山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

ikaruga自転車物語 第3話「出会い」

 

第3話 「出会い」

 

mixiに登録し、仲間を探すことに決めたikaruga。

mixi内の自転車コミュニティへと加わり、自己紹介とか色々コメントを残したりしてマイミク(=友達の事)を少しずつ増やしていく。

そして、ある時私がコミュニティのライド募集スレに「紅葉を見に香嵐渓まで走りに行きませんか」という投稿をした。

すると返信があり、返信内容を読んでみると、グループで香嵐渓へ行くので一緒に行きませんかという話だった。

もちろんOKし、香嵐渓とその奥にある三河湖まで一緒にライドをしてきました。(※写真はたまたま撮ってなかったので無し)

自分よりもロード歴の長い先輩方3名とのライドでしたが、三河湖までを往復しそのライドは無事終了。

 

後日、一緒に走った3名とは別の方で、3名と知り合いだという方(以下Kさんと呼ぶことにする)と近場を一緒に走ることになった。

先にネタバレをしておくと、このKさんはレースでもかなりの結果を残しており、何度も表彰台に立つというスゴイ人である。ちなみに雨沢峠でいうと16分台のヤバイ人だ。

一緒に走ることになった当時はそんなことも知らず、ただ「メッチャ早い人」としか聞かされていなかった。

 

そして、ライド当日。

当日のライドの内容としては、道の駅 瀬戸しなのに集合し、そこから雨沢峠を何回かリピートするというものだった。

ちなみに今でこそ当たり前のようにブログに登場する雨沢峠ですが、当時は雨沢峠の存在を全く知らず、この日初めて雨沢峠の名前を知りました。(名前を知らないだけで、一応これまでに走ったことはありました)

 

予定通りの時間で瀬戸しなのに集まり、雨沢峠に向けていざ出発!

 

・・・と思ったのも束の間・・・・・・

 

バビューーーーン!!!

 

「・・・・・・・・・!?!?」

 

一瞬何が起こったのか理解出来なかったが、すぐにその状況を把握した。

 

瀬戸しなのから走り出すのと同時に、いきなり40km/hくらいまで加速し、一瞬で置き去りにされたのだ。

 

聞けば有り得ないような話だが、本当に目の前でこれが起こったのだ。

 

いきなりの急加速で圧倒されてしまったが、なんとかこちらも加速して必死で追いかける。

とりあえずどこかの赤信号で合流し、峠までは一緒に走ってくれた。たぶん。(最初の置き去りが印象的過ぎてこの辺はあまり覚えていない)

 

そして、待ちに待った雨沢峠へ。

峠を登る前に、一旦スタート地点のバス停で停止します。

「ここのバス停がスタート地点で、ここからゴールの電柱までタイムを測るんだよ」と初心者の私に教えてくれた。

ロードに乗り始めてから7ヶ月近く経ちましたが、この時初めて峠を登ってタイムを測る、いわゆる「峠のTT」がロード乗りの間でメジャーに行われてる事を知ったのでした。

私が峠のTTを始めたのも、このライドが全てのキッカケです。

 

さっそく初めてのTT。

ロードバイクである区間を全力で走るなんて今まで一度もしたことが無かった。(というか今までに全力で踏んで追い込んだことなどほとんど無かった)

なのでペース配分とかはよく分からず、この時の私は無我夢中でペダルを回していたと思う。

走ってると、ゴールと聞いていた電柱の近くでKさんが座っているのを発見し、ここがゴールと判断して初めての雨沢TTが終了。

初めての雨沢TTのタイムは24分くらいだったと思う。正確には覚えていません。

ちなみにKさんのタイムは安定の16分台。やっぱりヤバイ。

少し休んだら、下って雨沢リピート。つまり2本目のTTです。(初雨沢にもかかわらず、もうこの頃からリピートクライムの練習をやっているという(笑))

2本目は1本目の時よりも調子が良く、いいペースで走れていた。

1本目を高負荷で登っていたことが良かったのだと思う。

無事ゴールし、2本目のタイムは22分か23分くらい。(あんまり正確には覚えていません) 

少し休んだら3本目もチャレンジ。3本目ではさすがに体が疲れきっていてタイムが思うように伸びず、26分台だったと思う。

こうしてこの日のライドが終了し、私は家へと帰宅した。

 

帰宅してから、この日のライドの事をちょっと振り返ってみた。

「峠のTTなんて疲れるし、あんまりやりたくないな・・・。そこまで早くないし」

これが初めて雨沢TTを行った私の正直な感想だった。

 

・・・後日、前に走った雨沢TTの事がなんとなく頭から離れず、モヤモヤとした感情を抱いていた。

「正直あんまりやりたくない。でも、なんでか分からないけどもう一度峠を全力で登ってみたい」

そんな感情が頭の中をぐるぐると回り、結局後日再び雨沢峠を1人で訪れた。f:id:ikarugasan:20180124181846j:image

もちろんTTをしたが、タイムは思うように伸びず、23分くらいだった。(と思う)

でも、やっぱりヒルクライムは楽しいと感じる。

特に最終局面にてラストスパートをかけ、全てを出し切るところがたまらなく楽しい。

峠に通い始めた主な理由はそこにあった。

徐々にタイムが上がっていき、さらに良いタイムを目指そうという理由で峠に通うようになったのはまだ先のお話・・・。

 

 

12月も毎週楽しくロードバイクで走っていると、年越しの時期がやってきた。

一年の最後に、何かいいライドをしたいなぁと考え、前々からやってみたかった往復自走琵琶湖タッチライドを決行した。f:id:ikarugasan:20180125073735j:imagef:id:ikarugasan:20180125194810j:image

もちろん無事完走し、ロード歴8ヶ月にしてようやく初の200kmを達成した。

ちなみにこれがブログで毎年恒例年末にやっているチャレンジライドの全ての始まりである。

 

 

────賑やかな大晦日が終わり、新年。

 

相変わらず厳しい寒さが立ち込める冬の季節であったが、ikarugaは変わらず自転車に乗り続けていた。

同時に、mixiでも自転車仲間を増やす活動を変わらず続けていた。

 

ある時、雑談スレでのやり取りをきっかけに、ある1人のサイクリストと知り合った。

そして、そのサイクリストの方からの誘いを受けて私、ブログを始めました。

ブログを始めたきっかけは、ある方から誘われたのが始まりだったのです。

 

そういえば、初めて書いた記事の日付を見ると、ikarugaブログももうすぐ3周年を迎えようとしていました。

私としては正直3年間もよく続けてきたなぁという感覚です。

今後もブログは辞めるつもりはありませんので、またよろしくお願いしますm(_ _)m

 

 

次回

ikaruga自転車物語 最終話「坂バカ」

 

つづく。