どうも、ikarugaです。
今回8/22土曜日は、神坂峠(みさかとうげ)へ行ってきました。
神坂峠は、岐阜と長野にまたがる峠。
その名の通り、神の名を持つ坂であり、峠である。
坂バカならば一度は行っておきたいところである。
今回は一人での走行。
さすがに同行者はおりませんでした(笑)
ルートはR363をひたすら中津川に向かって走るだけ。
単純明快ですね。
水木金と残業めっちゃやってだいぶ疲れが溜まっていたが、とりあえず気力で朝5:00に起きる。
あんまり体調が万全とは呼べないが・・・
どうしてもこの日にいかねばならない理由があった。
それはなにかというと、土曜日が前日までの悪天候から一転し、晴れるからである!!
そう、雨の日のあとの晴れた翌日というのは、空気が澄んでいることが多く、絶景が見れやすいのだ!!
神坂峠はアルプスが一望できる絶景があると聞いている。
絶景と激坂が大好きな自分にとって、この日に無理にでも行くしかなかったのだッ!(笑)
ということで、6:20くらいに出発~。
けっこう疲れ溜まってるけど、気にしない!
瀬戸しなのを通り過ぎようとしたところで、瀬戸しなのから9人ほどの集団が現れる!
幸いにも、左折していってくれたので雨沢で被ることはないだろう・・・と、勝手な判断を下したのが間違いだった。
雨沢を足使わないように、ゆっくりゆっくり登っていると、後方からなにやら話し声が・・・
!
先ほどの大集団だ!
自分はゆっくりなので全員に抜かれる。
集団の先頭の人は、それなりのペースで走っているらしく、そのペースについていけず高速道路の下あたりで脱落するサイクリストたちが続出・・・。
脱落したサイクリストを1人、また1人と追い抜いていくikaruga。
気がついたら先頭を追うような走り方に変わっていた・・・(笑)
と、自警団付近でなにやら後ろに張り付かれ、その後抜かされる。
よくみると、よく一緒に走っている某マイミクさんと同じジャージの人である・・・!(動揺)
結局その人も最後まで追うが、捕まえられなかった・・・。
ということでゴールです
雨沢は今日走る全体の10%にも満たないのに、
この時点で100%中30%くらいの足を消費(^_^;)
大丈夫かよ・・・とか思いながら、先ほどのサイクリストの方と雑談を交わし、先に進む。
東濃に入りました♪
ここで朝食べたカロリーがなくなったので補給です(いつものこと)
シンプルすぎる!?白米と水のみ!
と、塩むすび。
米だけで約500kcalチャージ。
これだけあれば、かなりの時間走れます!
さあ、再出発。
曇りだからか、気温が上がらない。
涼しくていいですね。
予報では昼から晴れます。予報が正しければ。
ちょうど、昼に神坂峠の頂上につく予定なので昼になったと同時に晴れて絶景が見れるはずなのです。
(・・・まさかこの計画が一気に崩壊することになろうとは、この時まだ思いもしなかった・・・)
日本大正村に到着。
何にもやってません。寂しい。
日本大正村で水をたっぷりと補給し、R363をひたすら走る。
途中でローディさんに追いつかれ、しばらく一緒に走行。
話を伺うと、矢作ダムへ向かうとのこと。
R363の矢作ダム分岐交差点で別れ、再び一人旅。
恵那山の方は雲がかかりまくってるけど、大丈夫かな・・・?(フラグ)
そして、第二補給ポイントの郷の薪窯kitto!さんに到着~(^-^)/
が、しかし・・・
なにやら様子が変だぞ・・・?
ん?
やってませんでした\(^o^)/
そ、そんな・・・
まあ、そういうこともあるかと思って、補給ポイントは別で考えてあるから大丈夫だが・・・(無駄に計画的です)
気温は涼しげ。
中津川市に突入~♪
そしていよいよ、根ノ上高原へ向かう地獄の坂が始まりますよ\(^^)/
道幅が広く車が少ないのでいい坂ですね。(笑)
まだまだ続きます・・・(^_^;)
途中、一人で謎の追い込み(?)が始まり、ペースアップ。
まだ今日走る半分にも至ってないのに、足を100%中50%くらい使ってしまった(笑)
そしてゴール。
グランフォンド東濃ではここを左折し、バンガローなどがあるキャンプ場方面に行きますが、今回は真っ直ぐ下ります。
下ってると恐怖の看板発見。
「下る=このあと上る」ですから、ヤバいですね。かなり。
しかもめっちゃ長い。
ずっと下ると、さらに下りが続く川沿いの道に出る。
めっちゃきれいな場所、中津川。
この川の名も、中津川。
下ってると、中津川市街地まで出ます。
そこで、R19と合流。
神坂峠まで、少しだけ19号を走ります。
(まっすぐ行くと塩尻らしいです)
そして、神坂峠前最後のコンビニに到着。食料買って補給します。
この先に神坂峠が待ち構えています。
・・・天気の方が、未だに曇り・・・。
というか、さっきからポツポツ降ってくるレベル(笑)
晴れるはずなんだがなあ・・・。
遠くの方の空には、少し青空が見えるのだが。
とりあえず出発!
デカイ橋をくぐります。
馬籠が実は近くにあります。が、今回は寄りません(><)
看板があるように、恵那山の登山口も確か神坂峠の付近にあったような。。。
メッチャ雲かかってますやん・・・(笑)
もしかして雲かかって絶景見れない・・・かも・・・?
いやいや、そんなことはないはず!!
・・・そうか!
雲がかかってるということは峠の頂上に行けば、雲の上に出てさらにすごい景色が見れるかも!?(都合よすぎる?(笑))
そうと決まれば、雲がかかっているうちに急いで登らねば!!
(後にこれが幻想だったことには、まだこの時気づいていなかった・・・)
お!この看板は・・・神坂峠スタート地点だ!
ここから、距離13km、標高差約1000m、平均勾配8.3%の坂が1500mを超える山の上まで続きます!
ここまで来るのに、85kmほどを走ってきて、雨沢、根ノ上高原で足をだいぶ使ってしまっている。
かなり不利な条件下にある状態で、さらに過酷な山へと挑戦しようというのである。(さらにいうと来た道を戻るわけなので、神坂峠を登りきっても復路が約100kmあり、その中に根ノ上高原逆登りという地獄も控えている(笑))
ここまで来るともう坂バカ以外のなんでもないような気がしてきた。
序盤の2~3km地点?には、自販機もありけっこう休められる。(坂はそれなりのレベルですが(笑))
途中、神坂峠の看板が!
序盤はこんな感じの坂が続きます。
トイレまで設置されてます。とっても安心。
しかし、これ以降はトイレも自販機もなく、あるのはただひたすらに続く坂のみです。
ある程度登ると、まるで魔王の城へと続く道のような、スゴイ(?)ところにでました(笑)
かなり頂上の方、雲がかかっていたけど、大丈夫・・・だよね・・・?うん、きっと大丈夫なはず!(この先のことは容易に想像できますよね・・・?(笑))
このへんで、一人のサイクリストとすれ違う。
よくみると、ウィンドブレーカーを着ていた・・・。
頂上はかなり寒いんだろうなぁ・・・(ウィンドブレーカー忘れた身としては死を覚悟しました(笑))
【-ikaruga、ピンチの始まり-】
登り始める前から既に感じていたことがあったのだが・・・
それはなにかというと・・・
もう足が回らない!!!\(^o^)/
インナーロー(34t × 32t)という超軽いギヤでも、勾配がちょっときつくなっただけでもう回せなくなる。速度的にいうと7~8km/hといったレベル。
登るにつれて、さらに勾配がキツくなっていき、それに伴い当然足がどんどん疲労して回らなくなるというダブルパンチのせいで、速度は5~6km/hにまで落ちる。
もう本当にヘロヘロって感じでした。
この足の回らなさというのは、いつものカロリー切れといった類のものではなかった。力は出るし、登る前にオニギリをたくさん食べていたのでカロリー切れではないと自信をもっていえる。
では、なぜこれほどまでに回せなくなったのかというと・・・・・・・
乳酸がMAX状態になりました!!\(^o^)/
要は足が売り切れたのですヽ(;▽;)ノ
乳酸はご存知のとおり、高負荷の運動をすると筋肉に一気に生成され、足に溜まって筋肉の動きを妨げる物質。(もうひとつ、乳酸はエネルギーにも代わるといわれているため、運動をやる上では重要な物質らしいですね!)
なんでこうなったかというと、雨沢と根ノ上高原で激しく回したせいで、乳酸がズドンときちゃったというわけです。(結局は自分が悪いという・・・(笑))
ここまで乳酸が溜まったあとに、これほどキツイ坂を登るのは初めてでしたが、まさかこんなに回せなくなるとは・・・
力は出せますが、出そうとしても筋肉がすぐにいうこときかなくなってしまうというこの非常にマズイ状態。しかも、登りの最中なのでこれまたかなりピンチなのです。
状況をわかりやすく例えると、腕立て伏せとかの反復運動をするトレーニングで、数をこなしていると次第に腕などの筋肉が動かなくなり、これ以上上がらなくなるというあの状態と同じこと。これはまさに乳酸が溜まりまくった状態。
その状態が、今まさにキツイ登りで足にキているのです。
これ以上回らなくなった足に回せといっても、もう限界を迎えているわけなのです・・・。(休むダンシングとかで使う筋肉も、既に乳酸で動かなくなってますので休むダンシングも無意味です(笑))
こうして力なく坂を登るのは、自分にとってはとても悔しくて、ツライです(><)
神坂峠というボスに負けたわけなのですから・・・!(笑)
とりあえず途中で見つけた神坂峠の名所・強清水というところで休憩。
看板に書いてあるとおり、とても冷たい!
(でも、飲めないのね・・・(^_^;))
そして、絶景を見るために、地獄を脱出するために、坂を再び登り始める。
上の方、雲が近いような・・・
もう、ここまで完全に心を折られたのは初めてです・・・。
距離は長いし、坂もキツイし、天気はすっごい曇ってていつまでたっても雲の上に出ないし、若干寒いし、雨沢20分いつまでたってもきれないし、ツールド西美濃エントリー出来なかったし・・・(最後の方はあまり関係ないかもしれないが(笑))とにかく延々と続く坂にikarugaは完全に心を折られていました。
そして、ついに絶景ポイントに到着!!
・・・のはずだが・・・・・・・・・
(頑張って絶景が映るようにして撮影した結果がコレ(笑))
曇ってて遠くしか見えません!!(;_;)
(ちなみに現在標高1300m付近にいます(笑))
曇りまくりー!!
おかしい・・・予定では晴れて、すごい絶景が見れるはずだったのに・・・
しかも、雲の上に出て絶景みるはずだったのに・・・
今登ってきた道がこれ。
曇りまくりー!!
先に進んでも・・・
曇りまくりー!!(笑)
雲というか、もはや霧のレベル。
そしてついに・・・
神坂峠頂上につきましたー!!
スタートしてからざっと1時間40分ほどかかりました。今までで最も長かったヒルクライムです。
【-これが現実(リアル)。世の中そんな甘くない-】
雲の上に出れる、と(勝手に)期待していたが、そんなことはなかった。
標高1500mに達するその峠の頂上には、360°真っ白な大パノラマがただただ広がっていた。
(どうやらこの方向には岐阜の山々がメッチャキレイに見えるようです!読者のみなさまは、ご想像でお楽しみください(笑)(笑))
そして、みなさんお待ちかね、本日の大本命・長野県側神坂峠で見ることができるというアルプスの絶景がこちら!!!
・・・と、いいたいところですが、これ以上真っ白な写真を見せても飽きるだけなので、載せるのは控えておきます(^_^;)
(本当のことをいうと撮り忘れた(笑))
(さらに本当のことをいうと、さっきの写真のように長野県側も真っ白だったのでもう撮らなくてもいいかな、と(勝手に)判断しただけです(笑))
ブログでは(おもしろおかしく)頑張って楽しく書いていますが、神坂峠登りきったこの時、期待していた絶景が全て白く包まれていたことに唖然として、クリートを外してその場に立ち尽くしていました(笑)
せっかくメッチャ頑張って登ってきたのに、心が折れてでも登ってきたのに、時間もかけて登ってきたのにご褒美の絶景はおろか、雲の上にすら出ないとは・・・。
ヒルクライムといえば、ゴール後の絶景で、登ってきた疲れを忘れさせてくれたり、感動をもらったりすることができるもののはずだが、今回はそれがない。
「ただキツイ坂を登っただけ。」
寂しい言葉だが、これほどこの言葉が相応しい場面はほかにないだろう。
登りごたえのある峠を登りきったにもかかわらず、あまり達成感が得られない。
悔しみとも寂しさともなんともとれない微妙な感情を抱きながら、ikarugaは神坂峠を下ることを決めた。
途中、さっき撮影したポイントでもう一度止まる。
さっきよりひどくなってます!!\(^o^)/
(ホントはこの写真に、今まで登ってきた道が連なる山のように見える絶景が広がっています!気になる方は神坂峠を登られたブロガーさん達の記事を読んでみてください!少なくとも自分の載せた写真よりかは雲がないはずです(笑))
ザ・ナニモミエナイィィ!!(笑)\(^^)/
もう、この日に来たこと自体が大ハズレだったようですね。
また別の日にリベンジ決定ですよこれは。
下りなのであっという間に下る。
しかし、道が狭いし車がたまに突撃してくる。
頂上付近は霧も相まってブラインドカーブが超危険。
この日ほど夜間及びトンネル走行時以外でライトが活躍した日はありません。
標高800m?あたりまで下ったところで撮った写真。
圧倒的に神坂峠頂上よりこっちの方が10000倍キレイだ・・・(笑)
下り終えたら、また来た道を戻ります。
19号沿いのコンビニで補給をして、これから始まる根ノ上高原逆登りに備える。
先ほど、神坂峠で苦戦を強いられた際に乳酸の話をしたが、実はこの乳酸、ある食べ物によって筋肉中から取り除くことが可能(笑)
その食べ物とは・・・
グミとかミカン!!(*´∀`*)
なんでかはよく分からないが、今まで何度もグミによって助けられてきた。
これを食べると、時間はかかるのだが乳酸が取り除かれて足がよく動くようになる。
ミカンは最近食べだしたが、共通していえることとしては、なんとなくだが、酸っぱい成分を摂ることで乳酸を除去?できると思われる。(あくまでも個人的な意見であり、確実に正しいとは言いきれないので要注意!しかし、確かに乳酸除去されはしますが個人差とかがあるかもしれませんね。)
ということで、コンビニでいつも食べてる果汁グミ2袋とみかんゼリー1カップ、さらにオニギリ2個をガッツリ食べる。
カロリー補給用のオニギリと、乳酸対策のグミとみかんゼリーである。
そして再出発!
しかし、神坂峠でさらに増大した乳酸は、足の動きをさらに悪くする。
根ノ上高原逆登りは、どんどん勾配がきつくなってきて・・・
必死に上体で踏み込むようにペダルを回しても4km/hくらいしかでない。
超ピンチですヽ(;▽;)ノ
とうとうikaruga、無念の足つき・・・。
速やかに乳酸を取り除かねば・・・
割とマジで家までたどり着けないかも(笑)
時間も既に16:00を回っている。
まだ中津川にいる。
これはホントに焦る。今までにこれほどライドで遅れたことはなかったからだ。
とりあえずストレッチ。
ハムとか伸ばせるところは全力で伸ばす。
あ、ちなみに足がつるとか今日一度も起きてません。
さっき食べたグミとかの乳酸除去効果というのは、カロリーを摂取してエネルギーに変わるまでの時間よりも何故か無駄に時間がかかる。
効果が出てくるまでの辛抱だ・・・!
そして再出発。
ストレッチの効果でさっきよりかは足が回るが、それでも6~7km/hほど。
もちろんインナーローです(^_^;)
なんとか、根ノ上高原逆登りをクリア。もう最後は気力だけでのクライムでした。
乳酸がやばいけど、登りじゃなければ話は別。
さあこっからは、かの有名な根ノ上高原を下りますよー!!
時間もかなりおしてるのでもう本気でダウンヒルします。
常時エアロポジションで70km/hを超える速度で爆走。
夕方だし、道幅は広いし、長い下りなので比較的安心して走れるのがいいポイントですね。路面はときどきガタガタしますが、気をつけていればそこまで気にならないレベル。
気がついたら、グミとミカンの乳酸除去効果が出てきて、足が登りでも回るようになってきた!
きたああァァァ!!!
ちょっと一服♪
kitto!さんを超えたあたりです。
この時点で16:30ごろ。
日没はまぬがれなさそうです(^_^;)
再びスタート。
とにかくひたすら走り続ける。
とにかく急ぐ。
そして、日本大正村へ。
時刻は18:00。
ここで持っていた補給食(全てオニギリだが(笑))をすべて食べて、家までノンストップでいくことに!
急げーー!!!(土曜日で明日何もないから特に意味はないが(笑))
19:00、雨沢峠着。
もう日が沈んで暗闇に閉ざされてました。
闇夜の雨沢峠ダウンヒルは初めて。
ライトを消すと真っ暗でホントに見えないもんですね~。
いつも下ってるのでコースは覚えてます。
真っ暗になっても曲がれる筈です(笑)ライトつけてますけどね(笑)
(記憶が間違ってたら終わりですけどね(笑))
そして、とうとう、20:30に帰宅しました~(^-^)/
自分にオメデトウ(^▽^)ゴザイマース
よかったよかった、無事帰れて。
とりあえず、また近いうちにリベンジします。景色も見れてないので(笑)
しかも、また同じコースを今度は日が沈む前に帰宅するというルールで。
それでは、また!!
■■■今日の記録■■■
DST・・・210.89km
RTM・・・10:57:02(過去最長(笑))
AVG・・・19.2
MAX・・・73.9(根ノ上高原帰りの下りにて)
CAL・・・7183.78