2022.2.19にブルベ用として組み直したDEROSAですが、組んで以降ひたすら乗り込んでいたものの、ずーっとポジションが出ず、ポジション沼の一番深いところまでハマっておりました。
CAAD12のポジションが自分の中では史上最高に乗りやすく、なおかつ力も入れやすかったのでCAAD12と同じポジションになるよう、デローザでライドに出かけた時は毎回ポジション調整を行っていました。
具体的にはコラムスペーサーの位置を変えてハンドル落差を変えたり、ステムを変えて90〜110mmの中で色々試したり、サドル前後位置やサドル高さを調整したり・・・・・・
しかしいくら調整してもCAAD12と同じポジションになりません。
デローザの今のポジションでも乗れないことはないけれど、力が入れにくくて正直いうと乗りにくい。
大臀筋と腸腰筋での最強コンボペダリングもやりにくいせいで出力が出にくい印象。(さらに四頭筋主体になりやすく、今のポジションはどうにもこうにもパッとしなかった。)
ロングに行けば普段は疲れない腕の部分がやたらと疲れるし・・・
ロングライドシーズンが目前まで迫ってきており、そろそろいい加減ポジションを出しておきたいところだったので、元のCAAD12に久しぶりに乗ってみることにしました。
それが3/15㈫の話。
この日はやたらと暖かく、今年初となる夏ジャージを解禁しました(笑)夏ジャージとはいえ、さすがに腕と足はウォーマーですが(^_^;)
久しぶりにCAAD12に乗ってみた感想。
意味わからんくらい、乗りやすい。
おかしなくらい快適だし変に腕も痛くならないし大臀筋、腸腰筋もめっちゃ使いやすいから出力も出しやすい。
さすがは岡山1200を完走したバイクのポジション、と思った。
デローザと何が違うのか?
久しぶりにCAAD12に乗ってみて、ついに答えが見つかった。
いやこれは前々から思ってたことでもあるんだけども、ジオメトリが違うせいでCAAD12と同じポジションにできない!!
CAAD12と同じポジションにしようとしても、調整限界に達しているせいで同じにできない!!
つまりデローザがやけに乗りにくいと感じていたのは、そういう理由でした・・・。
具体的には、サドルの前後位置。
CAAD12はシートポストのオフセット量が標準より小さめ?であることとデローザとジオメトリが違うことから、デローザよりもかなり前にサドルが出ている。
分かりやすく言えば、サドルの先端がBB軸の真上に来るくらいには前に出ている。
一方デローザの方はというと、純正シートポストのやぐらの構造上、調整幅に限界がありCAAD12と同じくらい前に出すことはできない。(限界まで前に出してもサドルの先端がBB軸の真上の位置まで届かない)
なのでデローザで最大限サドルを前に出しても、乗車位置がわずかに後ろになっているせいでCAAD12と同じように座ることが出来なかった・・・と思われる。
対応方法としては色々考えられる。
オフセット量0mmのシートポストを使えばさらにサドルを前に出すことが可能になるが、デローザの場合はエアロ形状の純正シートポスト。
対応しているものを探しはしてみたが、当然あるはずもなく・・・
諦めてこのポジションに順応してみるのはどうだろうか?
いやいや座りにくいったらありゃしない。
力が入りにくいし、快適じゃないもんだからロングでは全然やっていけない。
よし、こうなったら・・・・
やぐらを加工して、サドルをさらに前に出せるように改造しよう!!!
こちらがデローザ純正シートポストのやぐら。正確にはやぐらの上の部分、サドルのレールの上に乗ってる部品です。
サドルをこれ以上前に出せなくしているのは、赤丸で囲った部分となります。ここがサドルのレールの曲がった部分に当たり、調整限界点を決めています
要は、この赤丸の部分を削ればサドルをさらに前に出せるようになるのです。
削るとなると、当然強度的に大丈夫なのかという課題が出てきますが・・・・
確かにサドルのレールを保持する領域が狭まるものの、ごく一部の部分だけの話であり、全体から見れば大した面積ではないため、目測で問題ないと判断しています。(※当然自己責任となります。)
そういうわけで加工。
穴を開けてやすりで削ります。
できました。
これで以前よりもさらにサドルが前に出せるようになりました。
これでちょびっとだけ乗りましたが、以前よりも明らかに乗りやすくなりました!
でもまだ何かが違うような・・・?
まだ少し違和感があるような気がするので(気のせいかもしれない)、ここからまた乗り込んで理想のポジションになるよう微調整していこうと思います。
おしまい。