山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

第一回名古屋地区陸上競技大会・ハンマー投げ

どうもikarugaです。
タイトルを見て、びっくりしたかもしれません。
それもそのはず、自分はこのブログで自転車以外で、陸上競技ハンマー投げをやっているということは一言も言ってないのだから!!

・・・ということで、今日4/4(土)は、愛知県名古屋市瑞穂陸上競技場陸上競技の大会がありました。
そして、自分はハンマー投げに出場しました。

ハンマー投げといえば、室伏広治選手を思い浮かべる方が多いかと思います。

しかし、ハンマー投げ自体のルールなどに関してはあまり知られていないと思います。

というわけで、今回はハンマー投げについて軽く説明をして、今日の試合結果の報告を行いたいと思います。

まず、ハンマー投げは、直径約2.1メートルのサークルから、7.26キログラムのハンマーを投げてその飛距離を競う競技になります。(高校の重さは6キログラム。女子の場合4キログラム。)
ハンマーといえばターン、つまり回転です。回転をし、遠心力を生み出してハンマーを加速させ、遠くに投げます。
回転する回数については、(よく聞かれる質問その1)特に決められていません。無回転でも、1,2,3,4,5回転でも、何回転でもようは投げれればOKなのです。
しかし現在の実情としては、4回転もしくは3回転で投げる選手が多いです。
室伏広治選手は、4回転で投げます。
単純に、回転数が多ければ多いほど加速できるんだから4,5回転(もしくはそれ以上)のほうがいいんじゃないの??と思うかもしれませんが、実際にはそんな簡単な話ではないのです。
回転するごとに少しずつ投擲方向(とうてきほうこう。投げる方向のことです)へ進んでいきます。
最終的には、サークルのギリギリのところでフィニッシュ、つまり振り切ります。(投げ終わるコトです)
なので、何回転も回っていたら、サークルからはみ出してしまい、ファールとなってしまうのです。
そこで、4回転で投げるのが最もピッタリとなるということから、4回転で投げる選手が多いのです。
今は5回転で投げる人はあまり見ませんが、少し前には5回転で日本選手権に出場していた選手もいました。5回転でも器用に回れば狭いサークルからはみ出ずに投げることもできます。
以上の理由から、じゃあ世界記録は4回転なんだろ!?と思うかもしれませんが、(思わないかもしれませんが(笑))
実は3回転での記録なのです。
今からもう20年以上昔で、今も破られていないユーリ・セディフ選手の記録ですが、3回転で世界記録を出しているため、必ずしも4回転が良いとも言えないのです。
ここがまた、ハンマーの奥深いところなのです(^O^)

ここからはよくある質問について回答致します(笑)

Q.くるくる回ってて目が回らないの?
A.回りません。多くても4回転しか回りませんし、練習することで慣れます。みんな人間なので、ずっと10回転くらいしてると、もちろん目が回ります(笑)

Q.よく狙ったところに投げれるね。難しくない?
A.練習をすることで、ある程度狙ったところ(方向)へ投げれるようになります。見ているとどこ飛んでくかわからない、どこに投げるのかわからなさそうという印象が一般の方からはあるかと思いますが、選手たちは投げる方向をしっかりと見て、狙ったところへ投げています。(もちろん、始めたばかりの人では少し難しいかもしれません?)

Q.声を出すと記録伸びるの?
A.はい!記録はのびます!
これには、いくつかの理由があるのですが、その一つとして投げる瞬間声を張り上げることで全身の筋肉が興奮し、能力が一時的に向上するようです。どこかで聞いたのですが、科学的にも証明されてるらしいです・・・。自分も上手く決まったときは雄叫びをあげてます(笑)

ここでひとつ、ハンマー投げのルールをお伝えします。
基本的に投げる回数というのは、
練習で2回投げ、それが終わると本番が始まります。
本番は、3回投げることができます。投げた記録は、3回の中で最も良い記録を選手の記録とします。(3回投げた記録の合計ではありませんよ。)
一般的な大会では、この3投で最も良い記録を選手の記録とし、その記録で順位をつけ、上位8名が決勝として残り、再び8名で3投を投げるという流れです。(ベストエイトと呼びます。)
決勝からの3投も、その中で最も良い記録を選手の記録とされます。決勝3投の記録がどれも予選の3投で投げた記録より低かった場合でも、予選の良い記録が選手の記録として維持されるので安心です。
そして、合計6投が終わると試合終了で、順位がつけられます。
小さな記録会といった大会では、この決勝がない場合があります。
今回の大会はそれに該当するため、3投のみです。
以上がハンマー投げの試合の流れですが、ハンマー以外の投擲種目、やり投円盤投砲丸投でも同じ試合の流れになります。投擲種目の基本ですね。

・・・前置きが長くなってしまいました。
そろそろブログらしいことを書いてきます(笑)

家から一時間ほどで瑞穂陸上競技場に到着。
もちろん、愛車でいきました!
実は瑞穂陸上競技場付近の川は桜の名所で、花見客がたくさん訪れていました。
自分もその中に混ざってちょっくら写真をパシャリと・・・。

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看板に「美しい桜咲く山崎川に違法駐車は似合いません」と書かれています。
(停車だから・・・いいよね??)

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定番の自転車写真



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さて、花見はここまでにして、会場にいきます。



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まだ競技は始まってません。
アップをする選手たちで溢れています。

朝早くについたはいいけど、ハンマー開始時刻が実は14:00から・・・。

意外と暇な時間が多かった・・・。

暇な時間は、自転車遊び(スタンディングの練習とか(笑))したりして
時間潰してました(笑)

大会プログラムに、自分の名前が乗っています(個人情報の保護?のため修正してます(^_^;))
一応、1番目が自分で、ikarugaって書いて修正したのですが読めませんね(^^;

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自分含めて2人しかいない・・・ように見えますが、確かに一般枠での参加は2人のみです。
しかし、このページとは別で高校ハンマーで出場する高校生たちが21人ほど載っています。
中には、自分の卒業校の後輩も。

そういえば言ってませんでしたが、自分がハンマー投げをやっている理由は、まずきっかけが高校からハンマー投げを始めて、投げる楽しさを知り、卒業しても続けたいと思ったからです。なので、社会人になってもハンマー投げはやめてません。目標もあります。一応45mを投げること。45mというのは、愛知県選手権への出場権を得るための通過点であり、この記録を出せないと出場できません・・・。
自分はまだまだ投げれそうもないですが・・・いつかは投げて愛知県選手権に出たいと思っています。(ほんとに出る気があるのなら自転車ばっか乗らずにハンマー練習しろよ!っていう(笑))

ちなみに愛知県選手権の予選大会が6月にあります。自分は6月の大会に向けて日々ハンマーを投げているということになります。

そして時は流れ、13:30。
ようやく、練習(試技)が始まる。
練習2投はほんとに練習。記録は残らない。
とりあえず、一回目投げる。
久しぶりのせいか、緊張して体が硬い。
ハンマーもいつもよりかなり重く感じる・・・。
タイミングもバラバラで、相変わらず下手くそな投擲だった・・・。
落下点は24m地点くらい。

練習2回目。
さっきよりかは、マシになったが、まだ体が硬い。
30m付近に落下。

14:00。いよいよ競技開始です!

1投目・・・
硬い体をなんとか動かして投げたが、投げた瞬間勢いで足が少しサークルから出てしまいファールに。

大抵の場合は1投目で記録を残し、2、3投目は記録をさらに狙っていくという流れだったのだが、それが崩れた(^^;

2投目でやるしかない・・・!

そして、2投目。
うまくタイミングが噛み合い、きれいにフィニッシュ。気合いの声も出た。
よし。いい感じ。ただ、高校のときの超現役時代とは程遠いのだが(^_^;)

2投目のフィニッシュ時の写真がこれ。ほんとは動画が載せられれば一番わかりやすいけど、動画アップロードの仕方がイマイチわかってない(^_^;)



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4枚目で、空中に微かに見える黒いのが投げ出されたハンマーです。

そして、3投目。
とりあえず、記録は残ったので、あとは
思い切ってターンする。

しかし、またもや投げた瞬間、足が出てしもた(笑)

記録は32.02mでした。

(この写真も一応修正し、ikarugaって書いたつもりが・・・ほとんど読めないなぁ(^_^;))

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自分、不器用(センス無し)かつ恵まれない体格(痩せ型)のため、ハンマーにとことん向いてないのです。
投擲種目は体重のある人の方が力があって遠くへ投げることができるのです。
自分にはそれがありません。なので、技術で補うしかないのです。
技術で補おうとしても、センスの問題で、なかなか身につくのに時間がかかります・・・。
以上のことは、十分理解しています。それではなぜ、ハンマーを続けるのか?
時々疑問に思う時があります。
しかしその答えはすぐに出てきます。
それは、試合で見ている観客の人達に感動を与える投擲をすること。
感動って大袈裟かもしれませんが、ちょっとしたことでいいのです。
投擲を見ている観客の人達に、自然と口から「おぉー!」と言わせるような。
すごいなぁって、思わせるような、そんな感じ。
それを観客の人達に与えるために、ハンマーをいつも、そしてこれからもずっと投げ続けます。

なんて綺麗事を並べて偉そうなこと言ってますが単純にみんなに楽しんで欲しいというだけです♪

ハンマー関係のことでなにか聞きたいことがありましたら、気軽に聞いてくださいね(笑)

読んで下さってありがとうございました♪
では、また!

自転車あまり関係ないですが一応自転車ブログなので・・・よろしくお願いします(笑)
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