7/10㈬は毎年おなじみ、往復自走で神坂峠へ行ってきました〜。
今回の往復自走神坂峠は、いつもとちょっと違います。
何が違うのかというと・・・難易度が上がっています!
名付けてハードモード!!
普段からやっている往復自走神坂峠では、走り切ると大体約200km・合計上昇高度4200mとなります。
コースはシンプルにR363を往復するだけの単純なコース。
これを「往復自走神坂峠(ノーマルモード)」と命名することにします。
今回のハードモードでは・・・
・最初と最後に三国山を追加!!
・大正村付近のルートにおいて、激坂を登ってショートカット!!
というように、激坂がモリモリ追加されたボリューム満点なコースとなっております(*^^*)
2つ目の大正村をショートカットするルートについてですが、簡単に説明しますとこのルートを通ります。このR363をショートカットするルート、無理やり山の上に道を作っており、表示方法を地形マップに変更してみると・・・
ご覧の通り、明らかに山の上を通ることになります(笑)
ここはマップを眺めていたらたまたま発見したルートでして、以前試しに一度だけ通ってみたところ、10〜11%の勾配が続く(そこまで距離は長くない)ヤバイ道だということが判明しました。
これは往復自走神坂峠のコースに入れるしかない!!と思い、今回のハードモードコースに投入した次第です。
このハードモードコースを走りきれれば、距離約200km・合計上昇高度5000m近くまでいくはず………なんですが、いかんせん走ったことがなく、実際には5000mには届かない可能性もありました。
なので、今回は一応ハードモードコースのテスト走行の意味も兼ねています(^_^;)
今後さらに改善を重ねていき、確実に5000mに到達できるコースを確立していきたいですね(*^^*)
今回は水曜日という何でもない普通の平日に走っているのですが、これには訳がありまして、このコースをせっかく走るのであれば誰かと一緒が良い!というのを思いつき、私と同じように山岳ロングが大好物で、最近ご一緒する機会も増えてきたタマゴロウさん、oliveさんにも声をかけ、お二人と一緒に走れる日にちを調整した結果この日になったのでした。(私は基本土日休みですので有給使ってますb)
さらにいうと、この週末の7/14㈰は400kmブルベであり、これがまた過酷な山岳コースとなっているため、事前に少しでも山岳ロング耐性を付けておきたかったという意味合いもあり、この日付となりました。(過酷な山岳ロングを走って丸3日間休み、超回復を終えた翌日に400kmの山岳ブルベに挑む…コンディション調整においてこの上ないほど完璧なスケジュールです(笑))
ということで朝6:00に瀬戸しなのへ集合。
時間的に早く着きすぎる予感がしたため、水野の方へ行って遠回りしてから瀬戸しなのへ。
そして到着。タマゴロウさんが既にいました。青いメリダが2台、初めて揃いました!!
タマゴロウさんとご一緒するようになった時は既に中華がメインバイクになっていたので、青メリダが被ることは無かったのですが、今回はブルベ本番と同じバイクで走りたかったという思いからRIDE4000で来ていたため、夢のコラボが実現しました(*^^*)
青い文字だけ共通してて、あとは白と黒で対照的・・・うーん、カッコいいですb
なんてうっとりしていると、oliveさんも到着。
みなさん揃ったところで、さっそくスタートしていきます。
・・・が、三国山方面はなんとなーく暗い色をした雲に覆われてます。
しかも、走り出したのと同時に、小雨が降り始める(汗)
マジか、今日は晴れの予報のはずなんだけど(^_^;)
とりあえず0.1mm程度の小雨なら走りますという共通認識でみんな来ているので、ライドにお誘いしたことを申し訳ないと思いながらもそのまま突き進んで行きます。
雨沢もスタートするが、小雨は相変わらず止まない。
・・・小雨というか、正確には霧雨だ。
全然雨の勢いは無いんだけれど、物凄い細かい。しかもそれがたくさん降ってる(^_^;)
全然止む気配が無いまま三国山へ。
三国山は雨だと路面が危ないので、天候次第ではカットしようかって話もあったのですが、タマゴロウさんらがイケイケな感じだったので、下りは安全第一で超ゆっくり下りましょうという条件の元、登ることにしました。
ゆっくりペースで登っていると、ペース配分が参考になりますとタマゴロウさんに言われる。
ブルベではいつもこのくらいのペース(最大心拍の70%前後)で走ってますので、少しでも参考になればと思いますm(_ _)m
そんなこんなで三国山クリア。(7:17)
下りは本当に慎重に、ゆっくり下ります。
ダウンヒルを終えて県道に出たら左折し、R363方面へ向かいます。
このあたりから雨脚が強まってきて、相変わらず霧雨……なんですが、普通の霧雨から強い霧雨(?)に変わってきました(-_-;)
勢いは無いんですが、とにかくめちゃくちゃ降ってます!!
ここでとうとう全身ずぶ濡れ状態になってしまいました。
シューズの中も完全に浸水し、プールになっているのが分かります。・゚・(ノД`)・゚・。
こんなライドに付き合わせてしまって本当に申し訳ないです。。。しかしみなさん最後まで一緒に行ってくれると言います。
ありがとうございます、とても心強いですm(_ _)m
一度全身ずぶ濡れになると、かえって吹っ切れるため、もうどれだけ降ってきても気になりません。
そのまま強い霧雨の中R363のアップダウンを走ります。
そしていつもおなじみ狛犬のファミリーマートへ到着しました。(7:55)
バイクも完全にずぶ濡れです。
今もなお降り続く霧雨・・・
まだ降るのか?と思い、雨雲レーダーを見てみると、信じられないことに雨雲が一切映ってないではありませんか!!
しかも、普通の天気予報では晴れのち曇りの0%・・・どうなってんだ(汗)
これは推測だが、霧雨なので雨粒が細かすぎて雨雲レーダーでは拾えないのではないだろうか……そうなると、いつまで降り続くのか分からないことになる(-_-;)
とりあえずこの日の天候はどんどん回復傾向にあるため、いつ止んでおかしくないはず・・・と信じて走り出すことに(^_^;)
ということで再スタート。
少し進んで、ようやくお楽しみショートカットコースの激坂に差し掛かります。
未だ降りしきる雨の中激坂を登りますが、予想通り10%前後の坂が最初からずっと続きました。
しかし距離がそこまで長くなく、なおかつ若干アップダウンにもなっていたので、これだけでは高度を大幅に稼ぐことはできないかなー…?という感触でした。
ちなみにoliveさんは車通りが一切無いこの林道はかなりの好感触とのことでした。アリガトウゴザイマスm(_ _)m
ここでも路面がウェットで危険だったので細心の注意を払ってダウンヒル。
R363に出て、恵那の岩村に来ました。
ここまできてようやく雨が止んできました。
デイリーに立ち寄って補給し、休憩後そのままR363を進んで根の上高原へと向かいます。
信号と小学校を超え、根の上高原がスタート。
名物の直線です。苦手な人が多いようですが、個人的にはこういうのが大好物です(*^^*)
楽に根の上高原クリア。
まだ工事していてR363は通れないので、迂回路の県道413を下ります。
下りきってR19。ようやく青空が出てきました!良かった〜
落合のとこにあるファミマ、通称最後のセーブポイントで準備を整え、いよいよ神坂峠のスタート地点へと向かいます。
ここの道中も無駄に9%が出てきて、足を削りに来ます。
ザコ敵を蹴散らし、ようやく神坂峠スタート地点へ到着。
運命の橋(実際はそんな名前ではない)を渡れば、神坂峠スタート!!
初めはブルベペースでゆっくり登っていきますが、タマゴロウさんが前へ出て、徐々にペースを上げ始めます。
私は基本的に自らペースを上げない主義(例外もあります)なので、他の方が上げたペースに合わせて走ります。
すると、oliveさんも先頭に出てさらにペースを上げ始め、まだまだ序盤だというのに既に高強度状態へ(^_^;)
そりゃもうかなりのペースだったので、タマゴロウさんはかなり苦しそうでした。
自分はとりあえず付いていけてますが、足の軽快さから見ても圧倒的にoliveさんの方が一枚上手で、このままいけばいずれちぎられるだろうと悟っていたため、先にゴール地点の場所を伝えておきます。
そして気がついたらタマゴロウさんの姿が見えなくなってしまいました。
2人だけとなるも、相変わらずハイペースでどんどん突き進みます。
お互い写真を撮るくらいには余裕があるみたいです。
景色が開けた場所が合計4つ出てきますが、それらを終えるといよいよ神坂峠名物・10%前後のつづら折り区間に入ります。
いつもなら大体この辺で盛大にたれてくるのですが、今日の私は今までと比べ物にならないくらい踏めていました。
去年から大幅にレベルアップしているというのもあると思いますが、4日前に乗鞍往復ビンタライドをやっていたおかげで、この日ちょうど超回復のタイミングと重なり、激坂耐性が付いていたのだと思われます。
腰も全く痛くならないし、踏んでも踏んでもたれる気配がなく、自走神坂峠の中で最も良いタイムが出せそうな気がしてきました。
そして終盤に差し掛かり、先頭をいいペースで走っていたものの、とうとうoliveさんが前に出てアタック!!
足の軽さが全然違い、まるで付いていけません。
そのまま見送り、これまでと同じペースを維持して登ります。
標高1300mを超え、景色は完全に雲の中(^_^;)
前方がほとんど見えない中、ライトで前を照らしつつ見覚えのあるカーブを何度もこなしていると、ようやくゴール!!
キツイ!キツイけどめっちゃ楽しかった〜〜〜〜〜!!!!
序盤抑えていたおかげか、後半の激坂はかなりいいペースで踏むことができ、今まで登った神坂峠の中で今回の神坂峠が一番楽でした。
帰宅後に見たストラバの記録によるとタイムは1:06:20で、自走神坂峠の中では今回が最速タイムでした。
自分の成長も感じられ、かなり満足のいく結果となりました。
ゴール後、oliveさんと一緒にタマゴロウさんが来るのを待っていると、地面のコンクリートがなぜか熱を持っていて、触るととても温かいことを発見!
ゴール地点の気温自体はそこまで低くはなかったものの、大量にかいた汗のせいでかなり冷えていたため、この謎の熱は冷えた体を温めるのに大変有効でした!
そういうわけで、少しでも体を温めるためにうつ伏せになって岩盤浴(コンクリート浴?)を開始(笑)
それにしても、太陽の光すら届いていないというのに、なぜコンクリートが熱を持っているんでしょうかね?ナントカ現象???もしご存知の方がいたら教えて下さいm(_ _)m
そんなこんなで岩盤浴しているとタマゴロウさんもついにゴール!!霧の中から姿を現す・・・メチャカッコいいです!bb
お疲れ様でした〜\(^o^)/自分は岩盤浴してるだけだったのですが、結果的にいい写真が撮れました!(笑)
そのまま雑談して少し休憩します。
ボトルもタマゴロウさんと一緒です(^^)
だいぶ休んだら、そろそろ下りましょうということでダウンヒル開始。
霧で先が見えないため、本当に慎重に、ゆっくり下りました。
今まで数多くこなしてきたダウンヒルの中で、今回のダウンヒルが一番速度を落としていて安全だった!といえるくらいゆっくり下りました(^_^;)
なんせ、この日の4日後にはブルベという名の決戦が控えてますからね・・・ブルベがかかっている以上、こんなところで落車するわけにはいきません。
そんな感じで無事スタート地点へ戻ってきて、そのまま一気にファミリーマートまでダウンヒル。
ファミマに着いて、補給をしたら来た道を帰ります。
R363は通行止めなので、午前中下ってきた県道413号線を登ります。
ということでヒルクライムスタート!
ここでもoliveさんが序盤からハイペースを刻み始めます。
タマゴロウさんはキツそう、私はとりあえず大丈夫・・・ってこれ、神坂峠の時と全く同じ状況なのでは(^_^;)
気がついたらまたしても2人きりとなり、暗黙の勝負の火蓋が切られました(笑)
oliveさんがペースを上げて登っていき、必死に食らい付いていきます。
と、ここで私の特殊能力(?)が発動!
走れば走るほど、登れば登るほどペダリングが強化されていくスキルです。
これにより、さらに出力を上げて走れるようになりました。
しかしoliveさんもかなり強く、強力な牽引によって何度もちぎられそうになりますが、特殊能力によってとにかく力が湧き出てきて、何度でも踏ん張ることができました。
ホントにいつ足が止まってもおかしくないというのに、なんでこんなに力が溢れ出てくるのか自分でもよく分かりません。(以前東濃サイクルミーティングで根の上高原を登ってる時も同じような状況になりました)
終盤に差し掛かったところで、いよいよ反撃開始!
勾配が少し緩んだところで、全開で加速しアタック!!
本気で引きちぎるつもりで踏んでいきますが、ちぎれることなく付いてきます。
追いつかれたところで一旦ペースを落とし、様子を見ます。
ペースを落としている間にも休むダンシングで足を回復させ、シッティングへ移行するのと同時に再び急加速してアタック!!
休むダンシングからのシッティングアタックは私の得意技です。
しかしそれでもoliveさんはちぎられることなく付いてきます。
と、ここで前方から対向車が!
私なりの紳士協定により、ペースを少し落として車をパスします。
ちょうどパスしたところでゴールに着いてしまい、勝負は引き分けに終わりヒルクライムは無事終了!
物凄いキツかったですが、物凄く楽しかったです。実力が同じくらいの人と全力を出し合うのは、やはりサイコーに面白いですね。
とりあえず、タマゴロウさんが来るのを待ちます!
無事ゴールです!
全員揃ったら、R363方面で帰路につきます。
岩村のローソンに寄り、しっかり補給していきます。
しかし、先ほどあまりにも強度が高かったせいで、若干胃もたれが発生中………(-_-;)
何も食べられないわけではないですが、このまま行くと大変なことになるため、みんなの疲労具合からしてもここからは少しペースを落として回復走ペースで走ることにします。
R363をゆっくり走りますが、大正村ショートカットの激坂はちゃんと登らないといけないので、キツくてもお構いなしに登っていきます。帰りはすっかり路面が乾いてくれたおかげでとても走りやすかったです。
その後、陶町をロングダウンヒルし、狛犬の9%坂も無事クリアしてアップダウンもこなしたら最後の最後に待ち構える三国山(豊田側)へ!!
この日のヒルクライムの例に漏れず、ここでも2人での勝負となりました。
序盤から積極的にアタックし、引き離しにかかりますがそう簡単にはちぎれてくれません。
何度か同じような状況を繰り返していると、oliveさんによる反撃が始まる!
必死に食らいつくが、どう見てもoliveさんの足の方が自分よりも軽やか。
これは・・・ダメだorz
中盤あたりで返り討ちに遭い、引き離されてしまうが差が大きく広がっていなかったのでまだ勝機があると思い苦しい状況の中必死にoliveさんを追う。
しかし、やはり力の差は歴然だったようで、どんどん差が広がっていき、どうとう見えなくなってしまいました。
見えなくなったところで、ようやく追うのを完全に諦める。
諦めた場所がほとんどゴール間近だったようで、ペースが落ちたあとは案外あっさりとゴール。
そしてタマゴロウさんも無事ゴール!!
やりました!これにて予定していたコースの全ての登りが終わりました!
私のサイコンはライドスタート直後の霧雨により気圧センサが完全に水没してしまい、正確な高度がとれませんでした(それでもGPSによって常に校正されてるらしく、気圧センサが多少ダメでもある程度正確な数値は出るみたいです)
タマゴロウさんのサイコンは完全に今回の高度データを記録できていたようで、それによると本日の合計上昇高度は・・・およそ4800m!!
なんと、コース上に激坂を盛ったにも関わらず5000mには届きませんでした。・゚・(ノД`)・゚・。
これはまだまだハードモードコース改善の余地がありそうです…。
まあ、今回は神坂峠を登ったあと、絶景ポイントまで行ってないので、その分がカウントされていないというのもあるかもしれません。
またコースを色々練り直して、5000mリベンジしたいですねー。
みんなで健闘を称え合ったら、最後の最後まで気を抜くことなく超安全に超ゆっくりで山を下り、瀬戸しなのに戻ります。
瀬戸しなのに着いたら、最後に完走記念の写真(^^)b
序盤にモノスゴイ霧雨に降られながらも、落車等トラブルなく今回のコースを無事完走できているので、もうみなさん立派な鉄人だと思います(^_^;)
そして、みなさんブルベももう余裕でいけると思いますb(ブルベへの誘い)
最後に、過酷なコンディションの中、一緒に最後まで走っていただき本当にありがとうございました。
雨でずぶ濡れになり、高強度で体を追い込むこともでき、これで4日後に控える400kmブルベはかなり安心して挑めそうです。
おしまい。
【記録】
走行距離・・・217.79
走行時間・・・10:45:26
平均速度・・・20.25
最高速度・・・77.53
平均ケイデンス・・・73
最大ケイデンス・・・250(いつもの)
平均心拍・・・140
最大心拍・・・179
累積標高・・・4462.0
【おまけ】
サイコンの気圧センサが水没(センサー部分の穴が水で塞がること)し、そうなると高度がうまく拾えなくなると書きましたが、そうなるとどうなるかというと勾配が登っているにも関わらず−7%と表示されたり、下っているのに4%と表示されたりおかしなことになります。
上に書いたように高度の記録に関しては定期的にGPSで校正されているようで、この高度プロフィールのように気圧センサがおかしくなっていてもある程度正確に高度が拾うことができるみたいです。ほぼ同じコースを往復しているだけなので、正確に記録できていれば行きも帰りも同じ高度図になるはずです。
今回はコースの前半だけが雨で水没しており、後半ではドライな環境となったことで気圧センサが復活し、正確に記録することができるようになりました。
これらを踏まえた上で高度プロフィールの赤丸部分を見てみると、非対称になっているかと思います。
この部分こそが、コースの前半でうまく高度が拾えなかった部分になります(-_-;)
気圧センサーの穴に水が入らないようにするいい方法、何かないのかなー…。
完全に袋で覆ってしまうと、それはそれで気圧が測れなくなりそうだし、雨のときはもう完全に諦めて高度データは捨てた方がいい…のかもしれない。
とりあえず、雨の日に走らなければ全て解決する()
……っていうのはナシかな(^_^;)
そんなこんなで、次回はいよいよお待ちかねのBRM714 あおばスーパー400麦草のブルベのお話になります!お楽しみに!(深夜2:00に土砂降りの中誰もいない峠を1人で登る図)