初めて1000kmに挑戦した去年9月の中部1000で色々課題が見つかり(ケツの痛みだとかバッテリー問題だとか)、それらは岡山1200kmで完全に解決できたのですが、単純な走力面においては未だ大きな進化を遂げることができていません。
ブルベのタイムはもうほんと単純に足が強ければ強いほど有利に走ることができる(=制限時間に追われることがない)ので、足が強いのに越したことはありません。
なので今まで以上に自身の走力を上げることができれば、さらなるブルベのタイム向上が望める訳ですが・・・・・
現状ではこれ以上足が強くなることはまだしばらくありません。
知っての通り雨沢峠のタイムは2019年4月26日に17:35を出して以来更新ができておらず、さらに言えばそのタイム更新に至るまでにも数年という年月がかかっています。
そのためある一定のレベルに到達し、伸びしろがほとんどなくなってしまっている現状、走力向上はまだしばらく見込めないものと私は勝手に考えてます。(もちろん完全に諦めているわけではありませんが!)
で、単純な走力向上が望めないならどうやって走力を上げるのか。
実は中部1000の時、とある課題にもぶち当たってました。
それは何かというと、疲れが蓄積している時、著しく走力が低下する事。
中部1000の2日目の朝とか、特に顕著に感じていました。(その時海沿いでリアクトさんに後ろからぶち抜かれ、精神的に負傷したというのもあるが(笑))
晩ごはんをあまり食べていなかったのも、原因の一つだと思ってます。
ただ、中部1000の3日目の麦草峠の時のように、完全に体が終わっている状態で奇跡の復活を遂げたように、補給さえすれば何度でも復活はできるんです。
足に疲労が溜まり、復活するまでの間走力がガタ落ちするのが問題なのです。
まあつまり、その走力ガタ落ちの部分をどう改善するかが今後の大きな課題と考えていた訳です。
岡山1200kmを経験し、その後も自走陣馬形山(ブログには書いていない)、自走しらびそ峠、自走群馬タッチを走ってきたことで、最近ようやくその課題を解決できそうな兆しが見えてきました。
色々試してきてようやくたどりついた答えとしては、補給食に魚肉ソーセージを導入すること。そしてコンビニで販売されているジェルタイプの補給食を導入することでした。
どちらもコンビニに売っており、簡単に手に入る補給食です。
これまではおにぎり、ミニつぶあんぱんをメインに使っていましたが、これらに加えて背中のポケットに魚肉ソーセージ、ジェルタイプの補給食を追加。
これにより今までの課題だった疲れで走力ガタ落ち問題が大幅に解消されるようになりました!
ついでに背中の補給食増(走りながら食べる量が増えた)によって継続走行能力もアップ。つまるところより長い距離をノンストップで走れるようになった。
まず魚肉ソーセージについて。
これはタンパク質豊富?なおかげで食べるとバキバキで踏めない足が踏める足に復活する。
しかもそれなりにカロリーがあるおかげか、食べるとそれなりにエネルギーが長持ちする。
分かりやすく例えを出します。
乗鞍とか登り切ると足がバキバキで踏めない状態になると思いますが、魚肉ソーセージを食べればそこそこの早さで消化吸収され、踏める足に復活するのです。
こないだの群馬タッチの旅の2日目において、2時間ぶっ続けで登った車坂峠では乗鞍を登った時のように足がバキバキの状態になりましたが、車坂峠を下りながら魚肉ソーセージ3本を食べたところ、下りきってしばらく走って消化吸収されたあとバキバキだった足が早い段階で踏める状態に回復しました。
なので魚肉ソーセージを食べるようにすればカロリーをチャージしつつ足を復活させることができる。
続けてジェルタイプの補給食。
これはコンビニで200円くらいで売ってて、ブドウ糖だとかマルチビタミンだとか色々種類がある。
今までは値段が高かったこともあり、これらは正直使わないよう避けていたところがあった。
しかし中部1000や岡山1200など、ブルベ本番で重要な場面などでは金の事など一切考えず、積極的に導入するようにしていました。
その結果、ジェルタイプの補給食を食べるとみかんゼリーやバナナを食べた時のように足が回復するというメリットに気づき始め、最近積極的に導入するようになりました。
ゼリー状なのでエネルギーは長持ちしないものの、足の疲労回復にはもってこいだと思ってます。
中でも特に効くのがブドウ糖と書かれたタイプのやつ、そして下の写真のレモンの絵とクエン酸という文字が書かれたやつが一番効果があるように感じます。
ブドウ糖のやつは岡山1200の4日目で疲労が溜まった状態で飲んだ際、すぐに足が軽くなって高梁市にある峠を楽に越えられた実績があります。
上の写真のやつは、これこそ最強の補給食だと個人的に思っている。
なぜなら中部1000の3日目、麦草峠の直前でこれを2本飲んだことで全身疲労困憊の状態だったはずなのに完全回復を遂げ、麦草峠を超強度で爆走した実績があるのだから。
クエン酸がおそらく疲れた体に効きまくっているのかなと私は思ってます。合ってるかは知らない。
ちなみにジェルタイプの補給食にはエネルギーと書かれたやつとか速攻元気とか他にも色々種類がありますが、色々試した結果上に書いたやつが一番効く気がします。
他のも効いているんだろうけど、あまり大きく回復したとは感じられませんでした。鈍感なだけかもしれないけど。
エネルギーと書いてあるに至っては、ホントにエネルギー源が摂取できるだけだから足は回復しないんじゃないか?と思ってる。(実際飲んで足が回復したかと言われると…)
ただし2時間ぶっ続けで登るような超級山岳に挑む時は、途中で絶対エネルギーが切れるので途中で補給しても胃に負担の無い補給食は便利なので良いのですが。
あと、昔からアミノバイタル パーフェクトエネルギーというものを愛用してきたけれど、最近になってこれも答えが出た。
これは私にはあまり合ってません(-_-;)
インプレとかでは腹持ちが良くなったとかこれだけで200km走れたとか書いてあるのを見たことがあるけど、決してそんな事はない。
今では必要のない筋トレを高校時代に鬼のようにやっていたせいで筋肉量が多く、基礎代謝(最低限生命活動をするために必要なエネルギー)が高すぎて燃費が圧倒的に悪い私にとって、パーフェクトエネルギーを飲んだことでカロリーが長持ちするようにはなりませんでした。
飲んだら多少エネルギーがチャージされるが、そこまで多くはない印象。
結局は個人個人の燃費の良さでエネルギーの持続性は決定されるから、特別パーフェクトエネルギーを飲んだからどうということはなかった。
しかもわざわざパーフェクトエネルギーを買うよりもコンビニで買える上に書いた足が復活するジェルを飲んだほうがよっぽどいいという結論に至ったため、今後はあまり使わないかも……。
そんな訳で走力を上げるために最大値を増やすのではなく補給食をもっと取り入れて最低値を底上げする方法がイイ!という話でした。
来年は1000kmを2本、1300kmを1本走るのでさらに色々試して色々改善していきたいです。
おわり