美ヶ原にて激しい死闘の末、見事5つの山を制して愛知へと帰ってきたikaruga。
雨の中、険しい山を登ったり下ったり。
かなり激しいライドだったこともあり、バイクにかなり無理をさせてしまった。
その証拠に、シフトレバーに不具合が起きた。シフトアップ(重く)するとレバーが自然に戻ってこなくなるこの事象。
経年劣化だけでこのような事象が起きるとは思えないので、何かしらの大きな負荷が加わったことが原因だと思われる。
思い当たるのは、今年5月に1回派手に落車しており、その時は右側から地面に叩きつけられたのでそれが原因かなあと。(この落車の事はブログには書いてません!なのでこれが初めてブログで伝えたことになります(笑)ちなみにウェアとレッグカバーの右側が破れているのも、この時の落車が原因です^^;)
そしてもう一つ・・・そこには、茶色い血を流すRIDE4000の姿があった。
上の写真は、ピークス ラウンド1の再現ライドを終え、掃除も何もしてない、そのままの状態のRIDE4000である。
見てわかるとおり、ヘッドパーツから錆が流れ出ている。
そう、ライド中の雨で中の錆が液状化して外に流れ出しているのである。(ちなみにこんなこと今までに一度もありませんでした)
RIDE4000に乗り始めてからちょうど2年が経つが、ヘッドパーツ2年間ノーメンテだったことがおそらく今回の原因。。。
(みなさん、ヘッドパーツは定期的にバラして清掃グリスアップをしましょう。
こうなる前に。゚(゚´Д`゚)゚。)
前置きはこれくらいにして、8/14(月) はこれらの修理・補修をしました。
錆に関してはショップで錆取りを依頼。
ヘッドパーツをバラしてもらうと・・・
これは・・・・・・ヤ・・・ヤバイ(゚∀゚;)
今まで、雨のライドのあとにハンドリングが異常なくらい渋くなるという謎の現象が起きていたが、原因はこのサビサビフィーバーのせいだろう。
そして、ハンドルを切った時に感じるゴリゴリ感。
これは上ベアリングがすり減っているのが原因でした。(ヘッドパーツには上下にベアリングが入ってます)
というか、錆の原因はどうやらこのベアリング。
ヘッドパーツは位置的にちょうど顔の真下にあるから、汗等が浸入して劣化を早めるんですね。
ベアリングはゴリゴリしているのが前から分かっていたので新品を少し前に注文済み。
まだベアリングは届かないようなので気長に待ちます。
そして、錆取りの結果・・・!だいぶ良くなりました。
ただ、少しだけ取り返しのつかない状態にはなってしまいましたが・・・。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。
お次はシフトレバーの修理。
修理といっても、新しいのに交換するだけです。
新しいシフトレバーは68アルテ。
買ったわけではなく、少し前に裏ルートで入手しました。
裏ルートが何なのかは・・・ヒミツです(;´^_^`)
こちらはショップには依頼せず、自分で交換してみました。
自分で交換するのは初めてなので、手順を調べてみると、問題なくできそうな感じだったので自分で交換しちゃいます。
今回はこのシフトレバー交換の手順をメモがてら書き記していこうと思います。
まず初めに、シフトレバーを交換するにはブレーキワイヤ、シフトワイヤを全て抜き取る必要があります。
全て抜き取るということは、再びワイヤを取り付けた時にまた調整をしなければいけません。
つまり、シフトレバーの交換をするには、最低限ブレーキワイヤ、シフトワイヤの調整ができるようにならないといけないということになります。
自分の場合、ブレーキワイヤは以前自分で取り付けたことがあるので大丈夫でしたが、シフトワイヤの調整に関しては少し不安でした。前までは。
というのも、昔構造を理解せずに調整をしてシフトワイヤを切断してしまったことがあり、少し前までは軽いトラウマだったのです。
今となっては、え〇え〇ぶろぐ様のリアディレイラー調整の記事を読み、原理を理解することができたので問題なく調整ができるようになりました(^^)b
さて、早速手順を解説していきます!
まずはバーテープを剥がします。
次に、ブレーキワイヤを取り外します。ネジを緩めて固定を解除です。
シフトワイヤも同様に取り外します。
RIDE4000の場合、シフトワイヤはフレーム内に入っていますが、フルアウターというアウターケーブル一本モノのタイプなのでワイヤの取り付け取り外しが物凄く簡単です。フルアウターはワイヤが全て管の中に入ることになるので抵抗が増えたり重量増となったりしますが、メンテナンス性は高いのでありがたいですね。
ブレーキワイヤを抜き取ります。
シフトワイヤは横(外側)から抜きます。
内側から回り込んでくるように這わせてあります。灰色部分はキャップになっていて、爪とかで引っ掛けてやれば簡単に外せます。
この時点でアジャスターボルトは完全に締めておきましょう。のちのちシフトワイヤを取り付けた時の調整で使うことになるので。
こうしてシフトワイヤ、ブレーキワイヤを完全に抜き取りました。
お次はいよいよシフトレバーの交換。
ブラケットフードを大きくめくると、デカイ六角の穴が見えてきます。コイツを緩めれば、シフトレバーが外れます。
シフトレバーは外れても、ハンドルとの固定を担っている金属パーツは残るので、コイツもスルスルっと外します。
ということでシフトレバーの取り外しが完了!
さー、どっちが105でどっちがアルテでしょう!?
正解は・・・・どっちか忘れました!!(笑)(;´^_^`)
しかしこれはアルテで・・・
これが105なのは覚えている。
上のクイズの答えとしては、フードのめくり具合からして、左がアルテなのでしょう。
・・・下らないクイズはさておいて、新たなアルテのシフトレバーを取り付けます。
シフトレバーを取り付けたら、ワイヤを通せるところまで通しておきます。
ワイヤを通したら、バーテープを巻いてシフトレバーを好みの角度に調整し、完全に取り付けます。
レバーを完全に取り付け、バーテープを巻いたら最後の山場(?)、ワイヤ調整です。
ブレーキワイヤ調整は前にもやっているので手順解説は省略。
ここでは主にシフトワイヤ調整について解説していきます。
調整に入る前に、まずは現状の状態確認から。
・シフトレバーは完全にトップ側まで持っていってあるか?
・リアディレイラーのアジャスターボルトは完全に締め込んであるか?
これらの事を確認したら、ワイヤをリアディレイラーまで持っていき、ボルトと固定します。
固定の際は外して再び固定し直す場合もあるので、仮固定でいきましょう。
本締めは全ての調整を終えてからですね。
ワイヤをボルトと固定する時、張りが足りないとシフトダウン(軽く)した時に1回変速しただけじゃ変速しません。
2~3回、あるいはそれ以上の回数シフトダウンしてようやくギヤが1個動く・・・なんてことが起きます。
これはワイヤが十分に張れていないがために起こる事象で、こういう時はもう一度ワイヤをボルトと固定し直すか、アジャスターボルトでワイヤを張って調整をします。
(いくらシフトダウンしてもギヤがひとつも動かない!という人は次の〈ワイヤをボルトと固定し直す場合〉へ。
2~3回シフトダウンしてようやくギヤがひとつ動く・・・という人は次の次にある〈アジャスターボルトで調整〉へ。)
〈ワイヤをボルトと固定し直す場合〉
ボルトと固定し直す際は、ガンガンに張った状態で固定しましょう。
イメージとしては、固定した時にリアディレイラーが動く(1段勝手にシフトダウンする)くらいの強さです。
取り付けた時に本当にリアディレイラーが動いて勝手にシフトダウンするようでは、ワイヤが張りすぎて意味がないため(アジャスターボルトを締めてワイヤを緩められる裕度を持っていたりするなら話は別だが)、実際には勝手にシフトダウンする一歩手前くらいの強さの張りでワイヤをボルトと固定できるといいと思います。
最終的な調整は次のアジャスターボルトで行うため、ここでの固定はある程度テキトウで大丈夫です。(例えば、2~3回シフトダウンを行ってようやくギヤが1個動くくらいのレベルでOKということです)
固定ができたら、次の〈アジャスターボルトで調整〉に進みましょう。
〈アジャスターボルトで調整〉
事前に完全に締め込んでおいたアジャスターボルトですが、このボルトを緩めるとワイヤは張ります。
逆にボルトを締めるとワイヤは緩みます。(この手順でいくとこれ以上ボルトは締められませんが…)
こんがらがらないように、分かりやすくイメージの説明をしてみると、アジャスターボルトをバイクの内側へ回すとボルトが緩み、ワイヤが張る。
逆にバイクの外側へ回すとボルトが締まり、ワイヤが緩む。です。
原理は簡単で、アジャスターボルトが押しているのはアウターケーブルだけ。
ボルトを締めたり緩めたりで上下することにより、アウターケーブルが押されたり戻されたりして、アウターケーブル内のワイヤが張られたり緩まったりしているのです。
構造を説明したところで、さっそくアジャスターボルトでの調整方法について。
2~3回シフトダウンしてようやくギヤがひとつ動くということは、シフトワイヤが十分に張られていないということです。
しっかり張っていなければシフトダウンでギヤが動かないため、アジャスターボルトを緩めてワイヤを張らせます。
ボルト緩めるということは、ボルトをバイクの内側へ回すということです。
少しずつボルトを緩めていき、シフトダウンを1回するだけでギヤがひとつ動く位置まで持っていくことが、このアジャスターボルトでの調整になります。
ギヤがしっかり動くようになったはいいものの、スパッ!と決まらない時はワイヤが張りすぎているか緩みすぎているかのどちらかです。
納得のいくフィーリングになるまで、ひたすら調整し続けましょう。
気をつけてほしいのが、ロー側になるほどワイヤは張られているため、アジャスターボルトの回転が固くなっていきます。
この状態で無理に回してワイヤを張ろうとすると、最悪の場合ワイヤが破断します(これが以前自分がやらかした一番の原因(笑))
なので、調整する時はなるべくトップ側にギヤを持っていってから調整するのが吉です。
調整を終えたら、最後にリアディレイラーとワイヤを固定してあるボルトの締め付けチェックをします。
最後にしっかり締め付けチェックをしておかないと、走行中にワイヤが外れたりして危険な目に遭うかもしれませんので、注意です!
こうして全ての調整を終え、シフトレバーの修理が完了しました!!う~ん、ULTEGRAの文字がかっこいい!
それに105からアルテへグレードアップしたおかげか、変速やブレーキ性能が向上している! 気がする!
え?何か変だって?
片方は交換しないのかだって??
もちろんもう片方のシフトレバーも持っています。交換もできます。
・・・が、交換はしません(;´^_^`)
今回はアルテにしたかったのが目的ではなく、レバーを修理するのが目的だったため、必要最低限となる片方の交換しかしないと決めていたのです。
(もう片方もやるとなると時間もかかるし・・・(笑))
それよりも、アシンメトリーな感じがかっこいいでしょう?
誰もやらないような、こういう組み合わせが個人的には大好きです(笑)
ということで、今後はこの105&ULTEGRAというアシンメトリー形態で走りますので、見かけたらよろしくお願いします(^^)/
それでは、また!!!