今回は走行テスト編です。走行テスト編と言いながらもメインは完成した手組ホイールのインプレになってます(^o^;)
完成した手組ホイールはフロント618g、リア800gで合計1418gとなりました。(リム穴を塞ぐベロプラグを付け、クイックリリースとタイヤ・チューブ・スプロケット無しの状態)
完組ホイールだったら10万円相当の軽量ホイールになりますが、モノ代だけで約26000円しかかかってません。軽さだけ見ればすごいコスパです。
初挑戦ながらなんとか完成させたわけですが、今後も手組ホイールを作り続けることを考えると名前があった方が何かと便利です。
そのため、今回初めて作成した手組ホイールを斑鳩(いかるが)1号と名付けることにします。
さっそく斑鳩1号ホイールのインプレに入りたいと思いますが、手組が完成したのが8/26で、今日(9/29)に至るまでの約1ヶ月の中で既に何回かライドをしており、そのライドの中での感想を書いていきます。
ちなみに1ヶ月の間に走ったライドとしては、
8/27 しょうすけさんと行く恵那方面ライド(147km・1993mアップ)
9/17 猿投山周辺ライド(123km・1969mアップ)
9/23 愛知県内でピークス練 激坂づくしライド 旭高原元気村〜千人塚〜茶臼山(224km・4654mアップ)
9/24 激坂中毒ライド(95km・1592mアップ)
このうち雨沢TTは3回してますが、今のところまだ自己ベスト更新には至ってません。
ではインプレ。といってもほとんど私が持ってる主力ホイール(フルクラムのレッドウインドXLR 50mmとレーシング3の2種)との比較になってしまうかもしれませんが、ご了承ください。
まず一番にやはりというべきか、走り出しや加速がとにかく軽い。
リム外周部の軽量化に徹底的にこだわったおかげか、物凄く軽快に進む。
ヒルクライムとなると真価を発揮し、マジでスイスイ登っていく。
9%の坂も今まででは有り得ないほどスイスイ。
12%くらいまでいって、ようやくレッドウインドで登る9%くらいの感覚だった。
平坦ではさすがにレッドウインドに劣る。30km/h以上出てる時の速度減衰はやや早い。
しかし、30km/h以上での巡航は斑鳩1号でも全然問題はなく、普通に今まで通りの心拍で走れた。
手組ということで一番心配していた反応性に関しても全く問題なく、踏んだ分だけキビキビ進んでくれる。
ただし、この反応性についてはリムの重量が軽いだけという気がしなくもなく、レーシング3の時の反応性とはまた違う種類のもののように感じた。(レーシング3も斑鳩1号と同じくらい軽やかに進む。理由としては重量では斑鳩1号に劣るもののレーシング3の完組独自設計により、力の伝達性能が手組よりも圧倒的に良いからだと思う。)
あと、丸スポーク&ローハイトリムのおかげで横風に対してめちゃくちゃ強い。(風が吹いてても全然煽られない)
エアロスポークだと横風は面で受けることになるので影響が大きくなるが、丸スポークだとどの方向からの風でも同じ分だけしか影響を受けない。
かなりマイナーだけどこれは丸スポークのメリットだと思う。
そしてダンシング(スプリント)の時の感触はかなり良い。
自分はダンシングを多用するので、横剛性を出したかったがために前後タンジェント組を選択したわけですが、これ、かなり良いです。
特にスプリント時は凄まじい剛性感を感じられた。
雨沢TTのラストでスプリントでゴールへ飛び込む瞬間がべらぼうに好感触。たわむことなくとにかくガッチガチで、剛性の塊のようでした(^o^;)
休むダンシングについても、反応性が良いので相性◎
総評して、平坦も山も海も(海は無理)走れる良ホイールでした。
頑丈さについてはまだよく分かりませんが、とりあえずこのホイールを主力にしてブルベ級のスーパーロングを走っていこうかと考えています。低速時に真価を発揮して風にも強い、まさにブルベに適したホイールだと個人的に勝手に思ってます。
ちなみに雨沢TTですが、コンディションが良い状態ではなかったので自己ベスト更新とはなってませんが、このホイールを使えば夢の18分切りも夢じゃないのかなと思います。
レッドウインドで18:10なので、斑鳩1号なら絶対に前より早く走れるはずなので・・・。
組んで初走行したあとに出た影響ですが、今のところ特に何も問題無し。唯一ほんのわずか?にリアの横振れが出てましたがお休みの日にあとから届いた振れ取り台を使って追い込んで振れ取りをしました。
これで手組ホイール初挑戦のお話は完結。
また次に手組作ったときは記事にします。
おしまい。