山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

BRM622 岡谷600 当日編1/2

準備編からの続きです。

 

すんごい寝にくい運転席での車中泊をやってしまったが、とりあえず眠りには付くことができ、4:00過ぎに自然と目が覚める。

外はとりあえず雨は降ってなかったが、雨雲レーダーによると4:30〜5:30くらいは強い雨が降るっぽい。

4:30過ぎになると、激しい音を立てて雨が降りつける。f:id:ikarugasan:20190626211950j:image

今回の土日の天気としては、一週間前の天気予報では大きな傘マークで高確率で雨という予報だったものの、日が近づくにつれて徐々に予報が良くなっていき、一時は晴れ間も見えるであろう予報に変わっていた。

いつも使ってるYahoo!天気予報の一時間毎の降水量を見ても、降ったとしても0.1mm程度のため今回のブルベでは強い雨の心配は要らない様子だった。

 

前日にコンビニで買っておいたおにぎり×3とようかん×2を食べ、歯を磨いて用を足してスタート時間が近づくのを待ちます。

車内から。f:id:ikarugasan:20190627065008j:image

人は全然いません。ごく一部の車が停まっているだけでした。f:id:ikarugasan:20190627065021j:image

5:00から受付開始で、時間になると他の参加者らしき車が続々とやってきました。

そろそろ自分もバイクを車から降ろして、準備にとりかかります。

ちなみに会場の様子はこんな感じでした。 f:id:ikarugasan:20190627065042j:imageこの時点で雨は止んでくれました。このあとも、小雨は降るかもしれませんが、大雨はなさそうです。

 

さてさて今回の装備紹介です。f:id:ikarugasan:20190627065053j:image

今回は雨に備えてライトをビニール袋で包んできてます。f:id:ikarugasan:20190627065113j:image

ライトは防水仕様というものの、押しボタンのところが水没して復帰しなくなり、壊した例が今までに何回かあるため、いくら防水仕様のライトといっても防水対策は欠かせません。

ちなみに600kmブルベではルールで2灯じゃないと出走不可と決まっているため、いつも通りボルト400&ボルト1600のダブルライト体制にしてます。

バイク後方には、リアフェンダーとトピークの大容量サドルバッグ6Lを装備してきてます。(さらにサドルバッグスタビライザーも完備。)f:id:ikarugasan:20190627065125j:image

サドルバッグの中身としては、輪行袋・タオル・替えの靴下・レインウェア上・歯磨きセット・アミノバイタルスポーツ×1・アミノバイタルゴールド×1を入れてます。

レインパンツも元々入れてたのですが、降水量がほとんど無いということから軽量化のために車に置いていきました。

ウェア関連では、夏用ジャージ上下に、温かいアームウォーマー・レッグウォーマー。今回気温はそこまで暑くならず(最高でも25℃くらい)最低気温もそこそこあるため(16℃くらい)雨で濡れてもなるべく寒くならないようにすることを意識して温かいウォーマーで走ることにしました。

ボトルに関しても、そこまで暑くならないのでダブルボトル体制を解除して普通の1ボトル・1ツール缶体制で走ることにしました。これによってほんのわずかな軽量化につながるというメリットもあります。

シューズは特に防水対策はせず、普通の靴下だけ履いてます。

テールライトはバイクに2灯つけ、ヘルメット後方にも1灯付けています。(ヘルメット尾灯はルールでも取り付けが決められています)

 

装備紹介は以上です。

時刻は5:30になりブリーフィングが始まります。f:id:ikarugasan:20190627065136j:image

各PCでのチェック方法、コース上の注意ポイントが説明されます。

チェック方法としては、すべてコンビニレシート方式でした。

ブリーフィングが終わり、5:50から堤防の上のところで車検を行ってOKなら出走と伝えられ、自分はバイクの最終調整を進めます。

整備が完了したところで堤防の上へと向かい、車検を受ける。

普通にすんなり通り、いつでも出走できる状態となりました。

堤防の上から駐車場を撮ってみる。f:id:ikarugasan:20190627065147j:image

スタート前にセルフィー。f:id:ikarugasan:20190627065158j:image

そして、いよいよ人生初の600kmブルベがスタート!!

車検を通ったら順次スタートして良いとのことだったので、自分は先頭から4番手くらいのタイミングで出発。

初めは事前に確認していたルート通りの道を進みます。

今回は…というか今回も、ハンドル部分にキューシートを貼り付けたり、スマホを固定したりはせず、サイコンのGPSナビだけを頼りに走りました。

ナビだけを頼りに走るからといって、ナビを鵜呑みにしてきているわけではありません。

事前に公開されたキューシートとルートラボ、グーグルマップを照らし合わせて、コース上すべての曲がる箇所について事前に確認してきてあります。

その中でも、特に間違えやすそうな場所はストリートビューで交差点の景色を覚えたり、交差点名を暗記したりしてミスコースしないよう対策をとりました。

大体の直線・左折・右折箇所はナビ通り行けば走れるし、間違えやすい箇所だけ覚えておけば、ミスコースすることなく走れるだろうと判断したのがその理由です。

 

そんな感じで走っていきますが…初めはなんだかやたらと心拍数が上がってしまう。

初めての600kmということもあり、気持ちが高ぶっているというのもあるのだろうが、平坦を30km/hペースで走っているだけなのに軽く160bpm(80%)を超えてしまう。

いつものように深呼吸して心拍を落ち着かせようと試みるも、一向に下がる気配がない。

仕方がないので負荷を落とし、速度も一緒に落として走行することに。

 

少し平坦を走ると、いきなり最初の峠道へ。

10%超えの激坂が襲いかかりますが・・・ここでも心拍が異常なほど上昇していて、11%の坂を9km/h前後でゆっくり登っているだけなのに171bpm(85%)とかになっていました。

原因は、さっきの気持ちの高ぶりと合わせてバイクがいつも以上に重い状態となっているため、その分心拍がいつもより上がってしまっているのだと推測。(重いものを動かすには、軽いものを動かす時より多くのエネルギーが必要になるという理論)

とりあえずキツい勾配のところは心拍がいくら上がっていたとしても登るしかなく、止まったってどうしようもないのでそのまま登っていく。

そしてそのまま下りへ。

路面が常にウェットなうえ、道がかなり悪く落ち葉や枝も散乱していたので慎重に下る。

バイクがいつもより重く制動距離がいつも以上に増しているので本当に慎重に下る。

慎重に下ったおかげかパンクすることなく無事峠を越えて平坦へ。

平坦に出たらしばらく単独で走行。

心拍を気にかけながらも、エアロポジションで30km/hオーバーでとばしていきます。

ここらの景色、前に見たことがある…f:id:ikarugasan:20190627065210j:imageそれもそのはず、ここらへんは中部300で静岡まで来たときに走ったコースでした。

走っていると、似たペースで巡航していく方がいらっしゃったので、少しついていくことにしました。

その方はAJ静岡のスタッフさんだったようで、今回参加者が少なかったことから、普通に参加者として参戦しているとのことでした。驚き。

しばらく一緒に走っていましたが、私が途中でチェーン落ちしてしまい、そこから一人旅となりました。

新城を目指してR257の登りを進んでいきます。f:id:ikarugasan:20190627065236j:image

この登りでも異常な心拍上昇が起こっていました。f:id:ikarugasan:20190627065247j:image6%の坂をすごくゆっくり登っているだけなのに、心拍が163bpm(約81%)にまで達しています。

普段の状態でこのくらいの速度域で6%を走れば、大体140bpm(約70%)くらいで走れますが、今回ばかりは明らかに異常です。

どう考えてもおかしいので、胸に手を当てて鼓動の間隔を確認してみますが、やっぱり鼓動が早く、頻繁にドクドクいっているのでこの心拍数は間違っていなさそうです。

このまま高い心拍で走り続ければ、いつもより格段に疲労が溜まりやすくなり、それに加えて胃へのダメージも増加し、早々に胃もたれを引き起こすことが予想されます。

今はまだ大丈夫なものの、もしそうなってしまったら、最悪途中でリタイアする可能性も出てきます…。

リタイアだけはなんとしてでも避けたいので、今はとにかく負荷を落とし、心拍を下げて走ることに専念します。

めっちゃゆっくり走っても、155bpmくらいまでしか下がらないけど、途中で胃が死ぬよりかはマシだろう…。

そしてとにかく速度が遅いので、めっちゃ他の参加者に抜かれます。悔しい。

このままだと、おそらくマージンも全然稼げなくなるだろうな…。

そんな感じで走っていると、新城市内のファミリーマート(PCではない)に到着して小休憩を入れることにします。

ここから第一PCである足助のファミリーマートまでは、R257・R420の長い登りが待ち構えているのでそれなりに補給をしていきます。

ここで先ほどまで一緒だったAJ静岡スタッフさんと再会しました。

色々お話し、テキパキと補給を済ませて遅いので先に行きますと言い残し、先に出発することにします。

先に出発したものの、すぐにスタッフさんが追いつき、せっかくなのでまた一緒に走ることにしました。

一緒に走り中。f:id:ikarugasan:20190627065302j:image

雑談しながら長い登りをほどほどの負荷で登っていきます。

スタッフさんはこれまでいくつものブルベをこなしてきており、今に至るまで一度もDNS・DNFをしてないんだそうな。

そして今回の600kmを完走すれば、連続55回完走というとんでもない記録になるそうな…。マジ鉄人。

他にも聞きたいことが山ほどあったので、この際色々なことを聞いちゃいました。

中でも特に印象的だったのが、ビンディングペダルを使わず、あえてフラットペダルを使うという考え方です。

スタッフさんもそうなのですが、なぜフラットペダルを使うのか聞いてみたところ、フラットペダルだとビンディングペダルのようにシューズに穴がないので、完全防水にできるのが最大のメリットなんだそうです。

ペダリングもどちらかというと踏むことを意識しているので引き足が使えなくなっても問題ないとのこと。

ビンディングペダル派の私からすると、信じられない考え方でした(^_^;)

さらに、同じ考えのブルベライダーの中にはクロックスで走っちゃう猛者もいるんだとか…。

クロックスだと通気性もよく、雨でも万能みたいです。

さすがにクロックスには「!?」という感じで笑ってしまいましたが、聞けば聞くほどブルベの世界は面白い!!と感じる私がいました。

そんなこんなで登っていると、途中で100km地点を通過。f:id:ikarugasan:20190627065314j:image100kmを約4時間40分のペース。普通に早い。心拍を落として走り始めるまでの間、割とペースが早かったのがその理由です。

そしてここにきてなんだかさっきよりも心拍が落ちてきていることに気づく。f:id:ikarugasan:20190627065406j:imageペースは同じくらいなのに心拍が落ちてきているということは、心拍が異常に上昇する症状が治ってきたのかもしれない。

少しずつ勝機が見えてきた、そんな気がした。

 

長いR420の登りを終え、下りきって131km地点の第一PC、ファミリーマート豊田足助町店に到着。(11:56)f:id:ikarugasan:20190627065421j:imagef:id:ikarugasan:20190627065447j:image

少しでも止まっている時間を短縮するため、補給をテキパキかつ速攻で済ませ、先ほどのスタッフさんには先に行きます!と一声かけてすみやかにコンビニを出発。

ここからは県道33号線〜R153のルートを走ります。

前方には、ヤバそうな雰囲気の暗雲…。f:id:ikarugasan:20190627065458j:image

R153に出たところで、ザァーっと一気に降ってきました。f:id:ikarugasan:20190627065510j:imagef:id:ikarugasan:20190627065522j:image

しかし、今日の天気予報ではそう降ることは無く、降ったとしても一過性のものだろうだと読んであえて雨具は着ず、そのまま走ります。

読みは見事的中し、1分くらい降ったあとすぐに雨は止んでくれました。

いなぶの辺りを走行中。遠くには希望の青空が(*^^*)f:id:ikarugasan:20190627065535j:image

R153を平谷方面に向かってひたすら走ります。

長野県突入。f:id:ikarugasan:20190627065600j:image

第二PCがある飯田まであと40km。f:id:ikarugasan:20190627065617j:image

左手には…牛?f:id:ikarugasan:20190707125318j:image

長い長いR153の登り。

他の参加者が追いついて来るかなと思ったけど、後ろの遠くの方を見ても誰もやってきません。

そんなに早いペースではないはずなのだが…。

とりあえず他の参加者との差が付いていると、前の方にいる感覚になって気持ち的に少し楽なので、このまま差を維持して走ります。

途中水が尽きたのでネバーランドで給水(自販機)します。f:id:ikarugasan:20190627065643j:imageネバーランドで自販機とか、夢も希望も無いデスね(・_・;)

ここでも手際よくペットボトルの水を入れ、すみやかに再スタート。

やっと峠が終わりました。f:id:ikarugasan:20190707130118j:image

そしてずーーーっと前から来たかった、平谷の先へついに行けます!f:id:ikarugasan:20190627065726j:imageこの日をどれだけ待ち望んでいたことか\(^o^)/

(とは言っても、以前一度だけ反対側から登ってきたことがあるんですけどね)

どんどんテンションが上がってきます!f:id:ikarugasan:20190627065738j:image

行くぞ〜!!f:id:ikarugasan:20190627065748j:image

はい、テンションだだ下がりぃ〜⤵️f:id:ikarugasan:20190627065758j:image

工事による信号機付きの片側通行です。

しかもここ、7%くらいの登り坂です。

青になってから発進したとしても、どうあがいても次の信号まで間に合いません(-_-;)

信号待ちしている間、車が後ろに並ぶので当然先に行かせ、最後に自分が走り出しますが、もちろん次の信号に間に合うはずもなく、反対側から車が数台やってきてしまいました。

なんとか隙間があったので車をかわせたものの、これにはさすがに理不尽さを覚えました。。。

そんなこんなで登っていると標高1187m、治部坂峠クリア!f:id:ikarugasan:20190627065809j:image

ちょっと下ってまた登って標高1073m、寒原峠もクリア!f:id:ikarugasan:20190627065820j:image

あとはダイナミックに飯田市街地まで下るのみです。

路面が悪いところが多く、交通量もそれなりにあるので慎重に下ります。

基本的に勾配がキツイのでどんどん速度が出ちゃいますが、うまくブレーキングして速度を抑えて下ります。(2週間前の落車により、若干トラウマが発動したりもしてました(^_^;))

長い長い下りを終えて飯田の市街地に入りました。

ここで200km突破。全体の3分の1が終わりました。f:id:ikarugasan:20190627065834j:imageタイムは約10時間。

当初の計画では、多く見積もって11時間はかかるだろうなと想定してましたが、1時間も早く着きました。ヤッタネ:D

市街地を走る。f:id:ikarugasan:20190627065845j:image

すぐに左にそれて、山に沿って作られた道を走ります。f:id:ikarugasan:20190627065919j:image

遠くの方の山と山の間で谷になってる部分が諏訪のなのかな?とか勝手な想像をしながら(実際はもっと遠いので多分違う)ひたすらエアロポジションを維持し、単騎で走る。

そして216km地点の第二PC、ローソン飯田丸山町店に到着。(16:47)f:id:ikarugasan:20190627065940j:image

とにかく最速で補給を済ませ、先にPCに到着していた参加者2人を補給時間の差で追い抜き、再スタート!

またひたすら走り続けます。f:id:ikarugasan:20190627065951j:imageここらは勾配が緩やかなおかげで常に一定の速度で走ることができ、タイムが割と稼げました。

日が暮れ始め、途中自販機で給水しながらずーーっと走り続ける。

この区間は、平谷からR153を下った地点から岡谷まで約100kmもあるため、もうとにかく本当に長かったです。

 

時刻は20:00をまわり、完全に日没。あたりは暗闇に閉ざされました。f:id:ikarugasan:20190707135746j:image上伊那の辰野のあたりを走行しますが、このあたりは比較的市街地ということもあり、街灯や車のライトによって暗さはあまり感じませんでした。

この辺はこんな時間なのにやたらと交通量が多いです。それだけでなく、歩行者もなんかすごい数。

通りがかった際に見つけた看板で初めて知りましたが、たまたまこの日はホタルのお祭り?がやっていたようです。

だから人や車が多かったんですね。

心細さ・寂しさが紛れるので、ブルベライダー的にはありがたいイベント?でした。

そしてそのまま誰もいなくなっていく県道13号線の岡谷方面へと進みます。

ということで、岡谷市突入!!(20:15)f:id:ikarugasan:20190627070014j:image

上に中央道の岡谷JCTから分岐する長野自動車道の高架が見えます。f:id:ikarugasan:20190707140422j:image写真では分かりづらいですが、うっすらと上の方に写ってます(^_^;)

見覚えのある景色だったので、長野の岡谷までほんとに来たんだーっ!!って感じになりました。

そしてそのまま290km地点の第三PC、セブンイレブン岡谷天竜町店に到着。(20:34)f:id:ikarugasan:20190627070027j:imagef:id:ikarugasan:20190707141613j:image

先に到着していた2人の参加者に追いつきましたが、自分が到着したタイミングでちょうど出発して行かれました。うーん、早い…!!f:id:ikarugasan:20190627070042j:image

そろそろさすがに最速で補給を済ませる余裕がなくなってきたので、普通の速度で補給を行います。

補給していると後ろから参加者が少しずつ追いついてきます。

ここで負けたくないなと勝手な闘争心が燃え上がり、それが行動するためのエネルギー源となって自らを動かします。

そういうわけで補給を終えて再スタート。

最初は諏訪湖沿いの道を走ります。f:id:ikarugasan:20190627070106j:image

向こう岸にある建物の照明がよく見えます。f:id:ikarugasan:20190627070133j:imageでも真っ暗ですね(^_^;)

そのままR20へと進み、夜が更けてきたこともあって交通量が少なくなってきた道を走る。

しばらくはまた登り坂。勾配は大したことないので普通に登る。

あ、そういえば眠気とかは一切ありません。胃は少し疲れてきてますが、まだまだ消化機能は衰えていないみたいです。序盤に荒ぶる心拍を抑えまくった甲斐がありました。

そして富士見峠というところを通過。(22:07)f:id:ikarugasan:20190627070145j:image初めて来る場所なので全く土地勘がありません。

そのまま長い下りへ突入。

確実な完走を目指しているので、速度は抑え、落ち着いて暗闇のダウンヒルをこなしていきます。f:id:ikarugasan:20190627070158j:image

途中で山梨県突入!f:id:ikarugasan:20190627070209j:image

下りが終わり、コースは小さな市街地へと移り変わりました。

地名でいうと、韮崎市のあたり。たぶん。

走行距離は350kmを超えましたが、まだチョコチップメロンパンが普通に食べられるくらいには胃は元気です\(^o^)/f:id:ikarugasan:20190627070220j:image

そしてそのまま誰も出歩いていない深夜の町中を抜け、甲府の町並みが見える高台?に出ました。f:id:ikarugasan:20190627070231j:image素晴らしい夜景です。少しの間、アイウェアを取り外して、まじまじと眺めていました。

そして363km地点、ファミリーマート甲府酒折町店に到着。(23:56)f:id:ikarugasan:20190627070245j:imagef:id:ikarugasan:20190707144105j:image

ここで家から持参してきた秘薬・アミノバイタルゴールドを投入!f:id:ikarugasan:20190627070308j:imageこれを飲めば体の至るところが物凄い勢いで回復します。多分。

さすがにもう他の参加者が居ません。

おそらくホテルやらバス停やらコインランドリーやらそのへんのコンクリートやら、各自で計画していた仮眠場所へ行っているのだと思われます。

自分は正直この時点でまだ眠気はなく、ガンガン行ける感覚があったのですが、ここから先は走り出してすぐのところに1000mアップの御坂峠が控えており、その先も標高900m近くある河口湖・山中湖周辺のコースを走ることになるため、これらの場所を走る前にしっかりと休んでおくべきだと判断し、当初の計画通り、御坂峠の手前にある甲府の町で休むことにしました。

そういうわけで、自分も当初計画していた仮眠場所へと移動を開始します。

その場所とは・・・スパランド!!f:id:ikarugasan:20190627070321j:image

本当はホテルとかでも良かったんですが、今回はあえて健康ランドにしてみました。

お風呂に浸かって少し仮眠して、一日の疲れをリセットしてから走り出すという今回の作戦ですが、一つだけ不確定要素がありました。

それは、このスパランドの大浴場利用可能時間が深夜2:00までだということ。

2:00までにたどり着けなければ、お風呂に入れないということになる。

その場合は、風呂には入らず適当なバス停等で仮眠する予定でいましたが、今回は到着した時刻が0:30くらいで十分利用可能な時間に間に合ったため、お風呂に浸かることができました。

お風呂に入ったあと、そのまま近くのソファで仮眠をするつもりでいましたが、全然眠くありません…。

まあ、とりあえず少しでも体を回復させるため、目を閉じて仮眠体制に入ります。

眠気はなくても、疲れは間違いなくあるので、目を閉じればそれなりにスッと眠りにつくことができました。

ただ、先ほど大浴場が深夜2:00まで利用可能と書きましたが、受付で入浴券を買った際にスパランド施設利用が2:00までと言われ、それ以降滞在する場合は1時間ごとに追加料金が発生しますと言われてしまい、それは嫌だったので2:00まで仮眠をすることにしました。

そんなわけで1:40くらいに自然に起き、仮眠を終えてスパランドを出ました。

仮眠時間としては、風呂に入っていたのが0:30〜1:00で寝たのが1:00〜1:40だったので、ざっと40分くらい・・・だったかな(^_^;)

眠くない状態で無理やり?寝たので、起床後は寝る前よりも余計に眠たくなってしまった………。

まあいいや、とりあえず走り出す準備をしよう。

 

ってことで次回に続く。