山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

佐渡ロングライド2017 当日編 (カミハギサイクルツアー!)

ついに佐渡ロングライドの当日を迎えました!f:id:ikarugasan:20170527183053j:image

朝は4:00に宿を出発してバスで会場へと向かうそうなので3:20に起床する。

朝ごはんはバスの移動中に小さな弁当が配布されるとのこと。

そのため、宿では着替え等だけを済ませておきます。

宿で身支度を終えたら荷物を持ってバスに乗り込み、朝食タイムに突入。f:id:ikarugasan:20170527184238j:image・・・が、なぜか全然飲み込めず、食べるのに大苦戦。

まぁ、食べ物が飲み込めないのはいつものことなので、この時はまだそこまで気にしてませんでした。

お茶でひたすら流し込み、なんとか会場につくギリギリ手前のところで完食。f:id:ikarugasan:20170527184302j:image

昨日と同じ駐車場に着き、ハイエースからバイクを降ろして組み立てたりゼッケンを付けたりして準備をします。 f:id:ikarugasan:20170529221025j:image

準備ができたらすぐ隣にある会場へ移動。

カミハギツアーのメンバーはここから自由行動のようです。といっても、みんな知り合い同士で行動を共にしてますが。

自分はもちろんメイシーノさんと一緒にスタートの列へと並びます。f:id:ikarugasan:20170529221402j:image

朝最も早くスタートするA-1コースが移動開始したら、自分たちのいるA-2コースも移動を開始します。f:id:ikarugasan:20170529221555j:image

スタート地点へ着きました。f:id:ikarugasan:20170529222010j:image移動を開始した場所からこのスタート地点までは約800mほど歩かなければならないため、クリートがガツガツ削られます(・∀・;)

今回のカミハギツアーの担当者、Eさんがスタート地点を歩き回ってツアー参加者たちの写真を撮ってくれます♪f:id:ikarugasan:20170530194505j:imagef:id:ikarugasan:20170530194555j:imageカンバるぞー!\(^o^)/

しかし、ここにきて急にお腹の具合が悪くなり始める・・・・・・。

朝食べた唐揚げが腹にきたのかも・・・(・∀・;)

さすがにスタートを待っているこの状況でトイレに行くわけにもいかないため、便意(大)をガマンしながら、スタート前の事前説明を受けます。

「スタートラインに立ったら携帯電話等は必ずしまうようお願いします!」

・・・・・・

「一部のエイドステーションには関門時間が設けてあります!」

・・・・・・

「手信号をしっかり出して、安全運転でお願いします!」

・・・・・・

・・・説明はいいから早くスタートして!!!(;´Д`)

ひたすら耐え忍んで待っていると、ようやくスタートの順番が回ってきて、佐渡ロングライドがスタートしました!

走り出してみると、アドレナリン効果なのか、便意は引っ込んでいってくれた。これならしばらく走れそう!

メイシーノさんと写真を撮りながら35km/hくらいで快速に走っていきます。f:id:ikarugasan:20170601214341j:imagef:id:ikarugasan:20170601214210j:image 

車がほとんど通らないため、みんな道いっぱいに広がって走ってます・・・。f:id:ikarugasan:20170601214447j:imageなんでもこの大会の日だけ島の住民は車の運転をなるべく控えてくれているんだそうな。本当にありがたいことですよね。感謝感謝ですm(_ _)m

そして沿道からは島の住民による応援が絶え間無く聞こえます。

佐渡ロングライドは島を上げての一大イベントという雰囲気があって本当に大好きなイベントです♪

あっという間に第一エイドの相川エイドに到着!f:id:ikarugasan:20170601214932j:image

とりあえずトイレ(小)を済まして補給食を受け取りに行く。(トイレ(大)はまだガマンできるレベルだったことからパス。)

そばがうまかったです。f:id:ikarugasan:20170602061803j:image

しっかり食べたらエイドを出発。

トイレ問題はまだ解決していないので、走る途中にトイレが出てきたらそこで止まりますという話をして走り始めます。

キレイな景色が続きます♪f:id:ikarugasan:20170602062021j:imagef:id:ikarugasan:20170602062225j:image

途中でトイレを発見するが、長い列車を追い越している最中に通り過ぎてしまい、入れず・・・(T_T)

まあいいや、次の場所でなんとかしよう・・・とか考えていたら、第二エイド、入崎エイドに到着。f:id:ikarugasan:20170602062829j:imageここ、正確には入崎スイーツステーションなんだそうな。

その名の通り、出てくる補給食はマフィンやら大福やら、お菓子ばかり!f:id:ikarugasan:20170602062953j:image二年前に参加した時はこんな名前ではなかった気がする・・・。

確かスイーツステーションになったのは去年からだったはず。甘いお菓子を参加者に提供したいという意見から生まれたんだとか生まれてないんだとか?

しかし、燃費の悪い自分にとっては小さなお菓子で腹が満たされることはなく、ひたすら饅頭やきなこもちを口にする状況に・・・。

ちなみにここまでで約40kmを走ってきました。

アベレージは追い風区間だったこともあり、驚異の33km/h(;´^_^`)f:id:ikarugasan:20170602063523j:image順調すぎます。

が、ここでガマンしていた便意(大)に限界が訪れ、急遽エイドのトイレに駆け込むことに(;´Д`)

とりあえずピンチは切り抜けられたようだが、まだ完全とは言い難く、第二波が来そうな予感・・・(T_T)

そしてカロリーもまだ十分にチャージできていないため、腹持ちの良さそうなきなこもちをひたすら連投・・・。f:id:ikarugasan:20170602064052j:image

さらにいつものように食べ物がなぜか全く飲み込めず、余計な時間をくってしまう・・・。

メイシーノさん、とにかく待たせてしまってすみません。m(_ _)m

なんとか補給を終えて走り出す。

入崎SSの次は、佐渡ロングライド名物である「あの坂」が登場します!

おっ、見えてきた・・・(o^^o)f:id:ikarugasan:20170602204319j:image

そう、Z坂です!!\(^o^)/ f:id:ikarugasan:20170602204627j:image

Z坂の手前にある撮影スポットでは、ほとんどの参加者が立ち止まって記念撮影をしていました。f:id:ikarugasan:20170602204702j:image

メイシーノさんは初めてのZ坂ということでかなりテンションが上がっているようでしたが、自分はというと、そこまで興奮しませんでした……。

というのも自分はこの時、未だにお腹の不調を抱えており、正直なことをいうと景色を楽しむ余裕など無かったのです(T_T)

しかし、滅多に来ることのできないこの地へやってきたわけですから、写真だけはたくさん撮ってきました!f:id:ikarugasan:20170602205711j:imagef:id:ikarugasan:20170602205824j:image

「Z」の右上の部分からは、素晴らしい景色が眺められました♪f:id:ikarugasan:20170602210136j:image

ここでは足を止めて写真を撮る参加者も多かったです。f:id:ikarugasan:20170602210214j:image

Z坂を超えてさらに進んでいくと、海の景色が再び現れます!f:id:ikarugasan:20170602210403j:image

このあたりは非日常感がハンパないです。

走っていると巨大な一枚岩、大野亀が見えてきます\(^o^)/f:id:ikarugasan:20170603063912j:image
イエイ(^^)bf:id:ikarugasan:20170603063813j:image

近づくにつれ、その大きさに圧倒されます。f:id:ikarugasan:20170603064136j:image

大野亀のすぐ横の道を通るのですが、この道も素晴らしい!f:id:ikarugasan:20170603064312j:image

その後はこんな道を走って・・・f:id:ikarugasan:20170603064418j:image

第三エイド、はじき野エイドに到着。f:id:ikarugasan:20170603064525j:image

到着したはいいが、ここまで少ないカロリーの中を高負荷で走ってきたせいで、息を吸うと肺が苦しくなり咳が出る・・・(T_T)

不調だった胃の問題の方はとりあえず解決したようだが、今度は呼吸器の方にダメージがいったらしい・・・。

補給食を食べれば回復するのはずなので、とにかくエイドの焼きおにぎりを食べまくる。f:id:ikarugasan:20170603143251j:image

しかし食べても食べても苦しい状態は変わらず。

なんだか気分がすごくブルーになってきた・・・。

このままではイベントが楽しめない。

でも、本心は佐渡を楽しみたい気持ちがある。

楽しむためには、まずは体を回復させる必要がある。

よし、もっと焼きおにぎりを食べて回復しよう!!

ということでさらに焼きおにぎりを追加投入!!f:id:ikarugasan:20170603143534j:image

これでかなりお腹が膨れた。

これだけ食べれば、きっと走っているうちに回復するだろう!

そう信じて、エイドを出発することに。

出発する少し前に、カミハギツアーのメンバーの方々が先に出発していたので、それに追いつこうという話になり、メイシーノさんと2人で爆走を再開(o^^o)f:id:ikarugasan:20170603132455j:imagef:id:ikarugasan:20170603145104j:image

かなりの距離を高負荷で走り、ようやく追いついた!

でもまだ先にいるらしいということなので、先に行った方を追いかけます。

そして・・・ついに・・・!

先に行った方に追いつき・・・

363ジャージ、夢のコラボ!f:id:ikarugasan:20170603170610j:image

そうなんです、実はカミハギツアーの参加者の中に、色は違うけど自分と同じ363ジャージを着ていた方がいたのです(o^^o)

朝、バスの移動中に緑の363ジャージを着ていることに気づき、声をかけたのが始まりでした。

(そして、これまた偶然と言うべきか、昨年のAACRの記事の中の写真に、全く同じ方が映っています!)

ようやく追いつけたけど、次のエイドまでの距離は残り少ない。

しかし、かなりの向かい風が吹いているため、一緒にトレインを組んで爆走します!f:id:ikarugasan:20170603171341j:image

そうして次なるエイドステーション、両津ベントーステーションに到着。時刻は10:30くらいだった。f:id:ikarugasan:20170603171523j:image

向かい風の中、かなりムリして踏んでいたため、再びはじき野エイドに着いた時と同じように呼吸が苦しい状態に・・・。

しかも、さっきより悪化しているような気がする。

咳もひどく、ちょっとヤバイかもしれない…

ここでは弁当が配られるため、とりあえず弁当を受け取りに行きます。f:id:ikarugasan:20170603171641j:image

弁当を受け取ったはいいが、食欲がない。呼吸は依然として苦しいままだ。f:id:ikarugasan:20170603171724j:image食べないと回復しないので、なんとか食べ物を口に入れる。

・・・が、食べ物を口に入れても、全くと言っていいほど飲み込めない。

口が乾き、唾液が分泌されないような感覚。

ボトルの水でひたすら流し込むしかないようだ…

水で流し込んで無理やり食事を進めるが、明らかに食事が遅い。

いや、いつも食事は遅いのだが、今日は明らかに遅い。というか、全然進んでない。

時刻は11:00を回るが、弁当は半分以上残っている。

このエイドステーションは関門時間が設けてあり、12:00までにエイドを出発しなければリタイア扱いとなる。

ふと、リタイアという言葉が脳裏をよぎる・・・。

いやいや、まさか佐渡ロングライドでリタイアだなんて、有り得ない!

でも、体は明らかにおかしくなっている。食事も全くと言っていいほど進まないし。

そして、時刻は11:30を回り、「12:00までにスタートしなければリタイアとなります」のアナウンスも流れ始める。

少し焦りも見え始める・・・。

メイシーノさんにもうすぐ関門時間になりますねという話をしたら、関門時間が設けてあるという話は知らなかったようだ。

まあ、普通に完走できる前提で参加してますからねぇ・・・(;´^_^`)

1時間以上かけてようやく弁当を食べ終え、急いでエイドを出発する。

出発時刻は11:45くらいだったか。
ここからマージンを取り返さねばならないな・・・。

とりあえず高負荷で走るとまた呼吸に異常をきたしてしまうため、それなりのペースを維持して走ることに。

メイシーノさんはチョー余裕みたいです(笑)f:id:ikarugasan:20170604141641j:image

しばらく走っていると、また呼吸が苦しくなってきて、負荷が全くかけられない状態に陥る。

ちょうどトイレのある場所があったのでそこで止まって休憩。

物凄く気持ちが悪い……f:id:ikarugasan:20170604154555j:image↑死んでいる

さきほどと同じくブルーな状態だ・・・。

ブルー・・・f:id:ikarugasan:20170604142616j:imagef:id:ikarugasan:20170604142646j:imageふと広い海が目にとまった。

沈んだ気持ちのブルーよりも海のブルーはずっとブルーだった。

果てしなく広がる海を見て、ちょっと気持ちが楽になった。

持っていた饅頭を頑張って食べて、回復を試みる。

食べ終わったらちょっとだけ元気になり、せっかくなので記念撮影。
f:id:ikarugasan:20170604143431j:image

絶妙なカメラアングルを探すメイシーノさん・・・。f:id:ikarugasan:20170604143525j:imageこんなに調子が悪いのに付き合わせてしまって本当に申し訳ないです。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。

ここからはメイシーノさんが前を引いてくれます。f:id:ikarugasan:20170604143712j:image

しかし坂になると心拍が上げられないため、一気に離されてしまいます。

これ以上踏めないのだ・・・申し訳ない・・・。

へなへなになりながら、やっとこさ多田エイドに到着。f:id:ikarugasan:20170604145257j:image時刻は13:10くらい・・・。

ここの関門時間は14:00。14:00までにスタートしないとリタイアとなる。

重症を負った呼吸器を回復させるために、とにかく食べまくる。

食べていると、隣からピークスの話が聞こえてくる・・・。

ピークスですかと声をかけてみると、そこにいたのはキャノンデールジャパンの山本和弘選手!!(通称カズさん)

今回、他の参加者をサポートする立場で参加しているようです。

メイシーノさんははじき野エイドで既にお会いしていた模様。

ピークスの話とか色々会話しますが、ザ・体育会系というオーラがすごかったです!(o^^o)

そういえば、休憩するのもいいけど、関門時間が迫ってきていることも忘れてはいけない。

エイドステーションにはとうとう最後尾のスタッフライダーさんも現れ、関門時間が迫ってきていることを実感させられた。f:id:ikarugasan:20170604151912j:image

補給、トイレを済ませてエイドを13:50くらいに出発する。

実に関門時間の10分前・・・。ギリギリを戦っています(笑)

次のエイドである小木エイドまでは距離にして約20km。

小木エイドの関門時間は15:00。

そう、残された時間はあと1時間しかないのである。

15:00までに小木エイドに着くことだけを考えればアベレージ20km/hを維持すれば到着することができるが、補給等を考慮すると、アベレージ30km/hくらいで走ってマージンを稼がなければおそらく間に合わないだろう。

・・・ということで、20kmの全力TTがスタート!!

多田エイドで大量のおにぎりを食べ、回復することを信じて30km/h以上の速度で爆走する。f:id:ikarugasan:20170604152607j:image

走っていると、後から多田エイドを出発したカズさん列車が追いついてくる!なんという速さだ(笑)

列車に乗らない手はないため、迷わず乗車し、さらに速い速度で爆走!!f:id:ikarugasan:20170604152817j:image

・・・しかし、そのペースについていくことができず、ikarugaは脱落・・・。

単独で小木エイドを目指すが、やはり呼吸が苦しくなってきて、踏めなくなる。

さらに、水で食べ物をずっと流し込んできたせいか、食べたものが消化されずに残っており、ハンガーノック気味になってもっと踏めなくなる。

これはもう・・・ダメかもしれない・・・・・・゚(゚´Д`゚)゚。

そして14:50くらいに小木エイドへ到着。f:id:ikarugasan:20170604155541j:image

関門時間の15:00まではあと10分しかない。

 

体も限界、時間も限界という絶望的な状況となり、ikarugaにはリタイアという選択肢しか残されていなかった・・・。

 

とりあえず体を回復させなければ何も始まらないため、エイドで補給食をいただく。 

補給食を貰っていると、久しぶりにカミハギツアーの参加者と遭遇。会うのは両津エイド以来だ(笑)

リタイアすることを伝え、参加者の方の無事を祈る。

あとは・・・・・・任せ・・・・・・た・・・(´×_×`)ガクッf:id:ikarugasan:20170604161558j:image

こうして佐渡ロングライド、初のリタイア・・・!!f:id:ikarugasan:20170604161741j:image

リタイアすると、エイドステーションで計測チップとゼッケンが回収されます。f:id:ikarugasan:20170604161835j:image

そして、バイクをトラックに積み込み、回収車でスタート地点まで回送してくれます。f:id:ikarugasan:20170604161935j:image

みんな頑張ってる~\(^o^)/f:id:ikarugasan:20170604162011j:image

そういえば回収車に乗るのは今年で2回目。

1回目は忘れもしないあの伊吹山である・・・。

(スタートして800m走っただけでパンクとか奇跡としか言いようが無い・・・)

3回目は・・・・・・ないと信じたいですね(;´Д`)

こうして小木エイドからスタート地点までワープ。f:id:ikarugasan:20170604162503j:imagef:id:ikarugasan:20170604162635j:image

メイシーノさんは・・・まだまだゴールまで距離があるようですので先に補給食とか食べて休むことに。f:id:ikarugasan:20170604162823j:image

その後はゴール地点でメイシーノさんがやって来るのをただひたすら待つ。f:id:ikarugasan:20170604162927j:image

ゴールすると本名が呼ばれ、「〇〇さんおかえりなさ~い!」と言われます。

ゴール手前に計測チップの情報を拾うラインが作られていたので、そこから参加者の名前を受信しているのでしょうね。

それにしても、ゴールする参加者はみな満面の笑みで、最高に気持ち良さそうだ・・・。

自分はリタイアしているから、「完走」ということ自体にものすごい憧れを抱いてしまっているのかもしれない。

たくさんの参加者のゴールを見届けていると、ようやくやってきました!!f:id:ikarugasan:20170604170744j:imagef:id:ikarugasan:20170604163030j:imageキャノンデールチームで帰ってきました♪

完走後、メイシーノさんはキャノンデールジャパンの関係者から秘密のインタビューを受けていました(;´^_^`)f:id:ikarugasan:20170604163610j:image

そして完走おめでとうございます\(^o^)/f:id:ikarugasan:20170604163701j:image

時刻は18:00を回ろうとしている。

最終的な制限時間は18:00のため、そろそろ最後にゴールする参加者がやってくるはず!f:id:ikarugasan:20170604164015j:imageきたきたぁ!

制限時間まで残り1分ちょい!間に合うか!?

残り時間30秒くらいのところで、無事ゴール!!f:id:ikarugasan:20170604164113j:imageなんという激アツな展開。ゴール地点では拍手が沸き起こっていました(o^^o)

スタッフの方々もお疲れ様でした!f:id:ikarugasan:20170604164302j:image

カミハギツアーのメンバーが待っているため、自分らは会場をあとにして駐車場へと向かいます。

駐車場へ着いて、バイクを再度ハイエースに積み込みます。f:id:ikarugasan:20170604164611j:imagef:id:ikarugasan:20170604164548j:image

聞くところによると、カミハギツアーのメンバーは自分以外みな完走したそうです。

なんだか恥ずかしいですね(;´Д`)

せっかくなのでツーショット(^o^)bf:id:ikarugasan:20170604164902j:image決まってますね~♪

積み込みが終わったら全員で集合写真を撮って、宿へと戻ります。

宿では豪華な食事が再び登場!f:id:ikarugasan:20170604165031j:imageライドが終わってからだいぶ時間が経過し、体はかなり回復したようで、今回の食事は割とスムーズに進みました。

その後は風呂に入って就寝。

 

翌日編はカット。

あえていうなら、カミハギサイクルに無事たどり着いて無事帰宅した、ということかな(o^^o)f:id:ikarugasan:20170604165601j:image

 

 

【今回の出来事の振り返り】

今回まさかのリタイアという結果になってしまいましたが、原因は何だったのだろうか?

おそらくはスタートしてから結構とばしていたというのが大きいのかも。

しかし、それをいったら2年前の方が明らかにオーバーペースで走っていたので、あんまり当てはまらないような気もする。

ただ、今回の呼吸が苦しくなったという症状は、色々調べてみると運動誘発性喘息によるものだと推測される。

ようはぜんそくであるが、激しい運動を続けていると発症するらしい。

対策は、しっかりウォーミングアップしたり、定期的に休憩を取り入れれば良いらしい。

今まで数々のライドをこなしてきたが、この運動誘発性喘息を発症する時は高負荷で走り続けた時に限って発症しているため、ちゃんと対策をとっていれば発症することはないのだろう。

 

・・・リタイアはとても悔しいので、また海を渡ってリベンジしたいと思います!(来年も参戦決定です。仕事とかが入らなければの話ですけどね。)

 

ちなみに今回の佐渡ロングライドの完走率はこんな感じです。f:id:ikarugasan:20170604205305j:image自分が参加したのはA-2コースですが、見事なまでに高い完走率!

自分はその完走率の足を引っ張っちゃってます(笑)

 

【今回の記録】

走行距離・・・163.03
走行時間・・・5:36:20
平均速度・・・29.08
最高速度・・・64.29
平均ケイデンス・・・87
最大ケイデンス・・・115
平均パワー・・・132
最大パワー・・・410
平均心拍・・・154
最大心拍・・・189
累積標高・・・1128
最高標高・・・138
最大勾配・・・9

 

【参加者募集 6月17日(土)】

6/17(土)は笠置山往復コースを走ろうと思います。

距離の目安としては、春日井から往復自走すると約150km、2000mアップという感じです。

参加希望の方はコメントよろしくお願いします。m(_ _)m

集合時間・場所についてはコメント欄で調整しますのでよろしくです。

 

それでは、また!

佐渡ロングライド2017 前日編 (カミハギサイクルツアー!)

5月21日(日)は2年ぶりとなる佐渡ロングライドへ参加してきました!!f:id:ikarugasan:20170520175231j:image

初めて出場した時から(2015年大会が初出場)次も絶対に出たいと思っていた佐渡ロングライド。

去年(2016年)は仕事の都合で参加できませんでしたが、今年は問題なく参加できることが分かったため参戦してきました!

 

今回はいつも一緒に走ってくださるメイシーノさんも一緒に出られるとのことだったので、2人での参加となりました。

最初は宿とかを予約して行くつもりでいましたが、メイシーノさんがカミハギサイクル主催の佐渡ロングライドツアーで行きませんかと提案してくれたため、それをきっかけにツアーで行くことになりました。

 

このツアーは以前ブログでも軽く説明しましたが、ツアー参加費を払うだけで宿・船・移動等をすべてやってくれます。

移動はマイクロバス、ハイエースの2台体制とのこと。

大人数のハイエーストランポとなるため、どんな風に車に積載するのか楽しみです。

 

朝は4:00に起床。

カミハギサイクル小牧本店には7:00に到着すればよいため、6:00くらいに家を出るつもりだった・・・・・・が、心配症な性格が働き、少し早めの5:30くらいに家を出発。

道中パンクとかして遅れたりすることもなくはないですからね・・・(考えすぎ??)

 

道中では特に心配していたことが起こることもなく、6:07カミハギサイクル小牧本店に到着!f:id:ikarugasan:20170520102623j:image

誰かいるかな~と思っていたが、まさかの誰もいなかった・・・(`д´;)f:id:ikarugasan:20170520121146j:image着くのが早すぎたかな・・・。

しかし今回のために準備されたかのような、キャリアのついたハイエースが置いてありました。

とりあえず場所はここで間違いなさそう・・・?

ちなみに自走で来てます。f:id:ikarugasan:20170520121209j:image

近くのコンビニでおにぎりを買って、食べて待っていると6:30頃、ようやくマイクロバスが到着。f:id:ikarugasan:20170520121522j:image

6:30を境に、続々とツアー参加者、関係者が集まってきます。f:id:ikarugasan:20170520121703j:image

7:00が近づいてくると、関係者の方々が先ほどのハイエースに自転車の積み込みを開始。f:id:ikarugasan:20170520121759j:image

自分の愛車もハイエースに積載されました!f:id:ikarugasan:20170520121914j:image

あまりこういうキャリアは間近で見たことがないのですが、よく見ると固定方法が分かります!f:id:ikarugasan:20170520122012j:imagef:id:ikarugasan:20170520122032j:image

そうそう、積み込み時の注意点として、サドルバッグやライト、サイコンなど、簡単に付け外しが可能なアイテムについては外しておくようにという指示がありました。

積み込み中に落下して、事故などを防止するためでしょうかね。責任とかうんぬんかんぬん面倒くさいですし。

こうして積み込みが完了!f:id:ikarugasan:20170520122745j:image全部で18台くらい乗ってるそうです。スゴすぎ・・・(゜Д゜)

積み込みが終わって、出発前の簡単な説明を受けたら、いよいよ佐渡に向けて出発!!f:id:ikarugasan:20170520122956j:image

高速道路に乗り、隣に座っているメイシーノさんと色々なトークを繰り広げながら進んでいきます。

途中、様々な景色を撮影♪

まずは恵那山。f:id:ikarugasan:20170520133638j:image

阿智PAで休憩し・・・f:id:ikarugasan:20170520153643j:image

バイクたち。f:id:ikarugasan:20170520153834j:image

パーキングを出発して、右手に南アルプスf:id:ikarugasan:20170520154028j:image

松本に入って、奥にAACRでお馴染みの白馬の山々が見えます♪f:id:ikarugasan:20170520174817j:image

妙高SAでお昼ご飯~。 f:id:ikarugasan:20170522140616j:image豚汁定食です。f:id:ikarugasan:20170522140126j:image

食べ終えてお外へ。妙高山とバイク。f:id:ikarugasan:20170522140820j:image

再び高速を走って、しばらく揺られていると佐渡汽船 直江津港が見えてきました!f:id:ikarugasan:20170522141740j:image

直江津港到着。時刻は12:30頃。f:id:ikarugasan:20170522141443j:image出航時刻は14:10のため、13:30くらいになったらバス集合と言われて、1時間くらい自由時間になりました。

自由時間の間は特にすることもないので適当にぶらぶら。f:id:ikarugasan:20170522142646j:image

歩いていたら今回のツアーの担当者であるEさんにお会いしたので、少しの間カミハギサイクルの歴史について語ってもらっていました。

出航時間が近づいてくると、今回乗船する船、高速カーフェリーあかねがやってきました!f:id:ikarugasan:20170522143328j:image

車の入る部分が変形するところを間近で眺めます(笑)f:id:ikarugasan:20170522144011j:image

集合時間になったのでバスに戻り、いよいよあかねに乗船します。

2年前は輪行袋の状態で乗船しましたが、車での乗船は今回が初めてなのでドキドキです!f:id:ikarugasan:20170522151754j:image

小さい坂を登って船内へ。f:id:ikarugasan:20170522151940j:image

一番先頭で乗船したので、ほぼ一番乗りで客室へ。f:id:ikarugasan:20170522152251j:image

続々と入ってくる車。f:id:ikarugasan:20170522152344j:image

上を見上げると、カモメが輝いてた(; ・`д・´)f:id:ikarugasan:20170522152639j:image

エサをくれと言わんばかりの雰囲気を醸し出してこちらを見てくる。

しかし、エサをやってはいけないとの注意書きがあるのでエサはあげられない。    f:id:ikarugasan:20170522170857j:image

そういうわけだ、カモメ諸君・・・。f:id:ikarugasan:20170522170910j:image

さてさて、輪行袋を持った参加者の方々が次々と乗船し、客席の間に挟んでいきます。f:id:ikarugasan:20170522171107j:imageこの光景も2年ぶり。懐かしいです!

船尾で車が乗船していくのを眺めていると、我らがカミハギハイエースもやってきました!f:id:ikarugasan:20170524215825j:image

自分のバイクも積まれているのを見ると、なんだか嬉しいです(笑)f:id:ikarugasan:20170524220044j:image
しばらく待っていると、船への入口が閉まって、いよいよ出航ですー!!f:id:ikarugasan:20170524220140j:image

さようなら、本州~!!\(^o^)/f:id:ikarugasan:20170524220420j:image

船がトップスピードに乗ってきたここらで、海上4分TTをしてみて船の移動速度を測ってみることに(笑)

一体どうやるのかというと、ストラバを起動させて、GPSで速度を拾うのです(;´^_^`)

その結果・・・!f:id:ikarugasan:20170524220619j:imageアベレージが55km/h!距離3.7kmという結果になりました!

ちなみにこの部分で試しています。f:id:ikarugasan:20170524220727j:image

この遊び方、メイシーノさんが最初に思いついたようです。

ちなみにメイシーノさんのGPS計測では、船の移動速度が57km/hになっていたんだそうな。

さすがは高速カーフェリー、速いですね~。(そもそも船の速度の基準を知りませんけどね(・∀・;))

しばらく船に揺られていると、佐渡島が見えてきましたっ!!f:id:ikarugasan:20170524221508j:image

小木港に船尾をつけます。f:id:ikarugasan:20170524221647j:image

その間に自分らは車の中へと移動。

我らのマイクロバスは船に一番乗りで乗船したため、降りる時も一番で降りなければ後ろの車が出られなくなるのです(笑)

降りるまでの間、我らのカミハギハイエースに積まれたバイクを激写。f:id:ikarugasan:20170524221917j:imageあんまり車の上に積載したことがないから、正直なところ不安なのです(;´^_^`)

ようやくゲートが開き、島への第一歩を踏み出します!f:id:ikarugasan:20170524222120j:image

船を降りる時、ツアー参加者のうちの1人が行方不明になるという謎のトラブルもあったが、この後無事合流することができたため、大会の受付会場へと向かうことに。

(なぜはぐれたのかというと、船を降りる時に車の中に戻らなければならないところを、普通の通行口の方から出てきてしまったようです(; ・`д・´))

港から会場までの間は島の景色を楽しみながら移動。

そして大会駐車場に到着です。f:id:ikarugasan:20170524222543j:image我らのマイクロバス(o^^o)

18:00にはバスに戻ってきてね!という指示を受け、ここからは自由時間。

まずは受付を済ませなければ何も始まらないため、そこそこ距離のある会場までの道のりを歩いていきます。f:id:ikarugasan:20170524222934j:image

会場に到着!f:id:ikarugasan:20170524223021j:image

まずは受付!f:id:ikarugasan:20170524223101j:image

メイン会場では抽選会をやっておりました!f:id:ikarugasan:20170524223143j:imageメイシーノさんと2人で当たるかな~と抽選会で待ちぼうけ。

でも全く当たる気配がしなかったので(そもそもあんまり期待してません…)適当にぶらぶら会場を回ることに。

 

!!!

 

このフレームは!!!f:id:ikarugasan:20170524223324j:imageなんと、自分の乗っているRIDE4000と全く同じフレームの方を発見することができました!!

去年のAACRでRIDE4000のもう片方の配色の方なら目撃したことがあるのですが(RIDE4000は黒青と灰緑の2色あります)、全く同じカラーリングの方は初めて見ました。

そのライダーさんにはお会いすることはできませんでしたが、なんだかレアなものを見れてとってもいい気分になりました(о´∀`о)

(ライダーさん、勝手にブログで紹介してしまってすみません・・・!)

その後はブースを回ったりして時間を潰し、18:00前にバスへと戻りました。

 

予定していた18:00となったため、そろそろ会場を出発して宿へと向かいます。

今回の宿は両津にあるやまきホテルというところ。

夕暮れ時の田舎道を移動します。f:id:ikarugasan:20170524224048j:imageこういうなんとなく寂しげな写真大好き。(笑)

ホテルへの入口を間違えかけるというトラブルもあったが、無事やまきホテルに到着できました。

荷物をバスから降ろし、玄関を入ると歓迎の文字が!f:id:ikarugasan:20170524224213j:imageそして一緒に台湾の言葉も。

台湾と縁があるんでしょうか?すみません、あまり知らなくて(><)

晩御飯は19:00から。

現在時刻は18:40で、時間的にはあんまり余裕がないため、ゼッケンだとかできることだけ先にやっておく。f:id:ikarugasan:20170524224533j:imageジャージの後ろのゼッケンは、R363がしっかり見えるように貼るのがポイントです。(笑)

そして19:00、晩御飯の時間がやってまいりました。

晩御飯の会場に移動し、そこには超豪華な料理が・・・!!f:id:ikarugasan:20170524224747j:image

みんな集まったところで、頂きます~\(^o^)/

メッチャ美味しいです!

でもなんだか口に入れたものが飲み込めないな~?

でもまあいつもの事だから気にせず水で流し込もうっと\(^o^)/

 

 

このとき既に、悲しき運命の歯車は、回り始めていたのであった・・・・・・

 

 

美味しい料理を食べ終えたら、大浴場で風呂に浸かってさっぱりします。

その後は部屋でメイシーノさんと夜風に当たりながら自転車トークを繰り広げます。風呂での熱を冷まさないと、夜の睡眠峠は越えられない。

 

そして、そろそろ寝ようかということで10:00消灯!

おやすみなさい!

明日は全力で楽しみましょう!

それでは!(-_-)゜zzz…

 

 

次回、佐渡ロングライド2017 当日編

お楽しみに!
f:id:ikarugasan:20170524225545j:imagef:id:ikarugasan:20170524225445j:imagef:id:ikarugasan:20170524225708j:image

初めての・・・ブレーキワイヤ交換!

5月13日(土)は雨だったので外で走れず。

代わりに家でブレーキワイヤを交換してみました!f:id:ikarugasan:20170513163217j:image

自分でブレーキワイヤの交換をするのは今回が初めてということで、記事として書き記していきます。

基本的に自分用のメモのつもりで書いていきますのでよろしくですm(_ _)m

 

事の発端は、ピークスの翌日・・・愛知へと帰る途中のこと。

高速に乗って移動中、車の中でリンさんと少し激しめのパーツトークを繰り広げている最中、ブレーキについて語る場面がありました。

その時、自分がこんな話を持ちかけてみた。

 

「以前ブレーキキャリパーを105化したのに、未だにダウンヒルが安定しない。熱海峠(13%が6km続くキチガイじみた峠)を下った時なんか、全然止まらなくて死ぬかと思った!!なんで制動力が良くならないんだろう??」

 

「それはブレーキワイヤがへたってるのでは?」

 

「ブレーキワイヤ・・・だと・・・!?(; ・`д・´)」

 

※実際の状況とは異なる表現があります。

 

そう、制動力が上がらない原因は、ブレーキワイヤにあるというのです。

確かにリンさんのバイクのブレーキは、自分のブレーキと比べて断然引きが軽い。自分のブレーキの場合、ブレーキを引くとコリコリと音を立てて抵抗が発生しているような感覚があるが、リンさんのブレーキにはそれがない。

 

「ブレーキワイヤを替えるとめっちゃ変わりますよ!」

 

そんな言葉に後押しされ、近いうちにブレーキワイヤを交換することを決意したのでした・・・(笑)

 

これがブレーキワイヤを交換することになった経緯。

最初はブレーキ部分は命に関わる部分だし、ショップにお願いしようかな・・・と考えていたが、ショップに預けるのは正直面倒くさいし、余計な工賃も発生する。

そこで、自分でブレーキワイヤを交換できないだろうか!?と思いつき、自転車整備のプロ、リンさんに相談を持ちかけたのでした。

 

すると・・・

 

「ikarugaさんなら大丈夫ですよ!」

 

その一言に心を動かされ(単純)、自分でもできるんだ!という謎の自信が湧いてきて自分で交換することを決めたのでした(笑)

 

自分でやると決めた途端、ブレーキワイヤの交換方法をネットの深い海に潜って探しまくりました。

さらに、リンさんにもブレーキワイヤの交換方法についてLINEで質問攻め(?)を行って情報をとにかく集めまくります。

 

(ようやくここから本編入ります(; ・`д・´)) 

 

そうして迎えた今日(5月13日)。

 

ブレーキワイヤ交換の前に、まずはブレーキワイヤの基本的な構造のおさらいと交換するのに必要なものについてまとめます。

ブレーキワイヤにはアウターケーブル、インナーワイヤーとあり、言葉のとおりアウターケーブルという外装の中にインナーワイヤーが通ってブレーキの役目を果たしています。

今回交換するのはこのアウターケーブルとインナーワイヤーになります。

インナーワイヤーだけの交換も可能ですが、自分の場合アウターケーブルも劣化していたため両方交換します。

今回用意したのはこちら!f:id:ikarugasan:20170513202309j:imageROAD BRAKE CABLE SET DURA-ACEです。

デュラエースの名がつく最上級グレードのワイヤーセットです。

セットなのでアウターケーブル、インナーワイヤーが入ってます。

 

これとは別に、インナーワイヤー単体でも売られており、インナーワイヤーだけを購入することもできます。

その場合、2000円もかからないくらい安く買うことができるのでインナーだけの交換ならばおすすめですね。

 

中から取り出したインナーワイヤーです。f:id:ikarugasan:20170513202821j:imagef:id:ikarugasan:20170513202913j:image

デュラエースワイヤーの最大の特徴として、ポリマーコーティングが挙げられます。

このポリマーコーティングとは、ワイヤー表面に特殊な膜を張ることで摩擦抵抗を減らし、より滑らかな操作が可能となる技術のことです。

デュラエースのワイヤーにはこのポリマーコーティングが施されており、これはシフトワイヤーの場合でも同じように施されてます。

しかし、このポリマーコーティング・・・長く使用していると劣化してきて表面の膜が剥がれ、ケバケバした状態になって滑らかな操作を邪魔したりしなかったりするそうです・・・(;´^_^`)

自分もシフトワイヤはずっとデュラエースを使い続けてますが、長く使っていると確かにケバケバしたものができあがります。人によっては気になる人もいるんだとか。(自分は特に気になりません)

 

ブレーキワイヤの構造ですが、ワイヤの片方の端っこにはタイコと呼ばれる引き抜け防止の物体(?)が付いています。f:id:ikarugasan:20170513202924j:image

ブレーキを握るとこのタイコがセットされているのが分かります。f:id:ikarugasan:20170513204204j:image(シマノのレバーの場合。)

ここでブレーキワイヤが引き抜けないよう、タイコは日々努力しているという訳なんですね。

インナーワイヤーを交換する時は、このタイコを引き抜く形で取り出し、挿入時はタイコじゃない方(何もついていない反対側)をここから入れてインナーワイヤーを挿入します。

 

ブレーキセットの中に入ってるのは、あとはアウターケーブル2本(写真は無し)とエンドキャップ(アウターケーブル用2本、インナーワイヤー用2本)です。f:id:ikarugasan:20170513204650j:image

 

さて、お次はブレーキワイヤ交換に必要な工具についてです。

必要な工具は次の4つ。人によっては他にも必要なものがあるかもしれない。

★ワイヤーカッター

★ヤスリ

★六角レンチ

★画鋲など、先端の尖ったもの

このうちワイヤーカッター、ヤスリは家に無かったので今日買ってきました!f:id:ikarugasan:20170513205256j:image

ワイヤーカッターは銅線専用のものでは使えないため、ちゃんとワイヤーロープやステンレス線用と書かれたものを買いました。

ちなみにニッパーで代用できないのか?とも考えましたが、ニッパーではアウターケーブルが切断不可能なため無理でした。

リンさん曰く、インナーワイヤーだけならなんとか切断ができるそうですが、線がほどけてしまうため結局うまくできないのでオススメしないとのことです。

 

・・・が、ここで早速失敗してしまいました(´;ω;`)

 

ワイヤーカッターを買ったはいいものの、切断可能寸法がオーバーしていました(;´Д`)f:id:ikarugasan:20170513210205j:imageワイヤーカッターはΦ4.0のところが、アウターケーブルはΦ5.0。

これはムリか・・・?と希望を失いかけたが、たった1mmの違いならなんとか使えなくはないんじゃないか?と思い、アウターケーブルの先端を試しに切ってみる。

寸法的に口がそもそも入らなさそうだっただが、恐る恐る挿入してみるとギリギリで口が入り、切断も何ら問題なくできました(;´^_^`)f:id:ikarugasan:20170513210751j:image切断した断面も意外とキレイでした。これならいけそう!

ちなみに新品のアウターケーブル、インナーワイヤーは長いのでバイクに合わせてカットしますが、カットした断面には金属片が残っています。

それを用意したヤスリで取り除き、断面をなるべく平らにするのです。

そして、上の写真ではキレイに切れたので良いのですが、普通はアウターケーブルを切断すると中に通っているライナー管が潰れてしまうため、うまく処理して穴を広げなければインナーワイヤーを通すことができません。

そこで登場するのが「画鋲などの先端が尖ったもの」というわけなのです!

 

 

ある程度おさらいができたところで、そろそろ実際のブレーキワイヤ交換作業に入っていきます!!f:id:ikarugasan:20170513214430j:imageフロント→リアの順番でワイヤーを交換します。

まず初めにバーテープを剥がします。f:id:ikarugasan:20170513214455j:image

バーテープを剥がすと再利用できないものも多いため、バーテープ交換のタイミングに合わせてブレーキワイヤの交換をするのが一般的みたいです。

ちなみにアウターケーブルはそのままで、インナーワイヤーのみの交換であれば、バーテープを剥がさずに交換ができちゃいます。すごい。

自分のスパカズのバーテープはというと、剥がしても跡が残らず、全然問題なく再利用できそうでした。f:id:ikarugasan:20170513214721j:imageこのバーテープを導入したのは今年の2月か3月くらいなので、再利用できたのはまだ使い始めて間もないというのもあるのだろう。

バーテープを剥がした。f:id:ikarugasan:20170513215027j:imageセロハンテープで固定されたアウターケーブルが姿を現します。(ショップの人がやってくれたのだけれど、セロハンテープで固定って一般的なのかな…?)

セロハンテープは邪魔なので取っ払います。f:id:ikarugasan:20170513215209j:image滅多に掃除できないところなので、これを機にウエスで綺麗に掃除します。

そうしてピカピカテカテカに(笑)f:id:ikarugasan:20170513215310j:image

次にブレーキキャリパーのワイヤーを固定している部分を外します。f:id:ikarugasan:20170513215447j:image

六角で簡単に外れました。f:id:ikarugasan:20170513215506j:imageワイヤーを通す溝が切ってあるんですね。(ナニモシラナイ)

ワイヤーのエンドキャップも外しておきます。

この状態までくると、ようやくアウターケーブルが自由に動き、取り外せるようになります。f:id:ikarugasan:20170513215637j:imagef:id:ikarugasan:20170513215801j:image

アウターケーブルを取り外し、インナーワイヤーも引き抜きます。f:id:ikarugasan:20170513215846j:imageタイコ側からでないと引き抜けません。

取り外したアウターケーブルとインナーワイヤー。f:id:ikarugasan:20170513220202j:imageインナーワイヤーには黒いグリスがついてました。

そうそう、新しくワイヤーを挿入する時はグリスを塗らないといけないみたいです。

今回のデュラエースのワイヤーの場合だと、アウターケーブル内には既に専用のグリスが塗られており、新たにグリスを塗る必要がありませんが、何も塗ってないようなアウターケーブルの場合はインナーワイヤーにグリスを塗ってから挿入しないといけないみたいです。

 

新品のワイヤーは長すぎるのでカットしますが、長さは既存のワイヤーに合わせて切ればほぼ間違いがありません。f:id:ikarugasan:20170513221208j:image左が古い方で右が新しい方。

あとは、好みで長くしたり短くしたりするといいそうです。

フロントは少し長いと感じていたため、仮でアウターケーブルを這わせて長さを調整します。f:id:ikarugasan:20170513222106j:image

長さが決まったらワイヤーカッターで切断です!

切断の瞬間はドキドキです。失敗したらオワリですので、緊張感があります。

この長さで本当に間違いないんだよな・・・?と何度も確認してから切断。こういう所で性格が出ますね・・・(笑)

 

無事切断できたら、断面を綺麗に処理します。f:id:ikarugasan:20170513221547j:imageいい感じです。美味しそうなドーナツ状になってれば大丈夫です。

断面処理もできたら、いよいよアウターケーブルとインナーワイヤーを取り付けていきます。

取り付けはレバー側から。アウターケーブル、インナーワイヤーを通したら、シフトワイヤと一緒にこの時点でハンドルにテープで固定します。f:id:ikarugasan:20170513222650j:imageセロハンテープではなくビニルテープを使ってます。正直セロハンテープよりビニルテープの方が好きだなぁ。

ハンドルに固定できたら、アジャスターボルトにワイヤーを通してブレーキキャリパーにワイヤーを固定します。f:id:ikarugasan:20170513223219j:image

この時ブレーキキャリパーを手で動かし、ブレーキが閉じた状態にしてワイヤーを固定するとやりやすいです。

そして固定が完了。f:id:ikarugasan:20170513223609j:image

固定ができたら、ブレーキレバーを強く、数回握って初期伸びをさせます。

初期伸びをさせておかないと、せっかく固定したワイヤーが緩んできてしまうため、取り付けた段階で処理しておくのです。

そして初期伸び処理が完了したら、自分好みの握り幅に最終調整し、剥がしていたバーテープを元に戻せばブレーキワイヤ交換作業完了です(´∀`*)

 

リアも同じような要領でやっていきます。

・・・が、リアの場合は気をつけなければいけない部分があります。

それは何かというと、リアの場合、途中からフレームの内部を経由しているのです。f:id:ikarugasan:20170513224123j:imageちょうどこの部分ですね。

フレームの内部を経由している場合、どのような問題が発生するのかというと、アウターケーブル、インナーワイヤーを全て引き抜いてしまった場合、挿入がものすごく難しくなります。

単純に、フレーム内部に挿入したはいいが、もう一方からワイヤーが出せない・・・なんてことになるのです。

じゃあどうすればいいのか?ということになりますが、答えは簡単。

アウターケーブルもしくはインナーワイヤーのどちらかを、フレーム内部に通したままにすれば良いのです。

そうすることによって、新品のアウターケーブルもしくはインナーワイヤーをフレーム内部に挿入することができるようになります。

 

これ、案外大事なことですよね・・・。

何も考えずにすべて引き抜いていたら、多分泣いていたと思います(`д´;)

 

取り出したリアの古いアウターケーブル。f:id:ikarugasan:20170513225536j:imagef:id:ikarugasan:20170513225557j:imagef:id:ikarugasan:20170513225625j:image錆がヤバイです(; ・`д・´)

よくこんな状態で使っていたなぁと自分でも感心してしまいます(汗)

よく見るとライナー管が錆び付いてますね。一応取り出したインナーワイヤーを確認したところ、特に錆等は見つからなかったので良かったですが、仮にアウターケーブルの劣化が進んでいて、もしもアウターケーブルに穴が空いていたとしたら、インナーワイヤーが直接フレームと干渉することになり、フレームにダメージがいっているところでした・・・。怖い怖い・・・。

 

・・・そして作業を続けること数十分・・・・・・

 

なんとかリアもブレーキワイヤの交換が完了!

これで前後とも作業が終了しましたー!\(^o^)/

 

さてさて、さっそくどれだけブレーキの引きが良くなったか試してみるかな・・・・・・?

 

おおおっ!!!

か、軽い!!!

 

大成功です。ブレーキが今までよりもさらに効くようになりました!!(o^^o)

(というか前がダメ過ぎただけだったのかも・・・?)

 

これでどんな坂のダウンヒルでも安心して下れるようになる・・・はず!?

 

今回初めてブレーキワイヤの交換をやってみましたが、意外と簡単にできるということを知って驚きました。

今後も自分でワイヤー交換をやっていこうと思います。

 

・・・それでは、また!!

 

 

(5/15追記)

ポリマーコーティングのデュラエースブレーキワイヤですが、グレードによって互換性があるものと無いものがあります。

基本的に2017年5月現在において、最新のブレーキならば互換性がありポリマーコーティングワイヤーが使用できます。

具体的には9000系、6800系、5800系、4700系など・・・。(シマノブレーキ ディーラーマニュアルより)

そして、互換性の無いものについてはポリマーコーティングワイヤーが使用できません。ワイヤーの固定部に違いがあり、最悪の場合すっぽ抜けるおそれがあるみたいです。

互換性の無いモデルは、基本的に古い世代のモデルになります。

例えば、7900系、6700系、5700系、4600系など・・・。

互換性の無いものについては、当たり前ですが使用できないため、当ブログを参考にしてワイヤーをデュラ化しようとお考えの方はくれぐれも注意してくださいね!!

平谷峠

5月5日(金)は平谷峠に行ってきました~!f:id:ikarugasan:20170508071617j:imageここは長野県平谷町にある標高1160mの峠。

写真のように絶景が見られます!

 

長野県といっても、愛知、岐阜とのほぼ県境にあるため、春日井からでも往復自走で200km以内で走ることができます。

 

平谷峠に行くのは今回が初めて。

走行距離300km、累積標高7000mアップという頭のおかしなルートを引いていたら、ルートの途中に平谷峠を見つけ、絶景が見られると知ったので今回ここへ行くことにしました。

(その頭のおかしなライドは、多分そのうち決行します・・・多分。)

 

今回の参加者はリンさん。ご一緒するのは先日のピークス以来です!

再びよろしくお願いしますm(_ _)m

 

さて、集合は瀬戸しなのに6:30集合。

自分は4:00に起床して5:30頃家を出て、瀬戸しなのには6:15頃到着。思ったよりも早くついてしまった・・・。f:id:ikarugasan:20170508072426j:imageホイールはピークスを境にレーシング3から久しぶりのレッドウインドに変更してきています。

今回は山岳ライドですが、「そんなの関係ねぇ」と言わんばかりのディープリムです。

 

待っていると6:30頃リンさん到着。f:id:ikarugasan:20170508072808j:image

補給は不要とのことなので早速出発します(^o^)/f:id:ikarugasan:20170508072902j:image

まずは雨沢峠。TTはもちろんしない・・・が、ゆっくりも走らない。というか走らせてくれない(笑)

リンさんがそこそこの負荷で先行して登っていきます。f:id:ikarugasan:20170508073102j:imageこれはリンさんにとっては余裕のペースなのか…??(いきなりこれはキツイ・・・(゜Д゜;;))

少し距離が開くが、得意のゾンビ走(またの名をマイペース走)で峠の終盤にてリンさんに追いつく。

そして雨沢峠ゴールです~ f:id:ikarugasan:20170508073336j:imageノンストップで通過。

ガンガン進みます。

アップダウンもそこそこの負荷で走行。こ、このペースで突き進むの…??(.;゚;:益:;゚;.)

狛犬も通り過ぎ、いつもなら止まるサークルKも今回はスルー。

その代わり、サークルKを超えたあたりからは補給を開始します。

もちろん、走りながら!!

ピークスで培った、走りながら食べる技術。

今この技術がひそかにマイブームになってます(笑)

この技術を極めれば、何よりもライドの圧倒的な時間短縮につながります。

また、いつか来るであろうピークスリベンジのために、今から特訓をするのです(´∀`*)

 

というワケで、瀬戸しなので待っていた間にコンビニで買っておいたおにぎりを背中のポケットから取り出して食べ始めます。

メロディ橋のあたりからはペースを落として、補給に専念させてもらいます…(汗)

 

そうして補給が完了し、ノンストップで走り続けます。

日本大正村に到着し、トイレ休憩。 f:id:ikarugasan:20170508074055j:imageせっかく大正村に止まったが、コンビニがすぐ近くにあるようだったので、そちらの方へと移動。

コンビニではカロリーを補給するために止まったのではなく、走りながら食べる補給食を補充するために止まります(笑)

そういうワケで、買った補給食を背中のポケットに突っ込んだらすぐさま出発~(o^^o)

 

ここからのルートは、いつものようにR363で行くつもりだったが、マップを見てみると県道33号線でショートカットできそうだったため、そちらへ進むことに。

ここを進むとどうやらR257にぶち当たって卵料理で有名ならんらんのところに出るみたいです。

こんな感じの道を進みます。もちろん、先程買った補給食を食べながら。f:id:ikarugasan:20170508074240j:imagef:id:ikarugasan:20170508074255j:image

しばらく行くと県道ならではの峠道が早速ご登場だ・・・。f:id:ikarugasan:20170508202755j:imageこの坂、軽く10%くらいに達してます。ヤッパリコウデナクッチャ( ̄▽ ̄)

峠の頂上に到達し、ダウンヒルが始まる。

下っていたら1名だけサイクリストとすれ違った。

誰かが登っているということは、やっぱりいい峠だという証拠だな・・・(笑)

そして峠を下りきってR257に出て、気持ちのいい道を走ります。f:id:ikarugasan:20170508203003j:image

目印となる青い看板発見!f:id:ikarugasan:20170508203226j:imageここを右折してR418を進み、長野県を目指します。

天気も景色も気温も最高!!f:id:ikarugasan:20170508203411j:image車の通りも少なく、めちゃくちゃ快適です!!

イエイ(*^^)vf:id:ikarugasan:20170508203548j:image

ん!?どっちだ!?f:id:ikarugasan:20170508203631j:imageピークスで幾度となく苦しめられたコースミス。

もう二度とあんな悲劇は起こしたくないため、止まって慎重にコースを確認します(笑)

コースを確認した結果、どうやら左で合っている模様。

分岐を左折してさらに奥へと進みます。

道中~♪f:id:ikarugasan:20170508203907j:imagef:id:ikarugasan:20170508203944j:imagef:id:ikarugasan:20170508204001j:image

道中は途中から道幅が狭くなっており、対向車に注意が必要です。

この道中でも走りながら補給します。

走りながら補給ができるレベルにまで技術が身についた自分たち。走りながらアレコレする技術を極めるには、あとは・・・放尿ができるようになるだけ!

「それはダメだって(笑)」

・・・そんな下らない話をしながら山道を進みます。

トンネルが出てきた。 f:id:ikarugasan:20170508204024j:imageこのトンネル、長いし若干登っている(汗)

唯一の救いは車がほとんど来ないということぐらいか・・・f:id:ikarugasan:20170509072410j:image

トンネルを抜けてしばらく進むと、長野県に入りました!\(^o^)/f:id:ikarugasan:20170509072527j:imagef:id:ikarugasan:20170509072555j:image

さらに山道を進んでいきますが、足がそろそろ限界近い・・・(×_×)

走りながら食べるということは、足を止めることなくずっと回し続けるということでもある。

これは結構ツラいものがある・・・。

しかし、これを続けていけば耐性が付いてさらに早く走れるようになるはず!

そう信じて休むことなく回し続けます。f:id:ikarugasan:20170509073014j:image

登り続けていると、開けた場所に出ました。f:id:ikarugasan:20170509073112j:image

これは、予定していた道の駅の近くまで来ている証拠!

十字路を左折したら、道の駅 信州平谷に到着!f:id:ikarugasan:20170509073442j:imagef:id:ikarugasan:20170509073657j:image

ここから平谷峠までは約6km、高低差200m。おそらく雨沢峠を1本登るよりも早く到着することだろう(;´^_^`)

一応念のため、軽食を食べてから出発します。f:id:ikarugasan:20170509073907j:image五平餅(ごまだれ)です♪

食べ終えたら平谷峠目指して出発。

標高900m(現在地点)のところから標高1100mのところまで登ります。

最初は予想通り平坦ばかり。ホントに峠なのか疑いたくなるレベル。

セグメントが設定されていたため、ペースを上げて突き進むが、足が限界に達して途中から回らなくなり、リンさんに置いていかれます・・・(×_×)

最後の方は峠らしく9%くらいの坂が続きました。距離はたかが知れていますが・・・。

そしてゴール!リンさんが撮ってくれていました。f:id:ikarugasan:20170509074342j:imagef:id:ikarugasan:20170509074658j:image

ということで平谷峠!!f:id:ikarugasan:20170509074720j:image

リンさん曰く絶景なんて見れませんよ?とのこと。

そんなはずはないが・・・先へ進んでみましょうということで少し先へ行ってみる。

やっぱりありました!絶景ポイント!f:id:ikarugasan:20170509074851j:image

そして到着です♪f:id:ikarugasan:20170509074938j:image

おおおっ!なかなかいい景色!f:id:ikarugasan:20170509211515j:image

しかし木が邪魔していて少し見えづらい。

少し下った先にいい感じの場所があったため、そちらへと移動してみます。

すると、目の前に素晴らしい絶景が広がります・・・・・・!!f:id:ikarugasan:20170509211620j:image

おおおおおおっ!!!!!f:id:ikarugasan:20170509211732j:image

なんてスゴイ景色なんだ!!!

今日来て大正解でした。やっぱり峠はサイコーです♪

恒例となった撮影会タイムが始まります。

まずはリンさん\(^o^)/f:id:ikarugasan:20170509211908j:image

そしていつもの。f:id:ikarugasan:20170509211957j:image

最後にセルフィーして終了(笑)f:id:ikarugasan:20170509212024j:image

いやぁ気持ちよかった。

神坂峠よりかは圧倒的に難易度が低く、往復200km以内という手頃な距離(?)で来られるので、今後も練習コースの中に取り入れていきたいですね~。

さて、そろそろ帰路につきます。

帰り際に最後の絶景ショット!f:id:ikarugasan:20170509212323j:imagef:id:ikarugasan:20170509212336j:imageまたいつか来ます!絶対!

帰りは楽チンなダウンヒル~。

お昼ご飯を食べるため、再び先ほどの道の駅 信州平谷へ。 f:id:ikarugasan:20170509212444j:image

何件か食事ができる場所があったが、人の少なそうな端っこにある食事処で昼飯にします(´∀`*)f:id:ikarugasan:20170509212506j:image

ちなみに時刻は12:00。早朝スタート&走りながら補給をしてきたおかげで、めちゃくちゃ時間が早いです(笑)

お店に入ってメニューを注文し、お互い何を選んだのか教え合うと・・・

なんと、偶然にも全く同じ唐揚げ定食でしたΣ(゚ロ゚;)
f:id:ikarugasan:20170509212657j:image

・・・あれっ?前にもこんな事があったような・・・??

(それはピークスの翌日・・・愛知に帰って来た時のことでした。

2人でラーメン屋に入り、たまたま頼んだメニューが全く同じだったことが全ての始まりでした(笑))

そしてここの唐揚げ、花の木で食べられる唐揚げみたいに美味しいです♪(´∀`*)

 

昼飯を食べ終えたら道の駅を出発。

帰りは同じ道じゃつまらないということで、R153から矢作ダムを目指すことにします。

こっちのルートからでも矢作ダムにたどり着くことができるようなので。

今日は走ったことのない道をどんどん開拓していきますよ~(o^^o)b

緩い登りを終えてロングダウンヒル開始!f:id:ikarugasan:20170510074011j:image

レッドウインドで高速域を走るととても気持ちいいです♪

ただ、ちょっとの横風でもモロに食らうため、下りは意外とふらついて安定しません(><)

ワイドなリムなら横風にも結構強いと聞きますが、いかんせんレッドウインドはワイドリムが流行る前に出たモデルなのでワイドバージョンが存在せず、細いリムしかありません。

やっぱりディープリムはワイドじゃないとダメだなぁ・・・と、レッドウインドを買ってから少し思ったのでした。

その代わり、ワイドじゃない分リムが軽量になるため、ヒルクライムでは細いリムの方に部があるといえます。

とはいえ、ディープリムでヒルクライムなんてそもそもの相性が悪いんですけどね・・・(;´^_^`)

 

ダウンヒルを続け、R153から細い県道に入ります。

ここもなかなか気持ちいい道でした(^^)/f:id:ikarugasan:20170510073350j:imagef:id:ikarugasan:20170510073631j:imagef:id:ikarugasan:20170510073655j:image

R257に出て矢作ダムへと続く赤い橋まで来ました。f:id:ikarugasan:20170510074905j:image

湖沿いの気持ちいい道に出ます!f:id:ikarugasan:20170510220822j:image

すると、どんどんペースアップ・・・。

あっあれっ?そんなとばさなくても大丈夫ですよー?(^_^;)

ここでちぎれるのもなんだかカッコ悪いので、意地を張って死ぬ気で食らいつくことにします(笑)

アップダウン、そしてカーブが連続して続く激しい道を爆走。

下りカーブは苦手なので、カーブが出てくる度に引き離されては差を詰める・・・ということを繰り返していた・・・(;´Д`)

そして、ダムのゴールが見えてきた瞬間、最後の力を振り絞ってスプリント開始!!

その結果、ダムへは先にゴール。意地で踏み倒しました・・・・。

ゴールまでずっと後ろについていたので、このスプリントに勝ちも負けもありません。ただのトレーニングです(;´^_^`)

記念写真~。f:id:ikarugasan:20170510221734j:image

そしてスプリントの反動で疲れ果てているところをリンさんに撮られる(笑)f:id:ikarugasan:20170510221840j:image「もう足が動かないよ・・・」

そんなあなたにCCD(笑)f:id:ikarugasan:20170510221921j:imageピークスで1つだけ余ったので、持参してきました(o^^o)

そうなんです、実はピークスでは持参してきた全てのジェル系補給食を使うことなくリタイアしたのです・・・。いってみれば抱え落ちみたいなことをしてしまったのです。

ピークスを振り返ってみると、補給食を全て消費していれば完走できたか?と言われると、おそらくできなかったでしょう・・・。

補給食以上に、コースミスのダメージがデカかったのです。あの時点で既に首の皮一枚繋がった状態で走り続けていたというわけです(`д´;)

 

本題に戻りますが、カロリーが切れかけてきたので小渡サークルKまで下ります。

リンさんはダウンヒル大好きな様子なので先を譲ります。

自分はゆっくりダウンヒル・・・。f:id:ikarugasan:20170511065702j:imagef:id:ikarugasan:20170511070011j:image

少し行ったところでリンさんが待っててくれていました(о´∀`о)f:id:ikarugasan:20170511065810j:image

そしてハンガーノックでふらつきながらもなんとか小渡サークルKに到着。f:id:ikarugasan:20170511065746j:image

結構ヤバイ状態なので急いで補給します。

食べたものがエネルギーに変換されるまでの間が一番ツライ。

毎回、「こんなところで何してんだろう・・・」って気持ちになります(T_T)

 

補給やトイレ等を済まして、とりあえず走り出します。

ここからは矢作川沿いをずっと下っていくだけ。

いつもなら爆走して一瞬のうちに藤岡に着いてしまうのだが、今回は少し違っていた・・・。

 

「あれ?力が入らない・・・?」

 

 カロリーはさっき補給したはずなのに、力が出ない。

 

「まだ消化されてないだけかな?少し様子を見てみよう・・・。」

 

そうしてしばらくの間様子を見ていたが、一向に回復する気配がない。

 

そういえば、さっき食べたものがまだお腹の中にタプンタプンと溜まっているような感覚がある。

これはもしや・・・食べ物がまだ消化できていないのではなかろうか(;´Д`)

 

普段ならとっくにエネルギーに変換されていてもおかしくないくらい時間が経っているが、未だに消化が進んでいないのである・・・。

もしかしたら、今まで走りながら補給を行ってきたせいで、胃に負担がかかり、胃に血液が回らなくなってしまったのかも!?Σ(゚д゚;)

 

こんな経験、今まで自転車に乗ってきた中でほとんどありません。

 

とりあえず消化されない限りは力が出ないため、とてもゆっくりのペースで矢作川沿いを走ります。

県道33号線までたどり着いて、緩やかな登りが始まる。f:id:ikarugasan:20170511204749j:image

ここでも全く踏めず、速度がたまに1桁に達する(笑)

ホントにヤバイです。

 

が、ようやくここにきて小渡サークルKで食べたおにぎりがエネルギーに変換されたのか、突然力が溢れ出てきます!!

なんだこれは!!踏める、踏めるぞおお!!

 

こうして調子に乗ってペースを上げてヒルクライム

 

だが、しばらくすると、なぜか急にエネルギーが尽きて、再びヘロヘロモードに移行する・・・。

今日のカラダ、ホントにおかしいです(`д´;)

 

なんとか藤岡のファミマに到着し、ちょっと休憩を入れる。

すごく気持ちが悪い・・・。

なんだろう、この感覚・・・。

こんな事、ライド中にあまり経験したことがない・・・(;´Д`)

 

とりあえず何か食べないとラストの戸越峠は登れないので最後の希望を摂取する。f:id:ikarugasan:20170511205519j:image吸収の早いチョコ系の補給食。さすがにこれならすぐエネルギーに変換されるだろう!

 

そうして復活することを信じて再び出発。

リンさんの方はまだまだ余裕があるらしく、戸越峠に差し掛かるとダッシュしていきました・・・(;´^_^`)f:id:ikarugasan:20170511205642j:image

戸越は史上最遅のペースで登る。

登り続けること数十分・・・

苦しみながらもなんとか戸越を登りきることができた。f:id:ikarugasan:20170511205748j:image

ダウンヒルして雨沢方面との分岐点でリンさんと別れてこれにて解散です。お疲れ様でした!

自分は一旦瀬戸しなのへ戻り、ポケットに入っていた補給食の余り(おにぎり×1)を頬張って一息つく。

 

ちょっと休んだら再びヘロヘロモードで帰路について、なんとか無事帰宅できました。

 

 

今回は胃で苦しめられるという、過去にあまり例がないライドとなりました(;´^_^`)

普段から走りながら食べるという補給方法は行っておらず、カラダがついていけなかったのだと思います。

(食べながら足を回すということは、足にも胃にも血液が必要となり、消化に必要な血液が足りなくなるのだと思われます…)

しかし、これを繰り返すことでカラダは順応し、いつかは効率よく走れるようになるのではないかと思っています。

走りながら食べるスキル、今後も積極的に取り入れて技術を磨いていきたいですね!

それでは、また!!

 

《今回の記録》

走行距離・・・185.82
走行時間・・・8:05:40
平均速度・・・22.96
最高速度・・・66.41
平均ケイデンス・・・79
最大ケイデンス・・・139
平均パワー・・・105
最大パワー・・・405
平均心拍・・・149
最大心拍・・・191
累積標高・・・2745
最高標高・・・1163
最大勾配・・・11

 

 

再来週5/21(日)は佐渡ロングライド!!!

前回参加したのは2015年。実に2年ぶりの参加です!!

チョー楽しみ\(^o^)/

The PEAKS ROUND3 当日編2/2 【ノースルート編】

この記事は前回(サウスルート編)からの続きになります!f:id:ikarugasan:20170503184901j:image

 

<前回までのあらすじ>

サウスルートを制限時間ギリギリでクリアし、なんとかノースルートへと進む権利を得たikaruga一行。

厳しいコースによって足はかなり消耗し、制限時間もコースミスのせいで全く余裕が無い状態。

果たして7時間以内にノースルートを走りきり、無事帰ってくることはできるのだろうか!?

 

 

さてさて、かんぽの宿を10:00頃出発し、ノースルートがスタートです!

まずは熱海峠を目指して走ります。

ここは前日に車で来た時に通っており、その凄まじい急勾配にかなり警戒していた場所です。

とりあえず登り始め、序盤は9%くらいの坂がずっと続く。

 

ずっと続く・・・・・・・・・ずっと・・・・・・・・・・・・。

 

さらに途中から勾配が上がり始め、13%の坂がずっと続く・・・・・・・・・ずっと・・・・・・つづ・・・・・・・・・・・・・・・つづ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なんだここは!!勾配が全然下がらないぞ!!

 

看板とかの情報によると、13%6km続くらしい。・・・いきなりヤバすぎる!!!!!!!!!!

 

時々休むダンシングを織り交ぜながら登る。

・・・これ、休むダンシングが使えてなければ絶対に足をついていただろうな・・・((((;゚Д゚)))))))

 

6km13%の坂を終え、ようやく勾配が緩んできたところでちょっとペースを落とし、補給タイムに入ります。

背中のポケットからいつものグミを取り出して、登りながら補給して回復です。

先ほど勾配が緩んだと言ったが、それでも9%くらいはある。

13%をひたすら登っていた自分らにとって、9%というのは緩やかな優しい坂なのである・・・。

 

補給を終え、ペースを戻して登っていると、リンさんが遅れ始める!f:id:ikarugasan:20170503185047j:imageどうやらカロリー不足で低血糖に陥ってしまったみたい(><)

かんぽの宿で食べた量に差があったからかも?

 

ノースルート最初に出てくる悪夢のような坂を登っていると、ついに熱海峠のゴールが見えてきた!f:id:ikarugasan:20170503201339j:image

こうして熱海峠を登りきり、下りに差し掛かります。

 

(ノースルートのチェックポイントは必ずしも順番通りに回らなければならないというルールではないが、とりあえず振られた番号順に回っていきます。)

 

長~いダウンヒル

見たところ距離がひたすら長いだけで、勾配はキツく無さそう。

勾配がキツくないと分かっただけで物凄い安心感です(笑)

 

下りきってチェックポイントのサークルKへと到着!f:id:ikarugasan:20170504183621j:image制限時間に余裕がないため、ここでもテキパキと行動して最低限の補給だけ済ませ、走りながら食べる分を買ったら出発します。

もちろん、チェックポイントの証となるレシートも忘れずに受け取ります。

 

片手におにぎりを持ったまま、コンビニを出発!(走りながら食べる気満々)

この登りは勾配が緩いと分かっているので、補給するチャンスと捉え、存分に補給をしながら登っていきます。f:id:ikarugasan:20170504184127j:image(おにぎり片手にヒルクライム。ちなみに2個目。)

 

走りながらの補給はペースが早いと呼吸が乱れて食べづらくなるため、少しペースを落として補給します。これがいいかどうかは分かりませんが。

 

おにぎりを2個補給し、しばらく登っていると、途中から力がみなぎってくる感覚が・・・!!

どうやら補給したおにぎりの効果が早速表れ始めたようです。

これならいいペースで登れそうだ!

 

ここで思ったことがひとつ。

やはり、走りながら補給という行為は、立ち止まって補給するよりも圧倒的に時間効率が良さそうですね。

カロリーが充填できて足も復活できるこの補給方法・・・クセになりそうです(笑)

 

いいペースで登っていると、リンさんが再び遅れ始めます(><)f:id:ikarugasan:20170504184726j:image(バックを撮影。遠くに姿が見えます・・・)

ハンガーノックに苦しめられている様子。補給はマジで大事です……

自分はいいペース(心拍80%付近)を維持したまま次のエイド目指して独走。f:id:ikarugasan:20170506211448j:image

ここは勾配がキツくなかったため、激坂に苦しめられることなく再び熱海峠へと戻ってきます。f:id:ikarugasan:20170506211419j:image

後ろを振り返ってリンさんを撮る\(^o^)/f:id:ikarugasan:20170506212510j:imageこの時の自分は、自分でもよく分からないくらい元気でした。

 

リンさんと合流して少し走ると、十国峠のエイドステーションらしき場所(?)が見えてきました。f:id:ikarugasan:20170506213319j:image

と同時に、左手に絶景が広がります!!f:id:ikarugasan:20170506213053j:image駿河湾が見えますね、素晴らしいです(´∀`*)

レストハウスに着いたはいいが肝心なエイドステーションが見当たらず、少しウロウロしていると、ようやく十国峠エイドを見つけて到着!

リンさんがかなりヤバそうな感じだったため「とにかくバナナを!」と促し、自分もバナナを補給。

さらにバナナ1本分をエイドのスタッフから頂きました♪f:id:ikarugasan:20170506213458j:imageこれを背中のポケットに差しておけば安心だね!!(笑)

そして、実はまだ復活するための補給食をこんなに隠し持ってたりします(笑)f:id:ikarugasan:20170506221039j:imageアミノバイタル パーフェクトエネルギー2本とグリコ CCD2本です。

これらはなるべく最後まで取っておくつもりでいます。

まだ飲みませんが、そろそろ使い時が来るかも・・・。

 

スタッフの方と色々話をしていると、ここから先はサウスルートのような激坂はもう無いよ!と励まされ、少し元気が出てきます。

スタッフの方からエールを貰い、そろそろエイドを出発します!

 

こんな感じの道を進みます。f:id:ikarugasan:20170506221649j:image先ほど聞いたとおり、かなり勾配の緩い坂が続きます。

ノースルートはサウスルートと比べて激坂が少ないイメージですね!(序盤に出てきた熱海峠を除けば…)

 

そしてしばらく緩い坂を走り続けていると、箱根峠エイドへ到着!f:id:ikarugasan:20170506222351j:image

先ほどの十国峠エイドではバナナしか食べておらず、しっかりとカロリーが補給できていなかったためか、若干カロリー切れに陥っていたのでエイドで色々食べ、持参してきた補給食の一つもここで食べることにします。f:id:ikarugasan:20170506223355j:image

ここらで、エイドにいた他の参加者たちから「この時点でもう絶対間に合わないな」とか「制限時間以内の完走は諦めよう」といった声が聞こえてくる。

コースの回り方は何通りもあり、ここにいる時点でどこまでチェックポイントを回ったかは知らないが・・・もう諦める人がいるのだな・・・・と、他の参加者たちの声を聞いて心の中で思っていた。

 

自分も、今からゴールまでの時間を算出するとかなり危ういという事はなんとなく勘づいてはいた。

 

だが!!

 

それだけでは諦める理由にはならない!

 

「────諦めるにはまだ早い!」

 

内なる何かが自分に語りかけてくる。

 

そう、まだ諦めてはいけない。

 

周りがどうあれ、まだまだ足掻いてみせる!!

 

リンさんにまだ戦う意志が残っているかを確認し、当たり前だという頼もしい一言が返ってくる。

 

よっしゃ!!!こうなったら坂バカ魂、見せてやる!!!
 

時刻は12:50。

ここからは5.5km下って5.5kmの登り(305mアップ)と、24.5km下って24.5kmの登り(930m+120mアップ)がある。それらを走破し、16:00頃までにここに戻ってくることができれば、あとはゴールまで全て下り(16km)のためなんとか間に合うだろう。(コースの最後にはまだ1km12%という激坂があるんですけどね^^;)

 

こうしてエイドを出発し、まずは5.5kmのダウンヒルに挑む!

下りは怖いが(安全に)全速力で突っ込んでいく。

 

そして下った先にある山中城跡チェックポイントに到着し、チェックを受ける。

トイレもあったので用を足し、登りのために先ほど十国峠エイドで貰ったバナナ1本をここで補給することに。f:id:ikarugasan:20170506233252j:image

食べ終えたらエイドを出発し、再び登りへ。

左手に駿河湾愛鷹山が見える・・・。  f:id:ikarugasan:20170506233445j:image愛鷹山の向こう側には富士山が見えるはずだが、遮られていて見えない。

 

さあ登る。できる限りペースを上げて踏んでいく。

 

「ブゥンブゥン」

 

・・・・・・・・・・・・

 

「ブゥゥゥゥゥン」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ブブブブブブン」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

必死こいて登っている最中、大量のバイク乗りが真横を通り過ぎていきます。

この騒音攻撃には精神的にかなりやられました・・・(TдT)

 

そしてなんとか5.5kmを登りきり、再び箱根峠エイドへたどり着きます。

パンに持参してきたハチミツをかけて口に頬張り、エイドを出発。

 

・・・時間がない。

 

ここからの計算だと、24.5km先にある最終チェックポイントに2:30にはたどり着かないと、箱根峠エイドに16:00に戻ってくることは不可能だ。

 

ちなみにコースプロフィールでいうと、今ココ。f:id:ikarugasan:20170507080839j:image

まだ大観山というコース上最も距離があって怖ーい峠が控えています。^^;

 

箱根峠からは大観山までちょっと登りさえすれば、あとは下りだけ!

しかし、その「ちょっと」が恐ろしく長かった・・・(×_×)

しかも、カロリー切れの兆候が見え始めます・・・。さすがにパン1個だけでは少なかったか。

 

大観山のダウンヒルに差し掛かる。

ここでは素晴らしい絶景が見られたのですが、そんなもの撮ってる余裕などなく、読者の皆さまに景色をお伝えできなくて申し訳無かったです(`;ω;´)

 

そして、この下りでは再びバイク乗りたちの襲撃に遭います(><)

ここは別名椿ラインとも呼ばれ、走り屋にとって聖地のような場所らしいのです。

通りで上からも下からも暴走してる車両が多いワケです・・・。

 

リンさんはダウンヒル・・・特に荒れた路面でのダウンヒルが得意かつ大好きなようで、すごい速度でとばしていました。スゴすぎです・・・。

自分は雨沢峠で落車して以来、ダウンヒルがかなり下手になっているので足を引っ張ってしまいます・・・。(赤メリダに乗っていた頃はそれなりにダウンヒルが得意な方でした。今思えばかなり危なっかしく思いますが・・・)

 

こうして大観山を下り終えるが、長いダウンヒルだったためikarugaのカロリーはカラッポに(×_×)

ショボイ坂ですら踏めなくなってしまっていたので、パーフェクトエネルギーを1本使い、体を復活させる。

 

そしてちょっと街中を走って最後のチェックポイント兼エイドステーションへと到達!f:id:ikarugasan:20170507100125j:image

これで全てのチェックカードが揃いました!f:id:ikarugasan:20170507100147j:image

あとはかんぽの宿へ帰るだけだ!

時刻は・・・・・・14:50・・・。f:id:ikarugasan:20170507100450j:imageそんな・・・!!これでは間に合わないぞ!

 

元々のプランでは14:30頃までにここにたどり着ければなんとかギリギリ間に合いそうな感じではあったのだが、20分も遅れて到着したとなると・・・これは厳しいかもしれない。

さらに追い討ちをかけるかの如く、残ったカロリーはゼロで、少しでも補給をしないととてもじゃないが走れる状態ではない。

ここまでの走行距離は137kmと4100mアップ。既に足は疲労困憊。

ゴールまでの距離としては24.5km(930m+120mアップ)+16km(ほとんどがダウンヒルでゴールの手前1kmだけ12%の登りで75mアップ)=40.5km。

そこに残された時間は2時間10分・・・。

 

これは・・・ムリだ・・・(×_×)

 

ここまで常に気を張り詰めて走ってきたが、もう間に合わないと分かった時点で一気に気が抜け、脱力モードに移行する。

 

終わった・・・オレたちのピークスはこれで終わってしまったんだ・・・。

 

完全に闘志が燃え尽きた。

 

とりあえずカロリーが尽きて危険な状態なのでエイドのおにぎりを食べる。

 

あ~あ・・・もう間に合わないのかぁ・・・。

 

ちなみにここで解説を入れますが、本大会は制限時間に間に合わなかった場合はリタイア扱いとなりますが、リタイアした者は自力でスタート地点まで帰ってこなければなりません。

ロングライドイベント等でよく見かける「回収車」という制度はなく、全て自分の責任でコースを走らなければならないのです。

これは大会規約にも記載されており、参加者はそれに同意した上で大会に参加しています。

そのため、大会関係者側に助けを求めるのはNGというわけなのです。(メカトラ等でどうしても走行不可といった場合は助けてくれるかもしれませんが。)

 

なお、スタート地点であるかんぽの宿は17:00が制限時間の関門で、17:30からは閉鎖となっていました。

17:30以降はスタート地点に帰ってきても、スタッフは撤収しており、もしかしたら戻ってきても無意味?なのかもしれません。(ここは詳しいことは分かりません、あくまで推測です)

そのため、17:30に間に合わなそうであればそのまま宿へ帰ることにします。

 

エイドにいた他の参加者の方も、もう間に合わないと分かっていたのか、大観山は登らずにこのまま反対方向の小田原方面へと帰ると言っておりました(;´^_^`)

 

自分らは大観山を登らなければ宿には帰れないので、このままコースを進みます。(来た道を戻ります)

 

さて、最低限走ることができる分のカロリーを補給したら、24.5kmのヒルクライムを始めます。

 

登り始めてからも少しだけおにぎりを食べながら走ります。

 

おにぎりを食べ終えて本格的に登り始めますが、サウスルートの序盤から負荷をかけすぎて登っていたため、呼吸が物凄く苦しい。

心拍を上げると呼吸が苦しくなり、心拍が上げられなくなる。(MAXの70%以上でかなり苦しい)

当たり前のように足も終わっていて、全然足が回らない。

胃の中には水で流し込んだおにぎりや大量に食べたバナナの水分によってタポタポに。

酷使してきた胃は内臓疲労し、血液が十分に回らず消化不良を起こしている。

かなり気持ちが悪い……

 

こんな状態でそもそも宿まで帰ることができるのか…?と真剣に疑問を抱き始める。

体に力が入らず、絶望的な状況に追い込まれる。

まさに極限状態・・・。

 

とりあえず足を止めずに回し続ければ、いつかはゴールに着くはずと信じ、ひたすら登る。

リンさんが横から撮ってくれていた。f:id:ikarugasan:20170507121810j:image撮られていたことすら気づかなかった、絶賛極限状態中。

 

長くて辛いヒルクライムを1時間30分以上かけて終え、少しのダウンヒル。標高は900m以上あり、物凄く寒い。

物凄く寒いが、「寒い」と口に出す元気すら残っていない。

あまりの疲れのせいで、寒いと感じることすらどうでもよくなってくる。なんという極限状態。

 

そして再び120m登って箱根峠へと向かう。

箱根峠手前にある小屋みたいなところでトイレ休憩。ついでに念のためグミ1袋を食べるが、ここでもとにかく辛かった。

一番何が辛かったかというと、胃もたれによる気持ちが悪さがずっと残っていたことでした・・・(×_×)

 

そして箱根峠エイドがあった場所(過去形)にたどり着くが、時刻は17:20頃。

既にテントを片付けて撤収しており、人影すら無かった。何か怖い・・・。

 

しかーし!!

 

ここまで戻って来れたということは、宿までは全て下り!!

これなら本当に帰れそうだ!!

宿への帰還が現実的なものとなってきて、突如希望が湧いてくる。

 

箱根峠から熱海峠までは9.5kmの道のり。あまり記憶にないが、勾配の緩い坂しか無かったような気がする。

そして熱海峠まで来たら、6km13%の恐ろしい激坂を下った先に暖かい宿が待っている!!!!

 

宿に帰ってからのことを2人で考え、「まず暖かい風呂に入る!」とか「コンビニで弁当を買って暖かい部屋で食べる!」とか楽しいことを考えていると、なんだかおかしなくらい元気が出てきてテンションが上がってきます!!!

 

「うおおおおお!!!!!」

「帰ってやるぞおおおお!!!」

 

・・・日が沈みかけた峠道で2人で叫んでいたのでした・・・(笑)

 

そうして箱根峠→熱海峠間を走る。

思っていたよりも下り基調で、40km/h巡航が開始し、これならさらに早く帰れそうだ!!

 

そして熱海峠に到着し、激坂ダウンヒル開始。

相変わらずおぞましいくらいの急勾配でした・・・。

途中で1回止まり、握力の休憩を挟んでダウンヒル再開。

 

そうして熱海の街中へと戻ってきて、ついに・・・ついに!!

念願の宿へと帰ってきましたー!!!

 

制限時間内の完走は達成できませんでしたが、単純な完走だけなら果たすことができました!!

 

大観山を登っている最中、「コレ帰れないんじゃないか・・・?」と思えるくらい、完走が絶望的な状態だったため、こうして完走できたことを大変嬉しく思います!

宿にたどり着いた瞬間は、なんというか・・・感情が込み上げてきたような、そんな感じになりました(笑)

 

さてさて、完走した時刻は18:11。f:id:ikarugasan:20170507132801j:imageということは、ゴールタイムは12時間11分でした。

制限時間にはあと約1時間足りないという結果に。

 

そしてそして、気になる累積標高の値はというと・・・!

5228m!自己最高記録更新です!f:id:ikarugasan:20170507132832j:image

初めて5000mも登りました!これはメチャメチャ嬉しいです(*´∀`*)

この調子でいつか6000mにも挑戦する・・・かも!?

 

とりあえず、自転車を車に入れて、部屋に戻って暖かい風呂です。

 

風呂に入ったらコンビニで弁当を買って、部屋に戻って夕食。

一緒に夕食を食べて今回の反省会をします。

 

やはり、序盤のコースミスが何よりも痛かったですね。

あれが無ければ、足がそこまで削られずに済んだし、時間的余裕も生まれて完走できていたかもしれませんね。

ラストの大観山は今回かなりスローペースで登ったが、ミスコース無しの状態で登っていたら制限時間内の完走はいけてたかも?と色々振り返ります。

とにかく恐ろしかったのは、サウスルートのラストとノースルートの序盤に出てくる激坂でした…

熱海峠の6km13%はマジでトラウマです(;´^_^`)

また機会があったら、今度はいつものメンバーで同じコースを挑戦してみたいですね、というような感じで反省会終了。

 

ちなみに夕食は箸が全然進みませんでした!(笑)

 

そうして就寝。時間は20:30くらいだったかな・・・。あまりの疲れに寝付くのは一瞬です(笑)

 

 

────翌日4/24(月) 。

 

この日は休暇を取っているので安心して起きることができます。

起きたのは5:50・・・。

寝た時間が早すぎて、起きる時間が早まったようだ。

朝食は7:00から無料サービスとのことだったので時間になって食べにいくが、そこには食パンしか置かれていなかった・・・(゜Д゜;;)

リンさんは食パンだけでも良さげだったが自分は全然足りないので朝食を買いにコンビニへ。

おにぎりやらゼリーやら色々買って食べて、朝の支度を済ませて宿を出る。

 

帰りはトラウマとなった熱海峠の激坂を少し通ってから沼津の方へ抜け、(得意の)伊豆縦貫道から高速に乗って愛知へと帰ります。f:id:ikarugasan:20170507140643j:image

高速に乗ってる最中は、またしてもパーツトークの嵐が・・・(^_^;)

グリスの種類とか、話が止まりませんでした(笑)

 

愛知へと帰ってきて、昼からカミハギサイクルに寄ります。

と、その前にお昼ご飯です。f:id:ikarugasan:20170507140625j:image

超ハードなライドの翌日は物凄いお腹が減るのでたくさん食べます。

唐揚げランチ(おかかのふりかけ)と醤油ラーメン(あっさり)を注文。

すると、偶然にもリンさんと注文内容が一致する(笑)f:id:ikarugasan:20170507140706j:imageこれには驚きました・・・(;´^_^`)

お昼ご飯を食べ終えたらカミハギサイクルに寄り、佐渡ロングライドツアーの料金を払ってパーツを色々物色。

その後はレンタカーをジャパレンに返却して解散です。

 

3日間お疲れ様でしたー!!\(^o^)/

 

【The PEAKS ROUND3の記録】

走行距離・・・178.70
走行時間・・・9:51:11
平均速度・・・18.14(低い!)
最高速度・・・70.67
平均ケイデンス・・・66(低い!!)
最大ケイデンス・・・148(多分チガウ)
平均パワー・・・124
最大パワー・・・420
平均心拍・・・146
最大心拍・・・191
累積標高・・・5228(過去最高記録!)
最高標高・・・964
最大勾配・・・16

 

 

今年9月3日(日)にThe PEAKS ROUND4(194km、6000mアップ)が奥多摩の方で開催されるそうです・・・が、多分出ません。

というか正確には仕事の都合で出れません。

リベンジのチャンスだったんですけどネー。

6000mはまたいつか挑戦します。またいつか・・・

 

(追記)

今回のThe PEAKS ROUND3の完走率です。f:id:ikarugasan:20170507152128j:image今回はすこぶる悪かったようです。

特にサウスルートでは自分と同じようにコースミスに苦しめられた方が多かったと聞きます。

4割の完走率なら、今回間に合わなかったのも多少納得がいく・・・そんな気がします(汗)

The PEAKS ROUND3 当日編1/2 【サウスルート編】

(この記事は前日編からの続きになります。)

いよいよピークス当日がやってきました!!f:id:ikarugasan:20170427224528j:image

 

前日は20:30くらいに就寝。

今回も今までと同じように翌日が楽しみすぎて寝れない病が発症するかのように見えたが、なんと発症することなくすんなり眠りにつくことができました!

リンさんが言っていた「寝るときは全てを忘れて眠りにつく」という言葉がかなり参考になったかも。

 

朝は3:40に起床。

前日にコンビニで買っておいたおにぎり3個を食べて支度をして5:00、宿を出発!f:id:ikarugasan:20170427225059j:image

早朝に少し雨が降っていたせいか、路面は少し濡れていた。

リンさんと共に山の上にあるスタート地点目指して走ります。f:id:ikarugasan:20170427225135j:image写真の左上の方に見えるのがかんぽの宿です。

前日編でも紹介したように、山の上にあるスタート地点には1km12%の激坂を登らなければたどり着けません。f:id:ikarugasan:20170427225303j:imagef:id:ikarugasan:20170428073832j:image
心拍が一気に上がり、いきなり足が削られます。

ピークスはスタート前から容赦ありません。ピークスハンパないね。

 

そうしてスタート地点であるかんぽの宿に到着!f:id:ikarugasan:20170427230339j:image

一番最初のスタート(6:00スタート)のため、まだまだ人が集まっていません。

 

かんぽの宿に着いたら、まずはバイクチェックを受けます。f:id:ikarugasan:20170427230307j:image

このバイクチェックは、大会規定に記載された通りの装備がバイクに備わっているかどうかをスタッフの方がチェックするというもので、規定通りの装備(ライト、ベル等)が備わっていなければ出走することができません。

ベルは特に忘れがちなので要注意ですね。

(実際にベルを忘れたって言ってた人がいたなぁ・・・)

 

写真の左はノースルート、右はサウスルートのスタート待ちの列なのですが、自分らのサウスルートはまだ誰も並んでおらず、一番先頭に並ぶことに成功する(笑)f:id:ikarugasan:20170427225922j:imagef:id:ikarugasan:20170427230219j:image

スタートまではまだ時間があるのでぶらぶらします。

相模湾はいい景色。f:id:ikarugasan:20170427230900j:image

待ってたら人数が増えてきた。f:id:ikarugasan:20170428072046j:image

そういえばフロントタイヤはパナのレースAからコンチのウルトラスポーツ2に変えてきてます。f:id:ikarugasan:20170428072341j:imageここ1ヶ月でパンクが多発していたので今日だけ赤メリダのタイヤと入れ替えました。

リアはグランプリ4000s2です。

 

スタート待ちの間、制限時間内に間に合うかかなり不安になる・・・(;´^_^`)f:id:ikarugasan:20170428073551j:image

最初のサウスルートは51km、1734mアップで、これを4時間以内にクリアしないと先へは進めない。f:id:ikarugasan:20170502213442j:imagef:id:ikarugasan:20170502213427j:image

正直この制限時間は少し厳しめに設定されているような気がしていた。本当に間に合うかなぁ・・・。

 

さて、いよいよスタート時間が迫ってきました。

ノースルートとサウスルート、交互に数名ずつスタートするようです。

スタート待ち中。スタッフの方が撮ってくれました♪f:id:ikarugasan:20170428072647j:image

そして、スタートの時間となり特にカウントダウン等はなくいきなりスタート~!!

ノースルートの最初の数名がスタートしたら、サウスルートの先頭に並んでいる自分らもスタートです(^-^)/
f:id:ikarugasan:20170428072755j:image

 

ということでザ ピークス 地獄のデスライドが幕を開けました!!

 

とりあえずガンガン登っていきます。f:id:ikarugasan:20170428073347j:imageペース配分としては、昨年9月に走った乗鞍センチュリーチャリティーライドの時のようなペース配分で走ろうと考えている。

心拍にすると大体85%付近を目安に走ります。

 

いきなり後ろから抜かれますが、当たり前のようにスルー。どんな時でもマイペースが大事です。

 

初めはデスライドの幕開けということで正直浮かれていた。

余裕をぶっこいて、相模湾の綺麗な景色をパシャパシャと撮りながら走っていた。

 

 

そう、いきなりピークスの洗礼を食らうことになるとも知らずに・・・

 

 

心拍80%程度の負荷で走り、下りに差し掛かったところでさきほど後ろから抜いていった数名に追いつき、急勾配をダウンヒルします。

 

しばらく下り続けるが、サイコンのGPSナビが先の道を表示していないことに気づき、キューシートを作ってきているリンさんに「道合ってますよね!」と聞き、「合ってます」と返ってきたのでやっぱり問題ないんだな、と安心してダウンヒルを続ける。

 

そこそこ下ったところで前を走っていた数名が急に立ち止まり、コースを確認し始めたが、自分らはこの道で合っていると確信していたため、お構い無しにそのまま下り続けます。

 

こうして長かった急勾配の坂を下りきると、正面に海が出てきました。f:id:ikarugasan:20170428221028j:image・・・ん?・・・何かここ、コース間違ってないか・・・??

 

止まってGPSサイコンに目を向けると、下り中に見た時と全く同じように、先の道が表示されていなかった。

先の道が表示されていなかったのは、ただ単にコースの読み込みが遅いとばかり思っていたが、ナビゲーションマップを縮小して見てみると、本来のコースから大きく外れていたことが判明。どうやらそのせいで先の道が表示されていなかったようである。

 

・・・ということは、つまり・・・・・・・・・(  ˙-˙  )

 

まずい!!!コースアウトしてる!!!!∑∑(´Д`;)

 

ピークスがスタートし、さあやるぞ!と意気込んで山を登っていたら、奈落の底までダウンヒルしてしまったようです(笑) 

まさかいきなりピークスの洗礼を食らうことになるとは・・・。ピークス恐るべし。

 

大会が終わったあとにコースミスした場所を解析してみましたが、ミスしたのはこの場所。f:id:ikarugasan:20170429184318j:imageミスした距離は片道2km、往復で4km。高低差は約220mだった。

どこで間違えたのかというと、どうやらこの分岐でミスしたらしい。
f:id:ikarugasan:20170429184516j:imagef:id:ikarugasan:20170429184537j:image間違えたのはこの下りの途中。

前の3人についていくことしか考えていなかったため、コースミスしていることに全く気付かなかったのだと思われる。

 

さて、下った道を慌てて登り始めるが、そこは13%はあろう激坂。それを2kmも下ってしまっているため、簡単には元のコースに復帰できない・・・。

 

時間を大幅にロスしているため、かなり焦る。

「こんなところで終わってたまるか!」

そんな気持ちになり、心拍を90%以上にまで上昇させ、高負荷で登っていく。

 

そしてやっとこさ本来のコースへと復帰。

時間は大体30分くらいロスしただろうか・・・。

時間だけでなく、足も大幅に削られてしまった。

こんなんで4800mが登れるのか・・・?とかなり不安になる。

 

 

凄まじい急勾配を下り(相変わらず激坂しかない)、舞台は海沿いの平坦な道へと移り変わる。f:id:ikarugasan:20170430071326j:image貴重な平坦のため、リンさんとローテーションして足を温存。

 

しかしすぐに登りに差し掛かり、平坦が終了。

それも9%を超える激坂。

 

なぜこれほどまでに激坂しか出てこないのだろうか。

そりゃあ簡単な話だ。

今までに走ったことのある最高獲得標高のライドが200km・4200mアップ(往復自走神坂峠の時)だとしたら、このピークスでは160km・4800mアップでこちらの方が距離は短い代わりに獲得標高が上回っている。

距離が短いコースで獲得標高を上回るには、単純に坂の勾配が上がれば上回ることができる。勾配がキツくなれば、距離あたりの獲得標高の比率が高まるからだ。

つまり何が言いたいのかというと、ピークスではコースの中に勾配のキツい激坂がたくさん盛り込まれているということである。

 

ただでさえ激坂に弱くてすぐに足が終わるというのに、こんなコース本当に走りきれるのか・・・??とかなり本気で不安な気持ちになる。

 

色々考えていても仕方ないため、とりあえず今は登ることだけに専念する。

 

なかなかのペースで登っているため、前を走る参加者に追いつくことがある。

追いつく度に、この大会に挑む仲間という感じがしてきて、なんだか元気が出てくる。

「(ようし、頑張って登ろう!まずは遅れた分を取り戻さないとな・・・。)」

 

そう思い、ペースを上げてとにかくヒルクライム

 

亀石峠という峠を登る。f:id:ikarugasan:20170430121304j:image

隣にはリンさん。f:id:ikarugasan:20170430121336j:image(隠れてしまっているけど(;´^_^`))

今回はリンさんと共にゴールを目指します。

一人で走るよりも、本当に心強いです・・・!!

 

そうして亀石峠を登りきり、途中2回くらい道を間違えながらも(何回間違えるんだ(T_T))、なんとか最初のエイドステーション、亀石エイドに到着。f:id:ikarugasan:20170430154402j:imageエイドステーションは全然人がいません。

とにかく制限時間が厳しいので、エイドに留まる人が少なく、必要な分だけ補給したらすぐに出発する人が大多数のようです。

気になる補給食はバナナ、オレンジ、ポテチ、おにぎり、パン、塩タブ、スポドリ、水など・・・とても充実してます。f:id:ikarugasan:20170430154439j:imageピークスではどのエイドでも同じ補給食が出てきて、一人当たりの制限がなくほぼ無限に補給できます。

そして、エイドステーションが結構な頻度で出てくるため、補給食には困らないのもポイントですね。

この亀石エイドもスタートしてから16km地点にあり(コースミスしているので自分らは+4kmですが(汗))、カロリーが切れる前に補給することができます。

 

とりあえず、コースミスした分を回復させなければすぐに走れなくなる。

そう考え、補給食の王様・バナナを2本頂く。

 

時間に余裕がないため、用が済んだらとにかく早く出発することを心がける。

そうしてエイドを出て伊東方面へと進む。f:id:ikarugasan:20170430155612j:imageここから先は6.5km、高低差410mのダウンヒル

ダウンヒルした先にはコンビニがあり、そこで買い物をしてチェックポイントの証となるレシートを手に入れたら、下ってきた道を登り返し、またこの亀石エイドへと戻ってきます。

 

とにかく時間がないのでとばせるところは(安全に)かっとばして高速ダウンヒル

リンさんが早すぎて追いつけなかったナァ・・・(;´Д`)

 

下っていると、登ってくる参加者の数に驚かされた。

自分らは先頭でスタートしたはずだが、コースミスしている間に物凄い数の参加者に先を行かれてしまったようだ。

おそらくだが、自分らはサウスルート組の中でもかなり後ろの方にいることだろう・・・。

 

長いダウンヒルを終えてコンビニ到着!f:id:ikarugasan:20170501072356j:image

グミを補給して、レシートも手に入れて、すぐに出発!

 

さて・・・そろそろ本気を出すか!!

 

ここからは6.5km、410mのヒルクライム

雨沢峠と同じような感じのコースプロフィールで、登った後にエイドステーションが待っている。

これほどいい環境ならば、本気を出してダメージを負っても補給してすぐに回復することができるはず!

そうして心拍のリミッターを解除し、全力ヒルクライム開始!

 

前を走るたくさんの参加者に食らいつくつもりで登ります。

しかし、足が少し重い・・・。

コースミスした激坂や先ほどの亀石峠で大分削られてしまったようだ。

だが!足が重いなどと言ってられない。とにかく早く山を制することだけを考えてひたすらクライム。

 

登っていると、途中から足が軽くなり、力が湧き出てくる感覚があった。

これは・・・先ほど亀石エイドで食べたバナナ効果か!?

乳酸処理され、軽やかに足が回ります。

 

ここで、ピークスの攻略法を見出す。

峠を下る前に補給をして、下っている最中に食べたものを消化させ、登り始めるのと同時にエネルギーが出るように調整すればどんな坂でも乗り越えることができるのではないだろうか!?

峠を登った後は大体エイドステーションが出てくる配置となっているため、峠でどれだけ削られてもすぐに復活することができる。

温存作戦も通用しない激坂でどうせ足が死ぬのなら、負荷をかけて山を早く登り、頂上のエイドで補給して足を復活させ、また負荷をかけて山を早く登って次のエイドで復活・・・これを繰り返せばピークスはクリアできるのではないだろうか!?

 

こうしてピークスに希望が見えてきて、少しだけテンションとモチベーションが上がった。

多少余裕も生まれ、写真をパシャリ♪f:id:ikarugasan:20170501203811j:image

峠の後半は少し補給を入れます。f:id:ikarugasan:20170501203956j:image口にしているもの……何かわかりますか?

正解はハチミツです(о´∀`о)(笑)

 

こうして補給も交えて登っていきます。

そうそう、今回は制限時間が厳しいということで、走りながら補給する術を編み出しました・・・というか身につけました。

止まって補給するよりも、走りながら補給した方が圧倒的に時間効率がいいのです。

 

そしてようやく亀石エイドまで戻ってきました!f:id:ikarugasan:20170501204517j:image死んだ足をすぐさま復活させるため、最初にバナナを摂取します(;´^_^`)

(このあともう1本頂きました・・・。)

 

その後は急いでエイドを出発し、次のチェックポイントとなるコンビニを目指してダウンヒルします。

次のコンビニまでは下りオンリーなので亀石エイドで補給せずに下る人も多くいました。

 

カーブの比較的少ない直線でのダウンヒルだったので物凄い速度で(安全に)爆走。

 

そうしてコンビニ到着、急いでいたので写真は無し。

持っていたグミを補給し、消費した分を新たに買ってレシートを入手。

レシートを手に入れたらすぐに出発します。

制限時間は・・・まだなんとか間に合いそうな感じはする。急げ~!!

 

高負荷で再びヒルクライム。しかしさすがに足も疲れてきたのか、今までのような勢いが無い。

が、気合いで登りきってダウンヒル開始。f:id:ikarugasan:20170501205354j:image山伏峠という場所だった。

 

下る途中でエイドステーションを発見、再びバナナを頂いてすぐさまダウンヒル再開。

 

ダウンヒルの途中で紛らわしい分岐点が出てきて、またしても道を間違え、時間と足をロス(><)

しかも、そこも今までの例に漏れず12%くらいの激坂だったので復帰するのにかなり苦戦する。もう泣きたい。

 

なんとか下りきって先ほどの海沿いの平坦区間へ突入。

 

すぐに平坦が終わり、再び登り始める。

そろそろグミを補給しようかな…と、背中からグミを取り出すが、封が開けられないの図(笑)f:id:ikarugasan:20170502070035j:image

登っていたら、どんどん勾配がキツくなってきたのでグミは諦め、登りに専念することに。

 

・・・!?f:id:ikarugasan:20170502205121j:image急勾配出現!!

これは・・・今までの激坂とはワケが違う・・・!

15%くらいはあろうその激坂は、サウスルートでコースミスに苦しみ、ボロボロになった参加者を蹴落とすのに十分過ぎる勾配だった。

 

制限時間もそろそろやばい・・・!

本気で登らねば、間に合わなくなるぞ!!

 

リンさんはまだ足が余っているようだったので先行して登っていきます。

自分はシッティングで確実に激坂を登っていく。

前を見ると、自転車を押して歩く参加者もかなり見受けられた。

 

おそらくここを登れなければ、足切りになるだろうな・・・。

足、どうか持ってくれ・・・!!

そう願いながら全力で登る。

 

サウスルート最後のチェックポイントでリンさんが待っていてくれて、写真を撮られる。f:id:ikarugasan:20170502210847j:imageこの時マジで限界近かったです。。。

 

チェックポイントでチェックを受け、あとはスタート地点であるかんぽの宿へ戻るだけ!!

だが、時刻は9:30:!!

足切り時間まで残りは30分しかない!!

 

すぐさま出発し、かんぽの宿目指してとにかく全力で爆走。

距離的には間に合うんだろうけど、制限時間がギリギリなため、めちゃくちゃ焦る。

 

そして9:46、かんぽの宿へ到着!!f:id:ikarugasan:20170502212738j:image

なんとか足切り14分前にかんぽの宿へ滑り込むことができたようです!!f:id:ikarugasan:20170502210729j:imageふー、危なかったぁー・・・・・。

 

かなり足を使ってしまったので、もう既に満身創痍の状態・・・(;´Д`)

まだここからノースルートの112km、3107mを走らなければならないというのに・・・orz

(この時ピ-クスヤバイ・・・ピ-クスヤバイ・・・とひたすら心の中で思っていました(笑))

 

とりあえず足を復活させるためにバナナをたくさん補給。

かんぽの宿でカレー、豚汁が食べられるとのことだったので、豚汁+αのごまおにぎりをいただきます。
f:id:ikarugasan:20170502212656j:image

補給を終えて、トイレも済ませたらいざ出発。

 

ここからはノースルートを走ります。

コースプロフィールは112km、3107mアップ。これを7時間以内に走破して帰ってこなければなりません。

 

果たしてikarugaたちはノースルートを制し、無事制限時間以内に完走することができたのだろうか!?!?

 

次回【ノースルート編】に続く!!f:id:ikarugasan:20170502213642j:imagef:id:ikarugasan:20170502213827j:imagef:id:ikarugasan:20170502213815j:imagef:id:ikarugasan:20170502214014j:imagef:id:ikarugasan:20170502213949j:image


The PEAKS ROUND3 前日編

4月23日は待ちに待ったザ ピークスに行ってきました!f:id:ikarugasan:20170425072138j:image

今回はその前日編。

濃厚な当日編を早く書きたいのでなるべくサラッといきます(;´^_^`)

(・・・とかいっておいて結局は長くなってしまうんですけどね(笑))

 

まずはこの大会の紹介から。

このザ ピークスという大会は普通のロングライドイベントでは物足りない人のために作られた、完走できるかどうかも怪しい日本最強最悪と言われるイベントです。

その最大の特徴は獲得標高にあります。

走行距離が160km程度なのに対し、獲得標高が5000m近くあるのが最大の特徴。

大会には相当な坂バカしか集まらないんだそうな。

 

タイトルにROUND3とありますが、これは大会が3回目の開催なのを示しています。

ROUND1は美ヶ原、ROUND2は赤城山、そして今回のROUND3は熱海で開催されています。

毎回開催場所が違うんですね~。

 

今回のコースプロフィールとしては、ピークス史上最も易しい走行距離163km、獲得標高4841m。(といっても4000m超えてる時点で既にハンパないですが・・・)

これを11時間以内に走破しなければなりません。

 

ピークス史上最も易しいといっても、非常にミスコースしやすく設定されていたり、制限時間が少々厳しめだったりと、色々バランス調整?が取られている模様です。

 

どんな風にミスコースしやすいのかというと、例えばこんな道があるとします。f:id:ikarugasan:20170426211133j:image通常通りでいけば真っ直ぐ(赤色の線)走っていきたくなるところですが、ピークスの場合だと一時停止の道の方へと入っていかなければなりません。(水色の線)f:id:ikarugasan:20170426211155j:image

これはほんの一例ですが、コース上にこういった悪質な曲がり角がいくつも設定されているのです。

 

コースの曲がり角などは一切案内表示がありません。なのでコースを覚えなければならず、正しい道と誤った道を見極める力も必要となってきます。

大会趣旨が自力でコースを走破するということに重きを置いているため、どちらかというとブルベに近い大会となっていますね。

 

今回走るコースマップはこちら!f:id:ikarugasan:20170425201104j:imagef:id:ikarugasan:20170425201114j:imageノースルートとサウスルート、二つのコースに別れているのが分かりますね。

この二つのコース、最終的にはどちらのコースも走破しなければなりませんが、なんとエントリーの際にどちらのコースからスタートするのか選択することができます。

 

自分はサウスルートからのスタートを選びました。(上の写真の赤い方)

選んだ理由は、サウスルートスタートだとノースルートのラストにとてつもない峠が控えているようだったので(笑)

いやぁ、最後の試練という感じがしてこういうの好きなんですよ。

サウスルートを選んだ理由は、ただそれだけです。

 

コースマップを見るとわかるかと思いますが。チェックポイントがいくつかあり、各チェックポイントでチェックを受けなければなりません。

また、サウスルートからノースルートへ突入する際には(その逆も然り)スタート地点を通るのですが、通る際にも制限時間が設けられており、サウスルートの場合は4時間以内、ノースルートの場合は7時間以内にスタート地点に帰ってこなければ先へと進めません。

チェックポイントを取り逃した場合も先へは進めないようです。

 

ピークスは死ぬほど過酷な大会であるにも関わらず過去の完走率は7、8割とそこそこ高く(しかも毎回雨だったんだそうな)、山が走れる強者ばかり集まってくるから完走率が高かったんだとか、制限時間がそこまで厳しくなかったんだとか、色々完走率が高かった理由があったようです。

 

さて、今回もその例に当てはまるのだろうか・・・・・・??!?

 

 

以上、大会の説明終了。

 

さて、そろそろ前日での出来事を振り返っていきます。

 

今回はリンさんと2人で参加することになったため、9:00にジャパレンに集合。

ワンボックスの軽で2台トランポを今回初めて試してみます。f:id:ikarugasan:20170426073534j:image

とりあえず自転車を積んで、このあと自宅へ戻ってハイエーストランポの時のようにダンボールを間に挟んでうまく固定しようと試みてみました。が、あまりうまく固定できず、リンさんが持ってきてくれたロープを使うことで2台の固定が完了しました。 f:id:ikarugasan:20170426073813j:image

前から見た図。f:id:ikarugasan:20170426074437j:image倒れそうで全然倒れません。

 

コンビニで食べ物を買ったら春日井インターから東名~新東名高速を走って熱海を目指します。f:id:ikarugasan:20170426074902j:image

高速の移動中はリンさんとパーツトークが止まりません。どうやら火をつけてしまったみたい・・・?

時刻も気がついたら知らない間に11:00→12:00に(笑)

1時間もの間、無我夢中でベアリングについて語りあっていました。なんてマニアックな・・・Σ(゚д゚;)

途中のサービスエリアでお昼ご飯♪f:id:ikarugasan:20170426074849j:image

休憩したら再び出発。

そろそろ富士山が見えるポイント(去年富士ヒルへ行った時に教わった)に差し掛かる・・・が、この日は雲に覆われて何も見えず(><)f:id:ikarugasan:20170426075119j:image

その後は予定通り長泉沼津から伊豆縦貫道へ突入するが、降りる場所を失敗し、同じところを行ったり来たり・・・(笑)f:id:ikarugasan:20170426075244j:image

そんなこんなで山を一つ越えて熱海へと到着。f:id:ikarugasan:20170426200200j:image

まずは受付会場となっているかんぽの宿へ行きます。

ピークスの旗が!f:id:ikarugasan:20170426200135j:imageここで間違いなさそうです。

ということで14:20、かんぽの宿へ到着。f:id:ikarugasan:20170426200324j:image

中に入って受付をしようとしたが受付は15:00からの模様。

受付が始まるまでぶらぶらしてます。

かんぽの宿は山の上にあるので相模湾の綺麗な景色が拝めます。f:id:ikarugasan:20170426200815j:image

外で待っていると大会スタッフの方に話しかけられ、今回のコース設定の話やROUND4の貴重な情報を入手する。

なんでも今年9月開催予定のROUND4は奥多摩で開催されるとのこと。

それ以外は不明でした。

制限時間次第ではROUND4への参加も考えています・・・(笑)

そして参加者たちを外で待たせてはいけないという運営スタッフの配慮(?)から、15:00前に受付を始めてくれました。

受付の列。f:id:ikarugasan:20170426201135j:image

受付を完了してゼッケンプレートをもらい、かんぽの宿へは泊まる人以外車を長く停めてはいけないため、これから自分らの泊まる宿へと向かいます。

熱海駅の近くにあるホテルの駐車場に車を停め、宿からスタート地点までどれくらいかかるのか確認しておきたかったのでこれから試走がてらかんぽの宿まで走ることに。

こうして走り始めるが・・・熱海に来て驚いたことがまずひとつある。

 

それは・・・坂しかないということであるッ!!!

 

温泉で有名な観光地。山の斜面に作られているためか、道が急な坂しかありません。

 

熱海駅の近くにあるホテルからスタート地点のかんぽの宿までは走行距離2.7km、高低差は約130mあります。

 

スタート地点であるかんぽの宿はなぜか山の上にあるため、スタート地点に行くには山を登らなければいけません。

 

しかも、宿までの約1kmの間はなんと12%もの急勾配が続く激坂になってます。

 

スタート地点へ行くためには激坂を登らなければならないのです。

 

・・・それを知ってスタート前からピークスは始まっている・・・そう感じたのでした(笑)

ピークスハンパないね。

 

激坂を超えてかんぽの宿到着。f:id:ikarugasan:20170426201355j:image所要時間は迷子になったのも含めて20分くらいだった。

 

スタート地点までのルートはこれで確認できた。

ここからは少し先の道へ行ってみることに。

 

そうして先の道へ進むが、どこも急な登り坂か下り坂しかない。

 

熱海っぽいところに来た。f:id:ikarugasan:20170427072242j:imageリゾート地って感じがしていいですね。

 

その後は宿へと戻るが、携帯に一つの電話が・・・。

 

「ピークスのスタッフですが・・・」

 

え??

 

「ゼッケンプレートを間違えて渡してしまったため、正しいゼッケンプレートを取りに来てほしい。」

 

なんじゃそりゃ(;´^_^`)

どうやらサウスとノース、誤って逆のゼッケンプレートを渡していた模様。 f:id:ikarugasan:20170427072837j:image本来ならSのところが、Nになってました。

ちなみに2人とも間違っていました(笑)

 

車で取りに行き、正しいゼッケンプレートを受け取って宿へと戻ります。

 

夕ご飯までの間、受付でもらったコースマップとグーグルマップを照らし合わせてコースをチェック。f:id:ikarugasan:20170427073652j:image

 

チェックしてたら18:00といういい時間になったので外で夕ご飯。

 

熱海駅の近くを歩いて飯屋を探すが意外とどこもしまっている・・・

なんとか見つけてここにします。f:id:ikarugasan:20170427073322j:image

少し高いけど、美味い料理でした。f:id:ikarugasan:20170427073927j:imageただ、質よりも量の方が欲しかったな(><)

 

宿へ戻って明日の準備。

 

部屋の風呂に入って、あとは寝るだけ。

 

寝るだけといっても、簡単なことではない。

楽しみにしていたイベントの前日というのは毎回寝るのに苦労していた。

今回もその例に漏れず、絶対に眠りにつけないだろうなぁ・・・。

 

そう思い、半ば諦めモードで布団に入る。

ちなみに就寝時刻は20:40くらいだったかな。

 

(。-_-。)zzz

 

 

さて、次回はいよいよザ ピークス当日編!

お楽しみに。f:id:ikarugasan:20170427075700j:imagef:id:ikarugasan:20170427075722j:imagef:id:ikarugasan:20170427075813j:image