2/20㈬、仕事が早く終わったので帰ってからストラバ上では第104回目となる雨沢TTにチャレンジ。
そしてついに、念願の18分切りを果たしました!
少し前に記事を書いた際の前回ベストタイム18:06から、一気に17秒も縮めて17:49となりました!
思い返してみると、初めて19分を切ったのが2016年5月5日。(ちなみに初めて20分を切ったのは2015年10月12日)
そこから2年と約9ヶ月という長い年月をかけ、18分切りを達成しました。
それはそれは険しい道のりで・・・ここまでたどり着くのに本当に時間がかかりました。
次の目標は自動的に17分切りになるわけですが・・・このペースだと達成するのに5年近くはかかりそうです(^o^;)
さて、忘れないうちに今回の雨沢TTを振り返っておきます。
足の状態としては、ほぼフレッシュな状態。疲れはなく、かといってなまってる感覚はなかった。
ちょうど土日にそれぞれ127km・2682mアップと155km・2581mアップのライドを2日連続でやっており、平日はその疲れがずっと溜まってました。(火曜までは足が少しだるい感じ、水曜にてようやく超回復が完了したと思います)
ちなみに平日は忙しくて毎日通勤の往復6kmしか走ってませんでした。
機材の状態としては、ホイールはレーシング3を使用。
タイヤは前後ともコンチネンタル ウルトラスポーツ2 23C。既に3000kmに達し、だいぶ平らになってきてる。
サドルは前回記事にも書いたファブリックのセル。355gの重いサドルですが、個人的にはサドルはヒルクライムのタイムにあまり影響しないように思います。(1時間級のヒルクライムだと話は別ですが…)
服装はこの日2月にしてはとんでもなく暖かくなった日(17℃/8℃)だったので今年初となる指切りグローブ&春秋用ジャージを着ました。
そしてTT中の状況ですが、今回は呼吸法をかなり意識して走りました。
自然にではなく、意識的に大きく息を吐いて大きく息を吸うアレです。
最近は呼吸法が体のパフォーマンスに大きく関わっていると考え、峠でアタックするたびに試しているのですが、今回も試してみてやはり間違いではなかったと実感しました。
高負荷で走ると自然に息が荒くなりますが、そこをあえて意識的に大きく息を吐き、大きく息を吸うことで一度に大量の酸素を効率よく取り込むことができ、全身の筋肉のパフォーマンス向上(出力や持久力アップ)につながります。(と思っています。)
どちらかというと吸うよりも吐く方を意識すべきと思います。息を吐く・息を吸うという動作は連動しており、大きく息を吐いた分だけ自然に大きく吸うことができるからです。(と思っています2回目)
ようはハァハァハァ…と小さな呼吸を小刻みにたくさんするよりも、ハーッ、ハーッ、ハーッ、と大きな呼吸を意識的に繰り返し行う方がパフォーマンスが上がるということです。(と信じています)
今回のTT中は最初から最後までそれを試してみて、踏んでも踏んでも疲れ(乳酸)が溜まりにくい感覚があり、今まで出せなかった高い出力を最後まで維持した状態で走り切ることができました!
あと、この呼吸法には心拍数を抑える効果もあると推測してます。
今回走った中でも感じたのですが、一度負荷をかけて上がってしまった心拍数が、大きな呼吸を行うことで負荷をかけ続けた状態であっても少しずつ心拍が下がっていき、落ち着いていく感覚があったのです。
出力一定のまま心拍が抑えられれば、より長い時間高負荷を維持できるようになり、結果的に全体的な出力が上がり、タイム短縮につながったのではと思っています。
さらにさらに、この呼吸法はスタート地点にたどり着く少し手前のところから実践してみました。
雨沢の場合、瀬戸しなのからスタート地点へ向かうことが多いと思いますが、今回私は瀬戸しなのを出たところから意識的に大きな呼吸を行いました。
理由はTTをする前から自分で呼吸をコントロールすることで、いざスタートしても自分の思い通りに呼吸が行えるようになると考えたからです。(TT開始直後、高負荷に呼吸(酸素供給)が追いつかずゼエゼエとなるのを防止するための措置です)
また、スタート地点にたどり着き、スタートのタイミングを待つのですが、スタート待ちの間って少し緊張して若干心拍数が上がりますよね。
今回スタート待ちの最中でも大きな呼吸を意識的に行ってみたところ、みるみるうちに心拍数が下がっていきました。
普段なら155bpmくらいでいつもドキドキしてるのですが、今回は一気に130bpmくらいにまで落ち着きました。一応胸に手を当てると心臓はバクバク動いてるのを感じられましたが、大きな呼吸を行うことで精神的にも落ち着くような感覚がありました。
とまあ、ダラダラと長く書いてしまいましたが(スミマセン)ようは深呼吸を意識的にしつつTTをすれば体のパフォーマンスが上がりタイムが良くなる(…かも?)というお話です。
文章ばっかで申し訳ないですが、最近クリート位置もいじくってました。
通勤車のSPDでたまたまクリート位置を全開で前へ出す機会があったのですが、それをやってペダリングしてみたところ、ものすごく回しやすい感覚がありました。
この通勤車の感覚をヒントに、メインシューズのSPD-SLの方もクリート位置を今までの最後尾からなるべく前の方へ出すようにしました。
最初は前に出すぎてるんじゃないか?とか、正しい位置はもう少し後ろなんじゃないか?とか思って、前後位置を頻繁に変えて色々試していました。
しかし、最終的にはこれが一番ペダリングしやすいと感じられた全開で前へ出した位置で落ち着きました。
全開で前へ出してからは、明らかに前よりもペダリングがしやすく、出力もなんとなく上がっているような感覚がありました。(ストラバのいろんなセグメントアタックでもベストタイムを量産しており、前よりも確実に早くなってるような気がしていました)
もちろん、軽量高剛性なスーパーバイクになったのもタイム更新に関わっていると思っています。
まあそんなわけで今回の18分切りのカギは
・呼吸法
・クリート位置
・(機材)
この4つだったと思います!
機材がカッコなのは、機材はそもそも今の自分の実力の限界値を少しだけ伸ばしてくれるものだと個人的に思っているので、オマケ程度に考えています。
早い人は何に乗っても早いですからね。クロスバイクで雨沢を16分か17分くらい?で登る中学生を昔見たことがあるくらいだし……。
とりあえず、今回の感覚からしてまだあと数秒は縮められそうなので、壁が破壊された今、いけるところまでいこうと思います!
雨沢峠チャレンジは、まだまだ終わらない!!!
つづく。
(次回は新サドル ファブリックのセルのインプレ…かな?)