山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

BRM919 中部1000 準備編

中部1000の準備編です。

今回はこの装備でいきました。f:id:ikarugasan:20200923100824j:image

コンセプトは「可能な限り軽量に特化させ、余計な荷物は一切付けない」です。

なので今回もたくさんの方から身軽って言われました(^_^;)

荷物が多いほど重くなって山が登れなくなり、足のダメージが増えて自分が不利になるだけですからね。例え1000kmであっても、デカい荷物は絶対に付けるつもりはありません…!

(というかこれ以上必要なものなくね?とも思ったり…え?着替え?そんなもん要らんやろ!(笑))

 

内訳はこんなふう。

ライトはキャットアイのVOLT1600とGVOLT70の2灯。

リアライトはキャットアイのRAPID MINIと中華のライト。

ヘルメット尾灯はGIANTのいつも使ってるボタン電池のやつ。

ボトルは一つだけ。予報気温では全然暑くならないので一つで十分。

もう一つのボトルケージには雨対策でビニール袋で包んだ輪行袋をセット。

フェンダーは後ろだけ付けた。

今回は土曜から火曜にかけて長時間走り続けるが、事前の予報では日曜の夕方頃に降水量1mmくらいの雨が降りそうな感じで、それ以外は全て晴れ予報だった。

まぁ、結果的には超ラッキーな事に今回雨は1mmも降りませんでしたが…(^_^;)

前のフェンダーは降水量と降水確率からして不要と判断して付けていきませんでした。

フロントフェンダーは付けるとパラシュートの形となってしまい空力が落ち、重量増にもなるのでなるべく付けないようにするという考えを持ってます。

そのため、今回くらいの予報ならば付けないで走った時の方が恩恵が大きいと思い、フロントフェンダーは付けていません。

なお、リアフェンダーは万が一降った時や路面が濡れてた時にお尻が濡れるのを防ぐため、こっちは必須だと個人的に思ってます(^_^;)

サドルバッグの中身はレインパンツが一着だけ入ってます。

そして上に着るレインウェアの方はサドルバッグなどには入れず、サイクルウェアの中にしまっていきました。

これも一つの軽量化の方法で、わざわざレインウェアを入れるためのバッグを付けてしまうとそれ自体が無駄な荷物になって重量増となるため、そもそもバッグに入れず直接自分が着るウェアの中にレインウェアをしまい込んじゃおうという作戦です。

なので私の背中がラクダのこぶみたいになってたのはそういう理由です。

ちなみにブルベ後半では背中じゃなくてお腹にしまうようにしてました。

こうすることでお腹が暖められ、胃腸の動きが良くなる…気がしました。

(その代わり周りの人からはお腹がぽっこり膨らんだおデブさんに見られてしまうのが難点ですが……でもでもでもそんなの関係ねぇ♪)

フレームバッグは2週間くらい前に新しく買ったdeuterのものを使ってます。f:id:ikarugasan:20200923125043j:image

これを使えば以前使ってたフレームバッグでは実現できなかったダブルボトルも簡単に実現することができます。

横幅もトップチューブと同じ幅で一切ペダリングの邪魔にならないし、内容量もそれなりにあって何より絶妙な形状の三角形をしているおかげでボトルを取り出す際にも邪魔にならないという…大変素晴らしいフレームバッグだと思います。

上から見てトップチューブと横幅ピッタリ。f:id:ikarugasan:20200923125111j:image

それでいてお値段なんと2000円ちょい、凄まじいコスパだと思う。

中身はこれらを入れました。f:id:ikarugasan:20200923125231j:image

携帯チューブ1個、携帯チェーンオイル、携帯チェーンカッター、ミッシングリンク2個、パンク修理パッチ、サイドカット対策パッチ、携帯ポンプ、モバイルバッテリー(ANKERの10000mA/hのやつ)、携帯シャモアクリーム、皮膚保護クリームプロテクトJ1。

写真以外にもさらに初日に飲む用でアミノバイタル ゴールドを1つフレームバッグに入れていきました。

モバイルバッテリーは今回これ1個でスマホ、前後ライト、サイコンのバッテリーをまかなう事にしました。

8月に自走ビーナスラインで2泊3日走った時はこれ1個だけでスマホを2回充電でき、それでも残量にまだまだ余裕があったので今回も余裕だろう……と思っていたのですが、どうやら甘く考えすぎていたようで、これが今回一番の反省点でした😂

これについては走ってる時の記事にて詳しく書いていこうと思います。。。

(ちなみにこのモバイルバッテリー自体はスマホを急速充電できるタイプのやつが良いとブルベの大先輩であるyamaさんから教えてもらって買いました)

サドルの直下にも、トップチューブバッグを付けています。f:id:ikarugasan:20200923131055j:imageトップチューブの上だからトップチューブバッグ。何もおかしなところはありません。

ただ一つ挙げるとするならば、こんな風に付けてる人は見たことがないという事くらいでしょうか。

本来はステム手前に付けるものですが、個人的にその位置だと邪魔なので、色々と試行錯誤した結果、ここにたどりつきました。

ここならペダリングしても一切邪魔にならず、デッドスペース(使われてないもったいない空間)を有効活用して荷物を入れられます。

ここには携帯チューブ1個、携帯工具、タイヤレバーを入れてます。

目的はフレームバッグの内容量を確保するためにこっちにも携帯工具等を入れられるようにした…という感じです。

 

着ていったウェアは夏用ジャージ上下に温かいアームウォーマー&レッグウォーマー。

あとは指切りグローブとか…この辺はいつもと同じ。

ウインドブレーカーは持っていってないです。レインウェアで代用する予定なので。

ソックスはこれを履いていきました。名前は忘れた(-_-;)f:id:ikarugasan:20200923134149j:imagef:id:ikarugasan:20200923134308j:image

一ヶ月前くらい?に瀬戸しなのサイクルで長距離用靴下なるものが最近入荷されたとFacebookで知り、すぐさま買いにいきました。

なんでも長距離で疲れにくくなる靴下だそうです。

一応2週間前のピークス熱海でも履いてっていました。

 

バイク自体の装備に関しては、ホイールは手組の斑鳩3号(30mmハイト、前後1454g、ナローリム、アルミクリンチャー)、タイヤはコンチネンタルのウルトラスポーツ2 23C。空気圧は8.3barくらい入れて走った。(水曜日の朝の時点で減少量測ったら6.8barになってた)

フレームはキャノンデールCAAD12。

アルミバイク&23Cという、明らかに長距離向きではない装備構成でしたが案外普通にいけました…(^_^;)

あとサドルはエアクッションの使われているファブリックのセルなので、このクッションのおかげでなんとかなったのかもしれません。

そうは言っても実際のところは2日目から既に凄まじいお尻の痛みで早々に「無」を使わざるを得ませんでしたが…(笑)(^_^;)

 

書き忘れてましたが、ピークス熱海の時と違って今回アクションカムは付けていっていません。

アクションカム分の重量増も結構痛いので、これを付けないでいったことによる恩恵も割と大きかったと思います。

なお、動画はすべて静止画にて制作予定です(^_^;)

 

走るコースの方は1000kmの約13000mアップです。これを制限時間75時間以内に走破すればクリアです。f:id:ikarugasan:20200923142224j:image

サイコンはブライトンのライダー450を使っていて、今回RWGでルートを引いて3分割してナビを入れていきました。

キューシートを見る限り行きの松本市まで(スタート〜約200km地点まで)と麦草峠からの帰り(約800km〜ゴール)はいつも走ってるコースなのですべて暗記だけでいけました。f:id:ikarugasan:20200923142503j:image

しかも松本までは8月の自走ビーナスラインの時と全く同じコース。これには少し笑ってしまった(^_^;)

それ以外のコースは完全に初見なので、RWGでルートを引く以外にも、グーグルマップへすべての曲がる箇所にピンを打ちました。f:id:ikarugasan:20200923142208j:imageこれで万が一困った時にもすぐ解決できます。(実際走っててめっちゃ困った事になったんですけどね(笑)事前にピン打っといて本当に良かったと思います)

さらにすべての曲がる箇所をストリートビューで予習しておきました。

5差路や変な形をした交差点は初見殺しの代表格なので、特に注意深く予習しておきました。(ストリートビューにて交差点手前の景色から、曲がる先に至るまでの景色を見ておく、など。)

あとどうでもいいですが写真のハートマークはホテルの場所と通過チェックのコンビニの場所です。(ホントはもっと他にも打ってあるけど写真用に非表示にしてます)

 

タイムスケジュールとしてはこう。

9/19㈯ 8:00にスタートし、可能な限りとばして走る。でも内臓が死んだら終わりなので無理はしない。

そうやって370kmを18時間で走って9/20㈰の深夜2:00に新潟県の柏崎にあるホテルルートインで一泊。

3時間仮眠をして6:00に出発し、2日目も370kmを18時間で走って9/21㈪の深夜0:00に長野県の軽井沢にあるホテルルートインに泊まっていく。

3時間〜4時間仮眠して6:00くらいに出発、最終日は260kmを残された力すべてを使って18時間で走り切り、9/22㈫の深夜0:00にゴール予定。(一応念の為書いておくと制限時間は75時間なので9/22㈫のお昼11:00までにゴールできればOKです。)

これで64時間で完走できる見込み。

しかし実際のところ2日目にて思うようにペースが上がらず、結果的に約3時間遅れの67時間でのゴールとなってしまいました。残念。

それでも全然余裕を残してのゴールだったということもあり、ある程度上位でフィニッシュができたので今回の結果には満足しています。

ちなみに370kmを18時間で走破する設定にした理由(根拠)としては、昨年のAJ静岡で開催されたBRM622 岡谷600にて、序盤の370km・約4000mアップをちょうど18時間で走破していた実績から、この時間配分としました。

 

事前に立てたタイムスケジュールと実際にかかった時間を比較するとこんな感じになりました。

【1日目】約370km・約4000m?アップ

予定:8:00スタート→深夜2:00宿到着(18時間経過)

実際:8:00スタート→深夜2:01宿到着(18時間1分経過)

【2日目】約370km・約5000m?アップ

予定:6:00スタート→深夜0:00宿到着(18時間経過)

実際:6:20スタート→早朝5:31宿到着(23時間11分経過)

【3日目】約260km・約4000m?アップ

予定:6:00スタート→深夜0:00ゴール(18時間)

実際:9:40スタート→深夜3:24ゴール(17時間44分経過)

 

やはり2日目、3日目はダメージが蓄積していていつものペースで走れませんね。

走っている最中は常に体を修復させる機能も働いていることから普段以上にカロリーの消費が増え、とにかくすぐお腹が減る印象でした。

 

 

 

そんな感じで準備編終了。

次からいよいよ中部1000km当日編です。

 

 

…あ、ストラバやTwitterではたくさんの応援コメント、ありがとうございました!辛い時間に読んで、本当に力になりましたm(_ _)m