前回からの続き、当日編になります。
タイトルを付けるなら、
「中部200で本気で200kmTTしてみた」
が一番似合うと思います(笑)
それではさっそくいきます。
朝は3:50起床。
珍しく、なかなか眠れなかった。
前日に立てた作戦がうまくいくかどうか不安で、かなりドキドキだったのがその理由…。
食パン1斤といちごジャムパンを食べ、支度をして5:00に家を出発。
瀬戸市内にあるファミリーマートに寄って予定通りゆかりおにぎり×1と塩おにぎり×1を購入し、そのまま瀬戸しなのへ向かう。
5:58に瀬戸しなの到着。
受付で参加申込書を提出し、ブルベカードを受け取って車検も済ませて準備完了です。
スタートは7:00。
6:45からブリーフィングが始まります。
それまでは暇なので寒さに耐えつつ先ほど買ったゆかりおにぎり×1を補給して待つ。
予定時刻通りブリーフィング開始。
チェックポイントとかの説明が行われます。
深萱追分駐車場でのチェックがキューシート上では一番謎でしたが、どうやら写真撮影でいいらしいです。(私にはアズマヤというのがよく分からなかったがとりあえず写真撮っとけば間違いなさそう(笑))
そして最初のPC1 ファミリーマート小渡店ではスゴい混雑する事が予想されるのでなるべくバラけての走行をお願いしますとの事でした。
AR中部は時刻には厳しいらしく7:00きっかりにスタートが切られます。
私は夕方から降られる雨が嫌なのでさっさとゴールしたい事(本当の理由は最速タイムを狙う事だが…)、そして「バラけて走行」の部分に協力するため、先頭に位置取りました。
そういうわけで、7:00ピッタリに中部200のブルベがスタート!
スタートしたら寒さに抗う意味も兼ねていきなり高負荷で走り出します。
といっても最初は信号で100%止まることが予想されるので、そんなに本気では踏みません。
何個か信号が出てくる区間を終えたら戸越峠が始まります。
一応参考にどこの区間を走っているか説明図も載せておきます。
戸越峠では先頭でふるいにかける訳ではないが、人数の絞り込みをしたかったのでまあまあの強度でとばしていきます。
すると1人だけ付いてきて、あとの方は少し距離を空けて2人くらい来ていました。
付いてきた方は途中で前に出て、一応ローテーションしてくれそうな感じだったので一緒に行くことにします。(バイクが緑メリダだったので以下緑メリダさんと呼ぶことにします)
そんな感じで戸越峠をクリアし、平坦とアップダウンのある区間に入ります。
御作日沢の信号交差点で「早いですね〜」とようやく初めて声をかけ、さりげなく「よかったら一緒に行きませんか」と伝えて正式にローテの交渉が成立しました(^_^;)
その際、緑メリダさんから「もしかして去年の静岡600に出てた方ですか?」と声をかけられ、どうやら以前に自分の事を見たことがあるという方でした。(!)
…と、そんなやり取りをしていると後ろからも1人追いついてきて、信号が青になったタイミングで3人で走り始める。
自分以外の2人がどれだけ走れるか、どれだけの強度で付いてくるか未知数だったのでアップダウンの登りを活かして高強度で踏んでいきます。
あとから追いついてきた方は高強度に付いてくる気はないようですぐに距離が開きましたが、緑メリダさんはまさしく「ガンガンいこうぜ」という気持ちが伝わってくるくらいピッタリと付いてきました。
その後も矢作川沿いの道を2人でローテし、いいペースでとばしていきます。(この時点で今回のトップは自分と緑メリダさんに絞り込まれた、と確信。)
こうしてPC1 ファミリーマート小渡店に到着。(レシート時刻8:12)
緑メリダさんと店内に入りますが、緑メリダさんの行動の仕方ですぐに分かりました。
この方は間違いなく「早いランドヌールさん」です(^_^;)
なぜなら、この方も私と同じように止まっている時間を最小限に抑えるため、テキパキとすみやかに補給食購入を済ませようとしていたからです。
この行動をしているだけで早いランドヌールさんという事が物凄く伝わってきます。
私は載せたレシート写真にも書いてある通りゆかりおにぎり×1、ミニつぶあんぱん5個入り×1、大満足みかんゼリー×1を購入。
事前に立てた計画通り、朝瀬戸しなのの手前で買った塩おにぎり×1と今回買った大満足みかんゼリー×1の補給に入ります。
緑メリダさんの方は……
!?
なんということだ!もう補給を終えて走りだそうとしているではないか!!
軽く会話した時に見えたのだが、買ったのは飲むヨーグルトみたいなやつと自分と同じミニつぶあん5個入り×1のみ。
しかも、補給は飲むヨーグルトたった一つだけだったような……
この先約50kmもあるのに、たったそれだけで走りきれてしまうというのか…それとも、補給食をまだ背中に備えてあるから大丈夫ということなのだろうか……。
どちらにせよ、もうコンビニを出発しようとしている。は、早すぎる…(^_^;)
さっき道中で「よかったら一緒に行きませんか」とは言ったものの、私が緑メリダさんを止める理由や権利など存在しないので、「私の事は全然気にせず先に行っちゃって下さい^^b」と伝え、当然先に行っていただく事にしました。
しかしこれでは「あわよくば1着ゴール」が達成できなくなってしまう…。
もちろんこのまま諦めるわけにはいきません。
緑メリダさんが出発したあと、私も闘争心に火が付き、このまま行かせてたまるか!とばかりに塩おにぎりとみかんゼリーを流し込み、高速で補給を終わらせて緑メリダさんを追う形で再スタート!
ちなみに後続の方は2人くらいすでに到着していましたが、私がまだ2番手の状態でした。
次はこの区間。矢作ダムを超え、長くて勾配のキツい売木峠を登ります。
まずは矢作ダムまでの道を登っていきます。
緑メリダさんに先行を許してしまったが、追いつく勝算があるとすれば売木峠の登りだろうか…。
一応緑メリダさんがコンビニを出る時、登りは遅いので先に行きますと言い残していったため、もしその言葉が本当だったとしたら売木峠の登りで追いつくことができるかもしれない…もちろん追いつけないかもしれない。
あくまで憶測の域を出ない話だが(-_-;)
そんな訳で走っていく。
早く追いつきたいという思いで高強度で踏んでいくが、さっそく胃がモヤモヤし始める。
食べてからまだ時間が経っていないため、胃の中の食べ物がまだ消化されず残っているからだ。
くっ……やはりこの胃では限界があるようだ……。
今日の走り方からしてこの状態になることは予想できていたが、早く追いかけないといけない気持ちと一旦負荷を落として消化を優先すべきという気持ちが葛藤している…。
この先さらにキツい登りが待っているということ、そしてそもそも胃がダメになったらこの先走れなくなりすべての計画が台無しになるということから、ここは一旦負荷を落として走る事を選んだ。
めっちゃ遅いのでいつ追いつかれるか分からないという恐怖が常にありました(^_^;)
長い直線で何度後ろを振り返ったことか…(笑)
矢作ダムを超えたあたりで少しずつ胃の中の食べ物が消化吸収され始め、胃の問題は一旦収まり、エネルギーへと変換されていきました。
ここからは県道20号〜R153〜県道46号というルートで売木峠を目指していきます。
県道20号は先日茶臼山・井山ライドで通ったところで(といっても反対側からでしたが)道のイメージがあったため助かりました。
R153に合流し、トンネルを通り(交通量全然なくてラッキーだった)、県道46号に入っていきます。
ここも先日茶臼山・井山ライドで売木峠から下ってきた場所ですが、登るのは今回が初めてになります。
10%くらいの坂が出てきて、いよいよ勝負どころの売木峠へと突入!
負荷を上げ心拍173bpm(最大の約86%)くらいで10%の坂を10〜11km/hという早いスピードで登っていく。
2日前に雨沢TTをして1日休息日を設けて今回挑んでいることにより、かなり調子は良いです。…勾配はかなりキツいですが。
それにしても……いくら登っても緑メリダさんに追いつきません。
それだけ緑メリダさんの方が早く登っているということなのか、お互いの距離に変化がなく進行しているということなのか…。
かなり登ってきたところで(標高800mくらいのところだったと思われる)、徐々に力が入らなくなってくる感覚が出てきました。
やはり売木峠の途中でカロリーが尽きたようです。
しかしこれも想定内・・・!
登りながら背中のポケットからアミノバイタル パーフェクトエネルギーを取り出し、補給します。
ゼリー状の補給食はヒルクライム中でも胃にダメージがあまりいかず、さらに消化吸収されやすいためすぐにエネルギーへと変換されます。
やはりパーフェクトエネルギーを用意してきて正解だと感じました。
こうしてエネルギーが復活し、登坂の勢いを取り戻します。
標高1000mは超えたかな?ゴールがかなり近づいてきました。
ゴール付近は前日の雪により、山の斜面などが真っ白に染まっていました。
こうして売木峠クリアー!
峠が終わったからといってすぐには下り始めません。
一旦止まって先ほど小渡ファミで買っておいたゆかりおにぎりを目一杯口に詰め込んでから下り始めます。
下りでは心拍が落ちるため、何か食べ物を補給するには絶好のチャンスです。
心拍が低い状態だと消化のために多くの血液を使うことができ、走りながら補給をするよりも早く消化吸収が行われるからです。(多分)
また、下りの間に補給を済ませておけば、次の登りに差し掛かっても体内にエネルギーが残っている状態で登り始めることができるというメリットもあります。
さらに、下りでは足を止めていても高速で進んでいくので、足を伸ばすといったストレッチなども行うことで、下っているすべての時間を回復にあてます。
売木峠の頂上付近では雪解け水で路面が濡れている箇所が多くあったため、慎重に下りました。
不安だった路面凍結に関しても、特段凍っているような箇所は無かったため、とりあえず安心です。
そのまま一気に下って道の駅 南信州うるぎに到着です。
ここでのチェックは道の駅スタンプです。
今回道の駅で止まるつもりは一切無かったため、道の駅に着く手前であらかじめ背中からブルベカードを取り出し、すぐにスタンプが押せる状態で道の駅に入るというガチっぷりも発揮(^_^;)
道の駅に着いたらスタンプの場所を探し…‥建物の入口のドアを入ったところにあるのを発見し、ブルベカードにスタンプを押したらすぐさま再スタート!!
そういえば、道の駅に緑メリダさんの姿もバイクも無かったなぁ。
既に着いていると思ったのだが……もう先に行ってしまったのだろうか???
お次はこの区間を走ります。すぐに平谷峠(売木側から登るので激坂)が待ち構えており、それを越えた後はR418でらんらんまで下ってらんらん横の名も無き峠を越え、ちょっと走ればようやく久しぶりのコンビニです。
道の駅 南信州うるぎを折返します(この絵文字好き)
さっそく登り始めます。
平谷峠を売木側から登るのは自走しらびそ峠へ行った時の帰り以来2回目です。
勾配がキツく、とにかく強烈な登りだった記憶しかありません(^_^;)
売木峠を下る際に補給していたおかげでカロリーはまだ持っています。
しかし、売木峠を高速で登ったことによる足へのダメージがまあまあ蓄積されており、かなりキツいです。
休むダンシングで回復させながら、頑張って登ります。
まあこのくらいならまだ頑張れるかな…。
勾配もRもキッツいカーブを何個も登り、いつもの絶景スポットを通過(^o^)今日も平谷は絶景です!
こうして平谷峠もクリア。
ここからはかなり長い下りのため、補給の大チャンスです。
小渡ファミで買っておいたミニつぶあんぱん(5個入り)を開封し、機会を見つけては口に頬張ります。
平谷峠の下りは売木峠よりも危険で、雪解け水による路面ベタベタ状態に加えてあちらにはなかったシャーベット状の残雪がまだかなり残っていました・・・。
一瞬だけでしたが車の轍の部分以外すべてシャーベットというヤバイ場所もあり、本当に怖かったです(-_-;)
下りの途中でブルベ走行開始から100km・約2000mアップを超えました。
超えた瞬間の時刻が11:26だったため、100kmのタイムは4時間26分でした。平坦かな?
なんとか下りを終えて勾配の緩い下りに出る。
半端ない向かい風で全然進みませんが・・・。
平谷の信号交差点も超え、再びR418の長い下りに入ります。
1箇所だけ工事による片側通行の区間がありました。
赤信号だったため40秒ほどストップ。
ストップ中は気が気ではありませんでしたが、ここでもミニつぶあんぱんを頬張るチャンスと捉え、冷静に対処。
この道の長野と岐阜の県境には福寿の清水という天然水が汲める場所があり、ちょうどボトルの水が尽きていたのでここで給水していきました。
これによって経済的にも良いし時間短縮も図れました!
その後もなぜか物凄い向かい風が吹く中ダウンヒルをこなし、R257に合流。
R257との交差点を左折してらんらんの横の道を曲がりますが、曲がる交差点が片側通行になってました。
まあ、曲がる場所だったのであまり関係ありませんでしたが…。
いよいよ県道33号の名も無き峠に突入です。
R418の長い下りを利用してミニつぶあんぱんを補給したことでうまく回復できたらしく、足がかなり軽くなってました。
ということでここでも高速で登る。
もし緑メリダさんが前を走っているのならば、いつ追いついてもおかしくないんじゃないかってくらい早く登れていましたが緑メリダさんに会うことは一向にありませんでした…。
まだまだ先に行っているのか??それともどこかで追い抜いたのか??
もうそれは誰にも分かりません…。なので私がトップを走っているのか、それとも2番手なのかも現時点では不明です(-_-;)
あっという間に名も無き峠を越え、そのままよく知っているアップダウンの道をこなします。
自分でもなんでこんなに登れるんだろうってくらい勢いよく登れました。
長いアップダウンが終わるとR363に合流し、右折します。
そのまま国道を進むと・・・ようやく約133km地点のチェックではないコンビニ(ファミリーマート恵那やまおか店)に到着です。長かった・・・。
意外にもここまでカロリーは持ってくれました。
しかし、このまま突き進めるほどの余裕もありません。
ここの補給地点を逃すと約40kmくらいはコンビニが無いため、しっかり補給していきます。
・・・といっても、ここでの休憩も最速で済ませますが(^_^;)
買ったのはトロピカーナのオレンジジュース(330mlペットボトルのやつ)×1、大満足みかんゼリー×1、ミニつぶあんぱん(5個入り)×1。
ここで持参してきたもう1本のアミノバイタル パーフェクトエネルギーも使用し、持参した2本はすべて消費。
間髪を入れずに大満足みかんゼリーを流し込み、オレンジジュースも高速投入。
なんかもう、ここでの補給の仕方は思い返すと自分でも笑えてくるんですが、食べ物や飲み物が喉を通ってない時間が本当にありませんでした(笑)
それだけ食べ物を高速で流し込んでいたということで😋
…ちなみにこの記事を読むタイミングがお食事中だったら本当にすみません。
本日ブルベがスタートしてから初めてここで小便をしました(^_^;)
小渡ファミでもうるぎの道の駅でもまだ耐えられる範囲内だったので、つい我慢をしてしまいました…。
耐え過ぎは体に良くないので耐えられる範囲内で、ということになりますが小便の回数もなるべく減らした方が止まる時間の削減となるため、一応それも意識してます。
もちろん耐えられる範囲内で!ですからね!!(大事なことなので2回以下略)
補給を終え、背中にミニつぶあんぱんを入れた状態で再スタート。
ちなみに時間短縮のため、珍しくここでの写真は撮ってません(^_^;)
次の区間はここ。ここからはR363→R418へと走り、R19を超えてちょっといったところにある深萱追分駐車場がチェックポイントになってます。
さっそく走り出します。
R363→R418と走り、さっきよりもさらに走り慣れてる場所に戻ってきたので安心感があります^^
R418をらっせいみさと方面へと走る。
アダプトゲンの下りは無駄に向かい風で全然進まなかった。
らっせいみさとを越え、長い下り。
いつかの東濃サイクルミーティングを思い出すなぁ。
その時の高速リンさんのごとく、高速でとばしていく。
R418を進むには途中で右折しなければならないのだが、風景を見るもいまいちピンと来ず、「あれっ?ここだっけ??」となりR19の手前で一旦止まり、スマホのグーグルマップで確認する。
するとやっぱり、300mくらい通り過ぎていたようだ(汗)
やっぱり普段走ってる場所だからといって甘く見ちゃダメですね。
これからはグーグルストリートビューで毎回予習することにしよう…そう決めたのでした(^_^;)
こうして元の道に復帰。
サイコンのナビの内蔵マップがなぜがずっと読み込み中で固まる謎のトラブルもあったが、ここからはとりあえずは一本道なのでまだしばらくは大丈夫ってことで様子を見ることにした。
そんなこんなでチェックポイントの深萱追分駐車場到着。
パシャッ(13:23)終わり。ただそれだけ。
次の区間。R418の途中で県道394号という、マップで見るといかにもヤバそうなオーラを放っている道に曲がります。
↓ちなみにこれのこと
またしても無駄に向かい風のキツい平坦路のR418を北上していると、サイコンのナビが復活して一安心しました。
ナビ通り県道394号へと入っていきます。
初めは民家のあるのどかな風景が広がっていましたが、どんどん進んでいくとつづら折りに差し掛かり、風景が一転して林道に(^_^;)
そして勾配も急上昇、一気に10%前後がバンバン出てくる怖いところに突入しました。
完全に予想が的中してしまいました…そしてただいま登る力がまだ回復しきれておらず、かなりキツくてヤバイです(-_-;)
何気にさっきのファミリーマート恵那やまおか店での補給後、向かい風や登りの道をまあまあの強度(150〜160bpm(最大の75〜80%))でとばしてきたせいで胃の中の食べ物が消化し切れていない状態のままでした(-_-;)(-_-;)
これはちょっとだけヤバイです。
とりあえず耐えて登ります。
キツイ・・・キツイけど登る・・・。
いつまでこんなキツイのを耐えればいいんだ・・・。
しかも1人だけでこんなことやって・・・。
そんな事を考えながら、なんとか激坂をクリア。
下りが始まるも、再び激坂が・・・待っていましたと言わんばかりに出てくる(^_^;)
苦しい状態が続くも、とりあえずすべてクリア。
気がついたら趣のある町並みの場所に出ました。
そこは大湫宿という場所でした。
とりあえず建物だけでも通過際に見物しつつ、走ります。
そしてコースは県道65号へと道が変わり、可児方面に向かって走る。
ここらはかなり道に迷いそうでした(^_^;)
これ、どっちだ〜???というようなY字分岐が何個もあり、なかなかに苦しめられました(笑)
その後、アップダウンに差し掛かります。
ここらで、胃の調子がまた悪くなり始める……。
強度が高いせいで未だに胃の中の食べ物が消化できていないようだ…。
胃がモヤモヤしていて、まだ食べ物が残ってる感覚がある…。
こういう時は、とにかく心拍を落とすのが効果的です。
今までの苦い経験より、こういう時はどうすればよいか・・・ということは頭と体で分かっているため、我ながら成長したなと感じました。
アップダウンをこなしていると様々な野生動物と遭遇しました。
やたらと猫が多かったですが、なんと輪生で初めてイノシシと遭遇しました(^_^;)
すぐに茂みの方へ逃げていきましたが、あの形は紛れもないイノシシだったと思います。
すぐに逃げてくれて本当に良かった……。
動物園のようなアップダウンが終わると、ラッキーなことに下りが始まりました。
下りでは心拍を完全に落とすことができるため、胃もたれも解消されやすくなります。
安静に・・・リラックス・・・。
深呼吸をして、心と体を落ち着けます。下りながら。
長い下りが終わると可児のR21に出ました。
最後のPCまではあと少しです。
気がついたら胃のモヤモヤ感は完全になくなり、食べ物が消化吸収されて体も足も完全復活したみたいです。
PCまでの区間は若干の下り基調でちょっと追い風気味?だったため、エアロポジションでかなりとばしていきました。
途中で時刻を見てみると、なんとまだ14:30頃を示しているではありませんか!!
このペースでいけば目標にしていた10時間切りどころか、9時間切りも狙えそうな感じがします。
これはますますとばさずにはいられませんでした…!
ということでさらにペースを上げ平坦を突き進んでいく。
こうしてPC3 ファミリーマート可児御嵩町店に到着。(レシート時刻14:36)
一応メモ用にここまでの記録。(自走分の15km 約200mアップも入ってます)
ゴールまでの残りの距離は約23km!
現時点での時刻は14:37!
これは・・・平均速度20kmくらいで走ればギリギリ9時間切りが達成できそうだ(^_^;)
ここまで来たら・・・やるしかない!!!
ファミリーマートではレシートにも書いてある通り、アクエリアスだけ買って一気に飲み干し、カロリーはまだ持っているし最悪背中に5個入りのミニつぶあんぱんがあるためなんとかなるだろうということで特に何も食べず、またしても最速で再スタート!
いよいよ最後の区間です。花フェスタの横(坂)とか、R248(坂)とかを通ってフィニッシュです。
残り23kmを平均速度20km/hくらいで約1時間20分以内で走り切れれば史上初の9時間切りとなりますが、最後はまだまだ坂が控えています。
坂があると平均速度が落ちるため、前述した時間内での走破は難しくなってきます。
ですがそんなの簡単な話です。
なぜなら坂でも本気でぶっ飛ばせばいいだけなのだから!!!!
ということでゴールに向けて全開で走る。
あと20km!時刻は14:51!(赤信号の際に撮影)
花フェスタまでの登り坂も高強度でとばしていく。
アクエリアスが吸収され、わずかに足が軽くなったが、既に筋肉は破壊し尽くされ、とにかくキツイ。
しかしまだまだぁ!!!
ロングライド最後の高強度は昔から私の得意分野でしてね!!!!!
ナビ通り多治見市内をエアロポジションで高速巡航。
途中からポツポツと……なんと雨が降ってきたー!
だが予報通り0.1mmにも満たない小雨。
こんなの大したことないぜ!
しかし、市街地区間に入ると今度は力が入らなくなってきた……。
ヤバイ!カロリーが切れたようだ(-_-;)
背中のミニつぶあんぱんを急遽補給。
さらに雨脚と向かい風が強くなり、泣きっ面に蜂状態である(^_^;)
まさしく逆境。だが、それでこそ燃えるというもの……!!!!!!あと7.9km!
雨は止み、R248まで来た。(15:25)16:00までにゴールできれば、9時間切りだが…達成できるかどうかはなんとも微妙な状況。
しかし今は自分を信じて全力を尽くすのみ!!!
先ほど食べたミニつぶあんぱんがなんとか吸収されたことで力を取り戻し、R248の坂もフルパワーで登る。
最初の方は通ったことのない道だったが、潮見の森へ行く時によく通る場所まで来ると、瀬戸しなのまであとどれだけあるかというのがイメージでき、安心感が出てきた。
そして、最後の長い登坂に差し掛かる。
登坂車線も出てくるキツい最後の坂。
キツすぎてずっと顔を歪ませながら全開で登ってきたが・・・
それもこれで最後だぁぁぁぁ!!!!!
うぉぉらぁぁぁああああああああ!!!!!!!!
まさに残った力を振り絞り、最後の登坂を終える!!
あとはほぼダウンヒルのみだ!
安全に高速でダウンヒルをこなし、品野交番前まで戻ってきて、ここまで来たら時間的にもイケると確信。
ラストのルートも引いたナビ通り走行し、ついに・・・・ゴール!!!!(15:50)
さっそく受付へ行くぞ! …………ん?
いつもの場所が開いていない。
よく見たらあっちの方でテントが開いているような感じだったので行ってみるが、運営の方らしき人は誰もいない…。
しかもテーブルやイスは普通に置いてあり、そこには一般の方が座ってカフェをしていて、挙動不審になっている私を変な目で見てきた…(^_^;)
明らかにおかしい……そして他の参加者も誰一人としていない……。
もしかしてどこかで緑メリダさんを抜いて1番乗りだったのかな?
しかし、受付の方がいないとなると認定時刻がまずいことになる。
冷静にどうすればいいか考える。
すると、朝のブリーフィングで運営の方の連絡先がブルベカードに書いてあるという話を思い出し、その連絡先へ電話してみる。
い「あの、今日の中部の参加者で、今ゴールしたのですが…」
運「はやっ!?」
い「運営の方は、ここにいらっしゃるのでしょうか?」
運「いませんので、これから向かいます。認定時間は、今の時刻にしておきますね〜」
い「ありがとうございます。すみません。」
そんなやり取りをして、なんとか16:00までにゴールした扱いにしてくれました。
ゴールした瞬間の記録。
自走分の15km 約200mアップも入ってます。
テントが閉まっていて、自分一人しかいない受付会場(^_^;)
とりあえず、出し尽くしてかなり疲労困憊。
運営の方が来るまでの間サイダーを飲んだりして少し休みました。
デイリーで唐揚げとかを買ってテントに戻ってくると運営の方が到着されたようで、「早く帰ってきてしまってすみません」と一声かけ、受付会場の設営を開始されました。
※私が最初に謝ったのは、以前「早い人はなるべく遅い時間でスタートして、できる限り運営の方の仕事量(負担)を増やさないよう配慮した方がいい」と聞いたことがあったからです。
まあ、私自身もこんなに早くゴールできるとは思っていませんでしたが…(^_^;)
ちなみにスタッフの方曰く、16時過ぎくらいから受付準備を始める予定だったとのことでした。
受付会場が設営されたら、チェックの証であるコンビニのレシート、ブルベカードに押した道の駅スタンプ、撮影した駐車場の写真を見せ無事認定完了。
ということで・・・・
中部200 (205km 約3600mアップ)
認定時間8時間53分 一番乗りにて完走達成しました!
一番乗りでのゴール(レースジャナイケド)、そして200kmの9時間切り。
どちらも史上初の出来事で、大変嬉しく思います。(ストラバでもたくさんのお祝いコメントありがとうございましたm(_ _)m)
もちろんメダルも購入していきました。昨年PBPを迎え、今年からメダルデザインが新たに変わったので購入を決めました。
しばらく会場でスタッフの方と喋り、手組布教活動を行ったりして時間を潰しました。
2番手の方もやってきて、どうやらちょうど1時間の差がついていたようです。
3番手、4番手の方もゴールされますが、スタートして最初の区間一緒に走っていた緑メリダさんは一向に現れませんでした。
大丈夫でしょうか…少し心配になりますが、あの方も立派なランドヌールさんなので大丈夫であると信じます。
そんな会場の様子。
雨雲レーダーによると、もうすぐしたら雨雲がやってきそうなのでそろそろ帰宅することにしました。
中部200スタッフの方々、運営ありがとうございました。
次は中部400に参加予定ですのでまたよろしくお願いします。
おしまい。