山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

新パーツを使いこなそう![山岳編&スプロケの12-28t化!]

11/15日曜日、この日は雨予報だったがお昼前頃から晴れるとのことなので、テスト走[山岳編]に行ってきました。
最近、あんまり山に行ってなかったので溜まった欲求不満が満たされるちょうどいい機会となりました(笑)
(やっぱり山は好きらしい。。。そう本能が語っている(笑))

そして、もうひとつ。
タイトルにもあるように、スプロケを12-25tから12-28tに変更しました。

カンのいい人ならわかるかもしれないが、
シマノの105、アルテグラスプロケットラインナップの中には12-28tという組み合わせは存在しない。
そう、最高級グレードであるデュラエースにしか12-28tは存在しないのである。

これは105。シマノディーラーマニュアルからダウンロードです。
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こっちはアルテグラ。両方とも12-28tだけありませんね。
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「と、いうことはデュラエースの高級スプロケットを購入したのか・・・!?コイツ、できる・・・!!」

と思われる方がいらっしゃるかもしれないが、んなわきゃありません(笑)
2万もかけられません。私の薄っぺらい財布では^-^;

「では、どうやって12-28t化をしたんだ??」

・・・ここからが本題(ようやく(笑))

12-28t化・・・。そんなもん簡単です。

自分で作ればよいのです!!!!!(爆)

<材料>
・12-25t
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・11-28t(パーツ交換後に購入しました(笑))
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以上、たったこれだけで作れます(笑)

それでは作り方。
それぞれの歯数構成は、以下のようになってます。

12-25t
[12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25]

11-28t
[11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28]

作り方はとっても簡単、トップ側から、 6枚のギヤを移しかえるだけ(笑)
12-25tは12tから17tまで、11-28tは11tから17tまでです。
あとは12-28t化されたスプロケットをフリーボディに取り付ければ終了です。

ここでいくつか疑問が出てくるかと思います。

Q:そんなことして、変速性能落ちないの?
A:一番肝心な17tと19tとの変速は、今のところほとんど問題なく、ほかのギヤの時のように綺麗に決まります。

Q:11-28tの11tを外して、16tを追加するだけではダメなの??
A:それをやると16tと17t(15tだったかな?どっちだったか、曖昧ですみません)との変速がうまくいかなくなるらしいです。試していないのでハッキリとはわかりませんが、どうやら歯の位置が16tと17t(15t?)とで、相性が悪いとのこと・・・。どこかのブロガーさんのブログで、試してみたという記事を見た記憶があります。探すと出てくるかも・・・。

Q:スプロケットをデカくしたら、チェーンの長さとかまずいんじゃない?
A:一番負荷が大きいアウターローにしても問題なく使えます。(使わないですが・・・)
また、パーツ交換のときに将来28t化することも考慮してチェーンの長さを決めたので、今のところバッチリです。

Q:なんでわざわざ12-28tに?11-28tで十分なのでは?
A:これに関しては、前々から12-28tに憧れていたというのがありました。というのも、11-28tだと、中間ギヤの16tが存在せず、
19t→17t→15t→14t・・・という流れで変速するため、幅が広くなってしまいます。
また、トップの11tはほとんど使用しないので(そんな足持ち合わせていませんので)トップギヤ削って中間ギヤを追加した方がいいだろうという考えの元今回の12-28t化に至りました。
ちなみに、12-25tから導入した理由は、クロスレシオなギヤで平地巡航の楽しさを体感してみたかったからです(笑)
(木曽川堤防をやってもう十分満足しました(笑))

とまあ、こんなところですかね・・・。

なにか質問等があれば、コメント欄にでも記載していただけると幸いです。



この12-28t化、ブログ検索すると結構やっている人がいるみたいです。
そりゃあ、2万も出して12-28tにするよりも1万ちょっとで12-28tにした方がいいですよね。
コストを気にする方はそもそも12-28t自体ほしいと思わないのかもしれませんが。

グレードはアルテグラで作成する人の方が多いようですが、私のように105でも問題なくできるみたいです。

みなさんもベストなスプロケットを求めてぜひやってみてはいかがでしょう。

<※上記の内容については、すべて自己責任でお願いしますね!!!!!>

・・・というわけで、12-28t化を土曜日のうちに済ませて、日曜日のテスト走を迎えたのでした。

朝の10時ごろ家を出た。

1時間ほどで瀬戸しなの、そして雨沢へ。

本日の予定は雨沢TTをして、あとは適当に山を登り倒して、累積標高をひたすら稼げたらいいなと思っている。(新しいクランクで山岳コースに少しでも慣れるためでもある。)

早速だが雨沢TT。
ストップウォッチをセットしてスタート!

最初の平坦。
いつものように30km/h近くでとばす。

高架下の坂。
25tで14km/hを維持して頑張る。
ちょっとハイペースすぎるような気がする・・・
ま、まあ気のせいだろうきっと(^_^;

自警団を通り越す。
・・・明らかにケイデンスがいつもと違う。
ハイペースすぎるせいではなく(多少はあるが )クランク長によるもののような気がしてきた。雨沢は一番登っているのでよくわかる。

森林に入り、縦線区間も25tで頑張る。

下りを超え、最終局面へ。
ケイデンスが低いけど、ペースとしてはかなり攻めたつもり。タイム更新を期待しつつ、三国山入口前でちょっとだけストップウォッチを確認!
すると、18:20!

19分切りを密かに狙っていたが、これでは少し厳しいだろう・・・。

ラストも追い込んで、なんとかゴール。

結果タイムは・・・・・・・・・19:23!!

自己ベストにはあと5秒届かなかったが、ニュークランクにしてタイム更新ができるだろうと信じていただけに、ちょっと悔しい。

敗因はケイデンスなのか・・・??
序盤突っ込みすぎたのか・・・??

原因はよくわからないが、未だに山が楽になったという効果を感じられていない・・・orz

うーむ、とりあえずここは瀬戸しなのに一旦戻って補給にしようそうしよう。

瀬戸しなので補給。
色々考えたが、山はやはり登るのが一番だという結論に至り、瀬戸しなの→戸越峠→三国山というひたすら坂コースを走ることに。
しかも最後の三国山は豊田側から登るスーパー激坂。(楽しみになってきたとか思ってないんだからね!!)

なぜ最後に激坂を入れたのかというと、クランク長を伸ばすと山が楽になるということは、激坂も比較的楽に上がれるようになるのでは?と考え、コースに入れました。


というわけで戸越峠。
心拍180前後でそれなりに追い込む。

あっさりクリアし、下って藤岡。
ガソリンスタンドのところまで下って、そこからはひたすら登ります。

ちょっと写真が今回少なすぎな気がしたので、停まって撮影。
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三国山目指してひたすら登るコースです。
最初の頃はよくきたなぁ~。


登る最中、ケイデンスをふと落としてみた瞬間、あることに気づく・・・!


「お・・・??こ、これは・・・・・・!!


山が楽になってる!!!!!!」


ケイデンスをいつもなら90~100のところ、80~90まで落とし、クランク長を伸ばした効果を感じられた瞬間でした。

前の170.0mmクランクでこのケイデンス帯で走ってると、かなりキツイのである。だからいつもはよく回して登っているのです。
ところが、172.5mmクランクで同じケイデンス帯で走ってみると、あら不思議。
ケイデンスが低いのにスイスイ登っていきます。

どうやらケイデンスが高いとクランク長の効果というのは感じにくいもののようです(※あくまで体感です!!なので個人差があります!!)

これがクランク長の効果とやらか・・・・・・!!
不器用な自分にもようやくわかったぞ・・・!!
(遅すぎ(笑))



クランク長の効果を感じ取り、その幸せな気分のまま三国山入口まで登ってきました(笑)
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さあここから楽しい楽しい激坂タイムが始まります♪

軽く13%とか出てきますね・・・さすがは三国山。

若干紅葉してて、綺麗な道です。
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登る最中、クランク長による効果にもう一度気づく・・・!

「!!」

ほんとに気持ち程度だが、以前より楽・・・のような気がする。
ケイデンスが低くなる激坂ではやはり有効なようだ。笠置山とか神坂峠へ挑んだら大活躍しそう。

また、激坂を登り終えて勾配が優しくなるといった場面に、立ち上がりの加速が良いというのも好印象な部分。


2.5mm長くなったクランク。慣れれば、もっと早くなれそうな気がします。なんとか希望がでてきましたよ(^_^;

というわけで、頂上に到着。
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頂上では綺麗に色づいてます。
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そして展望台!
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雨上がりのためか、伊勢湾までくっきりと見えました!!
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よーくみると、伊勢湾の向こう側にある山まで見通せる。ここまで見えるのは珍しいような。

御嶽山の方は雲がかかって見えませんでした^^;
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景色を堪能したら、来た道を戻る。

雨沢方面へ行かず、再び戸越である。

てなわけで、戸越峠2本目(笑)
といっても反対側だが。

ラストの追い込み。心拍196まで爆発させ、スパート。

戸越峠を終えたら瀬戸しなので休憩し、帰宅して今日は終了。


結局この日は雨沢1本、三国山1本、戸越2本でした。
終わったあと累積標高を見てみると・・・約1600m!
久しぶりにそこそこ登りました。


また、冒頭にあった12-28tの自作スプロケットの使い心地としては、予想通り、ちょうど良いギヤ構成で使いやすいです。

いやぁ、いろいろやってみてよかった。
クランクへの慣れも、時間次第だと思う。
今後に期待。

来週はどこいこうかなぁ。


<記録>
総走行距離・・・95.27
走行時間・・・4:29:00
平均速度・・・21.25
最高速度・・・64.05
平均ケイデンス・・・88
最大パワー・・・433(雨沢ラストです)
最大心拍・・・198
累積標高・・・1634(走行距離の割にはメッチャ登りました(笑))
獲得標高・・・691(三国山)
本日の最大勾配・・・三国山の13%




☆☆雨沢峠を愛するサイクリストのみなさまへ☆☆

最近、雨沢峠周辺を走るサイクリストのマナーが悪いと地域住民の方々から苦情や怒りの声が発せられております。
新聞にもこの問題は取り上げられており、中には下りでTTを行うといった危険行為をする人もいるという話を最近耳にします。
まれに接触事故が起きているという話も聞き、このままでは下手をすると自転車通行禁止にもなりかねません・・・
(勝手な考えなのでないとは思いますが(><))
また、これは雨沢峠に限ったことではなく、自転車乗り全体に関する問題でもあります。

自分なんかがこんな大きな口たたけないですが、
サイクリスト1人1人のマナー向上が世間の評価を良くする一番の近道だと思いますので、
自分を含めた雨沢周辺を走られるサイクリストの方々、どうか交通ルール・マナーに気をつけて
走行し、山と峠を楽しみましょう。(_ _)


※11/20追記:12-28tに関するQ&Aに1つ項目を追加しました。