山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

神の力にひれ伏したライド

4/22(日)は自走で神坂峠を登ってきました。f:id:ikarugasan:20180423072948j:image

この日はもともと笠置山に行くつもりでしたが、参加者が集まらなかったので、代わりにシーズンに入ってからずっと行きたかった神坂峠へ行きました。

最初は往復自走するつもりでしたが、途中で補給に失敗し、走れる状態じゃなくなってしまったため、峠を下山したらすぐに魔法の絨毯を使って家へと帰還しました(^_^;)

ちなみに来週も同様のコースを何人かで走る予定。なので今回は下見(試走)的な意味も兼ねてました。

来週のライドと今回のライドを比較するために、記事内へ各所の通過時刻をこまめに記載していくことにします。

 

朝は4:30起床、コンビニおにぎり3個を食べて5:41にスタート。

6:22、瀬戸しなのを通過。f:id:ikarugasan:20180423073825j:image

7:22、ファミマ(瑞浪陶町店)で1回目のコンビニ補給。f:id:ikarugasan:20180423073931j:image

ここでは焦がしバターのクロワッサン、みかんゼリーを補給。

走りながら食べるための補給食としておにぎり×3、果汁グミ×1を購入。

7:36にコンビニ出発。

8:05、日本大正村通過。写真がずれてしまった。f:id:ikarugasan:20180423074226j:image

22℃、けっこう暑くなってきた。(時刻8:26)f:id:ikarugasan:20180423074447j:image

素晴らしい晴天。絶景が見れるまたとないチャンスだ。f:id:ikarugasan:20180423074633j:image

R363の根ノ上高原の登りが始まる。(時刻8:44)f:id:ikarugasan:20180423074829j:image

小腹が空いてきたので、一つ目のおにぎりを走りながら補給。

登りながらだと速度が遅いため安定して補給できます。

ただし、4~7%といった比較的優しい勾配に限るが。

坂バカには魅力的(?)に見えてしまう直線坂。f:id:ikarugasan:20180423074932j:imagef:id:ikarugasan:20180423173005j:image

ここでちょっと自販機休憩。(時刻9:05)
f:id:ikarugasan:20180423173059j:image

エナジージムが売っている自販機だったらボーナス区間

乳酸処理できて、全体的なパフォーマンス向上につながります!(※効果には個人差があります)

9:18、根ノ上高原の坂をクリア!f:id:ikarugasan:20180423173135j:image

保古の湖方面への道は通行止めになってた。f:id:ikarugasan:20180423173434j:image

さぁ、急勾配を降ります!f:id:ikarugasan:20180423173553j:image

恵那山がこんなに近くに。迫力あります。f:id:ikarugasan:20180423173630j:image

勾配は緩いけど、距離の長い下りに入ります。f:id:ikarugasan:20180423173703j:image

ちなみに隣に流れている川は中津川という名前の川です。

 

・・・このあたりから例の運動誘発喘息?が出始めた。

実際に発作が起きたことはなく、医師から診断された訳でもないので運動誘発喘息じゃないのかもしれませんが、運動が原因で引き起こされるという点は共通しているので「運動誘発喘息?」と呼ぶことにします。(正直なところ病名が分かりません…そもそも病名すら無いのかもしれませんが)

症状としては、長時間補給せずに走り続けていると発症し、大きく息を吸うと苦しくなり、浅い呼吸しかできなくなる・・・みたいな症状。

大きく息を吸うと苦しくなるため、それによって咳き込むことはありますが、喘息のように発作が起きたことはありません。また、息を吐く方はそんなに苦しくなく、吸う時だけ苦しくなります。

発症すると浅い呼吸しかできなくなるので運動強度を上げて走ることができなくなる。つまり、心拍が全く上げられなくなります。分かりやすくいうと、安静時の心拍数とほぼ同じくらいの強度でしか走れなくなります…。

(もしこの症状についてどなたか知っている方が見えたら教えてほしいですm(_ _)m)

 

この症状は昨年5月付近で猛威を奮った病です。

同じ5月に出場していたイベント、佐渡ロングライド210もコイツのせいでリタイアに追い込まれました…。

対策としては、定期的にしっかり補給していれば発症しません。

昨年秋に奈良公園まで往復自走した時も、走りながら定期的に補給していたおかげで発症しませんでした。(胃もたれにはなったけど…)

今回でいうと、狛犬を越えたところにあるファミマで補給したあと、次に補給するまでの間が少し空いていたので、それが原因かなーと推定。

補給さえすればこの症状は回復する(はず)ので、二つ目のおにぎりを下りながら補給します。

 

まだしばらく下りは続きます。(時刻9:29)f:id:ikarugasan:20180423173958j:image

R363を下りきるとR19に合流するので、R19を塩尻方面へ少しばかり走る。f:id:ikarugasan:20180423174054j:imagef:id:ikarugasan:20180423174150j:image

ここでも走りながら三つ目のおにぎりを補給。

上の写真は車が来てない時に撮っているから車があまり写ってないだけで、実際はまあまあの交通量で少し走りにくかったです・・・(^_^;)

9:50、ファミマ(新中津川落合店)に到着。f:id:ikarugasan:20180423174322j:image

ここまで結構いいペースで来ている気がする。

これなら、往復自走神坂峠の大幅タイム更新も夢じゃないかも!(死亡フラグ)

ちなみに今までにかかっていたタイムは13時間30分ほど。

これを12時間~12時間30分で完走できれば、ピークスの時間内完走も圏内に入ると考えています。

さて、コンビニでは速攻元気ローヤルゼリー、大満足みかんゼリー、果汁グミを補給。

峠を登る途中と登りきった後に食べるための補給食として速攻元気ローヤルゼリー果汁グミ、ミニつぶあんぱんを購入。

背中の右ポケットにつぶあんぱんをセッティングしたら、神坂峠に向けて出発!(時刻10:08)f:id:ikarugasan:20180424073801j:image

中央自動車道の下を通過。f:id:ikarugasan:20180424073927j:image

このあたりは辺境の地って感じがしていいですよね~。f:id:ikarugasan:20180424074228j:imagef:id:ikarugasan:20180424074242j:image

恵那山はまだ少し雪が残っていました。   f:id:ikarugasan:20180424074359j:image

運動誘発喘息?から回復するために、背中にセットしたつぶあんぱんを食べながら進む。

走っているといよいよ峠のスタート地点が近づいてきました。f:id:ikarugasan:20180424074424j:image

橋を渡れば、神坂峠スタート!(時刻10:31)f:id:ikarugasan:20180424074502j:image

コースプロフィールとしては、距離12.3km、高度991m、平均勾配7.9%です。さー頑張って登ろ!f:id:ikarugasan:20180425075248j:image

登り始めて少し行ったところで二つ目のつぶあんぱんを走りながら補給。

・・・が、ここにきて胃に違和感が・・・。

ヤバイ、これは胃もたれが発生している・・・!!(((;゚;Д;゚;)))

ダンシングすると胃に残ってる食べ物が揺れている感触があり、気持ち悪いです。

いくら負荷を落として登っても、胃の中の食べ物は消化されていく様子がない。

栄養素に分解されなければ吸収もされないので、徐々に運動誘発喘息?も悪化していく・・・。

これはまずいな・・・・・・。このまま登っていたら、おそらく走れなくなるだろう。なんとかしないと・・・!!

色々考えた結果、まずは胃の中の食べ物を消化させることを最優先とした。

とりあえず途中で止まって安静にして、胃の消化活動に専念します!(笑)(時刻11:14)f:id:ikarugasan:20180425075543j:image

心と体を落ち着け、リラックスしてひたすら待ちます。

5~10分くらい?その場に留まって精神統一。ストレッチやmixiにつぶやきをして、時間を潰す。

なんとなく胃の中の食べ物が消化されてきたようなので、そろそろ走り出すことに。

だけどどうしよう?このまま下山するべき?それとも先に進むべき?

帰りの行程のことを考えると、ここは無理せず下山して胃の調子を整えるべきなのだが、今日は雲一つない快晴。こんな日に神坂峠を登れることは滅多にない。頂上まで登れたら、きっと素晴らしい景色が見られるんだろうなぁ。。。そう思うと、意地でも峠を登りたくなる。

ようし!頑張って頂上まで登り切ろう!

そう決意し、再びサドルをまたがり走り出す。

二つのあんぱんがエネルギーに変換されたおかげでさっきよりも力がみなぎる。運動誘発喘息?の症状も少し改善された。これはいける!いけるぞおお!!f:id:ikarugasan:20180426073224j:image

左にちょこっと御嶽山が見えた♪f:id:ikarugasan:20180426073248j:image

道が悪いことで有名な神坂峠ですが、なんといつの間にやら舗装されていました!f:id:ikarugasan:20180426073321j:imageこれで神坂峠に訪れるサイクリストも増えるはず!・・・・・・ないか(^_^;)

きつい9~10%区間がしばらく続く。勾配がきつくても今ならつぶあんぱんの力でグイグイ登っていける!

・・・しかし、つぶあんぱん二つ食べただけではそう長く続くわけもなく・・・

標高1200m地点を超えたあたりから、とうとうエネルギーが枯渇し始めた。

激坂を登り続けてきたせいか、訳が分からないくらい腰も痛い。

あ、あかん・・・これ以上は無理や・・・。ということで再びストップ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)f:id:ikarugasan:20180426073441j:imageただいま標高1278m地点。残り距離は3km、ゴールまでの獲得高度は220mほど。(時刻11:54)

ゴールまではあと少し・・・しかし、運動誘発喘息?が再び悪化し、呼吸が苦しくなり始める・・・。

背中のポケットに入れていた速攻元気ローヤルゼリーを口にして回復を試みるも、胃もたれがヤバく、飲むとかなり気持ちが悪くなる・・・。

まさに大ピンチ。ここまできたけれど、引き返すしかないのかなー・・・。

腰は既に限界を迎えていて、登るかどうか正直かなり迷ったが、悩んだ末結局登ることに(^_^;)

運動誘発喘息?を患い、カロリーが低下した状態で登るのはかなり危険行為ではありますが、それ以上に登り切りたいという気持ちが強かったです。

さあ、意を決して再スタート!

負荷をかけると呼吸が苦しくなるので心拍はもう上げられない。そのため、最大心拍の60~65%付近の負荷で容赦なく襲いかかる9~10%の坂を登っていく。

速度は3~4km/hくらいしか出ない。

ここからゴールまで、もう何も考えないことにしました。

その姿、まさに「無」そのもの。「無」になってゴールまで走った。f:id:ikarugasan:20180426165156j:image一応写真は撮りました。

そして・・・ついに・・・ゴール!!!(時刻は12:29)f:id:ikarugasan:20180426170125j:imagef:id:ikarugasan:20180426170200j:image

ついに登りきることができました。

マジで余裕が無かったので、ここより少し先に行ったところにある絶景ポイントまでは行きませんでした。(というか行けなかった…)

ゴールタイムは2時間近くかかった模様・・・。

初めて登った時と同じくらい遅いです。

それに対して自己ベストは59:48で、1時間を切ってます(^_^;)

調子が悪いととことんタイムが悪くなる。それだけ神坂峠は難易度の高い峠なんだと思います。

さて、写真だけ撮ったらグミを食べて一目散に下ります。 

下りきってファミマで休憩。(時刻13:47)f:id:ikarugasan:20180427072639j:image

胃もたれがヤバいので、胃に優しいプリンで回復を図ります。

 

峠を登るのに時間がかかりすぎていることと、運動誘発喘息?&胃もたれによって家までとても走れる状態ではないと判断し、本日はここでリタイアすることにします・・・(><)

ここから魔法の絨毯を使って中津川から家へと帰ったのでした。

これは次の日曜日、同様のコースを走る際にリベンジですね。

 

オシマイ。

 

【記録】
走行距離・・・6:09:07
走行時間・・・124.47
平均速度・・・20.23
最高速度・・・69.12
平均ケイデンス・・・71
最大ケイデンス・・・112
平均パワー・・・115
最大パワー・・・275
平均心拍・・・145
最大心拍・・・172
累積標高・・・2801
最高標高・・・1530
最大勾配・・・13
キツさレベル・・・6

 

 

【反省】

今回運動誘発喘息?と胃もたれのコンボによって、リタイアという残念な結果となってしまった。

今までのライドを通して思ったことだが、運動誘発喘息?は一度発症するとなかなか回復しにくい。そして、ライド中に発症した際はけっこうな確率でリタイアしている。

↓リタイア例

↓発症したけど自力で帰った例

まぁ、もともとライドでリタイアする事が滅多に無いので、数少ないリタイア原因がコレ、という感じではあるのですが。

 

胃もたれも、走りに大きな支障をきたし、数々の辛いエピソードを生み出してきた。

↓エピソードその1

↓エピソードその2

運動誘発喘息?は、定期的にしっかりと補給をしていれば発症することは無いのですが、あんまりにも補給する頻度・量が多すぎると、今度は胃もたれが発生して食べ物を消化しなくなってしまう。

そこの兼ね合いが難しいところなんですが、昨年の秋頃では、この補給間隔と補給量のバランスがうまく取れていたので、胃もたれと運動誘発喘息?を発症せずに長い距離を走れていました。

↓補給成功例

このライドの時は、だいたい1時間に1回、160kcal前後の食べ物を補給するというやり方をとっていました。(もちろん走りながらです)

おそらく自分にとっては、この補給間隔・補給量が適切だと思われるので、今後もそれをきっちり守っていくべきなんだろうなーと思います。

 

そして、補給に悩めるサイクリスト達の救世主ともいえる存在も今後積極的に導入していこうと考えています。 f:id:ikarugasan:20180427072854j:image

そう、人類の英知の結晶・アミノバイタルです!(アミノバイタル信者でスミマセン)

これまでにも何度かライドで試したことがあり、ピンチになる度に助けられています。

今までは決戦的なライドでしか使うようにしてこなかったのですが、これからは敷居を落として、普段のライドでも使っていこうと思ってます。

費用的にも、コンビニでよく買う速攻元気ローヤルゼリーとほとんど変わらない値段(200円ちょい)なので、これを普段のライドで使わない手はないと思い、導入を決めました。

正直なところ、まだ2~3回しかアミノバイタル(しかもパーフェクトエネルギーだけ)を使ったことがないので、今後ライドに導入することでもしかしたら補給環境が大きく改善されるかもしれません。(変わらないかもしれませんが(笑))

今後に期待ですね。

もちろん、次回の往復自走神坂峠リベンジライドにも導入予定です。

 

 

それでは、また!

・・・・・・・・・といいたいところですが、明日(4/28(土))から5/6(日)までゴールデンウィークが始まります。

見ての通り、9連休をいただいてます。(お仕事の方にはスミマセンm(_ _)m)

せっかくの連休ということで、この9日間で1000km以上走破を目標に走りたいと思います。

 

↓予定

28(土)雨沢峠往復自走で50km

29(日)神坂峠往復自走で200km

30(月)適当に回復走で50km

1(火)適当なライド(まだ決めてない)で200km

2(水)回復走で20km(多分予報で雨)

3(木)適当にローラーで30km(多分予報で雨)

4(金)適当なライド(まだ決めてない)で300km

5(土)回復走で50km

6(日)適当なライド(まだ決めてない)で150km

 

見ると適当なライドばっかりですが・・・これで1000km以上走破を目指そうかなと思います。

さぁ、明日から走りまくりまっせー!!