山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

スミス バロックギヤ(34T ±3 90°)導入

前回記事の最後にもチラッと書きましたが・・・

新パーツ バロックギヤを買いましたー!!f:id:ikarugasan:20170925231106j:image

これは株式会社スミスが開発した非円形ギヤ(チェーンリング)。

いわゆる楕円チェーンリングという分類のアイテムなのですが、これは正確には楕円ではなく非円形という形状です。メーカーがそう呼んでいます。

真円でもなければ楕円でもない、それがこの非円形チェーンリング・バロックギヤです。(ちなみにバロックギヤというのは商品名です。さらに豆知識を書くと、バロックというのはポルトガル語でいびつな、という意味の単語だそうです)

 

購入に至った経緯としては、もともとは雨沢峠が18分切れたら楕円チェーンリングを導入しようと考えていました。

そんなある時、いつものようにネットの海に潜っていると、愛車にマッチしそうなこのブルーのバロックギヤという非円形チェーンリングをたまたま見つけました。

これを付けたらカッコイイだろうな~・・・と、その商品を眺めていたら、よく見ると期間限定発売(8/1~9/30)と書いてあるではありませんか!!

ここで買わないともう手に入らなくなると思い、どうせいつか買うことになるのだからいっそのこと買ってしまおうか!という勢いで今回購入に至ったのでした(笑)

 

ここでいう期間限定発売というのは、ブルーのカラーが、という意味です。

普段のカラーバリエーションは赤と黒のみで、この青いカラーは夏限定とのことです(↓参考画像)f:id:ikarugasan:20170930092706j:image

 

そもそも楕円(非円形)チェーンリングってどんな効果があるのか?意外と知らない人もいるかと思います。

簡単にいうとずばり!上死点・下死点ではギヤが軽くなって素早く通過でき、最もパワーが発揮できる踏むポイントではギヤが重くなってペダリングを最適化(効率化)することができます。

イメージとしては、時計でいうところの11時~1時と5時~7時の時にギヤが軽くなり、8~10時、2時~4時のところでギヤが重くなります。

要は、ロスするところを早く通過させてパワーが出るところで出力向上を図る。

まさしく短所を消して長所を伸ばすアイテムですね!

 

このバロックギヤはインナーのみ販売されています。

アウターは存在しないので、アウターはシマノ純正の真円チェーンリングのままです。

 

ラインナップにもいくつか種類があり、歯数はもちろん(34T、36T、39T)、仮想歯数も±2、±3から選べます。(※存在しない組み合わせもあります)

仮想歯数というのは、34T ±3だった場合、下死点死点の時に31Tになり、ピークの角度になると37Tになるといった意味合いになります。

今回自分が選んだのは、まさにこの34T ±3です。

他にも角度がいくつか選べますが、34T、36Tは90°で固定されており、39Tのみ90°、100°、110°、120°から選ぶことができます。

角度というのは仮想歯数が最大になる時の角度のことです。90°だと3時の位置、120°だと4時くらいの位置でピークがやってくる、といった具合ですね。

他メーカの楕円(非円形)チェーンリングだと、穴がいくつか用意されていて、買った後に角度を調整することができるものもありますが、このバロックギヤは買った段階で角度が固定されているので、自分の踏み方にあった角度を探す・・・というのはちょっと難しいかもしれませんね。(自分はピークに合わせて踏めるように自分の踏み方を変えるべき、という考え方なので、角度調整できないことに関しては全く気にしておりません)

 

 

さてさて、簡単にバロックギヤについて紹介しましたが、今回は(タイトルには書いていませんが)チェーンリング交換編ですので、本格的なインプレは次回の記事にて書くことにします(;´^_^`) (期待していた方、ゴメンナサイ!!)

 

バロックギヤを装着するということはつまり、インナーのチェーンリングを交換することになります。

チェーンリングの交換は今回初めてやるので、交換方法をここにメモとして残しておきます!

あ、ちなみに工具さえあればチェーンリングの交換は誰でもできますよー!

 

まず、必要なアイテムがトルクスレンチ!f:id:ikarugasan:20170930175845j:imageT-30です。

トルクスレンチを使って、4点のボルトを外します。f:id:ikarugasan:20170930182908j:imageバイクを逆さまにするとやりやすいです。

チェーンは脱落させておかないと、チェーンリングが外せませんのでわざと脱落させます。f:id:ikarugasan:20170930183214j:image

4点のボルトを外したら、クランクアームの隙間からうまくチェーンリングを抜き取ります。

一見すると外れないんじゃないか!?と思えるかもしれませんが、傾けたり向きを変えたりと、うまく頭を使えば外せます。

(決して頭突きなどしないで下さいね)

初めて外したチェーンリング。f:id:ikarugasan:20170930183537j:image写真はアウターだけですが、インナーもちゃんと外してます。

チェーンリングを外したら、あとはバロックギヤを取り付けて組み立てるだけ。

4点のボルトを対角にしっかりと締めたら、完成です!!f:id:ikarugasan:20170930183641j:image夜なので暗いです、スミマセン(;´^_^`)

意外とチェーンリングの交換は簡単にできました。

今度から清掃手入れする時とかに分解してやろうかなぁと思います。

 

交換したら若干フロントディレイラーの位置がずれてアウターに入りにくくなっていたので、アジャスターボルトで調整してすぐに問題解決。

若干心配していたフロント変速は今のところ全く問題なさそうです。

 

交換してから、手で空転させてみると・・・明らかに楕円のような(いびつな)感触が伝わってきました(;´^_^`)

手で回してもすぐに分かるくらいの感触です。

これでペダリングすると、おそらくすごい感覚なんだろうなぁ・・・

 

というわけでチェーンリング交換編はこれで終了。

次回は実際のライドを交えて、気になるバロックギヤのインプレをしていきたいと思います!

それでは(^^)/