山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

片知渓谷&明王山でスーパー激坂ライド

どうも、ikarugaです。
2/21(日)は、片知渓谷&明王山へ行ってきました。

冬に片知渓谷に行くのは初めてなので、そもそも登れるかどうかが心配です・・・。


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結論:登れました\(^o^)/

しかし、頂上(絶景ポイント)へ辿り着くまでの道中、数々の試練が待ち受けていたんだとか・・・・・・

それについても、のちのち紹介していきますよ(笑)



さて、朝。

最近ライドの時となると、4:30起床で6:00頃スタートという流れが当たり前になってきた。
個人的な感想だけど、6:00スタートって一番いい気がする。
程々に早い時間帯なので、ある程度の距離ならば夕方の6:00までに帰ってこれる。
近場のライドだった場合でも、15:00とか16:00とかに帰宅し、他のことをやる時間を作ることが出来る。

まあ、凄まじく遠い場所まで行く時には、3:00ぐらいの起床で4:30ごろ出発するという明らかに普通ではない(?)ことをするのは変わりませんがね(笑)

ということで、今回も4:30起床の6:00スタート。

7:00前ぐらいに犬山城を通過、木曽川堤防を少し走る。

うおっ・・・すごい風・・・・・・
ググるとでてくる天気予報には今日の風は風速10メートル程度だとか書いてあったな・・・(゜д゜)

そして、木曽川堤に出た途端、確信したことがもうひとつ・・・。

いつもは見えるはずの養老山地が曇って見えない・・・。
土曜日が雨だったので、気象条件としては良いはずなのに、澄んだ空気の色をしていない。
これは片知渓谷行っても、曇って何も見れないかも・・・??

そんなことを思いながら、愛岐大橋を渡る。
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あとは道の駅にわか茶目指し、ひたすら北上するだけ。

5℃。
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最低気温がそこそこあるけど、風もそこそこあるから暖かいとはいえないですね。

ひたすら漕いで、道の駅にわか茶に到着。
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ここには、自転車を借りて乗ることの出来る、レンタサイクルなるものがあり、それがこちらのサイクルステーションでやっているそうです。
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中を覗くと、プロロードレースの写真でお馴染みの砂田弓弦さんの写真が飾ってあります。
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2014ツールでのニバリとコンタドールのバトルの写真も!
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ここらの地域では、ツアー・オブ・ジャパン美濃ステージでお馴染みなので、ロードレースの存在を知っている方が多そうですね。



さて、小休憩を済ませたら先へ進みます。

川を渡って、しばらく道なりに・・・

片知渓谷入口の目印、自由の女神像を発見!
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さあここからスタートです。

片知渓谷のおさらいですが・・・
序盤はかなり緩い坂がしばらく続き、神社を通り過ぎてからは片知渓谷の本領発揮。
10%以上の坂がバンバン出てきます。
すぐに片知渓谷のMAX勾配である20%も出てきます。
MAX勾配さえ乗り越えられれば、あとは7~10%がずっと続くだけなので、頑張って耐えていれば絶景ポイントまでたどり着くことができます。

序盤。こんなような道をしばらくいきます。
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もうすぐ例の神社。
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ここが激坂スタートとなる神社。
右手から先へ進めます。
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そういえば、話が変わるかもですが、今回はレーシング3を履いてきています。
そしてそれだけじゃなく、タイヤをプロ4からクアトロについていたウルトラスポーツ2に交換してきています。
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(タイヤを変えて思ったけど、ブラックブルーメリダには、やはり青のカラータイヤより黒のタイヤの方がグッときますね(笑)
言葉で表現すると、静かなる黒い闇の中に、蒼く鋭い眼光があるような・・・そんな感じ(中二病))


前回ブログで書いたように、レーシング3の走りがあまりにも微妙のため、タイヤのせいなのではないか?ということでタイヤをクアトロと交換して走っています。
ウルトラスポーツ2なら、2代目購入当初から長い付き合いとなっているタイヤです。
フィーリングをよくわかっているので、レーシング3に装着すればホイールの性能がわかるようになるのではないか、と考えたわけです。

そしてもう一つ、レーシング3にある細工を施しました。

それは何かというと・・・・・・

玉当たり調整をしました!!

玉当たり調整ってなんぞや?
という方のためにも・・・

「説明しよう!玉当たり調整とは、ベアリングの回転をより滑らかにするための調整のことであるッ!!」

回転物には、どれも軸受(ベアリング)なるものが入っている。
それは、上手く調整ができていないと回転が渋かったり、ガタが出たりするのだ。
調整が上手く出来ている状態でこそ、本来の滑らかな回転が生み出されるわけだ。

・・・で、なぜレーシング3の玉当たり調整をすることになったのかというと・・・

ふと、ホイールを外して手で持って回してみた時に、コリコリ言ってることに気づいたのだ。
クアトロではそんな感触はなく、滑らかにスーッと回ってくれていた。

レーシング3はwiggleで買ったし、もしかして玉押しが少しキツめに入っていて、調整がされていなかったのかもしれない。
(といっても、空転させてみても全然そんなことには気づかないほどにクルクル回ってくれていた)

クアトロに関しては、(実は)カミハギで買ったので、きちんと調整されていた。

クアトロが気持ちいいほど回ってくれるので、レーシング3もそこにたどり着けるよう、クアトロを参考にして調整をしました。

それで、調整というのは具体的にどうやるのか・・・
ということだが、カンパニョーロ製、もしくは
フルクラム製のホイールならば玉当たり調整は非常に簡単である。

なぜかというと、カンパ及びフルクラムのハブ
には、玉当たり調整用のボルトが組み込まれており、コレを六角レンチで回すだけで玉押しの調整をすることができるのだ。

こちらがその写真。
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もしこのことを知らず、カンパもしくはフルクラムのホイールを持っておられる方がいたら、ちょっと自分のホイールのハブを覗いて見て頂きたい。
前後のハブについているのがわかるかと思います。

ということで、レーシング3の玉押しボルトをほんの少しずつ緩めていく。
緩めては手で持って回転させ、コリコリ音がなくなるまでひたすら同じことを繰り返す。
そして、ついによく回る位置を発見!
コリコリ音が完全に消えたわけじゃありませんが、明らかに抵抗が減ってよく回るようになってます。


そんなわけで、レーシング3の本来の性能を引き出すべく、玉押しの再調整を実施し、タイヤをも使い慣れたウルトラスポーツ2に変えて走ってみた感想。

・・・・・・・・・・・・

メッチャ転がってますやん^^;

加速、転がり抵抗の少なさ・・・
今までよりもパワーアップしてます。

ウルトラスポーツ2はプロ4より重いはずなのに、山を前よりスイスイ登っていきます。
やはり、プロ4があまり良くなかったのだろうか??

しかし、今回は玉当たり調整をしており、一概にプロ4が足を引っ張っていたと言い切ることは出来ない。(プロ4は評価が高く、値段もそれなりなので個人的にも悪い子にしたくない(笑))

・・・今度は、プロ4を装着したクアトロで走ってみることにしよう。
そうすれば、プロ4の真実を知ることが出来るだろう・・・。



おっと・・・かなり話が脱線してしまいました^^;

ドリンク等の準備を済ませ、早速激坂スタートです。

そういえば、新サイコンにしてから来るのは初めて。

せっかくなので、片知渓谷のMAX勾配がホントに20%あるのか測定してみよう・・・・・(*´∀`*)

神社を超えて、しばらく登ると早速出てきました、MAX勾配区間の始まりを告げる急勾配マーク!!
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片知渓谷に行った時の記事はこれまでに2回書いてますが、この急勾配マークは毎度おなじみになってきてますね(笑)

勾配は確かに急上昇し・・・・・・

16・・・17・・・18・・・・・・・・・19!!

新サイコンで計測した値は19%です!
これまでも、正確な値より1%下がって表示されることが多かったので、片知渓谷のMAX20%というのはおそらく間違ってはいないかと思います。

というわけでMAX勾配区間を終え、しばらく7~10%の勾配続く坂をひたすら登る。

途中で出てくる休憩ポイントで一枚写真を撮る。
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体が冷えてはいけないので、さっさと再出発。


・・・登っていると、さっきから小さな白いモノが前をちらつく・・・。

虫?雪?いやいやまさか・・・・・・

・・・・・・・・・雪だ^^;
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(写真ではちょっと見えませんね・・・)

まさか、雪が降ってくるとは・・・^^;
まあでも、粉雪程度なので、走るには問題ない。
速度の出ない登りだしね。顔面に降り掛かってくることはあるまい。

ただ、路面の凍結だけは用心したい。
今のところは大丈夫そうだが・・・・・・

「今のところ」は。


・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・今のところは。(笑)

そして、中間地点に到着。
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なぜか駐車場みたいになってます。いつもそれを疑問に思ってる自分がいる。

脇に目をやると、残雪が・・・((( ;゚д゚)))
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ちなみにまだずっと降り続いてます。

さあ、まだまだ先へ進みますよ!
絶景ポイントはこの先なのです!!

というわけで、さらに先の道へ。
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ここからは落石などが道路に落ちてたりで、なかなか危ない場所。

こんな感じの・・・ね(笑)
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(後ろ振り返って撮影。)

でも一応舗装路なのでロードでも走れるし、車も時々通る。



・・・ここでふと、下に目をやると・・・

・・・凍っております^^;
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とうとう来てしまいましたか、凍結区間。

しかし、凍っているのは影になっている場所や水の流れている一部の場所だけ。
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避けて通れば、問題ない。

・・・が、ここは安全第一で凍っているところに出くわしたら即自転車から降りて歩いて行きました(笑)

途中、左手にはこんな景色が見れるんですけどね・・・
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登るにつれて下がっていく気温と、凍った危険な路面のせいで景色を楽しむ余裕などありません。

さらに先へ行くと、こんなところが・・・(゜д゜)
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車の通った後の轍(わだち)の部分を通らないと、凍りついていて滑ってしまいます。

割とマジで危険な区間でした・・・。

自転車も押して歩いていくと道路中央部分が凍っているので簡単にツルっといきます。
・・・面倒だったので自転車担いでいきました(笑)

以前東海シクロクロスでトレーニングした甲斐がありました(?)(笑)

脇道も、残雪がすごい。
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しばらく凍結路面と格闘し続けること数十分・・・

ようやく終わりが見えてきました!!!
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ここも駐車場になっており、1台なにやら止まっていた。
これから(自らの足で)山を登りに行く格好をした2人組と会話を交わし、先へと進む。

・・・こんなところで人と出くわすとは、なかなかに元気が出てくるじゃないか。

夏なら、ローディの方々もここまで登ってくることが多いのだが。

こんな真冬に片知渓谷に登ろうというヘンタイさんは他に居ないのだろうか・・・?


・・・ヘンタイさんの話はさておき、郡上の看板が見えたら長い登りのおしまいのサインです(^^)b
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こっから数百メートルほど進めば、右手に素晴らしい景色が広がっている絶景ポイントにつきますよ♪

またもや、難所・・・
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氷のカタマリです。
言い換えれば危険のカタマリそのものです。


そして難所を突破し見事・・・・・・

到着~(^^)b
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この絶景に会いたかった、ただそれだけ。

ああ、なんと美しい景色なんだ・・・・・・。

しかし、実はここの景色はまだまだこんなものじゃない。
片知渓谷が本気を出せば、これの200倍は美しいだろう(いいすぎ(笑))

片知渓谷が本気を出したときの景色を見てみたいという方は、過去の記事「片知渓谷と天空サイクリング!」を参照ください(笑)
その記事には、空気の澄んだ時に撮影した、上の写真よりも2000倍美しい絶景が映っているので必見です(笑)

ちなみに、オマケ動画。
粉雪が下から舞っていたところを伝えたかっただけの、大して面白くもない動画なので要注意です。


そして、この先にまだまだすごい絶景ポイントがあるのですが、これ以上先に行くことは控えておきました。

なぜなら、こんな道になっていたから^^;
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もうこれ以上危険な場所へ担いでいくのは
厳しいです(笑)

ほら、こんな風にまだ道が続いているのです。
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次にまた登る時は、
この先の道へ行きたい・・・。

と思いながら、絶景を背に引き返すのでした。


郡上の看板を過ぎて、危険な凍結区間を下る。

もちろん、安全第一で自転車から降り、シクロクロスして下ります(笑)

下る最中の写真。
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こんな感じになってます。
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ちょいと止まって記念撮影。
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止まってると・・・う~!寒い!((((;゚Д゚))))


こんな危ないところ、いつまでもいられない!

さっさと下山します^^;



下る最中感じることがひとつ・・・・・・

ホイールがめっちゃ転がっている^^;(2回目)

まるでクアトロのセミディープリム効果で下りを急加速していく感覚のようだ。

しかしレーシング3はローハイトのリム。
空力性能では劣るはず・・・。

なのに、これほどまで加速するとは・・・

プロ4を装着している時には、味わったことのない感触です(ほんまに(笑))

果たしてタイヤがダメだったのか、それとも玉押しが悪かったのか・・・・・・

いずれにしても、今のレーシング3は素晴らしい性能を発揮している。
そう、今まさしく光り輝いているのだ・・・!!

おお・・・ホイールから・・・ハブから・・・・・・光が見えるぞ・・・・・・ッ!!!!(意味不明)


あっという間に下山。

下る途中、二名のサイクリストの方とすれ違った。
ちょうど、MAX勾配区間のあたりだった。
(こんな真冬でも自分と同じように片知渓谷を登る人がいるとは・・・驚きです(笑))
ローディさんたちはどこまでいくんだろう??



下界は暖かいなぁ。猛烈な風は冷たいですが。

神社をこえ自由の女神をこえ、風に押されてしばらく高速走行。

川を渡ってにわか茶に舞い戻ってきました。
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(舞うといえば、そういえば下界は雪が降ってませんね^^;)

にわか茶のレストランでお昼ご飯♪
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アユの・・・甘露煮だったかな・・・?
こういうのめちゃ大好物です(^q^)


さて、休憩を済ませたら次なる目的地を目指し、来た道を戻る!(R156を南下。)

途中、高速の下をくぐって左手にある脇道を進む。
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近づいてきました、明王山!

以前meishi-noさんから教えてもらったルートで、明王山を北から駆け上がります。
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マリオカートに出てきそうなトンネルを通り・・・
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間違ってもバナナを置いてはいけない。
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(こういうトンネル見る度思い出しちゃうんです(笑))



そして、今回の明王山の入口に到着!
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「・・・・・・・・・まさかこれを登るの?」

と思っているあなた。

人は困難を乗り越えてこそ、成長することが出来るんです。

そうつまり、今回の明王山はいつもの緑のゲート脇からではなく・・・・・・

スーパー激坂と名高い北側から登ります\(^o^)/



(ちなみに北側から登るのは初めてです^^;)


わかりやすく絵を描くと、こんな感じです。

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ゴールまでの間は、いくつかのセクションに分けて実況(?)していきます。(笑)


まずは第1セクション。
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さっきの写真。
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入口が既にハンパない坂なんですが・・・
こ、こんなところで怖気付いてはいけない。

ギヤをインナーローまで落として、準備完了!

さあ、いざ!逝かん!!
・・・じゃなかった、明王山よ・・・いざ、行かん!!
(ヘタしたらホントに死んじゃう^^;)

登り始め・・・いきなり14%が出てくる。

やっと乗り越えた・・・と思ったら、勾配はグングン上昇し、片知渓谷で記録した本日最高勾配である20%に軽々達する。

さらに終盤になるにつれ、キツさは増して
ついに勾配は24%の世界へ(笑)

とりあえずシッティングで全て完封し、
無事第1セクションクリア!!
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登れたはいいが・・・・・・

いきなりヤバすぎる^^;

なんだ24%って。ここいらじゃ聞いたことない勾配だぞ。
しかも、片知渓谷のMAX勾配がいきなりバンバン出てくるとか、明王山は本当にどうかしてると思う。

(ここと比べたら片知渓谷なんて可愛いもんだぜ・・・)



さて、お次は第2セクション。

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さっきよりも距離がある。
どれほどの激坂が潜んでいるのか検討もつかない。
相手の実力は未知数というわけだ。


スタートは、ゲートから。
・・・だが、閉まっていたので、コッソリと左からすり抜けていきます^^;
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ここからは、かなり道が悪い・・・。
狭い上にガタガタ、葉っぱなどいろいろなものが落ちている。さらに前日の雨で濡れているという最悪の環境。

まあ、走れないこともなかったのでそのままいきましたが(笑)

(酷道と呼ばれる旧418号もロードで走破できたくらいなので、この程度ならどってことなかったりするんですよね・・・(笑))

勾配は控えめなところで11%くらい、あとはほとんど15%をこえてる。

所々、20%が出てくる。20%の坂というのは、明王山では当たり前の話のようだ。


「キツイが・・・これくらいならなんとか行けるぜ・・・!!」


・・・と思っていた矢先、ikarugaの前に最強の敵が現れる・・・!!!

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「な・・・・・・なんだこいつは・・・・・・!?」

坂が放つ凄まじい威圧感に圧倒され、無意識のうちに足が地面についてしまった。

今までに登ってきた中で最強の坂である「はなちゃん坂」をも凌駕する、その激坂中の激坂は、まさに幼い頃に遊んだあの遊具「すべり台」そのものだった。

最後の最後で、こんな坂が待ち受けているとは・・・。

(ちなみに、第2セクションのホントに最後の最後(笑))

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あまりの迫力に、手で押して登るべき・・・などと考えていたが、そんな事では激坂ハンター失格といえるだろう。

ここは坂バカの名にかけ、正面から戦いを挑むことを決心。

意を決して・・・・・・・・・いざ!!勝負!!


勾配が急上昇する。
キツすぎて、もうサイコンを見ている暇などない。
本当に本気の本気、全力で踏まないと負けてしまうからだ。

自分の力と愛車・MERIDA RIDE4000の力を信じて、とにかく全ての力を注ぎ込む。


うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!


負けるもんかあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!



そして死闘の末、ついに・・・・・・・・・!!!!


クリアー!!!(^^)b

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見事、史上最強の坂に打ち勝ちました!

キツすぎてこれを登っただけで心拍が193bpmまで上昇(笑)

さてさて、その気になる勾配はというと・・・・
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29%!?

ある程度正確な値を出してくれるシグマくんなので、この値はあながち間違ってはないかと思われる。
そして、片知渓谷でもあったように、このサイコンは本来より1%低い勾配を表示することが多い。

そう考えると、この坂の勾配は、おそらく30%はあるのかと思われる。

上から見下ろしてみた。
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し、下が見えない・・・^^;



最強の敵は倒しましたが、まだ終わりではありません。

ゴールの展望台までどんな坂が来ようと登らなくてはならないのです。
それが、激坂ハンターとしての使命・・・(謎)

お次はこちら。

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ここは先程の場所で撮った写真。
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上のマップの方向へ進みます。

このセクションは若干おとなしめ。
17%くらいの坂が一瞬出てくるだけだった。

そして、神社についた。
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右手が今来た道。このセクションの最終ゴールは左の坂の先になります(笑)
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なかなか楽しませてくれそうな坂だ・・・・・・。
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いざ!勝負!!

片知渓谷と同じ20%の坂がひとつ出てきて、無事ゴール。
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アンテナに岐阜放送とか書いてありますが、ここは何でしょう??


さて、先ほどの最強の坂を登った場所まで戻ります。
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右手が最強の坂、左手が展望台へと続く道。

こちらが最終セクションの全貌になります。

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おそらく、これが最後の戦いになる。

ずっと尋常じゃない激坂を登ってきたので、足がかなり削られている。
しかし、これで最後だ。

足つきなしで最後まで登ってみせる!!

ということでスタート。

相変わらず、20%の壁が目の前に立ちはだかる。

最後だからといって、勢いを緩めてはくれないようだ。

しかも、途中ではなちゃん坂に匹敵する、
26%の坂が出てきた(笑)


だが・・・・・・


こんなところで負けるわけにはいかない!!

必ず登りきってみせる!!!!


ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ◇#※✕@♂$%√♪〒∑≒!!!!!



ついに・・・!!!

ゴール!!!!
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長かった戦いが幕を下ろしました。


明王山(北側)、初制覇。自分の中では快挙です。
そして、実は全て座って完封したのも、これまた快挙。
(個人的に座った方が激坂は登りやすかったり・・・します(笑))


明王山、ここはマジでヤバイところです。
これほど激坂しかない山だったとは・・・。
まさに激坂天国として相応しい場所だと思います(笑)


北側から登ることは普通の人には推奨しません^^;
自分のようなヘンタイさんなら大丈夫かと思いますよ(笑)
あらかじめお伝えしておきますが、シンプルに明王山の激坂を登りたい!という方は、南側入口・緑のゲートをお通りください(笑)


御褒美の絶景。
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朝よりも晴れて、澄んだ空気が疲れを癒してくれる。

う~ん、最高。
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幸せ。
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ここで寝れそう。(嘘)
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お疲れ様。
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写真ではちょっとわかりませんが、日が海に反射していたので海まで見えました。
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絶景を堪能したらアブナイ下りを進み、
無事犬山橋。
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その後は激坂で溜まりまくった乳酸を処理するため、回復走でゆっくり帰りました。

〈今回の記録〉
走行距離・・・137.75
走行時間・・・6:54:40
平均速度・・・19.93
最高速度・・・59.78
平均ケイデンス・・・85
最高パワー・・・435
平均心拍・・・148
最高心拍・・・193
消費カロリー・・・4143
累積標高・・・2037
獲得標高・・・1008
最高勾配・・・29%

〈次回のライド〉
次回は2月27日土曜日を予定してます。

コースは瀬戸しなのから始まり、R363を通って根ノ上高原まで走行する山岳コース!
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集合は瀬戸しなのに8:30となってます。

現在meishi-noさんと2人で走る予定です。

もちろん、ほかの方の参加も歓迎致します(^^)

それでは、また!