12/24(土)の夜。
ついに!!
新ホイール・FULCRUM RED WIND XLRが届きました!!
去年の10月(2015年の10月です^^;))くらいからずっと欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい・・・と願い続けた憧れのホイールです。
そして、初のディープリムホイールになります!!
前々からブログに時々出ていた〇〇〇〇〇〇とは、ディープリムの事だったのです(^^)/
注文したのはサイコンを注文した時と同じ12/9(金)。
それから15日間かけてようやく届きました。
注文はサイコンの時はBIKE24でしたがコチラはEVANS CYCLESというイギリスの海外通販サイトで行いました。
コチラも英語オンリーの通販サイト。自転車パーツの海外通販を紹介しているサイトを参考にして注文しました。
ホントはもっと早く届くはずだったのですが、悪名高いDHL関係のトラブルで届くのが少し遅れました・・・。
まあ、届いたのでヨシとしましょう。今となっては憧れのホイールが届いたことが嬉しすぎてトラブルの事はかなりどうでもよくなってきてます(笑)
さてさて、早速新ホイールを紹介していきます!
まずはこのRED WIND XLRの基本性能について。
★アルミクリンチャーホイール(リムはアルミとカーボンのコンポジットリム)
★重量1590g(公称値)
★リムハイト50mm
★CULTベアリング搭載
★リムテープ不要
簡単にこんなところですね。
まずディープリムといえば重さがネックになってくるため、チューブラーのモデルが多いのですが、このレッドウィンドというホイールはクリンチャーホイール。
しかもカーボンクリンチャーではなくアルミクリンチャーなのでブレーキのかけ過ぎに気をつける必要がありません。
普段使い万歳仕様ですね。
そして、重量が公称値で1590g。アルミクリンチャーのディープリムの中ではかなり軽量な部類に入ります。(大体のアルミディープリムは1700~1800gくらいいくとのことです)
リムハイトは50mmあります。あらゆるシーンを走る上では絶妙なリムハイトです。空力性能も抜群。
RED WIND XLRはCULTベアリングが搭載されています。このCULTは何なのかというと、CERAMIC ULTIMATE LEVEL TECHNOLOGYの略で、カンパニョーロが誇る究極のベアリングの事です。(フルクラムはカンパニョーロの子会社なので同じパーツを使っているのです)
セラミックの玉とクロニテクトスチールという特殊加工された金属をボールレース(受けの部分)に用いることで圧倒的な回転性能を誇るベアリングになるんだそうです。
セラミックは通常の金属よりも硬いため、セラミック玉に通常仕様のボールレースを使用しているとレースが削れ、いずれベアリングが破損してしまいます。
ベアリングが破損しないようにするためにも、セラミックの硬さに耐えうる受けの部分が必要となってくるわけで、その耐えうる素材というのがクロニテクトスチールという素材になるのです。
通常のベアリングだとグリスが要りますがこのCULTベアリングはグリス不要。
高い精度と硬さで凄まじい回転性能を引き出しているのです。
その回転性能は鉄球の9倍は回るといいます。
ちなみに余談になりますがCULTベアリングのワンランク下にはUSBベアリングというものがあります。
こちらはULTRA SMOOTH BEARINGの略で、CULTと同じくセラミックボールを使っています。
では、CULTと何が違うのかと言われると、使っているボールレースが違います。
CULTはクロニテクトスチールですがUSBは通常仕様のボールレースを使っています。
先ほどセラミックボールに通常のボールレースを使用しているといつか削れて使い物にならなくなってしまうと説明しましたが、実はUSBではまさにそれが起こることがあるのです。
そのため、USBベアリングだとメンテナンスの頻度が増え、しっかりメンテナンスしないと寿命が短くなるという話をよく耳にします・・・。(CULTと違い、グリスも必要です)
ネットで調べてみると、メンテナンス頻度を減らしたいという人向けに、ベアリングのダウングレードサービス(USB→鉄球)をやっているところもあるくらいでした(;´^_^`)
そんな感じで、カンパニョーロ(フルクラム)のベアリングには色々と特徴があるのでちょっとでも知っておくと良いかもしれません。
話を戻しますが、最後にこのホイールはリムテープが不要ということで、 チューブが接する面は樹脂?のような加工がされておりスポーク穴は塞がれています。
とりあえずRED WIND XLRの基本性能についての紹介は以上。
ちなみに、名前の最後にXLRと付いていますが、これは何かというとCULTかそうでないかの違いになります。
RED WINDには通常の鉄球仕様の「RED WIND」とCULT仕様の「RED WIND XLR」がラインナップされているのです。
(中間のUSB仕様もあった気がしますが・・・見た記憶がありません(・∀・;))
カンパニョーロとフルクラムはそれぞれ同等性能のホイールがラインナップされていますよね。
例えばレーシングゼロとシャマルウルトラ、レーシング3とゾンダというような感じに。
それと同じように、レッドウィンドにも対のホイールが存在しており、それがバレットというホイールになります。
ちなみにバレットにも鉄球、USB、CULT仕様の3種類がラインナップされています。
USBとCULTはバレットウルトラという名前になるんだそうで、とてもややこしいです。
(その代わり重量は200g近く違います。レッドウィンドも同じでXLRとノーマルバージョンでは重量に差があります。ベアリングだけの重量の違いとは少し考えにくいのでリム自体の重量が違うのかも?)
さらに突っ込んでいくと、レッドウィンド、バレットには50mmハイトだけでなく80mm、105mmハイトまでラインナップされているそうです(笑)
これはレッドウィンドXLRの80mm。
こっちはバレットの80mm。(ウルトラじゃないので鉄球ベアリングの仕様)
ただでさえ種類が豊富なリムハイトなのに、ベアリングの仕様までもバリエーションに加わります。ここまでくるともう訳が分からなくなります(笑)
そんな圧倒的な迫力と空力性能を持つ80mmのスーパーディープですが、実は50mmと80mm、どっちを購入しようかギリギリまで悩んでいました(;´^_^`)
というのも、どうせ買うなら直線番長ができて、80mmという凄まじい存在感を放つホイールにしてみんなを驚かせてみたいという気持ちがあり、最後まで候補に残っていたのです。
しかし、初めてディープリムを履くのだから80mmを履く前に50mmで横風に慣れておく必要があると思ったのと、山も行くのであればオールラウンドにいける50mmの方が適しているだろうという判断から、50mmを購入するに至りました。
(ちなみにここまでラインナップに詳しくなれたのも、80mmと50mmで購入を悩んでいたことが一因しています(笑))
RED WIND XLRにはカラーリングがブライトラベルとダークラベルの2種類あり、自分はダークラベルの方を選びました。
写真の暗い印象のデザインの方です。
何故こちらにしたのかというと、最初は明るいブライトラベルを買って派手にいこう!と考えていたのですが、このブライトラベル・・・ハブが白いんですよね・・・。
レーシング3と同じように、真っ白ハブ。
それに対して、ダークラベルの方はハブが真っ黒。
レーシングクアトロと同じように、真っ黒なんです。
フレームカラーと合わせようとすると、どうしても黒基調にする必要があるため、ホントはブライトラベルが良かったのですがカラーリングの協調を意識してダークラベルを選びました(;´^_^`)
これも謎のこだわりのひとつ?なのかもしれません・・・。
(のちにこのダークラベルは進化します!今後の報告を楽しみにしててください(^-^)/)
さてさて、RED WIND XLRについての紹介はこの辺にしておいて、そもそもディープリムを履くとどんな効果があるのか?というところについて説明していきたいと思います。
まず第一に、空気抵抗が減って巡航速度が上がり、速度の維持が楽になります!
何故ディープリムだと空気抵抗が減るのか?
簡単にホイールの空気抵抗に関する理論を説明すると、ホイールは回転している最中、スポークが空気をかき乱して空気抵抗となっています。
そのスポークの空気と触れる部分を少しでも減らしてやれば空気抵抗は減るのです。
つまり、順番に説明すると、スポークと空気に触れる部分を減らす→スポークを短くする→リムハイトが高くなる→ディープリムになる!ということなのです。
スポークを減らすという点で究極の姿になったのがディスクホイールです。
ディスクホイールは、スポークがない・・・というか、1枚の面になっているため、空気抵抗となるものが何もありません。
なので最も空力性能に優れているのです。
巡航速度が上がると書きましたが、実際にその恩恵が得られるのは大体30km/hを超えてからといわれています。(恩恵を感じるかどうかは個人差があります。)
というのも、自然界には決して抗うことのできない法則というのがありまして・・・
空気抵抗は速度の二乗に比例して増えていきます。
そのため、速度がある程度乗った30km/h付近からでないと、恩恵を得ることができないのです。
(その代わり35,40,45km/h・・・とどんどん速度が上がって空気抵抗が増えるたびに恩恵も大きくなっていきます)
以上のことから、最低限単独で30~35km/hで走ることができないと、ディープリムの恩恵はあまり得られないといいます。
二つ目の特徴として、ディープリムは剛性が高くなる傾向にあります。
剛性が高いということは、踏んだ時の反応性が良くなります。
軽いディープリムなら山もガンガン登れてしまいます。
ただし、重いディープリムだと反応性の良さはあまり感じられず、漕ぎ出しが鈍く感じられるそうです。
なぜ高剛性になるのかというと、スポークが短くなることが一因しているそうですね。(この辺あんまり詳しく知りません、違ってたらすみません…)
剛性アップということは路面からの衝撃も増すということなので、空気圧の調整等でうまく衝撃をいなして快適に乗りたいところです。
三つ目の特徴としては、見た目がめちゃめちゃカッコよくなります。
バイクによってはゴツく見えたり、戦闘機のように見えたり、見え方はその人次第ですが、とにかくリムハイトがあるとインパクト(迫力)があり、存在感が強くなります。
これを目当てにディープリムを買う人も多いとよく聞きます。
自分も少なからずその中の一人であるということはここだけの秘密・・・(笑)
そんな感じでディープリムには色々とメリットがありますが、もちろん反対にデメリットもあります。
まず、重量が重くなるので登りで不利になります。
山ではリムの軽さがモノをいう世界。
ディープリムのようなリムに重りがたくさんついたホイールだと山を登る時にローハイトなホイールに比べてたくさんの力を必要とします。
ただ、それはアルミクリンチャーのディープリムに当てはまることであり、軽量化を追求してきたカーボンクリンチャーやチューブラータイプのディープリムだと軽量なものが多く、山も平坦もいける万能なメンツばかりです。
第二に、たいへん高価であること。
重いホイールというのは本当に進まない。
重量が増してしまうディープリムでは、いかに使えるレベルまで軽量化するかが大事であり、軽量化するために高価な素材をふんだん使って高いリムハイトを成形しています。
そうなると、どうしてもお値段がお高くついてしまうのです(; ・`д・´)
安心できるメーカーから買うとしても、最低でも10万円はかかると思います・・・。
シマノのRS81-C50-CLや先ほどのバレット、レッドウィンド(それぞれ鉄球)だと定価で10万円、海外通販ならタイミングが良ければ8万円付近で買えたはずです。
ちなみに私の買ったレッドウィンドXLRは定価で22万円(笑) (今の愛車・RIDE4000を完成車で買った時が22万9000円だった事を考えると面白くなってきます(笑))
これを海外通販で買ったらほぼ半額の11万円で買えました(^-^)/
EVANS CYCLESで買ったのは、数ある通販サイトの中で最も安かったからなのです。
第三に、横風に弱いということ。
横風が吹くと、もろにハンドルが取られます。
ある程度慣れも必要だと思いますが、フラフラして下手すると大事故にもつながるおそれがあります。
本当に横風には気をつけねばなりません。気をつけようがありませんが。
そんな感じで、ディープリムにはメリット・デメリットがあるのです。
さて、ディープリムの長い長い解説を終えたらそろそろホンモノを触ります(;´^_^`)
まずは重量を測定。(クイックリリース、タイヤ、チューブは無し)
フロント:730g
リア:930g
合計:1660g(シマノフリー)
公称値:1590g(カンパフリー)
公称値に対して70g増。いくらシマノフリーとはいえ、今回は少し重めでした。
バルブ穴には振動による音鳴りを防止するキャップ?がついています。
外すこともできるようです。
ディープリムで悩んだのがチューブの問題。
リムハイトが高いため、ショップで一般的に売られている60mmロングバルブのチューブでは実は空気が入れられないのです。
(空気入れの先端がつっかえてハマらないのです(;´^_^`)
一般的にリムハイト+15mmはバルブが長くないと空気入れがハマらないんだとか・・・。)
方法としては2つ。
1つ目はバルブエクステンダーを使う方法。
バルブエクステンダーとは、短いバルブにアタッチメントのようなものを付けてバルブ長を延長させて空気を入れられるようにするというもの。
2つ目は、80mmという超ロングバルブのチューブを使う方法。
1つ目のバルブエクステンダーは、調べると空気を入れる際、漏れて全然空気が入れられずストレスフルだった・・・そんな記事を沢山見かけたのでやめました(;´^_^`)
(バルブエクステンダーに使えるバルブ?も決まっているようで、それだとバルブが限定的になってしまう為やめました)
2つ目の80mmバルブについては、単純に超長いバルブを使うというもの。
私は今回コチラの手段を選びました。
ただ、80mmという超ロングバルブのチューブは一般的には売られていません。
通販サイトで買うか、在庫を持っているショップを探す必要があります。
自分の場合、ニコーへ行った際に大量の80mmバルブが置かれているのを発見して「コレだ!」と思い即買いました(笑)
買ったのはこれ、ヴェンデスティンという聞いたことのないメーカーのチューブ。
1本800円と超安い。
他メーカーだとスペシャライズド、シュワルベなどが80mmバルブを展開している。
個人的には、この超ロングバルブは簡単に手に入りさえすればなかなかおすすめです。
長さも測ってみました。んん~??
なんか短いような・・・。キャップを付けるとちょうど80mmになりそうな感じです。
もしかしたらこの80mmは、キャップの先端までを含めて80mmと言っているのかもしれません(笑)
タイヤは小次郎さんからGF東濃で頂いたコンチ グランプリ4000sからチェンジしてパナレーサー レースA EVO3にしました。前からちょっと試してみたかったタイヤです。赤いデザインがレッドウィンドともマッチするかなと思って選びました。
グランプリ4000sはこれにて役目を果たして仕事終了です。
その証拠に綺麗な台形ができあがっておりました。
いやはや、全く以て素晴らしいタイヤでした。
色んなタイヤを試してますが、やはり1番いいのはグランプリ4000s2になりそうです(笑)
(4000sであれだけの性能だったのだから、4000s2はさらに良いはず!)
はめてみました。バルブの長さも凄くいい感じ。
80mmバルブで正解でした。
音鳴り防止キャップはバルブの径にかなりピッタリで作られているような感じで、はめるのにキツキツで苦労しました(笑)
いよいよバイクに装備です。カカカカッコよすぎる!!!(。>∀<。)b
真横から見ると極太なのに正面から見たら細いというエアロホイールが、バイクにゴツく力強い印象をもたらしてくれます!
ニコーまで庄内川を軽く走ってみましたが、スゴイです!このホイール!!
今までだと29km/hくらいの巡航が、31km/hにまで速度が上がる、そんなホイール。
CULT効果なのか速度も全然落ちていかない。
踏めば踏むほどどんどん加速していく、とんでもない力を秘めているような、そんなホイール。
とにかく素晴らしい!!
最高のホイールを手にしたような気分です。
横風についてはこの日はあまり受けなかったのでなんとも言えないが、また風の強い日にインプレしたいと思います。
剛性はやはり想像してたとおりに高めで、路面からの突き上げも結構きます。
ただ、反応性はなかなかいいです。全然重さを感じません。
かといって、かなり軽量で加速が早いというわけでもありません。
全体的に、かなりバランスのとれた良ホイールだと感じました。
そんな感じで簡単にインプレッション終了。
ビッグプーリーのように、これからとってもいい相棒になってくれそうです。
おわり。
ブログ書いてる途中で新年迎えちゃいましたが、また今年もikarugaブログをよろしくお願いしますm(_ _)m
楽しい記事、頑張って書いていきますよ~!(о´∀`о)