梅雨に入って雨の日が一気に増えましたね~(><)
この前の土日は晴れてましたが、仕事で走れず。代わりに月火が休みでしたが、外で走るのを阻止してるんじゃないかって思えるくらいの見事なまでの雨(T_T)
せっかく走れない日なんだし、前々からずっとやろうと思ってたレーシング3のグリスアップにチャレンジしてみました。
後輪はつい最近たて輪にて振れ取り&グリスアップをしてもらったばかりなので、今回は前輪だけグリスアップします。
グリスアップは自転車に乗る上では欠かせない保守技術。いずれは1人でできるようにならなければと思っていたところでした。
初めて挑戦するので、やり方が書いてある色んなサイトを参考にしてやりました。
今回はそれらに習ってやり方をメモしていきます。
まずは必要なモノ。
〇5mmのアーレンキー ×2
〇2.5mmのアーレンキー ×1
〇精密ドライバー(マイナス) ×1
〇グリス 適量
〇ウエス 適量
〇バット ×1
5mmのアーレンキー2本は最初にハブの固定を外す時に必要になります。結構硬いらしいので、なるべく長いヤツが良いそうです。
2.5mmのアーレンキーは玉当たり調整ネジを緩めたりする時に使用。
精密ドライバー(マイナス)はダストシール等を外す時とかに使います。
グリスは自分はパークツールの緑のヤツを使いました。
とりあえずこれだけあればグリスアップはできそうです。
さっそく手順をメモしていきます。
まずはクイックを外し、5mmのアーレンキーを両側に差し込んで固定を外します。
硬いことを覚悟してましたが、割とすんなり緩みました。
外したらバットに入れて順番に並べていきます。ワッシャも付いているので無くさないように注意ですね。
お次は2.5mnのアーレンキーで玉当たり調整ネジを緩めます。これはネジを外さなくとも、ちょっと緩めるだけで大丈夫です。
緩めたら黒い部品(玉当たり調整ネジがついていたそのものの部品)を指で掴んで反時計方向に回すと緩むのでそのまま外します。
こんな風に、上に浮いてきて外れる構造になってます。(初めて知って衝撃だった)
二つ目の部品が外れました。
この時点でホイールを逆さまにして、玉押しじゃない方(反対側)に付いている黒いプラスチック?のキャップを外しておきます。(これも簡単に手で外せることを知ってビックリ^^;)
外したらこんな感じになります。
黒いキャップを外したらまた逆さまにして玉押し側にします。
次はシャフト引き抜け防止?のための部品を外します。リング状になっていて、1箇所だけ隙間が空いているパーツがそうです。
外しにくいので精密ドライバー(マイナス)を使うそうですが、思ったよりも簡単に外せました。一緒に玉押しの部分もセットで付いてきました。どうせ一緒に外すパーツなので、一気に二つ抜いちゃいます。
これらを外したことで、ようやくシャフトが引き抜けるようになりました。
ホイールを逆さまにして、玉押しじゃない方からシャフトを引き抜きます。
シャフトが抜けました。シャフトの上側が玉押し側。上の二つのリング状のパーツがさきほど外した引き抜け防止?のパーツと玉押しのパーツです。
いよいよベアリングとダストシールを外します。
まずは玉押しじゃない方(さっきシャフトを引き抜いた方)から外すことにします。
精密ドライバー(マイナス)をうまく使って、傷つけないよう慎重に取り外します。
外れました!
ベアリングも外して、中を綺麗に拭きとった状態の写真です。
ホイールを逆さまにして、玉押し側もベアリングとダストシールを外します。
外れました。
両側ともそうですが、状態を見ると一応初期のグリスが残っているといえば残っていました。しかしあまりいい状態とは言い難い・・・。
このホイールは2015年12月にwiggleで買って以来、一度もバラしていません…。
2015年12月から年9000kmペースで走ってきており、途中でレッドウインドのホイールと入れ替えて使用しているといえど、約20000kmは既に走っています。
この距離を走ってさすがにノーメンテはヤバイので、このタイミングでのグリスアップは正解でした・・・(根本からやらなさ過ぎですが(><))
一応中の外観点検をします。バリみたいなものがある程度で特に異常は見当たらず。
反対側は一部分だけ錆の跡?みたいなものがあった。大きく広がっていないし、まあ問題はないと思います。
取り外したベアリングとダストシールのグリスをウエスで綺麗に拭き取ります。玉は絶対に無くさないように…。
ピカピカになりました。
ダストシールもピカピカ。金属?部分がベアリングと当たる部分・・・なのかな?(スミマセンあまりよく知りません…)
ダストシールは裏表があります。間違えないとは思いますが入れる時は注意です。
次はグリスを塗っていきます。玉を回転させながら、しっかり塗りたくります。
ダストシールの金属?部分にも薄く塗って、ベアリングとダストシールを取り付けます。ダストシールの取り付けはコツがいるようで、少し苦戦しました。
取り付けたらダストシールがちゃんとはまっていることを確認します。一部分だけはまってなくて浮いていたりするとダストシールの意味を成さなくなるのでちゃんとはめてやりましょう。
はまってるのを確認できたらスキマを塞ぐようにしてグリスをさらに塗ります。美しく丁寧に…(笑)
指の腹を使ってやると綺麗にできます。
ここまで来たら、あとは外した時と逆の手順で取り付けていくのみです。
ホイールを逆さまにして、玉押しじゃない方もベアリング、ダストシールを取り付けてグリスを塗ります。
次はシャフトの挿入ですが、まだ綺麗に拭き取ってなかったので先に綺麗にしておきます
。ピカピカです。簡単に外観をチェックしましたが、傷とかは特に見当たりませんでした。
グリスを薄く塗っておきます。
シャフト挿入。
反対側にして玉押しの部分と引き抜け防止?の部品を取り付けます。一応グリスも塗った上で取り付けました。写真では途中までの状態となってますが、精密ドライバーなどで押してやり、奥まで入れます。
奥まで入れると、返ってこなくなる構造になってます。(というかシャフトがガッチリ動かなくなります)
玉当たり調整の黒い部品にも内側のネジ山部分にグリスを塗り、取り付けます。
一番最初に5mmのアーレンキーで取り外した部品も取り付けます。
とりあえずこれで組み立ては完了。
あとは最後に玉当たり調整をすれば終わりです。
ガタがなく、ゴリゴリいいすぎないジャストの締め込み具合を探し、ここだ!と思ったところに調整すればOKです。
・・・って言葉で書くと簡単ですが、玉当たり調整には若干苦戦しました。
黒い部品をある程度締め込み、ほんの僅かにガタがある状態で今度は調整ネジを締め込んで、完全にガタがない位置に調整するのですが、黒い部品と調整ネジの締め込みの関係性をよく分かっていないと、うまく調整することができませんでした。(最終的にはうまく調整することができました。)
とりあえず、今回の作業を通して構造を理解することができたのでこれはかなり大きな収穫でした。
これでホイールにガタが出ても自分で完全に調整して直すことができるようになりました♪
やはり自分で作業に挑戦すると(それなりのリスクは伴うものの…)構造が分かるようになるので楽しいですね!
最終的な目標としては、自分で自転車をバラして組み立てができるようになりたいです。(目標といってもいつになるか分かりませんけども・・・「いつかは」という意味で(^_^;))
まだ知らないことも多いですが、のんびり気長にひとつずつチャレンジしていきたいと思います。
オシマイ