山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

第6回ツールド西美濃2019 誘導員にて参戦!

 

9月15日㈰・・・・・・・・・

 

第6回ツールド西美濃の誘導員をGTBCの一員として担当させていただきました〜!!f:id:ikarugasan:20191016121924j:image

 

ツールド西美濃には2014年の第1回大会だけ参加したことがあるのですが、(しかも初めて参加したロングライドイベントでもあります!)そこから長い年月が経ち、誘導員という形で再び参加することになろうとは、夢にも思ってなかったです^_^

 

もちろん誘導員なんてやるのは初めてです。

きっかけはGTBCのかっちんさんから、Fさん経由で誘導員をやってみない?と誘われたことが始まりでした。

ロングライドイベントの誘導員については今まで経験がなく、一度は体験してみたかったという思いもあったため、すぐにOKと返事をし、参加を決めました。(お声掛けいただきありがとうございました!!)

 

数日前にかっちんさんと試走を行い(本当にありがとうございますm(_ _)m)、いよいよ当日を迎えます。

会場までは自走で行くため、朝0:30に起床し、1:20に家を出発。

満月の夜の庄内川サイクリングロードを走る。(1:52)f:id:ikarugasan:20191016121942j:image

満月が映り込む東海大橋。(3:00)f:id:ikarugasan:20191016121952j:image

二ノ瀬へ行く道を走り、途中で右折して揖斐川堤防を北上します。(3:15)f:id:ikarugasan:20191016122003j:image

はいっ、会場近くにあるセブンイレブン大垣浅中3丁目店に到着。(3:43)f:id:ikarugasan:20191016122015j:image

家から会場までの距離はだいたい54kmくらいでした。f:id:ikarugasan:20191016122028j:image

そして試走の時に家から会場の浅中公園までちょうど2時間で着くことも分かっていたため、予定通りの時刻です。

コンビニで補給と補給食購入を済ませ、会場入りです。(4:22)f:id:ikarugasan:20191016122107j:image

イクラックに停めます。f:id:ikarugasan:20191016122118j:image

月が沈み、夜が明けそうです。f:id:ikarugasan:20191016122128j:image

スタートは6:00から。

ただし、誘導員の事前ミーティングが5:20からあるため、それまでに到着しておく必要があったのでかなり早朝から家を出ました。

会場で誘導員受付を済まし待っていると、一緒に誘導員を担当するFさん、かっちんさんとも合流しました。

地元OGPさんによるミーティングが終わり、スタート待ち。f:id:ikarugasan:20191016122139j:image

せっかくなのでFさんに撮ってもらいました :Df:id:ikarugasan:20191016121924j:image

ツールド西美濃では10人程度のグループ走行が決められており、各グループに一人誘導員が付いて先導するシステムになっています。

誘導員はゼッケン番号順にスタートするため、1桁ゼッケンだったかっちんさんは先にスタート!f:id:ikarugasan:20191016122212j:image

うーん、参加者を引き連れる姿…カッコいいです!!

そしてFさんと私はお互い初誘導員でもあることから、スタートの出番が近づくにつれて極度に緊張してきます(^_^;)

ちなみにFさんは私の一つ前の番号なので、ちょっと安心です(笑)

 

いよいよ私達にも出番が迫ってきました。(6:30)f:id:ikarugasan:20191016122222j:imageFさんは余裕!?

Fさんがスタートし、順番が回ってきて私もゲートの下に立ちます。

スタートまでほんのわずかに待機時間があるため、その間に担当するグループの参加者の方々と挨拶を交わします。

「初めて誘導員担当します、試走もしているので道を間違えることはないと思いますが、もし間違えたらスミマセン(-_-;)」的な話をすると、ツッコミ(?)が入り、すぐに参加者の方々と打ち解けることができました。

そして、緊張の中いよいよ誘導員がスタート!

事前に試走し、サイコンに入れてあるルート通りに走っていきます。

分かりづらい場所や曲がる場所にはだいたい人が立ってくれているので大丈夫ですが、たまに誰も立っていない曲がり角もあるため過信は禁物。サイコンをよく確認しながら走行します。

赤信号停止時などのタイミングで、後ろの参加者の方々といろいろ会話をします。

見たところ、同じデザインのジャージを着ている方が集まっていたため、チームですか?と聞いてみたら、アピという会社のチームであることを教えてくれました。

みなさん気さくに話しかけてくださるので、とても走りやすかったです!m(_ _)m

養老の阪を登り、信号が少なくて走りやすい道を走って第一エイドへ到着。(7:44)f:id:ikarugasan:20191019133919j:image

誘導員でも参加者と同じように受付し、補給食が貰えます。f:id:ikarugasan:20191016122250j:image

補給食ゲット!f:id:ikarugasan:20191016122258j:image

……なのですが、実はなんと誘導員にゆっくり休んでる暇などほとんどなく、エイドを出発できる参加者が10人程度集まったら誘導員が付いて出発するシステムの関係上、番号順に誘導員がすぐスタートしなければならないのです(^_^;)(ある程度は前後したり融通は効きますけどね)

というわけで、既に21番さん、22番さんが待機しているので自分も猛ダッシュで補給食を平らげ、いつでも出発できる状態で待機します。

そしてすぐさまエイドを出発!

一人の誘導員に対して前と同じ参加者がいなければ出発できないとか、そういったルールは特に無いのですが、前とほぼ同じメンバーの参加者が集まってきてくださいました。

こちらとしても顔を知っており、とても走りやすいので有難いです(*^^*)

そんな感じでエイドを出発しますが、少し行ったところで前のグループがメカトラ?か何かで道の途中で待機していました。

判断に迷いましたが、出発するのを待っていても後ろが詰まってしまうだけなのでグループを追い越し、先に進むことにします。

その後も信号が少し多めの区間を走っていきますが。。。なぜか私のグループの人数がエイドをスタートしたときよりもはるかに膨れ上がっており、信号で時々分断してしまう事がありました(-_-;)

さすがに人数が多すぎると信号で分断のリスクが増え、管理が大変になります。

しかし、もし分断されてしまうと参加者も誘導員無しでルートが分からないまま走って迷子になってしまう可能性もあったので、できるたけ後ろに注意し、分断されても先で待ったりするのを心がけて走りました。

そうしてなんとか第二エイドへと到着。(9:36)

美味しい補給食♪f:id:ikarugasan:20191016122307j:image

しかしここでものんびり食べてる暇などなく、高速で食べ尽くしました(^_^;)

物凄い短時間で補給を済ませるコレは、まさしく600kmや400kmのブルベを思い出しました(笑)

ここでもお馴染みのメンバーでエイドを出発。ありがとうございます!

ここからはずっと北上して、谷汲山華厳寺を目指します。

華厳寺の手前に牛洞峠という峠があり、距離は短いものの勾配のキツい峠なのでグループ走行では特に実力差が出やすい場所です。

そのため、登り始める直前でグループメンバーに「各自のペースで走り、峠の頂上で合流しましょう」ということを伝えてマイペースで走るようにしました。

私は最も最後尾の方を気遣いつつ、全体を見ながら頂上を目指して登りました。

そして、峠の頂上ではみなさん待っていて下さり、最後尾の方が登り切ると、「お疲れ様!」「おめでとう!」「やったね!」といった声がグループメンバーから上がって、正直めちゃくちゃ感動しました(T_T)

全員揃い、呼吸が落ち着いたところで出発し、峠を下っていきます。

こうして第三エイド、谷汲山華厳寺へ到着。(10:38)f:id:ikarugasan:20191016122317j:image

お昼ごはんという位置づけのためか、大ボリューム!!f:id:ikarugasan:20191016122327j:image

ボーノポーク丼だそうです。f:id:ikarugasan:20191016122336j:image

このあたりから摂取カロリーが消費カロリーを上回り始め、箸が進みづらくなってきてしまいました(^_^;)

とりあえず食べ終えて、出発待ち。f:id:ikarugasan:20191016122344j:image

またいつものメンバーで出発です。

景色の良いところを気持ちよく走り、第四エイドの霞間ヶ渓公園を目指します。

途中の池田ふれあい街道では、アップダウンがまあまあ激しく、参加者によっては疲労の色が見えました。

ということで第四エイド到着です。(11:43)f:id:ikarugasan:20191016122418j:image

絶景の中リンゴアイス?をいただきます♪f:id:ikarugasan:20191016122428j:image

そしてまたいつものようにエイドをスタート!

お次は第五エイドの関ヶ原観光協会を目指します。

途中で池田温泉のとこから登る梅谷峠という峠があるのですが、こちらも先程の牛洞峠と同じように距離が短く勾配のキツい峠となっています。

しかも、こちらは牛洞峠と違って道幅があまり広くないため、走行する際は注意を要します。

とりあえず、また牛洞峠の時と同じように頂上で合流しましょうと伝え、マイペースで登っていきます。

何事もなく頂上に着いたはいいのですが、頂上でも相変わらず道幅が狭く、既に前のグループが待機していることもあって、このままでは人で溢れかえって逆に危険になる予感がしました。

そのため、ここはグループメンバー全員を待つより、なるべくここにいる人を連れて出発し、少しでも頂上にいる人を減らすべき(頂上を出発する人と頂上に到着する人のバランスをとるべき)と判断し、他の誘導員さんともその事を話し合って頂上にいる人を連れて出発することにしました。

しかし、出発したあとになってよくよく考えてみると、こうすることで後ろを担当する誘導員さんへの負担が増えたり、参加者が頂上を出発する際に誘導員がいない…なんてことにもなりかねないと思いました。

ここらへんは難しいところですが、あの時の状況判断としてはこれが正解だった…と思いたいです。(そしてグループメンバーの方々、待たずに先に出発してしまい申し訳ありませんでした…) 

しばらく坂を下り、向かい風のキツい区間を走ると第五エイドに到着。(13:05)

コースも後半に差し掛かり、この時点では制限時間の猶予がまだかなりあることから、ここで長く休む参加者も多く見受けられました。

そういうこともあってか、前のエイドでもそうでしたが前半よりも誘導員が休める時間が比較的増えてきました(笑)

補給食いただきます。f:id:ikarugasan:20191016122438j:image

休憩を終えて誘導員として待機しますが……出発する参加者が全然集まらないらしく、ゼッケン番号15くらいの方がまだ待っているくらい、誘導員が溢れかえっておりました(^_^;)

それはそれは、誘導員だけでグループ走行できるんじゃね!?というレベルだったのでなかなかにシュールな光景でした(笑)

だいぶ待って、いよいよ出番です。f:id:ikarugasan:20191016122451j:imageカッコいい(≧∀≦)

私も出番がやってきて、エイドを出発します。

山を下り、平坦をひたすら走ります。

あまりよろしくないとは思いますが、最後の方はもうほとんど合体していました…f:id:ikarugasan:20191016122502j:image

ということで…ゴール!!(14:46)

Fさんと共に事故なく無事誘導員を終えられて、ほっと一安心です。

ゴール後は既にゴールしていたかっちんさんや一緒にグループ走行した参加者の方々と色々お話しました。f:id:ikarugasan:20191016122512j:image

初の誘導員、とても良い経験になりました。

来年も担当するかはまだ決めてませんが、声がかかればまた担当したいなと思います。

色々難しい課題はありますが、今後さらに良いイベントになっていくといいですね!

 

ゴール後ももちろん自走で帰るので、お先に失礼しますということで一足先に帰路につきました。

…といっても、まだまだ走り足りなかったので、帰りに二ノ瀬を登りました。(16:41)f:id:ikarugasan:20191016122523j:image

久しぶりに登ると気持ちいいです。f:id:ikarugasan:20191016122532j:image

景色も、久しぶりに見るとオォーッてなります。f:id:ikarugasan:20191016122540j:image

その後は来た道を戻るだけ。名駅のツインタワー?が見える(18:26)f:id:ikarugasan:20191016122550j:image

今朝見た月をまた目撃して、(19:07)f:id:ikarugasan:20191016122557j:image

無事帰宅しました。

 

おしまい。

 

【記録】

走行時間・・・11:49:41

走行距離・・・263.37
平均速度・・・22.1
最高速度・・・57.17
平均ケイデンス・・・77
最大ケイデンス・・・254(いつもの正確じゃないヤツ)
平均心拍・・・128
最大心拍・・・189
累積標高・・・1672.0

第4回 地獄の自走ビワイチ2019

だいぶ前の話になりますが・・・

7/21㈰は往復自走ビワイチをしてきました〜!!f:id:ikarugasan:20190924201208j:image

ストラバの投稿機能を使ってメンバーを募集する企画第二弾ということで(第一弾は春の笠置山ライド)自走ビワイチを計画してみました。

今までは地獄のビワイチを毎年計画し、現地でホントに全力でビワイチするだけのライドでしたが、それをするには現地まで行くためのハイエースを手配したり、集合場所を決めたりと色々と大変だったので何も考えず気楽に走れる自走での地獄のビワイチをすることにしました。

今後の方針としても、おそらく「地獄のビワイチ」から「地獄の自走ビワイチ」へ方向転換……もとい、方向強化していく考えでおります(笑)

 

自走ビワイチともなると、さすがに参加表明する人はいないだろう………と思っていたのですが、まさかの7名以上の方から参加表明の声があり、正直かなりビックリしました(^_^;)

その後、参加表明された方々と日程調整を行い、最も参加できる人数の多かった7/21で走ることにしました。(今回参加できなかった方々、申し訳ありませんでした…今後はブログ恒例行事としてやっていこうと考えているので、次回計画する際はまたよろしくお願いしますm(_ _)m)

最終的に今回一緒に走ることとなったメンバーとしては、桑原さん・rikiyaZさん・光さん・おかやんさんの4名でした!ヨロシクお願いしますッ!!

 

当然のことながら、みなさん住んでいる場所がバラバラなため、今回合流する方法としてはびわ湖へ向かうルートの途中にあるいくつかのコンビニにて合流時間を決めて合流するやり方を取りました。

その結果、こんな感じになりました。

① 3:30 ファミリーマート名東延珠町店(おかやんさん合流)
② 5:20 ファミリーマート岐阜柳津本郷店(rikiyaZさん・光さん合流)
③ 6:40 ファミリーマート不破関ヶ原店(桑原さん合流)

 

それではさっそくレポートしていきます。

朝は2:00くらい?に起きて3:00過ぎに出発。

家からすぐのとこにあるファミリーマート名東延珠町店でさっそくおかやんさんと合流しました。

どうやってここまで来たのか疑問だったため聞いてみたところ、なんと瑞浪から自走してきたとのこと…!!

瑞浪から往復自走ビワイチだと物凄い距離になりますね!一緒に完走目指して頑張りましょう!ということで出発です。

暗闇の中、小牧城の近くを通過。(4:22)f:id:ikarugasan:20190924210547j:image

夜が明け、信号地獄の一宮を抜けて岐阜県に突入し、2つ目の合流場所であるファミリーマート岐阜柳津本郷店に到着!(5:15)f:id:ikarugasan:20190924210618j:image

既に光さん、rikiyaZさんは到着されていて、まずは初めましての挨拶です。f:id:ikarugasan:20190924210605j:image↑ストラバのこのアイコンが私ですの図

4人となり、最後の合流場所へと向かいますが、rikiyaZさんが積極的に先頭へ出て前を引いてくれました。f:id:ikarugasan:20190924210631j:image

強めのウォーミングアップ(!?)に付き合い、最後の合流場所、ファミリーマート不破関ヶ原店に着きました!(6:27)f:id:ikarugasan:20190924210644j:image

予定時刻より早く着いたこともあり、桑原さんはまだいませんでした。

お店で補給食を買って外に出ると、桑原さんが到着されていました!

桑原さんとは2017年のグランフォンド東濃で知り合い、一年後の2018年大会で一年ぶりに再会し、2019年では私がGF東濃に出なかったものの、代わりに中部のブルベで一緒に走りました。

つまるところ、イベントや大会でしか一緒に走ったことがなく、個人のライド企画で一緒に走るのは今回が初だったので、何気にすごく楽しみにしていました!(笑)

 

そんなこんなで全員揃ったのでいざ出発!f:id:ikarugasan:20190924210656j:image

R21をハイスピードで駆け抜けていきます。

ここでもrikiyaZさんがかなり頻繁に前に出て引いてくれたため、そこそこ楽ができました。ありがとうございます。

全員揃っていることを確認しつつ、速度調整もしつつびわ湖に近づいていきます。

走っているとようやくびわ湖に到着!(7:29)f:id:ikarugasan:20190924210712j:image

ここからは信号が少なくて走りやすいビワイチルートを走行しますが、みんな足がまだまだ元気ということもあり、相変わらずハイスピードでとばしていきます。f:id:ikarugasan:20190925194834j:image

中でもrikiyaZさんは特に力を持て余しており、光さん・桑原さんとの距離がかなり開く場面もあったため、私が先頭に出て速度を抑え、なるべくまとまって走れるよう常に調整を行っていました。

そんな感じでしばらく高速巡航していると、旧賤ヶ岳トンネル付近にておかやんさんの姿が無いことに気づき、しばらく待つことにします。

無事おかやんさんが追いつきましたが、ペースが早すぎてついていけないため、離脱しようかという話にまで進展しそうになってしまいました。

しかし、自分を含めみなさんはおかやんさんと一緒に走りたいという思いがあるため、ペースが早かったとしても要所要所の先で必ず待ってます!というやり方をとって、一緒に走ることになりました。良かった良かった…

(ここらへんは実力差のあるグループライドにおいて必ず起こりうる課題だと思っています。

この状態でみんなが100%楽しめるようにするのは難しいですが、個人的にはやはり早く走れる人が早く走れない方に合わせて走るのが正解だと思ってます。

ただ、ずっとそれだと今度は早く走れる方が物足りなくなってしまうため、両者が互いに満足して走れるよう、強度を上げるところは上げる、みんなでペースを合わせて走るところは走るといったメリハリみたいなものが大事なのかなぁと思います。

あと、みんなで美味しいご飯を食べ、みんなで険しい道を走って美しい景色を拝んだり。そういった楽しいと思える感情や達成感を共感・共有することも、グループライドを楽しくするためのポイントだと思ってます)

 

……ということで、全員揃ったところで自販機休憩を終え、プチヒルクラしていつもの絶景ポイントに到着!f:id:ikarugasan:20190924210723j:image

みんなビワイチと相性のいいディープリムホイールばかりです。

ディープリムじゃなかったのは光さんだけでした(^_^;)

 

その後は海津大崎を走り、メタセコイヤの並木道へ!(10:21)

イエイ!!^_^bf:id:ikarugasan:20190924210734j:image

ビワイチルートに合流し、いつもの見慣れたド平坦を走ります。

ここで失敗したのが、コンビニの間隔が少々長すぎたため、かなりカロリー切れに近い状態となってしまいました(-_-;)

私はとにかく腹が減っていたため、背中からおにぎりを取り出して食べながら高速巡航していました(^_^;)

いつもの白髭神社f:id:ikarugasan:20190924210745j:image

そしてようやくローソン到着!(11:54)

みなさん長らくコンビニに寄らなくてすみませんでした(-_-;)(-_-;)f:id:ikarugasan:20190924210800j:image

しっかり補給したら再び走り出します。

毎回お馴染み琵琶湖大橋が近づいてくると交通量が一気に増えてきます。

車の密度が高い区間も安全に通過し、琵琶湖大橋到着!!f:id:ikarugasan:20190924210843j:image

う〜ん、景色が良くて気持ちが良いです♪

代わって撮ってもらいました!f:id:ikarugasan:20190924210854j:image

琵琶湖大橋下り!f:id:ikarugasan:20190924210908j:image

そしてまたしばらくド平坦。

相変わらずのハイペース。しかも向かい風。

気がついたら先頭は光さんと自分の2人だけになっていました(^_^;)f:id:ikarugasan:20190925192523j:image

最後の力を振り絞り、全力で踏み倒していきます。

最後はカロリーも尽きかけた状態となり、かなり燃えました。

そしてようやくローソン到着。。。(13:50)

超本気で踏んでいたため、体内の熱が処理しきれずオーバーヒートしてしまいました。

光さんからも顔が真っ赤だと指摘を受けるほどに(笑)

自分でもこれはヤバイという感覚があったため、すぐにガリガリ君で冷却を試みます(^_^;)f:id:ikarugasan:20190924210934j:image

続々とみなさんも追いつき、しばらく休みます。

そして再スタート。

しかし、さっきまで無理して踏んでいた反動で、ここから全然踏めなくなってしまいました。

なんというか、付いていくのがやっと…みたいな感じ(T_T)

さすがに他のみんなも疲れが溜まってきているので、若干ペースを落として走行しました。

彦根に付いたあたりで、自販機休憩を入れました。

一応この時点での記録。f:id:ikarugasan:20190924211000j:image

これから再びR21を関ヶ原方面に向かって走るため、しっかり備えていきます。とは言っても緩い登りがしばらく続くだけですが…。

自分はスポドリを飲み、いつも家でやってる足のマッサージを行いました。

ふくらはぎと内転筋、ハムストリングスを手で揉みほぐすヤツです。

ここまで明らかに踏めてない感覚があったので、マッサージで乳酸を除去し、足を一気に軽くする作戦です。

休憩を終えて再スタート。

ここまででアベレージが30km/hを超えているため、光さんがなんとしてでもキープしたいという思いから、まだまだとばしていきます。

その気持ち…自分もチョー分かります(笑)

どちらかというと自分もそれに協力したい側の人間なので、再び高強度で踏んでいきます。

走っていると、さっきよりも明らかに足が軽くなっている感覚がありました。

どうやらマッサージに成功したようです(笑)

前半の時のような勢いを取り戻し、ありったけのパワーで踏み倒していきます。

こうして、ようやく関ヶ原まで戻ってきました!

ここでも最後は光さんと2人だけになりました(^_^;)(やっぱり追い込むのはとにかく楽しいです!!)

とりあえず関ヶ原西町の交差点で、一旦みんなが来るのを待ちます。

全員追いつき、揃ったところで帰路につきます。

桑原さん、rikiyaZさんというように続々と別れていきます。

まさかの138タワー付近にてrikiyaZさんと並走(?)する格好になりました(笑)f:id:ikarugasan:20190924211011j:image

もちろん狙ってなんかおらず、ほんとに偶然です。

その後、光さんともお別れして、おかやんさんと2人で日が沈んだ木曽川サイクリングロードを回復走ペースで走ります。

犬山に入り、犬山城を南下してすぐのところのセブンイレブンにて一旦休憩。(19:40頃)

さすがに強度が高いと疲労感がハンパじゃなく、私もクタクタになります。

おかやんさんはここからまだ瑞浪まで自走で帰らないといけないため、相当大変だと思います(T_T)

最短で瑞浪まで帰るルートを確認し、休憩を終えたら出発します。

途中でおかやんさんとも別れ、回復走で家へと帰宅しました。

その後、おかやんさんも帰宅され、往復自走走行距離388kmを無事走破されたという吉報を聞き、とりあえず安心したのでした。ヨカッタヨカッタ…。

 

参加されたみなさん、ありがとうございました。

事故なく無事自走ビワイチをみんなで終えられ、とても良かったと思っています。

また、機会がありましたらヨロシクお願いしますm(_ _)m

 

おしまい。

 

【記録】

走行距離・・・342.04
走行時間・・・11:41:29
平均速度・・・29.26
最高速度・・・59.52
平均ケイデンス・・・83
最大ケイデンス・・・228(いつもの…??)
平均心拍・・・143
最大心拍・・・184
累積標高・・・1378.0

 

 

【年間走行距離報告】

9/15㈰の時点で、今年の目標にしていた年間走行距離15000kmを無事突破致しましたm(_ _)m

あとは年間走行距離20000kmに向けて5000kmを走り切るのみとなります。

今年も折り返し地点を通過しましたが、大きな目標に向かってまだまだ頑張ります。

 

9/25㈬の時点での年間走行距離:15658km

サドル「Fabric Cell」と「Fabric SCOOP ELITE SHALLOW」のインプレ

今回は2019年2月16日に新しく買ったサドル、ファブリック セルのインプレになります。f:id:ikarugasan:20190606180155j:image

買ってからインプレするまでにメッチャ間が空いてしまいましたが(笑)、使い心地を評価するには最適な期間だったと思います。

そして実はセルを買った2ヶ月後くらいに、もう一つの新サドル、ファブリック スクープ エリート シャローというサドルも入手しており、今回そちらも一緒にインプレをします。f:id:ikarugasan:20190924184534j:imagef:id:ikarugasan:20190606180407j:imageこちらのサドルは購入したのが2019年4月5日で、実はこの日から中華カーボンの方に装備されていました。(実際は購入ではなく、GTBCのある方に格安でいただいたのですけどね)

 

インプレと言っても、やるのは何か別のサドルとの比較をするだけです。

で、今回比較対象とするのは以前の相棒だったism ADAMO ROADとなります。f:id:ikarugasan:20190606173302j:image(ismサドル全盛期だった頃の一番分かりやすい写真を探していたら、とものりさんの愛車も一緒に写っている写真になってしまいました(^_^;))

一応先にismサドルの乗り心地について簡単にまとめておきますと、元々タイムトライアル用に作られたサドルをロード用に少し加工しているサドルのため、長距離には向いておらず、50kmくらいからジワジワと痛みが出始め、150kmくらいから明らかな痛みが出て、300kmも走った日にはまともに座っていられなくなる。個人的にはあまり快適とは言えない、そんなサドルでした。ちなみに穴あきタイプのサドルです。

 

ではさっそく、新サドル・セルの方からインプレ。

セルに交換した直後に乗ってみた感触としては・・・

メッチャ痛い!!!!

セル導入後初ライドは三国山ヒルクライムしたり、猿投山をヒルクライムしたりするライドで、最初の40kmくらいまではサドルがプニプニしてて快適そう!という感覚だったのですが、サドルからケツを上げず、高強度でヒルクライムをしていたら物凄くケツが痛くなりました。

結局その日は120kmくらい走ったところで痛すぎてまともに座っていられなくなりました。

快適さがウリのファブリック セルに交換したはずなのに、なぜ痛みが発生したのか?

原因はもちろん分かっています。

今まで穴あきサドルを使ってきましたが、これだと尿道部分の皮膚がサドルと接しないため、こすれ耐性が付きません。(サドルと接するのは坐骨2点だけで、その間にある部分の皮膚はサドルと接触しないため)

その状態で穴なしサドルに乗ったことにより、尿道部分の皮膚がこすれ、猛烈な痛みを発したのだと思われます。

交換してみていきなりスゴい痛みが伴っているため、普通なら自分のケツに合ってなかったなどと判断してすぐ別のサドルに交換したくなるところですが、私はあえてそれはしませんでした。

なぜなら痛いのは最初だけであり、ひたすら乗りまくって皮膚の耐性を上げれば痛くなくなることは分かっていたので、その後もずっとこのサドルを使い続けました。

少しでも早くセルを使いこなせるようになるため、200kmオーバーのライドを何度も走った結果・・・・やはり予想していた通り、痛みが出る距離が120kmから200km、300kmという風に徐々に伸びていきました!

そして今では、400km走っても座っていられなくなる痛みは出なくなりました!!

 

これは自走水晶浜で初めて400kmを走破した時の話になりますが、200km地点においてケツの痛みはほとんどなく、ほぼノーダメージと言っても過言ではありませんでした。さすがに400km走破した時点では多少の痛みはありましたが、300km以上走った状態でも普通に座って長時間ペダリングし続けることができました。

しかし、その後の600kmブルベでは450km以上走ったあたりから座っていられないほどの痛みとなり、最終的には「無」に頼らざるを得ない状況となってしまったため、永遠に快適に座り続けられるサドルという訳では無さそうです。

 

とりあえず、ファブリック セルはケツに馴染みさえすればとにかく快適で超長距離に適した素晴らしいサドル!というのが私の率直な感想です。

ただし、ケツに馴染むまでの期間は物凄く辛かったです。

ただでさえ皮膚がこすれて痛いのに、ずっと座り続けていると尿道圧迫による嫌な痺れも一緒に出てくるのです…。

最初の頃はいつも以上にダンシングを挟み、座り続ける状況をなるべく回避しようと努力していましたが、この痺れはほんとに曲者で、毎回痺れが出る度に顔が真っ青になりそうでした(汗)

ただ、乗れば乗るほど痛みが無くなり快適に乗れるようになっていくので、ケツがレベルアップしていく感じがあってそこは楽しかったです(笑)

 

お次はファブリック スクープ エリート シャローのインプレ。。。の前に、そもそもファブリックサドルの解説を簡単にしておきます。

ファブリックのサドルは、厚みの違いでフラット(FLAT)・シャロー(SHALLOW)・ラディアス(RADIUS)の3つから選べ、後ろになればなるほど厚みが増して快適さ重視となります。(その代わり重量増…なんだけど公称値を見るとそんなに差は無いっていう(笑))

また、グレードにおいてもスポーツ・エリート・プロ・アルティメットの4段階あり、こちらも後ろにいくほど高級で高性能になっていきます。(ホームページ見るとエリートとプロの間にレースというグレードもあるみたいです)

これからインプレしようとしているファブリック スクープは、ファブリックの中でもスクープというタイプのサドルで、エリートのグレード、厚みは中間に位置するシャローということになります。

ちなみに先にインプレしたファブリック セルは少々特殊で、厚みがラディアスしかラインナップされておらず、グレードもエリートしか存在しません。他のモデルは幅広くあるんですけどね。

さて、さっそくファブリック スクープのインプレですが…前回使っていたism ADAMO ROADと比べれば少しだけ快適に乗れました。

300kmとかもいけるといえばいけるのですが・・・やはりセルと比べるとどうしても快適さが劣ってしまう。セルのようにエアスプリングを搭載してないのでしょうがないといえばしょうがないのですが。

高いクッション性は無いので、300km以上はあまりこのサドルで走りたくありませんが走れないこともない・・・そんなサドルです。

重量的にはこのシャローで266g。最も軽くてレース向けなフラットで244g。最もクッション性のあるラディアスで256g。(※すべてスクープのエリートモデルでの話です)

ここで何かがおかしいことに気づくと思われます。

最もクッション性があって重いはずのラディアスなのに、中間に位置するシャローが重量面において負けているのです(^o^;)

あくまで公称値での話であり(ほんとにホームページにこの重量が記載されてます)、ほとんど誤差だと思いますが、重量を気にしている人は注意です。

自分もこの中から自由に選べるのであればラディアスを選んでいたところですが、当時格安でシャローが手に入るという状況であったため、ちょっとだけ妥協して手に入れた次第であります(^_^;)

 

とりあえずスクープ エリートに関しては特に不満は無く、役割面においてもセルと棲み分けができているので今後も中華の方に取り付けて使い続けていく予定でいます。

 

ちなみにセルとスクープ エリートの値段ですが、どちらも1万円前後で買うことができ、他メーカーの2万円を超えるようなサドルと比べて遥かにお買い得です。

私はAmaz●nでセルを買いましたが、安い時は8000円くらいで買えるためほんとにお買い得だと思います。

 

万人に当てはまるかどうかは分かりませんが、安くて超快適なファブリックサドル、みなさんも試してみてはいかがでしょうか?

あ、セルの重量を書き忘れてましたが、こちらは355gと少々ヘビィとなります(^_^;)

快適さを追求すると重量増が付きまとう世界なのでこればかりは受け入れるしかないと思われます。

 

……最後は宣伝みたいになってしまいましたが(笑)、ファブリック セルとメリダRIDE4000の組み合わせはホントに最強で、フレームの高い振動吸収性能と合わさって快適な自転車旅が実現できるのでホントに気に入ってます^_^f:id:ikarugasan:20190924192304j:image

DEWADEWA!

初めてのブルベ挑戦とSR認定を終えて

今年の目標だったSR取得ですが、前回記事に書いたように無事達成することができました。

これにて以前記事にした「超長距離への挑戦」は一旦幕を閉じます。

 

今回の記事では、SR取得に至るまでの振り返り(主に400とか600の)をしていきます。

 

まず、600kmという距離は、超長距離へ挑戦する中での最終目標でした。

当然ですが、200・300・400・600の中では最も長い距離であり、これを時間内に走りきれなければSR取得は不可能です。

最初の頃は普通の人と同じような考えで、600kmなんて走れる訳ないだろうがッ!!って思っていました。

しかし、SR取得を目標に掲げた以上、自分もいつかは600kmを走破しなければいけないと思うようになり、どうすれば600kmを走れるようになるか考えるようになりました。

色んな方の600kmブルベのブログを読んだりして色々考えた結果、600km完走のイメージを持つことでこの問題は解決しました。

600km完走のイメージというのは、具体的には350kmを走って仮眠を数時間取ったあと残り250kmを走るだとか、この時間帯では自分はおそらくここらへんを走っているだろうな、というような実際に走る時のイメージの事です。(これらはあくまで自分がイメージした場合の内容ですが)

一言で600kmと聞くと、途方もない距離過ぎて走れる気がしませんが、実際に走る姿を思い描くと、現実的に完走できる気がしてきます。

 

600km完走のイメージができたら、お次は自分がそれを達成するだけの実力を持っているかの確認、そしてその実力を身につけるためのトレーニングを行いました。

これらも具体的にどうしたのかというと、連日走り続けるトレーニングをしました。

連日走り続けることをすれば、2日間まるまる走る600kmの疲れを少しでも再現できるかもしれないと思ったのと、2日間まるまる走る耐性を少しでもつけられると思ったのです。

これは年が明けた今年の正月休みの連休から、すぐにトレーニングを始めました。(もちろん年間走行距離稼ぎの意味も兼ねてます)

晴れた日には毎日約170km前後を走り、多い時には200km超え・3000〜4000mアップを2日間連続で走った日もありました。

これをやったおかげで、ブルベとはあまり関係ないですが、連日走るための耐性がめちゃくちゃ付きました(具体的には帰宅後何を食べれば疲労回復するかとか(具体的にはフルーツで疲労除去、肉とかのタンパク質で筋肉修復、米とかの炭水化物で体力回復。連日走る上ではこれらを意識して摂取していました)、足の筋肉をもみほぐすと疲労がものすごい取れて翌日も普通に走れるようになるとか)

 

そして順序が逆になってしまいましたが、自分が完走するだけの実力を持っているか確認する方法についてですが、これは100kmや200km、300kmを走ってみて何時間で完走できるか試してみるという方法をとりました。

こちらは今年の3月頃から時々実践していて、主に200km・約3000mアップのコースを心拍70%というかなりゆっくりなペースで走り、11時間とか11時間30分くらいで完走できていたため、おそらく大丈夫だろうな〜とは思っていました。

実際に3月に走った200kmブルベ、4月に走った300kmブルベでは、それぞれ「200km(約2000mアップ):11時間7分 300km(約4300mアップ):14時間28分」で完走できていたため、それなりに完走ができる実力はあるのだと踏んでいました。

(200kmのタイムが遅いのは、だいぶ長く休憩したりして遊んでいたからです(^_^;)逆に300kmでは全体的に割と本気で走っていたため、まあまあ早いタイムになっています)

 

200km、300kmまではクリアしたものの、いかにも大変そうな400km・600kmに対しては、走ったことのない距離ということもあり、不安でいっぱいでした。

600kmは試走するだけでも物凄い大変そうなので、ブルベ当日にぶっつけ本番で走ることにしましたが、せめて400kmは本番までに一度走っておきたいという思いがあったため、6月の頭に単独で初400kmへ挑戦してみることにしました。

それがこちらの記事。

こうして初めて400kmに挑戦してみた結果、18時間17分という自分でも驚きのタイムで完走することができました。

たまたまコースがタイムを稼ぎやすい平坦オンリーということもありましたが、本気でタイムを稼ぐ走りをしたらここまで早く走ることができることが分かったので、正直言ってこのライドがとてつもない自信につながりました。

その後、同じ6月にいよいよ運命の600kmへ挑戦。

初めての600kmでしたが、無事33時間34分で完走。

600kmがいけたなら、400kmは絶対いけるだろうと思い、翌月400kmへ挑戦。

大雨&超山岳コースという最後にふさわしい難易度でしたが、こちらも23時間00分で無事完走。

こうして、夢のSR認定を果たしたのでした。

 

 

 

ここからは、ブルベに挑戦して感じたことを自由に書きます。

 

・どれだけ胃が貧弱でも、600kmを走り切ることはできる。

昔からブログを読んでいただいている方は既にご存知のことかと思いますが、私の胃はとにかく弱く、これまでに胃もたれを数え切れないほど引き起こしています。

そんな私が、胃もたれ無く600kmを走破できたということは、どんなに胃が貧弱でも走り方さえ気をつけていれば600kmを走りきれる(はず)ということです。

その走り方というのはいつも言っている「常に最大心拍の70%以下を維持して走る」というやつです。私はこれで600kmも400kmも一切胃もたれすることなく走り切ることができました。

また、これは600kmのゴール後にベテランのスタッフさん方と話をしていた際に耳にしたことですが、どんなにベテランの方でも300kmを超えてくると大体みんな胃もたれして食欲が無くなるみたいです。

これには驚きましたが、胃もたれするのは自分だけじゃなかったんだな、と少し安心しました。

 

・燃費が悪いという弱点があっても、補給技術を磨けばある程度カバーすることができる。

私の体は燃費が悪いです。食べても食べても、すぐにカロリーが無くなります。

今まで何が原因なのかずっと考えていましたが、最近ある一つの答えにたどり着き、それが原因だろうと推測しています。

で、その原因は何かというと、筋肉量が多いことによって基礎代謝が高い(と思われる)ということ。

私は高校時代陸上部で投擲種目(ハンマー投げ)をやっていたこともあり、毎日上半身と下半身を鬼のように鍛える生活を3年間していて、今の自転車には全く必要のない筋肉を大量に身につけてしまっているのです。(投擲種目は体重のある人の方が有利→当時から食べても食べても太らない太れない体質&痩せ型体型→太れないならば筋肉を付けて体重を増やそう!……という流れで毎日筋トレをやっていました。自転車をやっている今となっては重りでしかありませんが*_*;)

基礎代謝といえば、生命活動を維持するために必要な、何もしなくても消費されていくエネルギーのことですが、これが高いと単純に普段消費するカロリーが増えることになります。

基本的に筋肉量が増えると基礎代謝が上がるため、無駄な筋肉が付き過ぎている自分の体はとても燃費が悪くなっているといえるのです。

(その代わり、代謝が良いと風邪をひきにくかったり、太りにくくなったりするので単純に悪いことばかりではないのですが。ちなみに太りにくいという点では、筋トレをする以前の小さい頃からの話なので、生まれもったそういう体質なのかもしれませんが(^_^;))

 

で、その燃費の悪さがブルベにどうつながるのかというと、他の人より補給回数が増え、その分ストップする時間が増えます。つまり簡単に一言で言うと不利になるのです。

燃費が悪いせいで頻繁にストップしていると、その間に燃費の良い人たちに先に行かれてしまいますよね。

そこで私は走りながら補給する技術を身につけることで、他の人より不利な部分をカバーすることに成功しました。

チェックポイントなどのコンビニでは、すぐに飲み込めるゼリーやバナナなどを優先的に食べ、パンやおにぎりはすべて走りながら補給。時間を稼ぐために、コンビニ休憩も60〜80kmに一度しか止まらないようにして、とにかくノンストップで走り続ける力をつけました。

そのおかげもあってか、600kmや400kmでは全体の2番手や7番手でゴールできており、マージンを稼ぐ意味でも走りながら補給する技術は非常に重要だと感じました。

 

これらのことを踏まえて結局何が言いたいのかというと、燃費が悪くて胃が貧弱な私でもSRを取得できたということは、皆さんも努力次第ではSR取得が叶うはず!ということです。(もちろんある程度の走力・登坂能力は必要になるかと思いますが…)

超長距離への挑戦・・・本当に良い経験となりました。

皆さんも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

さて、ここからは来年の目標について書いていきます。

まず、来年もSR取得を目指すのかと言われたら、とりあえず一度でもSR認定が果たせればもう満足なので、たぶん目指しません(^_^;)

ただし、400kmや600kmには今でもまた走りたいという思いが大いにあるので、これらは走るつもりです。(特にスタート地点が近所のAR中部には来年もお世話になると思います。鬼の山岳コースを期待して…(笑))

SRのためには200・300・400・600を同一年内に時間内完走をするということが条件になっていますが、短い距離の認定を長い距離の認定で代用することも可能なので、例えば400・600・600・600を時間内完走してSR認定を受けることもできるわけです。

来年は、興味のあるコースの600kmを適当に走ってSRを取れたらいいな〜と考えています。

あ、雨だった場合はもう絶対走りません(-_-;)

今回大雨の400kmを走ったことで、パーツへの損害が大きすぎることが分かったので(具体的にはチェーンの完全な伸び、ホイールの若干の振れ、ブレーキシューの大幅消耗、リムの大幅消耗などなど…)、晴れてる時に走るからこそ楽しいということもあり、雨ブルベとはおそらくもうサヨナラすると思います(^_^;)

あと、1000kmブルベとか、それ以上の距離についても参加する予定は今のところありません。

とりあえず600kmでケツを「無」に頼らず走りきれる走力がついたら、また考えようと思います(^_^;)

 

そして、来年は「超長距離への挑戦 EXTRA STAGE」ということで、また新たなブルベに挑戦しようとも考えています。

そのブルベの名前とは・・・

「フレッシュ」そして「SR600」です!!

 

それぞれBRMとはまた違うブルベになります。

簡単にですが説明していきます。(主にWikipediaからの引用になりますが(^_^;))

 

フレッシュは、24時間以内に360km以上を走破するブルベ。最大の特徴としては、3人以上・5人以下の集団で走るというところ。そしてチームでコースを自由に設定できるという点です。

ただし、一応細かいルールもしっかり設定されているようです。(ゴール時点で3人未満だと失格、22時間目から24時間目までの2時間で25km以上走行しなければならない…等)

仲間と走るブルベって、とても素敵ですよね!楽しくも辛い時間をみんなと共有できるなんて、楽しみでしかありません。

ただし、メカトラ等のトラブル発生のリスクは単純に上がるわけですけどね…。

 

メンバーはもう2人決まっています。

おなじみ四天王のメイシーノさん、リンさんです^_^b

実は彼らも今年の6月にそれぞれ別の600kmを走り、SR認定を果たしています。

初600kmにも関わらずみなさん33時間・34時間台で完走しているため、四天王的強さは今でも健在だと思います!

とりあえずこれで3人は集まったのですが、あと2人枠が空いております。

もし良ければ、どなたか一緒にフレッシュを走ってみませんか…?コメントお待ちしておりますm(_ _)m

 

次にSR600についてですが、こちらは600kmを走る点では普通のブルベと一緒なのですが・・・・・・最大の特徴は獲得標高が10000m以上あるというところです(^_^;)

普通のBRMと違い、とにかく難易度が高いので制限時間50時間の「ランドヌール部門」、制限時間無しの「ツーリスト部門」が設けられています。※通常の600kmブルベでは40時間が制限時間となっています。

制限時間が設けられていないツーリスト部門があるため、制限時間50時間のランドヌール部門に間に合わなかったとしても完走さえ果たせればツーリスト部門として認定を受けることもできるみたいです。

このSR600は開催時期が決められておらず、好きな時期・時間にスタートすることが可能です。

ただし、コースはフレッシュと違って主催者によって設定されていて、決められたコースを好きなタイミングで走ることができるイメージですね。

 

 

そんな感じで、まだ早いですが来年の目標を掲げることとしました。

 

そういえば、今年立てたもう一つの目標、年間走行距離15000kmについては、8/19㈪の時点で13428kmとなっているため、ほぼ間違いなく達成できる見通しです。

というかそもそも年明けから年間20000kmペースで走っており、年間15000kmは正直目じゃありません(^_^;)

年間20000kmは、このペースを最後まで維持できればぎりぎり達成できる予定でいます。

 

今後も事故や怪我なく安全に走っていきたいと思います。

おしまい。

最後の試練 BRM714 あおばスーパー400麦草 当日編

準備編に引き続き、今回は当日編になります。f:id:ikarugasan:20190813123839j:image200・300・600kmはすでに完走認定しており、今回の400kmを完走認定できればSR認定となります。ゆえに最後の試練。

ちなみに本格的な大雨ブルベは今回が初です。(そもそもブルベ自体まだこれで4回目だし…)

 

前回の準備編に書き忘れていましたが、会場の大丸公園まではいつものレンタカーで行き、公園の駐車場で車中泊しました。(しかも下道で行って12時間半もかかったとか言えない…)

以前600kmを走った時は乗用車タイプ(ヴィッツ)を借りてしまい、寝返りが打てずとても寝にくかったですが今回はその対策で商用車タイプ(プロボックス)を借りており、後部座席を倒して後ろのスペースで足を伸ばして寝ることができます。

自転車は前後輪を外してフレームを助手席に置き、前後車輪は適当な空いたスペースに挟んでおけば車中泊の準備完了です。

そんな感じで前日の夜、indyさんからLINEでエールを貰いつつ就寝。(ありがとうございます)

 

そして2:00。強い雨粒の音とともに起床。

予想はしてたけど、めちゃくちゃ降ってます。

雨雲レーダーによるとこんな感じ…(*_*;f:id:ikarugasan:20190813180718j:image

さらに、1時間毎の天気予報を見てもこの先まだまだ降り続けるようです。f:id:ikarugasan:20190813180735j:image

普通のロングライドイベントなら中止の可能性も出てくるレベルだと思いますが、今回はブルベなのでそんなことあるはずもなく、頭でわかっているものの淡い期待を抱きながらホームページをチェックしたりします。

車の天井から鳴り響く嫌な音に物凄く不安を掻き立てられますが、とりあえず走るためにここに来ているので、音楽をかけながら事前に買っておいた朝飯(パン)を食べます。

途中下痢で2回も遠くにある公衆トイレに行かされる羽目となりました。(もちろん大雨なのでわざわざ雨具を着て傘さして歩いてです…)

トイレで無駄に時間を取られてしまい、用意した朝食が全て食べられず、受付開始時間(4:00)とブリーフィングの時間(4:30)が迫ってきます。

朝食を全部食べるのはもう間に合わないと思い、残した分はそのまま背中のポケットに入れ、雨の中急いでバイクを整備して受付&ブリーフィングへ。

車を停めた場所から受付場所までは50メートルほどでかなり近くなのですが、途中にスロープがあり、雨で路面が濡れていることもあってスロープ走行中に後輪がスリップして落車しかけてしまい(ギリセーフで落車はしてません)いきなり雨の洗礼を食らいます。

そして受付場所へ着いたと同時にブリーフィングが始まりました。(4:30)f:id:ikarugasan:20190813180805j:imageこんな大雨だというのに続々と集まってくる参加者たち・・・・。マジか、と頭の中で本気で思った。

そして、ここに集まるということはこの過酷なコンディションの中走る意思のある猛者ということでもあり、一応自分もその中の一人であることを悟った。

 

ブリーフィングではコース上の危険な場所、チェックポイントなどの説明がされます。

危険な場所はやはり峠の下り。雨の中下ることになるので、滑らないよう細心の注意を払って下るようにとのことだった。

チェックポイントは各地点のコンビニレシート以外にも、峠の頂上の道路標識をブルベカードと一緒に撮影するというものがありました。(具体的には志賀坂峠の標識・ぶどう峠の石碑・麦草峠の標識)

しかし、今回は大雨でブルベカードがビチャビチャになってしまうということもあり、ブルベカードを一緒に写さなくてもOKということになりました。

なので、その対象物だけ撮影すれば通過チェック完了となります。(通過チェック写真は最終的にゴールした時にスタッフへ見せてチェックの証となります。)

 

そんな感じでブリーフィング終了。

ブルベカードに氏名と住所を書いて、受付も完了。

会場の様子です。f:id:ikarugasan:20190813180818j:image

大雨なのでみなさんレインウェアフル装備です。

自分ももちろん上下とも装備中です。

周りからは「こんな大雨でも来ちゃいましたね〜」「これを走らないといつまで経ってもSRが取れない!」というような会話が聞こえてきました。

他の方々も同じような思いを抱いていることが分かったので、ちょっと安心しました。

 

4:50から車検が開始。

車検後は順次スタートOKとのことだったので、さっさとスタートしたい自分はすぐに車検の列へと並び、無事車検を済ませて1番手でスタートすることに成功! 

 

ということで、大雨の400kmブルベがスタートです!

 

サイコンのGPSナビに沿って、予習していたコース通りに走ります。

1番手でスタートしたとは言ったものの、赤信号ですぐに追いつかれます。

序盤はとばすべきでないといういつもの判断から、マイペースで走っていると後ろからどんどん追い抜かされていきます。

そこまでべらぼうに早いペースというわけではありませんが、ついていけない訳でもないのでついていきます。

そんな感じで最初は5人の先頭集団が形成されました。f:id:ikarugasan:20190813180833j:image

先頭集団の先頭の方は他の人をふるい落としたいような走りで猛スピードでとばしていきます。

自分はそこまで早く走るつもりはなかったので、そのまま見送りました。

何人かがそのままついていき、残った自分らでまた集団を形成してかなりいいペースでとばしていきます。

最終的には自分ともう一人の方の2人でのグループで落ち着きました。(記憶が正しければ、まだこの時点で先頭から3番手)

2人で色々会話しながら走行。

走っているとどんどん信号が少なくなっていき、いよいよ峠の区間へと入っていきます。

一緒に走っていた方は本気の高強度ペースで登っており、このまま一緒に行くには少々危険を感じました。

とりあえずついていき、最初の峠、山王峠をクリア!(6:37)f:id:ikarugasan:20190813180940j:image

写真を撮っていたら少し差がついてしまったので急いで追いかけます。f:id:ikarugasan:20190813181013j:image

追いついて再び一緒に走りますが、ここでなんとカロリー切れ発生。(スタートから43km地点)

もうついていくエネルギーがないことを告げ、切り離されます。f:id:ikarugasan:20190813181028j:image

カロリーが切れたら補給するしかないので、朝食べきれなかった残りのパンを背中から取り出し、負荷を落として補給します。

負荷を落としている間はとにかく遅いので、めちゃくちゃ抜かされます。f:id:ikarugasan:20190813181043j:image

でも我慢です。

補給中に負荷を上げて走ると胃へのダメージが倍になり、早々に胃もたれを引き起こして走れなくなってしまうからです。

補給が終わって消化吸収され始めるいいタイミングのところでお次の山伏峠へ突入。

補給したことによってエネルギーが溢れ出てくるので、さっき抜かれた方々を思いっきり抜き返していきます。

バイクを軽くしてきていることもあり、他の参加者よりも楽に早く山が登れました。

ということで山伏峠もクリア。(7:35)f:id:ikarugasan:20190813181122j:image

下りに入りますが、絶対安全を心がけているので超ゆっくり下ります。

ゆっくり過ぎて、さっき抜かしてきた方々に結構追いつかれます。

追いつかれたら道を譲りつつ、大雨の中をダウンヒル

途中追いついてきた方から、「めっちゃ軽装ですね!」と他の方にバイクを評価された。

個人的な考え(軽量化)を伝えつつ、色々会話して先に行っていただきました(^^)

埼玉県の秩父の町を抜け、ローソン小鹿野飯田店に到着です。(8:47)f:id:ikarugasan:20190813181139j:image

次のコンビニまでの間に志賀坂峠とぶどう峠が控えているため、必ず事前にコンビニへ寄っておくべきと判断した次第です。(というかキューシートにもちゃんとこれより先コンビニ無しと書かれている)

分かりやすく画像で説明するとこんな感じになります。(現在は山伏峠と志賀坂峠の間にいます)f:id:ikarugasan:20190813203500j:image

ここまでの記録としては、距離88km。f:id:ikarugasan:20190813181209j:image総上昇高度については気圧センサが雨で水没していて今回も正確な値が全然拾えていないため全く参考になりません。

コンビニでしっかり補給していきます。

ベタベタになった愛車とレインパンツ。f:id:ikarugasan:20190813181221j:image雨脚はスタート時と比べると少しだけ弱まったものの、未だに降り続けています。

そういえば今回初めて本格的な大雨ブルベを走ってきて感じたことがあります。

それは、物凄くのどが渇くということ。

この日の気温は25℃/20℃で、気温だけ見れば暑くも寒くも無いですが、雨が降っているのでどちらかというと少し寒くなるといえます。

普通なら寒いとのどが渇くことはないんじゃないか?と思いたくなりますが、今回はレインウェアを身にまとっています。

レインウェアは外からの水は防げても中からの蒸れは防げません。

つまり何が言いたいかというと、レインウェアを着ているせいで中が蒸れ、大量に汗をかくことで想像以上に体内の水分がもっていかれるのです(-_-;)

これには驚きでした。そして大きな発見でもありました。雨だから涼しいとかボトルの水はあんまりいらないなとか今まで思ってましたが実際は全然逆だった…そんなお話でした。

そしてもう一つ。

上のバイクが写ってる写真を見たら分かりますが、今回はトップチューブバッグを付けてきています。

理由はレインウェアを着ることで背中のポケットから食べ物が取り出しづらくなるだろうと思い、代わりにトップチューブバッグを用意しました。

しかし、実際にはレインウェアを着ていても普通に背中から食べ物を取り出すことができ、何の問題もありませんでした。

むしろ、個人的にはこのトップチューブバッグは邪魔で、空力重視の内股ペダリングをする時に毎回当たるため、ストレスでしかありませんでした…。

今回試験的に導入してみたのが間違いだったようです(-_-;)

とりあえず、外したとして他にしまう場所も無いのでそのまま付けて走ることにしました。

あ、そうそう、靴の防水対策としてビニール袋を履いて走ってきましたが、こちらも山伏峠の下りらへんで完全に浸水しました(^_^;)

外からの浸水も多少はあるかもしれませんが、一番の原因はやはり蒸れだと思います(-_-;)(-_-;)

つまり、靴はいくら外側からの浸水を遮断したとしても、蒸れによって中から浸水するのです(-_-;)(-_-;)(-_-;)

こりゃあどうしようもないなーってことでここからは防水対策は諦めて靴の浸水を受け入れることにしました(^_^;)

 

補給を終えたら再スタート。f:id:ikarugasan:20190813181153j:image

雨がだいぶ止んでパラパラに変わって、さっき補給をしたことでエネルギーが溢れ出てくるためテンションが上がってきます。

志賀坂峠を目指して緩い勾配進の道を進む。f:id:ikarugasan:20190813181247j:image

ちなみにここまでほとんど単独走行です。

走っていると、レインウェアを脱ぐため停止している方を追い抜きました。

そのまま一定ペースを刻んでいると、さきほどの方が後ろから追いついてきました。

ここではこの方をNAさんと呼ぶことにします。

雨が止み始めたが、この先また降るかもしれないし、峠を登ると気温が下がり寒くなるためレインウェアは着た方がいい……でももし降らなかったら暑いだけなので着ない方がいい…など、あるあるの悩みの話題で盛り上がります。

結局自分は寒さが苦手なのでレインウェアは着たまま、NAさんはレインウェアがあるとペダリングしにくいということでレインウェアを脱いで走ることになりました。

個人的にはレインウェアを着ると全く寒くないため、着てるときの安心感はまるで違います(^_^;)

気がついたら志賀坂峠の本格的な登りがスタート。

結局、峠を登り始めたら雨が本格的に降ってきました(-_-;)

NAさんはこれくらいなら気にしないと言い、そのまま突き進んでいきます。 

色々話を聞くと、自分より年齢が2つ上で、千葉県から参加の方でした。

自分は400kmブルベは初めてで、これを認定できれば初SRだということを伝えると驚かれました。…まあ、みんな普通はそんな反応ですよね(^_^;)

大雨の中2人で楽しくヒルクライムです。f:id:ikarugasan:20190813181257j:image

もうそろそろかな?なんて話をしていると、ようやくゴール!(10:14)f:id:ikarugasan:20190813181309j:imageここは通過チェックになっているので、しっかりと写真を撮っていきます(*^^*)

そしてダウンヒル開始。

超ゆっくり下るので、NAさんには先に行ってもらいました。

とりあえず無事下りが終わって川を渡った突き当たりの交差点を左折し、R299を走ります。

お次はぶどう峠ですが、下りきった今の地点から峠の頂上までは約30kmの約1000mアップ(最高地点は標高約1500m)あるので、途中左手にある道の駅 上野で軽く補給を入れておきます。

道の駅に着いたらNAさんに追いつきました。

補給時間の差でNAさんが先に出発。

気がついたら雨がすっかり止んでいました。

これ以降降らなそうだと判断し、ようやくここからレインウェアを脱いで走ります。

脱いだレインウェアを入れるバッグなど無いので、背中のポケット、そして背中のウェアの中にしまい込みます。

そして身軽になった状態で再スタート!

中に着ていたウェアがベタベタだったこともあり、走り出しはかなり冷えました。

しかし悲鳴を上げるほど寒くはなく、走っていればすぐに温まるだろうと思い、いいペースでとばしていきます。

エアロポジションで高速巡航しますが、レインウェアを着てないだけで空力性能が物凄く良くなったと感じます。

レインパンツがないことでペダリングもロスなく回せてとても気持ちいいです。

道の駅を先に出発した他の方やNAさんを途中で追い抜き、いいペースのままぶどう峠へ突入。

身軽になったこととさっきの補給休憩のおかげでエネルギーが湧き出てくるため、序盤は本当にいいペースでした。

景色も撮りつつ…f:id:ikarugasan:20190813181322j:image

とても楽しくヒルクライムf:id:ikarugasan:20190813181335j:image

エネルギーがある状態でいいペースで登るのは本当に楽しい。

しかし、思いのほかぶどう峠が長く、途中から血糖値が下がり始める・・・。

最後までもつと思っていたのだが、読みが甘かったようだ。

力が抜ける感覚に襲われ、とりあえず何か食べないとヤバイ…ということで背中のポケットから塩おにぎりを取り出して補給。

そしてたまたま補給したタイミングが悪く、10%前後の急勾配区間だった……。

急勾配だと嫌でも心拍を上げるしかなく、そこに補給が重なると胃へのダメージが相当増えてしまいます。

なんとかぎりぎりの状態で登る。

はやく終わってくれ……と何度も願いつつ、何度もカーブを曲がると、ついに県境の標識が!f:id:ikarugasan:20190813181347j:image長野県北相木村!ということは…

ぶどう峠、制覇!!(12:34)f:id:ikarugasan:20190813181400j:image

チェックポイントになっている石碑もしっかり撮っていきます。f:id:ikarugasan:20190813181427j:image

事前に予習していたグーグルストリートビューでは、ここから絶景が見れた気がするのだが、今日の天気では何も見えず…。f:id:ikarugasan:20190813181440j:image

そして標識1500mなおかつ体が濡れていることで物凄く冷えるため、急いで雨具兼防寒具のレインウェアを着ます。レインパンツの方は履きませんでした。

ちなみに雨の方はもうずっと降っていません。

レインウェアを着たらダウンヒル開始。

ここも超ゆっくり下る。

いつ追いつかれてもおかしくないくらいゆっくりだったけど、誰にも追いつかれませんでした。

かなり下ると、路面が乾いていました!f:id:ikarugasan:20190813181451j:image乾いた路面は今日の中では初めて見たかもしれません。

そして、この辺りからある異音に気づき始める。

 

シャリ♪シャリ♫シャリ♪シャリ♫

 

ん・・・・・???

 

こ、この音は、まさか・・・・・・・

 

オイル切れだァーーーッ(*_*;

 

チェーンオイルが完全に切れました。

今回チェーンオイルはいつも愛用しているKUREのチェーンルブセミウェットを使ってきており、今まで多少の雨でも落ちることなく使えていたため、今回も大丈夫だろうと踏んでいたのですが、想像以上に雨が強く、セミウェットオイルが全て流されてしまったようです(*_*;

このままではギヤとチェーン、金属同士が潤滑剤無しでそのまま擦れ合い、抵抗増し増しの状態で走るしかなくなります。

オイル切れになるなんて想定していなかったため、当然予備のオイルなど持っているはずもなく・・。とりあえずオイルが切れたという理由だけでリタイアするわけにもいかないので、そのまま走り続けます。

R141に出たら右折し、少し進んだところでチェックポイントとなっているセブンイレブン小海店へ到着!(13:25)f:id:ikarugasan:20190813181503j:image

165km走破。f:id:ikarugasan:20190813181513j:image

この先に超級山岳の麦草峠が待ち構えているので、しっかりと補給していきます。

補給しているとNAさんも追いついてきました。

体が濡れていたことでとても冷えるため、防寒具としてレインウェアを着てから再スタートです。

走り出してすぐのところで麦草峠の長く険しい登りが始まりました。

登り始めるも、レインウェアを着ていることによる暑さ(蒸れ)でかなりイライラしてきます。

こんなのやってられないと思い、登りの途中で足をついてレインウェアを脱ぎます。

そして走り始めますが、今度は膝裏とレッグウォーマーがこすれることによって猛烈な痛みが襲いかかります。

最初はレッグウォーマーをずらしたりして対処していましたが、何度やっても痛みは変わらず、とにかくペダリングする度に強い痛みが出てくるのでこれまたスーパーイライラします。

さすがにもうやってられないと思い(2回目)、再び足を止めてレッグウォーマーを脱ぐことにしました。(脱いだレッグウォーマーは小さくたたんでトップチューブバッグにしまいました)

そして再び走り始めます。

レッグウォーマーを脱いだことで膝裏がこすれなくなり、痛みが無くなってとても快適になりました。

快適になったとは言うものの、ここへ来るまでにいくつもの峠を越えてきており、既に足はかなり消耗していて辛いです。

かなりキツイですが、ここはとにかく登るしかありません。

そんな感じで単独ヒルクライムf:id:ikarugasan:20190813181525j:image

登れば登るほど、霧が濃くなっていきます。f:id:ikarugasan:20190813181537j:imagef:id:ikarugasan:20190813181550j:imagef:id:ikarugasan:20190813181601j:image

登る足が残っておらず、もうとにかくキツイです。

しかもとにかく長い。時々出てくる標高の標識も、まだこれだけしか登ってないのか、と精神的ダメージを与えに来ます。

ヤバイ・・・もうほんとにヤバイ・・・・

もう、ヤメてくれーーーッ!!!(*_*;(*_*;(*_*;(*_*;

という気持ちでいっぱいでした。

そこへ、さらに追い打ちをかけるかのごとく、道路工事による片側通行の信号(x_x;f:id:ikarugasan:20190813181612j:image

青になってやっと通れると思ったら、まさかの未舗装路というオマケ付き・・・・・・もう何もかも投げ出したくなりました(-_-;)

そして、ここにきてカロリーも切れ始め、マジで足を付く寸前の状態だった。

とにかくぎりぎりの状態で粘りつつ、やっと標高2000mを突破。f:id:ikarugasan:20190813181622j:image

もんのすごくゆっくり登っていたので、いつ後ろから追いつかれてもおかしくなかったのだが、未だに誰も追いついてきません。

追いつかれないということは、他の人も同じ状態なのだろうか…??

と、ここで突然勾配が緩み、下りが始まる!!f:id:ikarugasan:20190813181634j:imageよし!やったか!?!?

と、思った矢先、再び悪夢の9%が始まる💀f:id:ikarugasan:20190813181649j:image

アカン・・・・・もうホンマにアカン・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、ここで後ろから別の参加者の方が追いついてきました!

マジで限界ギリギリの状態だったので、ちょっと元気が出ました。

さっきのは騙されましたねー的な会話をしながら、最後の坂を登っていると・・・・ついに・・・・!!!f:id:ikarugasan:20190813181700j:image

麦草峠ゴーーーーール!!!!(16:36)f:id:ikarugasan:20190813181711j:image

ふもとのコンビニから一気に1300mほど登り、超級山岳麦草峠を制覇です!!

常に9%前後の勾配で、ゲロキツかったですorz

空腹もヤバイので、すぐさま背中からおにぎりを取り出して補給します。

休んでいると、NAさんも追いついてきました(*^^*)

みなさんとおしゃべりして疲れを分かち合いますが、実はここが全体の中間地点のため、まだあとゴールまで200km残っているという・・・(^_^;)

どうせこのあと徐々に回復していって結局は完走できるんだろうけど、麦草峠を登りきった時点では足が完全に終わっていて、残り200kmは走れる気がしませんでした(笑)

そしてこれだけ登って200kmを約11時間・・・まずまずのタイムといえます。多分。

とりあえず、標高2127mは危険な寒さのため、レインウェア、レインパンツを装備して下り始めます。

NAさんは下りが得意のようで、雨でもお構い無しにいいペースで下っていきました。

自分はもちろん超ゆっくりと。

以前台風でピークスが中止になった際にこの下りは走っているので、完全に初見ではない分少し安心感がありました。

一応ここでも雨には降られることなく、ずーっと下って以前の時も停まって撮影した絶景ポイントへ(^^)f:id:ikarugasan:20190813181722j:imageここはほんといい景色です。

その後、富士見町方面へと下っていきます。

ちょびっと登りがありましたが、色々あってNAさんと抜きつ抜かれつ(笑)

最終的にR20に出るまでの下りは一緒になりました。

そしてR20に出て、ここから一気に下って甲府を目指しますが、その前に補給をということでコンビニに寄ることにしました。

自分も補給をしたかったので、一緒にコンビニへ。

コンビニへ入った途端、雨がまたザーッと降ってきました。ガーン…orz

補給を済ませて走り出しますが、体が濡れていたため、走り出しが強烈に寒いです(*_*;

長い下りなのでレインウェアを着ると空力が悪くなり、走るのが遅くなる。そして着なくてもどうせ寒いのは最初だけなので、ここはあえてレインウェアを着ずにそのまま走ることにしました。

そういう訳で、寒さに絶叫しながら下り始める。

私のホイールは斑鳩1号で、スポーク数20H・24Hのプレーン(丸)スポーク手組ホイール。

NAさんのホイールはレーシング3で、スポーク数16H・21Hのエアロスポーク完組ホイール。

・・・空力で適うはずがありません(T_T)

下りでどんどん離されてしまい、結局単独でR20の長い下りを走ることになってしまいました。

単騎でR20を走りますが、ここは以前600kmブルベでも走った道。そのため、なんとなく見覚えのある風景です。(とは言っても、以前は真夜中、今回は夕方なので見える景色は全然違いましたが・・・(^_^;))

下っている間は雨が止んでいましたが、甲府が近づくにつれて徐々に雨が本格的に降り出しました。

そして完全に日没となり、R20の市街地を走行。

軽車両通行禁止の標識があるので、側道から迂回して行く箇所が何箇所かあったのですが、本線と合流する度に車の隙間を狙って入らないといけないので、毎回若干のストレスでした…。

ここはルートをR20以外で引いてくれると、助かるかもしれませんね。(その代わりキューシートが増えるデメリットもありますが…考え方は色々です)

市街地を抜けたあたりから雨がようやく止んできました。

笛吹市の蛍見橋というところを通過中。(20:33)f:id:ikarugasan:20190813181733j:image

通過チェックのコンビニまであと少しです。

そしてようやくチェックのセブンイレブン笛吹八代高家南店へ到着。(20:48)f:id:ikarugasan:20190813181742j:image

今の記録。f:id:ikarugasan:20190813181754j:imageあと120kmくらいです。

着いたらNAさんがいらっしゃいました。

この先すぐのところに鳥坂峠というヤバイ激坂の峠が待ち構えているため、それに備えてしっかり休んでいたとのことでした。

そして、随分前にチェーンオイルが切れてしまい、ほかのみなさんはどうしているんだろうか?という話をした際に、たまたまNAさんが持っていた予備のチェーンオイルを貸してくださることになりました!

本当に助かりました、ありがとうございましたm(_ _)m

このまま行けば、最悪チェーンが切れて走行不能となりリタイアになっているところでした。そして、雨のチェーンオイル対策は必ずしないといけない、と肝に銘じたのでした。

NAさんのツイッター情報によると、この先の鳥坂峠では「ゴルフ場に、気をつけろ」というキーワードが出回っているようです。

うーん、どういう意味なんだろう…??

とりあえず、NAさんは先に休憩を終えて出発するとのことでした。頑張ってください!

自分もしっかり休んだら、いよいよ鳥坂峠へと向かいます。

コンビニを出るといきなり登りが始まりました。

すぐに勾配が上昇していき、9%付近に到達します。

右手を見ると、強力な照明に照らされたゴルフ場が見えてきました。

「ゴルフ場に、気をつけろ」というのは、これのことなのか?

なーんだ、9%程度なら大したことないな!

そんなことを考えながら登っていると、突然勾配が増していき、一気に13%前後にまで上昇!!

左手に目をやると、「ウッドストックカントリークラブ」の看板が見え、まさか……これのことだったのかーーッ!!と、勘違いしていたことに気づかされたのでした(^_^;)f:id:ikarugasan:20190813181804j:image

先程のコンビニで少し回復したとはいうものの、ここまでとてつもない峠をいくつも越えてきているため、またしても超キツイです。

これが、「アオバヒドイ」と言われる所以なのか・・・(*_*;

とりあえずキツイ。けど登れないことはない。でもキツイ・・・。シンドイ・・・。

そんな思考を繰り返し、同じような景色が何度も出てくるつづら折りを抜けると、ついに鳥坂峠をクリアー!!(22:25)f:id:ikarugasan:20190813181817j:image

上の写真の新鳥坂トンネルを抜けたあと、少し下り、若彦トンネルという超長いトンネルを通ります。

トンネル内では車通りが一切無く、下り基調で走りやすかったものの、トンネルに入った瞬間危険な寒さを感じ、すぐさまエアロポジションとなって全力でトンネルを駆け抜けました。

トンネルを抜けて、河口湖。f:id:ikarugasan:20190813181826j:image

本降りではないものの雨が降っていて、普通に寒いです。

標高も830mほどあるため、普通に走っていたら間違いなく寒さで凍えてしまいます。

 

・・・・・・・・・・・・・・仕方ない。

本当は最後までとっておきたかったんだが、

アレを使う時が来たようだ・・・・・!!

 

必殺!!

ジェネレーション・オブ・ヒート!!

 

「説明しよう!ジェネレーション・オブ・ヒートとは、強度を上げて体内の発熱量を増やし、どんなに寒くても寒さを無視して走ることのできる自転車の奥義である!!」

 

このジェネレーション・オブ・ヒート(長いので以下GOH)は2018年の土砂降りグランフォンド東濃の中で編み出した奥義・・・。

どんなに寒くても寒さを感じずに走ることができるスゴイ技だが、高強度で走るため体への負担はいつもより倍増するデメリットがある。

なるべく短時間で終わらせねば・・・。

 

そんな訳で、GOHを使って雨の中を35km/h前後でぶっとばしていきます。

エアロポジションにもなって、とにかく早く走ることだけを考えます。

ちなみに強度を上げすぎると本当に死ぬので、ほどほどに・・・。(大体最大心拍の80%前後が目安です)

 

平坦も登りも高強度で走っていると、遠くに赤い光が見えた。

どうせ道路脇に設置されてるヤツでしょ?とか最初は思っていたけれど、近づくにつれてそれがなんとなく動いているように見えてきた。

え?もしかして・・?いやいや、そんなまさかね・・・

しかし、目の前まで近づいてきたところで、それは確信へと変わった。

 

あー!!NAさん!!

まさか追いつけるとは!!(*^^*)

 

しかし、話を聞くと腹痛でかなりペースが落ちてしまっているようでした。かなり寒いですしね(*_*;

無事を祈り、自分は先を急ぐことに。

 

もともと後半に強い自身の体質もあって、300km以上走った今でもかなりのペースで踏めています。

とりあえず標高の高いこのあたりの区間は寒くて危険なので、最速で駆け抜けたい。

しかし、道志みちのロングダウンヒルの直前にチェックポイントとなっているコンビニがある。

ここは走り出しの寒さ覚悟で、コンビニにてしっかりと補給していくのが良さそうだな・・・。

そんなことを考えていると、最後のチェックポイントであるセブンイレブン山中湖旭ヶ丘店に到着。(23:47)f:id:ikarugasan:20190813181838j:image

記録はこんな感じ。あと80kmほど!f:id:ikarugasan:20190813181855j:image

そして道路を挟んだコンビニの向かいには山中湖・・・真っ暗ですが(^_^;)f:id:ikarugasan:20190813181904j:image

残り80kmをノンストップで走れる分の補給と補給食の購入をしていきます。

結構な時間休んだらコンビニの外に出て、出発の準備。

さっき追い抜いたし、そろそろ来るかな来るかなー…とずっと来た道を気にしますが、一向に来る気配がありません。

うーん、さすがに差が開きすぎていたかな…と思い、諦めて出発しようとした瞬間!

遠くからライトが近づいてくるのが見え、NAさんもコンビニへたどり着いたようです(^^)

良かった、とりあえず無事みたいです。

もうこれでゴールまで(もしくはゴールでも)会うことはないかもしれませんが、先に行きます!と告げて、いざスタート!!

あと80kmを走ればゴール!SRも達成だ!

 

(しかしこのあと恐ろしい悪夢が待ち構えている事など、この時知る由もなかった…)

 

スタートする時点で普通に雨が降っていたので出発前にレインウェア、レインパンツを着てきているのだが・・・相変わらず走り出しは寒い!!!!!

本当に寒い!!!!!!

ずっと絶叫していないと耐えられないほどでした。近所のみなさんゴメンナサイm(_ _)m

この日一番の寒さだったので、スタートしてすぐの下りで、いきなり全力でペダルを回す!

うおぉおおおお!!!!!!!!!!

燃えろ!!!!オレの小宇宙よ!!!!!!!!!

全力で踏んで発熱したおかげで、少し楽になりました。

その後、ほんのちょっと登ったら、いよいよ道志みちのロングダウンヒルへと差し掛かります。

もちろん今まで通り、超ゆっくり・超安全に下っていきます。

ずーっと雨ですが、途中からまさかの雨脚が強まってきました。

そりゃもう、スタートの時と同じくらいの大雨です(^_^;)

でもまあ、大雨だったとしても速度さえ出さなければ安全に下ることはできるので、とにかくブレーキをして速度を殺し、超ゆっくり下ります。

 

「そういえば、今日はまだ眠気が来ないなぁ。」

 

下っている最中、不吉な事を考え始めます。

 

「意外と今日は大丈夫なのかも?」

「あれ?眠気ってどんな感じのだったっけ?」

「確か、こんな感じの・・・・zzzzzz……

 ・・・ッハ!?!?ヤバイヤバイ!!」

 

はい、とうとうきました。というか、自ら呼び寄せてしまいました。

最後の関門・睡魔です。

しかも深夜1:00。大雨でカーブの多い危険なダウンヒルの最中に睡魔です。

これほど危険なシーンは他にありません。

 

通常であれば、眠くなったら仮眠するのがセオリーですが、今の状況ではそれをすべきではありません。

なぜなら、大雨でこのあたりに寝るところなど無く、あったとしても標高が高いことにより寒く、ずぶ濡れになった体で寝ようものならそれこそ低体温症を引き起こして大変な事になってしまうからです。

最善策を考えれば、さっきのチェックポイントのコンビニで仮眠しておくのが正解だったのかもしれませんが…その時はまだ眠くなく、もう既にある程度下ってきてしまっているので戻るわけにもいきません。

そういうわけで、現時点での最善策を考えた場合、睡魔に耐えながら安全確実に下るのが一番であると判断し、そのまま下ることにしました。

 

常にブレーキをかけ続け、前方の路面の状態に全神経を集中させて下ります。

が、どうしてもウトウトし始めてしまいます。なんかこう、まぶたが自然と閉じていく感じのアレです(^_^;)

 

ウトウト→ハッ!?→あぶねーあぶねー→ウトウト→ハッ!?→あぶねーあぶねー(以下ループ)

 

まさにこんな感じでした(*_*;

とにかく正気に戻ってから取り返しのつかない事にはならないよう、速度だけは出さないよう意識しました。

一応寒さについては大丈夫でした。下り始めるピークの標高900〜1000m付近がヤバかっただけで、あとはとりあえずGOHを発動させなくても耐えられる寒さだったのには助かりました。(それだけレインウェアが優秀なのかも!)

 

また、これだけ疲れていると、眠気と一緒に幻覚もたくさん見ました。

主にウトウトしてる最中にですが、二本足で歩く電柱とか、動く岩のモンスター・ゴーレムとか・・・・(-_-;)(-_-;)(-_-;)

いや、冗談に聞こえるかもしれませんが、ホントに見たんですよ。信じてくださいってば(*_*;

 

そんな感じで道志みちダウンヒル

結構下ったところで、謎の登りが始まる。

名も無き峠というやつだろうか。

そこを深夜2:00、大雨の中単独で登る…。f:id:ikarugasan:20190813181916j:imageこんなことをしていると、これこそが非日常感の頂点に達する行為なんじゃないかなあと思えてきます(^_^;)

その後、名も無き峠をクリアして細い道を下る。

ずっと下ったら、事前にグーグルストリートビューで予習してきた見覚えのある道に出て、あとはサイコンのGPSナビに従って走るだけ。

ようやく街中に出たが、ここでも相変わらず本降りの雨のため、寒くならないよう再びGOHを発動させてとばしていきます。

あ、あとケツも既に限界に達してしまったので600kmブルベの時に体得した「無」も発動させて走りました。

 

深夜3:00過ぎの市街地では、交通量はほとんどなく、あるとすれば夜通し走っているトラックくらい。

人影もなく、ただ雨の音だけが聞こえる世界で、ひたすらゴールに向かって単騎で走り続けます。

山中湖のコンビニで買っておいたようかんも食べつつ、大会前日に車で通った見覚えのある道に出て、ようやく帰ってきたんだなという感覚を味わう。

そして、とてつもない疲れを背負いつつ、ようやくスタートした時の風景が見えてきて・・・・ついに・・・・

ゴール!!!!(4:00)

ようやくゴールしました。f:id:ikarugasan:20190813181925j:image

ゴールした直後は「嬉しい!サイコーだ!」

・・・なんて気持ちは一切なく、とりあえず疲れ過ぎて休みたいという気持ちでいっぱいでした(^_^;)

受付でチェックの証であるコンビニレシートと志賀坂峠・ぶどう峠・麦草峠の写真を見せて、無事に23時間00分で400kmの認定達成です!!

400kmのメダルももちろん購入しておきました!!f:id:ikarugasan:20190813181932j:imageボルト1600の光で照らしてみました!

ちなみにメダルを持ってる指のふやけ具合から、いかに大雨だったかが分かるかと思います(^_^;)

受付の方に確認すると、7番手でのゴールだったようです。

そして、後日ホームページで公開されたリザルトによると、

 

エントリー:102名

DNS:59名

出走:43名

リタイア:18名

完走:25名

完走率:58%

 

だったようです。(完走率が以前走った600kmブルベの時と全く同じという)

大雨だったのでさすがにDNSが多いです。

完走率は50%近くなものの、完走してる人数がそれなりにいたので過酷なブルベだけれど全国から猛者が集まって来ているんだなーと思いました。

ちなみにトップは17時間台のヤバイ人。

聞いた話によるとキャノンボーラーだとかなんとか・・・(*_*;

 

今回もお馴染みサイコーの相棒! f:id:ikarugasan:20190813181939j:imageゴール直後なのでまだ暗かったですが、休んでいると徐々に空が明るくなってきて、夜が明けました(^_^;)

 

これで今年最大の目標にしていたSRを無事達成することができました!

これにて、超長距離への挑戦は終わり・・・・・・にしようかと思ってましたが、さらなるレベルアップのため、EXステージとしてまた新たな目標ができました。

それについては、また次のブログあたりで・・・。

 

それでは!

 

【記録】

走行距離・・・403.53
走行時間・・・19:31:55
平均速度・・・20.66
最高速度・・・58.45
平均ケイデンス・・・74
最大ケイデンス・・・243(いつもの)
平均心拍・・・133
最大心拍・・・181
累積標高・・・4354.0(別の方のキレイな標高図では合計約6800mでした。自分のログの標高図と比べてみると、明らかに自分のは山が欠けており、やはりうまく計測できていなかったことが分かりました(T_T))

BRM714 あおばスーパー400麦草 準備編

今回は7月14日㈰に走ったBRM714 あおばスーパー400麦草という400kmブルベの準備編になります。

当日のコース概要、装備紹介などをしていきます。

 

まず、今回のブルベについて。

今回のブルベはVCR横浜あおばという神奈川県にあるクラブが主催しているブルベになります。

スタート地点はもちろん関東で、コースによって色々変わるようですが、今回の場合だと東京都稲城市にある大丸公園という場所がスタート地点になっていました。

そして、特筆すべき点としては、他のクラブが主催するブルベとは違い、とにかくたくさんの峠が登場する過酷なコース設定のブルベを開催しているのが最大の特徴だそうです。(一応普通のブルベも開催しているようです)

過酷なコース設定の場合、タイトルに「スーパー」と付きます。

今回のブルベがまさにこれに該当し、タイトルを見てみると分かるように、「スーパー」が入っています。

この過酷さは尋常じゃないらしく、ブルベ界隈ではかなり有名なようです。

どれだけ過酷なのかというと、「アオバヒドイ」というハッシュタグが作られるほどなんだとか・・・(^_^;)

 

そんな過酷な今回のコースプロフィールとしては、こんな感じになっています!

https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=086e83a7b0decf5c5533f0e16ab75a5e

f:id:ikarugasan:20190731123030j:image

順番に山王峠→山伏峠→志賀坂峠→ぶどう峠→麦草峠鳥坂峠を越える超山岳コースとなっていて、コース全体の合計上昇高度としては6000mを超えるんだとか!(どこかの中部でもそんなコースがあった気がせんでもない)

関東の峠ばかりなので、ほとんど行ったことのない峠しかありません。

この中で唯一麦草峠だけは行ったことがありますが、その時(ピークスが台風で中止になった時)は茅野市側から登っており、今回走る佐久穂町側の登りは初めて登ることになります。

とまあ、言ってみれば実質ほとんど初見ということになります(^_^;)

 

当日は4:00から受付開始となり、4:30にブリーフィング、5:00にスタートとなっています。

400kmブルベなので制限時間は27時間。朝5:00にスタートして、次の日の朝8:00までにゴールすれば完走扱いとなります。

 

以上でブルベコースの紹介を終わります。

 

お次は装備紹介です。

今回の天気としては、大雨の予報となっています。f:id:ikarugasan:20190731185719j:image

スタートする時間帯からかなり強い雨が降るみたいです。

1時間毎の予報を見ても、日中は降水量が少し減るものの止むことはなく、夜になるとまたさらに降り出しそうな感じもあります。

かなりヤバイです。

DNSという3文字もチラッと頭の中に浮かびました。

しかし、雨で毎回DNSをしていたら、いつまでたっても認定を手に入れることはできません。

そうなると、いつまでもSRが達成できないということにもなります。

色々考え、前々から一度でも大雨ブルベは経験しておくべき(しておきたかった)という思いがあったことから、ここは果敢に挑戦することを選びました。

SRを達成するために残された最後の認定が大雨で過酷な山岳400kmブルベになるとは・・・まさに最後の試練にふさわしいですね(笑)

 

そんな最後の試練を走るための今回の装備としては、こんな感じになっております!f:id:ikarugasan:20190731123004j:image

パッと見で、すぐに出てくる言葉があるかと思います。

そう、物凄い身軽です。

大容量サドルバッグ・・・いや、そもそもサドルバッグ自体付けてきていません。

理由はもちろん軽量化のため。

以前600kmを走った時に聞いた話で、速い人は荷物を全然付けておらず、「付けると重くなって山が速く登れなくなる」というのが印象に残っていたため、もともと自分も重いバイクで山を登ることが嫌いということもあって今回は外してきています。

すべては過酷な山岳コースを楽に、快適にクリアするためです。

雨具はどうするのかと言われたら、スタートの時点では着ていて、要らなくなったらサイクルウェアの中に入れるだけです。

サイクルウェアの中というのは、背中のポケットの事ではなく、本当にウェアの中にしまい込みます。(うなじの部分とか、へその部分とか(笑))

こうすることで、雨具をしまうためのバッグを装備する必要がなくなり、軽量化につながるという訳です。

ちなみに今回用意した雨具というのは、モンベルのレインウェアとパールイズミのレインパンツ、これら2つのことです。

シューズカバーは特に何もせず、ビニール袋をシューズと靴下との間に履いて足首のところを輪ゴムで止めて走りました。

大雨の中ではいくら対策してもどうせ浸水するため、外側は丸裸にしてビニール袋だけ履いて中を守るという寸法です。

まあ、ビニール袋を履いたとしてもどのみち中が蒸れるせいで自分の汗によってプールになっちゃうんですけどね(^_^;)

あとは、レインウェアを着て走ることになるので背中に入れた補給食が食べづらくなると思い、補給食用にトップチューブを付けてみました。

普段は全く付けて走ったことがないので、試験的な運用という意味も兼ねてます。(結果的にはトップチューブバッグは自分には全く合わないことがあとから分かりましたが(TT))

緊急時の輪行袋ももちろん持ってきています。

シートステー下にあるボトルケージの中に、ビニール袋に包んだ状態で突っ込んであります。

ダウンチューブ下にはボトルケージを増設し、ツール缶を入れてます。

この部分は前輪からの水跳ねがハンパなく、無対策では確実にツール缶の中に浸水するだろうと判断したため、防水対策としてビニールテープをねじ込み面に巻いてみました。f:id:ikarugasan:20190731123016j:image本当はシールテープが理想的ですが持ってなかったのでビニールテープで代用です。

これでフタを締めてみると、なかなか強固な感じに締まり、スキマがなくなります。多分。

 

こんな感じの装備で、大雨の400kmを走りました。

とりあえず装備紹介は以上です。

 

次回はいよいよブルベ当日のお話になります。

それでは!

往復自走神坂峠(ハードモード)

7/10㈬は毎年おなじみ、往復自走で神坂峠へ行ってきました〜。 f:id:ikarugasan:20190728160944j:image

今回の往復自走神坂峠は、いつもとちょっと違います。

何が違うのかというと・・・難易度が上がっています!

名付けてハードモード!!

 

普段からやっている往復自走神坂峠では、走り切ると大体約200km・合計上昇高度4200mとなります。

コースはシンプルにR363を往復するだけの単純なコース。

これを「往復自走神坂峠(ノーマルモード)」と命名することにします。

 

今回のハードモードでは・・・

・最初と最後に三国山を追加!!

・大正村付近のルートにおいて、激坂を登ってショートカット!!

というように、激坂がモリモリ追加されたボリューム満点なコースとなっております(*^^*)

 

2つ目の大正村をショートカットするルートについてですが、簡単に説明しますとこのルートを通ります。f:id:ikarugasan:20190728163232j:imageこのR363をショートカットするルート、無理やり山の上に道を作っており、表示方法を地形マップに変更してみると・・・

ご覧の通り、明らかに山の上を通ることになります(笑)f:id:ikarugasan:20190728163412j:image

ここはマップを眺めていたらたまたま発見したルートでして、以前試しに一度だけ通ってみたところ、10〜11%の勾配が続く(そこまで距離は長くない)ヤバイ道だということが判明しました。

これは往復自走神坂峠のコースに入れるしかない!!と思い、今回のハードモードコースに投入した次第です。

 

このハードモードコースを走りきれれば、距離約200km・合計上昇高度5000m近くまでいくはず………なんですが、いかんせん走ったことがなく、実際には5000mには届かない可能性もありました。

なので、今回は一応ハードモードコースのテスト走行の意味も兼ねています(^_^;)

今後さらに改善を重ねていき、確実に5000mに到達できるコースを確立していきたいですね(*^^*)

 

今回は水曜日という何でもない普通の平日に走っているのですが、これには訳がありまして、このコースをせっかく走るのであれば誰かと一緒が良い!というのを思いつき、私と同じように山岳ロングが大好物で、最近ご一緒する機会も増えてきたタマゴロウさん、oliveさんにも声をかけ、お二人と一緒に走れる日にちを調整した結果この日になったのでした。(私は基本土日休みですので有給使ってますb)

さらにいうと、この週末の7/14㈰は400kmブルベであり、これがまた過酷な山岳コースとなっているため、事前に少しでも山岳ロング耐性を付けておきたかったという意味合いもあり、この日付となりました。(過酷な山岳ロングを走って丸3日間休み、超回復を終えた翌日に400kmの山岳ブルベに挑む…コンディション調整においてこの上ないほど完璧なスケジュールです(笑))

 

ということで朝6:00に瀬戸しなのへ集合。

時間的に早く着きすぎる予感がしたため、水野の方へ行って遠回りしてから瀬戸しなのへ。

そして到着。タマゴロウさんが既にいました。f:id:ikarugasan:20190728171046j:image青いメリダが2台、初めて揃いました!!

タマゴロウさんとご一緒するようになった時は既に中華がメインバイクになっていたので、青メリダが被ることは無かったのですが、今回はブルベ本番と同じバイクで走りたかったという思いからRIDE4000で来ていたため、夢のコラボが実現しました(*^^*)

青い文字だけ共通してて、あとは白と黒で対照的・・・うーん、カッコいいですb

なんてうっとりしていると、oliveさんも到着。

みなさん揃ったところで、さっそくスタートしていきます。

・・・が、三国山方面はなんとなーく暗い色をした雲に覆われてます。

しかも、走り出したのと同時に、小雨が降り始める(汗)

マジか、今日は晴れの予報のはずなんだけど(^_^;)

とりあえず0.1mm程度の小雨なら走りますという共通認識でみんな来ているので、ライドにお誘いしたことを申し訳ないと思いながらもそのまま突き進んで行きます。

雨沢もスタートするが、小雨は相変わらず止まない。

・・・小雨というか、正確には霧雨だ。

全然雨の勢いは無いんだけれど、物凄い細かい。しかもそれがたくさん降ってる(^_^;)

全然止む気配が無いまま三国山へ。

三国山は雨だと路面が危ないので、天候次第ではカットしようかって話もあったのですが、タマゴロウさんらがイケイケな感じだったので、下りは安全第一で超ゆっくり下りましょうという条件の元、登ることにしました。

ゆっくりペースで登っていると、ペース配分が参考になりますとタマゴロウさんに言われる。

ブルベではいつもこのくらいのペース(最大心拍の70%前後)で走ってますので、少しでも参考になればと思いますm(_ _)m

そんなこんなで三国山クリア。(7:17)f:id:ikarugasan:20190728171057j:image

下りは本当に慎重に、ゆっくり下ります。

ダウンヒルを終えて県道に出たら左折し、R363方面へ向かいます。

このあたりから雨脚が強まってきて、相変わらず霧雨……なんですが、普通の霧雨から強い霧雨(?)に変わってきました(-_-;)

勢いは無いんですが、とにかくめちゃくちゃ降ってます!!

ここでとうとう全身ずぶ濡れ状態になってしまいました。

シューズの中も完全に浸水し、プールになっているのが分かります。・゚・(ノД`)・゚・。

こんなライドに付き合わせてしまって本当に申し訳ないです。。。しかしみなさん最後まで一緒に行ってくれると言います。

ありがとうございます、とても心強いですm(_ _)m

一度全身ずぶ濡れになると、かえって吹っ切れるため、もうどれだけ降ってきても気になりません。

そのまま強い霧雨の中R363のアップダウンを走ります。

そしていつもおなじみ狛犬ファミリーマートへ到着しました。(7:55)f:id:ikarugasan:20190728171106j:image

バイクも完全にずぶ濡れです。f:id:ikarugasan:20190728171117j:image

今もなお降り続く霧雨・・・

まだ降るのか?と思い、雨雲レーダーを見てみると、信じられないことに雨雲が一切映ってないではありませんか!!f:id:ikarugasan:20190728171126j:image

しかも、普通の天気予報では晴れのち曇りの0%・・・どうなってんだ(汗)f:id:ikarugasan:20190728171138j:image

これは推測だが、霧雨なので雨粒が細かすぎて雨雲レーダーでは拾えないのではないだろうか……そうなると、いつまで降り続くのか分からないことになる(-_-;)

とりあえずこの日の天候はどんどん回復傾向にあるため、いつ止んでおかしくないはず・・・と信じて走り出すことに(^_^;)

ということで再スタート。

少し進んで、ようやくお楽しみショートカットコースの激坂に差し掛かります。f:id:ikarugasan:20190728171234j:image

未だ降りしきる雨の中激坂を登りますが、予想通り10%前後の坂が最初からずっと続きました。

しかし距離がそこまで長くなく、なおかつ若干アップダウンにもなっていたので、これだけでは高度を大幅に稼ぐことはできないかなー…?という感触でした。

ちなみにoliveさんは車通りが一切無いこの林道はかなりの好感触とのことでした。アリガトウゴザイマスm(_ _)m

ここでも路面がウェットで危険だったので細心の注意を払ってダウンヒル

R363に出て、恵那の岩村に来ました。f:id:ikarugasan:20190728171148j:image

ここまできてようやく雨が止んできました。

デイリーに立ち寄って補給し、休憩後そのままR363を進んで根の上高原へと向かいます。

信号と小学校を超え、根の上高原がスタート。

名物の直線です。f:id:ikarugasan:20190728171210j:image苦手な人が多いようですが、個人的にはこういうのが大好物です(*^^*)

楽に根の上高原クリア。f:id:ikarugasan:20190728171246j:image

まだ工事していてR363は通れないので、迂回路の県道413を下ります。

下りきってR19。f:id:ikarugasan:20190728171300j:imageようやく青空が出てきました!良かった〜

落合のとこにあるファミマ、通称最後のセーブポイントで準備を整え、いよいよ神坂峠のスタート地点へと向かいます。

ここの道中も無駄に9%が出てきて、足を削りに来ます。

ザコ敵を蹴散らし、ようやく神坂峠スタート地点へ到着。f:id:ikarugasan:20190728171311j:image

運命の橋(実際はそんな名前ではない)を渡れば、神坂峠スタート!!f:id:ikarugasan:20190728171325j:imagef:id:ikarugasan:20190728171335j:image

初めはブルベペースでゆっくり登っていきますが、タマゴロウさんが前へ出て、徐々にペースを上げ始めます。

私は基本的に自らペースを上げない主義(例外もあります)なので、他の方が上げたペースに合わせて走ります。

すると、oliveさんも先頭に出てさらにペースを上げ始め、まだまだ序盤だというのに既に高強度状態へ(^_^;)

そりゃもうかなりのペースだったので、タマゴロウさんはかなり苦しそうでした。

自分はとりあえず付いていけてますが、足の軽快さから見ても圧倒的にoliveさんの方が一枚上手で、このままいけばいずれちぎられるだろうと悟っていたため、先にゴール地点の場所を伝えておきます。

そして気がついたらタマゴロウさんの姿が見えなくなってしまいました。

2人だけとなるも、相変わらずハイペースでどんどん突き進みます。f:id:ikarugasan:20190728171346j:image

お互い写真を撮るくらいには余裕があるみたいです。f:id:ikarugasan:20190728171356j:image

景色が開けた場所が合計4つ出てきますが、それらを終えるといよいよ神坂峠名物・10%前後のつづら折り区間に入ります。

いつもなら大体この辺で盛大にたれてくるのですが、今日の私は今までと比べ物にならないくらい踏めていました。

去年から大幅にレベルアップしているというのもあると思いますが、4日前に乗鞍往復ビンタライドをやっていたおかげで、この日ちょうど超回復のタイミングと重なり、激坂耐性が付いていたのだと思われます。

腰も全く痛くならないし、踏んでも踏んでもたれる気配がなく、自走神坂峠の中で最も良いタイムが出せそうな気がしてきました。

そして終盤に差し掛かり、先頭をいいペースで走っていたものの、とうとうoliveさんが前に出てアタック!!

足の軽さが全然違い、まるで付いていけません。

そのまま見送り、これまでと同じペースを維持して登ります。

標高1300mを超え、景色は完全に雲の中(^_^;)f:id:ikarugasan:20190728171405j:image

前方がほとんど見えない中、ライトで前を照らしつつ見覚えのあるカーブを何度もこなしていると、ようやくゴール!!

キツイ!キツイけどめっちゃ楽しかった〜〜〜〜〜!!!!

序盤抑えていたおかげか、後半の激坂はかなりいいペースで踏むことができ、今まで登った神坂峠の中で今回の神坂峠が一番楽でした。

帰宅後に見たストラバの記録によるとタイムは1:06:20で、自走神坂峠の中では今回が最速タイムでした。

自分の成長も感じられ、かなり満足のいく結果となりました。

 

ゴール後、oliveさんと一緒にタマゴロウさんが来るのを待っていると、地面のコンクリートがなぜか熱を持っていて、触るととても温かいことを発見!

ゴール地点の気温自体はそこまで低くはなかったものの、大量にかいた汗のせいでかなり冷えていたため、この謎の熱は冷えた体を温めるのに大変有効でした!

そういうわけで、少しでも体を温めるためにうつ伏せになって岩盤浴(コンクリート浴?)を開始(笑)

それにしても、太陽の光すら届いていないというのに、なぜコンクリートが熱を持っているんでしょうかね?ナントカ現象???もしご存知の方がいたら教えて下さいm(_ _)m

 

そんなこんなで岩盤浴しているとタマゴロウさんもついにゴール!!f:id:ikarugasan:20190728171415j:image霧の中から姿を現す・・・メチャカッコいいです!bb

お疲れ様でした〜\(^o^)/f:id:ikarugasan:20190728171431j:image自分は岩盤浴してるだけだったのですが、結果的にいい写真が撮れました!(笑)

そのまま雑談して少し休憩します。f:id:ikarugasan:20190728171444j:image

ボトルもタマゴロウさんと一緒です(^^)f:id:ikarugasan:20190728171456j:image

だいぶ休んだら、そろそろ下りましょうということでダウンヒル開始。

霧で先が見えないため、本当に慎重に、ゆっくり下りました。

今まで数多くこなしてきたダウンヒルの中で、今回のダウンヒルが一番速度を落としていて安全だった!といえるくらいゆっくり下りました(^_^;)

なんせ、この日の4日後にはブルベという名の決戦が控えてますからね・・・ブルベがかかっている以上、こんなところで落車するわけにはいきません。

そんな感じで無事スタート地点へ戻ってきて、そのまま一気にファミリーマートまでダウンヒル

ファミマに着いて、補給をしたら来た道を帰ります。

 

R363は通行止めなので、午前中下ってきた県道413号線を登ります。

ということでヒルクライムスタート! 

ここでもoliveさんが序盤からハイペースを刻み始めます。

タマゴロウさんはキツそう、私はとりあえず大丈夫・・・ってこれ、神坂峠の時と全く同じ状況なのでは(^_^;)

気がついたらまたしても2人きりとなり、暗黙の勝負の火蓋が切られました(笑)

oliveさんがペースを上げて登っていき、必死に食らい付いていきます。

と、ここで私の特殊能力(?)が発動!

走れば走るほど、登れば登るほどペダリングが強化されていくスキルです。

これにより、さらに出力を上げて走れるようになりました。

しかしoliveさんもかなり強く、強力な牽引によって何度もちぎられそうになりますが、特殊能力によってとにかく力が湧き出てきて、何度でも踏ん張ることができました。

ホントにいつ足が止まってもおかしくないというのに、なんでこんなに力が溢れ出てくるのか自分でもよく分かりません。(以前東濃サイクルミーティングで根の上高原を登ってる時も同じような状況になりました)

終盤に差し掛かったところで、いよいよ反撃開始!

勾配が少し緩んだところで、全開で加速しアタック!!

本気で引きちぎるつもりで踏んでいきますが、ちぎれることなく付いてきます。

追いつかれたところで一旦ペースを落とし、様子を見ます。

ペースを落としている間にも休むダンシングで足を回復させ、シッティングへ移行するのと同時に再び急加速してアタック!!

休むダンシングからのシッティングアタックは私の得意技です。

しかしそれでもoliveさんはちぎられることなく付いてきます。

と、ここで前方から対向車が!

私なりの紳士協定により、ペースを少し落として車をパスします。

ちょうどパスしたところでゴールに着いてしまい、勝負は引き分けに終わりヒルクライムは無事終了!

物凄いキツかったですが、物凄く楽しかったです。実力が同じくらいの人と全力を出し合うのは、やはりサイコーに面白いですね。

とりあえず、タマゴロウさんが来るのを待ちます!f:id:ikarugasan:20190728171512j:image

無事ゴールです!f:id:ikarugasan:20190728171526j:image

全員揃ったら、R363方面で帰路につきます。

岩村のローソンに寄り、しっかり補給していきます。

しかし、先ほどあまりにも強度が高かったせいで、若干胃もたれが発生中………(-_-;)

何も食べられないわけではないですが、このまま行くと大変なことになるため、みんなの疲労具合からしてもここからは少しペースを落として回復走ペースで走ることにします。

R363をゆっくり走りますが、大正村ショートカットの激坂はちゃんと登らないといけないので、キツくてもお構いなしに登っていきます。f:id:ikarugasan:20190728171542j:image帰りはすっかり路面が乾いてくれたおかげでとても走りやすかったです。

その後、陶町をロングダウンヒルし、狛犬の9%坂も無事クリアしてアップダウンもこなしたら最後の最後に待ち構える三国山(豊田側)へ!!

この日のヒルクライムの例に漏れず、ここでも2人での勝負となりました。

序盤から積極的にアタックし、引き離しにかかりますがそう簡単にはちぎれてくれません。

何度か同じような状況を繰り返していると、oliveさんによる反撃が始まる!

必死に食らいつくが、どう見てもoliveさんの足の方が自分よりも軽やか。

これは・・・ダメだorz

中盤あたりで返り討ちに遭い、引き離されてしまうが差が大きく広がっていなかったのでまだ勝機があると思い苦しい状況の中必死にoliveさんを追う。

しかし、やはり力の差は歴然だったようで、どんどん差が広がっていき、どうとう見えなくなってしまいました。

見えなくなったところで、ようやく追うのを完全に諦める。

諦めた場所がほとんどゴール間近だったようで、ペースが落ちたあとは案外あっさりとゴール。

そしてタマゴロウさんも無事ゴール!!f:id:ikarugasan:20190728171556j:image

やりました!これにて予定していたコースの全ての登りが終わりました!

私のサイコンはライドスタート直後の霧雨により気圧センサが完全に水没してしまい、正確な高度がとれませんでした(それでもGPSによって常に校正されてるらしく、気圧センサが多少ダメでもある程度正確な数値は出るみたいです)

タマゴロウさんのサイコンは完全に今回の高度データを記録できていたようで、それによると本日の合計上昇高度は・・・およそ4800m!!

なんと、コース上に激坂を盛ったにも関わらず5000mには届きませんでした。・゚・(ノД`)・゚・。

これはまだまだハードモードコース改善の余地がありそうです…。

まあ、今回は神坂峠を登ったあと、絶景ポイントまで行ってないので、その分がカウントされていないというのもあるかもしれません。

またコースを色々練り直して、5000mリベンジしたいですねー。

 

みんなで健闘を称え合ったら、最後の最後まで気を抜くことなく超安全に超ゆっくりで山を下り、瀬戸しなのに戻ります。

瀬戸しなのに着いたら、最後に完走記念の写真(^^)bf:id:ikarugasan:20190728171607j:image

序盤にモノスゴイ霧雨に降られながらも、落車等トラブルなく今回のコースを無事完走できているので、もうみなさん立派な鉄人だと思います(^_^;)

そして、みなさんブルベももう余裕でいけると思いますb(ブルベへの誘い)

最後に、過酷なコンディションの中、一緒に最後まで走っていただき本当にありがとうございました。

雨でずぶ濡れになり、高強度で体を追い込むこともでき、これで4日後に控える400kmブルベはかなり安心して挑めそうです。

おしまい。

 

【記録】

走行距離・・・217.79
走行時間・・・10:45:26
平均速度・・・20.25
最高速度・・・77.53
平均ケイデンス・・・73
最大ケイデンス・・・250(いつもの)
平均心拍・・・140
最大心拍・・・179
累積標高・・・4462.0

 

 

 

【おまけ】

サイコンの気圧センサが水没(センサー部分の穴が水で塞がること)し、そうなると高度がうまく拾えなくなると書きましたが、そうなるとどうなるかというと勾配が登っているにも関わらず−7%と表示されたり、下っているのに4%と表示されたりおかしなことになります。

上に書いたように高度の記録に関しては定期的にGPSで校正されているようで、この高度プロフィールのように気圧センサがおかしくなっていてもある程度正確に高度が拾うことができるみたいです。f:id:ikarugasan:20190730211728j:imageほぼ同じコースを往復しているだけなので、正確に記録できていれば行きも帰りも同じ高度図になるはずです。

今回はコースの前半だけが雨で水没しており、後半ではドライな環境となったことで気圧センサが復活し、正確に記録することができるようになりました。

これらを踏まえた上で高度プロフィールの赤丸部分を見てみると、非対称になっているかと思います。

この部分こそが、コースの前半でうまく高度が拾えなかった部分になります(-_-;)

 

気圧センサーの穴に水が入らないようにするいい方法、何かないのかなー…。

完全に袋で覆ってしまうと、それはそれで気圧が測れなくなりそうだし、雨のときはもう完全に諦めて高度データは捨てた方がいい…のかもしれない。

 

とりあえず、雨の日に走らなければ全て解決する()

 

……っていうのはナシかな(^_^;)

 

 

 

そんなこんなで、次回はいよいよお待ちかねのBRM714 あおばスーパー400麦草のブルベのお話になります!お楽しみに!f:id:ikarugasan:20190730213629j:image(深夜2:00に土砂降りの中誰もいない峠を1人で登る図)