山を登りて戻り来よ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。ハードな山岳ロングライドが大好きです。

手組ホイール初挑戦③【仮組み編】

今回は仮組み編です。スポークを組んでいく話です。

そして失敗もかなり多いです。暖かい目で見守って頂けると嬉しいです。

 

まずは作業を開始する前に、パーツの体重測定を行います。

測った結果とメーカー公称値は以下の通り。

スポークの計算値は、のむラボさんのショップブログにあるスポーク1mmあたりの重さという記事の中に出てくる計算式で算出してます。

 

 

〈フロント〉

・リム【TNI al22 20H】

公称値:380g 測定値:380g

・ハブ【NOVATEC A291SB-SL 20H】

公称値:60g 測定値:60g

・スポーク【DT コンペティション Φ2.0×1.8mm 黒 290mm 20本】

計算値:135g 測定値:130g

ニップル【DT アルミニップル ターコイズブルー 20個】

公称値:不明 測定値:8g

リムテープ【ベロプラグ(黄) 20個】

公称値:不明 測定値:5g

合計・・・583g(になる予定)

 

〈リア〉

・リム【TNI al22 24H】

公称値:380g 測定値:380g

・ハブ【NOVATEC F482SB-SL 24H】

公称値:228g 測定値:230g

・スポーク(左)【DT コンペティション Φ2.0×1.8mm 黒 296mm 12本】

計算値:83g 測定値:83g

・スポーク(右)【DT コンペティション Φ2.0×1.8mm 黒 282mm 12本】

計算値:79g 測定値:79g

ニップル【DT アルミニップル ターコイズブルー 24個】

公称値:不明 測定値:8g

リムテープ【ベロプラグ(黄) 24個】

公称値:不明 測定値:6g

合計・・・786g(になる予定)

 

この組み合わせで組むことができれば、前後セットで1369g!なかなかの軽さです。この組み合わせで組めればの話ですけど(大事なことなので2回)

モノ代も合計で約29000円しかかかっていません。

まさに安くて軽いホイールですね!

しかも、リムとハブは公称値ドンピシャです。手組のブログを読み漁り、結構バラつきがあるものだと思っていましたが今回のは良くも悪くもない普通の正常品でした。

 

体重測定を終えたところで、さっそく手組ホイールを組んでいきます。

最初はフロントのヨンヨン組 イタリアンからいきます。

ちなみにこれが人生初となる手組になります。

 

まずは組む際の基本から入ります。

1本適当に反ヌポークを通し、ハブを持って縦の状態にします。

で、反ヌポークを通したフランジとは反対側のフランジに注目してください。

床から垂直にすると分かると思いますが、2つのフランジの穴は同じ位置にはなく、位相が半穴分ずれています。

今回は4本組イタリアンなので、最初に通した反ヌポークを基準に、反対側のフランジの左の穴にヌポークを入れます。

こんな感じです。f:id:ikarugasan:20180902170218j:image

これを左落としと言うそうです。

JIS組みをしたい場合、右落としになります。

なぜ最初にこれをやるのかというと、バルブまたぎを防止するためです。

バルブまたぎとは、スポークをクロスした真上にバルブが来てしまうことです。

クロスした真上にバルブがきてしまうと、組み方によってはスポークが邪魔して空気が入れられなくなります。(そして何よりカッコ悪い・・・らしい)

それを防止するための措置ということです。

ちなみに後輪でやるヨンロク組の場合は同じイタリアンでも右落としになります。

理由等を詳しく知りたい方はのむラボさんのブログを読むことをおすすめします(^_^;)

 

最初の左落としの2本ができたら、それぞれのフランジで隣の穴に向かってヌポーク、反ヌポーク、ヌポーク、反ヌポーク・・・・・・と交互に全ての穴にスポークを通します。

自分はこのやり方をしませんでしたが、最終的には交互に全てスポークを通すことになります。

 

もう一つ組む際の基本。

リム穴は左右交互に振られていて、一般的なリムの場合だとバルブ穴を真上にした時にバルブ穴の右隣のリム穴は奥側のフランジからスポークが入るようになっています。(一部例外のリムもあるそうなので注意です!)

左右交互なのでバルブ穴の左隣は手前側のフランジからスポークが入るようになってます。

リム穴の振りがどっちか分からなくなった場合はバルブ穴を基準に数えていくといいかもしれません。

 

・・・ここまで解説しておいてアレですが、いきなり失敗例を紹介します。

フロント ヨンヨン組 イタリアンを左落としではなく誤って右落としで組んだ場合こうなります。f:id:ikarugasan:20180902175348j:image

バルブまたぎが発生しています。

本来であれば、この位置にバルブがないといけないです。f:id:ikarugasan:20180902181655j:image

あとからも書きますが、組んだ後にこの事に気づき、直そうとも思いましたが再びやるのは手間ですし一応運用上問題はないことからそのままにしました。

説明しやすいのでこの写真を使ってもう少し説明します。(左落としには失敗してますが、それ以外は全て問題なく組めてます)

ヨンヨン組でもヨンロク組でも共通して言えることは、4つのスポークがセットということ。f:id:ikarugasan:20180902182334j:image赤で囲った部分がそう。

この1セットさえ組めれば、あとは全て同じことを繰り返すだけになります。f:id:ikarugasan:20180902182520j:image

そしてイタリアンの場合ヌポークが緑の場所に来るのも特徴です。緑じゃない部分は反ヌポークです。f:id:ikarugasan:20180902182604j:image

 

とりあえず、以上の事を踏まえて組んでいきます!

タンジェント組なので、もちろんスポークをクロスさせる訳ですが、こんな感じにヌポーク・反ヌポークを交差させます。f:id:ikarugasan:20180902183324j:image

交差させるとめちゃくちゃ圧力がかかり、スポークがたわむので折れないかと心配になります…

でもそういう風に扱えるよう作られているので折れることは無いようです。

(こんなにグニャグニャになっても大丈夫なのか…と驚かされました)

 

 

注意!ここから思いっきり失敗していきます!参考にはしないようお願いしますm(_ _)m 

 

 

スポークをクロスさせてニップルでリムに固定して、最初の1セットができた~f:id:ikarugasan:20180902183833j:image

同じように作っていくけど・・・あれれ?スポークが届かなくなったぞー??f:id:ikarugasan:20180902184018j:image

何回やり直しても届かない・・・f:id:ikarugasan:20180902184941j:image

一体なぜなんだ。

師匠に相談してみる。

もしかしてスポーク発注する時のERD間違ってた・・・?

それじゃ絶対届かない、と師匠からの返答。

まじか(  *o*  )

仕方ない、このままでは先に進めないので新しいスポークを買うことに。

正しいERDでスポーク長を計算し直し、フロント294mm・リア左299mm・リア右285mmと出た。

もうこれ以上お金が出せないから、DTコンペよりグレードを落としてDTチャンピオンにしよう・・・。重量も多少増えるがしょうがない。

すぐに入手したかったので手組パーツを扱ってるお店、フクイサイクルさんに問い合わせ。

するとチャンピオンシルバーなら対応サイズの在庫ありとの事。

ダッシュで買ってきました。 f:id:ikarugasan:20180902193916j:image

じゃじゃん!f:id:ikarugasan:20180902194005j:image

すぐに重さを測る。

重さの変化はこんな感じになった。

フロント・・・150g(コンペだと130g)

リア左・・・95g(コンペだと83g)

リア右・・・90g(コンペだと79g)

重量アップですが目をつぶります。(つぶりたくないけど)

初めて手組をやる時はこういう事があるから、安いスポークを選んでおいた方が良かったりするんですよね~……( ̄▽ ̄;)

気を取り直して作業再開。f:id:ikarugasan:20180902194658j:image

(実はこの時点でもまだ間違えてます)

・・・あれ?またスポークが届かなくなった・・・

おかしいな、長さは合ってるはずなのに。

組む順番を変えてみよう。f:id:ikarugasan:20180902194840j:image

あれ・・・また届かない。f:id:ikarugasan:20180902195018j:image

もう1回やり直してみよう。f:id:ikarugasan:20180902195129j:image

・・・・・・まーたダメだ!f:id:ikarugasan:20180902195238j:image

どうしても最後の3本が届かない。

師匠から色々ヒントをもらう。

・・・が、気がついたらもう夜の10時になってしまった。(朝から作業してコレです…)

目標はこの日のうちに前後輪完成させるというものだったが、まだフロントのスポークすら全て通せていない・・・(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

とりあえず明日の自分に託すことに。

そして翌日・・・(8/26(日)の話です)

朝ご飯を食べながら作業開始。f:id:ikarugasan:20180902200652j:image

残り3本になり、1本がなんとか入って残り2本!

初めてここまで進んだ。今回はいける気がする!

しかし、やっぱり届かなくなる。f:id:ikarugasan:20180902200845j:image

限界まで伸ばしてこれです・・・全く届く気がしない。

もしかしてクロスした圧力でハブがねじれ、そのせいで入らなくなってるのか?

ニップルがこんな感じで飛び出てるのもなんかおかしいし・・・。f:id:ikarugasan:20180902202423j:image

だとすれば、既に通したほかのスポークのテンションをかけてねじれを修正させれば入るかも??(先に言っておきますがこれは間違いです)

既に通したスポークのニップルを回し、テンションをかけてみる。

するとカーン!という甲高い音と共に耐えきれなくなったスポークがニップルから弾け出た。

び、びっくりした~・・・

やっぱりダメだ・・・これでダメなら、もう無理だ・・・

ドッキリ系ハプニングで完全に心がへし折られ、意気消沈。

師匠にもう無理です・・・と半ば諦めの連絡。

それで無理なら、ラジアルしか組めないぞ!と師匠からの叱咤激励。

確かにその通りだな~・・・と頭の中で思う。

そしてその言葉で火が付き、やはり諦めきれずに作業を再開。

すると・・・なんと!!

スポークが全て届いたではありませんか!!!f:id:ikarugasan:20180902202202j:image

全てのスポークが通った瞬間、師匠から言われていたアドバイスの意味をようやく理解した。

反ヌポークから入れないとダメ・・・。

つまりこういうことです。f:id:ikarugasan:20180907075249j:image

スポークをクロスさせる際、先に反ヌポークを取り付けて、あとからヌポークを交差させて取り付けるという順序でスポークを通さないと、クロスさせた時にねじれが発生し、今回失敗した事象のようにスポークが届かなくなるということである。(反ヌポークを取り付けてヌポークを交差させるという順序をとれば、クロスした際のねじれが相殺され、普通にスポークが届くようになる。)

このやり方をしたらご覧の通り、最後の1本は余裕で届きました。f:id:ikarugasan:20180902203333j:image

このことを理解せず、今までヌポークを付けてから反ヌポークを交差させてました。だからスポークが届かなかったようです。(黒コンペのスポーク届かない事象は本当にスポーク長が短かったという原因もあります)

いい勉強になりました、ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

これで失敗談の紹介は終わりです。

 

 

スポークが全て通った所で、お次はいよいよ振れ取り作業に入ります。

 

次回に続く。

 

 

手組ホイール初挑戦②【必要工具編】

今回は手組ホイールを作るのに必要な工具を紹介します。

 

とりあえず必要なのはこんな感じ。

ニップル回し

・スポークテンションメーター

・センターゲージ

・振れ取り台

・つまようじ

・マイナスドライバー

・グリス

 

これだけあれば手組は作れると思います。

 

順番に紹介していきます。

 

まずはニップル回し。

パークツールのSW-0です。f:id:ikarugasan:20180901160316j:image

ニップル回しは自分が使おうとしているニップルのサイズに合ったものを使わないといけないです。

今回の場合だとDTのアルミニップル

DTは面が3.2mmなので、3.2mm用のニップル回しが必要。

その3.2mm用のニップル回しが上の写真の持ち手が黒いタイプのやつです。

前の記事にも書きましたがアルミニップルは舐めやすいので適正なニップル回しを使わないとマズイことになります。

例えば、色んなサイズに対応しているニップル回しは一見便利そうですが保持面が弱く、舐めやすいとのことです。

このパークツールのニップル回しは三面保持でニップルに当てるとガッチリはまり、不注意さえなければ舐めることなくしっかり回せます。

なのでこれにしました。

・・・っていうかレーシング3用にと前から持ってたんですけどね…。

 

次はスポークテンションメーター。

これまたパークツールです。TM-1というやつ。f:id:ikarugasan:20180901162328j:image

これはスポークテンションを数値として見るための道具で、手組を組んだ際のテンション管理のためには必須のアイテムです。

また、完組ホイールの色んなエアロスポークにも対応しているため、フルクラムホイールのテンションをチェックして自分でメンテする・・・といったこともできます。(ただし、ショップの人情報ですが完組ホイールはそれ用にテンションが掛けられているので無闇にテンションを上げたりはしない方が良いとのこと。スポークを触るなら、振れ取りを行う程度に留めた方がいいらしいです)

使い方は至って簡単、黒い部分を握ると上部に3点あるシルバーの柱のうち、中央の柱が下に下がる構造になってます。

中央の柱はバネの力で戻ろうとするので、中央以外の2点と下に下がった中央の柱の間にスポークを挟み込み、下部にあるメーターでその時の針が指している値を読みます。

これだけではまだだめで、そのメーターが指している値を工具の裏に置いてある換算表で照らし合わせ、ようやくかかっているテンションを読み取ることができる・・・という仕組みです。

スポークテンションメーターの品質ではこれが間違いないようなのでこれにしました。

値段が異様に高く、Amaz〇nで買っても8000円近くします。(それ相応の性能は確かにあるけれど…)

そのため、今回は師匠からお借りし、次回組む時は自分のを買うことにしました。

 

次はセンターゲージ。

またしてもパークツールです。WAG-4という製品。f:id:ikarugasan:20180901163818j:image

これは何に使うのかというと、ホイールのセンター、つまり中心を見るために使います。

ホイールは組んでいく途中でテンションの差により、ハブもしくはリムが片方に偏り、左右均等になってない状態になることがあります。

左右均等になっていない状態のままでは走行ロスが発生し、走りが不安定になるため、左右がバランスするようセンターゲージをあててハブが中心になるよう調整します。

使い方としては、こんな風にまずは片面のリム、ハブのロックナットに当てて・・・f:id:ikarugasan:20180901164316j:image

ゲージのハブのところにあるネジを締めてその位置を固定させます。

で、固定されたセンターゲージをホイールの反対側に当ててピッタリとリム、ハブが合えばセンターが出てる証拠。

ピッタリ合わず、ハブは付くけどリムは付かない、もしくはリムは付くけどハブは付かないという状態であればセンターが出ておらずどちらかに偏っているということになります。

センターが合ってない場合、次の組み立て編でも話しますが、ニップルを全周均等に締めてリムをセンターが出る方向に引き寄せます。

ちなみに振れ取り台やフレームにホイールが装着されている場合でも使うことができるので便利です。

購入はAmazonで7000円くらいで買いました。

 

お次は振れ取り台。

振れ取り台はTacx Exact Truing Standにしました。f:id:ikarugasan:20180901195650j:image

振れ取り台は言わずもがな、ホイールの振れを取るための専用の台です。

振れ取り台はどれを選んでも高いため、庶民には手が出しにくい工具ではありますが、比較的安価なものもあります。

それがこのTacxの振れ取り台。

Amaz〇nで11000円くらいで買いました。

ミノウラの振れ取り台はさらに安く買えますが、固定が甘いせいでよく動いてしまい、精度が出せないとのことなので却下。(ミノウラは安いのにセンターゲージまで一緒についてくるため、話だけ聞けばかなり得です。使えるかどうかは置いておいて…。自分は前述した理由から、あえてそれぞれ別のものを買いました)

そしてこの振れ取り台・・・せっかく買ったはいいものの、発送が遅かったせいで手組ホイールが完成したあとに家に届きました(^_^;)

手組が出来上がってから振れ取り台が届くとか、どんなギャグやねん・・・てツッこみたくなります。(まさに台無し。)

ちなみに振れ取り台無しでどうやって振れ取りを行ったかというと、RIDE4000のバイクに取り付け、逆さまにして振れ取りしました。

ブレーキシューをうまく使えば振れ取り台無しでも振れ取りが可能です。

もし出先でスポークが折れ、その場で修理しないといけなくなった際はバイクを逆さまにして修理することになるため、今回はいい予行練習になりました。

 

次はつまようじ。

TM-9000です。f:id:ikarugasan:20180901202306j:image

やはりデュラエースグレードだと他のつまようじに比べてツヤが違いますね。

嘘ですすみません。

何に使うのかというと、写真のようにニップルに差し込み、リム穴に入れる時に使います。

つまようじなどでガイドしておかないと、リム穴の中にうまく入らず、リムの空間の中に落っこちてしまうため、それを防止するためのものです。

 

次はマイナスドライバーf:id:ikarugasan:20180901202713j:image

ニップルの頭はマイナスドライバーで回せるよう、くぼみになってます。

さきほどのつまようじでリム穴に入れたニップルを、今度はマイナスドライバーで回してスポークにねじ込むために使います。

使うのはスポークに入る最初のタイミングだけで、一旦ニップルが入ってしまえばそこからはニップル回しにバトンタッチします。

 

最後にグリス。

グリスはパークツールの深緑色のやつを使用。

何に使うかというと、スポークのネジ山に塗ります。

本来はスポークプレップというスポーク専用のグリスを塗るのですが、国内では入手困難らしく、ネットの記事を色々見て回っていると普通のグリスで手組をしている人も結構いるようだったので普通のグリスを使いました。

ネジ山にグリスを塗っておかないと、テンションをかけた時にスポークも一緒に回ってしまいます。

スポークが一緒に回ってしまうとスポークがねじれてしまい、振れの原因につながります。

そのため、潤滑・固着防止の目的で塗りました。

 

これで必要工具編は終わり。

次回は組み立て編です。(トラブル続出でした…)

 

つづく

手組ホイール初挑戦①【設計編】

久しぶりにブログ再開します。

 

結論からいうと、初の手組ホイールは無事完成しました!f:id:ikarugasan:20180831195159j:image

これから少しの間、手組の話をメインに書いていきますが、設計編・必要工具編・組み立て編・走行テスト編・鑑賞編・・・という感じで複数回に分けて記事を書く予定でいます。

あ、鑑賞編はたぶんありません。(笑)

 

先に書いておきますが、こういう記事を書くと必ずと言っていいほど「これはおかしい。〇〇が正しい。」とか「ここはこうじゃなくてこうだろ」と言う人が絶対出てきます。

あくまで自分がどんな理由でパーツを選定したか、どんな考え方でこういう風にしたかといったことをメインに書いていくので、考え方とかが間違ってる等のコメントは全て無視しますのでよろしくです。

 

さっそく本題に入ります!

そもそもなんで手組を始めようと思い立ったのか?

それはこれからブルベといった超長距離を走っていく中で、完組ホイールよりも手組ホイールの方が何かと有利だと思ったから。

まず一番はスポークの問題。

完組ホイールはスポーク本数が少なく、1本でも折れたら走行不能に陥る可能性が高い。

その点手組ならばスポーク本数が多く、1本くらい折れても走行不能に陥る事は少ない。また、予備スポークを持ってればその場で自分で即修理し、再び走行可能となる訳です。

もう一つの理由は、軽量なホイールを安く作れるという点。

1400g台の完組ホイールを買おうとすると10万円近くしますが、手組で同じ重さのホイールを組もうとするとたった2~3万円とかで作ることが出来てしまいます。

軽さだけでみれば、圧倒的なコストパフォーマンスです!

しかし、それは「軽さだけ」の話。

ホイールはただ軽ければいいってものではなく、剛性といった力の伝達性能も要求されます。

完組ホイールは専用設計でリム、ハブ、スポークを作っているため、手組では絶対に真似することのできない性能があるといいます。

その代わり手組ホイールは自由にパーツを選ぶことができ、組み方次第で自分の好きなようにステータスを振ったホイールをつくることが出来ちゃいます。

ここが手組と完組の一番の違いみたいですね。

とりあえずそんな感じで手組を始めた理由としてはブルベのため、そして安く軽いホイールが作れるからというのが理由です。

(あと一つ付け加えるならば、手組をやってる人が少ないから。少数派が好きな自分としては、完組が主流となっている今の時代において、手組に物凄い魅力を感じたのです)

 

お次はパーツ選定の話。

ホイールはリム、スポーク、ハブ、ニップルから構成されていますが、まずはどんなホイールを作りたいかを考えました。

自分の場合、「安くて軽い手組ホイール」をコンセプトにパーツを選定。

ここで、パーツ選定だけでなく、スポークの本数・組み方も一緒に検討をしていく必要があります。

自分の場合、全くの初心者なので手組のプロフェッショナルであるR師匠に色々教わりながらパーツを選びました。

 

ということで、私が選んだパーツ構成・組み方は以下の通り。

〈フロント〉

リム・・・TNI al22

ハブ・・・NOVATEC A291SB-SL

スポーク・・・DT コンペティション(黒) Φ2.0×1.8mm バテッド

ニップル・・・DT アルミニップル(ターコイズブルー)

リムテープ・・・ベロプラグ(黄)

20H ヨンヨン組 イタリアン

〈リア〉

リム・・・TNI al22

ハブ・・・NOVATEC F482SB-SL

スポーク・・・DT コンペティション(黒) Φ2.0×1.8mm バテッド

ニップル・・・DT アルミニップル(ターコイズブルー)

リムテープ・・・ベロプラグ(黄)

24H ヨンロク組 イタリアン

 

上から順番に検討した内容を書いていきます。

まずはリム。

TNI al22です。f:id:ikarugasan:20180829121528j:image

ホイールは全体の重さではなく外周部の軽さがものをいうため、とにかく軽量なリムを選ぶことを重視しました。

今回の場合、安くて軽いだけでなく剛性もそれなりにあり、ネットの評判も悪くないTNI al22を選ぶことに。

リム重量と聞いて、あまり馴染みがない人もいるかと思うので簡単に完組ホイールのリム重量を書いておきます。(ここに書いてあるのはどこかのサイトに載っていた情報によるものですので、絶対合ってるとは限りませんのであしからず)

ちなみに全てフロントリムでの話です。

レーシング3、ゾンダ・・・約460g

レーゼロ・・・約420g

デュラ WH-9000 C24 CL・・・約380g

TNI al22・・・約380g

こんな感じです。TNI al22はアルミクリンチャーリムとしてはかなり軽量な方だと思います。

ちなみにこんなに軽くてお値段約3500円。もちろんリム1個でです。

前後合わせれば約7000円で買うことができます。軽さに対するコスパ、ずば抜けてます。

購入はワールドサイクルで買いました。

 

次はハブ。

NOVATEC A291SB-SLとF482SB-SL。f:id:ikarugasan:20180829121636j:image

力学上、回転体の中心部は重い方が回るらしいので(確かG〇KIS〇はその理論に基づいて設計されていたような?)ハブについてはそこまで軽さを求めてませんでしたが、性能に対するコスパが圧倒的に良いNOVATECのA291SB-SLとF482SB-SLというハブがあったのでこれにしました。

前60g、後228gで前後セットで約9000円。

回転性能といったほかの性能も申し分ない。 

ちなみに回転自体の軽さについてはどれを選んでもあまり変わらないかなという判断から、特に重視してません。

他メーカーのハブだとTNI エボリューションライトハブがほぼ同等の重量でしたが値段が前後セットで約20000円!高い・・・。

シマノのデュラハブも良いなぁと思ったけれど重量・値段がノバテックに比べると少し取っ付きにくい・・・。なので候補からは除外。

購入はAmazonでした。(セットで売ってます)

 

次はスポーク。

DT コンペティション(黒)。f:id:ikarugasan:20180829122947j:image

スポークが決まるまで一番時間がかかりました。

なぜならば、前述した通り組み方・本数を決めるのはもちろん、スポーク長を計算しないといけないからです。

スポーク長計算はリム高、ハブフランジ径、組み方といった様々な要素によって変わり、正しい長さのスポークを使わないとうまく組めなくなるため、手組をする上でスポーク長計算は必須です。

スポーク長はインターネット上にたくさん転がっているスポーク長計算機を使う、もしくは自力で計算して算出する方法があるようですが、自分はこのスポーク長計算機を使いました。(http://spoke.gzmapss.com)

 

ここでスポークに関する基礎的な知識について書きます。

知ってる人はスルーしてください。ほんとに当たり前の話ですので…(自分は恥ずかしながら今回手組をやるまでほとんど知りませんでした)

まずはスポークとリムとニップルの構造。

これがスポーク。f:id:ikarugasan:20180829125943j:imageこれはJベンドというタイプ(先端がJ字の形してる)ですが、完全に真っ直ぐの形をしたストレートプルというタイプのスポークもあります。(レーシング3とかレーゼロのスポークがまさにそれ。もちろん手組でもストレートプルはあります)

反対側はねじ切ってあり・・・f:id:ikarugasan:20180830182811j:image

ニップルをこんな感じにねじ込むことができます。f:id:ikarugasan:20180830193543j:image

これをリム穴に通せば・・・f:id:ikarugasan:20180831080530j:image

ニップルがナットの役割を果たし、ねじ込むことでハブが引き寄せられ、スポークテンションがかけられる・・・という仕組みになってます。f:id:ikarugasan:20180831080555j:image

組み方についても少し説明します。

組み方は大まかに分けて2種類あり、ラジアル組、タンジェント組(クロス組とも)があります。

ラジアル組はその名の通り放射状に組む組み方で・・・f:id:ikarugasan:20180831183424j:image

タンジェント組はスポークが交差する組み方です。f:id:ikarugasan:20180831183508j:image

タンジェント組にはさらに2本組(1クロス)、4本組(2クロス)、6本組(3クロス)…とあり、スポークを交差させる回数によって種類が変わります。

上のタンジェント組の写真(フルクラムレーシングクアトロのリアホイール)はDS側が4本組(2クロス)になってるのが分かりますね!

ちなみにDS(ドライブサイド)側とは別名フリー側ともいい、フリーボディが付いてる側の事をいいます。

反対側はNDS(ノンドライブサイド)側、もしくは反フリー側と呼ばれます。

つまり、フルクラムのレーシングクアトロとかレッドウインドは前輪がラジアル組、後輪がDS側が4本組(2クロス)、NDS側がラジアル組になっている・・・ということです。

基本的にはラジアル組よりタンジェント組の方がスポークをクロスしている分剛性が高くなり、耐久性が上がるのでフリーボディが付いていてペダルを回すたび強烈な力が加わるDS側はラジアルではなくタンジェントで組まれていることが多いように思います。

 

パーツ構成の欄の一番下にイタリアンとありますが、これは何かというとラジアル組やタンジェント組とはまた別でそういう種類の組み方の事をいいます。(すっごく分かりづらいですがそうとしか言えません!すみません!)

基本的にJベンドスポークのタンジェント組にしかなく、そのタンジェントの中にJIS組みとイタリアン組みとあり、4本組だったとしても6本組だったとしてもどっちの組み方でも組めます。(4本組 イタリアンとか、4本組 JISとか、6本組 イタリアンとか、6本組 JISとか・・・)

これだけの説明では知らない人からすれば全くもって意味不明だと思いますので、手組ホイールで超有名なショップブログ、のむラボさんの専門用語を交えてほんの少しだけ説明しようと思います。(本気で説明するとものすごく長くなるので本当にほんの少しだけです!気になる方はのむラボさんのブログで調べるのがオススメです。自分ものむラボさんのブログを読んで知識を身につけました(^_^;))

ハブにスポークを通す時、当たり前のことですが二パターン通し方があります。

一つは内側から外側に通す通し方、もう一つは外側から内側に通す通し方。

で、内側から外側に通したスポークのことをのむラボ専門用語でヌポークと呼びます。

逆に外側から内側に通したスポークのことをこれまたのむラボ専門用語で反ヌポークと呼びます。(理由は毎回「内側から外側に通したスポーク」と書くのがメンドイし大変だからだそうな…)

この写真のホイールを例にします。f:id:ikarugasan:20180831201102j:image

写真奥がホイールの進行方向と考えます。

進行方向に対してヌポークと反ヌポークが写真の形になってる組み方がイタリアン組です。

このホイールをひっくり返したとすると、進行方向は奥から手前方向となり、ヌポークと反ヌポークの向きも逆になります。

これがイタリアンの特徴。

もしこれがJIS組みだった場合、ひっくり返してもヌポーク、反ヌポークの向きが変わりません。

なぜひっくり返しても向きが変わらないかというと、DSとNDSでヌポーク・反ヌポークがそれぞれ逆に組まれているからです。

・・・言葉で説明しても本当に意味がわからないと思います。

とりあえずイタリアンとJISはそういうものだと思ってください(^_^;)

で、ここからが重要。

現在ロードの世界ではイタリアンで組むのが主流のようです。(ただし、ディスクブレーキ仕様のホイールだと話は変わってきます)

理論はめちゃくちゃ長くなるので詳しく書きませんが、イタリアンだとペダルを踏む=フリーが回転してねじれるとヌポークを即引っ張る動きをするため、力を最も効率よく伝達できるのです。

(ヌポークと反ヌポークを完全に逆にして組んだ逆イタリアンというのもあり、もし逆イタリアンで組んだとするとフリーが回転した瞬間ヌポークが一気に緩み、まったく力が掛からないどころか力が逃げてしまうことになります。)

とりあえず、タンジェント組の時はイタリアン。で覚えておくことにします。(あくまで自分の考え方のため、これが絶対正しいというわけではないです。必要に応じてJISとイタリアンどっちにするか検討するのが個人的に正しいと思います)

 

とまあ、以上の話から今回はイタリアンでヨンヨン組・ヨンロク組をやりました。

ヨンヨン組というのは左右4本組のことで、ヨンロク組というのは(本来であればこの名称自体もこれまたのむラボ専門用語になります)DS側を4本組、NDS側を6本組で組んだ組み方のことを言います。

普通は左右同じ交差数でホイールを組みますが、あえてヨンロクで交差数を変えて組む効果としては、テンション差を是正できるみたいです。具体的には、NDS側のテンションをほんの数%アップできる・・・というものらしい。

なぜヨンロクにしたかと言われれば、とりあえずこれにしとけば間違いないという感じだったのでヨンロク組にしました。(初めてなので正直なんでも良かったです。次に組む時は違う組み方をしてみて、どんな違いがあるかを感じられたらいいなと思ってます)

組み方を検討する際、最初はフルクラムホイールみたいにフロントラジアル、リアDSクロスのNDSラジアルにしようかとも考えていたのですが、ラジアルとクロスでそれぞれ特徴があり、自分の場合ダンシングをよく使うので横剛性を重視したかったため、オールクロスで組むことにしました。

それぞれの特徴は以下の通り。

 

〈ラジアル〉

・スポーク長を最も短くできるので最も軽量にできる

・反ヌポークで組めば空力が最も良くなる

・クロスと比べて乗り心地が悪くなる

・クロスしてない分地面からの衝撃が直接伝わり、ハブの寿命がクロスより短くなる

・横剛性があまり出せない

・スポークが折れた時に振れが出やすい

 

〈クロス(タンジェント)〉

・クロスさせる分スポーク長が長くなり重量増

・空力ではラジアルに劣る

・乗り心地は良くなる

・クロスしたスポークのおかげで地面からの衝撃を分散させることができ、ラジアルよりもハブの寿命は長くなる

・横剛性が上がる

・スポークが折れても振れが出にくい

 

こんな感じらしいです。

ざっくり分けるとガチレース志向ならラジアル、ロングライド志向ならタンジェントがオススメ・・・なのかな?自分が重視したい項目によって組み方を決めるといいと思います。

ちなみに実際に組む時の話で、ラジアルは簡単に組めますがクロスは少し考えないとうまく組めません。

組むのに慣れてしまえば全く関係ない話になりますが、クロスは初めて組む際には割と難しいです。

でも、クロスが組めるようにならないとラジアル一択になってしまい、後輪に至っては自分で組むのが不可能になってしまうので、初めて挑戦する際はクロスがオススメです。(前後輪ともクロスの必要はありませんが…)

 

ここら辺でスポークの基礎知識紹介を終えて本編に戻ります。(正直まだまだ書き足りないところがありますがここら辺で終わります。長々とすみませんでした(T_T))

スポークは組み方によって長さが変わります。

ラジアル→2本組→4本組→6本組→8本組……の順にスポーク長が長くなっていきます。

後輪だとDS側、NDS側のハブフランジ径が異なっていることがあるため、さらにそれぞれでスポーク長が異なることになります。

まあつまり何が言いたいかというと、大体の場合はフロント用、リアDS用、リアNDS用の3種類の長さのスポークを用意しないといけないということです。

20H、24Hとかはホール数、つまりリム穴の数を表してますが、今回の組み方でいうとフロント20Hの場合20本のスポークが必要、リア24Hの場合DS側で12本、NDS側で12本のスポークが必要となります。

合計でいうと長さの異なるスポークが44本必要となるわけです。

その長さを先ほど登場したスポーク長計算機を使って算出していくわけですが、自分の場合こんな感じになりました。

フロントf:id:ikarugasan:20180901085259j:image

リアf:id:ikarugasan:20180901085316j:image

これらの計算結果からフロントは290mmを20本、リアは296mmを12本、282mmを12本買うことにしました。(フロントのは291mmとなってますが、選んだスポークの商品ラインナップが2mm単位でしか無かったので一番数値の近い290mmにしました)

計算するために有効リム径(ERD)とかピッチ(PCD)とかフランジセンター間とかの数値を入れなきゃいけないのですが、これらの数値は実際のモノの寸法を測定して入力します。

そのため、スポークを発注する前に先にリムとハブを発注しておく必要があります。

・・・・・・なのですが、実はメーカーの商品紹介ページにそれぞれの各寸法が載っていることも多く、実際に測らずともホームページに書いてある値を入力するだけでスポーク長を出すことも可能です。

自分の場合は先にリムとハブを発注しておき、届いたら寸法測定を行い、さらにその後にホームページの寸法値を確認してホームページの値を計算機に入力してスポーク長を出しました。

しかし、ここで一つだけ失敗している事がありました。

パーツを全て発注し終え、いざ組もうとなった時に気づいたのですが、有効リム径(ERD)が間違っており、スポーク長が本来の長さよりも短くなってしまいました。(実際に測った値は589mmで、ホームページに記載してある公称値は595mmとなっていた)

なぜこうなったのかというと、有効リム径(ERD)をただのリム内径とばかりに勘違いしてしまい、本来の有効リム径(ERD)分を考慮せず計算機を叩いてしまったようです。

ちなみに本来の有効リム径(ERD)とは、ニップルがリムに入った状態で、ニップル全長からニップル頭のへこんだ部分、出づらの部分を引いた値×2にリム内径を足したものがERDになります。(まあつまりリム内径+スポークがリムの中に入る長さを考慮した数値のこと。とりあえずリム内径よりほんのちょっと長くなる。)

あと、ERDがホームページに載っていることを完全に見落としていて、実測したリム内径が正しいとばかりに思い込んでいたのが失敗の原因。

みなさんもERDにはご注意ください。

正しいERDの値(589mm→595mm)にして計算し直し、スポークを再度発注したら問題なくホイールが組めたので、ERDとそれ以外の値はこれで問題ないようです。

・・・とりあえず臨場感(?)を出すために、ここから組み立て編までの間、スポーク長を間違えたテイで話を進めていくことにします(笑)

 

さて、スポーク長が算出できたらお次はどこのスポークを買うか考えます。

ちなみにスポーク自体の種類にも、完全に円柱の形をしたプレーンスポーク、両端以外の厚みが薄くなって軽量化がなされているバテッドスポーク、中央部分が扁平形状になっていて空力性能の高いエアロスポークの3種類があり、順に値段が高く、そして軽くなっていきます。

今回はエアロスポークを選ぶことにします。

理由は組み立てがしやすく、空力性能および軽量化が可能という理由から。

高性能エアロスポークで最も有名なのがサピム CX-RAYというスポーク。

あらゆる面で高い評価を受けており、その性能はまさに折り紙つき。

ただし、値段がとにかく高い。

1本につき約360円(シルバーの場合。ブラックだと約500円)。シルバーとブラックの間をとって約400円といったところ。これだけ聞いてもまだあまりピンと来ないかもしれない。

ホイールを組むのに最低44本が必要。

そこへさらに折れた時のことを考慮し、予備スポークを各サイズ3本ずつ買っておくこととする。

すると、400×(44+3×3)=21200円となる。

安くて軽い手組ホイールを作りたいわけだが、これではスポークだけで一気に値段が跳ね上がってしまう。(確かに性能はピカイチかもしれないが…)

さすがにそんなに出せない。

そこで、cn spoke aero 424、pillar PSR x-tra  1420というCX-RAYと同等の性能をもつと言われているエアロスポークにすることにした。

こちらはCX-RAYよりも値段が抑えられており(aero 424は1本約180円、x-tra 1420は1本約270円)性能も申し分ないとのこと。

しかし、国内ではほとんど取り扱われていないようで入手が困難。

ebayやAliexpressといった海外通販サイトなら買うことができるようなのでこちらをチェックしてみるが、納期がどれも9月上旬~中旬といった感じで遅い。(8/20~22時点での話)

なるべく早く手組を完成させたいという思いがあったことから、これらのスポークは断念。

入手が容易という点で見ていくと、国内でよく出回っているDT SWISSもしくは国産の星となる。

星は国産スポークなので圧倒的に安い。(1本約60円)その代わり重量も値段相応…

DTは手組ホイールのブログでもよく見かけ、性能も良さそうということでDTにすることにした。

DTのエアロスポークにはニューエアロとエアロライトの2種類があるが、エアロライトはCX-RAYと同等の軽さと値段を兼ね揃えるスポークなので却下。

ニューエアロはほどよい値段(1本約220円)でなかなかの性能。これに決めた!

どこで買おうか?国内のオンラインショップだとパックスサイクルとかタキザワサイクルで取り扱ってる模様。

タキザワサイクルを見ると長さによって欠品がいくつかあり、残りが無さそうな感じ。パックスサイクルも在庫限りで確実にあるとは言えなさそう。(まぁ、問い合わせればいいだけの話だが…)

エアロスポークの入手がこれほど大変だったとは・・・。

うーん、ここは苦渋の決断でエアロスポークではなくバテッドスポークにすることにします。

まあ、初めて手組に挑戦するわけだし、最初は基本となる丸スポークから始めるべきだもんね!(・・・と自分に言い聞かせておいた) 

バテッドスポークで有名どころはDT コンペティション

個人的にこれが一番よく見かける気がする。

よし、これに決めた!(2回目)

値段も黒で1本約120円。かなりお買い得です。

パックスサイクルなら希望の長さが問題なく入手できるようだったのでパックスサイクルで購入しました。

・・・こんな感じでどんどんグレードダウンしていき、ついにはエアロですらなくなってスポークが決まったのでした(笑)

(ちなみにこの後さらにグレードダウンすることになります…)

 

これでようやくスポーク選定の話は終わり。

とにかくスポークの話が長かったですが、それだけ検討する事や知っておくべき内容が多いということですネ(^_^;)

 

お次はニップル

DT アルミニップル ターコイズブルーです。f:id:ikarugasan:20180901121107j:image

スポークをDTにしたのでニップルもDTのものにしました。

ニップルにはブラスニップル(真鍮ニップル)とアルミニップルの2種類があります。

それぞれの特徴としては、ブラスニップルだとアルミに比べて重い代わりに舐めにくく扱いやすい。一般的に使われているのがブラスニップルだそうです。

対してアルミニップルは真鍮より軽量。外周部を軽くしたい時にはオススメです。ただし、舐めやすく、取り扱いに気をつけていないと大変な事になります。(高テンションがかかった状態で舐めてしまいニップルが回せなくなった日には・・・(゚o゚;))

ニップルはカラーバリエーションが豊富で、DTのアルミニップルだとレッド・ブルー・グリーン・ゴールド・ブラック・パープル・ターコイズブルーの7種類あります。

色んなカラーを選ぶことができる数少ない部品なので、好みの色を選んで完組にはできないようなオリジナリティ溢れる手組ホイールを作りたいところですね♪

1個約60円で、リム穴の数だけ買いました。

購入はスポークと同じくパックスサイクルです。

(ちなみに買ったのは44個ですが、上の写真をよく見ると45個あります(^_^;))

 

最後はリムテープ

いや、正確にはテープではなくリム穴を塞ぐアイテム。

それがこれ、ベロプラグ!f:id:ikarugasan:20180901121729j:image

リム穴にはめて使います。これを使うことでリムテープを使った時よりも大幅に外周部の軽量化を行うことが可能です。

固いけど高耐久・軽量で有名なシマノの青いリムテープが前後セットで約30gだとしたら、ベロプラグは44個で約10gです。とにかく軽い!

2種類サイズがあり、赤(8.0mm用)と黄(8.5~9.3mm用)があります。

長さはリム穴の径の事を指していて、TNI al22のリム穴径は測ったら9.0mmだったので黄色を選びました。

実際に取り付けて既にロングライドも走っていますが、問題なく使えています。

購入はスポーク・ニップルと同じくパックスサイクル。

(そして上の写真、44個買ったはずなのにこれまた45以下略)

 

あと、ホール数についての検討を書いてなかったので少しだけ書いておきます。

フルクラムのレッドウインド、レーシング3といった上位モデルのホイールを見るとホール数がフロント16H、リア21Hになってます。

手組でも同じホール数で組もうとしたら・・・たぶんできません。

いや、正確にはできるかもしれませんが、できたとしても剛性が足らず、フニャフニャのホイールになってしまうといわれてます。

あくまで少ないホール数で高い性能を発揮できるのが専用設計の完組ホイールです。

では手組ホイールの場合、どのホール数が最適か??

一般的にはフロント20H、リア24Hがオススメのようです。

耐久性が高く、頑丈なホイールが作りたい場合は28Hとか32Hに増やしていくといいと思いますが、そうなると今度は逆に重量・空気抵抗増となるので注意が必要です。ただし、スポークが折れた時など、スポークのトラブルには滅法強くなると思われます。

今回は軽量重視の手組ホイールを作りますが、ブルベ向きのホイールを作るとしたら24/28Hとか28/32Hとかで考えています。

 

 

以上で手組ホイール設計編が終了です。(めっちゃ長くてすみませんでした)

次回は必要工具編です。

 

つづく

ブログ休止のお知らせ

前回手組ホイールを新たに始め、次回から手組の記事を書くという話でしたが・・・すみません、ブログを少し休みます。

 

正直な事を言うと、最近ブログを書く気になれないからです。

 

完全にブログをやめるわけではなく、本当に少しの間書くのをやめるだけですのでご安心下さいm(_ _)m

 

次に記事を書くとしたら、手組ホイールを完成させる頃であろう8月下旬~9月上旬になると思います。

 

すみませんが、ご理解のほどよろしくお願いします。

往復自走ビワイチ

8/4(土)は300km走っても胃がダメにならないかテストするために往復自走ビワイチしてきました。f:id:ikarugasan:20180805090052j:image

以前の往復自走しらびそ峠を通し、300kmからさらに距離を伸ばしていこうとすると、いかに胃を持たせていくかが課題だと痛感。

そこで色々調べ、常に心拍70%以下で走れば胃が弱らないという情報を得て、本当にそうなのか自走ビワイチでテストしたのでした。

3:09に家を出て7:04くらいに琵琶湖到着。f:id:ikarugasan:20180810072912j:image

最初は心拍70%(140bpm)以下で30~32km/hで巡航。f:id:ikarugasan:20180810073301j:image

ビワイチは信号が全然なく、気持ちよく走れるので何回走っても楽しいです。f:id:ikarugasan:20180810073501j:image

あぢかまの里の近くのローソンを超えたあたりから向かい風になり、26~28km/hくらいで走行。(ここからビワイチを終えるまで常時向かい風でした…)

心拍に制限をかけると全然速度を乗せられません。゚(゚´Д`゚)゚。

しかし全ては自分の胃を守るため。

今我慢すれば300kmを超えた後でも楽に走れるはずなので耐えます。

まぁ、速度が出なくても走ってれば楽しいので、単独で気持ちよく走行。(何気に終始単独ビワイチはこれが初だったりする)f:id:ikarugasan:20180810073723j:imagef:id:ikarugasan:20180810074034j:imagef:id:ikarugasan:20180810074108j:image

11:57琵琶湖大橋f:id:ikarugasan:20180810074157j:imagef:id:ikarugasan:20180810074232j:image

彦根に戻ってきて・・・(14:34)f:id:ikarugasan:20180810074310j:image

関ヶ原を超え、岐阜~愛知へと帰ってきて帰り道の途中にあるたて輪にもちらっと寄っていく・・・(18:23)f:id:ikarugasan:20180810074506j:image

そして19:33帰宅です。f:id:ikarugasan:20180810074645j:image

ようやく300kmを走破。

16時間くらいかけ、ようやく胃のテストをすることができます(^_^;)

さてさて、さっそくコンビニでバナナ、桃ゼリー、からあげくんを買い、食べてみた。

 

・・・

 

・・・

 

とりあえず胃もたれはなく、普通に食べることができた。

胃に食べ物を投下した時の違和感もなし。

これは・・・実験成功・・・??

足の疲れは向かい風のせいでかなりヤバイですが、胃はなかなか好感触でした。

これならさらに距離を伸ばしたとしても大丈夫かもしれない。

今後も300kmを超えるライドをたくさん行って、もっともっと練習していこうと思います。

ちなみに今年中に400kmの壁を超える予定でいます。

来年はブルベも本格的に始めようかなと計画しており、やるからにはSR取得も本気で考えています。

最低限600kmを走りきれないとSR取得は不可能なので、まずは確実に距離を走りきれるかどうかを確認していこうと思います。

それでは!

【記録】

・走行時間・・・12:11:59

・走行距離・・・302.20

・平均速度・・・24.77

・最高速度・・・58.18

・平均ケイデンス・・・84

・最高ケイデンス・・・241(ガーミンのケイデンスダメだなー…)

・平均心拍・・・130

・最高心拍・・・157

・合計上昇高度・・・984

 

 

 

 

あと、更新が遅くなったのには理由がありまして・・・

 

 

手組を始めることにしました。f:id:ikarugasan:20180810075849j:imagef:id:ikarugasan:20180810075926j:image

今回更新が遅かったのは、手組の事を調べるのに熱中していたからです(^_^;)

リムとハブももう既に買いました。上のはその写真になります。

次回以降は手組ホイールに関する記事を書いていこうと思います。(初心者デスケド)

では!

往復自走しらびそ峠

7/21(土)は往復自走でしらびそ峠へ行ってきました!f:id:ikarugasan:20180725055825j:image

しらびそ峠は長野県飯田市上村にある標高1833mの峠。f:id:ikarugasan:20180725060350j:image

峠自体のコースプロフィールとしては、距離21.1km・獲得標高1397mアップ・平均勾配6.5%という割とヤバめの峠です。

 

実は往復自走しらびそ峠への計画は去年からあったのですが、途中の補給場所があまりにも少ないこと(道の駅とかはあるけどコンビニはほとんど無い)と、ルートを引いた時に明らかにやばいコースデータだったこと(ルート引いたら往復走行距離300km以上、合計上昇高度7000m超え)から行くのは無謀だということで計画を見送りにしていました。

しかし、どうしても自走で行くしらびそ峠への夢が諦めきれず、今回実行に移しました。

(実際に走り終えて走行距離は300kmを超えましたが合計上昇高度は7000mに達しませんでした。それでも、普通のライドじゃ絶対出ないような合計上昇高度になりましたが(^_^;))

 

補給場所が少ないということで、今回こんなものを用意しました。

トピークの大容量サドルバッグ「バックローダー(6L)」です!f:id:ikarugasan:20180725061627j:image

これに大量の食料を詰め込み、長い距離を走りきってしまおうという作戦です。

また、こんなものも一緒に買いました。

ドイターのトップチューブバッグ「エナジーバッグ」です!f:id:ikarugasan:20180725184041j:image

買った目的としては、ガーミンのサイコンはバッテリーが弱いから、モバイルバッテリーで給電しながら走る必要があり、そのモバイルバッテリーを入れておくための場所として買いました。

これは本来トップチューブの上に付けて使用するものですが、私はあえてこんな風にトップチューブの下に取り付けて使いました。f:id:ikarugasan:20180725121742j:image

ここからモバイルバッテリーの線を伸ばし、ガーミンとつなぐというわけです。f:id:ikarugasan:20180725121232j:image

あえてこうした理由は本来取り付ける場所(トップチューブ上)に取り付けて使用すると顔から滴った汗がモバイルバッテリー本体にかかるおそれがあり、あまりよろしくないという理由から。そして、単純にトップチューブ上だと邪魔というのも理由の一つです。(停車時によくトップチューブの上に足を乗せることが多く、バッグがあると邪魔になるのです)

 

さっそく当日のライドの様子をレポートしていきます。

朝は深夜2:00に起床。睡眠不足感はなく、気持ちよく起きれた。

準備して3:25、スタート!!f:id:ikarugasan:20180725192725j:image

4:11、瀬戸しなのを通過。f:id:ikarugasan:20180725192946j:imageもう夜明けです。

今回のルートは雨沢峠~R363~明智~R418~平谷峠~売木~阿南町天龍村~上村~しらびそ峠~往復(帰りは矢作ダムから)という泣く子も黙る?山モリモリの鬼コースです。

明智からしらびそ峠までの間は最短コースで行った場合コンビニが無いため、阿南町にあるファミリーマート信州阿南店に少し寄り道し、そこを起点にしてしらびそ峠を目指します。

コンビニから次のコンビニまでの間が60km以上もあるため、大容量サドルバッグによる食料大量確保は必須です。(なんといってもファミリーマート信州阿南店からしらびそ峠までの片道50kmの間はコンビニ無し。つまり往復100kmを一つのコンビニで済まさなければならない。ただし、途中で食事できる場所は幾つかある。)

地図で説明するとこんな感じです。f:id:ikarugasan:20180725200541j:image

というわけでさっそく雨沢峠を登る。

32tも惜しみなく使って9%をこなしていきます。

「ここでインナーローを使ったらもう後がない!」という考え方ではなく「32tを積極的に使いケイデンスを上げて心拍を下げ、体や足へのダメージを最小限に抑える」という考えで使っていきます。

9%までくると正直28t使って低いケイデンスで登るよりも32tでクルクル回して登った方が心拍を抑えられるし何より速いと個人的に思ってます。

そんなこんなで県境。22℃なのでなかなか涼しい。f:id:ikarugasan:20180725201146j:image

いつものR363のアップダウンをこなして、狛犬のとこにあるファミマで補給食購入。(5:19)f:id:ikarugasan:20180725202008j:image

あくまでも「補給」ではなく「補給食購入」のために立ち寄ってます。

今回は最速完走タイムを目指しているわけではないため、「走りながら補給」と「コンビニで止まって補給」を使い分けることにしました。

コンビニから次のコンビニまでの区間が短い場合は「走りながら補給」で効率的に走行、コンビニから次のコンビニまでの区間が長い場合は「コンビニで止まって補給」+「走りながら補給」をします。

こうすることでなるべく効率よく走行し、コンビニが無い場所では1回のコンビニ休憩のあと長い距離・時間を走り続けられるようにするというのを狙っています。

そういう訳でここでは補給食を買うだけ買い、次の明智のファミマまでは「走りながら補給」をしました。

ここで突然ですがサドルバッグの中身について紹介。f:id:ikarugasan:20180725202129j:image

今回持参してきたものとしては・・・

アミノバイタル パーフェクトエネルギー×2

アミノバイタル ゴールド×1

アイウェアの交換用レンズ

・・・以上です。

たったそれだけ?感がすごいですが、もちろん理由があります。

まずアミノバイタル パーフェクトエネルギーはライド中の補助補給食として持参。

アミノバイタル ゴールドは万が一体が不調になった時などに飲んで回復するためのもの。呼吸が苦しくなる症状も発症しないとは言えないため、保険で持ってきました。(これ飲むとスゴく回復します(実証済み))

アイウェアのレンズはクリアレンズと日中使っている黒っぽいレンズの2種類あるため、夜間走行時との使い分けで持ってきてます。

容量的にはまだまだサドルバッグの中に何か入れることができますが、他に必要なものが思いつかなかったので入れてきてません。(無駄に入れても重量増になるだけだし…)

例えば輪行袋なんかも途中で駅が全く無く、無駄としか思えないため今回お留守番させました。雨対策のグッズとかも、今回は完全晴天予報で来ているので一切持ってきてません。

まあ、この空きスペースに入れるものがあるとすればコンビニで買う補給食ぐらいかなーと思っています。

日が出てきたのでさっそくクリアレンズからいつもの暗いレンズに交換します。f:id:ikarugasan:20180725203056j:image

そして走り出し、まずは明智を目指します。

6:06、明智のファミマ到着。f:id:ikarugasan:20180725205948j:image日本大正村のすぐ近くにあるコンビニです。

ここから次のコンビニ(ファミリーマート信州阿南店)までは60kmくらいあるため、ここでなるべくたくさん食べていき、走りながら補給する分の食料をたくさん買っていきます。

たくさん食べてたくさん買い込んだら出発。

途中の名も無き峠を越え、県道33号線を抜けてらんらんの横に出てR248に合流。f:id:ikarugasan:20180725210338j:image

7:10の時点でサイコンのバッテリーがヤバイ(笑)f:id:ikarugasan:20180725210438j:image

スタートが3:25だったから、約3時間30分経過でゲージが半分を下回ったということになる(^_^;)

設定としてはBluetoothはオフ、バックライトは夜間の約1時間くらいだけ常時点灯させてあとは消灯、GPSはオン、ナビはオフの状態で使ってコレです。

普通ならモバイルバッテリーでそろそろ充電したいところですが、ここはあえてこのまま使ってみて、どれくらいバッテリーが持つのか検証してみることにします。(危なくなったらいつでもモバイルバッテリーで充電できるのでバッテリー持ちを試すいい機会です!)

R248を少し北上してR418へ。f:id:ikarugasan:20180725211152j:imagef:id:ikarugasan:20180725211214j:image

ここからは補給食を食べながらひたすら一本道を走り続けるだけ。

長野県突入。(8:06)f:id:ikarugasan:20180727121248j:image

平谷に着きました。(8:20)f:id:ikarugasan:20180727121812j:image

山が開けて新しい町に出るこの感じ、何度味わってもいいものです♪

道の駅などには寄らず、ノンストップで平谷峠を登ります。

32tでらくらくクリア。(8:46)f:id:ikarugasan:20180727122039j:image

いつもの絶景ポイントではもちろん止まって記念撮影していきます。f:id:ikarugasan:20180727122116j:imagef:id:ikarugasan:20180727122246j:image

ここまでの記録としてはこんな感じ。f:id:ikarugasan:20180727122336j:image

走り始めてからそろそろ5時間30分になりますが、バッテリーは意外と持っています。

ゲージ通りの残量ではなく、半分を下回ってからが長いタイプのバッテリーなのかもしれません。

平谷峠を下り、青い看板のところを左折して県道46号線・阿南方面へ進みます。f:id:ikarugasan:20180727122542j:image

ここからは完全に未知の世界。どんな道があるのか、どんな景色が待っているのかということを考えるととてもワクワクしてきます!

車1台がようやく通れるくらいの狭さの道を下り続け、阿南町突入。(9:09)f:id:ikarugasan:20180727122702j:image

道が狭い上に路面も最悪なので慎重に降ります…

そうして勾配の緩い下り坂をダラダラ下っていると、ようやくR151に合流!(9:50)f:id:ikarugasan:20180727122945j:image

ここから少し北上してファミリーマートを目指します。

橋をずっと登っていきますが、右手はこんな景色。f:id:ikarugasan:20180727191052j:image

周りに山しかなくて最高に気持ちいいです。

しばらく登り続けて、やっと予定していたファミリーマートが見えてきた(^_^;)(長かった……)f:id:ikarugasan:20180727123415j:image

そして10:00、ファミリーマート信州阿南店に到着!

ここからしらびそ峠まで片道約50km、途中にコンビニは一切無いのでたくさん補給し、たっぷり補給食を買ってから出発します。

食べたのはいなりおにぎり、バナナ、みかんゼリー、アミノバイタル パーフェクトエネルギーの4つ。

2個持ってきたパーフェクトエネルギーのうち1個目をここで使います。

パーフェクトエネルギーは何か食べた時に一緒に摂ると効果絶大だそうで、しらびそ峠を登る上では欠かせないアイテムと思っていました。

しっかり準備を整えたら出発…の前に、そろそろガーミンを充電することにします。

トップチューブバッグから線を伸ばし、充電形態へと変身です。f:id:ikarugasan:20180727123725j:image

もちろんハンドルを切っても線がピンピンになって曲がれなくなる・・・なんてことにはならないよう、ある程度のたるみを持たせています。

あんまりたるませすぎると前輪と接触して危険なのでトップチューブを巻く回数などをうまく調整していい長さに合わせています。

準備したら今度こそ出発!(10:38)

いきなり長いダウンヒルを経て、天竜川沿いの道へ。f:id:ikarugasan:20180727191013j:image

R418とR152の平坦路(たまにアップダウンあり)を走って、いよいよしらびそ峠のスタート地点へ到着!(12:00)f:id:ikarugasan:20180727191300j:image

今の記録はこんな感じ。f:id:ikarugasan:20180727191431j:imageここから21.1km・獲得標高1397mアップ・平均勾配6.5%の峠を登ります。

それでは早速スタート!

平均勾配は6.5%だが、いきなり10%超えの坂が襲いかかる。f:id:ikarugasan:20180727191559j:image

しかし、32tで応戦してしばらく10%の攻撃に耐え続ける。

走っていると急に景色が開け始めた。f:id:ikarugasan:20180727192149j:imagef:id:ikarugasan:20180727192123j:image

そしてここから、地獄の激坂が始まるのであった…。

ちょうど写真中央のつづら折りがこれから登るところ。f:id:ikarugasan:20180727192350j:image

意を決してつづら折りを登り始めるが、予想通り10~14%がしばらく続く。マジキツイ…

つづら折りが終わり、7%くらいにまで一瞬緩むが、すぐに勾配は元に戻って13%~14%がずーーーっと続いた。

多分7kmくらいはずっとこの急勾配だった。

さすがの32tでもこれはヤバイ。本気で逃げ出したくなるキツさだった……。・゚・(ノ∀`)・゚・。

急勾配を死にものぐるいで登っていると、突然勾配が2~3%くらいにまで緩み、しばらく優しい道が続いた。f:id:ikarugasan:20180727192917j:image

距離はひたすら長かったが、これ以降急勾配が出てくることは無かった。

どうやらしらびそ峠は最初にガツンと急上昇し、あとは緩やかな坂がずーっと続くタイプの峠みたいです。(似たような峠に、峠ではないけど三ヶ根山を思い出した)

そして、ようやくゴールが見えてきた!!f:id:ikarugasan:20180727193901j:image

ついにしらびそ峠、制覇!!(14:13)f:id:ikarugasan:20180727193957j:image

しっかり制覇した写真も撮っておきます。f:id:ikarugasan:20180727194139j:image

ここはしらびそ峠というか、正確にはしらびそ高原の方ですね。

目的としていたしらびそ峠はここからほんの少し激坂を下った先にあるみたいです。

そこが本来の目的地なので、もちろんそちらへこの後行きました。

ちょっと休憩して少し下ったら、ようやくお目当ての場所・しらびそ峠に到着!f:id:ikarugasan:20180727194313j:image

南アルプスが拝めるそうですが・・・雲が多くてよく分かりませんでした(^_^;)f:id:ikarugasan:20180727194407j:image

案内看板。f:id:ikarugasan:20180727194514j:image

とりあえず今現在の記録。やっと合計上昇高度が4000mを超えようかというところまできました。f:id:ikarugasan:20180727194540j:image

もちろん帰りも峠がたくさん待ち受けているため、まだまだ登ることになります。

さて、そろそろ下山を開始。

来た道をそのまま下っていきます。

急勾配区間では下りもキツかったですが、R8000のブレーキが頼もしい働きをしてくれました。

つづら折り付近ではお店(食事・軽食)や自販機があり、ここでちょっと寄り道してクレープを食べていきました。f:id:ikarugasan:20180727194814j:image

店主と色々話をして、しっかり休んだらダウンヒル再開。

下りきってスタート地点に帰ってきました。f:id:ikarugasan:20180728082938j:image

左のトンネルを進み、ようやく帰路を走り始めます。(15:44)

途中で本日3回目となるエナジータイム。f:id:ikarugasan:20180728083120j:image

水を買ったらアタリが出てもう1本出てきた。嬉しい。f:id:ikarugasan:20180728083259j:image

日が傾く中走る…f:id:ikarugasan:20180728083503j:image

ようやくコンビニまで続く坂のところまで戻ってきた。(16:52)f:id:ikarugasan:20180728083644j:image

ここを左折し、10%くらいの坂を登れば再びファミリーマートに戻ってこれます!

しっかり補給しているので坂を登れないことはないが、この辺からオーバーヒート気味で少しクラクラしてきた・・・。

何度もボトルの水を手足・頭にぶっかけるけど既にぬるくなっててあまり効果が無い。そして気温もかなり高く暑いのですぐに乾いてしまう。

西日がジリジリと照りつけ、ちょっとピンチの状態に・・・。

それでもなんとか坂を登りきり、100kmぶりのファミリーマートへ到着。(17:31)

今の記録です。f:id:ikarugasan:20180728084221j:image

補給はとにかく冷たいものが食べたかったのでアクエリアスとかサクレのレモンアイスとか塩レモンゼリーとか・・・f:id:ikarugasan:20180728085225j:image

しかしクエン酸は摂取すると胃を盛大に疲れさせてしまうため、食べたあと後悔することに・・・(^_^;)

次のコンビニ(ファミリーマート稲武町店)まではまた60kmくらいあるのでしっかり補給し、たっぷり補給食を買っていく。

そして出発。

R151をずっと南下し、R418に出るまで5~7%くらいの坂をずっと登り続けます。f:id:ikarugasan:20180728085351j:image

この道はてっきり下りなのかと勘違いしていて、ずっと登りが続いたことに精神的にヤラれました・・・。

道の駅 信州新野千石平の看板が見えたということは、あと少しでR418!f:id:ikarugasan:20180728085856j:image

目的地がどんどん近づくにつれて元気が出てきます。

道の駅を通過して、R418の売木峠バイパスへ。(18:45)f:id:ikarugasan:20180728090107j:image

この辺は全くと言っていいほど車が通っていなかった。

土曜日のこんな時間にこの辺を走る人なんて、そりゃあいませんよね・・・(^_^;)

トンネルを越えて売木村に入り、朝走った場所まで戻ってきました。f:id:ikarugasan:20180728090704j:image

さて、ここからは平谷峠です。

反対側から登るのは初めて。

下っている時に感じていた加速具合からして、多分勾配はキツいんだろうなー…と覚悟した上で登ります。

登り始めてすぐのところで自販機を発見。

こんなところに自販機!?しかもエナジージムが置いてある・・・

通り過ぎようかとも思ったが、エナジージムを見つけた瞬間なぜか目が離せなくなってしまったので、すぐに自販機まで戻ってきて購入(^O^)f:id:ikarugasan:20180728091429j:image

しかしよく分からない虫たちの襲撃に遭い、危険を感じたため急いでエナジージムを飲み干して再スタート。

うーむ、やっぱり飲むとなんとなく足が軽くなる。

やはりエナジージムは素晴らしい…(※感じ方には個人差があります)

登っていると予想通り10%が続く激坂だった。

相変わらずキッツいけど耐えて耐えて耐えまくる。

ようやくゴールだ!!f:id:ikarugasan:20180728091804j:image

ついにいつもの絶景ポイントまで戻ってきました。(19:23)f:id:ikarugasan:20180728091838j:image

もうすっかり日が落ちてしまいました。

それでも19時の時点でまだこの明るさがあるため、日照時間が長いのは本当にありがたいことです♪

ちなみに平谷峠を登りきった時点での記録。f:id:ikarugasan:20180728092324j:image

合計上昇高度がついにピークスの5000mを突破。

さらにいうと、もう既にこの時点で過去の合計上昇高度の最高記録を更新しています(^_^;)(過去の最高記録はピークス熱海の5205mだったかな?)

平谷峠を下り、平谷の交差点到着。(19:38)f:id:ikarugasan:20180728092203j:image

ここでアイウェアのレンズをクリアレンズに交換しました。

ここからはR153を豊田方面へ下り、矢作ダム~矢作川沿いの道~戸越峠のルートで帰る予定です。

さっそくR153を進みますが、ここら辺は何度か走ったことのある道なので安心感がありました。

夜のR153は交通量が少なく、意外と走りやすかったですね(笑)

道の駅 どんぐりの里 いなぶを通過し・・・f:id:ikarugasan:20180728092822j:image

やっとこさファミリーマート稲武町店に到着!!(20:47)f:id:ikarugasan:20180728093046j:imagef:id:ikarugasan:20180728093128j:image

既に270km走ったというのに、体は割と元気だった。f:id:ikarugasan:20180728093434j:image

いつもならそろそろ眠気がやってくる頃だが、それも無かった。

今日は調子いい・・・かも?

しかし、若干胃がヤバそうな感覚があったので、ここでの補給は胃に優しそうなプリンとゼリーにしておいた。f:id:ikarugasan:20180728093453j:image

あとアミノバイタル パーフェクトエネルギー2個目もここで使用。

ここでエネルギーを蓄え、一気に矢作川沿いの道まで走り抜ける作戦です。

・・・しかし、胃が弱っているせいか、食べても戻したくなる感覚に襲われる。

が、なんとか耐えて食べ物を体の中に封じ込める。

300kmくらい走るといつもこんな感じになってますが、毎回辛いことには変わりないけれどこういうのは慣れてます(^_^;)

とりあえず頑張って出発。

R153の緩い坂をダラダラ登って下りに差し掛かるあたりで矢作ダムへの分岐点があり、そこ(県道490号線)を進んでダムを目指す。

真夜中の10時。ダムの上の道を走ります。f:id:ikarugasan:20180728094247j:image

こんな時間でも意外と人がいました。

下って小度K・・・ではなく小度ファミ?に到着。(22:24)f:id:ikarugasan:20180728094323j:image

ここら辺でさっき食べた分のエネルギーが使い果たされ、空腹状態に。

空腹状態だけど、胃は弱りきっていて何か食べたとしても多分戻したくなる感覚に襲われるだろう。

しかし、食べないと走るためのエネルギーを生み出すことが出来ない。

かなりピンチの状況ですが・・・何も食べず走り続けるよりかは胃に食べ物を投下して辛くてもエネルギーを生み出す方が絶対に良いと判断し、補給食を少しずつ食べる。

そしてどれだけゆっくりでもいいから、とにかく走ることにした。

川沿いの道を走り、アップダウンをこなしてファミリーマート藤岡飯野店近くまで来た。

もう胃が限界だ!固形物は絶対に食べられない。

眠気はあまりなく、意識はハッキリとしているが、食べ物を消化する器官が限界を迎えた中で、これからどうやって戸越峠を越え、帰路を走ろうか悩み始める。

自販機を見つめ、策を練る・・・・・・

・・・・・・・・・

そうだ、コーラだ!!

コーラなら、胃が弱っていてもすぐにエネルギーを生み出すことができるし、カフェイン効果で眠気を強制的に吹き飛ばして走ることができる。

ということでコーラをゴクゴク飲み干し、戸越峠を越える。

帰路の道も、2本目のコーラを飲んでゴリ押し。

そして無事帰宅!(1:22)

最終的な記録としては走行距離340km、合計上昇高度6300mとなりました。f:id:ikarugasan:20180728095130j:image

走行距離は記録更新にはならなかったものの、合計上昇高度は5205mから1000m以上も更新することができました!

 

帰宅してからはすぐにアミノバイタル ゴールドを飲んで体を修復させます。

そしてカフェインによる興奮作用がまだ続いていて眠くならなかったため、効果が切れるまで少し待ちました。(そのまま寝たら多分睡眠の質が落ちるかなーと思って)

効果が切れ、お腹が空いた状態となったところで何も食べずに即座に寝ました。(空腹だったとしても何も食べることができないため、まずは寝て胃を回復させます)

翌日の昼頃、ようやく胃が回復して普通に食事ができるようになりました。(午前中はひたすら回復のため寝続けました)

 

とても長く辛く楽しい旅でした。

またこういうのやりたいと思います。(というか近々もっと長いのをやる予定でして、それの予行練習で今回走った…というのもあります)

それでは!

 

【記録】
走行距離・・・340.60
走行時間・・・16:55:09
平均速度・・・20.13
最高速度・・・69.36
平均ケイデンス・・・76
最大ケイデンス・・・253(オカシイ)
平均心拍・・・130
最大心拍・・・166
累積標高・・・6302
キツさレベル・・・10

 

【振り返り】

無謀といえるようなコースを完走することができて本当に良かった。

これからもっと距離を伸ばしていく上で、やはり胃の問題を解決しなければ、次のステップには進めないと感じた。

確かに胃が死んだとしてもコーラでゴリ押ししてある程度走ることはできるが、それだけに頼って走り続けるというのは体にあまりよろしくないからなるべく避けたいところ。(そのためコーラは本当に最後の手段として取っておく。)

こういったブルベのようなスーパーロングを走る際は、心拍を70%以下にして走るというのが基本とよく聞くが、調べてみるとこれには足の温存以外にももう一つ目的があり、それは何かというと胃の負担を減らすという事だった。

走っていると常に筋肉に血液が必要となる。強度が高い=心拍が高いと、筋肉に血液が巡る分胃に血液が足りなくなり、どんどん胃が弱っていってしまうんだとか。

そこで強度(心拍)を落として走ることで、胃の機能を維持させることができるという。

また300km級のライドを行って胃が弱らない確認をしたいと思います。

復活の32t

先日のピークスで今ついている11-28tでは明らかにギヤが足りてないことを思い知らされた。

・・・ということで、地獄のビワイチが終わった翌日、家にずっと置いてあった32tをRIDE4000に即換装しました。f:id:ikarugasan:20180724204629j:image

替えたパーツはロングケージのリアディレイラー(RD-5800 GS)、11-32tのスプロケット(CS-5800)、チェーン(CN-HG901)の3つ。

このうちリアディレイラースプロケットはRIDE4000を完成車で買った時に搭載されていたもので、3ヶ月くらい経ってからすぐに取り外していたため、ほとんど使っていない状態のものになります。

チェーンは長さが変わる関係で新品のものを新たに買いました。(どうせそろそろ伸びて交換時期でもあったのでちょうど良い機会でした。)

 

2015年夏に完成車についてた32tを使って以来、実に約3年ぶりの32tです。

換装した翌日(7/16(月))、さっそくテストということで笠置山まで登ってきました。f:id:ikarugasan:20180724210753j:imagef:id:ikarugasan:20180724210817j:imagef:id:ikarugasan:20180724210835j:imagef:id:ikarugasan:20180724210917j:imagef:id:ikarugasan:20180724210935j:imagef:id:ikarugasan:20180724211145j:imagef:id:ikarugasan:20180724211204j:image

結果としては・・・・・・素晴らしい!!!

笠置山の後半は9%以上が続く激坂ですが、32tで9%を登るとスイスイ登っていける。

こんな楽に登れちゃっていいの!?って思えるくらい。(笑)

10%超えの坂も、今まで使っていた28tの時より明らかに楽に登れた。

自分はケイデンスで登る傾向があるので、ケイデンスを上げられる軽いギヤは自分にかなり合ってるのかもしれない。

あと、インナーがバロックギヤということも激坂がスイスイ登れるようになった要因のひとつだと思われる。

初めてバロックギヤを導入し、激坂を登った時に感じたあの「楽」という感覚・・・。

バロックギヤと32tが組み合わされば、まさに最強です!(^O^)b

正直言って、今回登った笠置山が今まで登った笠置山の中で一番楽でした。

これはますます激坂を登って32tを試したくなりました。

 

ということで次回は屈指の激坂と名高い「あの峠」へ行ったお話になります。f:id:ikarugasan:20180724212316j:imageお楽しみに!