山を登りて戻り来よ - ikarugaブログ

坂バカ・ikarugaの自転車日記。山岳ロングや1000km、1200kmブルベが大好きです。2019年からブルベを始めSR認定達成。2020年はThe PEAKS ROUND6 熱海2 ド変態増し9時間30分で時間内完走達成、BRM919 中部1000km 67時間24分で完走達成。2021年はRM424 岡山1200km 85時間34分で完走達成。

オフシーズンの冬の事

「事シリーズ」第三弾の今回は私が大嫌いな冬の話です。

 

私は寒さが自転車に乗る中で何よりも嫌いで苦手です。

どんなに強い向かい風よりも、どんなに強い雨よりも寒さの方が嫌いなレベルは上です。

 

冬はその寒さが常につきまといます。

走っている間はペダリングにより常に運動していることで発熱し、そのおかげで寒くないのですが、休憩で止まって、再び走り出すタイミングでは強烈な寒さが全身に襲いかかり、凄まじく辛いです。

大体の場合、寒すぎて寒さと表現するよりかは痛いと表現した方が正しいです。

つまり冬のライドでは休憩して再び走り出すたびに全身に強烈な痛みを伴います。

……そんなもの、普通ならやりたいと思えるはずがありません。

 

しかし、普通ならやりたくないと思う冬のライドでも、毎週晴れた休みの日には外へ走りに行っています。

その理由は言わずもがな、走らないと走力が落ちるからです。

もう一つの理由は、これも当たり前の話ですが、趣味の自転車なので外を走ることが楽しいからです。

 

「走力が落ちるから走る」というのは、言い換えれば走力の現状維持およびさらなるレベルアップのためにやってます。

そしてそれをやる一番の目的は今年の目標であげたブルベを完走するため、そして雨沢峠のタイムを更新するためです。

 

走力の維持は、とりあえず走ってればOK…ではありますが、強くなるためには高い負荷をかける必要があります。

なので普段走る際は必ずどこかで高負荷をかけて走ります。(結果を見るのが楽しいので、多くの場合はストラバのセグメントが設定されているところを何箇所かアタックするようにしてますが…)

そして、私の主戦場はどちらかというとブルベであり、短距離ではなく超長距離になります。

超長距離を走るための走力の維持は、超長距離を走らないと培われない…ように思いますが、高い負荷をかけて走ることでも超長距離で走る部分の力も鍛えることができると私は思っています。

高い負荷をかけて高強度耐性を少しでも付けておけば、疲れやすくなり始める心拍数(閾値)をわずかに上げることができ、結果として体が疲れにくくなる…という考え方です。

これはあくまで私がそう思っているだけであって、必ずしもこれが正しいだとか万人に当てはまるものというわけではありません(-_-;)

ちなみに走りながらの補給だとか、心拍70%付近を終始維持するとか、そういったテクニック面は実際に超長距離を走らないと身に付かないところがあるのでこれらを練習するには超長距離を走るしかないかなと思います。

まあ内容によっては別に超長距離走らなくても練習できるものもあると思いますけど…。

 

去年の1月は、年内の目標に20000km走破とか600kmブルベ走破とかっていう大きな目標があったので地獄の寒さを感じつつも太陽がまだ昇っていない時間帯に家を出発してひたすら距離を乗りまくっていましたが…

上記の理由から、別に距離を乗らずとも走るテクニックさえあれば超長距離は走破することができるということに気づいたため、今年の冬は本当にロングライドに出かけなくなりました。

…っというか、休日の日は午前中に雨沢TT一本だけ走って午後は自分の好きな時間にあてるっていう人間らしい生活が楽しすぎて…っていう理由もあるんですけどね(笑)

 

 

 

今年のシーズンインは4月上旬にあるフレッシュなので、気温が上がり始める3月になったらテンションも自然と上がって超長距離をめちゃめちゃ走りまくると思います。

3月下旬くらいに、気温さえそれなりにあれば400kmとかも走りたいなーって。

そうしてどんどん調子を上げていって、フレッシュ、岡山1200に臨んでいけたらいいなぁと思っています。

 

そんな感じで、とりあえず今は最低限走力の現状維持を行い、さっさと月日が流れて暖かくなり始める3月になってくれんかなー……と思う今日この頃でした。

2019年 SRメダル到着!!

2019年ブルベのSR認定メダルがついにお家へ届きました!f:id:ikarugasan:20200110203043j:image

ギンギラギンにさり気なく輝いています。f:id:ikarugasan:20200110203110j:image

置いてちょっとカッコよく画像編集してみました。f:id:ikarugasan:20200110203131j:image

2019年ブルベで獲得したメダルを並べてみる。f:id:ikarugasan:20200110203216j:image300kmのメダルが無いのは…当時金欠で、買う余裕がなかったからです(-_-;)

どうしてもメダルが欲しかったという訳ではなかったので、300kmだけ仕方なくメダルをパスしました。

 

SR認定メダルの申請手順としては、2019年11月5日〜2019年11月15日の期間にオダックスジャパンのSRメダル申請ページにアップされている申請書を記入し、電子メールで送り、内容に問題が無ければ返信が来て、11/18までに指定された口座にメダル代金の1,200円を振り込むという流れでした。

到着したのは2020/1/8…くらいだったかな?年明けなのは間違いないです。

 

また今年もブルベをメインに頑張ります^_^

自転車でやりたい事

気がついたら謎の「事シリーズ」が始まりました(笑)

 

ということで「事シリーズ」第二弾の今回は自転車でやりたい事について書いていきます。

 

やりたい事・・・それはつまり、私が趣味の自転車に乗る意義そのものです。

 

私の一番やりたい事、というか一番好きな事は、知らない土地を自転車で走る事です。

しかもそれが自走であれば、自分の力だけでこんなに遠くまで来れるのだと感じることもでき、とても楽しいです。

また、キツい峠を越えた先に新たな町や風景が見えてきた時なんかは、サイコーに幸せになれます。

最近は2019年にSRを取った事によって自信が付き、以前と比べて行動範囲が圧倒的に広がっており、去年秋に長野県へ2泊3日で走りに行ったライドや自走常神半島などはまさしく自転車でやりたかった事の代表的な例に当てはまるといえます。

今後も行ったことのない土地へ行きたいと思っていますが、ここで2020年内で行きたいと思っているライドをいくつか挙げてみます。

 

・往復自走麦草峠(約450km)

 去年走った400kmブルベが東京スタートで麦草峠を往復していたため、名古屋からでも同じ事できるやん!と思い計画。ホントは去年の秋やるつもりだったけどタイミングが無かった。一応ブルベ風に走り、24時間近くかけて一気に走り切る予定。ちなみに麦草峠は現在冬季通行止めのため、走る時期としては開通される2020年4月23日以降となります(^_^;)

・往復自走しらびそ峠(約340km)

 しらびそ峠再び。コースは340kmの6300mアップくらい。昔行きましたが、また行きたいなとずっと前から思ってました。

・愛知県一周 アイチイチ?(約450km)

 これもブルベ風に走って24時間近くかけて一気に走り切る予定。コースは完全に愛知県の形に沿って走るのは難しいので、色々考える必要はありそう。

・自走で忍者の里 伊賀と甲賀まで(約300km以下)

 こちらはコースの難易度としては比較的低め。忍者の里までを往復する、どちらかというと観光目的のライドです。

・往復自走常神半島(約400km)

 去年行った常神400ですが、今年も行きます。信号が少なくほぼ平坦なので、距離の割に難易度は低め。

・往復自走ビワイチ(約340km)

 毎年行ってるいつものヤツです。ただし、いつも高強度なので、たまには趣向を変えて高強度禁止という条件のもとで一度まったり走ってみたいと考えています。(もちろんいつもの高強度バージョンも計画予定です(^_^;))

・往復自走乗鞍岳(約400km?)

 乗鞍を登って(エコーラインかスカイラインかは決めてない)そのまま先の道へ下って帰ってくるだけのライド。乗鞍は夜間走行禁止のため時間帯を考える必要がある。また、走る時期も真夏だけとかなり限定的です。

・往復自走渋峠(距離未知数)

 かつてブログの背景を飾っていたこともある渋峠へ自走で行ってみたいと思ってます。こちらはブルベ風には走らず、何泊かに分けて余裕を持って景色を楽しみたいなと思ってます。どこまで走るかは…まだ何も決めてません。途中で輪行で帰るかもしれないし、自走で帰るかもしれません。ちなみに渋峠へ行くには少なくとも片道300kmは走る必要があります(^_^;)

 

とりあえず今思い浮かぶだけでこれだけあります。

これ以外にも、ふと突然思いついて遠くへ走りに行くこともあると思います。

そして、どのライドも同行者募集中です。

日程を決めたらそのうちストラバの投稿にアップすると思うので興味のある方は覗いてみてください。興味のある方なんてごく一部の限られた人間しかいないと思いますが…(汗)

 

あ、あと上には書きませんでしたが、6月上旬あたりに何やらスペシャルなライド……があるかもしれません。チラッ(https://www.gtbc.site/?p=4498)

これについても都合さえつけば参戦予定…であります(笑)

 

 

 

正直な気持ち、SRを取得し遠くまで走る実力が証明されて以来、超長距離を走るのが楽しくて仕方ありません。

それもあって去年の秋ごろはぶっとんだライドばかりやっていたのですが、今現在冬に入ってからは300kmを超えるようなライドはもう全然やっていません……

それは何を隠そう、最も苦手で最も嫌いな寒さがあるせいで、いくら楽しいと感じていた超長距離も走ろうとは思えないのです(-_-;)

ひと昔前までは年末の吹雪やみぞれが降る0℃の中、奈良へ自走して320kmくらい走っていたこともありましたが、今となってはそれがとんでもなく無茶で無謀なライドであったことに気づき、今では普通の人間らしい生活(?)を送るために、寒い冬では超長距離は走らないことにしています(-_-;)(-_-;) 

まあ、4月からはフレッシュや岡山1200など、2020年の大イベントが目白押しなので調子を少しでも上げていくためにも、3月頃から多少寒くても本格的に乗り込み始めるとは思いますが(^_^;)

 

そんなわけで、今自分の中で最もホットな話題である超長距離ライドのお話でした。(外は相変わらずクールです❄)

最近ずっと思ってた事

なんか書くタイミングがなかったので、単体の記事としてアップします。

 

今回はタイトル通り、最近思ってた事を箇条書きで書いていきます。

別にネガティブな意味ではありません。

思ってた事の範囲は自転車に限らず、あらゆる事についてです(^_^;)

まあほぼ自転車の話ですけど…

 

じゃあさっそくどうぞ↓

 

・ライド中に飲む炭酸飲料の効果①:疲労回復効果について

私はDyD○の自販機で売っているエナジージムという炭酸飲料が好きです。f:id:ikarugasan:20200104095427j:image

理由は味が好みというのもあるんですが…一番の理由は、これを飲むと疲労から回復し、足が軽くなって一時的にメッチャ踏めるようになるからです。

特に乳酸が溜まってきて足が重く苦しい状況で飲むと、より顕著に効果が表れます。(過去の経験から。)

で、なぜそうなるのかが今までよく分かっていなくて…このエナジージムを飲んだおかげでそうなるものだと今までずっと思い込んでいました。(確かに微量ではあるもののアミノ酸等は含まれているので…)

しかし、最近になってどうやらそれが違うらしいということが分かってきました。

最近知り得た色んな情報からすると、疲労回復効果の本当の要因は、炭酸飲料を飲んだことにあるようです。

専門家じゃないので詳しい原理は分かりませんが、ざっくりと説明すると炭酸飲料に含まれる二酸化炭素疲労物質の乳酸とかを取り除き、さらには血行も良くなることで疲労回復が行われるんだそうです。

自分が知り得た情報が合ってるか確認する手段もないのでこの原理が正しいかはよく分かりませんが、過去の経験からエナジージムだけでなくデカビタCやサイダーなどを飲んでも間違いなく疲労回復はしていたため、とりあえずそう思うことにしました。

あ、もしかしたらエナジージムは炭酸飲料+アミノ酸等が含まれていることによって炭酸飲料の中でも特に疲労回復の効果が高い…のかもしれません。

 

・ライド中に飲む炭酸飲料の効果②:胃もたれについて

上で書いたように炭酸飲料はライド中に飲むと素晴らしい効果があるのですが、一つだけ困った点があるのです。

それは…胃もたれの発生です。

私は過去の経験から今まで炭酸飲料(特にエナジージム)を飲めば疲労回復するということが分かっていたため、よくライド中に炭酸飲料を飲んでいましたが……ごく限られた条件下で炭酸飲料を飲むと盛大に胃もたれを引き起こすという事も分かっています(^_^;)

そのごく限られた条件下というのは何なのかというと……300km以上走り、胃が疲れきった状況でのことを指します。

これは私がまだ400kmも走れず、300km超えのライドに何度も挑んでいた頃の話ですが、当時は300km以上走ると胃がただれるので、それをどうにかしないとさらに先の距離へは進めないと考えていて、その解決策として炭酸飲料を飲むことで解決できるだろうと思っていた時期がありました。

その理由としては、炭酸飲料には食欲増進効果があるため、炭酸飲料を飲めば疲れた胃も回復するのでは?と当時は考えていました。

これによって、300km以上走って胃が疲れて固形物が食べられなくなった時にはよく炭酸飲料を飲んでいました。

……しかし、実はそれが大きな間違いで、炭酸飲料に胃を回復させる効果などなく、それどころか炭酸飲料によって胃に毎回トドメを刺していたようで、胃もたれが毎回さらに悪化していました。

この症状は2019年6月に自分史上初めて400kmを走った往復自走水晶浜ライドの際にも起きています(^_^;)f:id:ikarugasan:20200104095321j:image

胃もたれが悪化する原理としては、炭酸飲料が疲れた胃に悪い影響を及ぼすのは明らかではありますが、詳しいメカニズムはよく分かりません…(-_-;)

炭酸飲料が直接胃の粘膜を刺激するのか、はたまた炭酸飲料が胃酸の分泌を良くし、それが疲れた胃を刺激するのか…??

とりあえず胃がヤバい時に炭酸飲料は非常に危険であるため、上に載せた自走水晶浜ライド以降、300km以上走るライドにおいては一切炭酸飲料を飲まなくなりました。

胃もたれするのが怖いし(ビビリです)一度胃もたれしたら回復にかなりの時間を要するので…。

ちなみに当然ながら、300kmも走らない普段のライドでは胃が疲れることはほとんどないため、炭酸飲料を飲んでも胃もたれが発生したことはほぼありません。

あまりにも強度が高すぎるとすぐ胃もたれするのは変わりませんけどね…(^_^;)

 

・血糖値の低下について

これは自転車に乗ってるときとはあまり関係ないかもしれません。

そして、どちらかというとただのつぶやきに分類されるかと思われます(^_^;)

平日の仕事中、特に夕方18〜19時頃のお話。

お昼食べたご飯のエネルギーが切れ始め、血糖値が低下し始めます。

この時、脳から「早く何か食べ物を食べるんだッ!!」という司令が出て、何か無性に食べたくなるのですが、仕事中なのでいつもスルーして早く仕事を終わらせることに全力を注いでいます。

しばらく我慢していると、脳からの司令が急になくなり、「もういいや、好きにしてよ」という感じに何故か突然空腹感がなくなります。

もちろん何も食べていないので、血糖値が低下していて空腹状態であることには変わりないのですが、「何か食べたい」というゾーンを超えると「食べなくてもまだ頑張れる」というゾーンに自動的に切り替わるんですよね。

それで実際にさっきまでのイライラとかがなくなり、まだ頑張れるようになるのですが…

こういう経験、みなさんにもありませんかね??

また、この症状に名前とかあるんですかね??もしご存知の方がいらっしゃったら教えていただけると幸いですm(_ _)m

だから何だっていう感じではありますが…

ちなみに当然ですが、仕事が終わって帰宅して夜ご飯を食べる際はメチャ腹が減っているのでとても箸が進みます(^_^;)

 

・ライド中のお尻の痛みについて①:肛門編

※下品な表現が含まれるため、食事中に閲覧される際はご注意下さいm(_ _)m

2019年5月に、御嶽山一周というライドを行ったことがある。(↓の記事がまさにそれ)

このライドの中で、普段のライドではあまり経験したことがない肛門部分の痛みを経験した。

先に断っておきますが、この痛みは一般的によく言われる「サドルに座っててお尻が痛くなる痛み」とは別の痛みになります。

原因は、御嶽山一周の記事の中にも書いてありますが、屁や便をした際に出るわずかな残りが肛門に付着したまま乗り続けたことによって、かゆみや痛みが発生した…というものですが、この症状、調べてみると肛門掻痒症(こうもんそうようしょう)と呼ばれているみたいです。

軟便をするとちゃんとお尻を拭いたつもりでも、しばらく経ったあと肛門がかゆくなることがあるため、まさにそれがこの症状…なんだなと思いました。

治療法としても、お尻を強く拭きすぎず、清潔を保つことが大事とあって、やっぱり適度に便を拭き取ることが大事なのかなと思います。

ちなみにこの症状、私自身下痢になりやすい体質ということもあってか、自転車に乗ってない日常生活でも結構な頻度で発症しており、そのたびに肛門がかゆくなります。(書いてから改めて思ったけど割と恥ずかしいことを堂々と書いてますよね(笑))

しかし、かゆくなり始めたらその都度トイレへ駆け込み、お尻を拭き直すことでかゆみがなくなり、症状が改善されることがほとんどなので、やっぱりそういうことなのかなって最近は自分で納得しています(^_^;)

 

…さらにおまけの話を付け加えると、これは肛門掻痒症の話ではなく炭酸飲料の話になりますが、御嶽山一周の際にも300km近く走った状態で強炭酸のエナジージムを飲みましたが(それも記事内に書いてあります)胃もたれは発生しませんでした。

これはまだ胃が元気だったことにより胃もたれが発生しなかったものだと思いますが、やはり単純に距離だけが炭酸飲料を飲んだ際に胃もたれを発生させる原因になるわけではないみたいです。

 

・ライド中のお尻の痛みについて②:坐骨編

こちらが一般的によく言われている「サドルに座っていて発生する痛み」についてのお話です。

これはあくまで私が「ケツの痛み」に対して考えていることです。

面白くなければ、華麗に聞き流してもらって構いません。

 

ケツには「耐久力」が存在すると考えます。

耐久力は100%〜0%で表され、自転車に乗っていない時には100%、自転車に乗っていると90%、80%と少しずつ耐久力が失われ、完全に耐久力がなくなったケツは0%となり、その時にはもう痛すぎてサドルに座っていられなくなります。(耐久力0%になってようやく発動するのが「無」です。「無」について知らない方は、↓の記事を読んでみてください(^_^;))

この耐久力の下がり方には個人差があり、どんなに硬いサドルに座っていても全然耐久力が下がらない人もいれば、私のように貧弱なケツの人だと、どれだけ柔らかいサドルに座りっぱなしでも耐久力がみるみるうちに減っていきます。

耐久力が下がる原因は2種類あり、静的ダメージによるものと動的ダメージによるものがあると考えます。※どちらも正式な名称ではなく、あくまで仮称で(汗)

静的ダメージとは、綺麗な路面を走っていて、地面からの衝撃がなく、ペダリングの際の摩擦によるダメージの事です。

動的ダメージとは、段差やデコボコ道を通った際の突き上げる力がケツに加わる時のダメージの事です。

耐久力の減少を抑えるということは、これらのダメージを軽減するということになります。

ダメージを軽減する方法としては、装備面やテクニック面でいくつかあります。

装備面では動的ダメージを食らってもそれを最小限に抑えるためクッション性の高いサドルを使う、振動吸収性能の高いフレームを使うなど。

自分はファブリック セルというクッション性の高いサドルとMERIDA RIDE4000という振動吸収性の高いエンデュランスロードフレームを使っていますが、フレームは無理でもサドルはかなりおすすめです。

テクニック面で動的ダメージを軽減しようとなると、段差やデコボコ道では積極的にケツを浮かせ、ダメージを回避するのが有効的だと思います。

個人的にすぐにケツが痛くなる一番の原因は路面からの動的ダメージにあると思っているので、これをやるだけでもかなり効果があると思います。(個人差あり?)

静的ダメージ軽減の場合では、個人的にはレーパンが最も影響があるかと思います。

私の秋用のレーパンは長く使い込んでいるせいでパッド部分がかなりへたっており、厚みがないことにより以前走った長野秋之旅の3日間においては普通に乗ってるだけでも1日目からすぐにケツが痛くなっていました。(もちろん耐久力10%や20%まではいかず、50%や60%付近で留まってはいましたが…ちなみにパーセンテージは感覚です(^_^;)いつか耐久度計みたいな測定器発明されないかなぁ)

あと、テクニック面では休むダンシングが効果的だと思います。

サドルに接する摩擦がなくなり、ケツが宙に浮くことでケツ表面の皮膚が休められます。

ここまで耐久力が減るのを抑える方法を書いてきましたが、減った耐久力を回復させる方法もあります。

そもそも体の表面の皮膚は細胞分裂を繰り返し、新しい細胞へと生まれ変わっています。

ケツの表面の皮膚も例外ではなく、サドルに座らず何の負担もかかっていない状態であれば、ケツの皮膚は自然と再生していくはずなのです。

ライドが終わって数日経過したらケツの皮膚の痛みがなくなっているのも、それが理由だと思っています。

ではどうすれば耐久力を回復させることができるのか。

結局は休憩という話になってしまいますが、食事と睡眠によってかなり回復させることができると思っています。

特に睡眠は体を修復するタイミングのため、ケツの耐久力もかなり回復します。

600kmとかのブルベでは数時間の仮眠で大きく回復させることができますが、それ以下の距離で仮に仮眠するような時間がなかった場合でも、しっかりと補給することでも皮膚を回復させることができるみたいです。(過去の経験から)

まだここは研究中の部分ではありますが、肉などのタンパク質豊富な補給食を食べると一時的にケツの痛みが回復して、楽に乗れるようになった…という事例が過去に何回かあったため(ケツどころかブラケットを握る手の皮膚も回復していたと感じた事があった)ここはもう少し色々試して調べていこうと思っています。

 

長くなりましたが、これらの要素を踏まえた上で今年4月に控える岡山1200を走破したいと思います。

 

・MERIDA RIDE4000と中華カーボンの使い分けはどうしてるの?

意外と聞かれることが多かったので、一応書いておきます。

私は2台のバイクを用途に応じて使い分けています。f:id:ikarugasan:20200104161713j:image(写真には載っていない赤メリダ(アルミのエントリーモデルで初期に乗っていたフレーム)も持っていますが、今は予備パーツ(別名インテリア)として部屋の壁に飾ってあります)

2台の主な用途はこれ。

MERIDA RIDE4000→振動吸収に特化したエンデュランスロードのため、ロングライドやブルベでは基本これ。高強度の練習であればどちらのバイクでもできるのでこっちに乗ることが多い。とにかく乗り心地が良い。

中華カーボン→とにかく軽量で高剛性のため、走行距離200km以下(目安)でタイムアタックや高強度が必要となるようなライドで使用。反応性が抜群に良い代わりに乗り心地が最悪なのでなるべくロングには使わない。

ちなみに中華カーボンで先日の1/2㈭に新年一発目の雨沢峠へ行ってきましたが、いきなり17:56のタイムを出し、相変わらずの反応性を見せてくれました。

あと、今年5月に控える熱海のピークスでは中華カーボンで出撃予定です。

山を早く登れる能力は何よりも大事だと思うので…。

 

シマノのチェーン 105とデュラエースの差について

2019年3月くらいの話。

リンさんにいつも何のチェーンを使っているのか聞く機会があった。

その速さの秘密は、おそらくチェーンにあるだろう…と。

そう確信し、期待して返ってきた答えが

「105のチェーンですよ」

・・・・・・!?!?

マジですか……ということは、チェーンなんかは速さに関係ないのだろうか。

今まで少しでも楽に早く走れるようデュラエースグレードのチェーンを使ってきたが、この一言で自分の理論の全てが崩壊した。

そして、105チェーンでその速さなら、自分も105のチェーンで十分走れるのではないかと思った。

こうして、2019年4月。中華カーボンのチェーン交換のタイミングでデュラエースから105……ではなく、アルテグラのチェーンを導入(^_^;)

理由は、あまりにも走りが変わるのが怖かった(本当は金が無かった)という理由です(笑)

その後、なんとなく前より抵抗が増えてるような…という感覚を覚えつつも、同じ4月中に雨沢峠自己ベスト更新。

今の自己ベストである17:35もこの時出たのでした。

これだけ結果が出ていれば、結局は本人のパフォーマンス次第であってチェーンが走りに大きく影響を及ぼすことは無いのだろうなと思いました。

その後はRIDE4000も中華カーボンも105チェーンを導入し、デュラエースのチェーンの頃とどれだけ反応性が変わるのか2019年12月までの間試していました。(※RIDE4000も元々デュラチェーンを使っていたため、5月くらい?のチェーン交換のタイミングで105へグレードダウン)

そして2019年12月24日。

クリスマスイブの日に中華カーボンのチェーン交換のタイミングで105チェーンから久しぶりにデュラチェーンを導入。ついでに劣化しつつ長らく使っていたスプロケットも交換し、駆動系をほぼ新品に取り替え、翌日の12月25日に中華ではまあまあ久しぶり(1ヶ月ぶりくらい)となる雨沢峠へアタック。

結果は18:04で、全然悪くなかった。

久しぶりのデュラチェーンは駆動抵抗が少なくて力の伝達にロスがなく、とても軽やかだと感じた。

…ところがどっこい、105チェーンだった2019年10月にも、中華でちゃっかり17:50という好タイムを出しているのである。

つまり何が言いたいのかというと……

チェーンのグレードは走りに影響しないぞ!!

この9ヶ月で分かった答えである。

でもやっぱりデュラチェーンって駆動抵抗が少なくて回しやすく感じるから、今後もデュラチェーンをメインに使っていきます(*^^*)

RIDE4000の105チェーンも、今年4月の岡山1200の直前あたりでデュラチェーンに交換予定です(*^,^*)

 

 

 

 

以上で最近思ってた事を終えます。

ネタが溜まったら不定期にまた放出するかもしれません。

一応質問は受け付けます。記事に関係ないことでも構いません。

それでは。

2020年 目標

 

 

━━貴方がこの文章を読んでいる頃には、2019年ではなくなっていることでしょう━━

 

 

…明けましておめでとうございます。ikarugaです。

2020年、今年もよろしくお願いします。

 

さて、さっそくですが毎年恒例・今年の目標を掲げます。

 

今年の目標は5つあります。

・ブルベ:フレッシュの時間内完走!

・ブルベ:SR600の時間内完走!

・ブルベ:BRM425 岡山1200の時間内完走!

・The PEAKS ラウンド6 熱海2(2020) ド変態増しにて時間内完走!

・雨沢峠17分切り!

こんな感じです。

(年間走行距離30000km?なにそれおいしいの?)

 

順番に軽く触れていきます。

まずはフレッシュ。

こちらはオダックス近畿で4/10〜4/12の期間で開催されるピエリ守山ゴールのフレッシュに参加予定です。

フレッシュを知らない方に対して超簡単に説明しておくと、24時間以内に3〜5人で360km以上走るブルベです。

詳しい話はまた日が近づいてきたらしようと思います。

 

次はSR600。

これは合計上昇高度10000mを超える600kmの特殊なブルベ。

普通のBRMの600kmと違い、日付が決められておらず好きなタイミングで走ることができます。

その代わりコース等は決められているのでそこはルート通りに走らないといけません。

 

続いて岡山1200。

詳細は以前ブログ記事に書いた通りです。

超簡単におさらいすると90時間以内に1200kmを走り切るブルベ。

 

4つ目はなんとザ ピークス。

以前ラウンド3 熱海に参加していましたが、それのリベンジ開催されたヤツが台風で流れ、再び2020年5月24日に開催されるというメールが届いたため、せっかくなので久しぶりに参戦します。

コースはド変態増しを選んだので180kmの5468mアップ。これを制限時間10時間以内に完走しなければいけません。f:id:ikarugasan:20191231203411j:image

正直たぶん完走はギリギリです。

でもそれがいい…と思えて(笑)参加することにしました。

あの頃とはもう違いますからね。スーパーランドナーパワー全開にして挑みます。

 

最後は毎年おなじみ雨沢峠○分切り。

2019年のうちに18分が切れたため、次は17分切りを目指します。

あと36秒縮められれば達成ですが、あと何年かかることやら…(^_^;)

 

ちなみに今年もブルベでSR取得を目指すかと言われたら…特に目指すつもりはありません(汗)

しかし、600kmや400kmは参加していこうと思っています。

200kmや300kmは走らなくとも400kmや600kmでSR取得条件は代用できるため(もちろん計4回になるよう走らないといけませんが)、気がついたらSR取れてた〜なんていうのを想像してますが…考えが甘すぎますかね〜(^_^;)?

 

ということで、今年もikarugaブログをよろしくお願いしますm(_ _)m

2019年 まとめ

今年も終わりですね。

というわけで毎年恒例、1年の振り返りをします。

 

まずは今年の目標達成状況から。

そもそも今年の目標は何だったかというと・・・

f:id:ikarugasan:20191230091307j:image

↑3つの目標を年明けに宣言していました。

では、順番にみていきます。

 

まず初めにブルベでSR取得

こちらはすべて記事に書いたとおり、無事達成しております。

今年こなしたブルベは下記の通り4回です。

・BRM309 中部200

・BRM413 中部300

・BRM622 岡谷600

・BRM714 あおばスーパー400麦草峠

SR取得を達成すると、SR認定メダルを申請することができますが、もちろん私も申請期間である11月上旬に申し込みをしておきました。

忘れた頃にメダルが届くと聞きましたが、現時点でまだ届いていません。

メダルが来るのはおそらく年明けになると思われます。

 

次の目標、雨沢峠18分切り

こちらも無事達成しております。

達成した時期はまさかの2月20日で、年始早々達成しています(^_^;)

この時期はちょうど強力な中華カーボンに乗り慣れてきた頃であるのと、山に超強い手組・斑鳩2号【改】が完成して山でブイブイ(?)言わせていた時期でした。

この時出したタイムは17:49で、まだ18分台だった18:06の頃から大幅の更新となりました。

ちなみに4月にも調子の良い日が続き、18:00や17:43といった個人的にかなり良いタイムをポンポン叩き出しておりました(^_^;)

そして同じ4月の中で現在のベストタイムでもある17:35も叩き出すことができました。

その後も何度かベストタイム更新を試みてTTしに行っているのですが、残念ながらタイム更新には至りませんでした。(頑張った結果かろうじて8月に18:00、10月に17:50、そしてこの前のクリスマスの日である12/25に18:04が出た程度でした)

 

最後は年間走行距離15000km走破の目標です。

こちらは9/15の時点で達成しております。(ちなみにこの日はツールド西美濃誘導員をやった日でした(笑))

9月の時点で達成していたならば、残りの3ヶ月はどうしていたんだ?と思われる方がいらっしゃるかと思います。

もちろんひたすら距離を稼ぐために走りまくっていました。

今年の目標として15000kmという数字を掲げてはいましたが、実は最初から15000kmなど目指していませんでした。

真の目標は、年間走行距離20000km

そしてこの途方もない距離を・・・昨日の12/29㈰に無事達成することかできました(*^^*)

というわけで、今年の総走行距離は20,085kmとなりました!(ストラバより)f:id:ikarugasan:20191230100305j:image

ちなみに各月の内訳はこんな感じです。(この日のために、毎月月末にこっそりと記録していました!(笑))

1月1806km
2月1446km
3月1602km
4月2377km
5月2106km
6月1611km
7月1345km
8月1923km
9月1567km
10月1005km
11月1582km
12月1728km

4月の2377kmが月間走行距離において過去最高記録となりました。 

こうなった理由としては、自転車通勤で毎日30〜50km近く稼ぎ、それに加えて週末の土日はひたすら走って毎週350km前後稼いでいたことが月間走行距離過去最高記録に至った理由だと思われます。

逆に10月が最も月間走行距離が低いですが、これの理由としてはただ単に激務で全く走る時間が無かったというのがその理由です(-_-;)

 

 

 

目標の振り返りは以上です。

お次はこの1年を通して色々振り返ります。

今年はブルベのSR取得、そして最大の目標であり最大の壁でもあった600km走破を目標に1月から頑張って走っていました。

3月からAR中部主催のブルベ・中部200に初めてエントリーしてブルベデビューを果たし、4月の中部300にも連続して参加、こちらも時間内完走を果たせました。

順当にいけば5月・6月に中部400・中部600を走ってSRが取得できる計画でしたが………実はある問題が発生していました。

それは家庭の複雑な事情による資金難です。

3月頃から色々訳あって、とにかくお金に余裕がありませんでした。

それは割とかなり深刻なレベルで、1ヶ月生活するだけで本当に精一杯という状況でした。(具体的には1ヶ月25000円〜30000円で生活していたといえば説得力があるでしょうか)

ライドに行く費用(補給食代)はおろか、チェーン・ワイヤー・タイヤといった消耗品を買う余裕すらもなく、ただでさえ安いブルベへのエントリー費用も払えない状況であったため、仕方なく5月・6月の中部400・中部600への参加は断念することにしました。

しかし、お金がないという理由だけで目標に掲げていた年間走行距離走破とSR取得という夢を諦めきれず、必死こいてもがき続けました。

ライドではとにかくお金がかからないようやりくりし(なるべくコスパの良い補給食をコンビニで買うようにし、コスパが悪いことの多いレストランへは絶対に行かない等)とにかく走ることだけはやめませんでした。(こういった理由により、一部グループライド(足助のお菓子屋さんとか、揖斐川町での抹茶菓子とか)では、空気の読めない行動をしてしまって申し訳ないと思ってます…(T_T))

そして6月にボーナスが出たこともあり、残す400km・600kmブルベへの参加の見通しがようやく立ってきたのです。

こうして参加を決めたのが、6/22 AJ静岡主催の岡谷600、7/14 VCR横浜主催のあおばスーパー400麦草だったのです。

エントリーも済まし、どちらのブルベも制限時間に余裕を残しつつ無事ゴール。

こうしてSR取得という最大の目標を達成することができたのでした。

 

SR取得を達成してからは、第2の目標であった年間走行距離15000km(20000km)に向けてただひたすら走る日々が始まるのですが、年明け当初ほどのモチベーションはもう既にありませんでした。(とはいっても上に書いた通り、毎月走る距離が減っていくことはなかったのですが…)

というのも、年始当初は600kmを最終的に走り切らなくてはならないという大きな目標があったおかげでモチベーションを維持して走れていたのですが、それを達成した後というのはこれといった目標がなくなってしまうんですよね。

目標の距離に達するまでただ走るだけというのは、あまりにもシンプルで面白みがありません。

そこで自分がライドで楽しいと感じていることを求めて走ることを考えるようにしました。(まあ普段からやってることですけど…)

距離を達成するために自転車に乗るのではなく、楽しむために自転車に乗っていますからね…本質を見失っては、趣味ではなくなってしまいます。

で、自分が普段楽しいと感じていることですが…やはり峠でのタイムアタックは欠かせません。

そして、行ったことのない土地を走って景色を楽しむのも、私の自転車趣味の中で大好きな事のひとつです。

SRを取得したことで超長距離を走る実力があるということが証明されたため(それが自信にもつながっていたため)、SR取得後は前者も時々楽しみつつ後者をメインにライドしていました。

数あるライドの中でも特に印象的だったのは、ブログの記事にも書いた常神半島や秋に3日間かけて長野県を走ったライドでしたね。

↓常神半島f:id:ikarugasan:20191230115610j:image常神半島はその美しい景色に心奪われましたので、奪われた心を取り返しにまた来年も必ず行こうと思います(笑)(現在同行者募集中です(*^^*))

八ヶ岳一周(長野秋之旅)f:id:ikarugasan:20191230120437j:imagef:id:ikarugasan:20191230120545j:imagef:id:ikarugasan:20191230120635j:image奇跡の3日間快晴により、自分史上最も幸せに過ごせた3日間になりました。(*^^*)(*^^*)

そして寒い冬を目前に控えた11月下旬まで来ると、さすがにもう走るモチベーションがほとんどなく、義務感だけで走りに行く…事をネタにして走ったり(笑)、誰かを積極的に誘って走りに行ったりともうとにかく頑張って走りました(^_^;)

こうしてなんとか20000kmを走り切ることができました。

 

 

 

こんな感じで1年の振り返り終了。

お次は年間走行距離20000kmを達成して感じたことを書いていきます。

ちなみに目標に掲げた当初は「20000kmを超えたらどんな世界が待っているんだろう。」と期待に胸と膨らませていました。

そんな考えを持っていたという前提で、読んでいただけると幸いです(^_^;)

 

・自転車以外で自分の好きな事をする時間がほとんど無い!

年間走行距離20000kmも走ろうとなると、休日や平日の空いた時間のほとんどを自転車に乗って走ることに使わないといけません。(私の場合)

私は自転車に乗って走れるだけでも楽しいといえば楽しいのですが…他にやりたいことができなくなるというのは、ちょっと辛いところがあります(-_-;) あ、そう考えると自転車に乗ってて楽しくない時もあったかもしれません(笑)

ちなみに平均すると月に1660km近く走らないといけなくなるため、万が一怪我や病気で走れなくなってしまっても大丈夫なように、走れるときに少しでも走ってマージンを稼いでおく必要があります。

そうしないと、走る環境にもよりますが…20000km達成は難しくなってくるかと思います。

私の場合、4月や5月に走れるチャンスが多くあったため、そこでマージンを稼いでおきました。

実際に私も病気や怪我で走れなかった時期があり、3月下旬には風邪で1週間乗れず、6月上旬に落車した際は怪我で1週間乗れなかったことがありました。

 

・お尻のデキモノができやすくなり、一度できるとなかなか治らず痛い…

走る距離・時間が多い分、お尻への負担は増えます。

それによって不定期にできるデキモノが乗るたびに痛みを伴うんですよね(^_^;)

乗れないレベルではないんですが(常神400の時も実はデキモノがあった状態で走り切っているという…)毎回痛いので悩みのタネになってます…。

 

・パーツの消耗が早く、頻繁なパーツ交換によってお金がかかる!

走る距離が増えれば当たり前のように早く消耗していき、取替頻度も上がります。

中華のチェーンは今年3回くらい替えたかな…

さらには変速頻度の関係でほとんど切れることのないフロントワイヤーがまさかの切れるという事件もあったし(^_^;)

 

……と、ここまで負のイメージしかありません(笑)

ももももちろん良いこともあったのですよっ(-_-;)

 

・頻繁に走ることにより、走りのレベルが落ちにくくなる!

乗ってないとみるみるうちに弱体化していき、峠とかも早く登れなくなるのですが、頻繁に乗るとやはり調子が落ちにくいと思いました。

 

ペダリングを練習する時間が増えるのでどんどん効率が良くなっていって強くなれる!

長い時間・長い距離ペダリングし続けるのでこうやった方が効率良いとか、そういったことに気づきやすく(閃きやすく)なります。

そのおかげで2月に雨沢峠で自己ベストタイム更新したというのもありました。

 

結論:乗れば乗るほどどんどん強くなれるので強くなるにはオススメだが好きな事する時間がだいぶ無くなるのでオススメはしない。なので、来年以降はもう絶対にやらないと思う以上。(笑)

 

 

 

というわけで、これにて今年の振り返りを終えます。

来年の目標はまたそのうち記事を更新しようと思います。

それでは、来年もよろしくお願いします。

みなさま、良いお年を〜!

 

 

〈年間走行距離 統計〉

2019年:20,085km

2018年:11,013km

2017年:7,570km

2016年:9,297km

2015年:9,198km

2014年:3,754km

(2014年〜2019年トータル:60,917km)

手組 斑鳩3rdホイール完成

3作目となる手組ホイールを製作しました。f:id:ikarugasan:20191217123101j:image

部品を注文し、完成したのは12/7㈯。

 

パーツの内訳はこんな感じです。

 

〈フロント〉

・リム KINLIN xr-300 20H

・ハブ NOVATEC A291SB-SL

・スポーク pillar PSR X-TRA 1420

ニップル DTアルミ(ターコイズブルー)

リムテープ ベロプラグ黃

・組み方 ヨンヨン組みイタリアン

・重量 619g

 

〈リア〉

・リム KINLIN xr-300 24H

・ハブ NOVATEC F482SB-SL

・スポーク pillar PSR X-TRA 1420

ニップル DTアルミ(ターコイズブルー) & DTブラス(ブラック)

リムテープ ベロプラグ黃

・組み方 ヨンロク組みイタリアン

・重量 812g

 

・前後総重量 1431g

 

基本的に初代手組ホイールの斑鳩1号をバラしてハブだけ流用し、スポークとリムを交換したのが今回の3rdホイールになります。(しかもそのリアハブは先日記事にしたシールドベアリングを打ち替えたヤツです)

そのため、斑鳩1号ホイールはもうこの世には存在しません。

1号をそのまま運用していても、超軽量高剛性の方向性で見ると2号の劣化にしかなりませんからね。

つまるところ、1号の魂を受け継いで、3rdホイールとして生まれ変わったわけです…!!

ちなみになぜ3号でなく3rdと呼んでいるかというと、「号」よりも英語表記の方がカッコいいと思ったただそれだけの理由です…(^_^;)

 

今回の3rdホイールのコンセプトとしては、「フルクラムレーシング3に代わるオールラウンドホイール」です。

今も主力として使っているレーシング3のホイールですが、2015年12月に新規購入してから、これまで何度も落車し、時にはスポークの間に足を挟んだりしており、さらには経年劣化ということもあって、実はいつスポークが折れてもおかしくない状態にあります。

ただでさえスポーク数の少ない完組ホイールでもあるため、出先でスポークが折れたりなんかしたら目も当てられません…。

予防保全で先にフルクラムのスポークを注文して交換しておくという方法もありますが、お金が少々かかるため、あまりやりたくありません。

それであれば、レーシング3相当の手組ホイールを製作し、パーツ交換が容易にできて出先で多少スポークが折れても対応できる手組ホイールへの移行をずっと前から考えていました。

そういった経緯を以て完成したのがこの3rdホイールです。

 

お次はこの3rdホイールの特徴を紹介します。

最大の特徴はこのリムにあります。f:id:ikarugasan:20191218065556j:image

キンリンのxr-300というリムを使っていますが、リムハイトが30mmもあって、リム単体重量が450gしかありません。

これは30mmハイトのアルミの中ではかなり軽量な部類といえます。

この30mmのセミディープ?リムを用いていつものように軽量な手組を製作すれば、レーシング3相当のホイールが出来上がると考えたわけです。

 

ちなみにリム選定の段階で、3rdホイールではナローリムにするかワイドリムにするかどちらにするか考えていた時期がありました。

実は以前からリンさんよりワイドリムの手組ホイールを借りていて、初ワイドリムをしばらく試乗していました。

そしてもし仮にワイドリムを選ぶとしたら、パックスサイクルさんにAR30Wというワイドながらリム重量460g、リムハイト31mmというなかなかの性能を誇るアルミリムがあり、購入するとしたらそれが候補かなぁということまで考えていました。

それらを踏まえたで、ナローリムにするかワイドかを考えていたのですが、、、結論としては、ワイドならワイドで安定して走れるからイイ感じだし、別にナローでも600kmを走りきった実績もあり、走れないこともないから正直どちらでも良い!という結論になりました(笑)

で、最終的にはワイドリムのAR30Wは前後で2万円もするけどナローリムのxr-300は前後で1万円だけで済むということもあり、その性能に魅力を感じていたというのもあったことから、ナローリムのxr-300を選んだのでした。け、決して値段を見て判断したわけじゃありませんからねっっ(汗)

 

そんな感じで設計が終わり、部品を発注。

スポーク長はいつものツールでホイホイして算出。

〈フロント〉

f:id:ikarugasan:20191218213747j:image

〈リア〉f:id:ikarugasan:20191218213801j:image

スポーク長は絶対に間違えてはいけないため、ハブの寸法値とか組み方とかが間違えて入力されていないか何度も何度も見直しました(^_^;)

こうして100%合っていることを確認できたら、以前pillarのスポークを買った際に利用したメカニコへ今回も同じように見積を依頼し、スポークを購入しました。

xr-300のリムはパックスサイクルで購入。1つ約5000円ってマジ安い。

ハブは流用なので特に購入はせず。

ニップルはオシャレのためにターコイズブルー以外のカラーを買ったのですが今回は使いませんでした(笑)

また次のいつになるか分からない4thホイール製作の時に使う…かもしれません。

ちなみにシルバーのブラスニップルが嫌だったので黒のブラスニップルを探してみたところ、意外にもDTで作っているのを発見したため、今回それを購入して使うことにしました。

 

部品が一通り揃ったら組み立てていきます。f:id:ikarugasan:20191217123116j:image

まずはリア側から組み立てます。f:id:ikarugasan:20191217123128j:image

仮組みは右落としor左落とし(今回はヨンロクなので右落とし)を行うのと、イタリアンでいうところの4本1セットができさえすれば、あとは同じことの連続なので楽です。(最初のこの2つがいつも久しぶりにやるので毎回戸惑う(笑))

ということで50分程度かけて仮組み終了。スポークテンションがかかってないやる気のない状態のホイールです。f:id:ikarugasan:20191217123137j:image

とりあえずスポークテンションを張るのはフロントが出来上がってからまとめてやるので一旦リアホイールは置いておきます。

そういうわけでお次はフロントです。

まずは既に組まれた1号をバラバラにします。f:id:ikarugasan:20191217123147j:image

スポークを抜いていると、DTチャンピオンのベンド部がやや錆びているのを発見しました。f:id:ikarugasan:20191217123154j:image大雨の中走った影響でしょうか…ヤバイです。

フロントホイールの仮組みを終え、振れ取り台にセットしてテンションを上げつつ振れを取っていきます。

センターゲージでセンター出しも行ったら完成。

あとは最後にニップルホールを塞ぐためのベロプラグ黄をはめるだけなのですが………

まさかの穴に全然入りません(-_-;)

前の手組に使っていたxr-200とxr-300では穴の大きさが違うのか!?納得し難いですが、事実全くと言っていいほど入りません。

仕方がないので、ベロプラグの穴にハマる部分をヤスリで削って入りやすく加工します。f:id:ikarugasan:20191217123202j:imageそれをフロント20個・リア24個の計44個分行う作業…大いに時間と体力を持ってかれましたorz

削ったことでホントにギリギリでようやく穴にハマるようになり、全てのベロプラグをはめてタイヤも取り付けたらようやく手組ホイール製作完了です。

 

何回か走ってみた感想です。f:id:ikarugasan:20191217123213j:imagef:id:ikarugasan:20191217123221j:image

このホイール、かなりイイです!!

下りの加速感はレーシング3と同じくらいの良さで、平坦巡航もリムハイト30mmのおかげでローハイトの2nd(2号)ホイールと比べて速いし楽です。

ヒルクライムも単純にレーシング3よりも軽いので軽快、剛性もバッチリあるのでかなり登れます。

ただ、乗り心地はレーシング3の方がいいです。

衝撃をイナして快適に乗れるレーシング3と比べて、この3rdホイールはガチガチなので衝撃が結構ストレートにきます。(これは2ndホイールも同じ)

あと、リムが細すぎるため、若干安定性が無い…気がします(-_-;)

私が持っているレーシング3はワイド化される前のナローだった頃のものですが、そのリムよりも今回のxr-300のリムは細いです。

なので、グルービング工法で作られた道(路面に縦溝が掘られたヤツのこと)とかだと、ちょっと危ないです。

細すぎることと衝撃吸収する気がないことを除けば、かなり使えるオールラウンドホイールだと思いました!

最終的には、コンセプトだったレーシング3の性能にかなり近づけることができたと思います!

3rdホイールはブルベや普段のロングライドでもメインで使っていく予定なので、今後のさらなる活躍が楽しみです!

 

ちなみにちょっとガッカリした点としては、リム購入前にxr-300の画像検索をして、こういうステッカーが付いてくるんだなーとずっと思い込んでいたのですが、リムが家に届いていざ蓋を開けてみるとまさかの無地(ステッカー無し)でした(-_-;)

なので、ステッカーを自作して貼っております。f:id:ikarugasan:20191219071349j:image

自作といってもホームセンターで売っていた蛍光反射ステッカー(青)を切り取って貼っただけのものです。

デザインは流体的なものとか色々考えたのですが…切り取りするだけならシンプルなデザインの方が失敗せずカッコよく作れるということで簡単な三角形にしました。(あと、尖ったものなら大体カッコいいという雑な理由だったりそうじゃなかったり(笑))

それを120°に1箇所ずつ配置して計3つ貼り付け。

三角形は山の形とも矢印の形とも取れるので、ますます山好きがアピールできそうです(笑)

そして改めて思いましたが、3箇所配置のステッカーってバランスが良くて何よりカッコいいですね…!

とりあえずこれで運用していき、気に入らなかったら適当に剥がしたりしとこうかな〜的な感じで考えています。

 

 

おしまい!