これは9/6㈰ザ ピークス ラウンド6 熱海2 ド変態コース時間内完走を果たした当日のレポートになります。何度も書きますが、ド変態コースは180km・5468mアップを制限時間10時間となっています。
前の記事にも書いた作戦のおかげで、当日はスムーズに補給できたり、いくつものポイントで時間短縮を行えました。
でも、これだけ補給を最速で済ませ、全力で走ってようやく9時間30分だったのだから、本当に余裕がなかったと思います…。
また、ノーパンクで終えられたのも本当に運が良かったと思います。
なお、当日はその場その場で最善策を考えながら走っていたので、作戦通りやっていないところも何箇所かあります。
それについても記事の中で触れていこうといこうと思います。
では早速レポート…といきたいところですが、少しだけ事前準備の話を書きます。
約1週間前の天気では完全に晴れ予報でしたが、台風発生の影響で当日は下のような悪天候となりました。
しかし、一日中ずーっと雨が降り続けるわけではなく、時々晴れ間も見えたりする…かと思いきや、また雨が降り出す…みたいな天気になるとのこと。
私個人の考え方としては、雨のライドで最も恐れるべき事は下りでの寒さです。
それさえなんとかなれば雨具は一切不要という考えを持っています。
で、今回は気温自体もそこまで低くなく、おそらく雨が降っても全然寒くなくてちょうど気持ちいいくらいだろう…(笑)と思い、装備面ではレインウェアやらシューズカバーなどは一切持っていかず、ウインドブレーカーのみの対応としました。
あ、あとリアフェンダーも当然付けていきます。跳ね水でケツが不快になるアレはなんとしてでも避けるべきなので(^_^;)
フロントフェンダーの方は付けてきていません。
フロントは付けても恩恵が少なく(無い訳ではないけど…)、重量増が痛いのでフロントフェンダー要らないんじゃね?という考えが最近定着してきています…(-_-;)
そして元々は暑さ対策に涼しくなるアームカバー・レッグカバーを着ていく予定でしたが、雨でそんなもの着たらどんどん冷えて体温が奪われ、軽く死ねるので代わりに温かいアームウォーマー・レッグウォーマーを着ていくことにしました。
装備面はそんなとこで、トレーニング面では今回も予定通り決戦2日前に雨沢TT一本をやっておきました。
タイムは19分21秒くらいでベストからは程遠かったですが、目的は負荷をかけること。
心拍機能と筋力と胃袋に負荷をかけ、一時的にパワーアップする超回復のタイミングを決戦当日に持っていくことで、少しでも当日のパフォーマンスを向上させる作戦です。
峠のタイムが全てではなく、自分の場合スロースタートによりどんどん調子が上がっていって最終的にはその日のうちに完全に力を取り戻せる予定(?)なので、決戦2日前の峠のタイムが悪かろうと特に心配はしてません。
この状態で当日に臨みました。
それではいよいよ当日のレポートです。
朝は4:00に起床予定…だったが、毎度おなじみメザマシナルマエニオキールが発動して3:30に自然と目が覚める。
今回泊まった宿はファンシービジネスホテルという安いトコ、会場までは約30分あれば着ける距離にある。
ド変態コースはスタートが7:30と超のんびりなので、朝は物凄く余裕があって嬉しい。
音楽を聴きながらダブルメロン1本、超熟食パン6枚入りを4枚食べる。
(残り2枚はお腹いっぱいで食えなかった(-_-;) ちなみに前日の夜食べたのは海鮮丼ご飯大盛り。)
朝飯を食べ終え、準備を済ませてあとは待つだけとなったが、さすがにあまりにも時間があるので先に会場へ行って集中力を高める事にした。
5:50過ぎに宿出発。
5:00くらい?からめっちゃ雨降ってたから路面は当然ベタベタ。
5:30にスタートした一般枠の参加者は大丈夫だろうか…。
6:15会場到着。
変態コースとド変態コースの人しかいないから、参加者が全然いないように感じる…。
変態コースは6:45スタート予定。
スタートのための招集なのだろうが、「変態集まってー」の呼びかけには不覚にも笑ってしまった…(-_-;)
予定通り変態コースがスタート!!
変態コースが出発するのと同時に、真っ先に列の先頭へバイクを置きに行きます。これも可能な限り最速ゴールを目指すための行動。
スタートしたら1分1秒も無駄にできないので、事前にやれる事はすべてやっておきます。
7:30スタートで待ち時間が長くなる事が予想されるため、その間に消費するカロリーを補完するための補給食も当然買ってきてあります。グミと小さいアミノバイタル。これらを6:40?くらいに食べました。
この時間帯に食べておけば走り出す頃には既に消化吸収を終え、スタートしていきなり高負荷になる事が予想される熱海峠において負担にはならないはずです。
こうして7:30のスタートを待ちますが…
すごい大雨です(^_^;)
列に並べておいたバイクも既にずぶ濡れ…
チェーンオイルが非常に心配。まあ、200km程度なら大丈夫なんだろうけど・・・やっぱり不安。
もちろん今回はブルベではないので予備のチェーンオイルなど持ってきていません(^_^;)
そして、スタート待ちしている間にいきなりリタイアしてスタート地点へ帰ってくる参加者が続出(-_-;)
中にはいきなり落車して痛々しい姿の方も見えました(T_T)
救急車も来て、スタート待ちをしているド変態組にとっては不安感を煽ります。
しかし、自分はスタートに集中するため、深く息を吐いて吸う腹式呼吸を行い、リラックスした精神状態だったので特に気にはなりませんでした(^_^;)
そして7:20となり、いよいよスタート時刻が迫ってきます…。
緊張も頂点に達してきました…。
ここまで完璧な調整と準備を行ってきたので、あとは自分を信じて走るのみです。
ここでスタッフの方が、今回出走するのは19名だとみんなに知らせてくれました。
果たしてそのうち何人完走できるのか…そもそも完走者は出るのだろうか…。
例えゴールに間に合うか分からなくたって、今は自分の全てをぶつけるのみ!!
サイコンのナビを起動させ、腹式呼吸で呼吸と心を落ち着かせ、スタートの合図を待ち・・・・・
ついに7:30、ド変態コースがスタート!!
会場のかんぽの宿を出る坂を2番手の位置で登り、そのまま熱海峠に向かって超ウェットになってる急勾配を下ります。
いきなりかなりヤバい危険地帯です。
しかしこんなところで落車する訳にはいきません。
まだウェットでのブレーキ感覚に慣れていない中、可能な限り速度を落として安全に下ります。
とりあえず梅園前の交差点に無事たどり着き、赤信号待ち。
すぐ後ろにはリンさんも来ていて、めっちゃ滑ってたとか言っていた…ヤバすぎる…(-_-;)
そうそう、記事に書いてませんでしたが今回はリンさんと一緒にド変態コースへエントリーしています。(一緒にエントリーしたと言っても一緒に走るとは言ってません←ここ重要)
【熱海峠一本目〜来宮駅裏ド変態通過チェック】
ということで熱海峠がスタート!!
事前に立てた作戦通り、いきなりほぼ全開に近い負荷で登っていく!!
心拍でいえば185〜188bpm(約92%)くらいだったか。
熱海峠は約6kmの間ずーっと13%くらいの激坂が続くという本当に恐ろしい峠なのですが、ド変態コースではこれをいきなり二本登らなくてはなりません。
ただし、一本目は約4km地点にある笹尻交差点で曲がって別ルートから下り、再度登り返す事になるので完全に二本という訳ではありませんが、実質二本登るようなものです(-_-;)
とにかくパワー全開で登っていくが、いきなり半端なくキツい…。
予想していた通り走り始めはまだペダリングが噛み合っておらず、連動動作ができてなくて効率の悪い踏み方になっている…。
しかし序盤はそんな事お構いなしに飛ばせるだけ飛ばしていく。
なぜならそうすることで徐々にペダリングの感覚が戻っていき、次第に効率良く回せるようになるからだ!!
笹尻交差点が見えてきたところで、予定通りアミノバイタル パーフェクトエネルギーを一本補給する。
ペースの差で前に行ったり後ろに行ったりはあったものの、スタートの時と同じく2番手の位置のまま笹尻交差点に着いて2段階右折待ち。トップの人とは信号の差で先に行ってしまわれた(^_^;)
信号待ちしていると後ろから来た参加者が1人だけ2段階右折を無視して先へと進み、自然と3番手になる。
そのまま2段階右折を終えてド変態通過チェックのある来宮駅裏までダウンヒル。
この道は初めて通るのでグーグルストリートビューで事前に完璧に調べてある…のだが、完全にウェットなおかつ急カーブが多く、非常に危険な道と化していた(^_^;)
そしてスタートして間もなく、早く走らなきゃ!という思いが先走り過ぎて下りにも関わらず全く心拍が落ちませんでした(-_-;)
下っているのにずっと160bpm(約80%)で、当初の計画では熱海峠一本目のダメージをこの下りにて少しでも和らげる予定だったが、このままでは全然休められないことになる…。
しかしこうなってしまってはどうしようもないので、とりあえず高い心拍のまま下り、とにかく速度を落として安全に安全にダウンヒルしました。
そしてダウンヒルを終え、交差点の角のところでピークスのスタッフさんが待機していて通過チェックを無事ゲット!
関門時間8:30に対し通過したのは7:50頃?だったと思われる…正直メモする余裕など一切無かったのでハッキリとは覚えていないが、関門時間に対してすごい余裕だった事は覚えている(笑)
チェックを終えたら猛ダッシュで熱海峠二本目へと向かう。
登り口にたどり着き、熱海峠二本目スタート!!
二本目も全開で登っていくが、さっきよりも心拍が安定してきた。
ペダリングも事前の読み通り感覚が戻ってきて、本来の調子を取り戻したようだ!!
よっしゃああああいくぞおおおお!!!!!
さっきよりもいいペースで熱海峠を登っていき、さきほど2段階右折を無視していった参加者も追い抜いてどんどんペースを上げ爆走。いや、正確には爆登りか。
トップの人とは差がついていて全然姿が見えない。
逆に後ろからも今のところは誰も上がってこない。
とりあえずみんな同じような速度、同じような強度で上がっているはずだろうから、当然といえば当然なんだろうか…??
一本目で曲がった笹尻交差点も通過し、熱海峠後半戦に突入。
ここら辺から激しかった呼吸が安定してきて、さらに楽に登れるようになってきた。
よしよし!!いいぞいいぞ!!
どんどん登っていると少しだけ霧が出てきた。(8:25)
そして、気がついたら青い看板が出てきて熱海峠クリアー!!
思いのほか早く頂上に到着してしまい、下り始めと同時におにぎりを口に頬張るのが間に合わなかった。
仕方なくさっき飲みきれなかったアミノバイタルを口にくわえ、残りをすすりながら下る。
アミノバイタルの残りも補給し終え、さっき口に入れられなかったおにぎりを頬張りたいが、カーブが多くなかなか口に入れるタイミングが無い。。。
そんなことを考えていると、なんと後ろからリンさんが追いついてきた!!\(^o^)/
熱海峠で追いついてくると思っていたので、ここでの吸収は少し意外でした。
そのままリンさんは先行し、高速ダウンヒルでタイムを稼ぐみたいです。
自分はついていかず、ここは当初の予定通りおにぎりを頬張るべきだと判断して、一旦停車して背中の塩おにぎり1個をまるまる口の中に無理やり頬張りました。
そしておにぎりを口に含んだ状態でダウンヒルを再開し、峠道を下っていきますが・・・
ここにきて突然の大雨が襲いかかる!!!
ただでさえカーブやデコボコの多い危険な峠道のダウンヒルだというのに、大雨というオプションが追加され、水しぶきが強すぎて路面の状態が全く見えません(^_^;)
ヤバいヤバい!!こんなのどうすればいいんだ!!
でもこんなところでやらかしたら、ここまで積み上げてきたものが全てパーです。
とにかくここは冷静に、速度を落としまくって安全に下ることにしました。
そんな状態が5分くらい?続いてようやく大雨が止み、辺りはカラッと晴れ模様に。
全身ずぶ濡れになりましたが、個人的には気温が高いおかげで全然寒くなく、とっても気持ちいい天然のシャワーでした^_^♪
そのまま下っていると、軽トラに行く手を阻まれているリンさんにまさかの追いついてしまう(笑)
そしてそのまま一緒にファミリーマートへ。
私は既に塩おにぎり1個を補給しており、このファミリーマートで止まって補給するつもりなど一切無かったので保険用のグミ2個とアクエリアス1本を買い、アクエリアス1本500mlを速攻で飲み干して速攻で出発(笑)
ド変態トップ?だった赤いジャージの方もファミマにいたから、たぶんだけどこの時点でド変態トップは自分ということになる。たぶんだけど。
(※回る順番が自由である関係上、熱海峠を終えた時点でトップは誰なのか理論上分からなくなっています。なのであくまで推測。)
補給時間の差で先頭(?)を独走。
アクエリアス効果で足が回復し、ゴリゴリ踏んでいけます。
心拍でいうと170〜175bpm(約87%)あたりをキープしていた。
峠道を登っていると、さきほどファミマにいた赤いジャージの方に追い抜かれました。
普通にメッチャ早いペースでしたが、少し負荷を上げれば微妙に引き離される事なく付いていけるという、なんとも絶妙なペースだったので引き離されながらもここは頑張って付いていきました。
そのまま高負荷で登り続け、さっき通過した熱海峠が再び近づいてきます。
と、ここにきてリンさんが遠く後ろに迫って来ているのを確認(^_^;)
やはり追い付いてきましたかー!!
登坂力では絶対に敵わないので補給時間の差で勝負(?)していたけれど、やはりこうなりますね〜(^_^;)
そのまま十国峠を通り、箱根峠へと向かう。
十国峠あたりから赤いジャージの方のペースが少し落ちた?のかは分かりませんでしたが、パスできるペースだったので思いっきり負荷を上げてそのまま先行させていただきました。
リンさんも当然付いてきて結局2人のトレインになり、そのまま箱根峠まで爆走。
箱根峠にはエイドがあり、当初の予定ではエイドに立ち寄る予定だったが・・・
エイドに立ち寄るには信号待ちをしなければならず、その分タイムロスが発生して効率が悪いです。
そこで、このまま信号を左折して山中城跡へ曲がれば効率よくチェックを回れることに走ってる最中に気づいてしまったので、箱根峠エイドには寄らずそのまま山中城跡へ下る作戦を急遽立てました。
作戦実行のため、リンさんが先頭の際に後ろで塩おにぎりをまるまる一口で頬張る。
そしていいタイミングで先頭交代し、左折のサインを送って曲がる意思を伝える!
リンさんはさぁどうするんだ・・・!?と思っていたら、やはりリンさんもエイドには寄らず付いてきました!(^_^;)
自分は下りでは足をストレッチして乳酸を除去し、登りに備えてゆっくり下るつもりだったが、リンさんはダウンヒルでタイムを稼ぐ走り方だったため、差が少しずつ開きそうになりました。
自分はこんなところで引き離されてたまるか!!という(無駄に)負けず嫌いなところがあるため、ストレッチはせずに(でもちょっとだけして)リンさんについていきました。
そしてラッキーなことにこのあたりは快晴で、とても気持ちいい天気の中走れました。
(少なくとも午後のサウスルートに入るまでは…(-_-;))
山中城跡に到着したら速攻でチェックを受け、何も休憩せずに速攻で出発。
ここからも高強度でぶっとばしていきます。
最初はリンさんはついてこない様子。
いつもこんな感じで後半追いついてくるんだよなぁ(^_^;)
そんな事を考えながら、1人で猛烈にペースを上げて走る。
一瞬だけ景色がいい場所がありました。(10:01)
登っていると、徐々にペースが上がらなくなってきた…(-_-;)
や、やばい・・・そろそろ疲れの色が見え始めたか・・・?
その隙にリンさんに先に行かれてしまい、こちらがなんとか頑張って追いかける展開に。
しかし、血糖値も下がって力が入らなくなってきたことから、これはマズイと思い、サウスルートまでとっておく予定だった(正直言うとどこで使うかは決めてなかった)もう一本のアミノバイタル パーフェクトエネルギーを躊躇なく摂取し、再びペースアップして息を吹き返します。
なんとかペースアップを図ったおかげで箱根峠エイドの赤信号で待機しているリンさんに追いつき、遅れを取り戻す。(いや別に競ってないですが…)
ここが運命の分かれ道となったのだが(結局は同じ道に来るんですけどね(意味深))、自分はさすがにエイドで補給しないとヤバかった事から「エイドに寄っていきます」と伝えたが、リンさんはまさかのエイドには寄らずそのままスルガ銀行まで行くというではありませんか!!
まじか・・・でも自分はこれ以上無理はしない。
例えリンさんに先行されたとしても、予定通りこのエイドで補給して、足を復活させてからスルガ銀行へ向かうことにするぞ!
と、箱根峠エイドへ立ち寄ったところで今回一般枠で参加しているshiさんと遭遇!!
実は今回一般枠で参加のshiさんをド変態スタートから追い抜くというチャレンジもやっておりまして…まだまだshiさんの方にマージンがあるようですが、この先どうなるかは分かりません…(^_^;)
で、ノース最後のファミマへと向かうshiさんを送り出しつつ、バナナとオレンジとクーのみかんを大量に摂取し、エイドを猛ダッシュで出発!!
ここからはちょっと下って5kmくらいの登りを経て大観山頂上に到達し、そのまま20km?くらいを下ってスルガ銀行サイクルステーションです。
ここまで来れば最初の熱海峠のダウンヒルで心拍が全然下がらない現象もすっかり解消され、普通にダウンヒル中でも130bpmとかまで下がってくれます。よかった。
箱根関所南の交差点を右折し、椿ラインへ突入。
と、ここにきて大きな失態を犯してしまいました。
さっきの箱根峠エイドで胃薬を飲む予定が、飲むのを忘れていました(-_-;)
なので仕方なく椿ラインを登りながら胃薬を一粒服用しました(^_^;)
そのままわずかな距離の登りをこなし、後半の勾配が緩い区間もありがたくとばしていって大観山の頂上に到達!
箱根峠エイドで貰った塩おにぎりをまたしてもまるまる一口で頬張り、そのまま大観山ダウンヒル開始。
3年前はバイクの嵐でストレスフルでしたが、この日は天気のおかげなのか椿ラインを走る人が全然おらず、素晴らしいくらいに走りやすかったです(^_^;)(笑)
ただ、雨上がりで小枝などが散乱しているところも何箇所か見受けられたのでかなり注意して下りました。
そのままオレンジロード・・・へは行かずに温泉街?の方へと下り、市街地区間まで出てきてスルガ銀行サイクルステーションへ到着!!
到着するとやはりリンさんがおりました。
結局はどこかで補給することには変わりないので、いずれはどっかで追いつく事になるんですよね。
トイレの場所をリンさんに教えてもらい、ライドスタートしてからこの日初めての小便…(^_^;)
実はひたすら時間短縮するため、ここまで可能な限りおしっこを我慢してました(※良い子はマネしないでね)
チェックを受け、エネルギーゼリーがあるのを発見して2つ貰って背中に入れ、速攻で出発!
なお、まだお腹に食べ物が残ってる感覚があったので(箱根峠エイドで食べたバナナ、オレンジ、下る時に食べた塩おにぎりたち)スルガ銀行では何も補給しませんでした。
…いや、アクエリアスを2杯くらい飲んだかな?もう正直忘れてしまった(^_^;)
【スルガ銀行サイクルステーション〜箱根峠】
リンさんはとっくの前に出発してしまっているし、あの登坂力だから追いつくのは絶対無理だろうなぁ・・・
とりあえずこれまで通り高強度で登って時間内完走を目指すしかない!
そんな思惑を抱きながら大観山を登り始める。
最初は市街地区間で人や車が多く、山の上とは違ってストレスを感じる…。
さらにずっと晴れ模様が続いており、標高の低い地点ということもあってかなり暑い…。
雨で冷えることを想定して温かいアームウォーマー、レッグウォーマーを装備してきた自分にとっては、この暑さはかなり応える・・・(-_-;)
まあ、序盤の大雨で寒くなかったのもこのウォーマーのおかげだし、一長一短なんですけどね…。
とりあえず今出せるだけの高負荷で大観山を登るが、流石にここまで来るとダメージが蓄積しており、足が重い。
序盤よりも明らかに踏めなくなってきているのを感じる。
しかし今はそんな事言ってられない。
ちょっとでも負荷を落とし、休む区間が増えれば時間内完走が危うくなってくる……。
それだけド変態というのは厳しい時間設定のはずだ。
だからとにかくキツくても負荷を落とすことだけは絶対にしない。
正直めちゃくちゃキツくて、本当は今にも負荷を落としたいのだけれど・・・今ここで負荷を落とすわけにはいかないんだ!
そうやって高強度で登っていると・・・・まさかのリンさんに追いついてしまった\(^o^)/
えぇぇ・・・リンさんに登りで追いつくということは、不調時以外絶対にあり得ないはず…。
そう思ってそれとなく聞いてみたら、やはり胃袋が…とのことでした(-_-;)
やっぱりみんな胃袋ヤバいですよね…。自分もさっき胃薬飲みました…的な事を言い残し、自分は自分のために、高強度でゴリゴリ登って先行していくことにしました。
そのままハイペースで登っていくが・・・全然大観山が終わらない・・・。
青い看板も出てくるけど、あと6kmもあるのかよ!?ってなった(T_T)
少しカロリーが切れ始め、ペースも下がってきた気がしたのでスルガ銀行で貰ったエネルギーゼリーを一本摂取し、なんとか勢いを取り戻しながら走る。
時刻は12:10を回ってきた。
当初の予定では箱根峠エイドに遅くても13:30に着かなければ、サウスルートの亀石峠15:30の関門時間が怪しくなってくるだろうと考えていたのだが、果たしてこのままのペースで13:30に箱根峠にたどり着くのだろうか・・・。
実はもう間に合わないんじゃないだろうか・・・。
まあ、それは今の時点では考えるだけ無駄であり、今は踏めるだけ踏むのが正しいということは頭で分かっているため、そこまで気にはしていないが・・・やはり不安になってくる…。
と、ここにきて後ろからまさかの追い抜いていく参加者が現れる!
えぇ!?あのペースは間違いなくド変態の走り・・・!
少しだけ良い刺激を貰い、この日ずっと調子の悪かった休むダンシングも、今になってようやく復活してきて足を休められるようになり、自分も後を追うようにしてヒルクライム。
そして・・・・ついに・・・・
大観山クリアーー!!!!
すぐにエネルギーをチャージするため、もう一本のエネルギーゼリーを下りながら飲み干し、足を全力でストレッチさせながらダウンヒルする。
相当大観山がキツかったので、この下り区間ではもうほんとにものすごーーーく足を伸ばしまくってました。
そして下りきって箱根関所南の交差点。
ここで赤信号待ちをしているさっき追い抜かれた参加者(黒と緑のジャージの方)に追いつく。
一応確認で聞いてみるとやっぱりド変態とのことでした。
箱根峠へと向かう登りに差し掛かると、自分は下り区間でのストレッチによって足が完全に復活したため、信号で追いついた黒と緑のジャージの方をパスして高強度でぶっとばしていきます。
ここの登り区間はわずかのはず!
さっさと登りきって箱根峠で補給するぞ!!
こうして爆登りして12:53くらいに箱根峠エイド到着〜!!
やった!!予定よりも約30分だけ早い!
このペースでいけば、なんとか時間内完走がギリギリ達成できそうな気がする!
もちろんこの先何があるか分からないから、油断はできないけれど…少なくともノースルートはもうほぼ終わったと言ってもいいだろう!
ここで持参してきたスーパーメダリスト9000の粉末を口へ流し込み、水で飲み込んで大量のアミノ酸を摂取!
エイドでバナナやオレンジも食べ、一気に足を復活させる!
そして補給していると後ろからリンさんが追いついてきた!
さすがリンさん!結構差が開いていたと思っていたけど、全然そんな事は無かった。
あれ?そういえばさっきの黒と緑のジャージの方は見てないなぁ…もしかしたら箱根峠エイドはパスして先に行ったのかもしれない(^_^;)
【箱根峠〜会場のかんぽの宿】
リンさんが補給を終えて出発したので、自分も補給を終えたタイミングでダッシュで追いかける。ちなみにエイドを出発したのはちょうど13:00頃。
そして普通に登り坂にて合流。
ここまでのお互いの健闘を讃え合い、一緒に走るって言ってないのに絶対一緒になるよね(笑)的な会話で盛り上がり、さらに互いの士気が高まる。
3年前にリタイアしたラウンド3熱海の時とは何もかも違う。
よし!!ここまで来たら絶対に2人で時間内完走するぞ!!!
って事で熱海峠まで2人で高速ダウンヒル!
熱海峠までなら勾配が緩いので、どんどんマージンを稼ぐことができます。
そして地獄の急勾配、熱海峠ダウンヒルがスタート・・・。
当然速度は落として、安全に安全に下ります。
幸いにも晴れ間が続いていたおかげで路面はドライとなり、スリップしやすい環境ではなかったのがラッキーでした。
……それでも勾配がキツすぎて、色々とマジヤバでした(-_-;)
下の方まで行くと信号があり、赤信号による突然の車の減速にも対応できるよう注意しつつゆっくりと下ります。
赤信号で止まるときは車が何台も連なっているから、常に間隔を開けて止まれる距離をキープしておかないと、余裕で車に突っ込んでしまいます(^_^;) もうホント意味わからんくらい勾配キツイ…
こうして地獄の熱海峠終了!登っても下っても地獄ってどういうことだってばよ!?
そしてかんぽの宿まで再び15%くらいの急勾配の登り坂が続くが、箱根峠エイドで摂取していたアミノ酸のおかげで足が軽く回りました。
……が、踏んだ瞬間わずかに右足の内転筋がビクッと攣りそうになる感覚があったので、それなりに抑えつつなるべく早く登りました…(^_^;)
そして13:30ちょうどくらいにノースルート→サウスルートへ行くための通過チェックであるかんぽの宿へ到着!!
当初の予定では遅くても14:00にはかんぽの宿に着くつもりだったので、今のところわずか30分だけのマージンが残ってるということになる。多分。
コンビニレシートとチェックの証を見せて無事ノースルートクリア。
7:30にスタートして13:30に帰ってきたので、ここまでのノースルートの123km・3497mアップは6時間ジャストで走破したことになる。
自分でいうのもナンですが、頭おかし過ぎるッス…(-_-;)
(あとからストラバのログで分かりましたが平均心拍は163bpm・平均速度は21.2km/h・移動時間は5時間38分だった模様…)
かんぽの宿で通過チェックが終わったら当然のように休むことなく速攻で再スタートしていきます。
すぐ目の前にさきほどの黒と緑のジャージの方がいたので、もしかしたら元々箱根峠ではなくかんぽの宿で補給する予定?だったのかもしれません。
・・・当日編2/2へ続く!