5/1㈬〜5/2㈭は2日間かけて往復自走で御嶽山を一周し、自己最長距離となる384kmを走ってきました!
コースはこんな感じ。
御嶽山一周と言っても走れる道は限られているため、ルート的にはR363〜中津川〜下呂〜高山〜R361(開田高原)〜木曽〜中津川〜R363で走りました。
R363はいつもおなじみ山岳コースなので行きと帰りにはどうしても外せませんでした(どんな理由だよ)
今回の装備紹介。
懐かしのRIDE4000です!!
色々と整備し直し、旅車化しています。
フロント周りはいつものボルト1600&400の2灯体制。
サドルバックは超長距離を走る時しか使わないトピークのバックローダー6L。
サドルバッグスタビライザーも取り付けたのですが、なんとファブリックのサドルレールと相性が悪く、両立ができませんでした。
そのため、ベルクロで無理やり固定して両立させています(^_^;)(写真では真っ黒過ぎてよく分からなくなってます)
今回スタートする直前まで雨が降っていたこともあり、跳ね水でケツが濡れるのを防ぐためにゼファールの泥除けも付けてきています。
活躍するのはおそらく最初だけであり、ある程度時間が経てば路面は乾きはじめ、最終的には完全にお荷物となる予定です。。。
サドルバッグの中身としては輪行袋、替えの靴下、ハンドタオル、アイウェアのレンズを入れてきてます。なぜ替えの靴下なのかというとどれくらい路面がウェットなのか分からず、仮に靴がベタベタとなって浸水してしまったとしても替えの靴下さえあれば1回分は復活できるからです。
ツールボトルの上に取り付けたトップチューブバックはモバイルバッテリー入れ。ここから線を伸ばし、ガーミンを充電しながら走ることが可能です。
ホイールの方は斑鳩1号。まさにこういう山岳系超長距離ライドのために組んだホイールなので、相性ぴったり……だと信じたい(笑)
タイヤはIRCのJETTY PLUS。超安いエントリーモデルです(^_^;) 重量は約260gで、トレーニング用などでよく使われ、かなり厚みがあります。耐パンク性能は高そう。
特段このタイヤにしたかったとかいう訳ではありませんが、強いて言えばお金が無かったので仕方なくコレにした…なんて言っても信じてもらえるのかなー(-_-;)
ウェア関係では、上は15℃対応の春や秋に適した長袖ジャージ+暖かいアームウォーマー。
下は10℃対応のジャージ1枚。
当たり前ですがウィンドブレーカーを持参し、グローブはすべて覆われたタイプ・・・ではなく指切りグローブ1択にしました(^_^;)
事前の装備紹介は以上。
さっそくレポートに入ります。
スタートは5/1の夕方18:00。(正確には18:04)
去年の秋頃、夕方スタートからの夜間ぶっ続けで走り、そのまま翌日も日中走り続けるライドを初めて行ったのですが、その際ひたすら走り続けられそうな手応えをなんとなく感じていたため、今回も400km近く走るつもりだったがために夕方スタート方式を導入してみました。
↓参考記事
日が暮れ始める中を走り出しますが、普段超軽量バイクに乗り慣れているせいか、いきなり物凄い重量感を感じます(;´Д`)
しかし重量があるおかげか、下りなどでの慣性はかなり効いてる感じがします。
重量が重いことによる走り出しのもっさり感も、斑鳩1号の軽い外周部によって相殺されてる・・・ような気がしないでもない(笑)
そんなことを考えつつ走っていると道の駅瀬戸しなのを通過です。(18:57)
写真を見てもわかる通り、路面はウェットな状態になってます。
幸いにも予報通り雨は降ってませんでした。事前に雨雲レーダーでこれ以降雨が降ることはないということは確認していたので特に心配もしてません。
さらば!名古屋!
ちょっと走って雨沢峠がスタート。
ブルベペース(心拍70%付近を維持)で特に苦労することもなく普通にヒルクライム。
32tがあると登りで心拍を抑えることができるため、かな〜り便利です。
県境は気温13℃。ここだけ下りになっているし、ちょっと寒いと感じられそうに思えますが、実際はそんなことはなく物凄い湿度と封印された放射冷却によってかなり暖かかったです(^_^;)
19:34、雨沢峠ゴール。写真ではゴール地点が火事になってるように見える…
そのままアップダウンを走りますが、瑞浪の陶町付近(狛犬ファミマを超えて少し行ったところ)ではスゴい濃霧で視界不良に(;´Д`)
空気中の水蒸気の量もハンパないせいか、ライトやサイコンが走っているだけで物凄い水滴が付いていき、すぐにベタベタとなってしまいます。(あと全然関係ないけどカエルのゲロゲロ声もハンパなかった)
ライトは防水なものの、今まで雨などの水に濡らしまくって何度も壊した例があるので、水滴が付いたらすぐに息で吹き飛ばし、故障しないよう可能な限り気を遣って走りました。(雨の中走る際は確実に濡れてしまうのでビニールで覆って運用する方法を普段は取っています。壊した例ではそれすらやっていなかった頃の事例になります)
濃霧がひどいのは森の中を走るここらへんだけであり、多少景色が開ける山岡まで行けば少しは良くなるかなーと考えていたら予想が的中し、見事に視界が晴れてくれました。
そんなこんなで家からちょうど50km地点となるファミリーマート恵那やまおか店に到着。(20:40)
バイクはベタベタです。シューズは意外にもベタベタにならず、浸水もしませんでした。
天気もこのあたりから晴れ始めているのでおそらくこれ以降もシューズが浸水する心配はないでしょう。
しっかり補給して背中に忍ばせておく補給食も買ったら出発。
途中の気温表示は14℃。暖かい。有り難い。
21:12、岩村の夜の城下町を通過。
見られたら動けなくなるゾンビが出てきたりはしないのでご安心を。オカリナを吹く必要もない(何の話)
初めてこんな時間に城下町を走りましたが人はいないし静かなもんですね〜…。
そのまま先へと進み、根の上高原へと続く登りが始まります。
ひたすら直線の坂を登ります。
当たり前ですがあたりは真っ暗闇で車も通らない。
聞こえるのはカエルや小動物の鳴き声、そして自分が走らせている自転車から発せられる音のみ。
色々考えてると疲れてくるのでなるべく考えないようにしようってことを考えていると根の上高原の登りが終了。(22:06)相変わらずゴール地点は外灯で火事になってるように見えてしまう(^_^;)
道幅を広げる工事をずっとしてるみたいですね。通れはするのでそのまま通過し、危険な深夜の激坂ダウンヒルタイムに突入します。
深夜のダウンヒルでは、いつも以上にゆっくりと下ります。
理由としては暗くて先が見えないというのももちろんあるのですが、一番の理由は小動物との衝突防止です。
深夜の山では、過去の経験からすると割と高い頻度で小動物と出くわしており、突然の飛び出しにも対応できるよう、いつも山を下る際は速度をかなり落として下ってます。それこそ、いつ飛び出してきても対応できるくらいの速度域で。
とりあえず今回は誰とも遭遇することなく無事ダウンヒルを終えることができました。ヨカッタ〜(^_^;)
R363を下りきったら中津川の市街地に突入します。
市街地を走り、R257まで出たらあとは高山までほぼ直進するのみです。実にわかりやすいですなあ。
しかし、途中の青看板で高山まであと75kmという表示を目にし、強烈な精神的ダメージを負ってしまうのでした(;´Д`)
去年の秋に立ち寄った道の駅 花街道付知を途中で通過!(23:44)
ここからずーっと、ただひたすら国道を走り続けるのみです。
下呂の辺りまで来ると、左手に夜景っぽいのが見えました。
おっ!ここは・・・観光写真とかでよく見かける温泉街の写真の場所!!(1:37)
せっかくなので記念に撮っていきます^_^b
その後も一定ペースで走り続ける。
トンネルが結構な頻度で出てきましたが、車が全く通らないためストレスはほとんど感じませんでした。
一応14℃はある。走ってる間は寒くも暑くもないので大丈夫。
しかし、コンビニなどで止まったあとの走り出しは有り得ないほど寒い。
毎回「さ゛む゛い゛〜゛!゛!゛」と悲鳴を上げ、全力で体を震わせながら走り出している。
そのたびに、この季節にやるんじゃなかった…とか、まだ時期が少し早かった…とか後悔していました。
しかし、ここまで来たら先へ向かって走るしかないため、最初だけの辛抱だと自分の体に言い聞かせて気合で走ります(^o^;)
下呂を過ぎて暗闇の中走り続ける。
ここまででだいたい150kmくらい走り、そろそろ眠気も出始めたため、イートインスペースで補給を終えたらそのまま座った状態で仮眠することにしました。
寝よう!って思うのではなく、眠気に身を任せて自然体になるとすんなり眠りにつくことができました。(これも仮眠の練習ですb)
昔から私は眠ってから指定した時間で起きるのは得意で、今回も目覚まし時計無しでだいたい狙った時間で起きることができました。
そんな感じで20分ほど仮眠したら起きて行動を再開します。
仮眠から起床後ほんの数十分くらい?の間は頭がスッキリしました。これが仮眠効果なんでしょうか。
外に出て準備を済ませたら走行を再開。
相変わらず寒さがヤバいため、悲鳴を上げつつ全力で体を震わせる。辛いよ…(;_;)
しばらく走って発熱することで落ち着きを取り戻す。
しかし、最初のR363を走っていた時のような暖かさはもう無く、空も晴れているせいか放射冷却が効いて全然暖かいとは感じません。
寒い!というわけではないけど、少し肌寒いような感覚がずっと続いてました。
寒さに耐えて走っていると、だんだん空が明るくなってきました。(4:20)
そしてもともと仮眠をする予定だった場所、ローソン高山久々野店に到着。(5:09)
イートインスペースにはほかのお客さんがいたので、仮眠はせず補給を済ますだけにした。というか、眠気はあるもののさっき仮眠しているしここでも再び仮眠する必要は無いかな、という思いもあった。
ここのコンビニを出たらいよいよR361を通って木曽に向けて走る道となります。
そして木曽福島に着くまでの約70kmもの間、一切コンビニが無いためしっかりと補給し、補給食を買っていきました。
ということで、後編へ続く・・・・・