3/15日曜日、びわ湖一周ロングライド2015当日を迎えました。
前日は夜8:30に布団に入って、明日に備えて寝ようと試みた。だがしかし!
「ロングライドイベントが楽しみすぎて寝れない病」が発症し、寝れない状態が何時間も続いた。
布団に入る中、何度か時計を確認し、最後に確認した時刻が12:30だった。
実に5時間もの間、寝れない状態が続き時間をムダにした・・・。
朝起きたのは4:00。
前日にコンビニで買っていた食料たちを頬張り、着替えて5:30にルートインを出た。少し出発遅かったかな?
ルートインを出たとき、玄関前にたくさんのサイクリストが整備や準備をしていた。これからびわ湖を一周する仲間たちだ。
車も少ない夜明け前の道路を風のように駆け抜けていき、会場の豊公園へ。30分程度でついた。
会場は既に第一組がスタートしており、たくさんの参加者で溢れていました。
まだ少し暗いが、太陽が昇り始めて明るくなってきた。
我々が到着し、時間を確認したところ現在6:10ごろ。
ゼッケンは第三組だったため、第三組のスタート予定である6:45まで待つ予定だった。
だが、スタート待ちをする参加者をよくみてみると、なにやら第三組、第四組のゼッケンの人たちが第一組、第二組の参加者に混じってスタート位置についている。どういうことだ?スタート予定時間までスタートできないのでは・・・?
ここで、何かがおかしいことに気づき、スタッフに聞いてみる。
「すいませーん、第三組なんですけど、もうスタートできるんですか??」
すると、若そうなスタッフの方は
「少々お待ちください」
と言い残し、大会関係に詳しそうなベテランスタッフの方へ聞きに行った。
「ゴニョゴニョ・・・」
さきほどの若そうなスタッフが戻ってきて、
「大丈夫です!スタートできます!」
・・・・・・・・・
それを早く言わんかーい!!!!
この情報を知るまで、自分らは非常にムダな時間を過ごしていただろう。スタートは早くできるのなら、早くした方が時間的余裕も生まれ、完走率も上がってイイコトづくしだ。
さっそく、急いで並ぶことに。
自分らが並ぶと、ほかの参加者たちも一気に並び始めた。ゼッケン番号関係無しに、すぐにスタートできるということをみな後になってから知ったからか・・・?
列は長いです。スタートはインターバル方式で、15分ずつ?何名かをスタートさせている模様です(詳しく知らず、すみません(笑))
列が前へ前へと流れていきます。
気温は1~4℃ぐらいかな??かなり冷えてます!!
いよいよ、ビワイチライドのスタート&ゴールを示す青いアーチが見えてきました!
そしてスタートがどんどん近づいてきます・・・
実際にスタートできたのは6:25ぐらい。
いよいよスタート!!
ギリギリまでデジカメを持って撮影体勢をとっていたため、グダグダな走り出しとなり、一番後ろになっちゃいました。(笑)
ST君は同じグループでスタートしていたが、私のようにモタモタせずスムーズな走り出しをしていた為、先のほうを走っていました。
豊公園周囲にある歩道をぐるっとまわって車道に出て、いよいよロングライドの始まり~!と思ったのもつかの間、
信号の所為か、大渋滞がいきなり発生。
後ろを見ても、なが~い行列ができてる・・・。
待たずに列を無視して、どんどん先へ行く人もいた。
中には、
「なんだこりゃー!!」
とか
「こんなんじゃ6時間でゴールできねーじゃん!」
とか後ろから聞こえました。
その人達は大渋滞をスルーしてどんどんいっちゃいました。
大渋滞が解除されてからは、どんどん流れていき、軽快にとばしていきます。
みんな列になって走りますが、速度が遅いと感じたら追い越してガンガン行く人もいました。
自分は追い越していく側の人間でした(^_^;)
早そうな人の後ろにつき、その人が動き出したら自分もついていく・・・まるでコバンザメのような・・・(たぶん自分鬱陶しかったかと思います・・・すみませんでしたm(_ _)m)
また、後ろから圧倒的スピードで追い越してくる人がいたら、自分はその人についていってガンガン進んでいました。
初めはまだかなり長い行列なので、これを何回か繰り返し、32~35のペースで一気にとばしていきます。(ロングなのでこんな走り方してたら後になって足に来るのでホントはアカンですよ!)
そして、第二の大渋滞が発生です・・・
これがッ・・・!毎年恒例のビワイチライド名物・自転車大行列だッ!
渋滞を抜けると、トンネルに差し掛かります。
・・・が!またしても大渋滞が・・・!
今度はなんだ!とばかりにトンネル前で待ってると、トンネルの歩道からヘルメットをかぶったジャージ姿の中学生が出てきた。
なるほど、中学生がいたからトンネル入れなかったのね。
中学生にも優しい!これがビワイチライドクオリティ!さすがだね!
そして、トンネルに入ります。
ここは賤ヶ岳トンネルといって、ビワイチライド屈指のおそろしさを誇るトンネルです。
歩道を走るのですが、なんといっても歩道が狭い!
少しでも油断すると、車道に落ちるか、壁にぶつかるおそれがあります。まさに背水の陣!
さらに追い討ちを掛けるかのように、地味に下りになっており、気がついたら速度がでているし、トンネル長さも850mとかなり長いです。
前を走る参加者に追突しないように、うまくブレーキングして距離をとりながら、車の通った時の轟音に耐え、長時間も走らないといけないのです。
このトンネル、上記の(上記以外にもあるかも?)理由により、恐怖のトンネルということで非常に有名です。
次回参加される方は十分注意して走行してくださいね!
トンネルを抜けたら、少し下って湖岸の道路を走ってあっという間に第一エイド・道の駅あぢかまの里に到着。
バイクラックにはたくさんの高級自転車が!!
赤いのは私の愛車です(笑)
以前ブログでも紹介しましたがエントリーモデルなのでおそらくこの高級自転車たちのなかで最も安い自身があります!!
こ、このゆるキャラは・・・!
知る人ぞ知る、あぢかもくん!!
チームストラーダさんたちの餌食になっています・・・(笑)
ここでゲットした補給食はこれ!
パンが美味かった・・・!そして寒い中でのあったかい味噌汁は格別。
ST君も少し経ってから到着。
完走を本気で目指す彼は、補給食を食べたあと、すぐに出発していきました。
ぞくぞくと、エイドステーションを出発していく参加者たちをみていると、何故か自分もいかなきゃ!という衝動にかられてしまう(笑)
落ち着いて自分のタイミングで、エイドステーションを後にしました。
第一エイドを抜けると、参加者たちは第一区間とはうって変わってかなりバラけ始めます。
自分はほぼ独走状態。
エイドを抜けたあとすぐに軽い登りがあったが、長く続かないハイケイデンスで登ってえっちらほっちら登る参加者たちを追い抜き、トンネルに入る。
なんかコース上にトンネル多いなあ(^_^;)
トンネルを抜け、ガンガンとばしていく。ほとんど一人で30オーバーのペースで走行していきます。
山区間を終えて、湖畔コースに出ると、左手に湖というなかなか走りやすい道を延々と走っていきます。
少し走ると、絶景ポイントという場所についた。参加者たちが止まって、雪をかぶった美しい山々を撮影していた。
自分もこうしちゃいられない!
写真家としての本能が、撮影しろと疼きだし、デジカメをとりだした(謎)
さっそく、1枚♪
とても美しい景色でした。
十分堪能したら、また走り出します。
さっきの30オーバーのペースで、ヒトリで淡々と走る・・・(このとき、頭の中でこれは本来のイベントの楽しみ方と何か違うような・・・というような気持ちになった(笑))
エイドステーションまで長いです。
漕いでも漕いでも、まだつきません。
ちょっとこの区間はそういう理由で苦しかったかな・・・(^_^;)
特にこれといったことはなかったので、
一気に第二エイドステーション・びわ湖こどもの国へ到着。
相変わらず凄まじい数の高級ロードバイクと、自転車乗りの数!
チェックポイントと、補給食を配布するテントに、ずらりと並ぶサイクリストたち。自分もそこに並びます!
(写真はありませんが・・・)補給食はおにぎりと、バナナ、卵がありました。・・・卵!?
この卵、殻つきです。
なので、食べるには殻を剥かないといけません。
ちょっとそれはメンドーだからいいや・・・ということで、卵は貰いませんでした。
自販機で水を買い、ボトルにチャージして準備完了。
出発し、少し走ったところで・・・
あれは白髭神社!
ビワイチブログでよくみかける、アレです。
さあガンガンとばします!
先程と同じ30オーバーのペースで走り、参加者に追いつく→後方確認→車がいたらそのまま、車がいなければアタックをかけて追い越し、どんどん先へ進みます。
と、ここで先導者が!
これは追い越せない!!
ということで、先導者と、その後ろを走る参加者一名の後ろにつき、しばらく足を休めます。
車の通りがやけに多いなぁ・・・と感じ始めたら、そこは琵琶湖大橋とエイドステーションが近づいてる証拠。
車の多い交差点を左折すると、琵琶湖大橋へ!
初めて走る琵琶湖大橋にテンションがあがります。
琵琶湖大橋の最も高い場所では、撮影ポイントなのか、参加者がたくさん止まっていました。
結構な高さ!高所恐怖症の人には怖いということで有名らしいのですが、自分はあまり怖いとは感じませんでした(重度の高所恐怖症なのですがこのときは不思議と真下が堂々と見れました。これもイベントクオリティで、ほかの参加者がたくさんいたからかな?)
写真を撮っていると、ほかの参加者の方から写真を取ってほしいという頼み事が!
写真をとってあげると、ついでなので自分もとってほしいという依頼をしました。
快く撮ってくださいました。ありがとう!陽気な参加者の方!
こういうの、イベントならではの絡みであり楽しみであると思うんです。
このとき、やはりイベントは最高だなと、心の中で確信しました(笑)
そして、琵琶湖大橋を下るー・・・と、下る先の写真をとっていると、なにやら右の方から心地よいメロディーが!
メロディーを聴いて思い出したのですが、この琵琶湖大橋の車道には、音階が組み込まれている小さな段差があるらしく、適正速度で車が走ると、この段差から音がなり、メロディーとなるようです。
いい音色だと、ちょっと聴き入っちゃいました。
ただちょっと不満があるとすれば、琵琶湖大橋をブンブン車がとばしていくので、音色が鳴るときがかなり稀(^_^;)
優良ドライバーさんが少ないのもどうかなと思いました。まあ仕方のないコトですが(笑)
琵琶湖大橋の下りはすごく気持ちいいですね!下ハンかつハイケイデンスでずっと一人で走ってました(笑)
そして、琵琶湖大橋をこえてちょっといったところで第三エイドの鮎家の郷へ。
ゲットした補給食たちです。
カレーとアユの唐揚げ・・・だとおもう。
カレーは自分のおなかが少々苦手としていますが・・・崩れないことを祈って頑張って食べ、アユの唐揚げはとてもおいしくて、かなり味わって食べました。
一緒に参加したST君は自分がエイドステーションにつくと必ずもう居る・・・はやいねー!
一応同時に最後ゴールしようということで、第四エイドで待ち合わせをしようってことにしている。
自分がエイドを出る頃には、とっくにスタートして今頃はビワイチ名物?後半の最後の登りに差し掛かってるところだろう・・・と勝手に想像する。
さて、自分も待たせてはいけないと思い、出発してさっきまでの30ペースで走る。
いつものように列車をぶち抜くと、列車のなかにいたのか、二人組の参加者がついてきた。
今までついてきた試しがなかったからちょっと驚くが・・・あまり気にせず、32~33のペースで走行。
何度か前方の列車を追い越したが、それでも追い越す度についてくる。
(やるな・・・!!とか頭の中で思ってました(笑))
ちょっとした登りに差し掛かった。
自分は登りに極端に弱い。
ペースも落ち、追い越して行ってくれるだろうと思っていたが、まだ後ろの二人組はついてきていた。
ここで、
「自分登り遅いんで追い越して先行っていいですよ~!」
と後ろを向いて一声かけた。
すると、
「登りではさすがに追い越せないです(^_^;)」
といった内容の返答が。
困ったなぁ(^_^;)
とりあえず、ゆるいペースで登りを終え、下っていく。
ちょっといったところで、とうとう二人組が動き出した!!
黒で統一されたような印象の2人は、息がぴったりで勢い良く自分を追い越していった。よく見えなかったが、片方の人はチェレステカラーのビアンキに乗っていた。
二人組は、追い越し際に、「ありがとうございました~!」と声をかけてくださった。
ちょっと暖かい気持ちになったが、すぐに切り替え、反応して二人組の加速した短い列車に乗る。
うわっ!ホントにはええ!
34~35のペースで走るその短き列車は、前方の参加者たちをどんどん追い抜いていった。
後ろでフォームを見てると、すごくきれいだ。下りの姿勢も、レースをやっているような雰囲気をかもし出している。
とここで、ビワイチ名物?後半最後の登りに差し掛かる!
ペースが落ちることなく、勢い良く登っていく二人組に、必死に食らいつこうと、ダンシングで自分も登っていく。
しかしここで、足に限界が・・・。
登りで簡単にちぎられ、追いつこうとするも序盤からやってきた度重なるアタックで自分には足がもう残っていない。
悔しいなぁ・・・と感じたりして、また一人でスローペースで登っていく。
足がもうほとんど残っていないこの状況で登りとなると劇的に遅くなる。
ホントに足が売り切れた瞬間でした。
10kmになるかならないかという超スローペースでのぼる(笑)
なんとかふんばって登りきり、下りに差し掛かる。
疲労した足にストレッチをいれながら、楽チンな下りを走る。
下りを終え、平地に。
もう足が売り切れているのでスピードがでない。24~26のペースだ。
ここまでくると、ロングライド後半となり、参加者たちも、列車をつくることなく、バラけて一人で疲れを溜めた様子でペダルを回している。
自分もその一人。
淡々と走る。
動かない足を必死に動かし、第四エイド・湖岸緑地南三ツ谷公園へ。
愛車を停めて、今にも崩れそうな足をなんとかバランスをとって歩き、チェックポイントと補給食を受け取った。
写真の公園の奥にある階段付近で、寝っ転がって、5分ほどダウンした(休んだ、というべきかな?)・・・(^_^;)
ちなみにこのときの時間は14:10ごろです
ストレッチしたりして、なんとか回復させて補給食の写真をようやく撮る。
と、ここで自分を呼ぶ声がどこからか、聞こえてきた・・・(幻聴ではない(笑))
「○○××の方ですか」
自分に向かって話していたので、自分に言っているのだということはすぐにわかつた。だが、○○××の部分が自分のことではないというように聞こえ、咄嗟に
「違います」と言ってしまった。すると、諦めず、
「先程めちゃくちゃ早かった・・・」
と言われ、もしや・・・!?と思い、自分も聞いてみる。
「ビアンキに乗られていた方ですか?」
と言うと、良い反応!
どうやら、先程高速走行していた二人組の方だった。
二人組「先程はめちゃくちゃ早かったですね、ありがとうございました」
自分「いえいえ。それよりも、追い越されたとき、ついていこうとしたんですが、ちぎられちゃいました。ホントに早いですね。」
とかなんとか、他愛もない話をしたり、
二人組「どちらから来られたんですか?」
自分「愛知県の春日井市というところです」
二人組「めちゃくちゃ遠いですね。ここまでどうやって?」
自分「土曜日に自走してきました」
二人組「ええ、すごいですね」
自分「お二人はどちらから?」
二人組「京都からです」
自分「隣町ですねー。」
とかなんとか喋っていて、愛知県から自走してきたことを言うとすごく驚かれた。
その後も、会話を交わし、お互いの完走を願った。
そういえば、ST君と待ち合わせをしていたのだった。
連絡してみると、やはり既に到着しているようだった。
そして階段で休んでいることを伝えると、ST君が現れようやく合流できた。
聞くところによると、13:40には到着しており、実に30分も待ったということだった。待たせてしまってゴメンネm(_ _)m
ここまでの経緯とかを話しながら、補給食のみかんとコロッケを食べる。なかなかうまい。みかんは美味しかったので、2つもらっちゃいました。(2つでもいいよという許可はボランティアさんに貰いました(*^^*))
事前に用意していた補給食・コンビニおにぎりも食べ、ゴールまでのエネルギーを蓄える。
ここが最後のエイドで、もうイベントも終わりかー・・・寂しいなぁ。
最後のエイドなので、とりあえず雰囲気だけでも撮っておく。
それじゃあ、出発!
ゴールまでもう少し・・・
足は少し回復した・・・
ここでST君との連携で、30オーバーのペースで走ることに!早い早い!
ローテーションで交代しながら走る。
ST君はロングライドの走り方をして、完走だけを目指していたため、かなり足を残している。
おお・・・おおお!
ここでST君が覚醒した。
早すぎる!34~35のペースでぶっとばす。
必死についていくが今にもちぎられそうになる(笑)
列車を抜かしているといつの間にか、一人ついてきていた。
かなり背が低く、どこか幼い印象がある。
小学生?中学生ぐらいかな??
にしても、この高速列車についてくるとは、すごい。自分がひいているとき、ちょっと限界がきたため、先を譲ると、そのついてきていた参加者は、「ありがとうございました」と言い残し、先を走っていった。
すごく礼儀正しかった。良い子だった・・・。心温まりますわ(笑)
その後も、残りのコースを順調に走り、豊公園近くにある白いホテル?がみえてくる。
そして・・・ゴール!!(写真はないです、すみません(^_^;))
びわ湖一周ロングライド2015、無事完走しました。ゴール時刻は15:20ぐらい。ざっと9時間ぐらいかかったかな・・・。
会場をぶらぶら。
宣伝にもなるので、ジャンジャン撮ってね!と言われたので撮りました、マヴィックカー再び!
スタッフの一人がこう言っていた。
「写真は撮ってもいいけど、タイヤ(ホイール)は盗らないでね!」
と・・・
一人でクスッとしてしまった。なんとも、恥ずかしい(笑)
ゆるキャラ・ひでよしくん
ひこにゃんといい、あぢかもくんといい、滋賀県ゆるキャラ多いな・・・ゆるキャラの国滋賀県かな?
これで、びわ湖一周ロングライド2015は終わりを迎えます。
たくさんの参加者、イベントを運営してくださった方々、ボランティアの方々・・・とっても楽しいイベントをありがとう!ロングライド、さいこー!
- この日の記録-
RTM・・・6:47:33
AVG・・・24.1
MAX・・・47.7
DST・・・164.14(ホテルへの往復自走分も含めて)
CAL・・・5585.17
月曜日は、休暇とってあるので、一泊してから自走して帰りました。
記念に一枚。伊吹山です。
それでは。また!