに落としてバロックギヤのフィーリングを確かめてみます。
「カチッ」
「ガチャン」
・・・・・・
・・・・・・おおおー!!!!
ペダリングすると楕円のようなものを感じます!!
なんというか、ギクシャクする感じ。
軽いギヤと重いギヤが交互にやって来るので、ペダリングの速度に緩急がついて、滑らかに回せない。
これはおそらく、真円チェーンリングの回し方が染み付いてるせいだろう。
とりあえず、最初に雨沢峠でTTが待っているので、そこでトルクをかけた時のフィーリングを確かめてみよう!
そんな訳で、雨沢峠・・・の前に、瀬戸しなの。
取り付けたバロックギヤ。こんなふうに見えます!明らかに普通とは違うチェーンリングに見えますね~。
トイレを済ませたら、瀬戸しなのを出発して雨沢TT。
序盤からいいペースでとばしていき、後半の森林区間に入ってからも15~16km/hというなかなかのペースを維持。
ラストスパートをかけてゴールし、タイムを確認すると・・・18:54!!
ついに出ました!ようやく今年初の18分台です!
これがバロックギヤの効果かと言われると・・・正直まだ使いこなせてない感がある。
ペダリングもまだ安定しないし。
ただ、後半の森林区間での伸びは、光るものがあった。
思うに、非円形には非円形のペダリングがあり、それができてないと本来の性能を発揮できないんじゃないかと思う。
真円のペダリングで非円形チェーンリングを回してもあまり効果を得られない、ということだ。
逆に非円形の回し方に慣れると、今度は真円チェーンリングを回した時にスカッと力が抜ける感覚に見舞われる。
これは非円形を回した時に発生する「力を抜くポイント」「力を入れるポイント」を真円の時でも無意識のうちに発動させてしまっているのが原因だと思われる。
いわゆる片方ができるようになるともう片方ができなくなる状態である。
ただし、これはフロント変速を行ってからのほんのわずかな間だけであり、長い年月を経て鍛え上げられた真円ペダリングのおかげで、少しすればすぐにいつものペダリングに戻すことができた。
両方のペダリングをうまく使い分けられるようになれれば理想的だが・・・そうなるにはまだ時間が必要みたいです(;´^_^`)
雨沢峠を終えたら、豊田方面へと下って香嵐渓を目指します。
いつもの細い県道を通り、茶色いセブン到着。
少しでもバロックギヤの感覚を掴むため、これから大多賀峠でもアタックします。
そのために、カロリーチャージです。
そして、お気に入りの強力復活アイテム、エナジージムをアタック前に摂取しておきます。2本あるのは、たまたま自販機で当たったからです(笑) (自販機で初めて当たったなぁ…)
香嵐渓。9月はまだ早すぎですね。観光客の数がそれを物語っていました。
大多賀峠に向かう途中で彼岸花を発見。もうこんな季節です。夏は過ぎ去ってしまったのか・・・悲しきかな。
さて、スタート地点の小学校横に着き、早速大多賀峠TTスタート。
さすがに雨沢TTとの間隔が短かったせいか、足が重くて回らない。
途中で心拍が少し落ちかけたが、終盤の9%区間に突入したら息を吹き返してかなりの負荷でヒルクライム。
そして最後はスプリントで出し切ってゴール。
タイムは38:38。なんとか40分を切れたようなタイムだ。
峠を登りきったら記念撮影。これだけは毎回欠かさない。
大多賀峠TTの後はその先の道へと下ります。
走りやすくていい道♪しかし、足は乳酸まみれで凄まじい重さ(TдT)
段戸湖を通過。さりげなくセルフィー。
ずーっと県道33号線を突き進みます。
ここで12%の激坂出現!
結構あります。先を見るとゲンナリしますね(;´^_^`)
だが、ここに来て新たな発見が。
少し前から薄々気づいていたのだが・・・
バロックギヤだと激坂が前よりも楽に登れる!!
12%の激坂区間に突入してから、その感覚は確信へと変わりました。
真円の時よりも、明らかに低い心拍で楽に登っていけるのです。
これは全く予想していなかった、意外な効果でした。
ただでさえ激坂に弱い自分としては(登るのは好きだけど速度は人より遅い^^;)素晴らしい恩恵です。
さてさて、激坂を登り終えて標高960m地点にまで達したところで下りが始まります。
R257までずーっと下り。
しばらくこんな道が続き・・・
R257に出ました!
休憩所があったので、一旦休みます。
ここからはR257→R420→県道35号線と進み、とある目的地へと向かいます。(今回のライドはそこに行くのが目的でもあります(笑))
ということでR257。
途中トンネルをくぐってR420に出て、真っ直ぐ進みます。
途中で県道35号線との分岐があるので、そこで左折。
しばらく名も無き峠が続きます(笑)
峠を越えて下っていると、ようやく今回の目的地が見えてきました♪
つくで田舎レストラン すがもりです(^o^)
でも・・・小学校!?!?
そうなんです。ここは廃校となった菅守小学校をもとにして作られたレストランなのです(*´ω`*)
このレストランは知り合いのローディさんから教わり、自分もいつか行ってみたいと思っていた場所なのです!
中に入る時はスリッパに履き替えます。
校舎の中。比較的新しい造りですね!
レストランはここです。
黒板にメニューが書かれてます。なんともオシャレ♪
雰囲気が良いですよね。懐かしい感じがして癒されます・・・。
鹿ハンバーグ、いただきます!少し値段は張りますが(1200~1500円)かなり美味しい味が楽しめるレストランでした!
また機会があれば、ぜひ来たいと思います!
食べ終えたら帰路に着きます。
三河湖を通過。
そして再びR420に出て、少し登ってからのロングダウンヒル。
香嵐渓まで戻ってきて、2度目の茶色いセブンへ。
早朝は雨だったせいで路面が濡れており、かなり汚れてしまいました(;´Д`)
補給を終えたら来た道を戻り、最後のデザートである三国山(豊田側)へ。
180km、3000m以上登った最後に三国山をぶっこみます。今日は本当に気が狂ったように山に登ってます(;´^_^`)
いざ突撃!
やはりバロックギヤだと激坂が前より楽に登れる。
10%を超えても、楽々とまではいかないが、前よりかは圧倒的にスイスイ登れている。
だが、三国山の最後の方ではさすがに足に限界が来ていて、止まりそうになった。
しかーし、ピークスを(5000m以上登るライドを)二度完走している自分にとって、足つきという言葉は存在しません!
ハムストリングスと大腿四頭筋の使い分けによって、四頭筋の方はまだ余力を残しているし、休むダンシングによっていくらでも足を休めながら体重移動だけで登っていくことができるのです!
こうして無事登頂達成!
累積標高は3500mを突破。豊田の方の山だけでここまで標高を稼ぐのは初めてです。
それだけに、達成感がすごいです(*´ω`*)
展望台からの景色。
辺りが暗くなってきたので、そろそろ下山します。
瀬戸しなの到着。坂を登りまくっていたら、こんな時間になってしまいました!
瀬戸しなので軽く補給したら帰路につき、無事帰宅。
めでたしめでたし!!
【記録】
走行距離・・・212.45
走行時間・・・9:49:25
平均速度・・・21.63
最高速度・・・68.22
平均ケイデンス・・・75
最大ケイデンス・・・127
平均パワー・・・103
最大パワー・・・400
平均心拍・・・140
最大心拍・・・190
累積標高・・・3600
最高標高・・・988
最大勾配・・・17
【バロックギヤのインプレまとめ】
とりあえず初ライドにて坂を登りまくり、その効果を確かめてみました。
これからその感想を簡単にまとめてみます。
★ケイデンスが上がるほど(大体85rpm以上)ペダリングがギクシャクし、効率が悪くなる。→これは単純に非円形にあったペダリングができてないのが原因だと思われる。非円形には非円形にあったペダリングができてこそ真価を発揮するので、今はまだバロックギヤを完全に使いこなせていない状態です。
★ケイデンスが低くなるほど(大体80rpm以下)ペダリング効率が上がる。→低いケイデンスになればなるほどギクシャクした感覚がなくなり、よりデッドポイントを素早く通過し重いギヤを踏めるようになる。激坂を登るのが楽になったのもこの効果だと思われる。
★ケイデンスが上げやすい。→意識して回すと、ぐんぐんケイデンスが上がっていきます。そのおかげで素早く加速することができます。
★フロントの変速性能は今のところ全く問題なし。チェーン落ちも無い。→事前にバロックギヤの情報を調べていた時、チェーン落ちがよく発生するというインプレ記事を発見し、結構不安だったのですが実際に使ってみると全くそんなことはなく、しっかり変速してくれるしチェーン落ちもしません。ただし、バロックギヤに交換した後、アジャスターボルトでしっかり調整しておかないと正しく変速してくれないので注意。
★ダンシングも若干ギクシャクするようになる。→踏み込むとスルッと回ってまた次の踏み込みがやってくるような、そんな感じになる。最初は違和感しか無かったが、慣れるとあまり気にならなくなり、自然とダンシングが発動できるようになる。
★インナーが非円形、アウターが真円というギヤの構成上、片方のペダリングに慣れると片方のペダリングができなくなる。→インナーの非円形に慣れるとアウターの真円で無意識に踏むポイントで力が入ってしまい(通過するポイントで力を抜いてしまい)、そこで非円形のような仮想歯数がやってこないためスカッというような感覚になる。しばらくするとその感覚はなくなり、真円が綺麗に回せるようになる。逆もしかり、真円に慣れたあとインナーの非円形に戻すとギクシャクして綺麗に回せなくなる。こちらも同様にしばらくすると非円形に慣れてギクシャクせず回せるようになる。初めのうちは慣れず、ちょっと難しいかもしれない。→10/4現在、それぞれのペダリングを意識的に行うことで使い分けができるようになり、片方のペダリングができなくなるということは減りました。結局は2つのペダリングをマスターできれば、この問題は解決しそうです。
★バロックギヤの効果報告として、9/30(土)に雨沢峠TTを行ったところ、前回(今回記事に書いた時)よりも20秒タイムを短縮することが出来ました!(18:54→18:34) この時、バロックギヤがかなり使いこなせていた感覚がありました。デッドポイントを素早く通過し、重いギヤでとにかく強く回してタイムを稼ぐことに成功したようです。正直、まだまだ上を目指せるような気がします。
以上、バロックギヤのインプレでした。
次回もバロックギヤが大活躍するのですが、それはまた次の記事を見てのお楽しみということで。
少しでも購入を検討している方の参考になればと思います。
それでは!