前回の続きです。これで完結します(笑)
第一エイドステーションを5人で出発です!
第二エイドまではほぼ下り。なので比較的楽に進むことができます。今大会で唯一の休憩区間かな?
先頭交代しながら、順調に次のエイドを目指す。
次のエイドが見えてきた!
そして第二エイドステーション、デイリーヤマザキに到着!
今大会で唯一のコンビニでもあります(笑)
第一エイドの時と同じようにチェックポイントで名前とゼッケン番号と今の気持ちを一言記入したら補給食を受け取りに行きます。
お菓子系とフルーツ系の補給食で、出てくるモノは第一エイドと同じでした。スタッフの方に話を聞いてみると「おもてなしをするイベントではなく、あくまで難コースを完走するのが目的のイベントなので地域の名物等は提供できません(;´^_^`)」とのことでした!
個人的には補給食を用意していただいているだけで充分満足です(^^;)
(おもてなしなら、昨日のBBQでお腹いっぱいになるくらい受けましたしね(笑))
エイドステーションの様子。続々と参加者がやってきます!
必要分だけ補給したら、先ほどと同じメンバーで再スタート!
外国人の方が前を引いてくれます。
エイドを出てトンネルを幾つか超えたら、すぐに山が出てくる。
山に入ってからは皆マイペースで行くのかと思ったらそんな事はなく、ある程度早いペースを保って集団で登っていきます。
心拍は171bpm前後。MAXの80%の域は超えてるので無酸素運動の領域です。
早いペースといっても会話するくらいの余裕はあるので、集団内で色々会話。
先ほど前を引いてくれた外国人の方は、数年前にアメリカから日本へやってきて日本で自転車を始めたとのこと!しかも、乗鞍は今回初めて登ったんだとか!
色々話しながら坂を登っていくが・・・・・・皆さん早い(;´^_^`)
と、ここでメカトラ発生(T_T)
皆さんを先に行かせ、一旦止まってチェックする。サイコンの速度が表示されなくなったのだが、原因はマグネットのずれ・・・。ガタガタ道でずれてしまったのか。最近多いなぁ、対策考えないと・・・。
すぐに直して再スタートする。
ハイペースを刻み、皆さんになんとか追いついて復帰。
まだまだ山は続いているようで、さすがにここまできたら各自マイペースで登り始める。
自分は外国人の方と二人旅(^o^)/
長い山が終わって下りはじめ、次に曲がるところで後ろの方々を待ちます!
合流し、5人になったら再び集団走行開始。
次のエイドまではあと少し!
またローテーションしていき、第三エイド、道の駅 ひだ朝日村に到着!
ここではいつもの補給食に加え、おにぎり×2が追加されてました!(まるでここから次のエイドまでの区間が一番ヤバイことを示しているような・・・)
エイドステーションの様子。
ニールプライドカー(って言うんでしょうか?(;´^_^`))も来てました。
道の駅なので補給食以外にも買って何か食べられるということでみたらし団子を1本いただきました。
お次のエイドステーションは野麦峠の頂上にあるそうだ。
エイドステーションまでの距離としては40km。そのうち最初の10kmは平坦で、残り30kmは登りらしい(笑)
さらに詳細を書くと、野麦峠自体の登りは20kmもあり(長い!!)30kmの登りのうち最初の10kmは緩やかな坂、残り20kmは野麦峠の本気の坂ということになる(笑)
これ・・・かなりヤバイのでは(;´^_^`)?
(生きて帰れるかなぁ・・・)
そんな感じで再び同じメンバーでエイドを出発。
エイドを出てすぐに「野麦峠まで40km」の看板があった。出来れば嘘であってほしかったが、嘘じゃないらしい。
ちなみに野麦峠は標高約1800mのところにあるらしい。今いる地点で約800mなので、これから1000mアップすることになるのか・・・ここからはホントにヤバそうだ。
ということでトレイン組んでローテーションして走行。
が、今度はトンネル内でチェーン落ち発生!!
今日はマジでついてない!よりによってトンネル内でかぁ~。・゚・(ノ∀`)・゚・。
アウターに入れるとガランガランなって最終的にチェーンが落ちる。帰ったら調整してもらう必要がありそうです。
かなり時間がかかってしまったが、なんとか復活。
運がいいのか悪いのか、直してる間サポートカーや他の参加者には一切抜かれることはなかった(笑)
さて、ここからは遅れを取り戻さねば。
1人、心拍を上げて猛追する!
とにかくダッシュ!!(写真撮ってるけど^^;)
やった、なんとか追いついた・・・けど、人数が少ない。
どうやら残りの方々はまだまだ先にいるらしい。
まだ先を追わなきゃ、とペダルを回し始めた瞬間!!
足つったーーー!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
ふくらはぎに強烈な痛みが走る・・・。
ここまでハイペースで刻んできたせいで一気に足に疲労を溜めてしまったようだ。
ようやく20km走ってきて、残りの距離はあと20km。
ここからが野麦峠本番だというのに・・・・・・(;´^_^`)
マズイ・・・足をつったら峠を登れないぞ。
とりあえずつらないよう様子をみながらゆっくり登っていくことにする。
ゆるやかな坂をある程度登ったら最初の壁・9%坂が登場\(^o^)/
(写真じゃ伝わらないですが、写真の場所で9%あります)
つらずになんとかクリア。でも、ちょっとずつつりそうな感覚に襲われる・・・。
それがホントに恐怖で恐怖で・・・おそるおそるペダルを回してました(^^;)
・・・・・・しかし、やっぱり体は嘘をつかないようで、とうとうつる寸前まで来てしまった(T_T)
仕方が無いので自転車から降り、ふくらはぎをひたすら伸ばしまくる。
伸ばしてても、一向に回復する気配がない。
どうしよう。峠の頂上までまだあと10数kmはあるぞ。
このままここに留まっていても、時間だけが過ぎてゆく。かといって、自転車に乗るとつってしまう・・・。
これってもしかして・・・いわゆる絶体絶命ってやつ???
窮地に立たされ、ようやく自分が超ピンチな状況にあることに気づかされるのであった(笑)
うーむ、参った。どうするか。
悩みに悩み抜くが答えは見つからず。
ここはとにかく自転車に乗ってから考えることにしよう。
そうして自転車にまたがり、ペダルを回し始めるが、やはりすぐつりそうになる・・・。
しかし、ここであることをひらめく!!
ふくらはぎを使わずにペダリングすればいいじゃないか!!
出した答えは、つる部分の筋肉を使わなければいいという単純明快なものだった。
太ももの筋肉、つまりハムストリングスのみを使いペダリングする。
これが「筋肉を使い分けてペダリングをするトレーニングにもなるじゃないか!」というトレーニング思考の頭が導き出した答えなのでした(;´^_^`)
そうして、ハムストリングスのみを使い峠を登っていく。
なんと、作戦がうまくいったのかつりそうな気配に襲われなくなった。ふくらはぎを使おうとするともちろんつりそうになるが、当分はこのままいけそうだ。
途中で、道を間違えたのか!?と地図を確認するくらい不安になる長い下りがあった。せっかく登って稼いだ標高が水の泡に・・・(TдT)
でも道は合っているからこの先に野麦峠のゴールがあるはず!とにかくそれだけを信じて突き進む。
長い下りが終わり、再び魔の坂が始まる。
ハムストリングスだけを使い続けてきたせいで、ハムに疲労が集中し、さすがに限界が近づいてくる・・・。
ハムも限界、ふくらはぎも限界、休むダンシングもほとんど効果なし・・・。
出力が一気に落ち、速度も出なくなるが気合いだけで坂を登る。
・・・なんか開けてきた、ようやくゴールか!?
サイコンの標高表示も峠の頂上に近い値を示している、ここらにエイドステーションがあるはずだ!
峠の頂上をさまよっていると、エイドステーション発見!
(ちょっとどこにあるのか分かりづらかったです(><))
やっと終わった~、野麦峠!!
距離がヤバかったですね、普通は20kmも峠って続きませんよね(;´^_^`)?
なかなかクレイジーな峠でした・・・・・・。
チェックポイントでの一言はもちろん「足つった!」(笑)
エイドステーションでは補給食のオレンジ、パイナップル、バナナをひたすら腹がいっぱいになるまで食べ続けたのでした(笑)
(スタッフの方によると補給食は全然なくなることはないので心配はいらないとのことでした。良かったです(笑))
先ほどの外国人の方は既にエイドに着いていると思っていたが姿が見当たらない。チェックポイントでもチェックがない・・・ということは、通り過ぎて行ってしまった??
ちょっと不安になるが、自分じゃどうすることもできないので無事を祈ってスタッフの方に追走を任せます(笑)
野麦峠のエイドステーションが今大会最後のエイドステーション。
野麦峠を下り、最後の山場・乗鞍スーパー林道を超えればゴールは目の前です。
あと少し、頑張って行きましょう!
ここからは5人の中にいた、自分と同じメリダに乗っている方と一緒に行きます。
同じメリダといっても、自分はライドなのに対して相手はリアクト。エアロロードのリアクトは自分の憧れでもあります(笑)
下り中。
標高が高いので寒い。
そして途中から雨がポツポツと(´°д°`)
青空があるのに降ってるということは、風で流れてきたか?とにかくそんなに長くは降らないはず。
そして乗鞍スーパー林道手前の道まで来た。道中の平坦では、リアクト乗りの方の引きが強すぎてついていくだけで足がつりそうになった(笑)
看板のところで左折し、乗鞍スーパー地獄(林道)が始まった。
登り始めのところでは、色々話をしながらゆっくり登っていく。
リアクト乗りの方は千葉県からの参加で、ジャージも千葉県を代表するゆるキャラ、チーバくんのジャージを着ていました。
なんでも山が近くにないからヒルクラの練習ができなくて困ってるそうな(^^;)
そういった点では自分の春日井は恵まれた練習環境にあるような気がしました。
本格的な登りが始まると、ペースアップして置き去りにされそうになるが必死についていく。
・・・が、ここへ来るまでのダメージがデカ過ぎて、スイスイ登れるような足がもう残っていない(T_T)
一瞬で置き去りにされ、一瞬で一人旅へと移り変わる(^^;)(笑)
なんてキツイんだ・・・まるで神坂峠の終盤を登っているような感覚。
ずっと登っていると、なんだか見慣れない車と何人かのサイクリストが山を登っていた。
初めは今大会の参加者かと思ったが、ゼッケンがついておらず、どうやら違うらしい。そして全員ムキムキの外国人の方々だったΣ(゚ロ゚;)
車がゆっくりペースで外国人たちの後ろにつけているので、チームでのトレーニング中だったのかな??
似たようなペースだったので抜きつ抜かれつな感じになったが、なんとか引き離してひたすらゴールを目指す(笑)
地獄の激坂をひたすら登り続け、ついに乗鞍スーパー林道を突破!!
あとは登り3割、下り7割くらいの割合で出てくるアップダウンをこなして、高原みたいなところへ出ればゴールだ!!
林道の終わりのところにさっきのチームカーとそのチームの方々がいたので挨拶を交わして横を通り過ぎます。
前日、来る時に撮った絶景ポイントで一応写真を撮っておくが、雲がかかっている・・・。
これが最後の登り!ここを抜ければ・・・!!
ついに戻ってきたぁぁぁ!!!
昨日のBBQでシュラスコを切ってくれてたムキムキマッチョの外国人の方が途中の道路の脇からヒューヒューと最後の声援をくれる!! なんて熱い展開なんだ!!(笑)
ゴールのノーススターアルパインロッジはすぐそこだ!
左手の道を進み・・・・・・・・・
ゴール!!!!(^^)b
ウォークライドの方がカメラを持って待ち構えてくれていました。
ゴール時刻は15:08。ようやく乗鞍センチュリーチャリティーライド完走できました!
完走したら、毎度おなじみ一言付きのチェックを済ませ、完走証を受取ります。
ゴールには、野麦峠エイドで姿を見なかった外国人の方が!無事ゴールしていたのですね!(話を聞くとスーパー林道の手前の自販機で10分くらい休みまくったんだとか・・・^^;)
リアクト乗りの方もとっくにゴールしていました。早すぎです(笑)
序盤に一緒に走っていた5人のうちのあと2人も、無事ゴール。その後も続々と参加者がゴールへやってきます(^^)
・・・といっても、まだ10人くらいしかゴールしてないんですけどね(笑)
自分は52人中7番目のゴールとのこと。トップでゴールした人は自分の1時間前にゴールしていて、これから山梨まで自走して帰るため既にここを出発したそうです(笑)ヤバすぎですね(笑)(;´^_^`)
最後に一緒だった方のバイク。リアクトいいなぁ。
会場の様子。
続々と参加者が帰ってくる中、さきほどスーパー林道で見かけた外国人の方々がなんと帰ってきました(^^)b
チームカーもここの駐車場に停まったので、おそらくここの宿を拠点にして、練習にきているのだと勝手に推測する(;´^_^`)
ゴールしたよ、の写真。
せっかくなので一緒に走った外国人の方と記念撮影♪
どうもありがとうございますm(_ _)m
しばらくするとゲストライダーのおおやさんもコースを走り終えて帰ってきました!
写真をお願いして、撮ってもらいました(^o^)
昨日BBQの席で一緒だった方ともゴール地点で会うことができ、楽しいゴール後の余韻に浸る・・・・・・・・・
が!!!!
実はあんまりのんびりしてる時間はない。
なぜならば、翌日は仕事だからだ(笑)
つまり、今日中に帰宅しなくてはならない。
時刻は16:23、そろそろここを出発しなければ、夜が遅くなってしまう。
(元々翌日は休暇にしてのんびり過ごす予定だったが、どうしても出なきゃいけなくなったとさ・・・。大会自体への出場もするかどうか悩みましたがどうしても参加したかったのでゴール後当日中に帰宅するというゴリ押し作戦を決行したのでした(笑))
ということで、とても名残惜しいですが大会関係者や一緒に走った方々、知り合えた方々、同じ部屋だった方々に別れの挨拶をして楽しい雰囲気の会場を去ることにします。
大会運営の方々、素晴らしいイベントをありがとうございました(^o^)/
帰りは乗鞍スーパー林道から帰る。これは帰り道で撮った美しい乗鞍の写真である!
スーパー林道でゴールを目指す参加者たちに声援を送りながら車で帰路につく。
日が沈んで暗闇となったR19を走ります。
疲れのせいか、強力な睡魔が襲いかかる・・・。
なんとか耐えるが、このままでは危険だ・・・。
ここは夕飯を食べて少しでも回復しようということで19:00頃、道の駅 大桑で夕飯にします!
外に旅をするためのような重装備の自転車があり、その持ち主と思わしき方が席に座って食事していたので話しかけて雑談。
話を聞くと塩尻から中津川へ自転車で抜けるチャレンジをしている真っ最中のようだ。
お互い道中気をつけて、と挨拶を交わして道の駅を出発する。
少しはマシになったが、やっぱり眠気がヤバイ。
なんとか木曽高速の区間を抜けて中津川へ戻ってきて、ここからは春日井まで高速に乗ってひとっ飛び。
睡魔と戦いながら春日井に戻ってきてガソリンを満タンにしてレンタカーを返し、家に帰宅したのは21:07。
なんとか無事帰宅することが出来ました。
ヨカッタヨカッタε-(´∀`*)ホッ
その後風呂に入ってすぐに寝て、翌日の仕事は疲れで仕事にならなかったのは言うまでもない・・・(笑)
めでたしめでたし。
【今回の記録】
走行距離・・・156.23
走行時間・・・7:23:36
平均速度・・・21.13
最高速度・・・65.21
平均ケイデンス・・・79
最大パワー・・・413
平均心拍・・・152
最大心拍・・・181
累積標高・・・3584(事前情報では4000m登るはずでしたが実際は約3600mまでしかいきませんでした(笑))
最高標高・・・2658
最大勾配・・・11
【次回のライド】
次回は木曜日(9/22)が祝日で休みなので晴れそうなら木曽川堤防と背割堤でひたすら平坦トレする予定です。
週末の土日(9/24,25)もどちらか晴れた方で同じように堤防をひたすら走る予定です。
【余談】
9/19(日)に雨の降ってない時間を狙って雨沢峠へTTしに行ってきました。
結果、2ヶ月前に自己ベストを出した時と同タイムで登りきることが出来ました!
やはり乗鞍での覚醒は嘘ではなかったようです。
今回行った2つの究極の試練(一つ目は往復自走ビワイチで300km走破、二つ目は今回の乗鞍センチュリーチャリティーライドの走破)は、確実に自分の成長に繋がっていると思います。
大きく成長することができる究極の試練。またやりたいな。(ドMですね~(;´^_^`))
それでは、また!