第2話「試練」
ロードバイクを購入し、お店で乗り方のレクチャーを受け、いざ待ちに待った初ライド!
初めて乗ってみた感想としては・・・
スゲェェェェェェ!!!!!
って感じでした。
とにかく自転車が軽く、踏めば踏むほどスイスイ進むのです!
今までママチャリしか乗ってこなかった自分としては、これ以上ないほどに感動しました。
初ライドを終え、後日また楽しみにしていたロードバイクに乗る。
ちなみに最初の頃は、何かあってもすぐに帰れるようにと近所の春日井市内をぐるぐると回っていました。
スイスイで楽しいはずのロードバイクであったが、いつしか体の様々な部位で痛みが出始めていた。
まず一番痛かったのがお尻。
硬いサドルに慣れず、ただでさえ乗ってるだけで痛かったのに、地面からの衝撃が来るたびに会心の一撃を食らっていました(笑)
そして、腕。
前傾姿勢を支えるための筋肉がまだ備わっておらず、乗ってる間はずーっと痛かったです。
お尻の痛みは耐えて慣れるのがイチバン。なので柔らかいサドルに交換したり、サドルカバーを取り付けたりは一切しませんでした。
でも、痛いものは痛い。
赤信号で止まり、青へと変わって再びサドルに乗っかった瞬間、跳ね上がるような強烈な痛みに襲われていたのをよく覚えています・・・。
しかし、毎週毎週爆発しそうなお尻の痛みに耐えつつライドをしていると、いつしかお尻の痛みは気にならないほどにまで小さくなり、気がついたら普通に自転車に乗れるようになっていました。
腕の方についても、乗っていると次第に痛みがなくなっていき、最終的に特に気にならないレベルにまで収まってくれた。
こうして、最初の試練については無事突破したのである。
ここで、最初の頃の装備を紹介したいと思います。
これが現在保存している中で最古のRIDE LITE 880の写真。買ってから1週間後の状態です。場所は瀬戸のあの場所。
↓こちらは買ってから2週間後に入鹿池と犬山城に行った時の写真。バイクの装備はこれの方が分かりやすい。
さっそく初期の頃の装備紹介ですが、まずRIDE LITE 880は完成車で購入。いうまでもなくアルミフレームのエントリーモデルです。
ギヤは8速。フロント50-34tのリア12-25tでした。
ホイールはアレックスリムのすごい鉄ゲタ。前後で2100gはある。
タイヤはビットリア ルビノだったかな。
サイコンはスピードや距離といった最低限のものだけが測れる5000円くらいのGIANTのサイコンを使っていました。ケイデンス・心拍が測れるサイコンを導入したのは意外にも(?)1年以上経ってからです。
ペダルはフラット。いずれはビンディングに変えるつもりで最初の頃だけフラットをつけてました。
見てわかる通り、大きな鍵をつけていてボトルケージはついてません。ほんとに初心者丸出しのような状態ですが、この後すぐにボトルケージは導入しました。
その他、ヘルメット、ライト、サイコンといった自転車に乗る上で最低限必要なものに関してはロード購入と同時に買ってたと思います。
服装については、初めは私服で走ってました。裾バンドをしていなかったので、右足首の部分をよくギヤに噛み込んでしまっていたような(^_^;)
ある程度乗り慣れてきたら普通のジャージで走ることが多く、サイクルジャージを導入したのはもう少し経ってからでした。
ロードバイク購入3週目では二ノ瀬のすぐ近くにある月見の里に行きました。ちなみにこの頃はまだ坂バカとして目覚めていないので、二ノ瀬という言葉すら知りませんでした。(当時はあまり峠に興味無し)
4週目は名古屋をサイクリング。
写真に写ってる緑の自転車はST君のシクロクロス。同時期にST君もスポーツバイクを購入し、昔走ってた時のように初めの頃はよく一緒に走ってました。ちなみにこのライドは平和公園 猫ヶ洞池にあるダム穴を見に行きました(笑)
そして少しとんでロードバイク購入8週目くらいの時。
会社の同期で大学時代の頃に自転車競技をやっていて、西日本で2位というかなりの実力を誇る人と一緒にライドへ行きました。
このライドでは初めて35km/hくらいの鬼引きに遭い、死ぬ気でくらいついていました(^_^;)
その時の目的地は白龍大神伝説で有名なおがせ池。
ロードの基礎知識を教わったり、坂でのアタックを見せてくれてあんなに早く坂を走れるのかと驚いたりで、初心者の私にとって色々勉強になったライドでした。
帰りも30km/h以上の速度で巡航され、当時はまだフラットペダルのままだったので、いくら頑張っても28km/hくらいしか出せず付いていけなかったのをよく覚えています。
ロード購入9週目ではST君と一緒に初めての小里川ダムへ行きました。
知ってる人は知ってますが、小里川ダムへ行くには結構な数の坂を登らなければたどり着けず、当時の私はフラットペダルでなおかつ坂が有り得ないほど遅かった。
・・・そう、坂を登ること自体が試練だったのだ。
とりあえず、なんとか足つき無しで県道33号線のあの大きな橋を登りきることはできた。(↑よく見るとちゃんとフラぺついてる)
でも、登りきれた頃にはかなりボロボロ。全然早く登れないし、登るだけでかなり疲れるから正直言って登るのは少々苦痛だった。
・・・しかし、そんな中でも、登ることが楽しいと感じる自分がいた。
なぜかは分からない。けれど、重力に逆らい、身を削ってまで行うヒルクライムに快感を感じるのだ。
おそらく、このあたりから坂バカとして目覚めつつあったのだろう。
ロード購入11週目(というか購入から2ヶ月後)は初めて三国山に登りました。360°見渡せる絶景に、当時は心奪われました。
ロード購入14週目(というか購入から3ヶ月後)は初めて香嵐渓へ行きました。写真にも写ってますが、ここらへんからビンディングペダルを導入。ちなみに当時はSPD-SLではなくSPD。確かカ〇ハギで買った。
そして、確かこのへんからサイクルジャージも初導入。最初はちょっぴり恥ずかしかったかも(//∇//)
ロード購入16週目(購入から3ヶ月ちょい)は以前一緒に走った会社の同期ともう一人の同期の人で再び三国山に登りました。前に初めて訪れた三国山になぜだかもう一度登りたいと思い、同期を誘ってのライド。
さらに、西日本2位の人に無謀にも三国山で勝負を挑みました。
もちろん結果は見えていて、勝てるはずも無く早々に散ってしまったの訳なのですが。。。
ロード購入20週目(購入から4ヶ月後)では初めて根ノ上高原まで走りました。
しかも登ったのは363の方からではなく勾配のキツイ明智鉄道の高架下の方から。
ギヤも最初の方に書いた通りコンパクトの12-25tだったので、よく登れたなぁとつくづく思います(^_^;)
ロード購入22週目(購入から4ヶ月ちょい)は引き寄せられるかのように再び三国山へ。
ついでに猿投山にも初めて登った。(途中までですが。)
23週目は初めての多度山。
・・・見て分かる通り、このあたりから山ライドが多くなってきている。
この頃はまだ山が早くなく、結構遅い方だったが、それでも登ることがとにかく楽しかったのだ。
山を登りきると、毎回達成感があり気持ちが良かった。
・・・この頃から私は無意識に山へ足を運ぶようになっていた。
ロード購入24週目(購入から5ヶ月後)では、自身初となるロングライドイベントへ参加。
某自転車動画に影響を受け、いつかイベントに出たいと思っていた夢が叶いました。
そして出場したイベントは見ての通りツール・ド・西美濃。それも第1回大会の時です。
こちらは当時の池田温泉エイドの様子。
こちらは谷汲山華厳寺エイドの様子。確か鹿コロッケが補給食として出てきて、準備が間に合わず凄まじい行列が出来ていたような記憶があります・・・(^_^;)(↑よく見るとスゴイ行列になってます)
ゲストの団長さんもしっかり激写!
初めてのイベントで、おもてなしが魅力的でとても素晴らしいイベントだと感じました。
当時は次回も出たいなと思ってましたが、自分の走力を見直したりだとか、その他色々な事情によってこれ以降ツール・ド・西美濃へは参加してません(^^;)
次の週(25週目)も導かれるように三国山へ。台風が去った後で伊勢湾が見え、綺麗でした。ただし暴風でヤバかった。
26週目はST君と一緒に美濃の方をライド。
また無意識に峠へ・・・
28週目(購入から6ヶ月後)は初めての輪行にチャレンジ。場所は神領駅→塩尻駅へ。
秋の諏訪湖を1周し、各地の名所を観光することに重きを置いたライドでした。
八ヶ岳くっきり。
実はこの頃既にビーナスライン方面をしっかりとカメラに収めてる。(だがしかしこの頃はまだビーナスラインのビの字も知らなかったという衝撃の事実。)私はもしかしたら昔から山に引き寄せられる体質なのかもしれない。(半分冗談半分本気だと信じたい)
↓実はよく見ると富士山が見える
諏訪大社 下社秋宮
秋晴れの中気持ちよく走ったライドでした!
ロード購入29週目はまた山へ。今度は初めての潮見の森です。
山肌が紅に染まる秋の季節。
早いもので、ロードを始めてからそろそろ7ヶ月が経とうとしている。
この頃から私は自転車仲間が欲しいと思うようになり、どうにかして仲間を集める方法を探っていた。
そしてある時、一つの方法を思いついた。
要はmixiに登録し、自転車コミュニティに参加して仲間を探そうという行動に出たのであった。
なんで今更mixi?
世間一般からすると、確かに時代遅れなSNSではある。
だが、私は揺るぎはしなかった。
私は昔からマイナーであまり有名でないようなものを好む習性(?)がある。
だから、一時のブームが去った後のmixiというのが魅力的だったのだ。
こうして私はmixiへ登録した。
ikarugaという名前と共に。
次回
ikaruga自転車物語 第3話 「出会い」
つづく!