山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

新パーツを使いこなそう![平地編]

前回はクランク、スプロケット、リアディレイラ、チェーンを交換しました。

・・・ということで、今回(11/07土曜日)はそのテスト走行してきました!

タイトルにもあるように、今回は平地編ということで、おなじみの木曽川堤防+二ノ瀬というコースを走ります。(二ノ瀬は唯一の登りということでコースにいれました)

平地編ということは次回は山岳編があるかも・・・??

走ったのはこんな感じのコースです。
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家からまず犬山城まで北上、そこからはひたすら堤防。東海大橋まできたら二ノ瀬へTTしにいって、終わったらまた堤防。
長島をぐるっと回って、背割堤、そしてまたまた木曽川堤防で来た道を帰るというコースとなっています。
(以前、これに二ノ瀬+1をしたコースを走ろうとしましたがそのときはカロリー切れで達成出来ずじまいでした^^;)


さて、クランク長を長くしたことにより、走りにどんな変化が現れるのか!?
パーツ交換のインプレッション的なことをダラダラと書いていこうと思います。

5:30に家をスタート。

早速、漕ぎ出しで170.0mmから172.5mmへ
長くしたことによる効果が・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・現れない^_^;

いつもとほとんど違いがありません(汗)

ただ、ほんの少しだけクランクが長くなっているなぁというのは感覚でわかりました。
それによるトルクがかかるぜぇー!とか、回転がしにくくなったぜぇー!というものは今のところ全くありません。
いつものように90~100rpmを維持しております。クルクル。

犬山を抜け、木曽川堤防に到着。
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ここから楽しい楽しい平坦ライフが始まりますよ♪

木曽川堤防が始まり、本格的テスト走行開始!

12-25tの効果は果たして如何なものか…!?

まずはじめに、コイツの歯数構成はこんな感じになってます。
[12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25]
19tから12tまでは全て1t刻み。めっちゃクロスレシオなスプロケです。

今まで使っていた11-32tはというと、
[11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32]
という、全く方向性が逆のワイドなギヤです(笑)

12-25tの使用感としては、速度アップのときなどには1t刻みとなっているのでたくさんシフトアップしないといけません^^;

そして、足への負担が少なくなるという想像をしていたのですが、使ってみてたしかにそのとおりだと思います。そのとおりだと思うのですが・・・・・・負担が軽すぎて、変速したのかしてないのかわからないレベル。(笑)
まぁ、しっかりシフトレバー倒しているので変速したかどうかはちゃんとわかりますけどね(笑)

クランク長の効果に関しては、未だに発揮されない模様・・・。
「今のところ」は前と変わりません。

木曽川堤防の様子。
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今日は雲が多いです。

そして、ミニストップ東海大橋店に到着し、二ノ瀬前の補給。

オニギリ4つを食べていざ二ノ瀬へ。

スタート地点です。
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これからTTです。

さて、どれほどタイムが縮められるか・・・!?
ストップウォッチをセットし、TTスタート!!

はじめの平坦区間はいい感じだが・・・さっそく勾配があがり始める。

最初に出てくる9%の坂。
いつものようにクルクルといくぜ!と頭の中では思うが足が思うように回らない・・・
もちろん既にインナーローの34t*25t。

想定では、スプロケットの最大ローが25tまで小さくなった代わりにクランク長が伸びているので、25tでも十分回せるだろうと考えていた。

しかし、現実はそう甘くはなかった・・・・・・・。

ギヤが重い。これ以上軽くできないのか。
ケイデンスを維持しようとしても重くて回らない、せめて速度だけでも維持するため、ケイデンス70~80をキープ。

ヒルクライムではよくこのあたりの回転数が基本という話を聞くが、自分は回転型である(と勝手に思ってる)ため、ここまでケイデンスを落としてゴリゴリ踏むのが正直なところ苦手である・・・。

いつもならば、90rpm付近をうろうろして登るのが基本。
せめて、28tさえあれば・・・!!と思いながらも、頑張って低いケイデンスで回していきます。

9%でこのレベルということは、山をこよなく愛する自分としては、12-25tのスプロケットを愛用するのはやはりムリがあるようだ・・・と、二ノ瀬にきてすぐに感じたのでした(;・∀・)

二ノ瀬の中間あたりまできたが、クランク長が長くなったことによる効果は未だによくわからない。山が楽になるというが、ギヤが重くなったせいもあるが以前と大して変わっていない・・・。

最初の9%で回せないことがすぐにわかり、その瞬間からタイム更新は無理だろうなと思い、半分諦めモードと半分全力モードでここまで登ってきました。

こんなに重いギヤで山を登ったことが今までにあっただろうか・・・。
TTが半分「山で重いギヤを踏むトレーニング」になってきております(笑)

最終カーブを終え、最後に出てくる平坦!
心拍を195付近まで爆発させ、スパートをかけます。

二ノ瀬はラストが平坦なので楽しいですよね。
雨沢のように坂ではないので力を出し切りやすいです。ゴールしたあとも惰性である程度進めるし。

というわけでゴール。
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タイムは!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!

23:27!!自己記録更新です!
ただ、更新ではあるのですが・・・

前回記録は23:35。
実はこれ、今のバイクがSPDペダルの時に出した記録なのです。

つまり何が言いたいかというと、
SPD-SL化したことにより雨沢はタイムが50秒短縮できたのだから、二ノ瀬でもそれくらい短縮できてもいいだろうというハナシです。

仮にSPD-SL化によって二ノ瀬も50秒ほど短縮できたとしても、今回の結果から、重いギヤだとタイムが落ちてしまうような・・・、そんな気がします。

やはり人によって走りやすい道具を使うのが大切なのですね。

・・・肝心のクランク長の効果は未だに感じることができず。

さて、この先もまだまだ長いので休んだらせっせと下ります。

下る途中、猿の群れが(°д°)
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スタート地点付近まで下り、ギヤを速度に合わせて重くして回そうとした瞬間・・・!!

「おお・・・・・・!??」

下りでトップスピードに乗った状態で、さらに重いギヤを踏んで加速しようとすると、さらに加速していきます。
これは、今までになかった感覚。

と、いうことは・・・・・!?

これはもしや、クランク長が長くなった効果!!

どうやら噂通り、回転ではなくトルクをかける走りをするとグングン進むようです。

どうりで、回転で二ノ瀬も登った自分にとって、その効果がわかりづらかったわけです。

ん・・・?そうすると、長いクランクは自分には向いていない・・・??
(長いクランクといっても、身長からすると172.5mmがちょうどになるんですけどね^^;)

とりあえず、木曽川堤防まで戻って再び平地トレモードです。


以前マイミクさんとのライドで学んだ新たなシャッター方法(笑)
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臨場感ありますね。

さて、木曽三川公園も通り過ぎて、長島まであとは直線を走るだけ。

ここからは少し強度をあげて走行。

この日のライドは新パーツに慣れるのと、もうひとつの目的があったのです。
そのもうひとつの目的とは・・・

平地高速巡航のスキルアップをすること!!

実は今までなんとなくだが、平地力に欠けている感がありました。

理想はプロ選手がタイムトライアルをやるときのような、そんなフォームが習得できたらいいなと思ってます(笑)


ということで、下ハンでいつも通りいい感じに追い込んでいると・・・・・・・・・

おお・・・・・・・・・!!??(またしても突然(笑))

[※ここからは素人のアテにならない文面が飛び交います。鵜呑みにしないでね!!]

歯車が噛み合ったような感触。
またまた新たなワザを習得してしまいました・・・!!

今回習得したワザはどんなのかというと・・・

こちらの動画をみていただきたい。
これは某世界選手権タイムトライアルの動画。(一部では有名な動画ですけどね。)
(映っているのはスイスの某スター選手です♪)

プロ選手がTTをする時、見ての通り、お尻が左右に若干プリップリッと動いているのがわかるかと思う。
まさに、このプリップリッとお尻を動かすワザを習得しました!!!(笑)

この動き、なんとも理にかなっていると思います。
プリップリッと体全体でペダリングをすることで、ロスがほとんどなく進んでいける感じがあります。どういう理屈なのかよくわかってないのでなんとも説明がしにくいのですが・・・。

例えると、座りながらダンシングするような感じ(笑)
座りながら、若干バイクを振るのです。
そうすることであら不思議、力が無駄なく加え続けられている感があるのです。(自分の錯覚でなければいいが・・・)


平地力を追求する中、ひとつの課題に今までぶち当たってました。
それは何かというと、空気抵抗の少ないエアロポジションでどうやれば全力のペダリングができるようになるのか、また、その全力ペダリングをどうすれば長時間維持できるのかということ。

エアロポジションというのは空気抵抗を減らすためとても窮屈な姿勢になります。
窮屈な姿勢では、全力でペダリングすることができず、今までは力んでただ回すだけになっていました。
つい最近習得した、ブラケットを握った状態で行う強力ペダリングを下ハンやエアロポジションのときに流用できないか試行錯誤する中、とうとうこのプリップリッとする動きにたどり着き、このワザのおかげでガンガンバイクを振ってガンガンペダルを回せるようになった・・・というわけです。

(あくまでも素人が語る意見なので、1000%信じ込まないでくださいね^^;)


・・・・・・てなわけで、どんどんスピードアップし、堤防を高速巡航。
車が少ないのでわりかし安心して爆走できる。路面環境もそこそこ良い。
最後はスプリントして、先端まで到着。
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スプリントで力を出し切る。
なぜだかわからないけど、全力を出し切った後は気持ちがいいですね。清々しい気分(笑)
その代わり、あとが辛いですけどね^^;

さあて、また木曽三川公園目指して走るかー・・・・・・
ということで漕ぎ出す。

・・・二ノ瀬と先ほどのスプリント、さらにクランク長が長くなったことによる疲れのせいか、足がだいぶ終わってしまいました(笑)

30km/hを維持しようとしても、筋肉がピンチの状態なのですぐに速度が落ちてしまう・・・。
※カロリー切れではありません。

ようやく木曽三川公園までたどり着き、道の駅立田の近くにあるカツ丼屋でエネルギー補給!
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腹いっぱいになって、あとは帰るだけ・・・。

だいぶ足がやばいので、常時26km/hくらいでダラダラと堤防を走ります。

帰りは自転車天国、背割堤。
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そして犬山城までたどり着き・・・
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無事帰宅しましたとさ。
めでたしめでたし。


クランク長、まだなんともいえないですね・・・。
スプロケットを変えているので、単純比較ができません(笑)

前の11-32tでクランクだけを変えていたら比較できたかもしれません。

それを今回12-25tにしているので、はっきりとしたことがわからず^^;

でも、トルク型の人にとってはクランク長を長くするのは非常に有効であるということはなんとなくわかりました。
トップスピードに乗ってからさらに重いギヤを踏むことで加速する感覚、あれは紛れもなくトルクをかけることで進んでいる証拠だと思います。

次回はたぶん山岳編。

そして、同時に次回走る時には28tが
導入されているかと思います(笑)

「え?せっかく12-25tつけたのにもう11-28tに変えちゃうの??」

と、思う方がほとんどだと思われる。
ふふふ・・・・・・それがそうではないんだな、これが・・・!!(笑)

まあ、それは次回のお楽しみです♪m(._.)m


《今回の記録》
総走行距離・・・207.32
走行時間・・・8:18:54
平均速度・・・24.93
最高速度・・・53.96
平均ケイデンス・・・94
最大パワー・・・452(長島の先端付近で本気のスプリントをしたときです!・・・みなさんからしたら、まだまだ低出力かと思います^^;)
最高心拍・・・196
累積標高・・・1066(最近あんまり山登ってないような・・・)
獲得標高・・・399(今回のコースで一番高い場所といったら・・・二ノ瀬しかないですね(笑))
最大勾配・・・9%(これもまた二ノ瀬。)

このコース、なかなかいいですね。
信号が少ないし、LSDに向いてる。
殆どが平地なので、集団走行にもバッチリ対応してますねー!
誰かと木曽川堤防走りたいものです。(自分は基本いつもソロなので^^;)